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アイアンマン「この魔法の世界に鉄人を!」【このすば×アイアンマン】
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502 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:28:53.48 ID:VilBacMO0
ゆんゆん「いえいえ、ずっとお世話になっているのにこれ以上頼めませんよ」
トニー「・・・ずっとお世話に?」
ゆんゆん「はい、トニーさんに貰った端末でいつもメールの相手してくれたり、宿でトニーさんから借りた本を読んでくれたり・・・とても優しくしてもらっています!」
ゆんゆん「フライデーさんは・・・大切な・・・その・・・」
フライデー『私はあなたの友人ですよ、ゆんゆん様。友人にはいつでも頼ってください』
ゆんゆん「フライデーさん・・・!」パァッ…
トニー(彼女の友達の殆どが人間じゃないってことは黙っておくべきなんだろうな、きっと)
503 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:29:49.01 ID:VilBacMO0
フライデー『ところでゆんゆん様、必殺技の開発は順調ですか?』
ゆんゆん「あぁっ!い、今その話はちょっと・・・!」アタフタ
トニー「君必殺技作ってるのか?Wow、やっぱり君も紅魔族だな」
ゆんゆん「え、えっと・・・その・・・めぐみんは爆裂魔法なんて特大の必殺火力を持っていて・・・」
ゆんゆん「私は色々な魔法が使えますが、イマイチ決定打になるような技を持っていないので・・・そういうのが欲しいなと・・・」
トニー「決定打になるような高威力の攻撃手段か・・・そうだな、何かアイテムに頼るか・・・もしくは魔法で化学反応を再現して簡単な爆発を起こしてみるか・・・とかか?」
ゆんゆん「魔法化学反応の再現!それ素敵ですね!」
トニー「それじゃ手を動かしながらでも君に魔法で再現できそうな爆破方法をいくつか考えて行くとしようか」
ゆんゆん「はい!」
めぐみん「・・・」
カズマ「あの二人、仲良さそうだな」
504 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:30:38.71 ID:VilBacMO0
アクア「ああ見えて意外と世話好きなのかもしれないわね」
ダクネス「どうしたのだ?めぐみん。さっきから黙って二人を遠巻きに見つめて・・・」
カズマ「これが寝取られか・・・」
めぐみん「あんな歳の離れた男相手に寝取られとか言ったらシャレになりませんよ!・・・違います、頃合いを見計らってるだけですよ」
カズマ「頃合い?てか、さっきから気になってたんだけど、お前が手に持ってるその六角形のレンズみたいなのはなんだよ?」
めぐみん「・・・そろそろですね」スッ…
スタスタ…
505 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:32:28.77 ID:VilBacMO0
トニー「よし、あとは胸部に熱可塑性レンズを組み込んだら・・・」
ゴトッ…
トニー「・・・なんだめぐみん、どうしたんだ?」
めぐみん「組み込むならこっちの方が良いですよ」
トニー「これは・・・」
めぐみん「私特製の熱可塑性レンズとリパルサー・トランスミッターです。コロナタイトのエネルギーを射出するのであれば、魔法金属の割合を私なりに改良したこちらの方が魔力伝導率が上がると思いますよ?」
トニー「・・・」
トニー(確かに・・・これを組み込んだ方がユニ・ビーム、リパルサー・レイの威力が増すし、巡航速度も最大速度も上昇する・・・)
トニー「・・・やるじゃないか。コロナリアクター開発の糸口発見に浮かれすぎてトランスミッターの調整をミスしていたか・・・助かった。というか、一体どこで機械工学の知識を得たんだ?」
めぐみん「作業を見てたら理解できましたよ・・・言われた通りに作ることしかできないゆんゆんとは違うのです・・・フッ」ドヤッ
ゆんゆん「なぁっ・・・!」
カズマ「ああやって自慢する為にわざわざ良いタイミングが来るまで待ってたのか・・・うわぁ」
506 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:33:13.06 ID:VilBacMO0
......
....
..
.
コロナリアクター製作開始から六日後・・・
Mk.46「」
トニー「完成まであと一歩ってところだな。いくつかテストをしたらそれで終わりだ」
カズマ「おぉ・・・かっこいいな。」
クレア「また凄い兵器を作ったな、スターク殿。この鎧は前とどう違うのだ?」
カズマ「また”?前になんか作ったのか?」
507 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:35:39.09 ID:VilBacMO0
トニー「大したものじゃ無いさ。騎士団に配備できる対モンスター用の兵器をいくつか渡しただけだよ」
カズマ「あぁ、顔見知りなのはそういう取引をしてたからなのか」
トニー「クレア、繰り返し言ってるし、わかっているとは思うが・・・」
クレア「だ、大丈夫だ。人間相手には決して使わない、約束する」
トニー「それでいい。もし破ったら兵器ごと吹っ飛ばすと、王都を奪還したら他の連中にも伝えておけ」
ダクネス「トニー!!国家を脅すな!無礼にもほどがあるぞ!も、申し訳ないシンフォニア卿・・・!無礼千万だが彼はあれで正気なのだ・・・」
クレア「いや、構わん。彼のおかげで騎士団の死亡率が劇的に下がったのだ、文句は言えん・・・」
カズマ(あれ・・・?もしかしてトニーがこのまま俺のパーティーに居続ければ、国家に対してさらなるコネが出来て、結果的にアイリスとよく会えるようになるんじゃないか?)
カズマ「トニー、これからもよろしくな!」ニコッ
トニー「カズマ、僕は金やコネ目的で近付いてくる人間の顔を今まで嫌というほど見てきたんだ、もっと上手くやれよ?」ニコッ
カズマ「すいませんでした」
508 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:36:27.97 ID:VilBacMO0
ダクネス「お、お前・・・」
アイリス「それにしても、スターク様の技術力は一体どうなっているのですか?ここに来てから驚かされてばかりです」
トニー「だろうな。僕が技術提供をして、あと半年もしないうちにこの国の技術力を第二次産業革命レベルまで進める予定だ。再来年辺りには、君はスマホ片手にツイッターで“会食なう”ってつぶやいてるかもな」
アイリス「すまほ・・・?ついったー・・・?」
カズマ「おいやめろ」
トニー「ただのジョークさ」
カズマ「お前の場合ジョークに聞こえないんだよ・・・」
509 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:38:22.63 ID:VilBacMO0
今回はここまでです。遅れて申し訳ない・・・
年末だとどうしても遅れがちになってしまいます。ですが、作品ももうすぐ終わりなので気長に待っていただければ幸いです
投稿できそうな日があれば前日に連絡いたします
510 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:41:43.99 ID:VilBacMO0
>>461
に本来あるはずだった文が抜けていました
正しくは
トニー「それは後で説明するから今はお口チャック」
クレア「貴様はまだ静かにしていろ、サトウカズマ」
というやり取りが
>>461
に入っているはずでした。
511 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2018/12/25(火) 23:43:11.42 ID:VilBacMO0
追記
今日は女神エリス&クリスの誕生日です
彼女にはちゃんと女神らしい出番がこの先待っているかも・・・?
512 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/26(水) 01:17:31.02 ID:y9YYUvXbo
おつです、いつも楽しく読ませてもらってます
513 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/12/26(水) 12:39:37.59 ID:V+NlblXKO
おっつ
514 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/02(水) 11:55:46.89 ID:iDYu2YRE0
アクアはアクアマンになってもらおう
515 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/02(水) 17:53:01.87 ID:SqmFX66B0
え?アクアビットマンだって
ゆんゆんってめぐみんよりハイスペックだよな…
516 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/02(水) 21:41:08.70 ID:ojmqjts80
年末、正月と忙しかったですが明日か明後日の夜には続きを投稿出来そうです
もう少々お待ちを
>>514
アクアの統治する海底都市とかアクシズ教徒だらけで狂気に満ちてそうですね
>>515
整波性能19103&KP出力999を誇る最強のヒーローじゃないですか!
めぐみんは強敵相手ならゆんゆんよりハイスペックだから・・・
517 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/02(水) 21:52:59.98 ID:iDYu2YRE0
マダンテしか使えない魔法使いみたいなもんだしボス戦では強いんだけど…
518 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:11:25.40 ID:9UKuwppZ0
ガチャッ
めぐみん「おはようございます・・・おや、スーツが完成したのですね?」
アクア「ムニャ・・・おはよー・・・」
トニー「まだだ、いくらか調整した後に稼働実験をする。おいアクア、顔洗ってこい、酷い顔だぞ。これから映像を撮るんだ、もっとマトモな面構えにしろ」
アクア「ダミー・・・顔拭いてちょうだい・・・」ウトウト
ダミー「」キュイッ… ゴシゴシ
アイリス「あの、鎧に名前は付けないのですか?」
519 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:15:17.58 ID:9UKuwppZ0
トニー「名前?」
アイリス「神器級の武器や防具には大抵名前が付いているものです。私がここに持って来た剣にも、なんとかカリバーって名前が・・・」
トニー「忘れてるじゃないか。しかし名前か・・・まぁ、特別なスーツだし、名前を付けるのも悪くないか」
めぐみん「フッ・・・実は、こうなることを予想して魔法のかかった札を用意しておきました」ピラッ
トニー「ずいぶん用意が良---」
スタスタ….
ペタッ
めぐみん「・・・そして、名前も考えておきました」
【Mk.46 てつてっつん】
トニー「」
520 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:16:10.66 ID:9UKuwppZ0
カズマ「あーあ・・・」
トニー「なぁ・・・カズマ・・・」
カズマ「言っておくが、外せたら俺の刀は“ちゅんちゅん丸”なんて悲しい名前になってない。あきらめろ、お前の新スーツの名前は“てつてっつん”だ」
アクア「あははは!!それ聞いて目が覚めたわ!可愛い名前になって愛着湧くんじゃないの?プークスクス!!」
トニー「・・・」
めぐみん「おい、私のネーミングセンスに文句があるなら・・・あ、あの・・・ごめんなさいトニー、私が悪かったので至近距離でガンつけないでください。ものすごく怖いです」
トニー「今度こんなマネしてみろ、爆裂魔法を撃とうとする度に強烈な吐き気と頭が割れるような頭痛に襲われる装置を作ってあんたに取り付けてやるからな」
521 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:22:47.41 ID:9UKuwppZ0
めぐみん「悪魔か何かですかあなたは!?私を反省させる為に言ってみただけですよね・・・?そんな恐ろしいモノ実際に作ったりしませんよね!?」
トニー「・・・さて、スーツの稼働実験を始めるとするか。ダミー、カメラ持て」
ダミー「」ウィィッ… キュィッ
めぐみん「・・・ちょっ!嘘ですよね!?カ、カズマ!助けてください!このままでは二度と爆裂魔法を撃てない体にされてしまうかもしれません!」
カズマ「もしそうなったら上級魔法使えばいいじゃん。大丈夫大丈夫」
めぐみん「何が大丈夫なのですか!?上級魔法を覚えさせるいいチャンスだとか思っているでしょう!?私は血反吐を吐いてでも爆裂魔法を使い続けますからね!」
トニー「諸君、静粛に。これよりMk.46、コロナ・リアクター内蔵型スーツの起動実験を行う」
アクア「名前呼んであげないの?」
トニー「絶対呼ばない」
522 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:26:51.66 ID:9UKuwppZ0
カズマ「ほら、スーツの起動実験楽しみにしてたろ?落ち着いて見ようぜ」
めぐみん「ぐぬぅ・・・今夜眠れるか不安になりそうです・・・」
トニー「ダミー、ここからはアップで撮・・・おい、近すぎる。それじゃ僕の鼻しか映らないぞ、もう少し下げろ」
ダミー「」キュィッ
トニー「よし、そこだ。さて・・・これからスーツを起動し、エネルギーの循環効率を調べる」
カズマ「その前にちょっと聞きたいんだが。起動実験をするのはいいんだけどさ、実験の成功率はどれくらいなんだ?爆発したりしないのか?」
カズマ「俺はコロナタイトには良い思い出が無いんだ。領主の屋敷ぶっ飛ばして、国家転覆罪の容疑で死刑にされそうになった原因だしな」
トニー「そりゃ確かに不安になるだろうが、僕を誰だと思っているんだ?もちろん、シミュレーションによる成功率は100%だ。でも試行回数は黙秘する。爆発したりしないのかという質問に対しても黙秘する」
523 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/04(金) 21:28:56.47 ID:QjTAWjiiO
マーク47開発時にはめぐみんはぶられそうやな
524 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:29:13.89 ID:9UKuwppZ0
カズマ「めぐみん、今日はまだ爆裂散歩に行って無かったな。ここにいるみんなで行こうぜ」スタスタ
めぐみん「そうですね。ほら、行きますよアクア、ダクネス。それにアイリス達も」
アイリス「え、えっと・・・?」
トニー「まぁ、ちょっと待てよ」ガシッ
カズマ「おい離せ!先にスケールを小さくしたモデルとか使ってもっといろいろ検証したりするべきだろ!」
アクア「そうよ!ブラウン博士だってそうしてたでしょ!?」
トニー「いいかよく聞け。今の所シミュレートでは一度も失敗していない。だから成功率は100%だ。でも、もし何度もシミュレートして失敗の結果が出てしまったら?」
トニー「・・・そう、100%じゃなくなるんだ。つまり、実験をすればするほど成功率が下がっていってしまうって訳だ。ほら、今は安全だろ?」
525 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:30:18.46 ID:9UKuwppZ0
アクア「あっ、そっか!確かにそうね!トニーの言う通りだわ!なら大丈夫ね!」
カズマ「そんなわけねーだろ、このマッドサイエンティスト!!どんな確率の計算だ!」
ダクネス「さすがに今のは私でもおかしいって分かるぞ!!」
めぐみん「逃げましょう!今すぐここから逃げましょう!!」
トニー「科学とは“ものは試し”を地で行く活動だ。つまり、こういうことだ。スーツ起動」
カズマ「あっ!コイツ勝手に起動しやがった!!」サッ
Mk.46「」ヴゥン…
526 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:43:52.36 ID:9UKuwppZ0
フライデー『エネルギー循環、異常なし。システムチェック中・・・異常なし。問題ありません、起動に成功しました』
トニー「・・・な?大丈夫だったろ?」
カズマ「・・・なんだ、案外大したことなかったな・・・」
ダクネス「私の背中に隠れながら言われても・・・」ジトッ…
カズマ「それはね、広くて頼りがいのある背中だったからだよ」
ダクネス「おい!それは女に言うセリフじゃないだろう!!」
クレア「スターク殿!さすがにアイリス様が巻き込まれるような実験をするのはやめていただきたい!」
トニー「悪かった。さっきのはギロチンマジックをするマジシャンのパフォーマンスみたいなものだよ。不安を煽ってから成功させた方が盛り上がっ・・・おっと、全員頭のおかしい奴を見る目だな」
527 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:44:50.77 ID:9UKuwppZ0
トニー「まぁそれは置いといて、次の実験だ。カズマ、このスーツにスティールを仕掛けてみてくれないか?」
カズマ「スティール?なんでだ?」
トニー「前のスーツはスティール一発で無力化されただろ?まずは僕のスーツの天敵であるスティールを克服できたかどうか試したい」
カズマ「無敵の鎧の弱点がスティールなんて、カッコイイやらダサいやら・・・これで壊しても文句言うなよ!」
カズマ「・・・あと氷用意しといて。それじゃやるぞ!『スティール』ッッ!」バッ
!
「・・・」
カズマ「おお・・・すげぇ・・・本当に何も取れない。代わりに射線にギリギリ入ってためぐみんのぱんつが取れたけど」ゴソゴソ…
めぐみん「なに平然とポケットの中にしまっているのですか!そ、その・・・スースーするので早く返してください・・・///」
528 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:45:26.55 ID:9UKuwppZ0
アクア「カズマ・・・あんた・・・」
トニー「実験中だってのに君は一体何をやっているんだ・・・?」
アイリス「お兄様・・・」
カズマ「わかった!わかったからみんなそんな目で俺を見ないでくれ!ほら返すよ!トイレなりで着替えてこい!」
ダクネス「皆の目の前でぱんつを剥ぎ取り、そして衆目を集めたところでぱんつを晒し上げながら返す・・・いいぞ、やはりお前はそうでなくちゃな!」
カズマ「なに感心してんだ!と、ところでトニー!なんでスティールが完全に無力化されてるんだ?」アセアセ
トニー「見苦しいな・・・簡単に説明すると、魔法金属とオリハルコンを特殊な比率で合成して出来た外殻に、コロナタイトの魔力エネルギーを張り巡らせている」
トニー「それで疑似的な結界を作っている状態だ。スティールだけじゃなく、あらゆる状態異常魔法や攻撃魔法から身を守れる」
529 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:49:46.46 ID:9UKuwppZ0
カズマ「ずるい・・・」
アクア「私もちょっと着てみたいって言ったらだめかしら?」
トニー「駄目だ。体格が合わないし、なにより君に着せたらロクなことにならないだろうからな。ここが吹っ飛んでもおかしくない」
アクア「そこまで言わなくてもいいでしょ!私だって好きで迷惑かけてるんじゃないのに!いじわるしないでよ!」
トニー「あんたの普段の行動を見てどうやったら信用できるって言うんだ!あと脳みそを五十回くらいアップグレードできたらその時は着せてやるよ」
アクア「上等よこのトニート!女神を馬鹿にした罪で聖なるグーを食らわせてやるわ!」ガバッ
トニー「変な名前で呼ぶな!なんだ、やるってのか!?君の知力が最低とはいえ、戦う相手の見極めくらいはできると思ってたよ!!」
530 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:52:29.05 ID:9UKuwppZ0
カズマ「おい!いい歳したおっさんが暴れるなよ!!」
トニー「そのセリフは僕よりいい歳したこの古い女に言ってくれ!」
アクア「また言った!トニーがまた言っちゃいけないこと言った!ああああっ!痛い痛い!!やめて!変な装置使うなんて反則よ!!」
クレア「ス、スターク殿・・・前会った時よりずいぶんと・・・なんというか・・・」
アイリス「・・・フフッ」クスクス
クレア「どうかなさったのですか?アイリス様」
アイリス「王都奪還作戦の前日だと言うのに、なんだかすごく安心するんです。彼らは決してまとまりのあるパーティーとは言えないのに・・・何故かなんでも出来てしまうような・・・安心感があるんです」
531 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 21:53:42.32 ID:9UKuwppZ0
今回はここまで。次回からは週一くらいのペースで投稿できそうです
532 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/04(金) 22:40:02.90 ID:r6VvrtWOo
おつおつ
トニーもかなり染まったな
533 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/04(金) 23:11:02.12 ID:9UKuwppZ0
追記
このすばラジオが復活しました!
カズマ役とめぐみん役の声優による掛け合いは本当に面白いです
このすば関連の最新情報が出ることもありますよ!
響ラジオで無料で聞くことが出来ますで是非
534 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/05(土) 01:14:03.70 ID:4YFcMVgq0
トニーもたいがいふざけるからな
535 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/05(土) 02:52:41.35 ID:ItNLVMWl0
>>157
ダミー
トニーが昔作った発明品であるロボットアーム
アイアンマン1、2ではトニーの補助を行っていたが、不器用なため色々失敗する。かわいい
しかし、トニーが胸のリアクターを取られたときは旧式のリアクターをトニーの元に運び、命を救うなど大活躍を遂げている
他にも“ユー”という名前のロボットアームも存在している
アイアンマン3で二体とも海の底に沈んでしまったが、その後トニーが回収した
現在はどうなっているか不明
このSSでは、復活してラボのどこかで働いているということで・・・
536 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/11(金) 18:14:38.73 ID:cNzhNFy10
続きは明日土曜日の夜九時ごろに投稿します
お楽しみに
537 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/12(土) 14:55:08.62 ID:yU+Vydclo
自らハードルをあげる作者の鏡
楽しみに待ってる
538 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:03:24.88 ID:Z0+9aBWI0
......
....
..
.
コロナリアクター製作開始から・・・
カズマ「とうとうきちまったなぁ・・・この日が・・・」
アクア「そうね・・・あーあ、エリスがしっかりこの世界を守ってくれていればこんなことにはならなかったのに・・・まっ、後輩女神を助けてあげるのも先輩女神である私の仕事だけど」
カズマ「あまり無茶言ってやるなよ。ロキの力はお前も見ただろ?あんなの正直倒し方が浮かばないぞ。はぁ・・・」
トニー「怖いのか?」
カズマ「そりゃお前・・・怖いよ。俺はお前と違ってヒーローじゃないただの人間だし」
トニー「そうだったな」
539 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:04:22.69 ID:Z0+9aBWI0
カズマ「即答で肯定されるとそれはそれで腹立つ」
トニー「別に馬鹿にしてるわけじゃない。ほら、おびえる君にプレゼント」スッ
カズマ「なんだこれ・・・矢尻?」
トニー「ゆんゆんに渡す予定の電子書籍からヒントを得て作った“展開式マジックスクロールアロー”だ」
トニー「この中にマジックスクロールがホログラムになって入っている。矢に取り付けてから弓のスイッチを押すと・・・」ポチッ
カシャッ ヴンッ ピピッ…
トニー「このようにスクロールのホログラムが展開、もう一度押せば引っ込む」ポチッ
カシュッ…
540 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:07:47.97 ID:Z0+9aBWI0
トニー「あとは対応した魔法を唱えれば矢を中心に魔法が炸裂。敵の足元に撃つか直撃させてから唱えろよ?近いと自爆するからな」
トニー「魔法の種類は矢尻の色で判断できるようになっている、あとで確認しろ」
カズマ「おぉぉ・・・まさに映画か漫画の世界でしか見れないような武器・・・」キラキラ…
トニー「壊すなよボウズ。代えは無いからな」
カズマ「おい、ちょっと待て。めぐみんとかはまだしも俺まで子供扱いすんの?」
トニー「僕が今いくつだと思っているんだ?君くらいの子供がいたっておかしくない歳だ。僕にはパーティーメンバー全員子供に見える」
トニー「まぁ・・・一応アクアもな」
541 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:09:52.97 ID:Z0+9aBWI0
アクア「いい加減私を年齢面でいじるのはやめていただけますか?トニー・スタークさん?天界とこの世界は時間の流れが違うんです。そろそろ物理で天罰を食らわせますよ?」
アクア「というか、どうして私には何もないの!?他の皆にはいろいろ作ってるのに!!スーツみたいなのとか着てみたかったんですけど!私だけ除け者にしないでよ!」
トニー「正直君には何も思いつかなかった。能力面に関しては弱点らしい弱点が見当たらないからな・・・光に属する魔法に対抗できる相手とも戦えるスーツでも作ってやりたかったが、単純に時間が足りなかった」
トニー「まぁ、そのうち作ってやるよ。ディスプレイの色が君のイメージカラーの青色になってるやつをね」
アクア「私だけクリスからもトニーからも装備貰えなかったから作ってくれるって言うなら嬉しいわ。でも、そうプレゼント作戦とかで迫られても困っちゃんですけど」
トニー「だからどうして口説いていることになるんだ!!心に決めた人がいると言っているだろ!」
トニー「はぁ・・・もういい。ところでカズマ、ちょっと耳を貸せ。クリスについてだ」コソッ
542 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:11:29.68 ID:Z0+9aBWI0
カズマ「うん?クリス?なんでクリスなんだ?」コソッ
トニー「彼女は一体どこで何をしているんだ?装備を渡して早々に居なくなっただろ」ヒソヒソ
トニー「こんなこと言いたくないが、エリスは自分の世界の危機に対して多少でも自分で何とかしようとしないのか?ただアドバイスしたり装備だけ渡して空の上から眺めてるだけなのか?」ヒソヒソ
カズマ「・・・その心配ならいらないと思うぞ」
トニー「・・・なに?」
カズマ「ロキに殺された時に、エリス様の元へ行ってたんだよ。アクアに蘇生してもらうまで結構時間があったから、暇つぶしに三文字しりとりでエリス様と勝負してた時に話をしてな」ヒソヒソ...
トニー「君は人が真面目に戦っているときに一体何をしていたんだ?」
543 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:12:40.02 ID:Z0+9aBWI0
......
....
..
.
カズマ死亡直後 エリスの神殿
エリス「え、えーと・・・“プール”!」
カズマ「“ループ”」
エリス「うーん・・・プ、“プラス”!」
カズマ「“スープ”」
エリス「うぅっ・・・“プ”責めが辛すぎます・・・もう浮かばない・・・」
カズマ「よし、俺の勝ちですねエリス様。約束通り一枚脱いでください」
エリス「いつそんな約束したんですか!?女神相手にセクハラすると本気で罰が当たりますよ!」
544 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:13:28.79 ID:Z0+9aBWI0
エリス「というか、死んだ直後なのにずいぶん元気ですね、カズマさん・・・」
カズマ「もうあそこまで色々ぶっ壊れた奴に殺されたらかえって冷静になりますよ。一体何なんですかアイツは」
カズマ「大勢の上級冒険者を洗脳するわ、上級魔法を爆裂魔法並みの威力で撃って来たかと思えば、おかしな幻術使って欺いたり・・・」
カズマ「正直言って勝てるどころかなにもできる自信が無いんですが。ああいうのって人間じゃなくてアクアやエリス様見たいな神々が相手するようなレベルの敵じゃないんですか?」
カズマ「魔道具店前でも言いましたけど、エリス様ももう少し何かしてくれると助かるんですが・・・」
エリス「・・・」
カズマ「あ、すいません。嫌味を言ってるつもりじゃないんですよ?」
545 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:14:29.14 ID:Z0+9aBWI0
エリス「いえ、気にしていませんよ。実はですね・・・今、上と交渉しています。さすがに他世界の神による侵攻は無視できないみたいでして」
カズマ「え・・・いったい何するつもりなんですか?」
エリス「ふふっ、あっと驚くことですよ」ニコッ
《カズマー!聞こえてるー?リザレクション掛けたから、もう戻ってきていいわよー!》
カズマ「楽しい時間も終わりか・・・もう行かなくちゃ。エリス様、お願いします」
エリス「はい、今門を開けますね」パチン
ポウッ…
エリス「ではカズマさん、何度でも言いますが、ここにはもう戻ってこないことを心から祈っています。またあとで!」スッ…
カズマ「えっ、いまなんて---」
フッ…
546 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/12(土) 21:18:35.89 ID:Z0+9aBWI0
短いですが今回はここまでです。そろそろ結まで一気に進めたいです。やらせたいやり取りが多すぎて進まない・・・
アクアマンの評判いいみたいですね。早く見たいです
>>366
>>364
でトリップが変わっていますが本人です。うっかり名前を一文字削除してしまって変わってしまいました
547 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/12(土) 21:24:36.36 ID:ALjJZwSD0
ソー連れてくるのかな?
548 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/19(土) 21:35:02.46 ID:x1n+ifcA0
続きは明日日曜日の夜九時に投稿予定です
お楽しみに
549 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/20(日) 17:42:22.65 ID:Nviv3Bxj0
早く戦闘シーンが見たい
550 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:23:10.63 ID:Jm3MQdrM0
......
....
..
.
カズマ「・・・とまぁ、詳細はわからないけど何かしらの形で直接干渉はしてくる・・・と思う」
トニー「地上に降りて来て僕らの為に祈ってくれるとか?」
カズマ「さすがにその皮肉は毒がありすぎるぞ。駄女神アクアじゃなくて本物の女神のエリス様のセリフだし、期待してもいいんじゃないかな」
アクア「ねぇねぇ、なんかものすごく失礼な会話をしている気がするんですけど。気のせいじゃないかしら?」
トニー「今日の晩飯について話していたんだよ。君は何が良い?」
551 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:25:24.03 ID:Jm3MQdrM0
アクア「えっと・・・そうねぇ・・・なにかこってりしたものが食べたい気分だわ。トニーもそうで・・・ねぇ、なんでそんな残念な人を見る目をしているの?」
トニー「なんでもないさ・・・」
めぐみん「晩御飯の献立なんかより、カズマの作戦はどうなっているのですか?まだ何も聞いていないのですが」
カズマ「おっ、来たかめぐみん。スーツを着て鏡の前でポーズをとる時間はもう終わったのか?」
めぐみん「トニーの嫌な皮肉が移っていますよカズマ。鏡の前でポーズを決めるのは紅魔族において正式な鍛錬ですよ。ああやってカッコイイポーズを研究、開発し、己を高めるのです」
トニー「君達紅魔族は本当にユニークだな。魔導書を借りに行ったときは散々な目にあったが、里の学校に頼まれた特別講師の依頼、受けて見てもいいかもな」
めぐみん「え、そんなこと頼まれていたのですか!?トニーの授業・・・気になりますね・・・って、そうじゃないです!今はロキです!攻撃するのは今日でしょう?」
アクア「ちょっと思ったんだけど、一週間たっても音沙汰ないってことは、もしかして猶予はまだ結構あるんじゃないの?今日から作戦決行とはいかずに、もうちょっと万全にしてから・・・」
ピピピッ
フライデー『ボス。王都近辺でコロナタイト、および四次元キューブのエネルギー反応が増大し始めています』
552 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:26:43.96 ID:Jm3MQdrM0
カズマ「このバカッ!なんでお前はそうお約束が好きなんだよ!毎度毎度迷惑になるようなことばかりしやがって!!」
アクア「待って!ねぇ待って!今のは私のせいじゃないからっ!私まだ何もしてない!!」
バンッ
ダクネス「トニー!今の報告を聞いたか!今すぐに準備するぞ!」
トニー「聞いてたよ。ダクネス、倉庫に向かうぞ」
カズマ「え、倉庫?なんで倉庫・・・あっ、アイツかぁ・・・すっかり忘れてた・・・うわぁ、面倒だな」
553 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:27:38.10 ID:Jm3MQdrM0
......
....
..
.
倉庫
ウィーン…
アイギス《おやおや・・・?ヘイブラザー!元気してたか?》
トニー「僕をブラザーって呼ぶなよ。君こそ今の生活に満足しているようでなにより」
トニー「次に君が欲しがるものを当ててやろうか?水着の美女のホログラム映像だろ?」
アイギス《いいねぇ。今度は赤髪でグリーンの目をした巨乳の美女が良いな》
トニー「用意しておこう」
カズマ「え・・・なんで仲良くなってるの?」
554 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:28:34.27 ID:Jm3MQdrM0
アイギス《いやー、女性の趣味が彼と合ってね。さすがに胸の大きさの話では一度決別しかけたけどさ》
カズマ「・・・お前何やってんの?」
トニー「彼を懐柔するのに必要な事だったんだ・・・このことは内密にしといてくれ」ヒソヒソ…
カズマ「少し本音も混じってたんじゃないのか?」
トニー「否定はしない」
アイギス《なぁトニー、俺好みの美人が好きなだけ見れるこの生活には感謝してるが・・・満足しているかと言われたら正直難しいところだ。やっぱり映像だけじゃ寂しいや》
アイギス《体をピカピカに磨いてくれるのも嬉しいが、やはり機械じゃなくて美女の手に磨いてもらいたいとかあるんだよ。その辺は何とかならないのか?ブラザー》
トニー「だから僕をブラザーと呼ぶなよ。それで、君の不満点の件だが・・・僕がとびっきりの美女を包ませてやるって言ったら?」
アイギス《おいおいマジかよ!!今度俺をちょっとだけ着る権利をやってもいいぜ!どんな美女だ?》
トニー「自前のがあるんで君を着るのは結構だ。それでは紹介しよう、貴族令嬢のララティーナお嬢様だ」
555 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:29:36.96 ID:Jm3MQdrM0
ダクネス「ト、トニー・・・恥ずかしいのでその名前で紹介するのはやめてくれないか・・・///」スッ…
アイギス《ワーオ!いいじゃんいいじゃん!綺麗な顔したエロバディ!しかも貴族令嬢だって!?ポイント高いぜオイ!》
アイギス《ヘイお嬢ちゃんお名前は?ボクの名前はアイギス!見ての通り無敵の鎧なナイスガイさ!》
ダクネス「なんなのだコイツは!さっきから変な事ばかり口走っているぞ!」
トニー「コイツの名前はアイギス。中身は空っぽの全身鎧型の神器だ。君に着せるために用意した」
ダクネス「用意した!?神器を一体どこから用意したというのだ!?怪しい話には乗りたくないぞ!」
トニー「女神エリスが僕らの為に用意した。クリスの話覚えているか?」
556 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:31:46.97 ID:Jm3MQdrM0
ダクネス「・・・エリス様からのお告げを受けて神器を回収しているって話か?」
トニー「その通り、彼もその一つだ。そしてクリスはこれをダクネスに渡してほしいと言っていた。女神エリスは君にこれを着て世界を救う手助けをして欲しいそうだ」
トニー「つまり彼は女神エリスが世界を救う為に君を信じて渡した神器ってことだ。どうだ、やるか?ダクネス」
ダクネス「エリス様のご遺志・・・や、やるしかないだろう!そう望まれているのであれば!私はあの鎧を着て戦うぞ!」
トニー「そう来なくちゃ」
カズマ「ちょろい・・・」
アイギス《まずはお互いよく知らなくちゃな。手始めに君の職業とスリーサイズを教えてくれないか》
ダクネス「え、えっと・・・職業はクルセイダーで、スリーサイズは・・・」
カズマ「おい、神器相手だとしても嫌なことは嫌だと言って断ってもいいんだぞ」
アイギス《じゃましちゃらめぇ!もうちょっとですべてがうまく行く所だったのに!》
ダクネス「おい!本当にコイツはエリス様が授けてくださった神器なのか!?そうは思えないんだが!」
557 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:32:18.68 ID:Jm3MQdrM0
トニー「本当だ。今度クリスに尋ねてみるといいさ」
アイギス《うーん・・・でもなぁ・・・その子クルセイダーなんだって?よりにもよって一番前線で攻撃受けまくるクルセイダー・・・アイギスさん悩んじゃうな》
トニー「カズマ、何かコイツのやる気出るような情報とかないか?」
カズマ「そうだなぁ・・・あっ、良い事考えた。アイギス、取引しよう」スッ…
カズマ「この街にはな、それはそれは煽情的な恰好をした美女が大勢働いている素敵なお店があるんだ」ヒソヒソ
アイギス《くわしく》
カズマ「いいか?この戦いにだけ付き合ってくれたら、お前をそこの置物か用心棒として置いといてもらえるよう俺が口添えしといてやるよ。どうだ?」ヒソヒソ
トニー「ついでに言うなら、僕の新型スーツを作るのに使ったオリハルコンの余りを使って君の傷付いたところを修繕してやろう。それで乗るか?」
アイギス《・・・》
558 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:34:39.52 ID:Jm3MQdrM0
......
....
..
.
アイギス《チィーッス!というわけで、今回だけお世話になりまーす。よろ!ちなみララティーナちゃんはとても良い匂いがします》
ダクネス「お、おい!変な事言うな!」
めぐみん「なんともうるさいのが来ましたね・・・その中にダクネスが?」
アイギス《そうだよ。とてもお嬢様なにおいがする。そして君は・・・顔の造形Aランク、職業適性Dランク、胸のランクは・・・論外ですね》
めぐみん「トニー、この神器でも実験しましょうよ。耐久実験です」
トニー「悪いがコントやってる場合じゃ無いんだ。ほらめぐみん、こいつを受け取れ。調整は済んである」ゴトッ…
559 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:35:27.67 ID:Jm3MQdrM0
めぐみん「なんですかこれ?私の杖ですか?なんか輪切りにしたレンコンみたいなのが取り付けられているのですが・・・」
カズマ「おいトニー・・・これってまさか・・・」
トニー「見ての通りリボルバーの回転式弾倉だ。サイズは一般的な奴の10倍くらいあるが。それにこいつをはめ込む・・・」ガチッ
トニー「弾倉の穴の分・・・」ガチッ
トニー「三発だ」ガチンッ
めぐみん「はめ込んでるその丸い玉は・・・?マナタイトに見えますが」
560 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:36:09.26 ID:Jm3MQdrM0
トニー「劣化版コロナリアクターってとこだ。自分から魔力を生成することはできないが、中にため込むことはできる」
トニー「先日作ったコロナリアクターが生み出す余剰魔力エネルギーをすべてこいつに突っ込んだ」
トニー「この弾一つに付き君のエクスプロージョン一発分の魔力が入っている。つまり・・・」
トニー「充填さえすれば、自身の魔力で撃てるのも含めて君はエクスプロージョンを日に四度撃てるようになる」
トニー「一発撃ったら手元のスイッチを押せ。弾倉が回転し、次の弾が装填される」
めぐみん「・・・」
トニー「・・・なにか不満か?」
561 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:37:26.80 ID:Jm3MQdrM0
めぐみん「そ、それを手に入れるのに私は何をすればいいんでしょうか・・・?下着姿までにならなりますけど・・・」
トニー「僕をなんだと思っているんだ!?別になにもしないからさっさと持っていけ!」
トニー「ったく、作りがいのない奴だ」
めぐみん「いえ、すいません、冗談が過ぎました。ありがとうございますトニー。これは大事にしますね」
トニー「それでいい」
カズマ「・・・で、もう出発するのか?」
トニー「いいやまだだ。ウィズとバニルとゆんゆんがもうすぐここに来ることになっている。だが、それまでに終わらせなきゃならない最後の実験がある」
カズマ「・・・最後の実験?」
トニー「・・・スーツの試着だ」
カズマ「まだしてなかったのかよ」
562 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:41:40.87 ID:Jm3MQdrM0
今回はここまでとなります。次回からは既に頭の中で組み上がっている話を書いていくだけなので更新ペースが上がっていくと思います
パニッシャーS2がネットフリックスで公開中!悪党には全く容赦しないパニッシャーさんはやっぱり素敵です
>>549
次回か次々回には戦闘シーンに突入すると思います。もう少しお待ちを
563 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/20(日) 21:46:16.52 ID:Jm3MQdrM0
追記
>>556
でミスがありました
ダクネス「エリス様のご遺志・・・や、やるしかないだろう!そう望まれているのであれば!私はあの鎧を着て戦うぞ!」 ×
ダクネス「エリス様の御意志・・・や、やるしかないだろう!そう望まれているのであれば!私はあの鎧を着て戦うぞ!」 〇
エリス様死んだことになってしまう・・・
564 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/21(月) 03:42:27.03 ID:WYIP7bN1o
もりあがってきたな
おつ
565 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/22(火) 01:19:14.18 ID:QSoQrEt5o
おつ
面白い
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/26(土) 22:32:37.86 ID:Mu0h9MQK0
更新ペースが上がるといったよね
567 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:30:33.06 ID:OLguJpWU0
......
....
..
.
トニーのラボ 実験室
カズマ「それで?なんでまだ試着してないんだ?」
トニー「あー・・・実は新しい発見があったんだ」
トニー「スーツ自体に不具合は無いんだが・・・装着者の体内で膨大な量の魔力が駆け巡ることが分かった」
トニー「だからまぁ・・・魔力が0に近い僕が着ると・・・肉体が耐えられない可能性がある」
カズマ「致命的すぎる」
568 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:31:34.04 ID:OLguJpWU0
トニー「そこでカズマ、君に提案がある。君のドレインタッチを使って魔力を吸い続けてくれないか?」
トニー「スーツの出力を少しずつ上げていくから、危なくなったら吸ってくれ。それでどこまで耐えられるか試す」
カズマ「俺だってそんなに魔力高くないから危ないと思うんだけど・・・アクア、お前なら魔力をたくさん送り込んでも大丈夫だろ。吸った魔力をお前に流す、いいな?」
アクア「本当はアンデッドのスキルで吸った魔力なんて体に取り込みたくないけど・・・」
アクア「まったくもう。トニーったら仕方がないわね!もし仮に死んじゃってもリザレクションかけてあげるから安心しなさいな!」
トニー「そうならないようにして欲しいんだが」
トニー「まぁいい、任せたからな?スーツを呼ぶぞ。全員下がれ」
アクア・カズマ「・・・」ススッ...
569 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:32:21.46 ID:OLguJpWU0
トニー「・・・できれば、もう少し・・・すぐに助けに入れる距離まで近づいてくれ」
アクア「かっこ付かないわね、トニー」スッ...
トニー「うるさいぞ。準備は良いか?」
カズマ「いつでも」
トニー「よし・・・スーツ!」
Mk.46「」ヒュンッ ヒュヒュンッ!
キュィッ チキチキチキ...
ウィーンッ ギュィィッ
ガッコンッ...
ガキキッ ガギンッ!
570 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:32:58.10 ID:OLguJpWU0
めぐみん「むぅ・・・私にくれたスーツよりも音が重く、ところどころ光っててカッコイイですね・・・」
アイギス《おいおいなんだありゃ。俺、あの鎧気に食わないね》
カンッ...
フライデー『スーツの装着が完了しました。スーツ出力10%』
トニー「問題ない。もっと上げろ」
フライデー『スーツ出力20%』
トニー「うぐっ・・・!」ビキッ...
トニー「まだ上げろ!」
571 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:35:05.22 ID:OLguJpWU0
フライデー『出力30% 心拍数、体温共に上昇。ボス、これ以上は危険です』
トニー「まだだ!」
カズマ「おい無理すんな!ドレインタッチ!」ガシッ
アクア「もうっ!トニーってばなんで実験になったらこんなに無茶するの!?マッドサイエンティストなの!?」
トニー「ぐ・・・少しはマシになった・・・!そ、そのまま続けてくれ・・・!」
フライデー『出力45% ・・・50%・・・60%』
トニー「ぐぁあっ!」ビキビキビキ…
めぐみん「カ、カズマ!」
572 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:36:15.25 ID:OLguJpWU0
カズマ「わかってる!クソッ!本気で吸ってるって言うのに・・・!」
ダクネス「トニー!少ない出力で動かせないのか!?」
トニー「80%は行かないと飛ぶことすらできない!」
フライデー『65%・・・70%・・・75%・・・バイタル異常。バイタル異常』
カズマ「トニー!大丈夫か!」
トニー「AAAAAAAAUUUGHHH!!シャワシャワと・・・メタルの味だ!!」
カズマ「マジで色々と大丈夫か!?」
573 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:36:55.64 ID:OLguJpWU0
......
....
..
.
王都 王城 王室
研究員A「ロキ様。コロナタイト、並びに四次元キューブの出力数値は正常です」
ロキ「維持し続けろ。扉はいつ開けられるようになる?」
研究員A「もう少しだと思われます」
ロキ「わかったら私に知らせろ。お前はもう下がれ」
研究員A「はい。失礼しました」ガチャッ
セシリー「ロキ様・・・何か私に出来ることは無いでしょうか?添い寝や下着の洗濯など喜んでやりますよ!」
574 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:37:40.18 ID:OLguJpWU0
ロキ「お前への命令はただ一つだ。私の半径10メートル以内に近付かず、今すぐこの部屋から出ていけ。そして二度と入ってくるな」
セシリー「あぁっ、どうしてそんなに冷たいのですかロキ様!わかりました、では下着を洗濯するところから履かせるところまで・・・」
ロキ「『カースド・・・」
セシリー「はい、今すぐ出ていきます」ガチャッ…
ロキ「・・・ハァ・・・アクシズ教徒と言うのはなんなんだ・・・貴重な存在のプリーストでなければその場で灰にしてやると言うのに・・・」
ロキ「あと少しだ・・・あと少しでこの世界は私の・・・いや---」
バンッ!
魔族A「ロキ!話が違うぞ!どうなっている!」
575 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:38:32.54 ID:OLguJpWU0
ロキ「騒々しいぞ。部下の分際で断りもなく扉を開けるだけじゃ飽き足らず、私の名まで呼び捨てか?」
魔族B「俺達は魔王様の部下であってお前の部下じゃない!!」
魔族C「それよりもだ!あんたは一体なにを企んでいるんだ!?魔王様からの指示をすべて無視し、勝手な行動ばかりしやがって!」
魔族C「挙句の果てに、王都を制圧したにも関わらず魔王様や幹部の立ち入りを許可しないとはどういうことだ!?取引を忘れたのか!?」
ロキ「私の計画をあの老いぼれに邪魔されたくなかったものでね」
魔族C「このっ・・・魔王様を裏切る気か!!」
魔族B「お前は半人前だロキ・・・!その計画とやらを実行したかったのなら、俺達も洗脳にかけるべきだったな!!」チャキッ
魔族B「死ね!」バッ
576 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:40:38.29 ID:OLguJpWU0
ブンッ
スカッ…
魔族B「・・・は?なんで剣がすり抜け・・・」
「『ライト・オブ・セイバー』」
ズバンッ
魔族B「グギャッ!!」ズルッ…
ドチャッ…
魔族A「なっ・・・どこから出てきた!?あそこに立ってるロキは・・・」
ロキ「半人前なのはお前たちの方だ。判断を誤ったな」
ロキ「お前たちを洗脳しなかった理由は簡単だ。魔力の無駄だからだ」
ロキ「魔族連中にお前らのようなものがまた出てくると面倒だ。見せしめとして細切れにしてから床に散らかしてやろう」スッ…
魔族C「や、やめ・・・」
ギャァァアアアアアアッ!!!
577 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/27(日) 21:44:07.58 ID:OLguJpWU0
今回はここまでです。ロキは裏切ってこそロキ
>>566
ANTHEM体験版の魅力には勝てなかったよ・・・
すいません、次回はもっと早く更新します
578 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/01/27(日) 21:48:18.92 ID:gxwoB4rh0
アイアンマン2の名シーンだな
579 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/27(日) 23:40:29.91 ID:2jn+I1WFo
おつ
580 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/01/31(木) 21:22:11.53 ID:Ft/JMqtC0
明日の夜九時頃に続きを投稿します。おたのしみに
581 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/31(木) 21:26:29.49 ID:EFKcc0HH0
スタンリー出てこないかな
582 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/31(木) 21:29:43.64 ID:EFKcc0HH0
http://www.nicovideo.jp/watch/sm33621360
583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/01/31(木) 21:34:03.59 ID:EFKcc0HH0
アイアンマンのすべて/全能力&全スーツまとめ(アベンジャーズ/エンドゲームへ)
http://www.youtube.com/watch?v=DKtmmh4cJFE
584 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:00:13.47 ID:sHNBA3de0
......
....
..
.
トニーのラボ
カズマ「全員そろったな。一応考えておいた作戦を説明するぞ」
ウィズ「あ、あの・・・トニーさんの姿が見当たらないようなのですが・・・」
カズマ「・・・」
バニル「ふーむ・・・そこの発光女の光が邪魔でヒゲ中年の姿が見通せんが・・・小僧の顔から察するに、なにやら困りごとのようだな?」ニヤリ
カズマ「・・・あいつは今スーツの再調整をしてるよ。体の魔力量が少なすぎて、スーツから流れるエネルギーに体が耐えられないんだってさ」
585 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:03:15.68 ID:sHNBA3de0
バニル「フハハハハッ!つまりこうか!せっかく手間暇かけて鎧を作ったというのに、当の本人が装着できなかったというわけか!」
ゆんゆん「バ、バニルさん・・・」
バニル「なんと勿体ない!それが分かったときの悪感情を食らってみたかったぞ!フハハハハハッ!!」
トニー『聞こえているぞバニル。退魔用の武器を作ったらまずはあんたで試してやるからな。カズマ、僕は作業しながら聞くからもう作戦を話して良いぞ』
バニル「おっと失敬!では小僧、その作戦とやらを聞こうではないか?」
カズマ「まず、洗脳されている人達の救助を優先したい。戦うことになったら面倒だしな」
カズマ「フライデーの操っているドローンの情報だと、どういうわけかロキは魔王軍の配下たちを城に配備せず、洗脳した冒険者に護衛を行わせているらしい」
586 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:05:14.58 ID:sHNBA3de0
カズマ「代わりに魔王軍の魔物たちは王都自体を守るように展開しているようだ」
めぐみん「魔王軍を最初から裏切るつもりだと言ってましたもんね。おそらく自分の野望を魔王軍に悟らせないためでしょう」
トニー『僕も同意見だ。で、どうやって洗脳された冒険者を助ける?』
カズマ「洗脳された冒険者は皆ロキを崇拝していただろ?だから、そこを突けば何とかなるはずだ」
カズマ「トニー、今王都を偵察しているステルスドローンにスピーカーってついてるか?」
トニー『潜入時に敵の気をそらすためのスピーカーが付いてる。それがどうかしたか?』
カズマ「王都にある放送室にドローンを送り込んで、トニーの声真似装置かアクアの宴会芸を使ってロキの声を流すんだよ。それで王城内部にいる洗脳された冒険者たちを誘導する」
カズマ「そして、城から出てきたところをアクアのスキルを使って洗脳を解くって寸法だ」
587 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:06:42.80 ID:sHNBA3de0
ダクネス「また隠密作戦か・・・好きだなそういうの・・・」
カズマ「化け物が大勢ひしめく王都に真正面からぶつかって勝てる自信ないしな・・・こっちの方が確実だろ」
バニル「悪くない作戦ではあるが・・・王都にどうやって近付くつもりだ?」
カズマ「光の屈折魔法と潜伏スキルを発動させた状態でテレポートする。あとはバニルの目と俺の敵感知を使って敵が多いところをよけながら進んでいこう」
ウィズ「それならバレませんね。生気で追いかけてくるアンデット系モンスターが居たら難しい所ですが・・・」
カズマ「いたらアクアの浄化魔法で暗殺してもらう」
アクア「任せなさいな。声を出す暇も与えずに消してやるわ!」
ウィズ(巻き込まれないように気を付けないと・・・)
588 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:07:10.96 ID:sHNBA3de0
カズマ「さすがに放送室で音を流したらロキが気付くだろうから、ロキの部屋にサイレントの魔法をゆんゆんがかけてくれ」
ゆんゆん「えぇっ!?それって王都で一番厳重な王室に近寄るってことですよね!?で、できるかな・・・」
トニー『安心しろ。僕のスーツで一気に王室のある階まで運んでやる。君は光の屈折魔法を使って城を上る僕の姿を隠してくれ』
ゆんゆん「わかりました!」
カズマ「そして、冒険者たちを助けたら後は・・・」
589 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:09:05.47 ID:sHNBA3de0
......
....
..
.
カズマ「以上が作戦だ。気乗りしないけどやるぞ」
アクア「気乗りしないけどってあんた・・・もうちょっと指揮を上げるような演説とかできないの?」
カズマ「こんな世界を救うような事、ほぼ一般人の俺には荷が重すぎるんだよ!思いついただけでもありがたいと思え!」
トニー『とかいいつつ、何とかしてきたのが君達なんだろ?』
めぐみん「ええそうですよ。トニーに見せつけてあげましょう!」
ダクネス「あぁ。存分に暴れて見せるつもりだ!」
590 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:10:23.56 ID:sHNBA3de0
アイギス《オイオイオイ、傷だらけになるわ俺》
ダクネス「・・・というより、トニーの鎧の調整はまだなのか?」
トニー『あー・・・悪いが、もう少しかかりそうだ。先に行っててもらえないか?』
トニー『僕のスーツなら数分と経たずに王都まで飛んでいける』
トニー『王都について人気のない所まで到着したら呼んでくれ。そこに着陸する』
カズマ「わかった。なるべく早くきてくれよ?ウィズやバニルがいるとはいえ、戦闘になったら面倒なんだからな」
めぐみん「この会話の流れでウィズとバニルの名前を出しますか・・・いえ、カズマらしですが」
591 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:37:14.68 ID:sHNBA3de0
アイリス「もう行ってしまわれるのですね、お兄様・・・」
カズマ「お兄ちゃんが何とかしてやるよ。こう見えても幹部を大勢倒してるベテラン冒険者だしな!」
ダクネス「こ、この男・・・自分のさっきの発言を忘れているのか・・・?」
カズマ「いい男ってのはな、過去に縛られないんだ」
クレア「なんて都合のいい・・・や、やはりこの男はアイリス様に悪影響だ・・・!」
カズマ「バ、バニル!ウィズが登録してる王都のテレポート登録地点付近に魔物がいないかどうか見通してくれないか?」
バニル「もうやっておる。転送先に人がいて事故が起こることを避けるために、店主が少し離れたところに登録していて助かったな」
バニル「転送先付近に魔物はみあたらん」
592 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:39:29.15 ID:sHNBA3de0
カズマ「よし、ウィズ、やってくれ」
ウィズ「はい!皆さん準備は良いですか?」
アイリス「今から王都奪還に向かわれる勇気ある皆様、あなた方のご武運を心から願っています!どうかお気をつけて・・・!」
ダクネス「アイリス様、この私、ダスティネス・フォード・ララティーナの名に懸けて、必ずや王都を奪還して見せます」
アイリス「フフッ、頼もしいわ、ララティーナ・・・えぇ、奪還して、必ず生きて帰ってきてくださいね!」
めぐみん「全員で余裕の凱旋をしてみせますとも!あなたはここで本でも読んでるといいですよ」
アクア「帰ってきた時の為に宴会の用意とかしてくれたら嬉しいわ!」
アイリス「はい、わかりました。皆様が戻ってきた暁には、王都で盛大に宴を行いましょう」
593 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:41:23.28 ID:sHNBA3de0
アクア「やったぁ!私、やる気が出てきたわカズマさん!」
カズマ「はいはい、お前ら続きは帰ってきてからにしろよ」
カズマ「最後にアイリス、俺の願いを一つだけ・・・戻ってきたらまた王城に---」
ダクネス「今すぐその男の口をふさげ!何もしゃべらせるな!」
めぐみん「ウィズ!今すぐテレポートをお願いします!カズマ、それ以上は言わせませんよ!」ガバッ
カズマ「モガッ!お、おい・・・!俺は王城で退廃的な生活を・・・」
ゆんゆん「カ、カズマさん・・・」
トニー『君達は何をやっているんだ・・・?』
ウィズ「わ、わかりました!行きますよ!?テ、『テレポート』ッ!!」
594 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/01(金) 21:43:55.47 ID:sHNBA3de0
今回はここまでです。次回から戦闘シーンに入っていきます。うまく描写できるように頑張ります
そんな次回は二日後の日曜日夜に投稿予定です。お楽しみに!
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2019/02/01(金) 21:56:53.17 ID:/MmuIzlG0
何か月ぶりの戦闘シーンだ?
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2019/02/03(日) 22:43:42.58 ID:/RS5JUmK0
そろそろかな
597 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/03(日) 23:24:54.32 ID:z44YII3T0
......
....
..
.
数分後 王都 郊外
カズマ「・・・遅いなトニー・・・今の内にドローンの操作の練習でもしておくか」
ゆんゆん「ドローンはフライデーさんが操作しているのでは・・・?というかそのコントローラーは・・・」
カズマ「チッチッチ・・・まだまだ甘いなゆんゆんは・・・いいか、いざって時は人間の腕の方が頼りになるんだよ。なんでもかんでも機械任せは駄目なんだ」
ゆんゆん「な、なるほど!」
カズマ「うわ、すげぇなこのドローン。透明になれるぞ」
598 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/03(日) 23:25:41.74 ID:z44YII3T0
アクア「あ、ズルいわよカズマ。私にも操作させてよ」
カズマ「今建物の中を移動してるんだから駄目だ。今までレースゲームやフライトゲームで鍛えた俺の操縦テクを見せてやるよ」
めぐみん「建物・・・?今建物の中と言いましたか?」
カズマ「トニーがまだ来てないだろ?今の内に放送室にドローンを仕込んでおこうかと思ってさ」
ダクネス「ふむ・・・一理あるな。作戦は迅速に行わねば」
カズマ「その考え、もっと普段から心がけてくれないかな」
ダクネス「・・・」プイッ
カズマ「・・・っと、放送室は・・・あった。ドアを何とかして開けないとな」
カズマ「確か磁石の力で鍵を開けれるらしいんだけど・・・どこのボタンだ?これか?」ポチッ
599 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/03(日) 23:26:48.94 ID:z44YII3T0
カズマ「違うな・・・これか?いや・・・これ?」ポチッ ポチッ ポチポチッ
アクア「これとかそれっぽいんじゃない?」ポチポチッ
ウィズ「あ、あの・・・そんなにむやみやたらといじるのは・・・」
カズマ「おっ、いけたいけた。機材設備がどんな感じか見ておこう。アクア、お前も今の内に声真似練習しとけ」カチャカチャ
アクア「えー、麗しき水の女神が邪神のモノマネなんて嫌よ。ちょっとそこのヘンテコ悪魔、あんたの変身能力で何とかなさいな」
バニル「断る。どうして我輩が敵対者である神に化けねばならんのだ」
めぐみん「そういうことなら、私がやります!いえ、やらせて下さい!邪神のようにふるまえばいいのでしょう!?やりますやります!」
600 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/03(日) 23:27:51.67 ID:z44YII3T0
アクア「なんだかもの凄く乗り気になってるみたいだから、めぐみんに任せるわね。『ヴァーサタイル・エンターテイナー』!」スッ...
ポゥッ…
めぐみん「『あー、あー、どうでしょ・・・!?』」
めぐみん「『す、凄いです!アクア!これは凄いですよ!ロキそっくりです!』」
カズマ「うっわ、めぐみんからロキの声がする」
ゆんゆん「すっごいシュール・・・」プルプル…
めぐみん「『喋るときはどうすればいいのですか?』」
カズマ「プッ・・・くくくっ・・・その声でいつものめぐみんの口調でしゃべるのは反則だろ・・・」プルプル…
601 :
◆Ua1M3q7gGI
[saga]:2019/02/03(日) 23:28:45.64 ID:z44YII3T0
カズマ「しゃ、喋る場所はこのコントローラーに向けてで良いみたいだ。今機材がどんなもんか見て途中だから用意ができたら教える。それまで口上を考えておいてくれ」
めぐみん「『我が名はロキ!世界を牛耳る邪神なり!いいか、城の中にいる各員に告ぐ!今から城より西側の郊外に全員集結せよ!これは命令だ!』」
めぐみん「『・・・こんな感じでどうでし・・・』」
ゼンインシュウケツセヨ!
コレハメイレイダ!
メイレイダ…
イレイダ…
ダ…
カズマ「」
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