【艦これ】究極!!変態提督!

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2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:16:56.99 ID:0sF/SN+T0


ある日の鎮守府執務室



男「最近は陸もまた、物騒になってきたもんだねぇ。」



男が目を通すは新聞紙。



叢雲「深海連中が出てきてこの方、物流も死んだもどうぜんだから。」



食料の多くが輸入に頼る日本は海上物流が死ねば後はお定まりのヒャッハーの世界。

一時期は本当に治安が悪化したのだが本来は海上戦力である艦娘を陸上戦力として

限定的に使用する事で暴動等を鎮圧した。



男「組織的物資強奪って。」



新聞の1面記事を見ながらぽつり。



叢雲「最近、農協や漁協の倉庫を襲うのが増えてきているみたい。」

男「食料強奪か。」

大淀「はい。ですが、その件につきましては司令部は人間の仕業にあらずとお考えのようです。」

男「人外とな?」

大淀「えぇ、襲われた倉庫に残された痕跡から深海棲艦達による襲撃と断定しました。」



これは良くない、日本人という民族にとって米はソウルフード。

パンが主食という日本人も増えてはいるが

日本食という食を代表するのは紛れも無く米である。

それを奪うと言うのは宣戦布告に等しい(戦争中ではあるが)。

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:19:24.86 ID:0sF/SN+T0


男「米等を深海棲艦達が奪っていっていると。」

大淀「はい。兵站を直接狙ってくるとは連中も侮れないですね。」

大淀「それで各地の鎮守府へ敵補給部隊。

   つまり強奪した物資の奪還と各地の食料倉庫の警護任務が司令部より正式な作戦として発令されました。」

男「あっ、これが発令書ですね。」

大淀「ですね。」



『 敵に強奪された食料を奪還せよ! 

  敵が米、梅干、海苔、お茶を奪って行った。

  各鎮守府は敵補給部隊を殲滅し奪われた物資を取り戻せ! 』



男「取られた物資って、連中はお寿司とかお握りとかでも作るつもりなのかな。」

叢雲「ほんとね。」

大淀「その目的は不明ですが食料を直接狙う狡猾さは見逃せません。」

大淀「ですので、まずは警備を厳重にと思いまして。」



大淀が一枚の地図を見せる。



大淀「こちらの食料庫が次に襲われると考えています。」

提督(なんで襲撃が分かるんだろう?)

叢雲(どうして襲撃が分かるのかしら?)

大淀「黒幕だからです。」

提督 !

叢雲 !

大淀「言ってみたかっただけです。」キリッ

大淀「過去の襲撃ポイントとその行動パターンからの予測に過ぎません。」

大淀「ですが、それなりの精度を持っているとの自信もあります。」



自信ありげに眼鏡をクイッと上に上げる大淀。

知的キャラがやる事により知的、そしてやや悪役っぽく見えるあれである。



男(流石大淀さん。出来る眼鏡キャラ筆頭!)

大淀「警備の人員は如何しましょうか?」

男「そうだね。

  戦艦の娘に正規空母の娘が1の駆逐艦娘4のオーソドックスな感じでどうだろうか?」

大淀「硬柔双方に対応できるような形での派遣ですね。」

大淀「提督、流石です。」

男「ありがとうございます。」

叢雲「人選はどうするの?」

男「余所への応援の予定が入っていない娘は誰かな?」

大淀「そうですね。」

大淀がリストを出し、提督とその秘書の叢雲とで人選が打ち合わされていくのだった。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:20:39.70 ID:0sF/SN+T0


そして迎える派遣当日。



金剛「テイトクー!頑張ってくるデース!」

男「一応目的地までは送るから。」

初風「提督、まっ、私達に任せておいてよ。しっかり撃退してくるわ。」

天津風「第16駆逐隊の皆で出撃って久しぶりね。」

天津風「ふふ。いい風。大丈夫よ、あなた。」

雪風「しれぇ!雪風、防衛頑張ります!」

時津風「しれー、第16駆逐隊の出番だね!」

加賀「米の取れ高を表す単位と言えば石。」

加賀「百万石の誇りにかけ食料強奪した不埒な輩。

   退治してみせましょう。正規空母加賀!」

男「頼もしいな。」

加賀「赤城さんは海上での食料回収に頑張られているそうなので陸の防衛は私が頑張ります。」

男「お願いします。」

5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:22:57.67 ID:0sF/SN+T0


金剛「敵の目星はついているデス?」

男「深海棲艦って事くらいみたい。人数とかの規模が不明なんだ。」

男「場合によっては海の上も追っかけて行かないと行けないから機動性重視なんだよ。」

金剛「さっすがテイトクデース。」

男「じゃぁ、送るから皆、車に乗ってねー。」



そして、数日分の着替え等の荷物を積み込み一行は目的地へと着いた。



男「万一の際は撤退して応援を呼ぶこと。」

男「いいかな?」

金剛「了解デース!」



警備先  海辺にある農協



男「こんにちはー、警備に参りました海軍の者ですー。」

モブ1「あっ、お疲れ様です。お話は伺っています。」

モブ1「こちらの宿泊施設をお使い下さい。」



そして案内される宿泊施設。



男「じゃぁ、部屋割りはこんな感じで。」



部屋101 金剛 加賀

部屋201 初風 時津風

部屋301 天津風 雪風

6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:23:34.29 ID:0sF/SN+T0


金剛「了解デース!」

男「ちょくちょく様子を見に来るから頑張ってね。」

金剛 ンー  ギュー (メキメキメキ)

提督 ア゛ア゛ア゛ァァァ



提督にハグ(?)をして提督分を補給し戦意高揚状態になる金剛。



加賀 ん   リョウテヒロゲー

提督 ?

加賀「流石に気分が落ち込みます。」ショボーン



察しの悪い提督が加賀にハグをしない事に気分が落ち込む加賀。



雪風「しれぇ!頑張ります!」

男「頑張ってな、でも、危なくなったら逃げてもいいからな。」ナデナデ

時津風「雪風だけずるぃ〜。わたしもぉ〜。」



グイグイと頭を押し付けてくる時津風の頭を同じく撫でる。



天津風「………。」

初風「………。」



素直になれる娘と素直になれない娘とで差が付いている。

そう!格差社会なのだ!



男「じゃ、また来るから警備任務よろしくね!」



提督はそういい残し去っていった。


7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:24:56.41 ID:0sF/SN+T0


警備1日目、2日目、3日目と特に異常は無かった。



鎮守府



陽炎「あっ、司令!初風達の所いくのかな?」

男「おう、今から差し入れ持っていく所だぞ。」

陽炎「これ、渡しておいて貰える?」



つ トートバッグ 2個



提督「なにこれ?」

陽炎「昨日、初風から連絡貰ってね。」

陽炎「ちょっと出向が長くなりそうだから着替えの追加をってね。」

陽炎「こっちが初風、時津風のでこっちが天津風、雪風のね。」



実際、敵が来るであろう事は予測されているものの、

今だその影は見えず、長期戦の様相を呈してきていた。



陽炎「向うの宿泊施設にランドリーはあるみたいだけど……。」



そう、そこは女の子。

例え洗濯施設があると言えど自宅と出先では使える洗剤等の種類が違うのだ。

使う洗剤、柔軟剤が違えば仕上がりが変わる。

身に着けるもの、それもデリケートな場所に身に着けるものともなれば。



陽炎「普段の調子を発揮する為にも重要よね。」

陽炎「じゃぁ、司令、確かに渡したから!」



つまり手渡されたトートバッグの中身はそういう事なのである。

中身に提督が思いを馳せていると続いて比叡がやって来た。


8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:26:07.71 ID:0sF/SN+T0


比叡「司令!金剛姉さまから連絡が有りましたのでこれをお願いします!」

男「えっと、これもやっぱりその?」

比叡「はい!姉さまの着替えが入っています!」ドヤァ

比叡「司令!泥棒とかしちゃ駄目ですから!」

男「しないよ!」

比叡「む!姉さまの下着に盗む程の魅力がないと言いますか!」

比叡「なんて失礼な!」

男「違うよ!」

比叡「やっぱり盗むつもりですね!」

男「盗まないから!というか盗んで欲しいの!?どっちなのよ!?」

比叡「盗むのは駄目です!」 手で大きく×印

男「はい。」

鳳翔「提督。あの、加賀さんのこれも持って行っていただいていいでしょうか?」

男「勿論大丈夫です!」



比叡と鳳翔さんから着替えが入ったバッグを受取った後、廊下を歩いて車まで向う提督。


9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:27:25.42 ID:0sF/SN+T0


叢雲「あっ、あんた此処に居たの?」

叢雲「金剛達の所に顔を出すついででこれも買ってきてもらって良いかしら?」

叢雲「出入りの業者に頼んでもいいのだけど量が少ないから却って高くつくのよ。」



叢雲から渡されるのはお買い物メモ。



男「了解。」

叢雲「荷物持とうか?」

男「んー、まぁ、大丈夫だよ。」

叢雲「遠慮はいいわよ。」



そして、叢雲に荷物を半分もってもらい仲良く廊下を歩く。



長門「ん?あっ、提督。ここに居たか。」

男「おっ、長門どうした?」

長門「すまないが、街へ出るなら私からの買い物を頼まれてくれないか?」

男「ん?何を買うんだ?」

長門「艤装の整備に使いたいのだが、潤滑油の在庫を明石が丁度切らしているみたいでな。」

長門「このグレードの物であれば大丈夫だから、すまないが頼まれてくれないだろうか?」

男「了解。これでいいんだな。」

男「じゃぁ、皆、行って来ます!」



そして提督は鎮守府の非番の娘達に見送られ車を出発させた。



10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:28:50.00 ID:0sF/SN+T0


どこかのホムセン



男「えーっと、作業用品売り場はっと………。」

男「あった、あった。えーっとロープの30m巻きを1つ。」

買い物メモを見ながらカートに頼まれた物を入れていく提督。

男「作業用手袋?」

男「革手袋でいいのかな?」



\ 試着できます! /



男「ほう。」



ギュッ ギュッ



男「いいねぇ。」

男「このフイット感。そして指先に付いている滑り止めのゴム。」

男「いいねぇ。コンドームの大手、岡本ゴム、さすが良い仕事だ。」



ギュッ



男「これにしよう。」



そして、長門に頼まれた潤滑油も迷わず購入。



男「粘度が結構高め、なんだね。」

男「あっ、呉6-66も買っておかないと。夕張さんが無いって言ってたわ。」



尚も買い物は続く。

11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:30:00.86 ID:0sF/SN+T0


男「えーっと、蝋燭?何に使うんだろこれ?まっいいや。」

男「後はチャッカマンも買わないと。」

男「鳳翔さんが引き金が固くなったって言っていたなぁ……。」

男「結構前から固くなってたんだけどねぇ。」

男「子どものイタズラ防止で固くなったんだよね。あれ。」

男「その所為で力の無いお年寄りが使いにくくなったって……。」

男「あれ?鳳翔さん?」



気付いてはいけない事に気づきそうになるも提督は全力で回避した。



男「よし、買い物も済んだし向うとするか!」



12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:32:25.56 ID:0sF/SN+T0


警備先の農協の更に近くの宿泊施設



男「こんにちはー。」

従業員「あっ、宿泊客の金剛様達は出られていますよ。」

男「あっ、そうですか。そのどういった用事かは聞かれていらっしゃいます?」

従業員「沖に敵影が見えたとかだそうです。」

男「いよいよ敵がやって来たのか。」ゴクリ



といっても提督に出来る事は祈るくらいしか無いのが現実。



男「あの、それはそうと、彼女達の着替えを持ってきているので預けたいのですが。」

男「それと、彼女達が帰ってくるのをこちらで待っても宜しいですか?」

従業員「お待ちいただくのは構いませんよ。それとその着替えは海軍の装備の類でしょうか?」

男(着替え……、装備と言えば装備になるのかな?制服だし。)

男「えーっとそうなりますね。」

従業員「でしたら申し訳ないのですが、

    私達がそれを触るのは機密の取り扱い上不味いと判断いたしますので……。」



早い話、触りたくないという奴である。

まぁ、軍関連の物に触ってスパイ容疑等のあらぬ疑いを掛けられたくないという事なのだろう。

昔、艦娘の制服類のクリーニングバイトをした時も妙に経歴等の調査が厳しかったのを思い出す。

13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:34:23.96 ID:0sF/SN+T0


従業員「部屋の鍵はお渡ししますので申訳無いのですが。」

男「分かりました、こちらで後はやりますね。」



そして、提督は各部屋へ頼まれた荷物を置いてゆく。



男「敵かぁ、皆大丈夫だよね。」

男「……、そういえば補給とか入渠とか結局、

  鎮守府施設でやるわけだから私が来る必要性はなかったのではなかろうか?」



今更である。



男「まぁ、いいさ。」

男「えーっとまずは部屋101か。」



がちゃ。



男「あっ、すっごい女性の香り。」



ふんす、ふんす。



男「いや、そういう趣味がある訳じゃないけど。すっごいやばい。」ファー



金剛と加賀。

大人の女性二人の部屋はむせ返るほどの、そう、例えようのない。

良い香り。

薔薇や麝香、伽羅。ディオール、シャネルにクロエ。

伝統ある香りや、高級フレグランス達が束になっても敵わない。

『 なんか良い香り 』という奴である。



男「あっ、これいつまでも居たくなる奴だ。」



提督のゴーストが告げる。

この香りは危険である! と。

だからこそ、戦術的撤退である!


14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:35:37.06 ID:0sF/SN+T0


男「あれは色々危険だな。」



そして、提督は初風達の部屋へと入る。



男「………。」

男「時津風は脱いだ服を畳めよ……。」



しっかり者の初風がついていながらとも思ったが時津風の性格を考えると。



男「初風も苦労しているんだろうなぁ。」

男「それに急な出撃だったんだろうな。」



好意的解釈をし、やれやれと溜息をつきながらも制服を手馴れた手で畳む提督。

もちろんストッキングも、で、ある!



男「提督会議で時津風と居ると娘、

  或いは孫の相手をしている気分になるって言っていた提督が多かったなぁ。」

男「幼女み、わりと分かる。」

男「後、欲情していた奴はチェックいれて海警に監視対象として連絡したっけ……。」

男「どうなのさ、日向―って奴だな。うん。」



まるでお母さんが子どもの服を畳むかのように時津風の脱いだ制服をきちんと畳む提督。



男「さてと、後は天津風と雪風かな。」


15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:36:25.85 ID:0sF/SN+T0


優等生コンビ。

そう、取り立てて欠点のない優等生達。

しかしてその中身はぶったまげの武闘派。

長女、次女、三女。

その三人達より華々しい戦歴、その驚異的な生存能力は妹の磯風乗員をして。

『 何か我々とは違うものが見えているに違いない 』

とまで言われた異能生命体雪風。

人は彼女を生還者(リターナー)と呼ぶ。



男「こちらは二人とも脱いだ後はきちんと片付けているみたいね。」



そうである、普通は脱いだ服は旅行中等であれば鞄に直すものである。

天津風の性格も出ているのだろう部屋はきちんと整理整頓されていた。


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:38:49.90 ID:0sF/SN+T0


天津風も雪風程ではないものの不知火と同じように艦首切断危機も乗り越え。

そして綾波、夕立の活躍が語られる事の多いソロモン海戦で

実は敵駆逐艦を沈めたりとちゃっかりと戦功をあげていたりするかなり武闘派なのだ。

島風のプロトタイプな事もあり通気性のいい制服を着ているだけで

彼女が決して痴女なわけではない事は声を大にして言いたい。

服装がちょっと際どいのは認める、しかし、それは仕方のない事。

全艦娘の中で数少ない、提督を『 あなた 』呼びしてくれる艦娘が痴女わけないのだ。

寧ろ、計算しつくされたその呼び方は男を駄目に、骨抜きにする。

実に計算高い女性。武闘派として知られるその実力を隠し、男を虜にする。

それはさながら昔話に出てくる美女に化け男を誘惑し巣に引きずりこみ命を奪う。

大妖怪『 絡蜘蛛 』である。

一度その魅力に嵌った男は二度と抜け出す事は出来ない、正しく蜘蛛の女王なのだ。

17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/20(水) 00:39:51.52 ID:0sF/SN+T0


男「流石は優等生。部屋の使い方も綺麗だなぁ。」

男「結婚したら良妻になるのは間違いないね。提督、太鼓判を押しちゃうよ?」

男「それに比べて……、時津風はもう少し頑張ろうと言っておくか。」

男「にしても、この部屋は眺望がいいね。」



雪風達の部屋の窓からは海が見える。

ガチャリ

窓を開けたときに提督は気付いてしまった。

そう!

奴らに気づいてしまったのだ!

18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 00:41:38.63 ID:BnVqHQCA0
バスクリン買えよ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 00:43:32.05 ID:0sF/SN+T0
今日の更新はここまで、続きは次回
前作にてリク頂いていた利根ですが1は履いていない派、なので、申訳ありませんがアウト扱いです
男さんが被るおパンツ様は前作でリクいただいていた分を被っていただきます
成敗する敵?もリクいただいたら使わせていただくかもしれません(今回の雪風以外はノープラン)
では、次回も宜しければお付き合いいただきますと幸いです
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 02:08:06.19 ID:koAv1jPtO
前作ってどのスレよ
酉もねえから探そうにも探せんわ
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/20(水) 02:53:06.38 ID:Qvqp1TaC0
前作 【艦これ】 提督は変態
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527176882/
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:27:46.22 ID:QP+5nocF0
1です更新に来ました

>>18
書き忘れていました、ドラッグストアに買いにいってきます
>>20
申訳ありません、前作を読んでいただいていなくても問題はありません
貼り忘れについては1の落ち度です、御迷惑をお掛けしました
>>21
貼っていただきありがとうございます、お手数お掛けしました
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:28:51.22 ID:QP+5nocF0


男「あれは!リ級!?」

男「それに防空棲姫まで!くそっ、人型の深海棲艦達がなぜ!」



提督は気づく、敵の陽動作戦で金剛達が誘き出されてしまった事を。



男「くっ、敵の方が一枚上手という事か。」



提督が窓から敵を伺っているが敵はそれに気付かず農協の保管倉庫へと侵入していった。

深海棲艦に生身の人間が勝てる訳がない。

ましてや相手は姫級。

さらに、硬いことに定評のある防空棲姫なのである。



男「くそ!何とかしなければ!」



提督は敵を倒す為に考える!

24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:30:06.16 ID:QP+5nocF0


妄想パターン1



男「深海棲艦どもめ!悪事はそこまでだ!」

リ級「あぁん?」



右ストレート

ぐちゃぁ ←トマトを握りつぶすイメージ



男「」チーン




男「あれ?私、即死じゃない?」

男「いっ、いや、そんな事は無いはず!」




妄想パターン2



男「悪が栄えた試しなし!防空棲姫!覚悟!」

防空「ふぅーん、そうなの?へーぇ、そうなのぉ。」



ダダダダダダ ←機銃掃射されました



男「」チーン




男「あれ?やっぱり私、死んでない?」

男「いや、何か勝ち筋が見える戦い方があるはず……。」



脳内シュミレートを幾通りも繰り返すが、その結果は。

即死っ!である!



男「死亡確認!」

男「って遊んでる場合じゃなかった。」



何か戦う手立てはないかと一生懸命に頭脳を回転させる。

そして、提督は一つの答えに辿りつく!

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:31:22.04 ID:QP+5nocF0


男「いや、それはまずいだろ。」

男「第一、天津風のを仮に拝借したとしても紐。紐だよ!?」

男「もうね?いやね?顔がね?」

男「そうなるとあれだよ?」

男「皆が帰ってきたときに遭遇するとだよ?」




脳内想像

加賀「提督がそんな趣味だったなんて。最低です。」ジト目

金剛「Oh、流石にこれは愛せないデース。」ドン引キ

初風「死ね。」チョッキュウ160kmストレート

天津風「あっ、あたしの、下着……。」ブワッ

時津風「うわぁー、うわぁー。」ドン引キ

雪風「しれぇが天津風さんの!天津風さんの……。しれぇ!?」メダパニ

あきつ丸「話は塀の向うで聞くであります。」

元帥「どうだった?」キョウミシンシン

脳内想像終了




男「人生終了だわ。」



と、なると選択肢は自然に一つとなるわけであり。



男「雪風のをお借りするわけだよ?」



何も好き好んで被ると言うわけでは無く。

全ては正義の為。

だがしかし!その被るおパンツ様は雪風のである!

26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:32:13.87 ID:QP+5nocF0


男「アウト。」



常識的に考えておパンツ様を顔に被る。

その行為は変態以外の何者でもないのは当然である。

そのおパンツ様も前回は榛名という女性として魅力溢れる大人代表の1人であるからこそ。

ぎりぎりアウトでセーフだったのだ。

これが、

これが、幼児体系にして見た目も幼児の雪風のおパンツ様。

しかも、天津風のおパンツ様では顔が隠れないため選択肢を潰された上での一択。

だからこそ!



男「アウト。」



しかし、敵はすぐそこに迫っている!

男に迷う時間的猶予はないのである!

意を決し、男はトートバッグの中から雪風のおパンツ様を取り出した!

27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:33:25.13 ID:QP+5nocF0



\ あの、雪風になにか御用でしょうか? /



ゼカキユと後ろ側、つまりはお尻側に大書されたおパンツ様。



男「いや、いや、これはアウトだわ。」



男は改めて幼女のおパンツ様を被るという行為を否定する!

だが!敵は目前に迫っているのだ!



\ なんでしょう、司令官? /



男「いや、しかし。」



おパンツ様は提督の行為を見透かすかのように語りかける!

提督のおパンツ様を持つ手はぷるぷると震えるが……。

着実に顔へと近づいていく!



\ 絶対!大丈夫!/



男の手は提督として、いや人としての尊厳を捨てるか

人類の危機に立ち向かう為にそんな物は不要と断ずる二つの意思の間で戦っていた。

その為、以前にもまして手はプルプルしている!

だが、結局は人類の危機に立ち向かう事が重要との結論になるのである!



男「いやっ、駄目だ!」



しかし!言葉とは裏腹に手は顔へ!

ズボッ



男「あっ、被っちゃった。」ムホッ

男「…………。」スハースハー

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:34:03.37 ID:QP+5nocF0


3分経過




→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
0E                                  100E

※Eとはエクスタシーの単位




男「Foooooooooooooooooooooooo  XXBBYAYA↑→」



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:35:48.61 ID:QP+5nocF0

>>28で100Eがずれてしまってますがメーターのずれは脳内補完頂けると幸いです



幼女のおパンツ様らしくやや緩め、しかし対象を離さず抱きしめる。

恋人が相手を背中側からそっと抱きしめるあすなろ抱き。

大人と違い活動的に動く幼女向けに作られたおパンツ様。

成人の肌と違いちょっとした蒸れやかぶれに弱い超デリケート肌を守るおパンツ様。

その通気性は素晴らしく、しかし、子ども特有の甘い香りを残すそれ。

あぁ、これは、まさに……。

30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:36:39.84 ID:QP+5nocF0






         男「気分はエクスタシ――――――――――――――――― !!」






31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:37:41.35 ID:QP+5nocF0


通常人間は潜在能力の30%程しか使用出来ないと言われる。

しかし、おパンツ様を被る事により極度の興奮状態となる。

これによりアドレナリンが大量に分泌され提督は超人へと押し上げられ人間の枠を一時的に超えたのだ!


男「クロス・アウッ!(脱衣)」バッ

男「深海棲艦どもめ。農家の方々が丹精籠めて育てた農作物を盗むとは……。」

男「その悪行、許すまじ!」



変態提督となった男の心に正義の炎が燃え上がる!



男「とう!」



お気づきかもしれないがここは3階だ!

シュタ!

だがしかし!変態提督となった男にとってこれしきの高さなど無いも同然なのだ!

そして!変態提督は窓から鶴翼のポーズで地面へと降り立つ!

32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:38:50.10 ID:QP+5nocF0


農協 保管倉庫



チ級「お米って結構重量ありますね。」

リ級「まぁ、玄米袋一つで30kgだからな。」

チ級「玄米袋って紙の割に丈夫なんですね。」

リ級「二重なんだよ。値段が少し高いのだと三重になってる。」

リ級「後、虫が入りにくいようフィルムが間に入ってる玄米袋なんてものもある。」

チ級「詳しいんですね。」

リ級「美味い米を食べたいからな。」

リ級「出来れば山奥の農協の米を奪いたいんだけど。」

チ級「海から遠くなると移動とかが厳しいですから。」

リ級「山の上、特に水がいい地域の米は本当に美味いんだぞ。」

チ級「そうなんですか。」

リ級「あぁ、水が違うと同じ品種でもまったく別物だ。」

チ級「にしても、こんなに沢山の米、どうするんですかね?」

リ級「私達の食べ物って海産物が多いじゃない?」

リ級「だからお米と後、お酢ね、お酢。

   これも別の補給部隊がとりにいっているんだけど、これらでお寿司を作ろうって訳よ。」

チ級「おぉー、いいですねぇ。」

リ級「鯛や、鮪に鰤とかの握りでしょ?」

チ級 ジュルリ

リ級「海栗と海苔で軍艦巻きでしょ?」

チ級 ジュルリ

リ級「稲荷寿司なんかどうよ?」

チ級 ジュルリ

チ級「お腹減ってきました。」



そんな会話をしている二人の前に大きな稲荷寿司。



チ級「あれ、こんな所に稲荷寿司がありますよ?」

リ級「あれ、本当だ。かなり大きいな。」

チ級 モミモミ

リ級 モミモミ

チ級「なんだか温かくないですか?これ」モミモミ

リ級「そうだな。ちょっと稲荷寿司にしては変?」モミモミ

33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:39:43.78 ID:QP+5nocF0






          「そいつは私のおいなりさんだ。」





34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:41:25.52 ID:QP+5nocF0


ド ――――――――――(股間)―――――――――― ン!!



其処には股間の息子的なサムシング何かを突き出すポーズで立つ漢が居た。



リ級「へっ変態だぁ ――――――― !!」

チ級「なっなっ何者!?」

「何者と問われればそれに応えるが世の慣わし。」

「ブラとマイクロビキニでうろついている貴様らに変態よばわりされたくは無いが。」

「いかにも変態提督だ!」ズギュッ ←格好イイポーズ

リ級「」

チ級「」

変提「農家の方々が汗水垂らし一生懸命作られたお米を盗むなどという悪行。」

変提「貴様達!覚悟しろ!」ドン!



変態提督が深海棲艦の二人に迫る!



リ級「こっ来ないで!」

チ級「いっいやぁ!変態ぃ!!」



ズリズリズリ

あまりにも変態な格好の変態提督に恐れをなし腰が抜けた二人は地面を這って逃げようとする!

そこには恥じも外聞も無い!



変提「覚悟は出来たか?」



息子的なサムシング何かを突き出すポーズでさらに迫っていく!

ズンズンズン!

その逞しさはチョモランマに負けずと劣らずである!



リ級 ブンブン



覚悟は出来ていませんとばかりに頭を振るリ級。

しかし、そんなもの、待つ必要等ないのである!



変提「覚悟!」



ガッガッガッ!



リ級 イッイヤァ、ナマアタタカイ!

リ級「」チーン!


リ級はあっけなく、そう水底……ではなく変態提督の股間に沈んだ。

35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:43:07.10 ID:QP+5nocF0


変提「むっ!チ級は何処に!?」



変態提督がリ級をお仕置きしている間に狡猾にもチ級は一人逃げ出そうとしていた!



チ級「はぁっ、はぁっ。」

チ級「倉庫の入り口まで何とか来れた……。」

変提「仲間を見捨てて逃げるとは、畜生にも劣る卑怯者め!」ズキュッ



変態を前にして逃げるなとは何とも無理な相談だが。

言い訳など聞く変態提督ではない!

変態提督が股間から何かを取り出し投げた!



変提「逃がさん!」



ヒュルルル―――



チ級「えっえっ!?」



シュルシュルリ



チ級「いっいやぁ!ロープが体に絡みつくのぅ〜!!」



世の皆様方は緊縛術は変態だけが嗜むものとお思いではなかろうか?

否!

提督であれば船である艦娘を港である鎮守府に係留するため誰でも嗜んでいるのである!

そう!緊縛術は提督の嗜み!

なればこそ逃げる相手に亀甲縛りを掛ける事など朝飯前なのである!



ビビーン



チ級「あひゃぁ /// 」

変提「とう!」



変態提督は天井へ向けジャンプ!

チ級が縛られたロープを天井の梁へ引っ掛け引っ張る!

縛られたチ級には地球の物理法則さんがいい仕事をする!

そう!重力が掛かりチ級の縄は自重によりきっちりと締まっていくのである!


36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/06/23(土) 00:44:12.71 ID:QP+5nocF0


ギュギュッ

チ級「あふん /// 」ジタバタ

チ級「いい感じに食い込んで /// 」ジタバタ

変提「地獄へ……。」

スッ



変態提督は必殺仕事人のようにロープに指を掛け……。



変提「おちろ。」



弾いた!

ビィィ ――――――― ン

ビクビクビク! ← ヘブン!



チ級「」ガク ← いい笑顔

変提「これで残すは防空棲姫達のみ!」キリッ



深海棲艦2名をおしおきした変態提督は巨悪の首魁。

防空棲姫へ立ち向かうべく決意を新たにした。

37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 00:47:02.26 ID:QP+5nocF0
雪風のおパンツ様編は次回で終われそうです
ここまでお読みいただきありがとうございました
書いておいてなんですが、普通にパンツを被るだけでもアウトなのに
幼女のパンツってあんたそれ……、ねぇ? もう……
感想レス、乙レス、ありがとうございます、次回もお時間宜しければお読み頂けると幸いです
ありがとうございました
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 01:35:55.50 ID:x5YFektIO
愛梨「さあ行こう、空の果 てへ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519427437/
久美子「永遠のレイ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520033314/
伊織「誰が魔王サーの姫 よ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520637298/
エミリー「修正…悪しき文 化ですね」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521241832/
奈緒「何で関西弁=恐竜やねん!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521850482/
常務「新制限を全て撤回。 白紙に戻す」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522451692/
千夏「このTGはテックジーナスじゃないの?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523058431/
礼子「大人の魅力で破滅さ せてあげる」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523661962/
フレデリカ「恋人は校庭のパラディオンだよー」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524265978/
海美「竜騎士の結束を見せちゃうよ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524871125/
志保「茶運びといえばカラクリだよね!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525475657/
茜「みんなで勝鬨を上げちゃおう!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526133608/
桃子「この金の城いい踏み台だね!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526686132/
美紗希「化学反応式も女子力よ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527292985/
小鳥「アリガトウワタシノデッキ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527896333/
柚「狩らせてもらうよ。キサマのぴにゃンバーズ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528498815/
加奈「ダストンの掃除法をメモしておきますね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529105813/
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 03:03:39.34 ID:FsPk21F10
アケこれ全艦娘の中でドン引きレベルで笑顔で提督に
無自覚モロパン晒す白露って中学生も居るからへーきへーき
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 16:53:14.75 ID:HVsSc1viO
朝潮「制裁」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1422030963/
このスレの続きが見たいから気が向いたら続きを書いてくれ
待ってる
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 00:06:34.51 ID:b+/jQDdZ0
お世話になります
更新に来ました、お久しぶりです
※40様、申し訳ないのですがそれは私の作品ではありません
エタってしまっている作品を待つ気持ちは理解出来るのですが、本当にすみません
私が書いている作品ではないのでいかんとも…です
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:08:37.70 ID:b+/jQDdZ0

農協近くの港



防空棲姫(以下防空)「おかしいわね。倉庫へ向わせた娘達が戻ってこない。」

ワ級「……。」

防空「貴方達は先に帰りなさい。食料の輸送お願いするわね。」



強奪した物資を積んだワ級が港を離れ去っていくのを見送った後。

防空棲姫は数名の護衛と共に倉庫へ向け移動した。



その頃の金剛達



金剛「おかしいデース。」

加賀「おかしいですね。」



追いかけている深海棲艦達の動きにベテランの二人は違和感を感じていた。



金剛「Shit ! 加賀!これは陽動デス!」

金剛「目の前の敵に吊り上げられて警備対象の倉庫から引き離されたネ!」

加賀「!」

加賀「皆さん聞きましたね!即時退却です!」

初風「加賀さん、でも、目の前の敵は?」



どうするの?そんな表情で初風が問いかける。



金剛「雑魚なんかこうネー!」



そう一言いうと金剛が必殺の構えを取る。

うろたえるな!艦娘達よ!

金剛の必殺技が炸裂!

その衝撃波により敵駆逐イ級や軽巡ホ級達は空中へと吹き飛ばされ爆発四散!

ボーン!



天津風「くっ、車田飛び!?」

時津風「すっご ――― い !」

雪風「つよいです!」

金剛「全速で戻るヨ!」



そして一同は全力で戻っていく!

43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:09:16.46 ID:b+/jQDdZ0


農協倉庫



防空「おかしいわね。」

チ級2「確かに変ですね。」

ヲ級「ネ級達の姿が見えない。」



倉庫へ食料強奪に向わせた者達の姿が見えない事に違和感を感じ

防空棲姫達3人は倉庫の中へと入ってゆく。



金剛「Shit ! やっぱり陽動だったね!防空棲姫達が倉庫を襲おうとしているネ!」

加賀「あの倉庫は新米が貯蔵されている倉庫。強奪させる訳には行きません!」

天津風「皆!急いで!」

雪風「雪風!了解です!」

初風「時津風、急いで!」

時津風「急いでいるよぉ〜!」


44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:10:39.02 ID:b+/jQDdZ0


倉庫内



防空「暗いわね……。」

「今、明るくしてやろう。」

防空「あら、助かるわ。」

チ級「防空棲姫様、今、誰と会話を?」

防空「あら?貴方じゃないの?」

チ級「いえ、私ではないですね。」

防空「ヲ級?」

ヲ級「いいえ?」



はてと首をかしげる一同。

一体誰と会話をしたのかと思っているところに灯りが点る。



バ ―――――――― ン !



明かりのついた先に一同が見たものは!



防空「えっ、何あれ。」ドン引キ

チ級2「うわぁ。」ドン引キ

ヲ級「比叡。」ドン引キ

「どうだ?明るくなっただろう?」



なんという事でしょう!

天井から吊るされたチ級が変態提督の匠の技によりシャンデリアへと変身したのです!

シャンデリアは体に蝋が垂れる度に悲鳴を上げるチ級のデスシャウト付き!



チ級「あつぅい!」ジュゥ

「次は貴様達の番だ!」ズギュ!(格好いいポーズ)

一同「」



あまりの状況に思考が停止する深海棲艦達!



変提「ふむ、どうやら状況を理解したようだな。」ススイ



変態提督が股間を突き出した体勢で歩み寄る。



防空「りっ理解するわけないでしょ!?」



そして、防空棲姫達に歩み寄り始めた所にタイミングよく金剛達が倉庫へ入ってくる!

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:11:37.31 ID:b+/jQDdZ0


加賀「あっ、あれは!変態提督さん!!」

金剛「Oh……。 /// 」

天津風「ゆっ、雪風は見ちゃ駄目よ! /// 」

雪風「あっ!見えません!」

初風「とっ、時津風も見ちゃ駄目!/// 」

時津風「えぇ〜、なにぃ見えないよぉ〜。」



教育によろしくないとばかりに天津風と初風が雪風、時津風の目を手で覆う!



変提「農家の方々が汗水たらし作られたお米を盗んでいくとは言語道断!」

変提「貴様達はこの変態提督がおしおきしてやる!」

防空「ひぃぃ!?」



錯乱した防空棲姫が自慢の村田殺しで変態提督を撃ち始める!

がっ!しかし!



変提「アタアタアタアタアタアタァ!」



ブンブンブン

ぐぅい〜ん  ぐぅい〜ん

変態提督は華麗な腰つきで防空棲姫の機銃弾を全て跳ね返す!


46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:13:07.53 ID:b+/jQDdZ0


英知に長ける読者の皆様ならもうお気づきだろう。

そう、変態提督はおパンツ様の所有者の能力を

その変態的超人能力により何倍にもして引き出すことが出来るのだ!

現在被っているおパンツ様は『 幸運 』艦として名高い雪風の物である。

雪風の幸運エピソードといえば魚雷が当たっても不発、機雷に蝕雷したはずなのに不発。

と言った様に敵からの攻撃を食らってもノーダメという無敵。

圧倒的チート!なろう乙!なのである!

つまり、今、変態提督が全ての機銃弾を食らっても

ノーダメというのは決して偶然ではないのである!




変提「奥義! Inperial Lucky Time !」




ドーン!

変態提督の奥義が炸裂!

防空棲姫は変態提督の進行を阻む為にめっぽうやたらに機銃を撃つが!



変提「無駄無駄無駄無駄無駄ァァ ―――――― !」



華麗な腰のスゥイング!


 ブン  ブン  ブン


ペチ ペチ ペチ 


ブン  ブン  ブン


ペチ  ペチ  ペチ


変態提督は股間の息子的サムシング何かで全てを撃ち落してゆく!



加賀「機銃弾を打ち返すのに使っている、あっあれは。」ムハッ

金剛「カガ ―――!カガ ―――!」ヤベェアレ!

金剛「あれは、あれデスゥ!?」ムスコスティックデスゥ!?

加賀「やだ、固いのね。 /// 」

天津風「あっ、あら、大きいじゃない ///」

初風「えっ、あれってあんな事に使えるの!? /// 」

雪風「見えません!」

時津風「みえない〜!!」


47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:14:01.45 ID:b+/jQDdZ0


ここで余計かもしれないが変態提督の奥義、

インペリアルラッキータイム(帝国の寵愛)について説明させて頂きたい。

変態提督が被ったおパンツ様の所有者の能力を

数倍にして発揮させる事が出来るのは前述の通りである。

今回のおパンツ様の所有者雪風は帝国海軍随一の幸運艦である。

その為、変態提督が腰を振りその変態パワーを周囲に放出する事により

変態提督の周囲、半径50mという範囲内に無敵フィールドが発生したのだ!

この無敵フィールドの範囲内においては

変態提督が行う行動は全て変態提督に有利に働くのである!

腰を振り続けている間は無敵範囲は倉庫を範囲内に納めるのである!

そして、仮に腰を振るのを止めても変態提督自身は幸運に守られる為無敵なのは変わらない!

故に絶対無敵範囲!

48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:15:12.00 ID:b+/jQDdZ0


変提「Fooooooooooo ――――――――――――― !!」



カクカクカク



変態提督の腰の回転数が上がる!

そして!腰を前後に激しくスイングさせながら防空棲姫へと迫る!



防空「いやぁ ――――――― !!」



変態提督の腰の動きに合わせて揺れるは股間のペンデュラム!

いや!その上にある特長アームと合わされば解体業でお馴染みの重機!

ドロップハンマーにさも似たり!

変態提督は股間のドロップハンマーで防空棲姫の機銃弾を撃ち落していく!

それはさながら正義の鉄槌!北欧神話の神、トール神の持つ戦槌ようである!

そうなのだ!提督の絶対無敵範囲内では全ての行動は変態提督に有利に働くのだ!

そして!今!変態提督の股間のドロップハンマーに幸福の女神が!

戦場の女神が祝福のキスをした!



  ベチコン   カン!  ベチコン  カン!

チュン チュイン!



股間のドロップハンマーに撃ち落された機銃弾は倉庫内を跳ね返り……



チュイン!   チュイン!

ベチベチコン  カン!  カン!



チ級 ギャァ

ヲ級 グワァ



なんと!驚く事に防空棲姫の護衛に全弾クリティカルヒット!


49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:16:10.84 ID:b+/jQDdZ0


変提「雷巡チ級、空母ヲ級、陸上にて撃沈!」チーン!

金剛「カガ ――――!! カガ ―――――― !!」

金剛「揺れてるネ ――――― !すんごく前後に揺れてるネ ―――― !」

金剛「おっきいデス!もっこりデース!」チョウコウフン



その光景に金剛は取り乱した上、加賀を揺さぶり。



加賀「金剛、揺らさないで下さい。」ガクガク

加賀「鼻血が辺りに飛び散ってしまいます……。」ガクガク

加賀「おっきい……。」ブハッ



2回目の遭遇となる加賀は鼻血を飛び散らせながらも冷静にそれを観察。



天津風「 ////// 」 シュッポシュッポ!

雪風「見えません!」



天津風はその逞しさに言葉を無くし頭の排気煙突から煙を異常排気。



初風「速い、大きい、逞しい。」じぃー

時津風「見えないよぉ〜。」



初風は磯風のようにその一点をひたすら凝視!

天津風と初風の二人に共通して言える事は雪風達に見せるにはまだ早いという認識である!



防空「来ないで変態〜!!」

変提「防空棲姫よ!貴様には特別なおしおきをしてやる!」


50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 00:16:25.03 ID:0IarFDAzo
幸運強化兵クラスか
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:17:47.27 ID:b+/jQDdZ0


変態提督が防空棲姫に迫り必殺技を決めようとするが…。



ペチコーン!



防空「いやぁ……。」

変提「むっ!?固い!?」



そして更にドロップハンマーでビンタ!

ペチコーン!



変提「……。」



お分かりだろうか?

そうなのである、防空棲姫は誰が呼んだか艦種詐欺。

駆逐艦でありながらその装甲は戦艦水鬼を上回る強度を誇るのだ!(初回登場時)

変態提督がいかにおパンツ様のポテンシャルを

何倍にして引き出した所で駆逐艦であることには変わりがない。

故に、このままでは防空棲姫へのお仕置きを完遂する事は出来ないのである!

しかし!今!変態提督の頭に変態的ひらめきが神の啓示の如く降りて来る!


52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:20:53.96 ID:b+/jQDdZ0


変提「くらえ!」



股間からロープ取出し変態提督は防空棲姫を縛り上げた!

そしてそのロープの端を持ち変態提督は倉庫天井の梁へ向いジャンプ!



防空「いっいやぁ!?」


ギュイ ―――――― ン!



防空棲姫は空中へと吊り上げられ停止した。



防空「たっ、助けてぇ!?」

防空「こんな所に吊るして何をするつもりって言うの!?」

変提「こうするつもりだ。」



変態提督の声に顔を向ければ。

ロープの真下の位置にドロップハンマーを天空へ高く突き上げ

変態提督は寝そべっていた……。



防空「まっまさか。」タラリ

変提「防空棲姫よ!食らうがいい!」



パッ ←防空棲姫を吊るすロープを手から離しました



変提「必殺!変態秘奥義!決死のバンジージャンプ!(魚雷カットイン!)」

防空「いっいやぁ ――――――― !」




シャ ―――――― !

顔から落ちる防空棲姫!

縛られている為顔を動かす事など出来る訳など無い!

その結果!防空棲姫の顔は減速する事無く、重力の加速を伴い全力でダイブした!

カ ――――― ン!

ぎりぎり、ほんの数ミリ手前で落下が止まる!



防空「たっ助かった……。」



胸を撫で下ろすもつかの間。



変提「もう一回!」

53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:21:27.51 ID:b+/jQDdZ0

無情の声が響き渡る!

防空棲姫を再度吊るしあげる変態提督!



防空「え〜〜〜〜〜!?」



カ ―――――――――― ン!

ギャ ―――― !

カ ――――――― ン!

ヒィッ!

カ ――――― ン!

ホブァ!

カ ―― ン!



防空「もう、もう、止めて下さい………。」

変提「もう一回!」



幾度か繰り返した後、防空棲姫は活動を停止した……。



変提「成敗!」キリッ!



54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:22:47.45 ID:b+/jQDdZ0


金剛「 カガ ―――― !カガ ―――― !」

金剛「あれ!あんな事に使っても硬いままデース!?」

金剛「あれは、あれなんデスー!?」



もはや日本語での会話が困難になるものが一名。



加賀「逞しさに硬さまで備えているとは……。」

加賀「完璧です……。」ガク



そのドロップハンマーの勇姿を目に焼きつけ加賀は昇天。



天津風「じぞくりょくちゅごい /// 」シュッシュッシュッ ←煙がだだ漏れ

初風「ずっと起立したまま /// 」



ドロップハンマのアームが垂直方向のままなのを褒め称える(?)者二人!



雪風「見えません!」

時津風「みえない ――― !」



そして、最後まで目隠しをされた者二人!

変提「艦娘のお嬢さん方、お勤めお疲れ様です。」クルッ

変態提督が金剛の方へ向き直る。


55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:23:36.48 ID:b+/jQDdZ0


も゛ っ゛ こ゛ り゛

逞しく起立したドロップハンマーを見せ付けるかのようにポージング!

ドン!



金剛「 @#!&%?!!<>!? 」

加賀「さすがに気分が高揚しっぱなしです……。」ブシー



金剛はついに日本語を忘れ、加賀はいい笑顔で再度の昇天!



初風「じ ―――……、見てるだけ!見てるだけなんだから!」

天津風「!!!!」プシ ―――――



そして、天津風の興奮からか頭の煙突から出た煙が周囲を白く染め上げる。



雪風「あっ!真っ白でなにも見えません!」

時津風「蒸気でなにもみえないよぉ〜。」



目を隠してた手が離れるも結局何も見えなかった二人。



変提「艦娘のお嬢さん方よ!さらば!」



そして、変態提督は蒸気が消えないうちに去っていった。



56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:24:44.88 ID:b+/jQDdZ0


翌日の鎮守府



金剛「陸奥〜!噂にたがわず凄かったデース!」

金剛「あれは51cm砲を軽く超えているに違いないデース!」

陸奥「そんなにぃ!?」キャー!

金剛「しかも仰角これだけいけてたデース。」ジェスチャー

高雄「やだー。そんなに垂直方向も〜。」キャッキャッ

陸奥「やだ、主砲の最大仰角がそんなにだなんて。」ポッ



以前に見たことのある陸奥と情報交換をする金剛。



加賀「翔鶴。私、今度第三スロに偵察機を積もうと思うの…。」

翔鶴「えっ!加賀さんどうされたのですか!?」

加賀「偵察機がもっとあれば

   あの変態提督の勇姿を取り逃す事は無かったと思うのよ…。」

翔鶴「加賀さん……。」

翔鶴「加賀さんだけにそんな負担を負わせる事は出来ません!」

翔鶴「私にも是非、協力させてください!」

加賀「翔鶴!」

翔鶴「加賀さん!」



絆が深まる者達。


57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:25:48.68 ID:b+/jQDdZ0

青葉「天津風さん!また出たそうですがどんな方だったですか!?」

明石「その質問は駄目ですよ、青葉さん。」

天津風 ボン!

明石「あー……、またオーバーヒートしちゃった……。」

明石「刺激が強かったのか思い出すたびにオーバーヒートしてるんですよねぇ。」

初風「あれは仕方ないと思う /// 」ツー

明石「あっ、ティッシュどうぞ。」

初風「ありがとうございます。」フキフキ

陽炎「また、出たのね……。」

不知火「カメラが間に合いませんでしたか。」

浜風「……、気付いたのですが『 変態提督 』

   つまり『 提督 』と名乗っている事から

   あの人物は海軍所属なのではないでしょうか?」

陽炎「!」

不知火「!」

陽炎「司令に確認する事が出来たようね。」

不知火「司令に隠し立ては無益であると知っていただかねばならないようですね。」ヌイ!



一部の者達はそのサイズ、硬さについて盛り上がり。

聡い娘達は思わぬ所からその正体に迫ろうとする。

とにもかくにも変態提督の認知度は艦娘達の間で大いに上昇したのは間違いないようである。

次回へ続く!

58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/02(月) 00:33:57.93 ID:b+/jQDdZ0

最も危険な罠、それは溶鉱炉。

巧まずして仕掛けられた地中の闇に眠る殺し屋。

その欲望は時として目を覚まし、鎮守府を資源不足へ陥れ、遠征部隊の安息を打ち破る。

溶鉱炉は巨大な不発弾、そこかしこで信管をくわえた欲望という手が提督の足を掴む。

次回、『 溶鉱炉 』。提督も巨大な不発弾。自爆、誘爆、御用心。


銀河万丈さんがこんな感じで溶鉱炉に嵌る提督を解説してた(大嘘)
サラトガ2人目でないですねぇ……、はぁ
雪風編は今回で終わりです!次回川内編です!
後、熊野のオパンツ指定下さった方お読みいただいていたらレスいただけるとありがたいのですが
紫との指定だったのですがクリスマス衣装だったと思うのです
イラストが艦種共通だったと思うのですが軽空母でも宜しいでしょうか?
また、変態提督が戦う魅力ある悪役も募集中、採用させていただくかもしれません、
気分次第なのでその辺りは適当でございます、では!次回は忍者!川内のおパンツを被ってもらうです!
ではでは!次回もお時間宜しければお付き合いいただけますと幸いです!
感想レスもいつもありがとうございます!改めて感謝いたします!

59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 08:41:55.05 ID:o5fTQOT0O
おつ
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 13:35:36.92 ID:ig4QiBhw0
おつ
くまのん改二は軽空母と航巡で下着の色が違っててどっちかが紫じゃなかったっけ?
悪役、仮面の代わりにパンツを被って提督と同質の力を手に入れたチ級とか?
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 00:42:06.96 ID:mC7ekQexo
ニンジャパンツ
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 03:52:31.81 ID:5L+sbT0q0
悪役なら間違って駆逐棲姫のパンツを装着してしまい悪落ちしたながもんとか、食べ物につられたもしくは変なものを食べて逝っちゃった赤城とか
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 14:59:05.03 ID:VEVIVdwb0
提督を名乗る変質者が出たと聞いて鎮守府に派遣されてきた凄腕憲兵とかも強敵としていけそう
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 06:04:57.13 ID:wKQOg3yI0
敏腕女憲兵だと?
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 17:59:01.61 ID:4SQFpd300
くまのん安価したものですが軽空母でおkですぞ
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/09(月) 21:48:51.38 ID:u9XalqOB0
こち亀の特殊刑事みたいな憲兵が来たら大惨事
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/11(水) 13:55:33.66 ID:vSd3zJNH0
変化球強敵としてストーカー早霜
気がつくと後ろにいてじっと見られているせいで変身できない(実は正体ばれてる)
変身後に遭遇してもキャーも何もなく薄く笑いながら熱っぽい目でじっと股間を見つめてるだけ
挙句下着を脱いで自ら渡してきていますぐこれに被り直してくれと迫って来る始末
こういう変態最大の敵はたじろいでくれないタイプと見た
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 00:46:51.43 ID:Dgjf3kt/0
皆さまご無沙汰しております、1です
いただいた魅力ある敵といただいているパンツの情報を整理して大まかに終わりまでの話が建てれたので更新に来ました
本日からはニンジャパンツです、お時間宜しければお付き合いいただけますと幸いです
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:48:03.19 ID:Dgjf3kt/0


第二話 ヘンタイニンジャのエントリーだ!


70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:49:14.44 ID:Dgjf3kt/0


※前スレでいただいていたリクのニンジャのパンツからニンジャソウルを受取った!
ニンジャであるが故にニンジャスレイヤー成分がエントリーだ! イィヤー!




ヒュゥゥー



草木も眠るウシミツアワー。

横須賀の街灯の上!

月を背後にし、恐るべきニンジャバランス感覚で腕組みして直立するのはパンツ一枚の装束!

ヘンタイテイトク!

正義の執行者のエントリーだ!



71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:51:34.84 ID:Dgjf3kt/0


街のホットステーション



強盗「レジの有り金を全部だせ!」

鹿島「はっはい。」



海軍の艦娘が解体された後の社会復帰施設の一つとしてそのコンビニは海軍が運営していた。

その為、働いている従業員は艦娘と元艦娘が多いのだが

如何せん街中での艤装の展開というのは大量破壊行動に繋がる為、

強盗に襲われる程度では使用が禁止されている。

なので鹿島は内心忸怩たる思いながらも強盗にいわれるがままにレジからお金を取り出し渡した。



強盗「あばよぅ!」



シュン!シュン!

コンビニの入り口から出てきた強盗にスリケンが襲い掛かる!

アンブッシュである!



強盗「わっわっ!?」



スタッ

変提「ドーモ、初めましてヘンタイ=テイトクデス。」



戦に望む忍者にとって挨拶は神聖不可侵の行為、古事記にも書いてある!

挨拶はされれば、返さなければならない!



強盗「ドーモ、ヘンタイ=テイトクさん。コンビニ=ゴウトウです。」

強盗「貴様!何者!」



股間に滾るニンジャソウル!ヘンタイ=テイトクに迷いは微塵もない!



変提「貴様の悪事見過ごすわけにはいかん!」

強盗「ざっけんな!コラー!」



コンビニ=ゴウトウさんが激昂しナイフを繰り出す!

しかし!

ニンジャパンツを被り体にニンジャソウルを宿したヘンタイ=テイトクはジッサイ強い!

ワザマエ!

その圧倒的ニンジャパワーの動体視力の前にナイフの動きは止まってしか見えない!

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:52:40.34 ID:Dgjf3kt/0



変提「ワッショイ!」



掛け声と共にヘンタイ=テイトクが手刀を繰り出す!

その勢いは風を巻き起こしコンビニ=ゴウトウの服を切り裂いた!

なんたるニンジャパワー!

繰り出す手刀がコンビニ=ゴウトウさんの服を次々に切り刻む!



変提「オシオキしてやる!さあ!ハイクを読むがいい、コンビニ=ゴウトウさん!」

強盗「嫌だ!オシオキされたくない!」ヒィィ!

変提「イィヤァァ ―――――― !」

強盗「グゥワァ ―――――― !」



ヘンタイ=テイトクがコンビニ=ゴウトウさんの体を掴み天高く放り投げた!

そして!

ニンジャソウルが最も滾る股間へ向けてコンビニ=ゴウトウさんが落ちてくる!

南無三!

落ちてきたコンビニ=ゴウトウさんは股間に収納された!



変提「セイバイ!」

強盗「サヨナラ ――――― !」チーン!



かくして、コンビニ強盗は成敗され街の平和は守られたのである!




73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:54:01.92 ID:Dgjf3kt/0


鹿島「あっ、あの…。」



コンビニ強盗がどちらへ逃げていったのかを確認する為に

店の外へ出てきていた鹿島が変態提督に声をかける。



変提「ご無事でしたか、お嬢さん?」



股間に強盗を挟み込んだまま変態提督が笑顔で鹿島へと近づいていく!

ドン!

練習巡洋艦鹿島といえばその見た目から色々といわれ放題ではあるが

ジッサイ乙女で有る事は疑いようがない!

ゆえに!



変提「怪我が無い様でなによりです。」



ドドン!

股間のも゛っ゛こ゛り゛を見てあまりの衝撃に理解は追いつかず意識を失った!



鹿島「」パタッ

変提「………。」

早霜「………/// 。」ジーッ

変提「お嬢さん、こちらの方の手当てをお願いしても?」

早霜「/// ………。」b グッ



変態提督はたまたま通りすがった艦娘に鹿島の手当てを頼み

股間から強盗を取り出した後、亀甲縛りに縛り上げ放置。

そしてニンジャよろしく街灯からビルの屋上へと跳躍しながら夜の闇へと消えていった。

しかしてその股間は豊満であった!



74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:54:44.94 ID:Dgjf3kt/0
翌日

男さん鎮守府の壁新聞見出し



横須賀の夜の街に正義の味方、変態提督現る!

警察になりかわり正義の変態が股間の鉄槌を下す!

偶然現場に居合わせた早霜さんに独占インタビュー!



75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:55:29.58 ID:Dgjf3kt/0


ザワザワ

陸奥「変態提督がまた出たのね。」

加賀「鎮守府からだいぶ離れた所なのね……。」

金剛「鹿島と早霜が現場に居合わせたデスか……。」



壁新聞は変態提督の活躍を大々的に報じていた。



陽炎「提督と名乗っているけど街の治安活動も行っているんだ。」フムフム

不知火「海軍の所属ではあってもどこかの長という訳ではないのでしょうか?」ホウホウ

黒潮「謎が深まるなぁ。」ヘェー

浦風「いったい何者なんやろうなぁ。」

浜風「一般的な人間の身体能力を超えていますね。」

磯風「サイズについての記述が随分と詳細に書かれているな。」ンフー

天津風「 /// 」シュッシュッシュッ 

初風「また天津風の煙が大量に出てきだしてる…。」



早霜の証言を書き連ねる新聞記事を冷静に分析する陽炎達。


76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:56:07.90 ID:Dgjf3kt/0


男「本当に人間なのかねぇ。」シレッ

叢雲「人間だとしたらオリンピック選手よりまだ凄いわね。」

男「金メダルでオセロが出来そうだねぇ。」



身体能力の高さから人間以外の何者か説を唱える男。



川内「忍者かぁ ――― 。」

男「忍者みたいに手裏剣を投げていたってあるね。」

早霜「えぇ、股間から取り出し…、それを強盗へ向け投げつけていました。」

叢雲「あらっ。」

男「おおう。」



背後からの声に振り返る三人。


77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:57:10.17 ID:Dgjf3kt/0


早霜「その正確無比な命中精度。」

早霜「その逞しい胸筋、腹筋。

パンツをVストリングのように捻っていることによりはみ出た臀部。」

早霜「そして、特筆すべきは股間。いえ、全ての魅力は股間に凝縮されていました。」ホゥ///

早霜「えぇ、全てが完璧でした司令官 /// 。」



グッ b



男「おっ、おう。」ドン引キ

叢雲「それは分かったからその手のサインは止めなさい /// 。」



変態提督の勇姿を顔を赤らめながら,しかし、雄弁に語る早霜。

そして親指を人指し指と中指で挟む早霜。



早霜「あれはもう、セッ「お黙り!!」



その口を同じく顔を真っ赤にしながら塞ぐ叢雲。


78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/13(金) 00:59:26.90 ID:Dgjf3kt/0


早霜 もがもが

川内「やっぱり忍者だと夜戦は強いのかなぁ ――――― 。」

早霜「えぇ、きっと恐ろしく強いと思います /// 。」



叢雲の手を外し川内の質問に答える早霜。



早霜「あの、逞しさは…、夜戦での持続力は…、きっと… /// 。」フンハッ

川内「そか ―――― 。それは手合わせしてみたいね!!」

川内「夜戦!やりたいなぁ!」

早霜「えっ /// 夜戦ですか?うふふ。それは…、きっと素敵ですね /// 。」

男(何か話が噛み合っていないような?)

叢雲(夜戦の意味がお互い違うのものをイメージしている様な気がするわね。)



しかし、それを訂正するような勇気ある行動を二人がするわけも無く。



川内「変態提督っていうのに会って見たいね!」

早霜「私も、ええ、私も再度お会いしたいですね… /// 。」ジッ

早霜「意外と、そう、身近にいらっしゃるのかもしれませんが…。」ジト目



実に熱っぽく、ねっとりとした、それでいて見られるものを心の底から震えさせる。

ストーカー気質の視線を男に向け、

意味深な笑みを浮かべた後、早霜は現れた時と同じように気配無く去って行った。



川内「たまに思うんだけど早霜も忍者の素質あると思うんだよね ――― 。」

男「オトコもそうおもいます。」シレッ



とにもかくにも変態提督の正体については謎が深まったのである!


79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 01:04:52.20 ID:Dgjf3kt/0
本日分は短いですがこれにて終了
ニンジャパンツの空気を読んでニンジャスレイヤーさん、戦闘シーンの為に久しぶりにアニメを見直しました…

今後の予定
ニンジャパンツ 敵 チ級オルタ
くまぱん(紫) 敵 闇落ち赤城(暴食の王)
早霜パン    敵 未定
陸奥パンツ   敵?憲兵さん

この様なメニューとなっております、ちょうどいい感じで5話で進められそうです
ネタ提供、ありがとうございました!
後、知り合いから88鎮守府の方本当にお前かよといわれたのでこっちにもバスクリンと書いておきます
作品の方向性が180度違うから仕方ない……、では、また次回の更新でお会いいたしましょう!
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 09:49:20.86 ID:EjM2P1Q70

ニンジャッパンツはどこから失敬したのか…
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/13(金) 17:00:42.76 ID:tXueWs70O
川内しゃんとの夜戦…
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 19:40:29.97 ID:alH7r1FT0
アンブッシュ前から気づかれずに股間を凝視していた早霜=サンのワザマエは実際スゴイ
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 11:08:44.34 ID:VwB17MxP0
大鳳「烈風と流星、この変態を見たかったの」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:07:39.22 ID:so7hKClw0
毎日暑いですね…
続きを書く気力がもりもり削られる今日この頃、皆様水分補給はしっかりとされていますでしょうか?
トイレの回数が多くなってきたり、スポドリが美味く感じられるようになってると危険状態ですので水分、塩分とりましょうね…
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:08:30.04 ID:so7hKClw0


提督私室



⊃ パンツ ⊂



男「川内のパンツを被るとニンジャになれるとは思わなかったなぁ。」



提督がしげしげと見つめるのは艦娘、川内のおパンツ。



男「にしても色気のない実用一辺倒だなぁ。」シゲシゲ



提督が川内のおパンツを手に入れたのは実に幾つかの偶然が重なっての事だった。

それは、とある日の事だった。

86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:09:34.27 ID:so7hKClw0


鎮守府ランドリー



男「今日はお休み、お休みだから〜♪」フフンフーン



提督は洗濯物を抱え鎮守府内ランドリー室へと向かっていた。

良識ある提督方ならば、あれ?なんで自分で洗濯に行ってるの?と思われるかもしれない。

だが、考えて欲しい。洗濯を、衣類を艦娘に任せるとどんな事件が起こりうるのかを!

そう!衣類が数点返ってこないだけならまだいい。

最悪、全てが無くなるなんて事が起こりうるのだ!

提督は監察官という仕事上の役目から

多くの鎮守府の提督が衣類の紛失に悩んでいる事を知っている。

そして、その紛失した衣類のランキング1位が提督のパンツである事を承知。(艦隊司令部調べ、5年連続1位)

更に、不幸にしてその紛失した衣類が見つかる事が多いのは駆逐艦娘の部屋からという事も……。

なればこそ!

自分の部下がそんな艦娘として誤った道を進み、拗れた性癖を発露させる。

そんな事をさせるわけにはいかないのである!

87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:10:43.50 ID:so7hKClw0


男「おっ、鈴谷に早霜。二人も洗濯?」



ランドリー室には既に先客がいた。



早霜「はい、姉妹の分を非番の私が…。」

鈴谷「くまのんが出撃してるから今日は非番の鈴谷が洗いに来たんだー。」ンフフ



話を聞けば二人は丁度来たばかりの様である。

洗濯機は1つを残して使用されており姿こそ見えないものの他にも利用者が居る様子。



男「二人は洗濯中みたいだけど終わるまで待っている感じ?」



そうなのだ洗濯機が洗濯完了するまでの凡そ50分間、

何もせずに待つというのも時間の無駄という奴である。



鈴谷「いっいやぁ、ほら、こっこ、ここは待っている間の娯楽用品もあるしぃ〜。」オタオタ

鈴谷(提督の洗濯物……。)

早霜「うふふ。待つのも、えぇ素敵ですから……。」ウフフフフ

男「そう。まぁ、時間潰せているなら問題ないか。野暮な事聞いたね。」



歯切れの悪い二人の返事に特に何を言うでなく提督は持って来た自分の衣類を洗濯機へと投入した。
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:12:38.70 ID:so7hKClw0


川内「あっ、洗濯機空いてらー、よかったー。

   洗濯物溜めたら神通に怒られるからなぁー。」



ひょいひょいと空いている洗濯機へと自身が持って来た衣類を詰める川内。

そして。

バタン。ポチッ。

ヴ ――――― ン。

洗濯機の扉を閉め、始動ボタンを押した。

コインランドリーを使用したことがある方は分かるかと思うが

鎮守府の洗濯機は同じようなドラム洗濯機を使用しており扉を閉めて始動スイッチを押すと

自動で入れた洗濯物の重量に適した量の洗剤、柔軟剤が出てくる。

そして、市販洗濯機と同様に当然ながら洗濯が終わるまで扉は開く事が出来ない。



男「あ゛あ゛あ゛ ―――――――――― !!!」

川内「ん?あれ?私、何かやっちゃった?」

鈴谷「!!!!!」

早霜「!!!!!」

男「洗濯物ぉぉぉぉお!?」

川内「うん、洗濯だね?」

鈴谷「その…、その洗濯機、提督の洗濯物が……。」

川内「あぁー!なんだー、提督の洗濯物も一緒だったの?」

川内「大丈夫だよ。私は気にしないよ?」ケロッ

男「俺が気にするのぅぅぅぅぅ ――――――― !!!!!」

鈴谷「鈴谷も気にするのぉぉぉぉ ―――――――― !!!!!」

早霜「羨ましい……。」ボソッ

男「ん?」

川内「あれ?」

鈴谷「えっ?」

早霜 ウフフフフ

ヴーン!ヴーン!

川内「でももう扉しめちゃったからどうしようもないよ?」

洗濯機「いやーすみませんねぇ。」

川内「ほら、洗濯機もそう言ってるし。」

男「」

鈴谷「」



そして固まったままの二人を置き去りに50分経過。

89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:13:49.49 ID:so7hKClw0


洗濯機「洗濯終了やで!」

川内「洗濯終わったら乾燥機だよねー。」

ヒョイヒョイと洗濯物を乾燥機へと突っ込んでいく川内。

川内「乾燥開始っと。」

男「あ゛あ゛あ゛ ―――――――!!!!」



当然乾燥機も扉を閉めてしまえば終了まで取り出せない。



男「分けようよ!分けようよ!」

川内「えっ、だって1台でやったほうが光熱費浮くじゃん。」



ど正論である。

乾燥機はガスを燃やして熱風を出す為、

当然だがいくつも稼動させるとそれだけガスが必要となる。

なので。



川内「一緒に乾かせば無駄がない。」ンフー

男「そうだけど!そうだけどぉぉぉぉ!!」ンァァ!!

鈴谷「いや!正しいんだけどぉおぉぉ!!!」ジダンダ!

早霜「ず る い 。」ギリギリギリ



テイトクハコンランシタ!

スズヤハフシギナオドリヲオドッタ!

ハヤシモハウラヤマシソウニミテイル!

そして!待つこと30分!



乾燥機「乾燥終わったでー。」

川内「乾燥終わったぁ!!」



乾燥機から乾いた洗濯物を取り出す川内。

これは提督、これは私、と一つ一つ確認しながら仕分けしていく川内。



川内「にしても最近気温が高いからさぁ。汗を一杯掻いて大変だよねぇ。」



そう言うと川内は少女としてあるまじき行為にでた!

そうなのだ!川内はやっちまったのだ!

90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:14:31.94 ID:so7hKClw0


川内 スンスン

川内「うん!衣類は臭くない!」

男「川内〜!!女の子が下着の匂いとか嗅いじゃ駄目でしょぅ〜!?」ンナァァ!?

川内「いや、衣類が匂う方がまずいでしょ。」

川内「後、提督女の子に幻想みすぎ。」

川内「あっ!そうか!提督も匂いが気になるのか!」

川内 クンクン

川内「うん!提督のワイシャツも問題ないよ!」

男「うわぁぁぁ ―――――  ん!そうじゃない!そうじゃないのうぅう!!」

鈴谷「川内!あんた!あんたなんて事を!!」

早霜「大胆…。」ボソッ

川内「?」



提督達三者三様の反応を見て何がまずいか理解出来ず頭に疑問符を浮かべる川内。



川内「!」



暫し考えた後、とある結論を導き出す。

91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:16:19.88 ID:so7hKClw0


川内「あっそっか!提督は自分自身で匂いを確認したかったのか!」

川内「自分の体臭って意外と気付かないから第三者にチェックしてもらった方がいいよ。」

川内「という事でその辺りは鈴谷の方が向いてるんじゃない?」



ほいと渡されるのはニット生地の何か。



鈴谷「これは!!!!」

川内「ん?」

早霜「それは!!」



提督のおパンツだった。



鈴谷「あ゛あ゛あ゛あ゛ ――――――― !」///

川内「何!?鈴谷どうしたのその反応!?」

鈴谷「んあぁぁぁぁあ ↑↑↑」

川内「えっ、何その乙女な反応。」



提督のおパンツを渡され更には匂いをかいでみたらと促されて

その匂いを嗅ぐなどという変態行為。

できるわけが無い!

いや!出来るほうがおかしい!



鈴谷「とぉぉおおぉおぉおぉぉ ――――― う! ↑↑↑」

川内「あっ熊野だ。」



混乱が限界を迎えた鈴谷は突飛な行動へでる!

そう!提督のおパンツをなんとランドリー室の窓から外へ!

艦娘の全力で投げ捨てたのだ!



早霜「なんて勿体無い事を!!」



偽りの無い本音が漏れる早霜。

そして、提督のおパンツは遠く海へと飛んで消えていったのだった…。

因みに結婚カッコカリまで済ませている叢雲に洗濯を任せていないのは

提督が叢雲に自分の洗濯物を任せる事により負担が増える事を懸念した為である。

また、最初に述べた理由により叢雲が付けねらわれるような事を避けるという

表に出来ない理由もあったことを付け加えたい。

92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:17:55.76 ID:so7hKClw0


頭がゆだった鈴谷を早霜に手伝ってもらい

医務室へと届けた後、ランドリー室へ帰れば。



男「あれ、川内居ないや…。」



メモ紙が1枚。

『 鈴谷達の洗濯物を本人達の部屋へ持っていっておきます 』

そして選り分けられ綺麗に畳まれた洗濯物。

提督は溜息を一つ付き洗濯物を回収して私室へと戻っていった。



早霜「………。」



背中に張り付き、ひりつくようなプレッシャーをかけて来た

早霜の視線については意図的に考えなかった事にしたのはいうまでもない!



男「川内が選り分ける時に間違えたのか…、混ざっていたんだよねぇ。」



なれば被らないという選択肢は無く。



男「ニンジャソウル。凄かったです。」

男「ニット地のボクサーパンツ。流石激しい運動をする女性に良く選ばれるおパンツ。」

男「顔へのフィットがパナイ。」

男「正義への使命感が滾るというか。」



\ 夜戦!? /



男「夜間に被ると最も効力を発揮するのは夜戦ニンジャさんのだからだろうね。」



スポッ



男「Foooooooooooo ――――――――――――― !」



こうして提督はまた夜の街へと治安維持活動の為に消えて行った……。

93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:19:17.94 ID:so7hKClw0


そして、またある日の何処かの海上



チ級「これ、なにかしら?」



ぷかー。



チ級「こっこれは!」



手にとって見れば味方の猛者たちを次々と屠り、

戦艦棲姫や防空棲姫といった姫級達を怪しげな力で沈めた憎き敵の被る仮面(?)



チ級「これが奴の力の源なのかしら……?」



手で広げてみたり匂いを嗅いでみたりするチ級。



チ級「確かに、何か力を感じるわね……。」



\ お前に俺が使いこなせるかな? /



チ級「ふむ。仮面のように被ればいいのかしら……?」



チ級が普段被っている仮面を外しパンツを……。

被った……。



チ級「Foooooooo ――――――――――――――――――― !」



もともと男性の存在が確認されていない深海棲艦達である。

そんな中で男性用下着、それもがっつり使い込まれたパンツを被れば?



チ級「体が熱い!熱すぎるわ!」



普段から涼しげな格好にも関わらず

チ級はさらなる涼しさを求め身に着けていた布を投げ捨てた!



チ級「あぁ〜〜〜。成程、この開放感。

   今なら、えぇ、いまなら大和型すらデコピンで倒せそうね。」



結果、恐ろしい事にネオチ級、いや、雷巡チ級オルタがこの海に爆誕したのである!

この恐怖の対象に海軍が旋律するのはまだ、少し先の話である。

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/07/20(金) 00:21:44.91 ID:so7hKClw0
本日更新分は以上で終了です
7月25日に鯖移動だそうです、異動できるかな……
では、皆様、体調にお気をつけ下さいませ
乙レス、感想レス、いつもありがとうございます、励みになっております
次回もお時間よろしければお読みいただけると幸いです
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 00:27:13.57 ID:1uj13XO10
チ級が痴級に…
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/20(金) 11:31:52.88 ID:AH4yoXgIo
おつーなw
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:30:46.66 ID:G/dalB0W0
だいぶ間があいてしまいましたが1です
>>95様の痴級、あまりにも感心したので使用させていただきました
素敵変換、ありがとうございます
では、少しだけではございますが更新させていただきます
宜しければお付き合い下さい
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:32:07.89 ID:G/dalB0W0


ある日の執務室



男「そういえば変身したときパンツを

  Vストリングみたいなのにする所為でパンツのゴムが駄目になってるんだよね。」

男「褌を衝動買いで思わず買って締めてみたけど。」

男「なんというか色々開けてはいけない扉を開けてしまいそう……。」



男は仕事をしながら最近衝動買いをし、今も締めている褌に思いを馳せていた。

そして、男がそんなどうでもいい事を考えていた時。

青葉は提督のいる執務室へ廊下を全力疾走して突撃をかまそうとしてた!
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:33:14.93 ID:G/dalB0W0


バーン!



ドア「ぐわぁぁ ―――― !」大破

男「ドアが壊された!?」

青葉「司令官!大変です!」

男「確かに大変だよ!執務室のドアどうすんのよ!?今日からオープンカフェだよ!?」

青葉「そんなの後でいいですよ!それより大スクープですよ!」



青葉が興奮した状態で写真を提督の机の上にばら撒く。



男「ん ――― 、なんかモザイクがいっぱい。」

青葉「あっ、ちょっと公序良俗に反するものが写っているので画像処理してあります。」

男「あっ、そうなの?それで何がどう大変なの?」



モザイクだらけの写真を一瞥し青葉の方へ向き直る提督。



青葉「なんと近隣の×○△鎮守府の第一艦隊がデコピンで倒されたそうなんです!」

青葉「この写真は倒された艦娘の艤装に取り付けられていたカメラから回収した画像なんですよ!」



とは言ってもモザイクだらけじゃなぁと返事を返そうとした時だった。

100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:35:00.93 ID:G/dalB0W0


じりりりりーん

古めかしい黒電話。

滅多になる事がなく、一部の駆逐艦娘達の間で



「提督、受話器を置いてください。」



ゴッコの小道具に成り下がってしまっている例の黒電話。

その艦隊司令部直通電話がなった。



男「はい、男さんといく楽しい鎮守府です。」

男「あっ、元帥、お疲れ様です。直接の御用でしたら携帯に…。」

男「スマホの使い方が分からない?またまた。えっ、お孫さんに前のガラケーを壊された?」

男「庭の池に捨てられた?えっ、お爺ちゃんは私と艦娘どっちが大切なの?と迫られた?」

男「昼ドラみたいですね。仲が宜しいようで。」

男「えっ、あっ、申訳ありません。大変でしたですね。」



良好な関係の上司と部下だからこそ出来る世間話から始まり。



男「えぇ、その件については存じておりますとも。」

男「はっ、秘匿情報だったのですか?いえ、その色々と伝手がありますので。」



青葉が入手してきた新型深海棲艦の話題へと移っていった。



男「本日これから緊急提督会議を行うと?了解いたしました。直ぐに伺います。」



そして緊急の召集。



男「青葉、長門と叢雲に伝えてくれないかな?」

青葉「何をですかね、司令官!」

男「その写真に写っている新型の敵について対策会議が緊急で行われる事になったから留守を頼むと。」

男「後、お前はドア直しておけよ。」

青葉「了解です!」



そして提督は青葉が持ってきたモザイクの塊写真を懐にいれ鎮守府を離れた。

101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/08/12(日) 23:36:44.58 ID:G/dalB0W0


艦隊司令部 大会議室



モブ提督A「あっお疲れ様です。」

男「お疲れ様です。」

モブ提督B「大佐、お疲れ様です。」



これで男提督は結構偉かったりする、

また役目が監察官という役目も有る為ご機嫌伺いに来る連中もいたりする。

そんな世間のしがらみを丁寧に対応していた所に元帥が入ってくる。



男「あれ?元帥、大淀秘書艦は?」



ちょっとあれなのでな…、とお茶を濁す元帥。



元帥「諸君、緊急事態だ。まずはこの映像をみてもらいたい。」



室内のカーテンが引かれ、先日、襲撃にあったという艦娘の

艤装に積まれていたカメラからの映像が再生され始めた……。



♪ 顔は誰かは知らないけど アソコはみんな知っている

  けっこう仮面の姉さんは 深海の女で敵なのだ

  お股を広げ飛んできて  艦娘達を倒すのさ



提督達「 こりゃけっこう〜 」

元帥「とまぁ、この様に色々まずい敵なのだよ。」

男「元帥!その……、露出狂なのでしょうか?」

元帥「うむ。この個体Xは装甲を捨て去る事により軽量化に成功しているようだ。」

元帥「その身のこなしはまるで忍者のようだがな……。」

元帥「諸君、配布している手元の資料を見てくれ。」



そこには真面目に色々考察された文章と図式が詳細に書かれていた。

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