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美希「エンジェルのAは愛してるのA、なの」
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◆a/VLka4bp3Eo
:2018/06/16(土) 13:52:53.25 ID:NSDqj0DG0
「ちょっと人多すぎよさすがに。
いや皆がプロデューサーに用事あるのはいつものことだけど」
「はい〜。靴ひもが切れて、黒猫が目の前を横切ったので〜」
「意味がわからない」
そんな個性あふれる集団の中では、どうしても年長者である馬場このみの苦労はアホみたいに積み重なっていくのであった。
こんな集団に毎日押しかけられる765プロプロデューサーも大概大変なのだろうと理解はしているが、それでも愚痴ぐらい言いたい。
だってこの場にいるのは私だけなのだし。
「そうなの、このみちゃん。
占いでも、プロデューサーさんの身に何かが起こるって」
「いやなんでタロット占いでそこまでわかるの」
「あれ、今気付いたけどこのみんいるし茜ちゃん突っ込みする必要ない?」
「えっ必要ないなんて茜ちゃんはごみ屑だったんですか?」
「そういうのやめてよ本当傷つく」
何はともあれ、目的地へと大挙して天使たちは進む。
「だから私がプロデューサーさんのことは見てきますから。風花ちゃんが行く必要はないのよ?」
「歌織さんこそ、明日に備えて喉の調子整えないといけないんじゃないんですか?」
「それとも何か今日中にプロデューサーさんに会わなきゃいけない理由があるの?」
「担当プロデューサーに会いに行くのに理由が必要ですか?」
「あんたら本当は仲いいでしょ」
プロデューサーの部屋の前についても尚牽制しあっている年長組をしり目に、ドアノブに手をかけたのは伊吹翼。
自由気ままさに定評があることでは北上麗花に一歩劣るものの、行動力は折り紙つきの彼女。
天才肌と呼ばれる彼女が
「プロデューサー、入るよ〜」
「入りますよ〜」
「プロデューサー、大丈夫だべか?」
他の天使たちと仮眠室に入ると、そこには。
「え?美希先輩?」
プロデューサーと金髪の毛虫が寝ていた。
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