【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】四冊目

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44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 22:50:30.17 ID:DmVjx0nk0
3
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 22:51:04.65 ID:48BvRqTDO
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:54:54.31 ID:6bCF3zOT0
エレベーターから前の部屋には【体育館】と書かれている。

ミシェル「体育館……!」

月読「とにかく見てみましょう」

そこは学校やスポーツ施設ほどではないけれど、立派な体育館があった。

音野「あっ、バスケットボールが落ちてます」

四杖「ミシェルさん、ラグビーボールがありますよ」

ミシェル「本当!?」

ミシェルはラグビーボールを手に取ると走り出す。

あんなミシェル初めて見たわね……

1…壇上【ミシェル】
2…倉庫【音野】
3…散乱したボール【四杖】
エレベーターから前の部屋には【体育館】と書かれている。

ミシェル「体育館……!」

月読「とにかく見てみましょう」

そこは学校やスポーツ施設ほどではないけれど、立派な体育館があった。

音野「あっ、バスケットボールが落ちてます」

四杖「ミシェルさん、ラグビーボールがありますよ」

ミシェル「本当!?」

ミシェルはラグビーボールを手に取ると走り出す。

あんなミシェル初めて見たわね……

1…壇上【ミシェル】
2…倉庫【音野】
3…散乱したボール【四杖】
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:56:05.67 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」





48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:56:37.90 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」





49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:57:27.33 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」





50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:57:54.58 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」





51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:58:21.87 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」





52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 22:59:12.36 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」





53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:00:41.65 ID:6bCF3zOT0
様々な感想。誠にありがとうございます

本日は、次回作に登場する生徒達の選定が完了した為、連絡をさせて頂きました

選定方法は、ある程度キャラの造形を作る→主人公を見て、此方で絞るという形で選びました

なので、多く選ばれている方や、不採用の方もいるという事をご了承ください……

他にも、質問や感想等は幅広く対応させていただきます

次回作は七月投稿予定です。それでは、今後ともよろしくお願いいたします……
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:03:08.54 ID:6bCF3zOT0
《各キャラの名前の由来》


向井刀哉:無回答(むかいとう)と立ち向かうから
下の名前は「立ち→太刀→コトノハ」の連想で決めました

藍羽美優:名字は遊戯王の海馬瀬人と、遊戯王ARC-Vの赤馬零児の名字から
下の名前は「ユウ」と読める字でキャラに似合わないもので

逸見弥七:料理のさしすせそから。五つの味→いつつのみ→逸見
下の名前は薬味と七日(一週間)から

浦賀金太郎:モンスターハンターに登場する獣竜種、爆縋竜ウラガンキン

桐生院凛々華:少女革命ウテナの桐生七実。宝を貯める院
下の名前はダンガンロンパ未来編の安藤流流歌がモデルです

鉄伊織:V3の白銀つむぎの変形

櫻田慧司:詐欺用語のサクラ(グルの意味)に桜田門外の変、警視

皇芽衣花:名字は中華っぽく一字で読めるものを
元々はパティシエの予定だったので、銘菓→芽衣花に

天道蒼真:ことわざの天網恢恢疎にして漏らさずから。事件をすっぱり解くという意味で蒼天

新菜那悠:ボカロPのDECO*27とナユタン星人

二階堂義明:二の腕と外骨格。義手義足の義に、吉良吉影の反対で明るい

榛原緋奈子:バグパイプと、笛の鳴る音のぴーひゃらから

文沢明莉:文明開花。クトゥルフ神話の都市アーカム
妹の聖羅は、アーカムのモデルとなった都市セイラムから

御鏡真幌:既に書いたので裏話を。当初は雨天決行から、「雨宮恵子(アマミヤ ケイコ」の予定でした
それだとフィクサー感が無いので没に

望月美代子:V3で重要な役割のモノチッチと月の光。体格と性格の似てる西園寺日寄子と罪木蜜柑から

リチャード・ヴィルヘルム:獅子心王ことリチャード一世と、ウィリアム皇太子
55 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/23(土) 23:17:48.14 ID:nW9mE9mA0
月読「これはまた酷いわね」

野球、サッカー、バレー、バスケット……多種多様なボールが床に散乱している。

四杖「整理しておいた方が良さそうですね……」

月読「手伝うわ」

四杖「いえ、月読さんは調べる方をお願いします。こういった物はわたくしが片付けておきますので」

月読「一人でやるって言うの?」

四杖「これくらいならば、それほど時間もかかりませんから」

……四杖は引く気はないようで、ボールを抱えて倉庫に向かっていった。

少しはこちらを頼ればいいのに、意固地ね。
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:18:09.01 ID:6bCF3zOT0
月読「これはまた酷いわね」

野球、サッカー、バレー、バスケット……多種多様なボールが床に散乱している。

四杖「整理しておいた方が良さそうですね……」

月読「手伝うわ」

四杖「いえ、月読さんは調べる方をお願いします。こういった物はわたくしが片付けておきますので」

月読「一人でやるって言うの?」

四杖「これくらいならば、それほど時間もかかりませんから」

……四杖は引く気はないようで、ボールを抱えて倉庫に向かっていった。

少しはこちらを頼ればいいのに、意固地ね。 月読「これはまた酷いわね」

野球、サッカー、バレー、バスケット……多種多様なボールが床に散乱している。

四杖「整理しておいた方が良さそうですね……」

月読「手伝うわ」

四杖「いえ、月読さんは調べる方をお願いします。こういった物はわたくしが片付けておきますので」

月読「一人でやるって言うの?」

四杖「これくらいならば、それほど時間もかかりませんから」

……四杖は引く気はないようで、ボールを抱えて倉庫に向かっていった。

少しはこちらを頼ればいいのに、意固地ね。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:18:49.61 ID:6bCF3zOT0
モノクマ「うぷぷ、残念でした!今回のクロは彼女じゃありません!」

「……どういう、事だ!じゃあアイツは誰に!」

モノクマ「うぷぷ、誰にも何も彼女を殺した今回のクロはキミだよ!」

「な、何言って……ふ、ふざけるなよ、俺はアイツを殺してなんかいない!だってアイツは……」

モノクマ「キミ自身はその気がなかったかもね?だけど彼女は……いいや、キミ以外の全員はキミがクロだって納得してるみたいだけど?」

「……は?」

???「みんなで話し合ったんだ。お前ならきっと俺達の死を背負ってこんなコロシアイを計画した奴らを何とかしてくれるって」

???「あたし達はそのための捨て石になろうって……まあ、そういう事」

「もう誰一人欠けずに脱出しようって誓ったじゃないか!?俺達は今まで死んだ奴らの命だって背負って……!」

???「私達には……無理ですからぁ……もう背負うなんて……」

???「だから、まだ諦めてないあんたに託させてくれよ……諦めたオイラ達の分も」

「そんな……ア、アイツも、この計画に乗ったのか……?」

???「被害者役のアイツは……せめてお前に殺されたいと言っていたよ」

???「うむ……モノクマのオシオキは悪趣味。貴公の想いを知っているからこそ、それに晒される姿を見せたくはなかったのだろう」

「なんだよ、それ……そんな、俺は……」

モノクマ「そろそろいいかな?」

???「ああ、やれよ!だけどモノクマ!お前は絶対あいつが叩き潰してくれる!」

モノクマ「好きに言ってなよ!それじゃあ今回は、クロを外したシロのオマエラにスペシャルなオシオキを用意いたしました!」

「やめ、ろ……やめてくれ……」

モノクマ「それでは張り切って参りましょう!オシオキターイム!」

「やめてくれよぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

ピコン!
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:19:28.86 ID:6bCF3zOT0
モノクマ「うぷぷ、残念でした!今回のクロは彼女じゃありません!」

「……どういう、事だ!じゃあアイツは誰に!」

モノクマ「うぷぷ、誰にも何も彼女を殺した今回のクロはキミだよ!」

「な、何言って……ふ、ふざけるなよ、俺はアイツを殺してなんかいない!だってアイツは……」

モノクマ「キミ自身はその気がなかったかもね?だけど彼女は……いいや、キミ以外の全員はキミがクロだって納得してるみたいだけど?」

「……は?」

???「みんなで話し合ったんだ。お前ならきっと俺達の死を背負ってこんなコロシアイを計画した奴らを何とかしてくれるって」

???「あたし達はそのための捨て石になろうって……まあ、そういう事」

「もう誰一人欠けずに脱出しようって誓ったじゃないか!?俺達は今まで死んだ奴らの命だって背負って……!」

???「私達には……無理ですからぁ……もう背負うなんて……」

???「だから、まだ諦めてないあんたに託させてくれよ……諦めたオイラ達の分も」

「そんな……ア、アイツも、この計画に乗ったのか……?」

???「被害者役のアイツは……せめてお前に殺されたいと言っていたよ」

???「うむ……モノクマのオシオキは悪趣味。貴公の想いを知っているからこそ、それに晒される姿を見せたくはなかったのだろう」

「なんだよ、それ……そんな、俺は……」

モノクマ「そろそろいいかな?」

???「ああ、やれよ!だけどモノクマ!お前は絶対あいつが叩き潰してくれる!」

モノクマ「好きに言ってなよ!それじゃあ今回は、クロを外したシロのオマエラにスペシャルなオシオキを用意いたしました!」

「やめ、ろ……やめてくれ……」

モノクマ「それでは張り切って参りましょう!オシオキターイム!」

「やめてくれよぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

ピコン!
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:19:58.69 ID:6bCF3zOT0
モノクマ「うぷぷ、残念でした!今回のクロは彼女じゃありません!」

「……どういう、事だ!じゃあアイツは誰に!」

モノクマ「うぷぷ、誰にも何も彼女を殺した今回のクロはキミだよ!」

「な、何言って……ふ、ふざけるなよ、俺はアイツを殺してなんかいない!だってアイツは……」

モノクマ「キミ自身はその気がなかったかもね?だけど彼女は……いいや、キミ以外の全員はキミがクロだって納得してるみたいだけど?」

「……は?」

???「みんなで話し合ったんだ。お前ならきっと俺達の死を背負ってこんなコロシアイを計画した奴らを何とかしてくれるって」

???「あたし達はそのための捨て石になろうって……まあ、そういう事」

「もう誰一人欠けずに脱出しようって誓ったじゃないか!?俺達は今まで死んだ奴らの命だって背負って……!」

???「私達には……無理ですからぁ……もう背負うなんて……」

???「だから、まだ諦めてないあんたに託させてくれよ……諦めたオイラ達の分も」

「そんな……ア、アイツも、この計画に乗ったのか……?」

???「被害者役のアイツは……せめてお前に殺されたいと言っていたよ」

???「うむ……モノクマのオシオキは悪趣味。貴公の想いを知っているからこそ、それに晒される姿を見せたくはなかったのだろう」

「なんだよ、それ……そんな、俺は……」

モノクマ「そろそろいいかな?」

???「ああ、やれよ!だけどモノクマ!お前は絶対あいつが叩き潰してくれる!」

モノクマ「好きに言ってなよ!それじゃあ今回は、クロを外したシロのオマエラにスペシャルなオシオキを用意いたしました!」

「やめ、ろ……やめてくれ……」

モノクマ「それでは張り切って参りましょう!オシオキターイム!」

「やめてくれよぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

ピコン!
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:20:27.60 ID:6bCF3zOT0
モノクマ「うぷぷ、残念でした!今回のクロは彼女じゃありません!」

「……どういう、事だ!じゃあアイツは誰に!」

モノクマ「うぷぷ、誰にも何も彼女を殺した今回のクロはキミだよ!」

「な、何言って……ふ、ふざけるなよ、俺はアイツを殺してなんかいない!だってアイツは……」

モノクマ「キミ自身はその気がなかったかもね?だけど彼女は……いいや、キミ以外の全員はキミがクロだって納得してるみたいだけど?」

「……は?」

???「みんなで話し合ったんだ。お前ならきっと俺達の死を背負ってこんなコロシアイを計画した奴らを何とかしてくれるって」

???「あたし達はそのための捨て石になろうって……まあ、そういう事」

「もう誰一人欠けずに脱出しようって誓ったじゃないか!?俺達は今まで死んだ奴らの命だって背負って……!」

???「私達には……無理ですからぁ……もう背負うなんて……」

???「だから、まだ諦めてないあんたに託させてくれよ……諦めたオイラ達の分も」

「そんな……ア、アイツも、この計画に乗ったのか……?」

???「被害者役のアイツは……せめてお前に殺されたいと言っていたよ」

???「うむ……モノクマのオシオキは悪趣味。貴公の想いを知っているからこそ、それに晒される姿を見せたくはなかったのだろう」

「なんだよ、それ……そんな、俺は……」

モノクマ「そろそろいいかな?」

???「ああ、やれよ!だけどモノクマ!お前は絶対あいつが叩き潰してくれる!」

モノクマ「好きに言ってなよ!それじゃあ今回は、クロを外したシロのオマエラにスペシャルなオシオキを用意いたしました!」

「やめ、ろ……やめてくれ……」

モノクマ「それでは張り切って参りましょう!オシオキターイム!」

「やめてくれよぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

ピコン!
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:21:17.85 ID:6bCF3zOT0
モノクマ「うぷぷ、残念でした!今回のクロは彼女じゃありません!」

「……どういう、事だ!じゃあアイツは誰に!」

モノクマ「うぷぷ、誰にも何も彼女を殺した今回のクロはキミだよ!」

「な、何言って……ふ、ふざけるなよ、俺はアイツを殺してなんかいない!だってアイツは……」

モノクマ「キミ自身はその気がなかったかもね?だけど彼女は……いいや、キミ以外の全員はキミがクロだって納得してるみたいだけど?」

「……は?」

???「みんなで話し合ったんだ。お前ならきっと俺達の死を背負ってこんなコロシアイを計画した奴らを何とかしてくれるって」

???「あたし達はそのための捨て石になろうって……まあ、そういう事」

「もう誰一人欠けずに脱出しようって誓ったじゃないか!?俺達は今まで死んだ奴らの命だって背負って……!」

???「私達には……無理ですからぁ……もう背負うなんて……」

???「だから、まだ諦めてないあんたに託させてくれよ……諦めたオイラ達の分も」

「そんな……ア、アイツも、この計画に乗ったのか……?」

???「被害者役のアイツは……せめてお前に殺されたいと言っていたよ」

???「うむ……モノクマのオシオキは悪趣味。貴公の想いを知っているからこそ、それに晒される姿を見せたくはなかったのだろう」

「なんだよ、それ……そんな、俺は……」

モノクマ「そろそろいいかな?」

???「ああ、やれよ!だけどモノクマ!お前は絶対あいつが叩き潰してくれる!」

モノクマ「好きに言ってなよ!それじゃあ今回は、クロを外したシロのオマエラにスペシャルなオシオキを用意いたしました!」

「やめ、ろ……やめてくれ……」

モノクマ「それでは張り切って参りましょう!オシオキターイム!」

「やめてくれよぉぉぉぉぉぉぉぉ……!!」

ピコン!
62 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/23(土) 23:26:27.28 ID:nW9mE9mA0
最後の部屋……そのプレートには何も書かれていない。

月読「ここだけないなんて不自然ね」

音野「付け忘れ、でしょうか?」

疑問を感じながら扉を開く。

【映画館】

四杖「ここは映画館のようですね」

ミシェル「デモ真ッ暗……」

月読「……」

この映画館……前に夢で見た場所に似てるわね。

音野「映写機はありましたけど、テープはないみたいです」

四杖「さすがに用意できなかった、という事でしょうか?」

ミシェル「サア……」

月読「……」

前に夢で見た所と似ている部屋……

なんだか意味深なものを感じるわね。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:27:01.15 ID:6bCF3zOT0
最後の部屋……そのプレートには何も書かれていない。

月読「ここだけないなんて不自然ね」

音野「付け忘れ、でしょうか?」

疑問を感じながら扉を開く。

【映画館】

四杖「ここは映画館のようですね」

ミシェル「デモ真ッ暗……」

月読「……」

この映画館……前に夢で見た場所に似てるわね。

音野「映写機はありましたけど、テープはないみたいです」

四杖「さすがに用意できなかった、という事でしょうか?」

ミシェル「サア……」

月読「……」

前に夢で見た所と似ている部屋……

なんだか意味深なものを感じるわね。 最後の部屋……そのプレートには何も書かれていない。

月読「ここだけないなんて不自然ね」

音野「付け忘れ、でしょうか?」

疑問を感じながら扉を開く。

【映画館】

四杖「ここは映画館のようですね」

ミシェル「デモ真ッ暗……」

月読「……」

この映画館……前に夢で見た場所に似てるわね。

音野「映写機はありましたけど、テープはないみたいです」

四杖「さすがに用意できなかった、という事でしょうか?」

ミシェル「サア……」

月読「……」

前に夢で見た所と似ている部屋……

なんだか意味深なものを感じるわね。 最後の部屋……そのプレートには何も書かれていない。

月読「ここだけないなんて不自然ね」

音野「付け忘れ、でしょうか?」

疑問を感じながら扉を開く。

【映画館】

四杖「ここは映画館のようですね」

ミシェル「デモ真ッ暗……」

月読「……」

この映画館……前に夢で見た場所に似てるわね。

音野「映写機はありましたけど、テープはないみたいです」

四杖「さすがに用意できなかった、という事でしょうか?」

ミシェル「サア……」

月読「……」

前に夢で見た所と似ている部屋……

なんだか意味深なものを感じるわね。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:27:48.51 ID:6bCF3zOT0
【食堂】

月読「……来てない?」

音野「はい……」

結論から言うと鏡在は食堂に来ていなかった。

塞ぎ込んでる?いや、あの鏡在がそんな事をして時間を浪費するとは思えない。

学人「ほぼ間違いなく、天馬を殺した人間を特定しようとしているな」

四杖「だけどどのような手段で……」

佛生「わかりませぬ……しかしあの時、鏡在殿から発せられていた憎悪は相当なもの」

黒頭「早まった真似をなさらなければ、よろしいんですが……」

川田谷「……」

ミシェル「マサ?ドウシタノ?」

川田谷「いや、何でもないよ……とにかく鏡在さんについては、また考えるとしてさ……調査に行かない?」

また新しいエリアが出来たのは、間違いないでしょうからね。

鏡在については、気がかりだけどそちらも疎かには出来ないわ。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:28:17.71 ID:6bCF3zOT0
【食堂】

月読「……来てない?」

音野「はい……」

結論から言うと鏡在は食堂に来ていなかった。

塞ぎ込んでる?いや、あの鏡在がそんな事をして時間を浪費するとは思えない。

学人「ほぼ間違いなく、天馬を殺した人間を特定しようとしているな」

四杖「だけどどのような手段で……」

佛生「わかりませぬ……しかしあの時、鏡在殿から発せられていた憎悪は相当なもの」

黒頭「早まった真似をなさらなければ、よろしいんですが……」

川田谷「……」

ミシェル「マサ?ドウシタノ?」

川田谷「いや、何でもないよ……とにかく鏡在さんについては、また考えるとしてさ……調査に行かない?」

また新しいエリアが出来たのは、間違いないでしょうからね。

鏡在については、気がかりだけどそちらも疎かには出来ないわ。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:29:04.84 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」




67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:29:35.06 ID:6bCF3zOT0






広生「殺しやすかった、からだ」




68 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/23(土) 23:51:27.74 ID:nW9mE9mA0
その後、もう一つの調査班と合流した私達は食堂に戻った。

そこからしばらく話し合いをしていたけど……鏡在は全く姿を見せなかった。

月読「……」

鏡在は今、何をしてるのかしらね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【鏡在は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 23:54:03.64 ID:48BvRqTDO
川田谷 学人
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/23(土) 23:54:21.44 ID:DmVjx0nk0
音野 佛生
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:55:12.00 ID:6bCF3zOT0
その後、もう一つの調査班と合流した私達は食堂に戻った。

そこからしばらく話し合いをしていたけど……鏡在は全く姿を見せなかった。

月読「……」

鏡在は今、何をしてるのかしらね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【鏡在は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:55:42.92 ID:6bCF3zOT0
音野「このピアノ、しっかり調律されてます」

月読「モノクマがしてるのかしらね……」

音野「音響も悪くありませんし、このホールなら思いきりバイオリンが弾けそうです!」

月読「良かったじゃない。部屋や展望室で済ませるのも窮屈そうだったし」

音野「はい!」

音野「……あっ」

月読「どうしたのよ」

音野「い、いえ、その私……ごめんなさい」

月読「何が?」

音野「浮かれちゃって……」

月読「……ああ、なるほどね。気にするなとは軽々しく言えないけど、深く考えてると潰れるわよ」

音野「……」

月読「それに、今更じゃない。私達海やファッションショーなんてしてたのよ?貴女が少し浮かれたぐらいでバチなんて当たらないわ」

音野「はい……」

意識してしまうと、なかなか頭から離れないから厄介よね……

1…前の部屋
2…後ろの部屋
3…左の部屋
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/23(土) 23:56:19.75 ID:6bCF3zOT0
「はい……」

結論から言うと鏡在は食堂に来ていなかった。

塞ぎ込んでる?いや、あの鏡在がそんな事をして時間を浪費するとは思えない。

学人「ほぼ間違いなく、天馬を殺した人間を特定しようとしているな」

四杖「だけどどのような手段で……」

佛生「わかりませぬ……しかしあの時、鏡在殿から発せられていた憎悪は相当なもの」

黒頭「早まった真似をなさらなければ、よろしいんですが……」

川田谷「……」

ミシェル「マサ?ドウシタノ?」

川田谷「いや、何でもないよ……とにかく鏡在さんについては、また考えるとしてさ……調査に行かない?」

また新しいエリアが出来たのは、間
74 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 00:33:11.54 ID:Jxgy24FA0
音野「……」

コンサートホールで音野が演奏している。

いつものバイオリンの音色もこういう場所で聴くと感じ方が変わるわね。

佛生「良き音色、ですな」

月読「そうね」

音野「……ふぅ」

どうやら終わったみたいね。

音野「あの、どうでしたか?」

1…貴女の演奏はよく知っていたつもりだったんだけどね
2…そうね、いい演奏だったとは思うわ
3…佛生はどうだったかしら?

↓2
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 00:34:26.38 ID:r1q7wL5DO
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 00:37:06.92 ID:avKYJAQ20
1
77 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 00:48:12.26 ID:Jxgy24FA0
月読「貴女の演奏はよく知っていたつもりだったんだけどね」

音野「ふふっ、見直しました?」

月読「そうね、私もまだまだだったわ」

音野「ふふふ……♪」

何がそこまで嬉しいのかしらこの子は。

佛生「ふむ、音野殿は月読殿に評価された事がよほど嬉しかったようですな」

音野「そんな事ありませんよー」

頬が弛んでるわよ……本当にここまでなつかれるとは思わなかったわ。

【音野響の好感度が4上がりました】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
78 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 01:06:21.41 ID:Jxgy24FA0
【音野響通信簿イベント4】

音野「つ、月読さん!」

月読「どうしたのよ、そんな大きな声出して」

音野「私、月読さんに一つお願いがあるんです」

月読「お願い?」

音野のお願いね……積極的じゃないこの子なら、そんな大それた事でもないでしょう。

月読「いいわよ、言ってみなさい」

音野「……」

月読「音野?」

音野「えっと、改めてお願いするとなるとちょっと恥ずかしくなってきました……」

月読「……そんな恥ずかしい事を頼むつもりだったの?」

音野「い、いえ!私はただ月読さんを名前で呼びたいだけで……」

月読「名前?」

音野「はっ、言ってしまいました……!」

月読「……」

名前呼びね、私は全然構わないけれど。

なんでこの子はまるで付き合って一年目の恋人みたいな反応をしてるのかしら?

音野「む、無理なら諦めます……」

月読「……」

本当に、この子はほっとけないというかなんというか。

まあ、そういうところ……私は好きだけどね。

【音野響通信簿4】
【月読を名前で呼びたい。
そんなささやかな願い事すら一喜一憂する音野。
月読はそんな彼女に微笑ましい気持ちを抱くのだった】
79 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 01:11:37.86 ID:Jxgy24FA0
月読「音野の演奏には助けられてるのよね……」

本人に伝えたら大変な事になりそうだけど。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【音野、佛生は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
80 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 01:15:38.29 ID:Jxgy24FA0
今回はここまで。

安価なら下で。
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 01:55:26.41 ID:qv2+LCVDO
学人 黒頭
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 07:54:35.45 ID:FDn0M6Lz0
乙、安価ずれるなら↑で
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 08:23:52.37 ID:r1q7wL5DO
乙です
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/24(日) 10:58:48.17 ID:mochci3r0
くっさい信者がついて愛書も可哀想に


>>755生存報告をちゃんとしていたり、定期的に更新されてるとこは見てるよ。愛書とか雪水とか
…名前は伏せるけど、読者をバカにしたようなメタ発言が多くなった所はもう見てない
モノクマーズだけならまだしも味方側の生徒まで言ってたから特に深い意味は無いんだろうけどさ
初期の方から見ていたから、急に水ぶっ掛けられた気分になった
85 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 23:33:10.46 ID:Jxgy24FA0
学人「鏡在の動きはともかく天馬を殺した犯人が不明なのは痛いな」

月読「黒頭、広生は貴女と一緒にいたのよね?」

黒頭「はい……広生様に、天馬様を殺害できるような時間はありませんでした」

学人「ふん、あの状況で嘘をつく意味もあるまい。広生は犯人ではないと見ていいだろう」

それは同時に黒頭の無実の証明でもあるのよね。

1…天馬を殺すのは簡単ではないはずよ
2…犯人はどうやって天馬の部屋に入ったんでしょうね
3…犯人は内通者、なのかしら

↓2
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 23:34:13.94 ID:r1q7wL5DO
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/24(日) 23:35:32.63 ID:qv2+LCVDO
88 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/24(日) 23:53:00.89 ID:Jxgy24FA0
月読「犯人はどうやって天馬の部屋に入ったんでしょうね」

黒頭「……少なくとも、捜査が終わるまで部屋から出るつもりはないようでした」

学人「捜査のためにと言われたか、もしくは他の要因があったか……」

月読「……」

天馬が書き残していた【ダレモシンジルナ】という言葉。

……あれは、いったい、何を示していたのかしら?

誰も……貴女は死ぬ時、鏡在も信じられなくなっていたの?

【更科学人の好感度が4上がりました】

【黒頭明夜の好感度が4上がりました】
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 06:40:42.63 ID:uoLFDnlt0
90 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/25(月) 22:48:23.39 ID:RrZUmsbA0
【黒頭明夜通信簿イベント3】

月読「貴女は洋服を着た事がないのよね?」

黒頭「はい。学校の制服も和服でした」

月読「でも普通ならいくらでも機会はあったんじゃないの?」

黒頭「……きっと母の影響ですね」

月読「母の影響?」

黒頭「母は日本が本当に好きでわたしにもそれを受け継いでほしかったんだと思います」

黒頭「学校、習い事、普段の生活……和を感じない生活などあり得ないとばかりに母はわたしに教育してきました」

黒頭「この髪も本当なら黒に染められるはずだったんですが……それだけは嫌だと泣いてなんとか阻止しました」

月読「……貴女も苦労してるのね」

黒頭「もう慣れてしまいました」

あんまり慣れるような事でもないでしょうに。

【黒頭明夜通信簿3】
【洋服も着ないような生活なのは母の影響。
金髪も染められそうになったらしいがそれだけは泣いて抵抗したらしい】
91 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/25(月) 22:52:32.25 ID:RrZUmsbA0
月読「天馬にいったい何があったの」

こうして話してる中に犯人がいるとは、思いたくないわね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【鏡在は選べません】

【音野、佛生、学人、黒頭は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 22:54:15.90 ID:Iheh7lsDO
川田谷 ミシェル
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 22:55:42.21 ID:ltXefxAd0
川田谷、四杖
94 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/25(月) 23:10:28.41 ID:RrZUmsbA0
川田谷「よっと」

月読「何をしてるの」

川田谷「バスケだよ。結構得意なんだよね」

川田谷は指の上でクルクルとボールを回している……確かに上手いわね。

川田谷「月読さんも一緒にやる?1on1なら相手になるよ」

月読「私がそういう事をするように見えるのかしら?」

川田谷「あっ、やっぱり?」

四杖「どうぞ、スポーツドリンクです」

川田谷「ありがとう四杖君」

月読「あら、四杖もいたのね」

1…なら四杖に相手してもらったら?
2…ミシェルでも呼んできましょうか?
3…結構様になってるわね

↓2
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 23:19:24.03 ID:ltXefxAd0
3
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 23:19:44.87 ID:7GrBI9wV0
1
97 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/25(月) 23:31:31.81 ID:RrZUmsbA0
月読「なら四杖に相手してもらったら?」

川田谷「四杖君とか……バスケ出来る?」

四杖「少しぐらいなら出来ますが……」

川田谷「まあ、インドアな月読さんよりは出来るか……よし、四杖君やろう!」

なんだか言い方が気になるけど、事実だから黙っていましょう。


それから川田谷と四杖のバスケを見学していた私は二人の動きに正直驚かされていた。

四杖も川田谷もお互い一歩も引かない……熱い勝負が繰り広げられている。

川田谷「引き分けって……少しぐらいどころじゃないよこれ!」

四杖「いえ、わたくしなどまだまだで……」

四杖、その謙遜は川田谷には嫌みになるわよ。

川田谷「なんか悔しいなぁ……よしもう一回やろう!」

まあ、川田谷は気にしてないみたいだし、いいのかしら。

【川田谷昌の好感度が4上がりました】

【四杖礎の好感度が4上がりました】
98 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/26(火) 00:01:03.57 ID:aVcKToIA0
【川田谷昌通信簿イベント3】

川田谷「あ、あれ?」

月読「どうしたのよ、また何かなくしたの」

川田谷「ま、またって俺がいつも何かなくしてるみたいじゃないか」

月読「少なくとも今の台詞を今日だけで三回は聞いたわよ」

川田谷「そう、だっけ」

月読「……貴方って本当に粗忽よね。少し治した方がいいんじゃないの?」

川田谷「そう言われても、俺そこまでおっちょこちょいじゃないし」

月読「……自覚がないって、怖いわね」

【川田谷昌通信簿3】
【よく物をなくすおっちょこちょいの川田谷。
しかし本人にその自覚はないようだ……】
99 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/26(火) 00:06:02.95 ID:aVcKToIA0
【夜イベント】

1…私は音野に甘いって言われたわ
2…黒頭に部屋に来てほしいって頼まれたわ
3…あの映画館が気になる……
4…鏡在に会わなかったわね

↓2
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 00:09:20.75 ID:eNSsv3ZDO
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 00:09:27.06 ID:1u9tE3Tj0
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/26(火) 00:10:19.27 ID:aAomxr4W0






広生「殺しやすかった、からだ」




103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/06/26(火) 00:11:15.84 ID:aAomxr4W0






広生「殺しやすかった、からだ」




104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 07:44:31.41 ID:1u9tE3Tj0
乙です
105 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/26(火) 23:35:55.17 ID:aVcKToIA0
月読「……」

私はどうやら音野に甘いらしい。

私にそんなつもりはなかったんだけど、周りから見てそうなら……まあ、そうなんでしょうね。

この宇宙ステーションに来てから私が一番関わっているのは多分音野。

最初の動機の事や第二の事件の後……私自身もあの子のバイオリンには癒されてる。

月読「……」

だけど甘いと言われてそれを受け入れるような女では私もないつもり。

音野「あの、月読さん?私はどうして呼ばれたんですか?」

月読「話があるのよ」

だから今日はビシッと行くわ。

1…貴女は今の私達の関係をどう思う?
2…これからは貴女に厳しくいくわ
3…でもあまり言える立場でもないのよね……

↓2
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 23:39:21.72 ID:byByGpqw0
1
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/26(火) 23:42:51.78 ID:eNSsv3ZDO
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 00:45:57.18 ID:fXV3HGOj0
3
109 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/27(水) 22:43:02.52 ID:JFnirUDA0
月読「貴女は今の私達の関係をどう思う?」

音野「どうって……」

月読「どうも、周りから見て今の私達はあまりいい状態とは言えないみたいなのよね……だからこの際はっきりさせた方がいい気がしてね」

音野「はっきり……あ、あの月読さん……それは、月読さんもそう思ってるんですか?」

月読「私?そうね……言われてみればといったところかしら」

音野「そう、ですか……」

月読「まあ、これに関しては私の方が責任は大きいわ。貴女にはむしろ謝らないといけないかもしれない」

音野「そんな、月読さんのせいじゃありませんよ」

月読「そう言ってもらえると助かるわ」

音野「……あの、でもやっぱり私達女の子同士ですし、その」

月読「……?」

女同士?

音野「あっ、でも月読さんの事は嫌いじゃないんですよ!?ただ私には縁遠い世界の話で」

月読「……」

これは、まさか。

音野「だから月読さんの告白には、今すぐ答えられ」

月読「待って、とんでもないすれ違いが発生してるわ」

音野「えっ?」

それから音野の誤解を何とか解いた……

本当にあの子の考え方がよくわからない……

そういえば結局甘い云々はうやむやになったわね……もうどうでもいいわ。

【音野響の好感度が6上がりました】
110 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/27(水) 23:20:59.14 ID:JFnirUDA0
月読「そろそろ夜時間ね……」

部屋に戻りましょう。

ガチャ

モノクマ「おめでとうございます!」

月読「失せなさい」

モノクマ「うわっ、見もしない!月読さんも随分スレちゃったね……ショボーン」

月読「……用があるならさっさと話してくれないかしら」

モノクマ「ああ、そうそう。改めておめでとう月読さん!キミは今、新たな世界へ行く資格を手にしたんだよ!」

月読「新たな世界?」

モノクマ「今、月読さんが持ってる鍵とチケットの使用を許可します!」

月読「……あの鍵とチケット?そもそもあれは何なの」

モノクマ「あれはラブモジュールを使用するためのアイテムだよ!鍵とチケット、そして一定以上仲良くなったと判断した組み合わせであそこは入れるってわけ」

月読「なるほどね……だからこうして出てきたって事」

モノクマ「そういう事!じゃあ、早速行く?ちなみに条件さえ満たしてればいくらでも使えるけど同じ人とは一回までだから!」

【ラブモジュールに行きますか?】

【好感度が90以上の生徒とのみ行けます】

【現在条件を満たしているのは音野響です】

↓2
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 23:25:56.28 ID:4sorQ34k0
気になるし行こうか
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 23:26:46.06 ID:MgyfLF6S0
他の人にも使えるし、行く
113 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/27(水) 23:57:15.46 ID:JFnirUDA0
月読「……」

嫌な予感はするけど新しい場所を調べられるならあえて飛び込むのも手ね……

月読「わかった、行くわ」

モノクマ「はい一名様ご案内ー!」

そう言ってモノクマが何か針のような物を私の腕に突き刺す。

月読「!?」

いきなりの事に驚いた私の視界はグラッと揺れて、ベッドに倒れ込んでしまう。

モノクマ「ちょっとした麻酔だよ!大丈夫、起きたらもうラブモジュールに行ってるからさ!」

そんなふざけた言葉を最後に、私の意識はフッと消えた。

【ラブモジュール】

月読「っ……」

目を覚ますとチカチカした明かりが目を刺す。

月読「ここがラブモジュール……?」

辺りを見回せば、そこは普通の部屋に見える。

個室のようにシャワーだけじゃなくて広い浴槽があったり、なんだか眠りにくそうな丸いベッドがあったり……

このピンクの色彩や、そこら中にある不穏な物……

月読「……」

そういう事……よーくわかったわ。

月読「モノクマ、どうせ見てるんでしょう。さっさと出しなさい」

もうこの部屋にいる価値はないと判断してそう告げても何も起きない。

その代わりにヒラヒラとどこかから紙が降ってくる。

【これからあなたは相手の理想の月読汐里として過ごしてもらいます】

【もしそうしなかった場合は相手に苦痛が与えられます】

【一定時間が経ったら出してあげるよ!】

月読「……」グシャッ

……そういえば、相手って誰かしら?

現実逃避がてらにそう考えてすぐにベッドの上で誰かがモゾモゾと動く気配。

音野「うーん……」

ああ、音野だったのね……この子なら、無茶な事にはならないでしょう。

【音野響の理想の月読とは?】

↓3までで一番それらしいのをこちらで選びます。
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/27(水) 23:59:53.21 ID:gMZ7GwYLO
頼れる親友であり、一番演奏を聞かせたい相手
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 00:01:30.41 ID:aZcC0v3M0
自らを引っ張って行ってくれる頼れるお姉さま
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 00:06:05.70 ID:hpf7JxrJ0
家族のように心安らげて、一緒にいたい人
117 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/28(木) 00:36:46.09 ID:9RXEke8A0
音野「……」

月読「音野、起きたのね」

音野「……汐里さん?」

月読「……はい?」

今、汐里さんって言ったわね……

音野「どうしちゃったんですか……苗字で呼ぶなんて」

月読「……」

なるほど、ね……音野の中の理想の私は名前で呼びあっていると。

月読「いえ、ちょっと寝惚けてたのよ響」

それぐらいなら何も問題はないわ……合わせてあげるとしましょうか。

音野「……えへへ」

月読「どうしたのよ、急に笑って」

音野「いえ、汐里さんだなぁって」

月読「何それ?貴女の中での私はどうなってるの?」

音野「本をご飯も食べようとしないし、変なところで頑固だし、本当は辛いのにそれを私には言ってくれないし……」

月読「……」

随分、言ってくれるじゃないの……

音野「でも、優しくて、頼りになって、家族みたいに心安らぐ……そんな人です」

月読「……」

本当に、言ってくれるわね……

音野「もしかして照れてます?」

月読「照れてないわよ」

音野「ふふっ、そういう事にしておきます」

なんだか、普段よりも少し押してくるわねこの子……

音野「汐里さん、そろそろ寝ましょう?いつもみたいにギュッてしてくれないと私眠れません……」

月読「……わかったわよ」

このまま音野のペースなのも癪だから、提案通りさっさと眠って全てを忘れる事にする。

月読「ほら、これでいいの?」

音野「はい、とても落ち着きます……」

腕の中の音野の顔はいつもより無防備で、私に対する信頼が伝わってくる。

これがコロシアイという環境にいない本当のこの子の顔なのかもしれない。

音野「汐里さん……」

月読「なに?」

音野「これからも、ずっと一緒にいてくださいね……」

月読「……」

コロシアイはまだ続いていて、果たせないかもしれない約束。

そもそも音野はここでの事を覚えているかもわからない。

月読「……えぇ、約束するわ」

だけど、私は約束を交わす。

家族みたい……そう言ってくれるこの子の期待は裏切りたくないもの。

フニャッと笑う音野の、響の顔を目に焼き付けながら私は瞼を閉じた。
118 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/28(木) 00:37:18.77 ID:9RXEke8A0
【十七日目】→【十八日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……91
 
鏡在……49
 
ミシェル……57
 
黒頭……63
 
佛生……64
 
学人……67
 
川田谷……61
 
四杖……68
119 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/28(木) 00:45:51.53 ID:9RXEke8A0
【十八日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……」

目を覚ますと、いつもの私の部屋。

昨日の夜の事はまるで夢だったみたいに現実味がない。

月読「……」

でもベッド脇にあったチケットには音野の名前が刻印されている。

つまり昨日のあれは現実だったって事なんでしょう。

月読「……」

まあ、部屋の酷さに目を瞑れば……いい体験になったわ。

【個室エリア廊下】

音野「あっ、月読さん!おはようございます」

月読「おはよう。なんだか機嫌がいいわね」

音野「昨日の夜、なんだかいい夢を見た気がしたんです!内容は、よく覚えてないんですけど……」

月読「そう……それじゃあ食堂に行きましょうか響」

音野「はい!」

音野「…………あれ?月読さん!?今なんて!」

月読「……」

私の方が引きずってどうするのよ……
120 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/28(木) 01:24:41.98 ID:9RXEke8A0
今回はここまでで。
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 07:26:31.79 ID:dVLS/AyR0
乙です
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 07:51:11.78 ID:xzRguULDO
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/28(木) 12:53:47.86 ID:Y5x0DKNS0
音野今回の章で死にそう
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 15:26:52.94 ID:oI3EqYxDO
やめてそういうこと言うの

あとまだ武忍が隠れてる可能性もある、それが音野の可能性だって…
125 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 22:12:54.23 ID:bHTUZDlA0
【食堂】

月読「鏡在は今日もいないのね」

学人「誰も姿を見ていないのか?」

四杖「少なくとも食堂に来たのを見た覚えはありません」

黒頭「食事なども行っていないという事でしょうか……」

ミシェル「リン、大丈夫ナノカナ」

音野「心配ですね……」

川田谷「……なんか、もう明るい展望が全く見えないね」

佛生「それこそ、コロシアイというもの……」

月読「……」

七人。

それだけの死の重みがのしかかってくる気さえ、してくるわね。
126 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 22:21:21.85 ID:bHTUZDlA0
月読「天馬や入野の明るさがどれだけ大事だったか、よくわかるわ……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【鏡在は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 22:25:20.87 ID:W1FSsdm40
ミシェル 四杖
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 22:26:29.71 ID:BT/tXJaDO
学人ミシェル
129 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 22:38:25.90 ID:bHTUZDlA0
学人「月読!何とかしろ!」

月読「……何、どうしたのよ」

気を落ち着けるために本に集中したいのよ私は。

学人「追われているんだ!このままでは私は殺される!」

月読「ここだと洒落にならないわよ。それで誰に追われてるの」

バァン!

ミシェル「ナ、ナンデ逃ゲルノ……」

学人「もう追い付かれただと!?」

月読「……」

なるほど、確かに学人からすれば命の危機ね。

学人「わかっただろう!何とかしろ!」

1…いいじゃない、ミシェル結構スタイルいいわよ?
2…仕方ないわね……
3…私がミシェルを何とか出来るわけないでしょう

↓2
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 22:39:32.11 ID:BT/tXJaDO
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 22:39:42.40 ID:j+dAtyeS0
2
132 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 23:00:21.51 ID:bHTUZDlA0
月読「仕方ないわね……ミシェル」

ミシェル「アッ、シオリ……」

月読「とりあえず落ち着きなさい。ほら深呼吸よ」

ミシェル「スゥ……ハァ……」

月読「落ち着いた?貴女は力が強いんだから、冷静に動く事を念頭に置くべきよ」

ミシェル「ゴ、ゴメンナサイ」

月読「それで?学人を追いかけてきたみたいだけどどうしたの」

ミシェル「エット、ガクトガ個室エリアノ廊下ヲ機械持ッテウロウロシテタカラ声カケタラ逃ゲタカラ」

月読「……へぇ」

学人「なんだその目は!私は鏡在の現在位置を把握しようとしていただけだ!」

月読「ミシェル、学人がラグビーをしたいそうよ」

ミシェル「本当!?」

学人「待て!何を言って……」

ミシェル「嬉シイ!早速行コウ!」

学人「やめろ、引っ張るな!私はラグビーなど…………」

月読「……」

さて、本を読み直しましょう。

……一応死ぬ前に様子だけ見に行きましょうか。

【ミシェル・ラマンの好感度が7上がりました】

【更科学人の好感度が3上がりました】
133 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 23:28:44.06 ID:bHTUZDlA0
【ミシェル・ラマン通信簿イベント3】

月読「貴女はどうしてラグビーを始めようと思ったのかしら?」

ミシェル「ラグビーヲ始メタ理由?」

月読「えぇ、貴女の気の弱さだとあまり積極的にやりそうにないじゃない?」

ミシェル「ウウ……元々自分カラ始メタワケジャナイカラ」

月読「もしかしてあまり楽しくない話だった?」

ミシェル「ウウン、大丈夫……身体大キイカラッテ助ッ人頼マレタノガ最初ノラグビーダッタカナ」

月読「怖かったんじゃないの?」

ミシェル「ウン……ダカラ怖クテ必死ニヤッテタラ相手ガダウンシテテ……見テタ監督ニスカウトサレタ」

月読「……」

手加減出来ないのも昔からだったって事ね……

【ミシェル・ラマン通信簿3】
【最初のラグビーは身体が大きいからと助っ人にされたから。
その時相手をダウンさせたのが彼女のラグビー人生の始まりだったようだ】
134 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 23:31:13.93 ID:bHTUZDlA0
月読「学人も案外丈夫だったわね」

ミシェルは楽しそうだったしいい事だわ。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【鏡在は選べません】

【ミシェル、学人は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 23:33:37.21 ID:Jpj+beiVO
川田谷 音野
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 23:38:10.71 ID:W1FSsdm40
137 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/06/30(土) 23:53:05.68 ID:bHTUZDlA0
川田谷「……」ポーン

音野「あれ?川田谷さんも来てたんですか」

川田谷「ああ、音野さんと月読さんか」

月読「そのピアノに興味があるのかしら」

川田谷「これでも音楽に関わる人間だからね」

川田谷は慣れた手つきで鍵盤を指で叩く。

1…ピアノの扱いに慣れてるのね
2…音野はピアノを弾けるの?
3…どうせなら合奏でもしてみたら?

↓2
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 23:55:40.35 ID:W1FSsdm40
1
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/30(土) 23:59:14.68 ID:BT/tXJaDO
140 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/01(日) 00:42:06.45 ID:H4S0RwsA0
月読「どうせなら合奏でもしてみたら?」

音野「私は構いませんけど……」

川田谷「ははは、俺のピアノなんて音野さんのバイオリンと合わせたら霞んじゃうよ」

音野「あっ、川田谷さん」

川田谷「バイオリン弾くんでしょ?邪魔になるから俺は客席にでもいるよ」

月読「……気を悪くさせたかしら?」

川田谷「いやいや、むしろ月読さんが俺をそこまで評価してくれてて嬉しいよ」

月読「ならいいけど」

川田谷「あっ、お礼と言ってはなんだけどこの紅茶あげるよ。今これぐらいしか持ってないからさ」

私の手に紅茶を押し付けるようにして川田谷は端の席に座る。

月読「……」

私も座って、もらった紅茶を飲む。

そして聞こえてきた音野のバイオリンに意識を集中させた。

【音野響の好感度が4上がりました】

【川田谷昌の好感度が3上がりました】
141 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/01(日) 00:43:50.87 ID:H4S0RwsA0
月読「お礼……」

本当にそう思ってたのかしらね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【鏡在は選べません】

【学人、ミシェル、音野、川田谷は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 00:51:42.13 ID:7uLd8uvXO
佛生、黒頭
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 01:03:48.55 ID:gpm+l3rp0
佛生、四杖
144 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/01(日) 01:10:53.29 ID:H4S0RwsA0
今回はここまでで。
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 01:16:37.71 ID:6gB6l6bDO
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 03:58:28.85 ID:vnEXOt+L0
支援
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 04:20:44.43 ID:EoBUEnKDO
乙でした
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 09:42:25.17 ID:IwoWQBkl0
149 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/01(日) 21:45:28.95 ID:H4S0RwsA0
佛生「何年経っても、コロシアイは起きるのですな」

月読「貴方が経験した時と今で何か変わった点とかないのかしら」

佛生「そうですな……モノクマの存在、集められたのが十六人である事……まるで変わっておりませぬ」

四杖「……少しよろしいでしょうか」

月読「四杖?珍しいわね」

四杖「佛生さんに聞かせていただきたい事がありまして」

佛生「なんですかな?」

四杖「かつて佛生さんが対峙したモノクマは今回と同一だと思いますか?」

佛生「……」

1…複数いるとは、思いたくないわね
2…貴方は以前のコロシアイの黒幕が誰かは知らないのよね?
3…前はどんな環境だったのかしら

↓2
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 21:48:23.97 ID:gpm+l3rp0
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 21:51:15.08 ID:CdYfa64a0
3
152 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/01(日) 22:02:27.18 ID:H4S0RwsA0
月読「前はどんな環境だったのかしら」

佛生「以前は、地底でしたな」

四杖「地底……」

佛生「日の光もない息苦しい世界でありました……疑心暗鬼にとらわれ、一人また一人と殺し殺され……その果てに其が全てを……」

月読「……」

佛生「四杖殿、モノクマが以前と同一かという質問にお答えいたします」

佛生「そうであってほしい、と思っておりますよ」

佛生「このような狂人が、何人もいるなど……考えたくもありませぬ」

四杖「……不躾な質問をして申し訳ありませんでした」

同一だとしたら、どれだけこんな事をすれば満足なのかしらね、黒幕は……

【四杖礎の好感度が4上がりました】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 07:51:16.80 ID:1WcuPigz0
154 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/02(月) 20:58:17.93 ID:qehM4gJA0
【夜イベント】

1…たまにはピアノを弾いてみようかしら
2…前のコロシアイについて改めて調べてみましょう
3…鏡在はどこに行ったの?

↓2
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 21:03:01.14 ID:vYm76Dvv0
3
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 21:07:35.40 ID:ghy5bENDO
3
157 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/02(月) 21:39:10.73 ID:qehM4gJA0
月読「鏡在はどこに行ったの?」

少なくとも食堂には来てない……それにこのイカロスで全く会わないなんて。

月読「部屋に閉じ籠ってる……いいえ、鏡在なら天馬を殺した犯人を見つけるためにそれこそ動き回ってもおかしくない」

もし、鏡在が犯人を探し出すために何か行動を起こそうとしているなら……

月読「……こういう場合」

最悪を想定するのが定石よね……

【薬品庫】

「……」

月読「そこまでよ鏡在」

鏡在「!?」

月読「本当に最悪を選ぼうとするとは思わなかったわ……その時限式毒薬を棚に戻しなさい」

鏡在「……」

月読「貴女の狙いはその毒薬を私達の食事に混ぜて自白せざるを得ない状況を作り出す事ね?」

鏡在「邪魔すんじゃないわよ月読。千里を殺しときながらノウノウとしてる奴がいるなんて我慢ならないのよアタシは!」

月読「それで関係ない誰かが死ぬかもしれないのよ?」

鏡在「そんなの可能性の高い奴から吟味するわよ!」

1…じゃあ聞くわ、絶対に天馬を殺してない人間が誰かわかる?
2…その毒薬はモノクマ製……解毒薬はないのよ?
3…それで自白しなかったらどうするつもり

↓2
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 21:47:22.68 ID:ghy5bENDO
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 21:49:06.72 ID:k2qIoJPnO
1
160 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/03(火) 23:49:59.89 ID:tZxqSXvA0
月読「じゃあ聞くわ、絶対に天馬を殺してない人間が誰かわかる?」

鏡在「はあ?そんなのアタシ以外は全員容疑者よ!月読、アンタもね!」

月読「話にならないわね。そんな状態で犯人を毒薬で特定だなんて巻き込まれる側からしたらいい迷惑だわ」

鏡在「なんですって!?」

月読「私が容疑者ですって?貴女に助手だなんて名目で付き合わされていた私にどうやって天馬を殺せるっていうのかしら」

鏡在「それは!」

月読「鏡在、そんな単純な事すら頭から抜けてる今の貴女に天馬を殺した犯人を見つける事なんて不可能よ」

鏡在「……!」

月読「さっさとここから出ていきなさい」

鏡在「……アンタには」

月読「何かしら?」

鏡在「アンタにはわからないわよ!千里を失ったアタシの気持ちなんて!だからそんな冷静なんでしょ!?アンタからしたら千里は……」

月読「……」

1…天馬を失ったのが自分だけだなんて顔をしないで!
2…貴女にこそ、私の気持ちなんてわからないわよ
3…いいものを見せてあげるわ、部屋まで来なさい

↓2
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 23:51:17.37 ID:3fMfKW240
1
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/03(火) 23:51:39.30 ID:frLicP9DO
163 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/04(水) 00:18:26.61 ID:Pltgv3xA0
月読「いいものを見せてあげるわ、部屋まで来なさい」

鏡在「……」

鏡在の顔は不信に満ちていたけど、私は意に介さず部屋に向かう。

ここまでのわからず屋にはあれを見せるのが一番だわ。

【月読の個室】

月読「これよ」

鏡在「は?これって」

月読「天馬を殺した凶器の鋏と天馬の部屋にあった裁縫セットとメモ帳よ」

鏡在「アンタいつの間に」

月読「誤解してるようだからはっきり言っておくわよ鏡在」

月読「私は天馬を殺した犯人を許すつもりはないわ」

鏡在「……!」

月読「私が冷静ですって?そうするように努めてるだけよ」

月読「学級裁判と同じ、冷静にならなければ犯人を見つける事なんて無理なんだから」

鏡在「……」

月読「天馬殺しは捜査が出来ない、学級裁判もない」

月読「だからといって逃がしはしないわ……絶対」

それが、私が天馬に出来る唯一の事だと思うから。

鏡在「…………よ」

月読「……何かしら」

鏡在「悪かった、わよ。変な事言って」


月読「……」

鏡在「何よその顔」

月読「貴女に謝罪だなんて概念があった事に驚いたの」

鏡在「アンタ、アタシをそんな風に思ってたわけ!?」

月読「日頃の行いよ」

鏡在「……納得いかないけど、それはいいわ。月読」

月読「なに?」

鏡在「力を貸して。アタシは……千里を殺した犯人を見つけたいの」

月読「……」

鏡在「よくわかった。アタシだけじゃ、千里を殺した犯人は見つけられない」

鏡在「だから……お願い」

あの鏡在が頭を下げた。

それだけ本気なのだと彼女の天馬に対する気持ちが伝わってくる。

月読「……いいわ。協力しましょう」

鏡在「…………あり、がと」

鏡在は頭を下げたまま、それだけ呟く。

……どうやら、もう心配はいらないみたいね。

【鏡在凛の好感度が20上がりました】
164 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/04(水) 00:21:59.45 ID:Pltgv3xA0
【十八日目】→【十九日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……95
 
鏡在……69
 
ミシェル……64
 
黒頭……63
 
佛生……68
 
学人……70
 
川田谷……64
 
四杖……72
165 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/04(水) 00:34:19.35 ID:Pltgv3xA0
【十九日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……」

鏡在はあの後帰ったけど、大丈夫かしら。

あんな馬鹿な事をもう考えないと、いいんだけど。

【食堂】

鏡在「遅いわよ汐里!」

月読「……」

食堂に行くと鏡在は来ていた……だけど格好がまるで違う。

月読「貴女それ」

鏡在「千里のジャージよ!アタシが着られるように直したってわけ!」

白いジャージを来て笑う鏡在は、どうやら完全に変わったらしい。

……それがいい事かは、何とも言えないわね。
166 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/04(水) 00:43:40.56 ID:Pltgv3xA0
月読「……そういえば名前で呼んできたわね」

天馬が見たらなんて言ったのかしら。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 00:49:15.53 ID:koXUhdzDO
黒頭 佛生
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 00:49:25.79 ID:MgYAEvt50
学人、鏡在
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/04(水) 07:23:38.17 ID:koXUhdzDO
170 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/05(木) 22:01:33.98 ID:mSBECNOA0
学人「それはいったいどういう心境の変化だ」

鏡在「ちょっとした決意表明ってやつ!アタシは千里の事がはっきりするまでお洒落は封印するのよ!」

月読「相変わらず即行動に移すわね貴女は……」

鏡在「何よ、アタシをこうさせたのはアンタなのよ汐里」

月読「私?」

学人「なんだ、いつの間にやら名前で呼ぶようになったのか」

月読「そうみたいよ」

学人「ふん、随分な変わりようだがどんな手を使ったのやら」

1…正直言って落ち着かないわ
2…貴方も似たようなものじゃないの
3…そういえば……この二日間貴女どうしてたのよ

↓2
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:04:08.90 ID:bhgPreeDO
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:04:47.24 ID:Bm2bUDLJ0
2
173 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/05(木) 22:14:24.86 ID:mSBECNOA0
月読「貴方も似たようなものじゃないの」

学人「私をこいつと一緒にするな」

鏡在「アタシだってお断りよ!こんな変態眼鏡!」

学人「貴様今この私を変態眼鏡と言ったか!?」

鏡在「事実でしょうがこのムッツリスケベ!アンタが露出度高い服が大好きなのはもうバレてんのよ!」

学人「ム……この凡人が!よくもそこまで私を侮辱できたな……!」

鏡在「何よやんの!?」

学人「仕掛けたのは貴様だ!」

月読「……」

やっぱり変わったわね、二人共。

【更科学人の好感度が4上がりました】

【鏡在凛の好感度が4上がりました】
174 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/05(木) 22:25:12.84 ID:mSBECNOA0
【鏡在凛通信簿イベント3】

月読「貴女、そんな言動でよく店員なんて出来たわね」

鏡在「アタシの人徳ってやつかしらね。それにああいう手合いは服をきちんと出来れば辛口で済むから楽っちゃ楽なのよ」

月読「それでも通用しない場面もあったでしょうに」

鏡在「まっ、確かにそれで中学の時は喧嘩に明け暮れてたわ。アタシは負けた事ないけど」

月読「貴女ね……」

鏡在「でもやっぱり千里ぐらいなのよね……曲げも逃げもしないでアタシと言い合い出来てたの」

月読「……」

……本当に疑問なのよね。

なんで鏡在はここまで天馬に入れ込んでいるのかしら?

【鏡在凛通信簿3】
【その物言いから喧嘩に明け暮れてたらしい鏡在。
しかし彼女と長く言い合いを出来たのは天馬だけだったようだ】
175 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/05(木) 22:27:06.35 ID:mSBECNOA0
月読「変わる……だけどそれは死が前提のもの」

それがなければあの二人はあんな風にはならなかったのかしらね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【学人、鏡在は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:28:23.98 ID:Bm2bUDLJ0
ksk
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/05(木) 22:28:52.21 ID:bhgPreeDO
黒頭 佛生
178 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/06(金) 23:31:07.64 ID:9eLEMdwA0
黒頭「……」

佛生「……」

月読「……また瞑想してるのね」

こうして見るのは……最初の事件が起きる前ぐらいかしら。

黒頭「……月読様?」

黒頭が気付いた?前は全然気付かなかったのに……いや、当たり前ね。

あの頃とはまるで状況が違うんだから。

佛生「……むっ、月読殿ですかな」

黒頭「……」

1…あまり精神集中って気分でもなさそうね
2…前にもこんな事があったわね
3…私もやってみようかしら

↓2
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 23:39:04.07 ID:nLXj4tSDO
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/06(金) 23:39:56.41 ID:nmJbKFP40
3
181 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/07(土) 00:07:21.16 ID:WlshGTAA0
月読「私もやってみようかしら」

佛生「それは良き事ですな……どうぞ」

スペースを空けた佛生の隣に座って目を閉じる。

本を読んでいる時と同じ感覚でいればいいのよね……

月読「……」

佛生「ふむ、初めてにしてはなかなか」

黒頭「月読様は書を読む際に集中している事が多いようですから」

月読「……」

佛生「我々もまだまだ修行が足りぬという事ですかな」

黒頭「そうですね……本当に」

【黒頭明夜の好感度が4上がりました】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
182 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/07(土) 00:09:52.12 ID:WlshGTAA0
月読「なかなか貴重な体験だったわね……」

少し集中力が上がった気もするわ。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【学人、鏡在、黒頭、佛生は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 00:10:51.03 ID:ZywIL7Bn0
四杖、ミシェル
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 00:23:20.51 ID:YeJgwyVo0
ミシェル 四杖
185 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/07(土) 00:55:42.91 ID:WlshGTAA0
四杖「どうぞ」

月読「いつも悪いわね」

四杖「いえ、好きでやっていますから……っと、少し失礼します」

そう言って四杖は少し遠くにいたミシェルの所に向かった。

月読「……うん、相変わらずいい味ね」

チラリと目をやると四杖とミシェルは話が弾んでるみたいだった。

二人ともあまり自分に自信がないから気が合うのかしら。

四杖「……」

あら、戻ってきたわね。

1…ミシェルとの話はもういいのかしら
2…随分話が弾んでいたみたいね
3…四杖、手に何か持ってるわね

↓2
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 01:13:53.73 ID:qfyscHBpO
2
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 01:32:47.87 ID:c0tartcVO
3
188 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/07(土) 23:25:31.89 ID:WlshGTAA0
四杖、手に何か持ってるわね……

四杖「戻りました」

月読「ミシェルに何かもらったの?」

四杖「これですか?はい、何でも談話室で作った特製のドリンクだとか」

月読「あの子談話室によくいるみたいだけど、そんなものを作ってたのね……」

よく見たら、何かこっちをチラチラと気にしているし……

月読「感想を聞きたいみたいだし、今飲んであげたら?」

四杖「そうですね……せっかくの頂き物ですし失礼して」

四杖が蓋を開けてドリンクを飲み干していく。

その顔は……みるみる内に青くなっていった。

月読「……四杖?」

四杖「……」

四杖は何も言わずに、食堂から出ていく。

ミシェル「ア、アノ……イシズエ、ナニカ言ッテタ?」

月読「……少なくとも悪くは言ってなかったわよ」

その後、四杖は倉庫で泡を吹いてるところを発見されたわ……

【四杖礎の好感度が4上がりました】

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】
189 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/07(土) 23:27:33.73 ID:WlshGTAA0
月読「四杖、結局何で倒れたか言わなかったわね……」

四杖らしいと言えばらしいけど……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【学人、鏡在、黒頭、佛生、四杖、ミシェルは選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 23:29:19.36 ID:y5gXZcaF0
川田谷
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/07(土) 23:46:38.85 ID:C2zy2ZCG0
192 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/08(日) 00:01:32.17 ID:CdrVNkDA0
【調査用海岸】

川田谷「うーん……」

月読「何をしてるのよ」

川田谷「ああ、月読さんか。ちょっと貝でもないかなって」

砂を掘っている川田谷は法螺貝でもあればいいんだけどなんて呟いている。

ここに法螺貝なんて埋まってたら逆に驚くわよ……

月読「なんでまたそんな事を?」

川田谷「まあ、作詞活動の一環……かな?」

……本当になんでもやるのね。

1…手伝いましょうか?
2…見つけたらどうするのよ
3…そもそもここに貝なんているのかしら

↓2
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00:07:33.71 ID:7Z43bkBDO
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00:08:50.51 ID:ppBJAPLQ0
1
195 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/08(日) 00:38:57.93 ID:CdrVNkDA0
月読「手伝いましょうか?」

川田谷「えっ、月読さんが?」

月読「……そんなに意外かしら」

川田谷「だって自他共にインドア派な月読さんだよ?」

月読「……私だってたまにはそういう事をしたくなるわよ」

川田谷「まあ、手伝ってくれるなら俺は嬉しいけどさ」

月読「それで?探すに当たってどんな事をしてるのかしら」

川田谷「えっ?」

月読「えっ?じゃないわよ。まさか闇雲に掘っているだけじゃないんでしょう?」

川田谷「…………」

ちょっと。

【川田谷昌の好感度が8上がりました】
196 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/08(日) 00:43:08.63 ID:CdrVNkDA0
【夜イベント】

1…また女子会……だけどいつもと様子が違うわ
2…ミシェルがまた談話室にいるみたいね
3…貝を探してみましょうか

↓2
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00:46:03.41 ID:imfmhDR90
2
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00:46:38.17 ID:7Z43bkBDO
199 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/08(日) 00:51:18.34 ID:CdrVNkDA0
今回はここまでで。
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 00:57:14.90 ID:imfmhDR90
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 01:02:02.49 ID:xJUiiURvO
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/08(日) 08:27:18.16 ID:7Z43bkBDO
乙です
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/12(木) 11:16:15.18 ID:g2JIe7Sx0
女子八番 隅田映美子(すみだ・えみこ)

身長 156cm
体重 50kg
誕生日 8月1日(獅子座)
血液型 O
部活動 ソフトボール部
友人 英賀保光里
小野くるみ
園部泉美
生瀬理代
西大路麻美
蓬来江里花
桃山那々子
山科乃梨絵
(女子主流派グループ)
愛称 映美子、えーみ
出身小 椿小学校
家族 父・母・妹
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★☆☆☆☆

★★★★★

★★★★☆

★★★★★

★★☆☆☆

★★★★★
明るく元気なムードメーカー。家がパン屋で、いつもふんわりとパンの香りがする。
女子の中で1番の運動能力の持ち主だが、おっちょこちょいでドジを踏むことも多い。
桃山奈々子と共に、今宮朋哉ファンクラブ会員を自称している。
小野くるみ・園部泉美は幼稚園からずっと一緒の幼馴染。
体育委員。

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器: なし(出発前に死亡)
kill: なし
killed: 黄松
死亡話数: 第12話
凶器: 金属バット
 
プログラムを告げられ、クラスメイト同士が殺し合うということを「絶対に嫌」と拒否した結果、赤松に「ここで[ピーーー]ばいい」と提案される。逃げようとするが間に合わず、黄松に頭部を複数回殴打され死亡。<12話>


運動能力を活かすことなく退場でした。
実は直前までどうするか悩みました。他の案としては、ここでは退場しない(全体を決めた後でどうしても他のことに繋がらなくなったので諦め)、拒否による首輪爆発(映画版のノブみたいな。最初はそれで書いたけど詰まってしまった)がありました。
204 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 20:52:54.56 ID:rEzsWQxA0
鏡在「アンタ達は何もわかってない!」

ミシェル「アッ、ソノ」

……三度目になる私、音野、黒頭の女子会。

今回は黒頭を元気付けたいと音野が張り切っていたけど。

なぜか始まった時には鏡在とミシェルもいた。

月読「ミシェルはいいとして……鏡在は誰が呼んだの」

音野「ごめんなさい、無理やり聞き出されました……」

月読「……」

まあ、音野が鏡在に勝てるわけないものね。

鏡在「ちょっと聞いてるの!?」

黒頭「あの……わかっていないとは?」

鏡在「アンタ達は女子会のなんたるかをわかってないって言ってんのよ!」

音野「そ、そんな事ありません!前回四杖さんに色々聞いて……」

鏡在「男じゃないのよ!アンタ男に女子会のなんたるかを聞くとか女子として恥ずかしくないわけ!?」

音野「つ、月読さぁん……」

私の後ろに隠れないの。

1…そこまで言うからには貴女はなんたるかを理解してるのよね?
2…別にそこまで定義に拘る事でもないでしょう
3…ミシェル、鏡在とラグビーしてきていいわよ

↓2
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 20:55:17.65 ID:+OwTycuI0
1
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 20:56:22.21 ID:+0fzlasDO
207 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 21:19:05.57 ID:rEzsWQxA0
月読「別にそこまで定義に拘る事でもないでしょう」

ただ集まって話す……正直それだけの事がこの生活でどれだけ尊い事か理解させられたわ。

鏡在「あのね、汐里」

月読「……なによ」

鏡在が哀れんだような眼で私の肩に手を置いてくる……

鏡在「アンタ、そんな事言ってたらあっという間に女子からオバサンになるわよ?」

月読「わかった。その喧嘩買うわ」

音野「つ、月読さん!?」

ミシェル「ア、アノ落チ着イテ……」

月読「止めないで、元々鏡在とは一度とことんやり合う必要があったのよ」

何よりあの哀れんだ眼だけは腹がたつわ……!

鏡在「何よやるわけ?言っとくけどアタシの女子力にかかれば、アンタなんてステージ最初に髭の親父に踏まれる敵キャラよ!」

月読「雑魚という言葉を使うのに遠回しな表現はやめなさい……!」

黒頭「話についていけません……」

音野「ど、どうしてこんな事に」

ミシェル「アワワ……」

それから私と鏡在のくだらない口喧嘩は続いた。

ここに来た頃はあんまり言い返すとかなかったけど……これも一つの経験ね。

ちなみに……最後はミシェルに二人まとめて沈められたわ。


【女子メンバー四人の好感度が7上がりました】

【音野響の好感度がMAXになりました】
208 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 21:27:15.18 ID:rEzsWQxA0
【十九日目】→【二十日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……MAX
 
鏡在……80
 
ミシェル……75
 
黒頭……74
 
佛生……72
 
学人……74
 
川田谷……72
 
四杖……76
209 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 21:38:03.98 ID:rEzsWQxA0
【二十日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……」

私いつの間に寝たのかしら……

【食堂】

鏡在「ねぇ、汐里。アンタ昨日アタシとなんかなかった?」

月読「……あったかしら」

音野「……」

黒頭「……」

ミシェル「ホッ……」

学人「何だあの異様な空間は」

川田谷「さ、さあ?」

佛生「ふむ」
210 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 21:41:37.42 ID:rEzsWQxA0
月読「……思い出せないわね」

本当に何があったのかしら?

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 21:50:48.83 ID:+0fzlasDO
佛生 川田谷
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 21:52:10.26 ID:tlojabqO0
黒頭
213 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 22:12:47.00 ID:rEzsWQxA0
黒頭「……」

月読「黒頭」

黒頭「月読様」

月読「気分はどうかしら?」

黒頭「そう、ですね……未だに心のどこかであれが本当にあった事だと、信じたくない自分がいます」

月読「……」

黒頭「申し訳ありません……あの日、月読様の胸をお借りしたというのに」

月読「黒頭……」

黒頭「わたしは、弱くなってしまったかもしれませんね……ただ純粋に武道を極めんとしていたあの頃にはもう……」

1…それは、きっと全員同じよ
2…気持ちがわかる……とは言えないわ
3…もし広生がここにいたら、何を言いたい?

↓2
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:14:00.01 ID:OgQ924jN0
2
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:15:07.07 ID:qetMDmXD0
1
216 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 22:28:01.33 ID:rEzsWQxA0
月読「それは、きっと全員同じよ」

弟がクロになった学人、親友と言ってもいい天馬を殺された鏡在。

その二人以外の面々だって、大なり小なり……もう昔のようには戻れない。

黒頭「……」

月読「私達はもう背負って生きていくしかない……でも無理やり受け入れようとしなくていいわ」

黒頭「そう、ですね」

月読「……」

だけど思うのよね……

佛生のようとは言わないけど、私達は死を背負う事になる。

……私達、本当に耐えられるのかしら。

【黒頭明夜の好感度が6上がりました】
217 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 22:52:24.15 ID:rEzsWQxA0
【黒頭明夜通信簿イベントその4】

月読「貴女はこれからも武道を続けるのかしら」

黒頭「そのつもりです……わたしにはこれしかありませんから」

月読「これしか?」

黒頭「実は……わたし高校を卒業したら母に勘当されるんです」

月読「……!?」

黒頭「母はどうしてもわたしを父と同じ黒髪にしたかったようですから」

月読「父って……貴女が物心つく前に亡くなったっていう?」

黒頭「はい。最も……遺影も普通の写真もないのでわたしは顔を知らないのですが」

そんな父親と同じ髪にしないからって……

黒頭「だけど、わたしは思うのです。本当にそれだけなのだろうかって」

月読「……どういう意味?」

黒頭「ただの勘なんですが……もっと別の理由があるような、そんな気がするんです」

別の理由……

【黒頭明夜通信簿4】
【高校を卒業したら勘当される黒頭。
髪を顔も知らない父と同じ黒にしないかららしいが……黒頭は何か違うと感じているようだ】
218 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 22:55:57.06 ID:rEzsWQxA0
月読「……死を背負う、か」

こんな形で背負うものではないわね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【黒頭は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 22:57:58.02 ID:+0fzlasDO
佛生 川田谷
220 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:02:09.17 ID:tlojabqO0
学人佛生
221 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 23:12:57.77 ID:rEzsWQxA0
学人「……おい佛生」

佛生「なんですかな?」

学人「その服についているインクはどうした」

佛生「インク?」

佛生の服を見てみるとどこでつけたのか黒いインクがベッタリとついている。

月読「確かにインクね……心当たりはあるかしら?」

佛生「ふむ、もしや……先ほど四杖殿とぶつかった時についたのやもしれませぬ」

そういえばさっき四杖が廊下を掃除してたわね。

学人「ふん、ちょうどいい。佛生、この新しい薬品の実験台になれ」

そう言って学人が懐から取り出したのはビンに入った薬品……

1…大丈夫なのそれ
2…色々と作るわね貴方
3…貴方の作った物にいい印象がないわ

↓2
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:15:01.11 ID:tlojabqO0
2
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:15:21.55 ID:OgQ924jN0
2
224 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 23:48:14.81 ID:rEzsWQxA0
月読「色々と作るわね貴方」

学人「私は天才だからな。こうして発散しなければ貴様達と話す事すらかなわなくなるほどの差を見せつけてしまう」

月読「ご託はいいわ。それで今度は何を作ったのよ」

学人「知りたいか?これはあらゆるインクや塗料を落とす薬品だ!それも下の物には全く影響せず上のインクのみを落とす!」

月読「へぇ、すごいじゃない」

佛生「さすがですな……」

学人「ふん、私がなぜこの薬品を作るに至ったかの式を聞かせてもいいが?」

月読「遠慮するわ。天才である貴方の理論を理解できる気はしないもの」

学人「……事実だが即答されるのも腹がたつな」

ブツブツ呟く学人から薬品を受け取って佛生の服にかける。

月読「あら、本当に綺麗に取れたわね」

佛生「かたじけない」

学人「ふん、私に失敗などあるものか」

これは本当に役に立つわね……

【更科学人の好感度が4上がりました】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
225 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/15(日) 23:52:10.21 ID:rEzsWQxA0
月読「学人もたまには役に立つ物を作るわね」

普段からこうならどれだけ助かるか。

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【黒頭、学人、佛生は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:53:50.60 ID:VlMcSGSN0
川田谷 ミシェル
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/15(日) 23:59:23.65 ID:OgQ924jN0
四杖 鏡在
228 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/16(月) 00:10:12.74 ID:T76gz2oA0
鏡在「ほら」

月読「……」

鏡在が私に缶を渡してきた……いったいなんなの?

鏡在「四杖に押し付けられたのよ。誰かに渡すつもりだったみたいだけど」

月読「それをなんで私に?」

鏡在「いや、アタシこういうの飲まないから目についたアンタにあげる」

月読「貴女ね……あら?」

四杖「……」

何をしてるのよ四杖……

1…まあ、四杖の持ってた物なら大丈夫でしょう……
2…貴女に押し付けるなんて四杖も無茶するわね
3…缶なら……ミシェルのアレではないわね

↓2
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 00:18:33.25 ID:wwjZeQqQO
3
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/16(月) 00:22:30.06 ID:Z5dKpbYDO
231 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/18(水) 21:53:38.16 ID:4CFsIymA0
まあ、四杖の持ってた物なら大丈夫でしょう。

月読「とりあえずありがたくもらっておくわ」

鏡在から缶を受け取って一口飲む。

月読「……」

何と言ったらいいのかしら……この味、表現するには少々難しいわね。

鏡在「なんか変な顔してるわよ」

月読「いや……なんでもないわ」

四杖がこれをわざわざ鏡在に渡した理由がよくわからない。

色々な疑問を抱えながら、私はその飲料を飲み終える。

月読「ねぇ、四杖。そこにいるから聞くけど、これをどうして鏡在に渡したのかしら」

四杖「はい……」

鏡在「あっ、アンタいつの間に!」

四杖「じ、実はわたくし、その飲み物だけは好きになれないもので……」

鏡在「アンタそんなのを人に渡したわけ!?」

四杖「も、申し訳ありません!」

……ただの好き嫌いって事ね。

まあ四杖も人間だもの、好き嫌いくらいはあって当然かしら。

鏡在がそれで納得するかは……別だけど。

【鏡在凛の好感度が4上がりました】

【四杖礎の好感度が4上がりました】
232 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/18(水) 22:03:32.26 ID:4CFsIymA0
【鏡在凛通信簿イベントその4】

月読「ずっと前から気になってはいたんだけれど、貴女どうして天馬と仲良くしてたの?」

鏡在「質問の意味がわかんないんだけど」

月読「貴女達、最初は犬猿の仲だったじゃないの。それがいつの間にか殺した犯人を許さないほどになった」

鏡在「ああ……だから気になるってわけ」

月読「興味がないと言えば嘘になるわ」

鏡在「……ぶっちゃけ理由なんてないわよ」

月読「ない?」

鏡在「ただ千里と言い合いしてたらビビッと来たのよ。なんか空いてた穴が埋まったって感じ?」

月読「空いてた穴が埋まった……」

鏡在「千里もそうだって言ってたわ。なんかいないといけない存在をようやく見つけたっていうか……」

鏡在と天馬が仲良くなった背景にはそういう物があったのね。

……穴が埋まった感覚、か。

【鏡在凛通信簿4】
【天馬と仲良くなったのは空いてた穴が埋まった感覚があったから。
天馬も同じような感覚があったようだが……】
233 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/18(水) 23:22:39.22 ID:4CFsIymA0
【四杖礎通信簿イベントその4】

四杖「はぁ……」

月読「四杖」

四杖「はっ!?これは月読さん、失礼しました!」

月読「そんなに恐縮しなくていいわよ……」

四杖「はっ、あっ、申し訳ありません」

月読「……」

四杖「……駄目ですね、わたくしは。昔からこうです」

月読「昔に何があったの?」

四杖「……わたくしは、母方の祖父母に育てられました」

四杖「母は自殺したと、聞いています」

月読「自殺……」

四杖「わたくしは望まれない子だったんです。父……誰だか知りませんが、わたくしの父は、母に対して……申し訳ありません、これ以上はわたくしの口からは」

月読「……えぇ」

四杖「そういった経緯がありまして……当然わたくしは祖父母から憎まれていました」

四杖「殺されなかっただけでも感謝しなくてはならないのですが……それでも何がきっかけで変わるかはわからない」

四杖「そのためにも、わたくしは必死に身の回りのお世話をしました」

四杖「失敗など、あってはならない。わたくしは出来て当たり前で、出来るぐらいで自らを誇るなどしてはならないのです」

四杖「わたくしは本来、生きていてはいけない存在なのですから」

四杖……

【四杖礎通信簿4】
【望まれない子として生を受けた四杖。
その自己評価の低さは生い立ちが深く関わっていた】
234 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/18(水) 23:24:25.39 ID:4CFsIymA0
月読「色々とあるわね……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【黒頭、学人、佛生、鏡在、四杖は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:26:27.70 ID:A22ao6Tu0
川田谷 ミシェル
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:27:54.54 ID:GJ87+/uDO
237 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/18(水) 23:53:23.53 ID:4CFsIymA0
川田谷「はい、ミシェルさん」

ミシェル「アリガトウ……」

月読「何をしてるのかしら」

川田谷「ちょっと小物を作ってたんだ。あっ、月読さんにもあげようか」

川田谷の手には糸と鋏……手芸も出来るのね。

川田谷「おっとこれで二個目……はい、ミシェルさん」

ミシェル「アリガトウマサ!」

1…貴方結構器用なのね
2…ミシェル、嬉しそうじゃない
3…これって女子の裁縫セットよね?

↓2
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/18(水) 23:56:25.08 ID:GJ87+/uDO
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 00:01:40.13 ID:2c6iielL0
2
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/19(木) 07:45:55.33 ID:ghyT7Vuw0
241 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/22(日) 23:14:54.74 ID:ocVQrL/A0
月読「ミシェル、嬉しそうじゃない」

川田谷「あはは、あそこまで喜んでもらえると俺も嬉しいよ」

ミシェル「マサ、シオリ!見テ見テ!」

前に比べたら大分打ち解けてきているし……

月読「本当に、複雑ね」

川田谷「複雑?」

月読「なんでもないわ」

……最近、こんな事ばかり考えてる。

私自身も、変わってるって事かしらね……

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】

【川田谷昌の好感度が4上がりました】
242 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/22(日) 23:24:16.11 ID:ocVQrL/A0
【夜イベント】

1…黒頭の様子を見てきましょうか
2…学人が映画館にいるみたいね
3…鏡在が体育館で何かしてるわね
4…たまには川田谷を労いましょうか

↓2
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:26:00.90 ID:SQtIDmkDO
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:27:17.39 ID:A35UpZCK0
2
245 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/22(日) 23:42:47.88 ID:ocVQrL/A0
学人「……」

月読「こんなところで何をしているのよ」

学人「ふん、ただ静寂に身を委ねていただけだ。天才の私が何も考えずにいるのがどれほど贅沢な事かわかるか?」

月読「要するにボーッとしてたのね、わかったわ」

学人「……ふん、間違ってはいない」

月読「……」

1…この映画館、前に夢で見たのよ
2…何も言わず隣に座る
3…今まで、こんな時間はあったの?

↓2
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:43:52.48 ID:A35UpZCK0
1
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/22(日) 23:48:21.17 ID:m0d62R2DO
248 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/23(月) 00:08:10.35 ID:D0ivceDA0
月読「……」

学人「なんだ、わざわざ隣に座って」

月読「私もたまには静かな空間で過ごしたいのよ」

学人「答えになってないぞ」

月読「ただの気まぐれよ。別にいいじゃない」

学人「……私の邪魔はするなよ」

月読「わかってるわよ」

そのまま学人と何も映らないスクリーンを見つめながら過ごす。

会話も何もない状況だったけど、それが逆に心地よくもあった。

学人がどうだったかは、わからないけどね。

【更科学人の好感度が10上がりました】
249 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/23(月) 00:13:00.82 ID:D0ivceDA0
【二十日目】→【二十一日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……MAX
 
鏡在……84
 
ミシェル……79
 
黒頭……80
 
佛生……76
 
学人……88
 
川田谷……76
 
四杖……80
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 01:54:57.48 ID:XkdSHg9DO
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 08:09:00.34 ID:U+NCAjfq0
乙です
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 18:35:14.02 ID:GQ989SkGO
253 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/23(月) 23:31:57.45 ID:D0ivceDA0
【二十一日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……今日で三週間」

もう十日も経てば一ヶ月……ゾッとするわね。

月読「それまでには脱出したいわ……」

【食堂】

月読「あら、どうしたの」

食堂に入ると全員が揃っていたけど……なぜかその顔は浮かない。

その理由はすぐわかった。

席の一つに……モノクマがいたから。

モノクマ「やあ、月読さん!」

月読「……珍しいわね、いきなり貴方が出てくるなんて」

モノクマ「うぷぷ、たまにはサプライズもありかなって思ってね」

音野「あなたが、出てきたという事は……」

モノクマ「そうです!お待ちかねの動機発表タイム!」

鏡在「待ってないから失せなさいよ!」

モノクマ「やーだよー!」

鏡在「コイツ……!」

川田谷「……それで、動機って何」

モノクマ「うぷぷ、待ちきれない人もいるみたいだし発表しようかな!」

モノクマ「では発表します!今回オマエラに送る動機は……」
254 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/23(月) 23:44:59.28 ID:D0ivceDA0






モノクマ「今回コロシアイを行って学級裁判をクリアしたクロは……」

モノクマ「全てを手に入れる事が出来ます!」






255 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/23(月) 23:53:31.72 ID:D0ivceDA0
月読「……?」

全てを手に入れる……全て?

学人「全てとはどういう意味だ」

モノクマ「全ては全てだよ!」

佛生「……そのような抽象的な言葉が動機になると?」

モノクマ「うぷぷ、抽象的かどうかは……今にわかるよ」

四杖「そ、そんなものでコロシアイなど起きるわけ……」

モノクマ「言ってなよ!必ずコロシアイは起きるからさ!」

黒頭「……」

モノクマ「じゃあそういう事だから!ボクは見物してるから頑張ってコロシアイしてくださーい!」

月読「……」

結局何も具体的な事は言わず、モノクマは消えた。

残されたのは困惑する私達だけ……

誰かに、声をかけようかしら?

【月読が話しかけたのは?】

↓2
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:58:30.46 ID:zmf57MGL0
川田谷
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/23(月) 23:59:44.05 ID:web2VLlDO
黒頭
258 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/24(火) 00:11:49.45 ID:NDyOtQ+A0
黒頭「……全てとはなんなのでしょうか?」

月読「あの様子だと具体的な事を言う気はないでしょうね」

むしろ、この動機は抽象的なものだからこそ危険なのかもしれない。

全て……それをこちらで勝手に定義してしまうから。

黒頭「……」

月読「黒頭、まさか変な事を考えてないでしょうね」

黒頭「いえ、そんな……」

月読「……それならいいわ」

私を刺した犯人や天馬を殺した犯人の事もある……警戒は必要ね。

【黒頭明夜の好感度が10上がりました】
259 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/24(火) 00:13:30.55 ID:NDyOtQ+A0
月読「全て……」

全く意味がわからないわね……

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:18:03.40 ID:/e4dfsCDO
佛生 川田谷
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 00:18:14.80 ID:ZC6j53hw0
音野、佛生
好感度MAXになった後に交流するとどうなるんだろう
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/24(火) 08:29:43.07 ID:Ijh/z3by0
263 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 19:49:10.23 ID:rJEJKNUA0
音野「全てって言われてもよくわかりませんよね……」

佛生「そうですな……」

月読「むしろその方がいいわよ」

モノクマの考える事……ろくなものなわけがないんだから。

音野「でもどうして今回はこんな動機なんでしょう?」

佛生「……確かに今まではもう少しわかりやすい物でしたな」

月読「そうね……」

願いを叶える、家族に関するメモ、内通者……広生は内通者は関係なかったけどそれでも私達は振り回されてきた。

1…今回は、動機を重視していないのかもしれないわ
2…佛生、言いづらいかもしれないけど貴方の時の動機はどうだったの?
3…それで、殺人が起きると思われてるのかしら……

↓2
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 19:54:36.79 ID:FrN18BeDO
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 19:59:13.11 ID:DHnrEc8W0
1
266 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 20:15:46.43 ID:rJEJKNUA0
月読「今回は、動機を重視していないのかもしれないわ」

音野「どういう、事ですか?」

月読「天馬を殺した犯人もまだいる。それが内通者と同一かもわからない」

佛生「某らは……下手をすれば二名の爆弾を抱えていると」

その最悪のケースは回避されたとしても結局天馬を殺した内通者の存在は残ったまま。

そもそも、内通者が学級裁判が行われない事を知っていたとしたら?

月読「……」

モノクマと話す必要があるかもしれないわね。

【音野響の好感度はMAXです】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
267 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 20:27:27.04 ID:rJEJKNUA0
【佛生空也通信簿イベントその4】

月読「……一つ聞いてもいいかしら」

佛生「なんでしょう」

月読「貴方は修験者になるほど後悔している。そんな貴方が……なぜクロになったの」

佛生「……」

月読「これは推測だけど……貴方、自分の意思でクロになったの?」

佛生「……」

月読「もしかして貴方は」

佛生「月読殿」

月読「……」

佛生「それ以上は、言わないでいただきたい」

佛生「例え月読殿の推測が真だとして、それは某には何の救いにもなりませぬ」

佛生「某は……結局、我が友の命を奪いさった大罪人」

佛生「それが変わる事はないのですから」

月読「……ごめんなさい、貴方の心に踏み込みすぎたわ」

佛生「いえ、某はいわば生き証人……知りたいと思うのも無理はありませぬよ」

【佛生空也通信簿その4】
【コロシアイの果てに修験者にまでなった佛生。
月読はそこから一つの仮説を立てるが佛生にとってそれは救いにならないようだ……】
268 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 20:50:34.33 ID:rJEJKNUA0
【音野響通信簿イベントその5】

月読「貴女のバイオリンをこうして聴くのも、日常になりつつあるわね」

音野「それだけ私のバイオリンを好きになっていただけたなら私は嬉しいです!」

月読「……バイオリン」

音野「はい?」

月読「貴女最近バイオリンをお父様と呼ばなくなったわね」

音野「そういえば……」

月読「何か心境の変化でもあったのかしら」

音野「そうですね……私、きっと寂しかったんです」

月読「……」

音野「お父様がどんな人かお母様は教えてくれませんでした……ただこのバイオリンを父だと思いなさいと」

音野「多分、お母様はお父様に対していい感情はなかったんだと思います」

音野「でも私にとってはお父様……何もわからないその人をこのバイオリンに重ねて私はお父様といつも一緒なんだって慰めていたんです」

月読「……」

音野「それをしなくなったのはきっと……汐里さんに会えたから」

月読「私?」

音野「汐里さんは厳しくて、優しくて、私の音色を支えにしてくれて、私の支えになってくれて」

音野「だからきっと……私はもう慰めなんていらない」

月読「音野……」

音野「だって今の私には……」

音野「汐里さんというお父様みたいな人がいるんですから!」

月読「…………」

やっぱり天然だわ、この子。

月読「はぁ……響」

でも仕方がないわね。

音野響という娘はそういうところもまた魅力なんだから。

音野「あっ、えっ、はい!」

だけどこれだけは訂正させてもらうわよ。

月読「せめて姉にしてくれない?」

貴女に会えて、良かったわ。

ありがとう、響。

【音野響通信簿その5】
【バイオリンをお父様とはもう呼ばない……月読がいるからそんな慰めは必要ないと響は笑う。
月読はその言葉を噛み締めながら、彼女の天然な台詞を訂正するのだった】
269 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 20:52:54.18 ID:rJEJKNUA0
月読「今回の動機……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【音野、佛生は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 20:57:43.22 ID:FrN18BeDO
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 21:21:58.42 ID:OsMD72mT0
川田谷四杖
272 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 21:41:57.69 ID:rJEJKNUA0
川田谷「全てかぁ……なんというか、物は言いようだよねっと!」

四杖「っ!」

川田谷「よし!」

川田谷と四杖が体育館でバスケをしている……どうやらこの前やってからよくするようになったみたい。

四杖「もらいます!」

川田谷「あっ!?」

四杖「はぁ、はぁ……同点ですね川田谷さん」

川田谷「やってくれるね!」

月読「……」


1…動機が発表されたばかりとは思えないわね
2…今回の動機を貴方達はどう思ってるの
3…私にはとても真似できないわね

↓2
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 21:43:18.57 ID:OsMD72mT0
2
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 21:50:49.29 ID:FrN18BeDO
275 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 21:59:31.29 ID:rJEJKNUA0
月読「今回の動機を貴方達はどう思ってるの」

川田谷「えっ、いやぁ……正直もうネタ切れかなって感じだよ」

四杖「確かになりふり構っていない印象はありましたね」

月読「なるほどね……」

そういう考え方も、あると言えばあるのね。

川田谷「まぁ、油断は駄目だとは思うけどね!」

四杖「なっ!?」

川田谷「こんな風にさ!」

月読「……」

油断は駄目だとは言うわりには少し楽観的な気もするけどね……

【四杖礎の好感度が4上がりました】

【川田谷昌の好感度が4上がりました】
276 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 22:15:01.93 ID:rJEJKNUA0
【川田谷昌通信簿イベントその4】

月読「貴方って意外に多芸よね」

川田谷「意外って言い方はともかく……まあそれなりに色々出来るとは思うよ」

月読「それも作詞活動の一環なの?」

川田谷「あー……うん、まあね」

月読「……?」

川田谷にしては歯切れが悪いわね。

川田谷「はは、それより月読さん。また詞を選ぶの手伝ってくれないかな?」

月読「まあ、いいわよ」

川田谷にも言いたくない事があるのね……

【川田谷昌通信簿その4】
【おっちょこちょいながらも多芸な川田谷。
その理由は作詞活動の一環ではなく他にあるようだが……】
277 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 22:15:53.56 ID:rJEJKNUA0
月読「動機の解釈は様々だけどあれはどうなのかしら」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【音野、佛生、川田谷、四杖は選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 22:17:53.47 ID:FrN18BeDO
ミシェル 学人
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 22:24:53.47 ID:qH+JnYF80
ミシェル、黒頭
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 22:34:38.08 ID:dD7GtyALO
多芸……?あっ(察し)
281 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 23:09:01.21 ID:rJEJKNUA0
黒頭「粗茶ですが」

月読「ありがとう黒頭」

食堂に来た私は黒頭が点てたというお茶をいただいていた。
黒頭曰くこれもまた精神統一に効果的らしい。

ミシェル「ドキドキ」

ミシェルもお茶に興味があるみたいで、同席しているけど……大丈夫かしら。

黒頭「ミシェル様、どうぞ」

ミシェル「アリガトウ」

月読「……」

ミシェルを横目に抹茶の苦味を味わう。

うん、いい味ね。

ミシェル「ウッ……」

黒頭「大丈夫ですか?」

ミシェル「ウ、ウン……」

1…貴女お茶も点てられたのね
2…苦いなら無理しない方がいいわよ
3…これも一つの道ね……

↓2
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 23:11:48.76 ID:bOBNaUux0
2
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 23:14:18.85 ID:FrN18BeDO
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/25(水) 23:14:20.59 ID:IWGJVxAY0
1
285 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 23:21:14.29 ID:rJEJKNUA0
月読「これも一つの道ね……」

黒頭「わたしは極めるというにはまだまだですが……やるからには極めたいと思っています」

ミシェル「苦ァ……」

月読「……ミシェルには早かったかしら」

黒頭「いえ、まだまだわたしの精進が足りないのでしょう……もっと頑張らねばなりませんね」

月読「私も応援してるわ」

黒頭「ありがとうございます」

ミシェル「ウウッ」

【黒頭明夜の好感度が4上がりました】

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】
286 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/25(水) 23:33:30.16 ID:rJEJKNUA0
【ミシェル・ラマン通信簿イベントその4】

ミシェル「ハァ、ハァ」

月読「精が出るわね」

ミシェル「シオリ」

月読「貴女ってラグビーが本当に好きなのね」

ミシェル「ウン、ラグビートッテモ楽シイ!」

無理やり始めさせられてたと言っても、ミシェルにとってはこうして楽しいと感じるほどになっているのはいい事かしらね。

ミシェル「チームノミンナニ早ク会イタイナ……」

月読「そうね……私も地球に書があるし、早く帰りたいわね」

ミシェル「ウン」

やっぱり思う事はみんな同じね……

【ミシェル・ラマン通信簿その4】
【きっかけはどうあれラグビーを楽しんでいるミシェル。
チームメイトに会いたいと溢した彼女に月読は同じ事を考えていると感じるのだった】
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 06:35:14.86 ID:e5VBMuqDO
乙です
288 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 21:39:01.06 ID:tqucZ7NA0
月読「今回の動機の意図が読めないわね……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【音野、佛生、川田谷、四杖、黒頭、ミシェルは選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 21:43:50.83 ID:6Yw+mPrT0
鏡在 学人
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 21:46:29.54 ID:e5VBMuqDO
291 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 21:56:07.68 ID:tqucZ7NA0
学人「全てか……天才の私には響かん言葉だな」

鏡在「アンタ、よくもまあそこまで自信満々でいられるわね」

月読「学人はそういう人間だもの」

学人「ふん、こんなもので惑わされるのは凡人だけだ」

鏡在「……まっ、アタシも正直拍子抜けって感じだけど」

月読「……」

学人「そんな事より月読、貴様にこれをやる」

月読「えっ?」

そう言って学人が置いたのは……何この泡立った瓶。

1…遠慮しておくわ
2…毒じゃないでしょうね
3…鏡在、これあげるわ

↓2
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 21:57:46.13 ID:e5VBMuqDO
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 22:02:55.60 ID:mfw1S9Gs0
2
294 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 22:10:42.54 ID:tqucZ7NA0
月読「毒じゃないでしょうね」

学人「はっ、だったらこんな堂々と渡すか」

鏡在「マジで毒だったらアタシを舐めてるとしか思えないわね」

月読「……それで?何なのよこれは」

学人「私が開発した治癒能力を高める薬だ」

学人「実験しようにも貴様ぐらいしか参考になる傷を持つ人間がいない、だから被験者として選んでやろう」

学人「……自然治癒のみではその傷も完治には程遠く、気休めにしかならんがな」

月読「……」

鏡在「……」

学人「なんだその目は」

鏡在「いや、男のツンデレって気持ち悪っ」

学人「誰がツンデレだ!」

月読「……」

学人なりに心配、してくれてるって事かしら。

月読「ありがたくいただいておくわ」

見た目はあれだけど……まあ、良薬はなんとやら、よ。

【更科学人の好感度が4上がりました】

【鏡在凛の好感度が4上がりました】
295 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 22:20:50.84 ID:tqucZ7NA0
【更科学人通信簿イベントその4】

学人「こんなものか」

月読「また何か作っているの?」

学人「アイデアは湯水の如くあるからな。科学に到達点など存在しない以上、時間はむしろ足りないぐらいだ」

月読「……貴方、天才なのは事実なのよね」

学人「なんだ今更。私は天才だと常に言い続けてきたはずだが」

月読「改めて実感したのよ。貴方のその知識は間違いなく超高校級だってね」

学人「……」

月読「どうしたのよ」

学人「いや、こうして評価されるのもなかなかない事だからな」

月読「天才なのに?」

学人「天才だからだ。私の周りには私なら出来るだろうと思う人間ばかりだからな」

月読「ああ……」

学人「ふん……天才故の苦悩だな」

自分でそれを言うのね……

【更科学人通信簿その4】
【科学において紛れもない天才である学人。
それ故に誰かに評価される事がほとんどないようだ】
296 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 22:24:04.48 ID:tqucZ7NA0
【夜イベント】

1…モノクマと交渉してみましょう
2…眠れないわね……

↓2
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 22:25:11.75 ID:mfw1S9Gs0
1
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 22:34:30.91 ID:e5VBMuqDO
1
299 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 22:45:37.34 ID:tqucZ7NA0
月読「……」

天馬を殺した犯人がもしも内通者なら……

この交渉によっては無力化出来るはず。

月読「モノクマ」

モノクマ「呼んだ?」

月読「えぇ、呼んだわ。貴方にルールの追加を頼みたいのよ」

モノクマ「ルールの追加?内容によるかな〜」

月読「そんなに複雑じゃないわ……一人のクロが殺せるのは二人までにしてほしいのよ」

モノクマ「二人まで?なんでそんなルールが欲しいの?」

月読「天馬の事件よ。ああして捜査中に殺人を起こされたら下手したら学級裁判なしに全滅するわ」

モノクマ「それは困るなぁ。せっかくの学級裁判をしないでクロが生還だなんて」

月読「そうでしょう?だから同じクロが殺せるのは二人まで……貴方にも悪い話じゃないはず」

モノクマ「確かにそうだね。でもなんで一人までにしないの?」

月読「……それをすれば天馬を殺した犯人はもう誰も殺せず機会を失うわ。貴方がそれを認めるはずがない」

モノクマ「うぷぷ、わかってるじゃない!もしも一人までって言い出したらバッサリ断るつもりだったよ!」

月読「……」

モノクマ「いいよ!月読さんがそこまで言うなら追加してあげるよ!」

ピコン!

【同一のクロが殺せるのは二人までです】

月読「……」

モノクマ「うぷぷ、これでいいかな?」

月読「……えぇ」

モノクマ「じゃあボクは戻るよ。ボクとしては月読さんがコロシアイを積極的にしてくれたらありがたいんだけどね!」

月読「……誰がするものですか」

モノクマ「うぷぷ……」

……はぁ、何とかルールを追加させられたわ。

天馬を殺した誰かがいる以上……楽観視は出来ないものね。


「…………」
300 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 22:50:15.17 ID:tqucZ7NA0
月読「……」

枕元にラブモジュールの券と鍵……机に置いておいたはずなんだけど。

月読「また行けって事かしら……音野とのあれは悪くなかったけど」

【ラブモジュールに行きますか?】

【現在条件を満たしているのは黒頭明夜、更科学人です】

【行く場合どちらと行くか選んでください】

↓2
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 22:53:08.28 ID:e5VBMuqDO
学人
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 22:53:41.66 ID:kl2i5THH0
学人
303 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 23:02:13.40 ID:tqucZ7NA0
月読「前はいい経験だったし、また行ってみましょうか……」

モノクマ「はい一名様ご案なーい!」

月読「!?」

いきなり現れたモノクマに眠らされる……あそこっていつもこうして行かないと、いけないの……?

【ラブモジュール】

月読「……相変わらずの部屋ね」

今回は誰が来るのかしら……

学人「……」

月読「学人?」

なんだか、意外ね……まさか学人とそれほど親しく出来ていたなんて。

【更科学人の理想の月読とは?】

↓3までで一番それらしいのをこちらで選びます。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:12:27.79 ID:kl2i5THH0
少し露出度が高い服を着て自分の小難しい話に適切な答えを返す同等の相手
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:13:53.54 ID:mfw1S9Gs0
才能ではなく、自分自身のことをちゃんと認めてくれる人
あとエロイ事にもノリノリで付き合ってくれる
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:18:11.47 ID:e5VBMuqDO
自分と対等に付き合える(言動の所々でエロスを感じさせる)相棒
307 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/26(木) 23:18:49.99 ID:tqucZ7NA0
今回はここまでで。
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:35:59.55 ID:e5VBMuqDO
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:51:29.53 ID:05EvxBKDO


>>304-306の選択肢から学人像が一貫してて笑う
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/26(木) 23:52:43.54 ID:271NKXJF0
乙乙

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 07:36:49.58 ID:FzcaOkbz0
312 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:02:54.13 ID:6mop6a0A0
さて、学人の理想の私はいったいどんな……

学人「来ていたか。ならばこの服に着替えろ」

月読「何よこれ」

学人「今日の研究に必要な衣装だ。早くしろよ」

月読「……わかったわよ」

学人の理想の私は助手か何かなのかしら……

学人「おい」

月読「何よ」

学人「どこに行くつもりだ」

月読「どこにって……着替えるのよ」

学人「……今日はどうした?体調でも悪いのか」

月読「どうして」

学人「普段なら私の前で着替えるだろう」

一度この男の頭を開いて理想の私とやらを見てみたい。

そう思った私を責められる人間はいないはず。

月読「嫌よ。いつもはどうだか知らないけど私は……」

学人「ぐっ!?ぐううっ……!」

月読「ちょっとどうしたの!?」

急に苦しみだした学人は脂汗を流してまるで演技には見えない。

戸惑う私を嘲笑うかのように紙が降ってくる。

【理想として過ごさないと相手に苦痛が与えられます】

【苦痛が、与えられます】

月読「…………」

学人「ぐうううっ……!」

月読「わかった、ここで着替えるわよ!」

学人「そうか、なら早くしろ」

月読「……」

…………

月読「ちょっと、丈短すぎない……?」

あれから一生分の恥辱を受けた気分になりながら、私は着替えさせられた。

そして着たのは丈は短く、胸元は大きく開いた衣装……入野だってここまで酷くなかった。

学人「ふん、懐かしいな。羞恥に涙を浮かべるなどこうした関係になる前のようだ」

月読「ああ、そう……」

学人「しかし、お前は面白い女だ。ここまで要求されて断りもしない」

仕方がないでしょう……ここで断って苦しませるのも嫌なんだから。

学人「天才たる私だが、こうして全てをさらけ出せるほどの相手はお前だけだ汐里」

月読「……褒め言葉として受け取っておくわ」

それに学人が私とそういう関係になるのを理想としているなんて、意外だけど悪い気は……

学人「さて、そろそろ研究を始めるとするか……相棒」

月読「……………………は?」

その後私は蹴りあげられた股間を抑えて悶絶する学人を無視して眠りについた。

最低の気分だわ、全く……
313 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:06:54.71 ID:6mop6a0A0
【二十一日目】→【二十二日目】
 
好感度(MAX100)
 
音野……MAX
 
鏡在……88
 
ミシェル……83
 
黒頭……94
 
佛生……80
 
学人……92
 
川田谷……80
 
四杖……84
314 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:14:16.93 ID:6mop6a0A0
【二十二日目】

キーンコーンカーンコーン……

モノクマ「オマエラおはようございます!」

モノクマ「時刻は七時!朝ですよ!」

モノクマ「今日も宇宙の偉大さを噛み締めましょう!」

月読「……」

今回はいい気分じゃなかったわね……

【食堂】

学人「ふむ……」

月読「……」

平常心……

月読「何を作っているの」

学人「昨日なかなか愉快な夢を見た気がしてな……今海馬にある夢を映像化する装置を」

ガシャン

学人「おい、何をする!?」

月読「黙りなさい」

学人「っ、なんだ、何かとてつもない痛みを……」

忘れていた方がお互いのためよ……
315 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:21:56.25 ID:6mop6a0A0
月読「少し気を落ち着かせないと……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【一度選んだ生徒は同じ日の自由行動では選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:22:55.47 ID:QF2CnjtDO
川田谷 黒頭
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:25:30.94 ID:YMd3AUbC0
ミシェル 黒頭
318 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:45:17.92 ID:6mop6a0A0
ミシェル「エエイッ!」

黒頭「いいですよミシェル様、その調子です」

月読「やってるわね」

ミシェルが手加減出来るように黒頭が指導しているけど……見る限り順調みたい。

ミシェル「ウウウッ」

黒頭「落ち着いて、力を抜くのを意識してください」

ミシェルを抑えながら力を抜くように教えている黒頭……余裕を見せている黒頭と汗を流しているミシェルっていうのもなかなか面白い光景ね。

ミシェル「ハァッ、ハアッ」

黒頭「少し休憩しましょうか」

1…お茶でも用意してあげましょうか
2…黒頭も少しは気が紛れてるのかしら
3…調子はどう?と声をかける

↓2
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:46:11.11 ID:lVj8jXRG0
1
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 21:49:52.25 ID:tIrfAZQZ0
1
321 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 21:59:23.00 ID:6mop6a0A0
お茶でも用意してあげましょうか。

月読「お疲れ様。お茶を用意したわ」

黒頭「月読様、ありがとうございます」

ミシェル「オチャ……」

月読「抹茶じゃないから安心しなさい」

ミシェル「ソ、ソウイウワケジャ」

黒頭「やはり以前わたしがお出ししたお茶で苦手意識を持たれてしまいましたか……」

ミシェル「ウウッ」

月読「あの時のミシェルは本当に苦そうだったもの……ねぇ、黒頭」

黒頭「えっ?あっ、そうですね」

ミシェル「コ、今度ハ大丈夫ダカラ!」

本当かしら……

【黒頭明夜の好感度が4上がりました】

【ミシェル・ラマンの好感度が4上がりました】
322 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 22:00:14.66 ID:6mop6a0A0
月読「もうそろそろお昼ね……」

【自由行動を開始します】

【一度に二人まで選ぶ事が可能です】

【黒頭、ミシェルは選べません】

【生徒を選んでください】

↓2
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:04:46.74 ID:lVj8jXRG0
鏡在 川田谷
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:05:28.20 ID:QF2CnjtDO
佛生 川田谷
325 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 22:33:12.39 ID:6mop6a0A0
川田谷「月読さんは帰ったらまず何をしたい?」

月読「唐突にどうしたのよ」

川田谷「ほら、たまには地上に思いを馳せるのもいいかなって思って」

月読「帰ったらね……」

佛生「……」シャンシャン

川田谷「あっ、佛生君」

佛生「なんですかな」

川田谷「いや、今月読さんと帰ったら何をしたいかって話をしてたんだ」

佛生「帰ったら……」

1…やっぱり本を読む、かしら
2…正直、想像が出来ないわね
3…ただなにもせず過ごすと思うわ

↓2
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:35:01.77 ID:YMd3AUbC0
1
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/27(金) 22:36:57.18 ID:lVj8jXRG0
1
328 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/27(金) 22:51:49.93 ID:6mop6a0A0
月読「やっぱり本を読む、かしら」

川田谷「さすがビブリオマニア……」

月読「そういう貴方はどうなのよ」

川田谷「俺はほら、作詞とか今も変わらずやってるし」

月読「貴方も大概じゃないの」

川田谷「あはは……佛生君は?」

佛生「某は……ただ償う日々に戻るのみ、でしょう」

川田谷「うーん……結局、日常に戻るだけって事なのかな」

月読「戻るっていうのも……正確には違うんでしょうけどね」

【川田谷昌の好感度が4上がりました】

【佛生空也の好感度が4上がりました】
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 07:55:15.66 ID:LR3jgMjDO
乙です
330 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 12:54:41.84 ID:W6tDNtRA0
【食堂】

月読「……」

動機が発表されてから一日半……特に動きはない。

天馬を殺した犯人や内通者の存在を考えるとあまり楽観視は出来ないけど……

音野「汐里さん、どうぞ」

月読「ありがとう、響。だけど急にお茶したいなんてどうしたの?」

音野「なんだか落ち着かなくて……汐里さんも難しい顔してましたけどどうかしましたか?」

月読「ちょっとね……それにしても今日は集まりが悪いわね」

時刻はお昼、いつもなら全員集まるのに今日はまだ誰も来てないのはどういう事なのかしら。

音野「確かに皆さん遅いですね……ちょっと様子見てきます」

月読「なら私も」

音野「ダメです!汐里さんだってまだ怪我が治ってないんですから!」

月読「あっ、ちょっと」

……行っちゃったわね。

月読「学人にもらった薬で少しは治りが早くなってるんだけどね……」

まあ、死にかけたんだから忠告通り安静にしてましょう。

月読「……うっ」

このお茶しょっぱい……響、砂糖と塩を間違えたわね。

月読「全くなんてわかりやす……」
331 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 12:55:50.49 ID:W6tDNtRA0






「きゃあああああああっ!?」






332 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 15:07:01.59 ID:W6tDNtRA0
月読「!?」

今の声……

月読「響!」

慌てて食堂から出るとそこには……

音野「うっ、ううっ」

腕から血を流した響が蹲っていた。

月読「響、どうしたの!?」

音野「し、汐里さん……急に刃物で……」

月読「斬られたのね?誰がやったか見た?」

音野「わ、わかりません……でも今通路の方に」

月読「わかったわ、とにかく医務室に……」

ガシャン!

音野「ひっ!」

月読「連絡通路の方から……」

これは、響を医務室に連れていくのは危険かもしれないわね……

音野「し、汐里さん……行きましょう」

月読「大丈夫なの?」

音野「怖いですけど……し、汐里さんと一緒なら」

月読「……わかった」

響の腕にハンカチを巻いて私達は連絡通路に向かう……ああ言われたら行かないわけにはいかないもの。
333 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 15:21:20.08 ID:W6tDNtRA0
【連絡通路】

音野「し、汐里さん!」

月読「……!」

連絡通路に出ると誰かが倒れている……あれは。

佛生「む、うっ……」

月読「佛生!」

佛生は頭から血を流してこそいるけど意識ははっきりしている……どうやら命に別状はないみたいね。

佛生「月読殿と、音野殿……」

月読「わかる範囲でいいわ、いったい何があったの?」

佛生「わかりませぬ……悲鳴が聞こえた後いきなり何者かが走ってきて突き飛ばされたのです」

壁をよく見ると血が付いている……佛生が頭をぶつけた跡ね。

音野「そ、それでその人は……」

佛生「申し訳ない……頭をぶつけた時、意識が朦朧としたもので」

月読「……」

佛生と響の話を聞きながら私の眼は一つの光景を捉えていた。

娯楽エリアに向かうエレベーターが、上に向かって動いている。

月読「どうやら、上に逃げたようね」

川田谷「みんなどうしたの!?」

学人「おい、今の音はなんだ」

エレベーターを見ていると医療エリアから学人が、情報エリアから川田谷がやって来た。

どうやらさっきの音を聞いて来たみたいね。

月読「ちょうどよかったわ……学人、響と佛生が何者かに襲われたの。治療をお願い」

学人「襲われただと?犯人はどうした?」

月読「娯楽エリアに逃げたみたい。川田谷、貴方は私と一緒に娯楽エリアに来て」

川田谷「俺はいいけど、月読さんは大丈夫なの?」

月読「えぇ、私は大丈夫」

音野「汐里さん……」

月読「貴女は佛生と一緒に治療を受けて、いいわね」

音野「は、はい」

響が頷いたのを見届けるとエレベーターを呼んで川田谷と乗り込む。

そして私達は娯楽エリアに向かった。
334 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:04:51.49 ID:W6tDNtRA0
【娯楽エリア・ホール】

月読「着いたわね……犯人はどこに」

川田谷「月読さん、これ」

川田谷の指差した先には点々と血痕が垂れている……それはある部屋に向かって消えていた。

月読「映画館……」

川田谷「月読さん、俺の後ろにいて」

川田谷がそっと映画館の扉を開く……

そして……
335 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:07:45.86 ID:W6tDNtRA0






《真っ暗な映画館の中でカタカタと映写機の動く音がする》

《何も映画を映さないスクリーン》

《だけどその代わりに……映写機の明かりがソレを照らしていた》

《真っ赤な血だまり……そしてその中心》
336 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:10:19.68 ID:W6tDNtRA0






《折り重なるように倒れている》

《ミシェルと、四杖の姿を》

ピンポンパンポーン!
337 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:11:29.91 ID:W6tDNtRA0






モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後、学級裁判を行います!」






338 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:13:29.62 ID:W6tDNtRA0






CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】(非)日常編



CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】非日常編






339 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 16:14:59.88 ID:W6tDNtRA0
今回はここまで。

昨日の内にここまで行きたかった……

出来そうなら夜に捜査を開始します。
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 16:22:54.10 ID:i+QIuWunO
乙、また二人か……予想を簡単に越えてくる
前回は別々だったけど今回はファイルの有無でどっちが先に死んだかわかるかな
341 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:20:23.76 ID:W6tDNtRA0






CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】非日常編






342 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:31:36.72 ID:W6tDNtRA0
月読「ミシェル……四杖……!」

まさかまた二人……前回の入野と天馬が殺された時の事がフラッシュバックする。

川田谷「……待って月読さん!四杖君が今動いた!」

月読「えっ!?」

川田谷の言葉に急いで二人に近寄ると、確かに四杖の身体がまだ動いていた。

四杖はまだ、生きてる……!

月読「川田谷、急いで学人を呼んできて!今ならまだ……!」

川田谷「今度こそ、だね……わかった!」

川田谷が映画館から出ていくのを見送って、私は二人に向き直る。

四杖がまだ生きてるなら殺されたのは……ミシェル、なのね。

月読「……」

モノクマ「うわ、ボク自慢の映画館が血まみれに!?」

月読「何を今さら……どうせ見ていたんでしょう」

モノクマ「まあね!というわけで四杖クンはもらっていくから!」

月読「……どういうつもり?」

モノクマ「いや、本当なら手は出さないんだけど、今回はちょっと状況が特殊と言いますか」

月読「……特殊?」

モノクマ「ああ、もう!とにかく四杖クンは連れていくからね!後これモノクマファイルだよ!」

止める間もなく、モノクマは四杖を抱えて姿を消した。

状況が特殊……?

月読「まさか」

『捜査を開始します』
343 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:36:37.43 ID:W6tDNtRA0
月読「とにかく捜査をしないと……」

モノクマファイルは……

『被害者はミシェル・ラマン。
死体発見現場は娯楽エリア・映画館。
死因は腹部を鋭利な刃物で刺された事による失血死』

月読「……」

死亡推定時刻が、書いてない……

コトダマ『モノクマファイル4』を記録しました。
『被害者はミシェル・ラマン。
死体発見現場は娯楽エリア・映画館。
死因は腹部を鋭利な刃物で刺された事による失血死』
344 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 22:43:43.01 ID:W6tDNtRA0
月読「……」

ミシェルはあお向けに倒れている……さっきまで四杖が覆い被さっててわからなかったけど、腹部には刃物で出来た傷があった。

いや、これは傷というより……穴だ。

月読「一度刺して……刃物を回転させたのね。これじゃあ、まず助からない……」

犯人はそこまでミシェルを殺したかったの?

月読「……凶器はどこに行ったのかしら」

ミシェルの周りには……見当たらない。

最も、この血だまりだとわかりにくいけど……足跡をつけるわけにもいかないわね。

コトダマ『ミシェルの死体』を記録しました。
『ミシェルの腹部にあった傷は刃物を回転させたのか、相当広がっていた』
345 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/28(土) 23:40:08.63 ID:W6tDNtRA0
今回はここまでで。
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:15:56.60 ID:PWbRHDfW0
乙乙
四杖の状態が気になる
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 00:35:05.12 ID:BO8uloBDO

塩と砂糖の間違えは関係あるのかな
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 08:10:20.21 ID:o1Q7d5Zp0

これはどうなるかな
349 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 22:18:16.32 ID:Ke37vK7A0
川田谷「学人君と……他のみんなも連れてきたよ」

鏡在「ちょっと、ミシェルが殺されたってマジなわけ!?」

月読「えぇ……見ての通りよ」

黒頭「ミシェル、様」

学人「それで四杖はどうした?ここにいたはずじゃないのか」

月読「四杖はモノクマが連れていったわ。状況が特殊だと言っていたけれど」

佛生「モノクマが……?」

音野「どうしてそんな事を……まさか私達に助けさせないために!?」

モノクマ「こらー!」

音野「きゃあっ!?」

モノクマ「ボクをなんだと思ってるのさ!四杖クンはしっかり治療中だよ!」

学人「治療……状況が特殊らしいが何が特殊なんだ。なぜ貴様は四杖を助ける?」

モノクマ「ノーコメント!今回はこれを持ってきただけだから一切の質問は受け付けません!」

モノクマは小さなファイルを取り出すとそれを置いて逃げていく。

このファイルは……四杖に関するものみたいね。

『四杖礎は頭部を殴打され、一歩間違えれば即死していてもおかしくなかったほどの重傷。
そのため今回は特例として学級裁判の欠席を許可するものとする』

四杖は学級裁判を欠席……話を聞きたかったけど、それは不可能みたいね。

コトダマ『四杖の状態』を記録しました。
『四杖礎は頭部を殴打され、一歩間違えれば即死していてもおかしくなかったほどの重傷。
そのため今回は特例として学級裁判の欠席を許可するものとする』
350 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 22:38:18.18 ID:Ke37vK7A0
学人「四杖は奴が治療すると言うなら私達にはどうしようも出来ん」

川田谷「学級裁判も欠席になるみたいだから……俺達はミシェルさんの方に集中した方が良さそうだね」

月読「そうね……学人、いつものようにお願い出来るかしら」

学人「わかっている」

学人がミシェルの死体を調べ始める……私達も改めて捜査を始めましょう。

鏡在「そもそもアンタ達何があったわけ?怪我してんのもいるし」

月読「貴女と黒頭はいなかったから知らないのも無理はないわね。響と佛生が何者かに襲われたのよ」

黒頭「襲われた……いったい誰にですか?」

音野「それが、急だったので顔は見てないんです……」

佛生「某も、残念ながら足音で誰かを見極める前に……」

月読「その後学人と川田谷が合流。治療を学人にまかせて私と川田谷はこの娯楽エリアに……外にあった血痕を辿ってこの映画館に入った」

鏡在「そこでミシェルが死んでんのを見つけたってわけ?」

月読「そうよ」

あの時エレベーターが上がっていたから犯人はこの娯楽エリアに逃げたはず……だけどいたのは殺されたミシェルと重傷の四杖。

どういう事なのかしらね……

コトダマ『エレベーター』を記録しました。
『連絡通路にある娯楽エリアに向かうためのエレベーター。
佛生が襲われた直後に娯楽エリアに向かって上昇していた』

コトダマ『消えた犯人』を記録しました。
『月読は川田谷と娯楽エリアに向かい、血痕を辿って映画館に入ったがそこにいたのは死亡したミシェルと重傷の四杖だけだった』
351 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:00:11.22 ID:Ke37vK7A0
月読「今回は見張りは……」

鏡在「怪我してんのでいいんじゃないの。どうせ学人だっていんでしょ?」

川田谷「……という事だけど、音野さん達はそれでいいかな?」

音野「は、はい……構いません」

佛生「某も……構いませぬ」

黒頭「では捜査を……」

月読「その前に、鏡在と黒頭に聞きたい事があるわ。貴女達姿を見なかったけどどこにいたの?」

鏡在「アタシはお風呂にいたわよ。誰かさんのおかげでね」

そう言って鏡在が川田谷を睨む……何かあったのかしら。

黒頭「わたしは……自室で瞑想をしていました」

川田谷「自室だと証明は難しそうだね……」

月読「……そうね」

コトダマ『いなかった鏡在と黒頭』を記録しました。
『音野や佛生が襲われた騒ぎの際、鏡在と黒頭はいなかった。
鏡在は浴場、黒頭は自室にいたらしいが……』
352 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:06:00.43 ID:Ke37vK7A0
【娯楽エリア・ホール】

あれから各々捜査をするという事になり、私はホールにある血痕を調べていた。

月読「この血痕を辿ってきたのよね……」

響を切りつけた凶器から血が垂れたのかしら……

月読「……?」

よく見たら……この血痕、乾いてる?

月読「そういえば……」

私はエレベーターに向かうと、その床を確かめる。

月読「……ない」

血痕がエレベーターの床にない。

月読「これはもしかして……」

コトダマ『ホールの血痕』を記録しました。
『エレベーターから映画館の入り口まで続く血痕。
既に乾いている』

コトダマ『エレベーターの床』を記録しました。
『エレベーターの床には血痕は全くなかった』
353 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:24:30.21 ID:Ke37vK7A0
【連絡通路】

月読「ここで佛生は襲われた……」

壁にはさっきも見たように血痕が残っている。

逃げてきた犯人に突き飛ばされたらしいけど……あら?

月読「これは佛生の錫杖……そういえば映画館に来た時響に支えられてたから佛生持ってなかったわね」

あの時……

……

月読『とにかく医務室に……』

ガシャン!

音野『ひっ!』

月読『連絡通路の方から……』

……

月読「あれはこれが倒れた音だった可能性が高いわね」

……あら?

月読「この錫杖……糸のような物が結んであるわね」

これは……

コトダマ『佛生の錫杖』を記録しました。
『佛生が使っている錫杖。
佛生が襲われた時に起きた音はこれが原因と思われる』

コトダマ『錫杖に巻かれた糸』を記録しました。
『錫杖に巻かれていた糸のような物』
354 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/29(日) 23:26:33.95 ID:Ke37vK7A0
明日早いので今回はここまで。
次回で捜査は終わらせたいと思います。
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:28:21.06 ID:2iceSCjd0
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/29(日) 23:36:35.49 ID:PWbRHDfW0
357 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/30(月) 22:28:17.54 ID:0acrR4aA0
【食堂】

月読「……」

鏡在「あれ?アンタこんなとこで何してんのよ」

月読「ちょっとね……そういえば鏡在、アナタお風呂にいたって言ってたわね」

鏡在「そうよ。まだ脱衣場に服あるから証拠になるんじゃない?」

念のため確認した方がいいわね。

【脱衣場】

鏡在「ほらこれ」

月読「色々と濡れてるみたいだけどどうしたのよこれは」

鏡在「そうそう、聞いてよ!あの川田谷の奴がアタシにとんでもない事してくれたのよ!」

月読「そういえば鏡在、川田谷を睨んでたわね。何があったのかしら?」

鏡在「あの男、海でアタシに墨ぶっかけたのよ!のほほんとした顔でタコとイカを捕まえたとか言って近づいてきて……!」

墨……

鏡在「挙げ句の果てに墨まみれのアタシに海水までかけて……おかげでベタベタしてなかなかお風呂から出られなかったわ!」

確かに鏡在の髪はいつも通り……手入れにそれなりに時間をかけたのがわかる。

月読「時間は?」

鏡在「確か十一時ぐらいに海に来たから……十一時半ぐらいだったかしら?」

コトダマ『鏡在と川田谷の騒動』を記録しました。
『十一時半頃鏡在は川田谷に墨と海水をかけられたらしい。
それを洗い流すために鏡在は浴場にいたようだ』

コトダマ『鏡在のジャージ』を記録しました。
『鏡在が着ていた天馬のジャージ。
海水と墨で酷い有り様になっている』
358 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/30(月) 22:39:10.39 ID:0acrR4aA0
一度現場に戻りましょうか……

黒頭「……?」

月読「黒頭?」

鏡在「アンタ何してんの?」

黒頭「月読様、鏡在様。いえ、上に向かおうと箱を呼んだのですが……いつまで経っても来ないのです」

鏡在「はあ?何よ、故障でもしたわけ?」

モノクマ「失礼な!来ないのはオマエラが悪いんだよ!」

月読「どういう事かしら」

モノクマ「これって誰かが上で開延長のボタンを押したまま離れたからこうなってるんだよね」

月読「ああ、すぐ閉まらないようにするためのあのボタンね」

黒頭「それでは箱は誰かが乗らなければ来ないのですか?」

モノクマ「一応中に誰もいない状態で一分経ったら自動で閉まるようにしてあるよ。放置されたまま使えなくなったら困るからね!」

噂をすればさっきまで動かなかったエレベーターが動く音がして降りてくる。

鏡在「全く誰よ……って今の状況だとアイツしかいないじゃないのよ!」

月読「……」

コトダマ『開延長ボタン』を記録しました。
『エレベーターがすぐ閉まらないようにするための機能。
中に誰もいない状態で一分経つと自動で閉まる』
359 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/30(月) 23:26:30.29 ID:0acrR4aA0
月読「学人、調査はどう?」

学人「おおよその死亡推定時刻は絞り込んだ。十一時から十二時の間にミシェルは殺害されたと見ていいだろう」

月読「十一時から十二時……」

この死亡推定時刻からどこまで……最も学人が嘘をついていた場合も考慮しないといけないけれど。

コトダマ『ミシェルの死亡推定時刻』を記録しました。
『学人によるとミシェルが殺害されたのは十一時から十二時の間のようだ』
360 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 00:03:09.72 ID:PWKtoApA0
月読「もう一度聞くけど、貴方達を襲った相手について手がかりはないのね?」

音野「はい……」

佛生「そう、ですな」

月読「もしかしたら手がかりがあるかもしれないし詳しい話を聞いてもいいかしら?」

音野「私は、食堂に行こうとホールにいたらいきなり腕に痛みが走ったんです」

音野「腕を押さえたらバイオリンケースを落として蓋が開いてしまって、あっと思った瞬間に腕から何か溢れだしたのを感じて見たら血が……それで悲鳴をあげてしまったんです」

月読「佛生は?」

佛生「某は食堂に向かって連絡通路を歩いておりました時に悲鳴のような音を聞き、何事かと思った瞬間後ろから突き飛ばされました」

月読「悲鳴のような?」

佛生「今思い返すと、あの悲鳴が誰があげた物なのかがはっきりとしないのです」

佛生が聞いたのはおそらく響の悲鳴だったはず……佛生はそれを判別出来なかったって事?

コトダマ『音野の襲撃』を記録しました。
『音野は食堂に向かう途中いきなり腕に痛みが走った。
バイオリンケースを落として蓋が開いた直後腕を確かめると血が出ており、悲鳴をあげた』


コトダマ『佛生の襲撃』を記録しました。
『食堂に向かう途中悲鳴のような音を聞いた直後後ろから突き飛ばされた。
悲鳴が誰のものかはわからなかったようだ』

キーンコーン……カーンコーン……
361 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 00:16:17.32 ID:PWKtoApA0
モノクマ「ではでは!そろそろ始めるとしようか!」

モノクマ「オマエラ展望室に集合してくださーい!」

月読「……」

展望室に行く前に……

【月読の個室】

月読「……」

もしも、四杖の欠席が考えている通りなら……

月読「これが、必要になるかもしれないわね」

……よし、行きましょう。

【展望室】

モノクマ「うぷぷ、さあさあオマエラ乗り込んでください!」

月読「モノクマ、四杖は?」

モノクマ「もう命に別状はないよ。いつ起きるかはわかんないけど、起きたら途中参加もありかもね!」

川田谷「助かったなら良かったよ」

四杖が助かった事に少しばかりの安堵を抱えながら私達はエレベーターに乗り込む。

そしてエレベーターはまたあの場所に向かって動き始めた。

【超高校級のラガーマン】ミシェル・ラマン。

身体は大きいけど、どこか幼さを感じさせる彼女はどうして殺されたのか?

他にも四杖の事、響や佛生への襲撃……謎は山積みで。

それを暴くのが学級裁判。

疑いと糾弾が飛び交う四度目のそれが、今始まる。

……だけど、なんなのかしら。

この、胸騒ぎは……
362 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 00:16:47.07 ID:PWKtoApA0
今回はここまで。

次回学級裁判を開始します。
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:18:41.61 ID:9aWrosZx0
364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 00:21:18.33 ID:yWqBMT8l0
乙です
あのキャラが怪しそうだが、できればはずれてほしい
365 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 20:41:42.19 ID:PWKtoApA0
・コトダマ
 
『モノクマファイル4』>>343
 
『ミシェルの死体』>>344
 
『四杖の状態』>>349
 
『エレベーター』
『消えた犯人』>>350
 
『いなかった鏡在と黒頭』>>351
 
『ホールの血痕』
『エレベーターの床』>>352
 
『佛生の錫杖』
『錫杖に巻かれた糸』>>353

『鏡在と川田谷の騒動』
『鏡在のジャージ』>>357
 
『開延長ボタン』>>358
 
『ミシェルの死亡推定時刻』>>359

『音野の襲撃』
『佛生の襲撃』>>360
 
起きてしまった新たな惨劇。
ミシェル・ラマンが殺され、四杖礎が重傷を負い、音野響と佛生空也が襲撃された今回の事件。
全てを手に入れる……その抽象的な動機で起きたとは思えないほどの惨劇を起こした犯人の目的はなんだったのか?
そして月読の胸騒ぎの意味とは?
ただ一つはっきりとしているのは……どんな真実でも受け入れるしか、道はない。
366 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 20:44:04.96 ID:PWKtoApA0






     【学級裁判開廷!】

      fourth Murder Case






367 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 20:54:07.44 ID:PWKtoApA0
モノクマ「それでは学級裁判の簡単な説明を行いましょう!」
 
モノクマ「学級裁判では誰が犯人かを議論してもらい、最終的には投票によってクロを決めていただきます!」
 
モノクマ「過半数が正しいクロを指摘出来ればクロはおしおきされ、オマエラは再びイカロスに」
 
モノクマ「クロへの投票が過半数に満たなかった場合はシロが全員おしおきされ、クロは地球に帰還する事が許されます!」

鏡在「ぶっちゃけ今回は犯人わかりやすいわよね」

佛生「なんですと?」

学人「四杖が犯人だと言いたいのか」

音野「よ、四杖さんが!?」

四杖がミシェルを殺した犯人?

鏡在「だってミシェルと一緒にいてしかもアイツは生きてたんでしょ?」

鏡在「疑って当たり前!むしろ犯人じゃなかったら紛らわしいっての!」

川田谷「……天馬さんの時とは偉い差だ」

鏡在「はあ!?アレはアンタが勝手に言ってたんだから対象外に決まってんでしょ!」

月読「鏡在の言葉にいちいち反論していたらキリがないわよ……それに四杖が犯人か話しておくのは悪い事でもない」

黒頭「ではまずはそこから……議論いたしましょう」
368 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 21:05:24.65 ID:PWKtoApA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『モノクマファイル4』
『ミシェルの死亡推定時刻』
『ホールの血痕』

鏡在「犯人は四杖よ!」

学人「まずは貴様の考える事件の流れを聞かせてもらおうか」

鏡在「アイツは最初に音野を殺そうとしたのよ!」

音野「わ、私を……!?」

鏡在「そう!だけど失敗した挙げ句【悲鳴をあげられたから慌てて逃げた】ってわけ」

鏡在「で、佛生を見つけたはいいけど音野襲った場所からは近かったからあえてスルーした!」

佛生「某は、運が良かったと……」

鏡在「で、エレベーターで上に行ったらミシェルがいたから……」

鏡在「アイツはちょうどいいとばかりにミシェルを殺したのよ!」

川田谷「だけど【四杖君も重傷だった】んだよ?」

鏡在「逃げきれないと思ったか、罪悪感が出たのか……まあ、そこは自殺しようとして失敗したってところじゃない?」

黒頭「つまり今回の事件は……」

鏡在「【音野達を殺そうとして失敗した四杖が最終的にミシェルを殺した】って事よ!」

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 21:21:13.15 ID:9aWrosZx0
【音野達を殺そうとして失敗した四杖が最終的にミシェルを殺した】←『ホールの血痕』
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 21:26:03.20 ID:P0VmOHPDO
371 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 21:40:34.82 ID:PWKtoApA0
月読「それは違うわよ」BREAK!

月読「最終的にミシェルが殺された……そうだとするとおかしいのよ」

鏡在「おかしいって何がよ!」

月読「娯楽エリアのホールには血痕があったわ。私も最初は響を襲った犯人が映画館に向かう途中に垂らしたものじゃないか……そう考えた」

黒頭「最初は?」

月読「えぇ、ホールの血痕だけど乾いてたのよ」

川田谷「乾いていたって、あの血が?」

月読「えぇ、学人。鏡在の推理通りならこの血痕は響達が襲われた直後……時間なら十二時を少し過ぎた頃になるけど、そこから数分程度で乾くものかしら?」

学人「材質、血液の量で変動はするが……この宇宙ステーションの床なら十分以上はかかるだろう」

音野「えっと、つまり……」

佛生「音野殿の血液ならば、時間が足りぬ……そういう事ですな」

川田谷「だとするとあの血がホールに垂れたのは……」

月読「響達が襲撃される前……になるわね」
372 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 21:52:12.22 ID:PWKtoApA0
鏡在「いやいや、ちょっと待ちなさいよ!」

鏡在「それじゃあ四杖がミシェル殺した後に降りてきてわざわざ音野と佛生を襲ったって話になんじゃないの!」

黒頭「今回の動機は複数殺める意味があるとは思えませんね……」

川田谷「そもそもあの動機抽象的だしねぇ……」

音野「それに新しいルールもあります……同じ犯人は二人までしかその」

学人「そもそも痕跡が増えるだけで複数襲うメリットがまるでない……」

月読「とにかく順番をはっきりさせましょう」

そのためにはまず……ミシェルがいつ殺されたかを示す必要があるわね。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 21:57:29.85 ID:9aWrosZx0
『ミシェルの死亡推定時刻』
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:05:03.88 ID:gwjmvYyE0
『ミシェルの死亡推定時刻』
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:05:05.39 ID:dkrgdJK8O
『ミシェルの死亡推定時刻』
376 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:09:10.64 ID:PWKtoApA0
月読「この栞を挟み込むわ」

月読「学人、ミシェルの死亡推定時刻は十一時から十二時だったわね?」

学人「そうだ。最も私が嘘をついていた場合は違うだろうがな」

鏡在「自分から場を混乱させてんじゃないわよ!」

川田谷「学人君が正しいなら、襲われた順番はミシェルさん、音野さん、佛生君……かな?」

音野「四杖さんはいつ襲われたんでしょう……」

四杖がいつ襲われたか……それがわかれば少しは前進するでしょうね。
377 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:18:52.89 ID:PWKtoApA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『四杖の状態』
『エレベーター』
『エレベーターの床』

音野「四杖さんはいつ襲われたんでしょう……」

鏡在「そもそもアタシはまだ四杖が犯人の可能性捨ててないわよ!」

川田谷「でもそうなると【四杖君が音野さん達を襲った】理由がわからないよ……」

学人「それは誰が犯人でも同じだ」

黒頭「しかし犯人だとするなら【四杖様は自殺しようとしていた……】」

黒頭「錯乱していてもおかしくなかったのでは?」

四杖が犯人であると仮定して一連の行動を行ったとするなら……何かおかしくないかしら。

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:23:26.48 ID:dkrgdJK8O
【四杖様は自殺しようとしていた……】←『四杖の状態』
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:25:05.78 ID:9aWrosZx0
【四杖君が音野さん達を襲った】←『エレベーターの床』
380 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:28:24.84 ID:PWKtoApA0
もっとはっきりあるはずよ……四杖が犯人ならおかしい事が。

     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『四杖の状態』
『エレベーター』
『』

音野「四杖さんはいつ襲われたんでしょう……」

鏡在「そもそもアタシはまだ四杖が犯人の可能性捨ててないわよ!」

川田谷「でもそうなると四杖君が音野さん達を襲った理由がわからないよ……」

学人「それは誰が犯人でも同じだ」

黒頭「しかし犯人だとするなら【四杖様は自殺しようとしていた……】」

黒頭「錯乱していてもおかしくなかったのでは?」

四杖が犯人であると仮定して一連の行動を行ったとするなら……何かおかしくないかしら。

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:32:13.06 ID:CM2uZvqd0
【四杖様は自殺しようとしていた……】←『四杖の状態』
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:37:31.46 ID:P0VmOHPDO
383 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/07/31(火) 22:40:53.50 ID:PWKtoApA0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「四杖が自殺しようとしていた……本当にそうかしら?」

黒頭「だから四杖様は欠席になるほどの怪我をしたのではないのですか?」

月読「そうとも言いきれないわ……四杖の状態が書かれたこれを見ればね」


『四杖礎は頭部を殴打され、一歩間違えれば即死していてもおかしくなかったほどの重傷。
そのため今回は特例として学級裁判の欠席を許可するものとする』


鏡在「これの何がおかしいわけ?」

もし四杖が犯人で自殺しようとしていたならおかしいのは……

【四杖が犯人ならおかしいファイルの記述は?】

・【裁判の欠席】
・【即死でもおかしくなかった重傷】
・【頭部を殴打された】

↓2
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:42:19.50 ID:9aWrosZx0
・【頭部を殴打された】
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/31(火) 22:49:45.00 ID:dkrgdJK8O
386 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 20:30:50.73 ID:g4FBnCdA0
月読「この文が証明するわ」


月読「このファイルによれば四杖は頭部を殴打されて重傷を負った……だけどもし四杖が犯人ならおかしいと思わない?」

川田谷「殴打されたって文章の事?」

学人「それもあるが……一番はミシェルを刺殺した凶器をなぜ使わなかったか、だな」

音野「あっ、確かに……」

鏡在「ビビったんじゃないの?」

佛生「ですが四杖殿は即死でもおかしくなかった……それほどの事を出来るのであれば恐怖で躊躇ったとはとても」

黒頭「……では、四杖様は何者かに?」

月読「そうね、そして今回の事件での四杖の立ち位置は……検討がついているわ」
387 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 20:38:32.22 ID:g4FBnCdA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『モノクマファイル4』
『佛生の襲撃』
『消えた犯人』

川田谷「今回四杖君がどういう立場にいたか……」

鏡在「〔犯人〕じゃ、ないのよね」

黒頭「ミシェル様と同じ〔被害者〕だったのでしょうか……ならなぜ犯人は二人を」

佛生「よもや〔共犯〕……ではありますまいな」

音野「〔第一発見者〕なら……すぐに誰かに言いますよね?」

学人「〔アナウンス〕や〔凶器〕……何にしろ立場を明確にする根拠があれば楽なのだがな」

コトダマもしくは〔〕を記憶して〔〕に同意しろ!

↓2
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 20:47:53.96 ID:GIMPDza00
〔アナウンス〕→〔第一発見者〕
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 20:50:49.13 ID:C43+OfgDO
とりあえず上で
390 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:03:15.64 ID:g4FBnCdA0
月読「その文に同意するわ」


月読「四杖は第一発見者だったはず……死体発見アナウンスがその根拠よ」

川田谷「そういえば、俺と月読さんがミシェルさんを見つけてアナウンスが鳴ったよね」

音野「でもそれなら四杖さんはどうしてすぐに誰かを呼ばなかったんでしょう……」

月読「簡単な話よ。四杖が見たのはミシェルの死体だけじゃなかったのよ」

学人「犯人か」

鏡在「四杖は犯人を見たってわけ!?ちょっとダサグマ、今すぐアイツを叩き起こしなさいよ!」

モノクマ「えー、それはちょっと……」

月読「無駄よ。四杖が来たら学級裁判はすぐに終わる……モノクマがそんな事をするわけがないわ」

川田谷「もしかして四杖君の欠席が認められてるのって……」

モノクマ「何さ何さ!だってシロとクロには平等にチャンスが与えられなきゃ駄目でしょ!」

モノクマ「だから四杖クンが自力で目を覚ますまではこっちから起こしたりとかはしないからね!」

鏡在「チッ!四杖が来ればさっさと終わるってのに!」
391 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:11:41.48 ID:g4FBnCdA0
佛生「つまり四杖殿は口封じされそうになった……という事ですな」

月読「そうね、そしてそう考えるとあのホールの血痕の意味もわかる」

黒頭「血痕の意味……」

月読「あの血痕には乾いている事以外にも矛盾があったのよ」

鏡在「矛盾?何よそれは!」

それを示すのはあれよ。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 21:14:15.66 ID:C43+OfgDO
エレベーターの床
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 21:17:38.48 ID:ABaIAc/h0
『エレベーターの床』
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 21:17:42.15 ID:Ry91G2DW0
『エレベーターの床』
395 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:39:01.04 ID:g4FBnCdA0
月読「この栞を挟み込むわ」

月読「エレベーターの床なんだけど、あの床には血痕がなかったのよ」

川田谷「全く血痕がない……っていうのも変だよね」

月読「血痕が乾いていた事、エレベーターには血痕がなかった事……ここからこういう状況が想像出来るわ」

月読「四杖は殺されたミシェルと犯人を見た……当然誰かに伝えるためにエレベーターに乗ろうとした」

学人「そこで犯人に捕まり殴打された……つまりホールの血は四杖の物だった」

黒頭「……あの、よろしいですか?」

佛生「黒頭殿、どうされた」

黒頭「四杖様が第一発見者であり、その口封じに殴打されたというのはわかりました」

黒頭「ですがその場合……また新しい疑問が生まれます」

黒頭「なぜ犯人はミシェル様と同じ凶器を四杖様に用いなかったのか」

音野「確かに……そうですよね。目的が口封じならミシェルさんみたいに刺せば済むのに」

月読「……」

なぜ四杖が刺されたのではなく殴打されたのか……

この答えで、議論の方向性がはっきりするわ。
396 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 21:55:40.98 ID:g4FBnCdA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『音野の襲撃』
『ミシェルの死体』
『いなかった鏡在と黒頭』

黒頭「口封じだとするなら、なぜ【四杖様はミシェル様と同じように刺されなかった】のでしょうか」

鏡在「【考えずに咄嗟に殴った】とかじゃない?」

川田谷「【凶器をなくしてた】から使えなかったとか……」

学人「【そうせざるをえない理由があった】のだろう」

佛生「むう……謎ですな」

【】を正しいコトダマを論破しろ!

↓2
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:01:06.99 ID:ABaIAc/h0
【凶器をなくしてた】←『音野の襲撃』
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:08:40.07 ID:Ry91G2DW0
【凶器をなくしてた】←『音野の襲撃』
399 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 22:31:06.85 ID:g4FBnCdA0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「凶器をなくしてたという事はないはずよ。だって響が腕を切られてるんだから」

音野「傷見せますか?」

川田谷「いやいや包帯を解こうとしなくていいから!」

月読「響が襲撃されたのはさっきも言ったけど十二時を過ぎた頃……この時まだ犯人は凶器を持っていた」

鏡在「じゃあミシェルに刺さったまま抜けなかったんじゃない?」

月読「それもないはずよ」

それはミシェルを見ればはっきりしているわ。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:36:00.01 ID:ABaIAc/h0
『ミシェルの死体』
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 22:42:56.41 ID:Ry91G2DW0
『ミシェルの死体』
402 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 22:51:36.90 ID:g4FBnCdA0
月読「この文で証明するわ」


月読「ミシェルの死体……あの傷は凶器を回したのか穴が開いてるような状態だった」

学人「あれで凶器が抜けなかったというのはないだろうな」

鏡在「じゃあ何なのよ!結局どうして犯人が四杖を刺し殺さなかったのか全然わかんないじゃない!」

月読「……刺し殺さなかったんじゃなくて刺し殺せなかったんだとしたらどうかしら」

佛生「刺し殺せなかった……?」

月読「もっと言うなら……犯人は四杖を殺す事は出来なかったのよ」


黒頭「その推理に道はありません……!」反論!


黒頭「お待ちください月読様……それはおかしくありませんか?」

月読「反論があるなら聞くけれど……私にはこうとしか思えないのよ」

黒頭「そうおっしゃるならば、わたしも全霊でその推理に反論いたします」
403 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 23:17:09.93 ID:g4FBnCdA0
  【反論ショーダウン一閃開始!】

黒頭「月読様は犯人が四杖様を殺め【る】事が不可能だとおっしゃいました」

黒頭「しかし犯人にとって四杖様はミシェ【ル】様殺害の決定的瞬間を目撃された相手」

黒頭「必ずその命を奪いたかったはずではないで【し】ょうか?」

月読「それは間違いないでしょうね」

月読「そうだとしても犯人には四杖を殺す事は出来なかったのよ」

黒頭「その理由は【い】ったいなんなのですか?」

黒頭「犯人は箱……エレベータ【ー】に乗ろうとしている四杖様を追いかけ、危害を加えています」

黒頭「その結果四杖様は即死でもおかしくない怪我を負っ【た】のですよ?」

黒頭「ミシェル様を殺めたのな【ら】手心を加えたというのもおかしな話」

黒頭「【あ】えて生かしたという事でもないでしょう」

黒頭「【犯人には四杖様を殺められない理由がありません!】」

【】を組み合わせて【】を斬れ!

↓2
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 23:20:07.19 ID:C43+OfgDO
【あたらしいルール】で【犯人には四杖様を殺められない理由がありません】
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 23:26:29.69 ID:ABaIAc/h0
406 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 23:31:10.07 ID:g4FBnCdA0
月読「その乱丁、修正させてもらうわ」


月読「出来なかったのよ……ルールがあったから」

黒頭「ルール……?」

月読「【同一のクロは二人までしか殺せない】……犯人はこのルールに縛られていたのよ」

鏡在「……!」

佛生「それは……」

月読「そもそもなぜモノクマが四杖を助けたのか?それは四杖が死んでしまうと犯人が三人を殺す事になってしまうからじゃないかしら」

川田谷「そうなの?モノクマ」

モノクマ「ノーコメント!」

学人「……肯定してるようなものだな」

月読「学級裁判の前にルール違反でおしおきする事になる……だからモノクマは四杖を治療した」

音野「汐里さん、それって……!」

鏡在「汐里!アンタまさか犯人は……!」

月読「えぇ、私は今回の事件の犯人……」
407 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 23:32:58.76 ID:g4FBnCdA0






月読「天馬を殺した犯人だと考えているわ」






     【学級裁判中断!】
408 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/01(水) 23:33:46.82 ID:g4FBnCdA0
今回はここまで。

次回学級裁判後半戦です。
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/01(水) 23:35:57.41 ID:WmiON/fMO
乙、誰が犯人なのか全く予想出来ねえ…
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/02(木) 07:41:54.20 ID:fueB3/QDO
411 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/03(金) 21:54:29.79 ID:QihH75pA0
     【学級裁判再開!】

鏡在「今回の犯人は千里を殺したヤツですって……?」

月読「間違いないはずよ。そうでもないとモノクマが四杖を助ける理由がないもの」

モノクマ「むぐぐ……」

鏡在「……ふっ、あははははははははっ!」

川田谷「鏡在さん……?」

鏡在「こんなに早く仇を取るチャンスが来るなんてね……必ず炙り出してやるわ!!」

学人「……変なスイッチが入ったようだな」

黒頭「無理もありませんが……」

音野「そ、それで四杖さんが犯人じゃなくて目撃者だったってところまで話しましたけど……」

佛生「ふむ、次は何を話すべきか」

月読「そうね……」

学人「ならばはっきりさせる事があるな……私達は音野達が襲われて集まったがその時いなかった人間がいるはずだ」

学人が言っているのは……

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:03:16.46 ID:ovfpBB8N0
『いなかった鏡在と黒頭』
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:06:40.53 ID:bG0vpLZDO
いなかった鏡在と黒頭
414 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/03(金) 22:20:54.70 ID:QihH75pA0
月読「この栞を挟み込むわ」


月読「その時いなかったのは……鏡在と黒頭ね」

鏡在「アタシはお風呂にいたって言ってんでしょ!」

川田谷「…………」

黒頭「わたしも個室にいました……一人ゆえに証明は不可能ですが」

学人「どれだけ主張しようとそれが証明出来なければ意味がないな」

鏡在「なんですって!?」

鏡在と黒頭は響と佛生が襲われて集まった時にいなかった……それは間違いないけれど。
415 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/03(金) 22:26:40.79 ID:QihH75pA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『鏡在と川田谷の騒動』
『エレベーター』
『消えた犯人』

音野「私達が襲われてから全員集まるまでにいなかったのは【黒頭さん】と……」

佛生「【鏡在殿】ですな」

鏡在「アタシは【お風呂に入ってた】のよ!」

黒頭「わたしは【個室にいました】……」

学人「それを【証明する術はない】以上……」

学人「繰り返したところで無意味な徒労だ」

川田谷「…………」

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:31:09.43 ID:bG0vpLZDO
【証明する術はない】←『鏡在と川田谷の騒動』
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:31:40.02 ID:ovfpBB8N0
『鏡在と川田谷の騒動』→【証明する術はない】
418 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/03(金) 22:49:42.06 ID:QihH75pA0
月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「鏡在の方なら証明は可能よ」

学人「ほう?」

月読「川田谷、黙ってないで貴方が鏡在にした事を説明しなさい」

川田谷「……えっと」

鏡在「はっきり言いなさいよ!アタシに墨だの海水だのぶっかけたってね!」

黒頭「……墨?」

月読「どうやら川田谷と鏡在は十一時頃から海にいたらしいんだけど……」

鏡在「そうそう、アタシが十一時ぐらいに来たらなんかソイツが海でバシャバシャ遊んでたのよ」

川田谷「遊んでたっていうか……」

鏡在「で!アタシが華麗に無視して海を眺めてたらなんかイカだのタコだのとったとかやって来て……」

音野「墨を、かけられたんですか?」

川田谷「だからあれはわざとじゃなくて……」

鏡在「その後海水ぶっかけた癖によく言うわね!」

川田谷「と、咄嗟に流さないとって思ったんだよ!」

月読「……まあ、そういうわけで鏡在はお風呂に行っていたのよ」

これも出して説得力を増しておきましょう。

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:51:36.59 ID:ovfpBB8N0
『鏡在のジャージ』
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 22:51:49.23 ID:K7LMCKBV0
『鏡在のジャージ』
421 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/03(金) 23:42:29.09 ID:QihH75pA0
月読「この文で証明するわ」


月読「鏡在のジャージが浴場にあったけど墨と海水で汚れていたわ。身体にも相当かかっていたでしょうね」

川田谷「この事があったのは十一時半だから……学人君の割り出したミシェルさんの死亡推定時刻に照らし合わせると、俺達に犯行は難しいんじゃないかな」

学人「ふん、なるほど……鏡在とついでに川田谷のアリバイは証明されたようだ」

佛生「では黒頭殿は……」

黒頭「何度も言いますが、わたしは一人でしたから……」

月読「黒頭は犯人じゃないわ」

音野「えっ?」

月読「言ったはずよ、今回の犯人は天馬を殺した犯人でもある」

鏡在「ああ、黒頭は広生と一緒だったから千里を殺せなかったわね……ってちょっと!だったらアタシも最初から無実だってわかってたじゃないのよ!」

月読「川田谷の無実も証明されたからいいじゃないの」
422 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/03(金) 23:49:21.84 ID:QihH75pA0
川田谷「……あれ?」

音野「どうしたんですか川田谷さん?」

川田谷「ちょっと待って。天馬さんの事件から鏡在さんと黒頭さんは無実なんだよね」

鏡在「そういう事よ!ついでにアンタも違うみたいだけど」

黒頭「そして四杖様、音野様、佛生様は襲われています……」

音野「あっ、汐里さんは私と一緒の時に多分錫杖の音だと思うんですけど……とにかく佛生さんが襲われた音がしましたから違うはずです!」

佛生「……これは、つまりミシェル殿を殺めた犯人は」

月読「……」

【人物を指名しろ!】

↓2
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/03(金) 23:52:35.94 ID:bG0vpLZDO
学人
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:02:52.79 ID:YPUxZ1nfO
425 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 00:05:03.46 ID:U5qrigMA0
月読「貴方が……?」


月読「学人、貴方が疑われているみたいよ」

学人「そうだな」

川田谷「反論はないの?」

学人「反論か……したいところだが、私は事件のあった時刻には一人で医務室にいた」

学人「黒頭のようにそれの証明は不可能だ」

学人「前回の事件でも食堂で入野の死体を調べてはいたが、一人の時間もあった以上無実の証明にはならないだろう」

鏡在「じゃあ犯人は決まりじゃない!」

黒頭「ですが、川田谷様達のアリバイが証明されたのは学人様の調査があってこそ……」

音野「犯人としては、不自然ですよね」

佛生「しかし、他にいないのも事実……」

月読「……」

学人が犯人……本当にそうなのかしら。
426 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 00:23:06.24 ID:U5qrigMA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>365
『佛生の襲撃』
『モノクマファイル4』
『開延長ボタン』

鏡在「学人が犯人で決まりじゃない!」

黒頭「しかし【学人様は他の方のアリバイを証明】しています」

川田谷「犯人だとしたら不自然な行動だよね……【自分のアリバイも作ってない】し」

音野「【私を襲ってから佛生を襲って】医務室のある方に行ったとしても……アリバイにはなりませんもんね」

佛生「本人も潔いですな……」

学人「無駄な事は嫌いなだけだ」

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:27:37.83 ID:mK/+FIvp0
『佛生の襲撃』で【私を襲ってから佛生を襲って】を論破
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:29:55.50 ID:QOS5RnT3O

音野が佛生を呼び捨てなのは伏線か…?
429 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 00:35:18.39 ID:U5qrigMA0
さんが抜けてました……正しくは【私を襲ってから佛生さんを襲って】です

月読「それは違うわよ」BREAK!


月読「……待ちなさい、響」

音野「えっ?」

月読「おかしい……よく考えたらこの襲撃には矛盾があるわ」

川田谷「矛盾って?」

月読「響を襲った後犯人は連絡通路に逃げた……つまり食堂に向かう佛生とはちあわせた形になったはずよ」

鏡在「問題ないじゃない」

月読「だけど佛生は……背後から襲われたと証言している」

佛生「間違いありませぬ。某は走ってきた何者かに背後から襲撃されました」

学人「……確かに妙だな。その場合犯人は一度佛生とすれ違った事になるぞ」

佛生「いえ、そのような事は……」

黒頭「では犯人はどのようにして音野様を襲った後、佛生様を背後から……」

月読「……」

喉がなぜか機能しない。

私は今何を考えた。

私は……なんでそれに説明のつける推理を組み立ててるの。

私は……なんで……

月読「ひび、き」

音野「汐里さん……?」


月読「貴女、なの?」

響を、疑ってるのよ……!?
430 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 00:45:49.03 ID:U5qrigMA0
音野「えっ……」

月読「この矛盾に、説明をつけるには二つの可能性がある」

月読「犯人が二人いるか、誰かが嘘をついているかよ」

音野「私が、嘘をついているって言うんですか!?」

音野「私は嘘なんてついてません!私は確かにホールで襲われて、犯人は連絡通路に逃げたんです!」

学人「それなら音野、この矛盾はどう説明をつける。佛生が嘘をついているという事か?」

音野「それは、わかりませんけど……でも私は佛生さんが襲われた時に錫杖の落ちたような音を汐里さんと聞きました!」

月読「……」

音野「だから私に佛生さんを襲うのは……」

川田谷「……でも見たわけじゃないよね?」

音野「川田谷、さん?」

川田谷「……月読さん、君はもしかして証明出来るんじゃないのかな」

川田谷「錫杖が落ちた=佛生君が襲われたじゃないって」

月読「……」

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:48:19.61 ID:mK/+FIvp0
『錫杖に巻かれた糸』
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:49:36.21 ID:QOS5RnT3O
433 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 00:54:47.58 ID:U5qrigMA0
月読「……」


月読「錫杖に、糸みたいな物が……巻き付いてたわ」

鏡在「糸?」

学人「佛生、錫杖を見せてみろ」

佛生「どうぞ……」

川田谷「……弦だね、これ」

音野「!?」

月読「……!」

黒頭「しかしなぜ、弦が錫杖に」

学人「……吊るしたのか」

鏡在「吊るしたってこの杖を?どこによ」

川田谷「吊るしたというか、エレベーターの中に巻いた残りの弦を入れたんじゃないかな……」

学人「エレベーターが上がれば錫杖が引き上げられ、途中で弦が切れて落ちる……」

音野「そ、そんな!?」

月読「……」

そういえば、あの時……佛生が倒れてるのを見つけて私は……アレが動いてるのを……

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:56:38.57 ID:DIK/YYbDO
エレベーター
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 00:56:48.22 ID:mK/+FIvp0
『エレベーター』
436 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:01:14.08 ID:U5qrigMA0
月読「…………」


エレベーターが動いてるのを、見た……

川田谷「そういえば月読さん……エレベーターが上に動いてるって言ってたよね」

川田谷「それで俺と上に行って、ミシェルさんを見つけたんだから」

音野「それは……犯人がエレベーターに乗って逃げたからで!」

鏡在「……今となってはそれは通用しないんじゃないの?」

音野「な、なんでですか!?」

月読「……」

そう、だって……私と川田谷が娯楽エリアに上がった時には……

>>365から正しいコトダマを選べ!

↓2
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:03:17.66 ID:mK/+FIvp0
『消えた犯人』
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:03:21.15 ID:lCOivejC0
『消えた犯人』
439 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:06:26.89 ID:U5qrigMA0
月読「………………」


娯楽エリアにいたのは、ミシェルと四杖だけ……

鏡在「今までの話聞く限りアンタ達は下にいたんでしょ?だから一時期アタシと黒頭が疑われた」

黒頭「上にいたのはミシェル様と四杖様だけ……ならばあの箱は犯人の逃走に使われたわけではない……?」

学人「ならば何のために動かしたか……」

川田谷「さっきのトリックのため、だよね」


音野「違います!本当に違うんです!」反論!


音野「ま、待ってください……」

音野「わ、私は何も、何もしてません!」
440 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:13:44.30 ID:U5qrigMA0
   【反論ショーダウン開始!】

コトノハ>>365
『開延長ボタン』

音野「私は何もしてません!」

音野「ミシェルさんを殺したり、佛生さんを襲うなんてそんな恐ろしい事……!」

音野「だいたい【エレベーターを使って錫杖を吊るす】なんて!」

音野「それだと私はその【工作をした後ホールで腕を切りつけて叫んで】……」

音野「汐里さんが来てくれたからいいですけど、誰も来なかったらどうするんですか!」

音野「そもそもエレベーターの【扉が閉まるまでにそこまで時間的余裕はありません】!」

音野「だから私は犯人じゃないんです!」

コトノハで【】を斬れ!

↓2
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:19:15.50 ID:lCOivejC0
【扉が閉まるまでにそこまで時間的余裕はありません】←『開延長ボタン』
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:20:28.53 ID:DIK/YYbDO
【扉が閉まるまでにそこまで時間的余裕はありません】←『開延長ボタン』
443 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:21:00.00 ID:U5qrigMA0
月読「……………………」


黒頭「あの箱には……延長ボタンなるものがあるようです」

音野「延長、ボタン……?」

鏡在「まあ、せいぜい一分ぐらいらしいけど?すぐそばのホールで切って叫ぶ時間の余裕はあんじゃない?」

音野「あっ、えっ……」

学人「……決まりか」

川田谷「残念だよ……音野さん」

佛生「……」

音野「違う……違うんです!本当に私は犯人なんかじゃありません!」


月読「…………」
444 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:24:55.15 ID:U5qrigMA0
     【理論武装開始!】


音野「私は犯人なんかじゃないんです!」

音野「お願いです!信じてください!」

音野「確かに、誰が犯人かなんてわかりません」

音野「私が怪しいのも、理解してます!」

音野「でも本当に私は違う!」

音野「お願いだから……信じてください」

音野【本当に私は、何も……】

1…中
2…ケース
3…の
4…バイオリン

数字を並び替えて答えを示せ!

↓2
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:25:57.13 ID:FPyYVp220
4231
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:27:56.53 ID:DIK/YYbDO
4231
447 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:37:18.24 ID:U5qrigMA0
月読「こんな、物語……私は……」


月読「……響」

音野「汐里さん!私は……」

月読「バイオリンケースの中……見せて」

音野「えっ……?」

月読「貴女が犯人なら、きっと腕を切ったのは自作自演になるから……それに使った刃物がある」

月読「時間はなかったから処分は無理……出来るとすればそのケース……」

月読「だから、その中に何もなければ……貴女は犯人なんかじゃないって証明になるわ……」

音野「……」

月読「お願い……中を見せて響……」

月読「後でたくさん謝る、許せないならなんだってするから……」

月読「だから、お願い……」

月読「貴女を、信じさせて……!」

音野「…………」

月読「……」

音野「わかりました」

月読「あっ」

音野「そんな顔しないでください汐里さん。中を見せるだけで無実が証明出来るならお安いご用です」

響がバイオリンケースの蓋を開ける。

大丈夫、響が犯人なわけがない。

馬鹿ね、私は……いったい何を考えてあんな荒唐無稽な。

キラッ

音野「えっ……」

月読「……は?」

蓋が開いた瞬間、まるでタイミングを見計らっていたかのように。

……ミシェルの血だろうもので赤く染まった鋏が、響の目の前に落ちて。

私は、その光景を認めたくなくて。

意識を、手放した。
448 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 01:38:08.70 ID:U5qrigMA0
今回はここまで。
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 01:42:34.04 ID:lCOivejC0
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/08/04(土) 02:01:52.08 ID:2Tup7tlA0
2週間ぶりくらいに来たがミシェル殺されとる…しかも裁判もすごい展開へ…
ミシェルって最終章まで生き残れるキャラじゃないとは思ってたが、リアルに居そうなピュア留学生って感じで死んじゃうのは胸が痛む
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 06:57:10.08 ID:DIK/YYbDO

というかこれまさか音野嵌められた?
452 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 16:54:40.08 ID:U5qrigMA0
20:00頃から開始。
今回でCHAPTER04終了まで行きたいと思います。
453 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:13:03.96 ID:U5qrigMA0
【???】

カタカタカタカタ……

月読「……?」

ここは……前に夢で見た映画館?

私は確か、ミシェル殺しの学級裁判をしていて……

月読「ああ……」

そう、私は……響が犯人だって結論に納得出来ずに。

月読「……私って、こんなに打たれ弱かったのね」

きっとこのまま響が投票されて……私は投票出来ないから投票放棄としておしおきかしら。

月読「……」

元々自分の命になんて執着はしていなかったけど。

月読「武忍にあんな啖呵切って結局これか……」

本当に、私は……
454 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:13:56.75 ID:U5qrigMA0






「何してんだよお前」






455 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:20:11.61 ID:U5qrigMA0
月読「……!」

俯いていた私の前に、いつの間にか誰かがいる。

顔を上げるとそこにいたのは……

天馬「よっ」

月読「天馬……?」

天馬「正確に言えば違うな。あたしは月読の心の中のある感情が作った存在だ!まあ、あたしが一番適任だろうしな」

月読「どういう、事?」

天馬「要するにだ」

天馬はいきなり私の胸ぐらを掴んで立たせる。

これは夢のような状況のはずなのに、本当に掴まれているみたいに息が苦しい。

月読「何を……」

天馬「もう一度聞くぞ?お前は何をしてんだ?」

月読「何って……」

天馬「今月読汐里がしなきゃいけない事はなんだよ?裏切られた悲劇のヒロインぶる事か?こうして逃げる事か?」

天馬「違うだろ!今月読汐里がしないといけないのは!」

ああ……わかった。

この天馬が私のどういう感情から作り出した存在なのか。
456 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:23:19.04 ID:U5qrigMA0






月読「響を最後まで信じて今すぐ異議を唱える事じゃないの!?」

怒りだ。

私自身に対する……強い、怒り。






457 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:33:49.75 ID:U5qrigMA0
月読「そんな事、言われても……」

鋏が出てきた以上、もう響の無実を立証するなんて……

天馬「いいか?今お前は音野が犯人かもしれないってなって冷静じゃないんだよ」

それは……

天馬「一度頭の中をリセットしちまえ!そしてよく考えてみろ!」

天馬「この状況を何とか出来ないかってな!」

月読「……」

天馬「それに月読にはとっておきの武器がある」

月読「とっておきの武器?」

天馬「あたしが殺された事件の証拠だ。凛だって全部は知らない情報をお前は持ってる」

月読「……」

天馬「ミシェルが殺されたこの事件で無理ならあたしが殺された事件で無実を証明してやれ!」

天馬「もしあたしが月読の立場で凛が同じ状況だったらそうするぜ?」

月読「……」

……そうね。

私は気付いていたはずよ、貴女ならこんな時どうするか……

そしてそれが示す答えも……

月読「……戻るわ。こんなところにいられないもの」

天馬「おう、そうしろ!そして勝ってこい!」

月読「そうするわ」
458 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:49:35.74 ID:U5qrigMA0
コトダマ『血塗れの鋏』を記録しました。
『天馬を殺害したと思われる裁縫セットの鋏。
分解されており、片側の部分しかない』

コトダマ『天馬の裁縫セット』を記録しました。
『天馬に配布されていた裁縫セット。
封は開けられて鋏がなくなっている』

コトダマ『天馬のダイイングメッセージ』を記録しました。
『天馬の遺したダイイングメッセージ。
ダレモシンジルナと書かれていた』

コトダマ『ある事件の違和感』を記録しました。
『ある事件で月読が心の底で覚えていた違和感』
459 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:54:21.46 ID:U5qrigMA0
【学級裁判場】

音野「こんなの、こんなの何かの間違いです!私はこんな鋏知りません!」

鏡在「往生際が悪いのよ!千里を殺したアンタをアタシは許さない!」

黒頭「誰が何をするかわからない……わかっていたはずなのに」

学人「投票タイムと行きたいところだが、月読が目覚めない限りは不可能だな」

川田谷「投票放棄になっちゃうからね……」

佛生「真実とは残酷な物ですな……」

音野「わ、私は……違っ、うのに……」
460 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 20:56:04.65 ID:U5qrigMA0






「何を慌ててるの、響」






461 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 21:02:44.26 ID:U5qrigMA0
音野「あっ……」

月読「俯かないで顔を上げなさい。自分が犯人じゃないかは貴女自身がよく知っているでしょう」

音野「で、でも汐里さん……」

月読「まあ、散々追い詰めた私が言っていい台詞ではないわね。でも大丈夫」

音野「大丈夫……」

月読「……貴女と過ごしてきた時間。私が知る音野響という子の全て」

月読「そして出た答えは一つ」

月読「やっぱり貴女は犯人じゃない」

音野「……!」

月読「今からそれを証明する……償いには程遠いけど」

月読「よく見ていて」

私は決めた。

どんな結末かなんてそんな物はもう関係ない。

響は犯人じゃない。

この学級裁判という物語はまだ続きがあるんだと。

月読「さあ、議論を始めましょう」

私はそう信じて、進む……!
462 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 21:11:50.37 ID:U5qrigMA0
鏡在「寝てたかと思ったらいきなり何言ってんのよ……」

鏡在「鋏が出てきた以上!もう言い訳しようがないでしょうが!」

川田谷「それに議論って何を話すの……ミシェルさん殺しにもう議論の余地はないと思うけど」

月読「だったら違う事件の議論をするまでよ」

黒頭「違う事件ですか?」

佛生「まさか、天馬殿の……?」

月読「そうよ、天馬の殺人事件……学級裁判が行われなかったこの事件」

月読「それこそが真実に私達を導くのよ」

学人「ならやってみせろ。この天才である私でさえ音野が犯人だと結論付けた……それを覆せるならな」

月読「えぇ……まずは今回の事件と天馬の事件が繋がっている事を示すわ」

それはもちろんさっき見た……

>>458から正しいコトダマを選べ!

↓2
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 21:13:39.41 ID:lCOivejC0
『血塗れの鋏』
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 21:14:46.29 ID:Q4G4M/Vl0
465 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 21:29:25.74 ID:U5qrigMA0
月読「この栞を挟み込むわ」


月読「そのバイオリンケースから出てきた鋏……おそらくこの鋏の片割れよ」

川田谷「その血塗れの鋏は……!?」

月読「天馬を殺した凶器よ。この鋏とその鋏……おそらく一致するはず」

響の席にある鋏を取って手に持った鋏と合わせる。

黒頭「一致しました……」

月読「これで間違いなく天馬の事件とミシェルの事件が同一犯だと物的な面で示せたわね」

これで万が一にもモノクマが四杖を助けた事に他の理由をつけて、逃げられる事はなくなった。

次は……

鏡在「いい加減にしなさいよ……!」反論!
466 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 21:36:25.72 ID:U5qrigMA0
   【反論ショーダウン開始!】

コトノハ>>365
『音野の襲撃』
『佛生の襲撃』
『佛生の錫杖』

鏡在「鋏が一緒だから何よ!」

鏡在「そんな事は前からわかってたでしょうが!」

鏡在「邪魔すんじゃないわよ!」

月読「邪魔なんてしてないわ」

月読「私は真剣にこの議論をしているのよ」

鏡在「何のためによ!」

鏡在「もう犯人は音野以外にいないじゃない!」

鏡在【バイオリンケースに鋏があったのが何よりの証拠!】

鏡在「早くアタシに千里の仇を討たせなさいよ!」

【】をコトノハで斬れ!

↓2
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 21:42:39.54 ID:j9kbweqI0
『音野の襲撃』で【バイオリンケースに鋏があったのが何よりの証拠!】
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 21:44:46.09 ID:lCOivejC0
【バイオリンケースに鋏があったのが何よりの証拠!】 ←『音野の襲撃』
469 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 21:45:24.24 ID:U5qrigMA0
月読「その書は、乱丁しているわ」


月読「バイオリンケースにあったから……本当にそうかしらね」

鏡在「はあ!?」

月読「響は襲撃された時にバイオリンケースを落としているのよ。そのすぐ後に腕が切られているのを見て悲鳴をあげた」

月読「鋏がバイオリンケースから出てきた理由は簡単よ」

月読「響がパニックになっている隙に犯人がその時蓋が開いたケースに入れた」

月読「それだけよ」

鏡在「アンタ、そんなの!音野が言ってるだけ……!」

月読「そうね、だけど鋏が出てきた理由を説明出来る以上……まだ投票になんていかせない」

学人「ふん、何にしろ今の鏡在と月読ではどちらが冷静に話せているかは明白だ」

川田谷「議論を続ける……って事かな?」

黒頭「そうですね……最後まで、とにかくいきましょう」

月読「それじゃあ、次の議論を始めるわよ」
470 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 21:49:57.39 ID:U5qrigMA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>458
『血塗れの鋏』
『天馬の裁縫セット』
『天馬のダイイングメッセージ』

月読「そもそもこの鋏はどこから出てきたのかしらね?」

川田谷「鋏の出所?」

音野「その鋏……【裁縫セットの鋏】ですよね?」

学人「少なくとも【男子には配られていない】物だな」

佛生「それはやはり【音野殿の部屋の物】なのでは……」

黒頭「部屋にいた天馬様を殺しに行っているわけですからね」

【】を正しいコトダマで論破しろ!

↓2
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 21:51:45.52 ID:j9kbweqI0
『天馬の裁縫セット』で【音野殿の部屋の物】を論破
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 21:55:18.07 ID:DIK/YYbDO
473 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:07:21.95 ID:U5qrigMA0
月読「それは違うわよ」BREAK!

月読「いいえ、この鋏は天馬の裁縫セットの物よ」

月読「実際ここにある天馬の裁縫セットからは鋏がなくなっているもの……」

学人「……妙だな」

川田谷「えっ、何が?」

学人「今回の犯人のやり口、さらに捜査中に天馬を殺害した事やわざわざ鋏を分解している事」

学人「この事から犯人による天馬の殺害は計画性があったはずだ」

学人「だがなぜ……凶器は天馬の部屋にある物を使った?」

学人「そもそも天馬の目の前で鋏をセットから取り出せば警戒されるはずだ」

学人「月読、その理由が説明出来るのか?」

月読「そうね……」

なんで犯人はわざわざ天馬の部屋の鋏を凶器にしたのか?

それは……

・犯人は鋏を配られていなかった
・犯人は行き当たりばったりだった
・天馬が鋏を先に使って襲ってきた

正しい選択肢を選べ!

↓2
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:10:37.94 ID:Q4G4M/Vl0
犯人は鋏を配られていなかった
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:13:19.37 ID:j9kbweqI0
犯人は鋏を配られていなかった
476 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:19:17.28 ID:U5qrigMA0
月読「この一文で証明するわ」


月読「犯人は鋏を配られていなかったのよ」

川田谷「鋏を配られていないって……」

学人「つまり月読、犯人は男子だと言いたいのか」

月読「そうよ」

鏡在「犯人が、男子……?」

黒頭「確かにそれなら、鋏を凶器にするには天馬様の部屋の物を使うでしょうが……」

佛生「しかしまだ疑問が。天馬殿は目の前で男子が鋏を取るのを黙って見ていたというのですかな?」

音野「確かに、それを見た天馬さんが黙ってるなんて変ですよね……」

月読「……」

天馬の殺された状況……

これが、答えを示すわ……!
477 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:24:15.15 ID:U5qrigMA0
     【議論開始!!】

コトダマ>>458
『天馬のダイイングメッセージ』


鏡在「【千里を殺したのは男子】……」

佛生「しかしその場合……」

川田谷「[男子が目の前で天馬さんの鋏を取った]事になるね」

黒頭「【天馬様がそれを黙って見ている】などおかしいのでは?」

学人「そもそも天馬の状況を考えれば、男子を部屋に入れたかも難しいな」

音野「[鏡在さんなら問題なく出来る]んでしょうけど……」

鏡在「アタシはそんな事してないわよ!」

コトダマで【】を論破するか、[]に同意しろ!

↓2
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:28:02.47 ID:Q4G4M/Vl0
「[鏡在さんなら問題なく出来る]←『天馬のダイイングメッセージ』
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:29:26.68 ID:lCOivejC0
480 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:32:18.10 ID:U5qrigMA0
月読「その文章こそ答えよ……!」


月読「そうね……響の言う通り鏡在なら出来たはずよ」

鏡在「ちょっと何言い出してんのよ!?」

川田谷「そりゃ、天馬さんと仲が良かった鏡在さんなら部屋に入るのも鋏を取るのも出来るだろうけど」

学人「しかし月読、貴様は犯人が男子だと言ったはずだが?」

月読「天馬の部屋にダイイングメッセージがあったのよ」

佛生「ダイイングメッセージ……?」

黒頭「それはどのような……」

月読「ダレモシンジルナ……そう、書き残してあったわ」

音野「誰も信じるな……ですか?」

川田谷「あの天馬さんがそこまで書くなんてよっぽどだね……それこそ、鏡在さんに裏切られたとかじゃないと」

鏡在「だからアタシはそもそもアリバイもあるし、千里を殺したりなんかしないわよ!」

音野「なんだかよくわからなくなってきました……天馬さんのメッセージだとまるで鏡在さんも信じてないみたいで……」

鏡在「……!」
481 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:33:16.93 ID:U5qrigMA0






月読「いいえ……きっと天馬は最期まで鏡在を信じていたはずよ」






482 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:43:56.91 ID:U5qrigMA0
月読「むしろ……だからこんなメッセージになったのよ」

学人「どういう意味だ」

月読「さっきも言ったように、鏡在なら天馬の部屋に入る事も鋏を取る事も出来た」

月読「それこそ隙をついて殺すのもね」

鏡在「だからアタシは!」

月読「だけど天馬はそれを信じなかった。いいえ、鏡在凛を信じていたからこそ……」

月読「ある可能性を思い浮かべたのよ」

黒頭「可能性……?」

月読「男子なのにその男は鏡在として天馬を訪ねた」

川田谷「えっ……」

月読「その男が鏡在として殺しに来た事で天馬は真っ先におぞましい真実にたどり着いたの」

佛生「真実とはいったい……」

月読「狡猾なその男に下手なダイイングメッセージを書いたら消される……だから天馬はあえて疑心暗鬼を引き起こしかねないメッセージを残した」

学人「月読、貴様はまさか」

月読「誰かがその真意に気付く事を……信じて」

音野「嘘……ですよね……?」

月読「男子でありながら、鏡在として天馬を殺せる男。私達が疑心暗鬼に陥るメッセージなら消さないだろう男」

私達はその男を……よく知っている。

人物を指名しろ!

↓2
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:45:06.00 ID:Q4G4M/Vl0
武忍 影虎
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:47:00.61 ID:j9kbweqI0
武忍 影虎
485 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 22:51:33.63 ID:U5qrigMA0
月読「貴方が犯人ね……」


月読「武忍影虎」

月読「【超高校級の影武者】であり、内通者であるあの男こそ」

月読「天馬とミシェルを殺した犯人よ」

川田谷「武忍、影虎……」

鏡在「ま、待ち、待ちなさいよ!」

鏡在「アンタ、自分が何を言っているかわかってるわけ!?」

黒頭「そうです、武忍様は確かに殺められたはず……!夜方々木様はその罪により処刑されたのですから!」

月読「本当にそうかしら?」

音野「汐里さん……」

今改めて思えば……あの事件はあんなにもおかしかった。

>>458から正しいコトダマを選べ!

↓2
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:52:44.67 ID:Q4G4M/Vl0
『ある事件の違和感』
487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 22:55:16.52 ID:DIK/YYbDO
『ある事件の違和感』
488 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 23:09:40.09 ID:U5qrigMA0
月読「この一文で証明するわ」


月読「武忍が殺されたとされた第二の事件……川田谷、貴方あの時モノクマに言われた事をメモしたわね?」

川田谷「ああ、うん……他のとは分けたからここにあるよ」

月読「もう一度読み上げてくれるかしら」

川田谷「えっと……」

『死体発見現場は情報エリア書庫。
死亡推定時刻は午後七時から八時の間。
死因は首を絞められた事による窒息死。
被害者は全身の骨が折れており、内臓も損傷している。
なおこれは生前の傷である模様』

学人「……!クソッ、なぜ気付かなかった!」

音野「えっ!?」

月読「川田谷、それは間違いなくそのままを書いたのね?」

川田谷「そ、そうだよ」

月読「そう……モノクマは被害者の名前を言わなかったのね?」

川田谷「あっ……!」

鏡在「ちょっと待った!そういえば投票の後も……」


モノクマ『ハイハイ二連続正解だよ!』

モノクマ『今回佛生クンの計画に便乗したクロは……』

モノクマ『夜方々木別離さんでしたー!』


鏡在「あのダサグマ!誰が殺されたか言わなかったわよ!」

黒頭「それに、今のこの席も……」


モノクマ『また来たね、この学級裁判場に!』

モノクマ『今回はちょっとドタバタしたから席とか違うけど勘弁してね』

黒頭「なぜか変えられたものです……!」

月読「モノクマは武忍の生存を徹底的に誤魔化した……あくまで私達に気付く余地は残してね」

武忍が殺されたと思わされた混乱で、この違和感を私達は見逃してしまっていたのよ……!

音野「あ、あの……じゃあ、武忍さんは」

川田谷「俺達の中に……?」

月読「それはもうわかっているわ」

武忍が消えたタイミング、それを考えれば。

武忍が今誰になっているかは……明白よ。

人物を指名しろ!

↓2
489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 23:13:37.20 ID:Q4G4M/Vl0
佛生 空也
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 23:22:17.73 ID:lCOivejC0
491 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 23:23:13.73 ID:U5qrigMA0
月読「貴方が……」


月読「佛生……いいえ、武忍」

佛生「……」

月読「あの時夜方々木が殺したのは……佛生空也だったのね」

川田谷「佛生君が、武忍君……?」

鏡在「ちょっとどうなのよ!アンタが、本当に……」

佛生「月読殿」

月読「何かしら」

佛生「気はお済みになられましたかな?」

学人「なに?」

音野「佛生さん……?」

佛生「某が武忍殿?これはまた滑稽」

佛生「月読殿は音野殿を救いたいがあまりにいささか発想の飛躍が見受けられますな」

月読「……いいえ、飛躍なんかじゃないわ」

月読「貴方は武忍よ……!」

佛生「ふむ……諦めの悪い」
492 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 23:28:46.84 ID:U5qrigMA0
    【理論武装開始!!】

佛生「某が武忍殿とは笑止千万」

佛生「あれほど自らの罪を語り、あまつさえその命を救ったというのに」

佛生「無念ですな」

月読「私だって間違いであってほしかったわ」

月読「だけど武忍が化けたとするなら貴方しかいないのよ佛生」

佛生「あくまでもそれは月読殿の妄想」

佛生「音野殿を救うために某を貶めんとしている……悲しきもの」

佛生「もう諦めなされ月読殿よ」

佛生【某が武忍殿だと証明する手立てなどありますまい】

1…裁判場
2…遺影
3…の
4…学級

数字を並び替えて答えを示せ!

↓2
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 23:29:35.53 ID:DIK/YYbDO
4132
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/04(土) 23:31:06.49 ID:Q4G4M/Vl0
うえ
495 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 23:40:43.08 ID:U5qrigMA0
月読「これで物語は完結よ……!」


月読「あるわよ……貴方が武忍か証明する方法がね」

佛生「……!」

川田谷「いったいどうやって?」

月読「遺影よ」

黒頭「この学級裁判場の……ですか?」

月読「モノクマはあくまで武忍の生存を誤魔化すだけ……つまりこの遺影にははっきりと夜方々木に殺された人間が写っているはずよ」

鏡在「でもそれ塗り潰されてんじゃないのよ!」

月読「……そうね。だから、こうするのよ!」

ポケットから取り出したビンを遺影に向かって投げつける。

中身の液体がかかった遺影は……少ししてから塗り潰していた塗料を落とし始めた。

学人「これは私の発明した……」

音野「み、見えますよ!」

塗料が落ちきった遺影。

そこに写っていたのは。

紛れもない、佛生空也の顔だった。

「……なるほど」

「ここまでされては、お手上げですかな」
496 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/04(土) 23:54:46.39 ID:U5qrigMA0
  【クライマックス推理開始!】

ACT.1
今回の事件は……ずっと前、そう。
【A】が【B】に殺されたのを私達が読み違えてしまった時から始まっていたのかもしれないわ。

ACT.2
【A】に成り変わっていた犯人は前回の事件で捜査中に【C】を殺した。
彼女の部屋にあった【D】を使って……最も、これが結果的には命取りだったわね。

ACT.3
そして今回……犯人は被害者になる【E】を映画館で殺害した。
だけどその時【F】に姿を見られた犯人は口封じに【F】を殴って重傷を負わせた。
殺したくても同一の犯人が殺せるのは【G】までってルールがあったから。

ACT.4
【F】を口封じした犯人は【H】に罪を着せるために数々の工作を始めた……あたかも【H】がトリックを使って犯行を行ったかのように。

だけど貴方は私達……いいえ、【C】を甘く見すぎたのよ。

学級裁判の行われない無駄な死なんかじゃない。

【C】を殺してしまったからこそ、貴方はこうして白日のもとに晒されたのよ【I】。

A…犯人が成り変わったのは?
B…Aを殺したのは?
C…犯人が前回の事件の捜査中に殺したのは?
D…犯人が使った凶器は?
E…犯人が今回殺したのは?
F…犯行を目撃したのは?
G…犯人が縛られたルールは?
H…犯人が罪を着せようとしたのは?
I…犯人は?

空欄を埋めて推理を完成させろ!

↓2
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:05:45.26 ID:Wu4eLnES0
A…佛生 空也
B…夜方々木 別離
C…天馬 千里
D…鋏
E…ミシェル=ラマン
F…四杖 礎
G…二人
H…音野 響
I…武忍 影虎
498 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:07:29.64 ID:svDJHByy0
??
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:08:02.80 ID:V/5tZ6lX0
>>497
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:08:08.45 ID:svDJHByy0
501 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 00:08:20.81 ID:vWyzccaA0
  【クライマックス再現開始!】

ACT.1
今回の事件は……ずっと前、そう。
佛生が夜方々木に殺されたのを私達が読み違えてしまった時から始まっていたのかもしれないわ。

ACT.2
佛生に成り変わっていた犯人は前回の事件で捜査中に天馬を殺した。
彼女の部屋にあった鋏を使って……最も、これが結果的には命取りだったわね。

ACT.3
そして今回……犯人は被害者になるミシェルを映画館で殺害した。
だけどその時四杖に姿を見られた犯人は口封じに四杖を殴って重傷を負わせた。
殺したくても同一の犯人が殺せるのは二人までってルールがあったから。

ACT.4
四杖を口封じした犯人は響に罪を着せるために数々の工作を始めた……あたかも響がトリックを使って犯行を行ったかのように。

だけど貴方は私達……いいえ、天馬を甘く見すぎたのよ。

学級裁判の行われない無駄な死なんかじゃない。

天馬を殺してしまったからこそ、貴方はこうして白日のもとに晒されたのよ武忍影虎。

       COMPLETE!!
502 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 00:14:50.02 ID:vWyzccaA0
モノクマ「あー……うん、どうやら議論が結論に達したみたいだね」

モノクマ「ではでは投票タイムと参りましょう!」

モノクマ「今回クロと決まったのは誰か!」

モノクマ「そしてそれは正しいのか!」

モノクマ「投票タイム開始ー!」

四回目の投票……私は迷う事なく武忍に投票する。

そして回り出すルーレットを横切るように白い布が降ってきて。

「おぉ、やはり……ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」

こんな形で聞くとは思わなかったそんな声。

武忍影虎…6票
月読汐里…1票
欠席…四杖礎

武忍「久しぶりじゃのう……皆の衆」

それは、死刑宣告を告げられても変わらなかった。

     【学級裁判閉廷!!】
503 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 00:17:17.28 ID:vWyzccaA0
まだ時間がかかってしまうので今回はここまで。
次回おしおきと終わりまで行きたいと思います。
504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:25:46.60 ID:3b98CIF20
おつ
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 00:42:36.94 ID:Wu4eLnES0
乙乙
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 08:36:29.12 ID:00wgwzEI0
武忍生きているとは思っていたが、5章あたりまで暗躍すると思ってた
逆に武忍退場した後の5章の展開が読めなくなってきた
507 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 19:55:44.53 ID:vWyzccaA0
モノクマ「大正解!」

モノクマ「今回ミシェル・ラマンさんを!ついでに前回天馬千里さんを殺したクロは」

モノクマ「佛生空也クン改め武忍影虎クンでしたー!」

武忍「ふぉっ、ふぉっ……いやはやまさに愉快痛快」

武忍「内通者であるわしが死んだと思い込んでいたお主らの姿は滑稽極まりなかったのう」

月読「武忍……!」

武忍「ふぉっ、ふぉっ……月読の嬢も自分を刺した相手だとも知らずに、わしに感謝しておったが笑わせてもらったわい」

月読「第三の動機の内通者も貴方だったわけね……」

鏡在「この、布被り!アンタが千里を!」

武忍「おぉ、あれは面白かった。鏡在の嬢に化けたわしが首に鋏を当てた時の天馬の嬢のあの驚きに満ちた顔!」

武忍「最も、天馬の嬢はわしが生きている可能性を察知はしていたようじゃがな」

学人「誰も信じるな……ふん、鏡在が自分を殺すはずがないと思っていたからこそたどり着いた結論か」

鏡在「……バカよ、本当に」
508 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 20:05:43.35 ID:vWyzccaA0
武忍「ふぉっ、ふぉっ、ああ、そんな顔ではつまらんのう」

川田谷「何を言って……」

武忍「学級裁判とは絶望を突きつけられる物でなくてはならぬ。第二回の夜方々木の嬢や前回の黒頭の嬢の顔は実によかった」

黒頭「……!」

武忍「しかし何より素晴らしかったのは今回月読の嬢、音野の嬢が見せた顔じゃよ!」

武忍「慕っていた者に糾弾された時のあの絶望!慕われていた者が人を殺したのではと思い至ったあの絶望!」

武忍「実に、よき見世物だったわい……ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ」

月読「……」

こんな危険な男が今まで佛生として紛れていたなんて……

佛生とは話していたつもりだったけど、それは全部虚構だった。

きっとこの男は笑いながら、私達を見ていたんでしょうね……
509 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 20:15:35.86 ID:vWyzccaA0
武忍「しかし皆の衆。まだ学級裁判は終わっとらん、まだおしおきが残っておるからのう」

学人「クロだと暴かれれば処刑される、その立場だけは同じという事か……」

武忍「ふぉっ、ふぉっ、そういう事じゃな」

川田谷「だけど、君がこれからどんな凄惨な処刑をされても……はっきり言って絶望はしないよ」

吐き捨てるような川田谷の言葉を否定する人間はいない。

それだけの事をこの男はしてきた。

それともまさかまだ何か隠し玉があるとでも言うの?

武忍「じゃろうな。種は撒いたがそれが芽吹くのはまだまだ先……それをわしが見るのは不可能」

音野「種……?」

武忍「じゃから、わしはわしらしく……モノクマよ、始めるとしようではないか」

モノクマ「オッケー!内通者として頑張ったキミにはとびきりのおしおきを用意してあるよ!」

武忍「ふぉっ、ふぉっ……ならばよし!」バサッ

モノクマ「それでは今回は【超高校級の影武者】である武忍影虎クンのために!」

クリス「それではみなさんさようなら!」バサッ

月読「……!?」

武忍、何を……
510 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 20:19:09.59 ID:vWyzccaA0
新太「〈地獄があるならそこでみんなを見てるよ!〉」バサッ

学人「……!」

モノクマ「スペシャルなおしおきを用意いたしました!」

佛生「これより始まる最期の宴」バサッ

夜方々木「存分に楽しんでね〜」バサッ

川田谷「どこまで、腐ってるんだよ……!」

モノクマ「それでは!」

入野「この後もきっと殺人は起きるけど頑張ってね!」バサッ

広生「まだまだコロシアイは終わりなどしない」バサッ

黒頭「っ!」

モノクマ「張り切ってまいりましょう!」

天馬「楽しみだぜ、次は誰が死ぬのかがな!」バサッ

鏡在「ア、アンタ……千里をどこまで汚す気よぉ!?」

ミシェル「ダケド、一ツダケワカルヨ」バサッ

音野「酷い、こんなの……あんまりです……!」

モノクマ「おしおきターイム!!」

武忍「なあ、月読の嬢よ」バサッ

月読「……何、よ」

学人「もう一度言おう」バサッ

鏡在「アンタは死ぬ」バサッ

四杖「その甘さと強情で」バサッ

黒頭「絶望に顔をひきつらせながら」バサッ

音野「その時を楽しみにしてますね、し・お・り・さ・ん」

そう、響の顔で笑いかけて。

武忍影虎という悪意の塊は処刑されに行った。
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/05(日) 20:20:47.86 ID:UpOXYSwfO
川田谷だけハブられてて草
512 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 20:24:34.77 ID:vWyzccaA0






     【STAGE CLEAR!】

【タケシノクンがクロにきまりました】

   【おしおきをかいしします】






513 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/05(日) 21:03:17.89 ID:vWyzccaA0
武忍が布を揺らして笑いながら舞台の中央に進む。

その周りにあるいくつもの器具は……見覚えがあるものもあればないものもある。

そして武忍は布を取り払って……クリスの姿になった。

【大解禁!おしおき体験フルコース!】

【超高校級の影武者武忍影虎処刑執行】


【借り物彼氏は延滞されて】

箱に閉じ込められたクリスクン。
その上から降り注ぐのはゴミというゴミ。

本来ならこのまま埋めて殺しますが、これは体験版なので次に。

【大・炎・上】

首を吊られた新太クンが叩かれながら身体を燃やされています。

しかしこれも死ぬ前に次に。

【洗い流せよ罪よ神よ】

山を進む佛生クンを彼が殺した人々が襲いかかります。
殺された凶器で武装した彼らに佛生クンは手も足も出ず……

最後大量の水で溺死させる前に次。

【愛・待ちわびて】

ベンチに縛られた夜方々木さんを雨風が襲いながら爆弾のカウントが進みます。

爆発する前に次。

【ドキドキ殺影会!あの子の全部見せちゃいます!】

フラッシュに囲まれる入野さん。
そのフラッシュはやがて入野さんの身体を焼いて……焼け死ぬ前に次。

【走れ走れ、脚あるかぎり】

走る天馬さんの脚に次々と重りがつけられていきます。
それでも走る天馬さんでしたがゴール直前落とし穴に落ちて……

重りの重さで脚を引きちぎる前に次。

【大ピンチ!?孤独なヒーロー最期の戦い!】

立ち尽くす広生クンにモノクマ達が一斉に襲いかかります。

出血多量になる前に次。

【トライトライトライ!】

ボールを抱えて走るミシェルさんに雷が直撃します。

最後現れた虎に食べられる前に次。

【????】

様々なおしおきを体験して満身創痍の武忍クン。

次は何か、生存者のおしおきかと笑う彼を。

ただのプレスが押し潰しました。
514 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 03:33:29.63 ID:C1RpyhyA0
モノクマ「……はぁ」

月読「……おしおきの後なのに随分と憂鬱そうじゃない」

モノクマ「武忍クンには色々動いてもらってたからねぇ……これから大変になりそう」

鏡在「知らないわよ……勝手に過労死してなさい!」

学人「同感だな。それに武忍頼りの貴様ではもはやコロシアイは機能しないだろう」

川田谷「結局動機では殺人は起きなかったしね」

モノクマ「そうだね……やっぱり違うのかな?」

黒頭「何の話ですか?」

モノクマ「うぷぷ、こっちの話だよ!じゃあオマエラ学級裁判も終わったし早く帰るように!」

モノクマ「あっ、四杖クンは部屋に戻したから心配はしなくていいよ!」

月読「……」

いつにも増して変な様子を見せながら、モノクマは消えていった。

違うって……何と違うのかしら。
515 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 03:47:51.80 ID:C1RpyhyA0
【展望室】

月読「……」

学級裁判も終わって、みんな自分の部屋に戻っていった。

だから今ここにいるのは私と……

音野「……」

響だけだ。

月読「……」

音野「……」

私達の間に会話はない。

当たり前かもしれないわね、響からしたら私は自分を追い詰めて殺しかけた……

とはいえ、このまま黙っているわけにもいかないわね……

月読「ねぇ」

音野「あの」

月読「……先にいいわよ」

音野「い、いえ、汐里さんからどうぞ!」

月読「なら…………ごめんなさい」

音野「へっ?」

月読「もっと私が冷静であれば、貴女の無実をすぐに証明できたのに」

月読「もしかしたら全員死んでいたかもしれない……」

音野「そんな、汐里さんのせいじゃありませんよ!武忍さんは私に罪を着せたかったみたいですし……」

月読「それに引っ掛かったのは私よ……」

今まで学級裁判を潜り抜けてきて……私は私を過大評価していたのかもしれない。

月読「とにかく、言った事は守るわ……何でもする」

音野「えっ、でもあれって私が許せなかったらって話じゃ」

月読「いいから。なんでも言いなさい」

音野「えっと、じゃあ……」

月読「……」

音野「お茶会が、したいです」
516 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 03:55:26.62 ID:C1RpyhyA0
月読「……」

なんでもって話でそれって……

音野「結局お茶会出来なかったので……」

月読「それでいいのなら……わかった、そうしましょう」

お茶会か……確かに中断しちゃったものね。

その続きを出来るのなら私も嬉しい。

音野「ありがとうございます!じゃあ早速食堂に行きましょう!」

月読「お礼なんていらないわよ……ああ」

でもこれだけは言っておかないとね。

月読「お昼のお茶みたいに塩と砂糖間違えないでよ?」

少し笑いながら、そう言って……私は響が足を止めた事に気付く。

音野「……」

月読「響?」

音野「……あの、何の話ですか?」

月読「何の話って、お昼……貴女が襲われる前に入れてくれたお茶の話よ」

音野「……」

月読「響、どうし……」
517 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 03:56:35.33 ID:C1RpyhyA0






音野「私、お昼に汐里さんにお茶なんて入れてませんよ……?」






518 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 04:03:24.42 ID:C1RpyhyA0
この時の私は何もわかってなかった。

既に仕掛けられていた悪意にも。

響が話そうとしていた事がどれだけ重要なのかも。


【お昼・食堂前】

音野「……」

バサッ

武忍「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ……」


私は手遅れになる前に、気付けなかった。
519 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 04:08:33.70 ID:C1RpyhyA0






CHAPTER04【未知なる宇宙で絶望は蠢く】END

生き残りメンバー9→7人

To Be Continued...






520 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 04:22:02.25 ID:C1RpyhyA0
【悪意の布】を手に入れた。
〈CHAPTER04を読み込んだ証。
武忍影虎の遺品。
彼を覆い隠していた白い布。
その下にあったものは誰にも理解できず、誰にも知られる事はなかった〉
521 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 04:29:16.86 ID:C1RpyhyA0
CHAPTER04終了です。

CHAPTER05はまた次スレを立てたいと思います。

また色々聞かせていただけたらありがたいです。

それでは。
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/06(月) 05:20:52.59 ID:U4UzhtP70
蘭子「混沌電波第171幕!(ちゃおラジ171回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528107596/
蘭子「混沌電波第172幕!(ちゃおラジ第172回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528712430/
蘭子「混沌電波第173幕!(ちゃおラジ第173回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529353171/
蘭子「混沌電波第174幕!(ちゃおラジ第174回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529922839/
蘭子「混沌電波第175幕!(ちゃおラジ第175回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1530530280/
蘭子「混沌電波第176幕!(ちゃおラジ第176回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1531133134/
蘭子「混沌電波第177幕!(ちゃおラジ第177回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532340969/
蘭子「混沌電波第178幕!(ちゃおラジ第178回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532984119/
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蘭子「混沌電波第178幕!(ちゃおラジ第178回)」
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523 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/06(月) 05:21:22.55 ID:U4UzhtP70
蘭子「混沌電波第171幕!(ちゃおラジ171回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528107596/
蘭子「混沌電波第172幕!(ちゃおラジ第172回)」
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蘭子「混沌電波第175幕!(ちゃおラジ第175回)」
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蘭子「混沌電波第176幕!(ちゃおラジ第176回)」
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蘭子「混沌電波第178幕!(ちゃおラジ第178回)」
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蘭子「混沌電波第171幕!(ちゃおラジ171回)」
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蘭子「混沌電波第177幕!(ちゃおラジ第177回)」
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蘭子「混沌電波第178幕!(ちゃおラジ第178回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1532984119/
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 08:58:40.24 ID:vH6jeKKi0
乙でした
あの砂糖と塩の間違いにあんな意味が……
どうなってしまうかとても気になります
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 13:35:07.09 ID:/7El7fGDO
乙です
まさか佛生に武忍が化けていたとは思わなかった
そして最後の最後に爆弾が
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 19:57:44.36 ID:FkxOFmxPO
武忍かまでは分からなかったけど、佛生がクロだとは思ってた
四杖を瀕死にまで追い込める凶器は錫杖くらいだし、肌身離さず持っていた錫杖を音野が細工出来たとは思えなかったから
質問だけど、佛生が武忍を殺そうとした事そのものは事実?それとも武忍のでっちあげ?
527 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:09:57.69 ID:C1RpyhyA0
>>526の質問に答えるついでに二章の佛生と武忍のやり取りを書いていきます。
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 20:12:41.32 ID:uP3yhDoI0
>>7からの導入は佛生本人の回想?
529 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:27:18.28 ID:C1RpyhyA0
【無重力体験室】

武忍「ふぉっ、ふぉっ、わしを呼んだのは誰かの?」

佛生「……武忍殿」

武忍「おぉ、佛生の坊。なんじゃ、また人を殺す決意でも固めたのかのう」

佛生「……やはり某の罪を知っておいでだったか」

武忍「それはもちろん内通者じゃからな」

佛生「それだけでは、ありますまい」

武忍「ほう?」

佛生「武忍殿、四年前……既にあなたはコロシアイに関わっていたのではありませぬか」

武忍「ああ、なるほど……佛生の坊がわしを呼んだ理由がやっとわかったわい」

佛生「返答はいかに」

武忍「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ……そうじゃなぁ、坊の望んでいる答えだとするなら」
530 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:28:14.08 ID:C1RpyhyA0






武忍「四年前のコロシアイの黒幕はわしじゃよ」






531 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:41:02.56 ID:C1RpyhyA0
ダンッ!!

佛生「やはり……やはり貴様か……!」

武忍「いやはや、まさか自ら目を潰した坊に少し声をかけた時の事を覚えていたとは」

佛生「この目が光を喪った代わりに、この耳が発達したのでな……!」

武忍「修験者が出していい殺気ではないのう……ふぉっ、ふぉっ、修行不足なのではないか?」

佛生「黙れ!!」

カチッ

武忍「おぉ?」

佛生「貴様だけは生かしてはならぬ!たとえこの身滅びるとしても貴様だけは……!」

武忍「ふぉっ、ふぉっ……自分の身を犠牲にわしを殺すと?せっかく生き延びた命を無駄にするとはのう」

佛生「貴様がこの世からいなくなるならば無駄ではない!」

ガシャン!

武忍「ほう」

佛生「……」

ガシャン!

ガシャン!

佛生「……!」

この暗闇ならば、奴もそうそう動けはすまい……しかし盲目の某には関係のない事!

佛生「……」

必ず、ここで奴は始末せねば……

武忍影虎という男だけは、絶対に……!

佛生「……」

もうすぐ、コントロールパネル……某、いや、俺は……!
532 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:41:46.25 ID:C1RpyhyA0






武忍「気は済んだかの?」






533 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:50:31.52 ID:C1RpyhyA0
佛生「!?」

武忍「やれやれ、見なくともわかるわい。どうしてわしが先回りしているのかと言いたげな坊の顔が」バッ

佛生「ぬっ!?」

武忍「大方この錫杖でコントロールパネルを破壊し、わしを墜落死させるつもりだったのだろうが、いやはや」

武忍「坊は相変わらず、詰めが甘い」

トンッ

佛生「なっ、あっ!」

武忍「さて、自分が何をしようとしていたか坊には味わってもらうとするか」

佛生「……」

武忍「ああ、本当にわかりやすい。わしがクロになるならそれもありだと考えておるな?」

佛生「……!」

武忍「大丈夫じゃよ、佛生の坊」

武忍「坊には瀕死のまま転がっていてもらう……ちょうど近くに、揺れてるのもおるしなぁ?」

佛生「き、貴様……!」

武忍「じゃあの」

ガシャン!

佛生「武忍、影虎ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

グシャッ
534 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/06(月) 20:58:38.06 ID:C1RpyhyA0
武忍「おぉ、むごい有り様じゃ」

佛生「げっ、ごっ……」

武忍「これは間に合うかのう……」バサッ

佛生「な、にを……ごぼっ!」

武忍「なに、わしは恨まれておるからのう……瀕死のまま転がっているのがわしなら、ますますためらいなく殺せるではないか」

佛生「……!?」

武忍「佛生の坊、お主はこれから殺される」

武忍「憎くて憎くてたまらないわしとして……お主はわしをどうにかする事も叶わず、新しいコロシアイを引き起こすんじゃ」

佛生「っ、っ……」

武忍「安心せい、ここからはわしが佛生空也として仲良くしていくとしよう」

武忍「ではそろそろ行くとしよう……」

佛生「さらば、武忍殿」

シャンシャンシャン……


…………

夜方々木「誰か、いるの〜……?」


終わり
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/06(月) 21:12:15.88 ID:40kw/PALO
ありがとうございます。まさかの武忍天願和夫説
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/07(火) 16:37:17.43 ID:CyBd0vjA0
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@fil1024
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537 : ◆KDjMn9rkKNs9 [saga]:2018/08/07(火) 21:45:58.07 ID:5wtHfD320
次スレを立てました。
 
【オリロンパ】愛書の少女とコロシアイ宇宙旅行【安価】最終巻
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1533644125/
538 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/13(月) 05:26:18.59 ID:GgMf213m0
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