藤原肇「私のギャップですか?」

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1 : ◆dOYH2O5oOo :2018/06/16(土) 11:35:13.73 ID:HfWlewp20

オリジナル設定があります。

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2 : ◆dOYH2O5oOo :2018/06/16(土) 11:39:41.50 ID:HfWlewp20

肇「いえ、今日の服はユニクロですよ?」


P「いや、そうじゃなくて……ボケてる?」


肇「?」


P「肇は、たまに天然だなあ」


肇「えっと…?」


P「ほら、ギャップだよギャップ。「ギャップ萌え」とか聞いたこと、ない?」


肇「あ、そのギャップですか。すみません、先ほどファッション雑誌を読んでいたものですから」


P「肇は勉強熱心だなあ」


肇「いえ、それほどでも…えへへ」


P(可愛い)
3 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:40:32.97 ID:HfWlewp20

肇「…それでその、ギャップがどうしたのですか?」


P「肇のギャップって何だろうなあって思って」


肇「私のギャップ、ですか…」


P「ほら、アイドルとしてもっと上に行くにはさ、肇のギャップ…意外な魅力も見つけていきたいなって思って」


肇「私のことを考えて…ありがとうございます」


P「いえいえ」


肇「うーん…ですが、ギャップとは、他の方から見て意外な私、ですよね? 私にとっては当たり前なので…」


P「まあ、言われてみればそうか」


肇「むー…」


P「そうだなあ、そんなに難しく考えなくてもいいんだよ。肇だって初対面のイメージと大分変わった人いるだろ?」


肇「ええ、それはもう。事務所のみなさんは本当に過ごすほど素敵な一面が見つかります」
4 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:41:07.72 ID:HfWlewp20

P「…肇もだよ?」


肇「…ありがとうございます。Pさんも…ですよ?」


P「ありがとう…」


肇「こちらこそ…」


P「…えっと、話を戻すと、例えば楓さんとか」


肇「あ…確かに。はじめてお会いした時はあんなにお茶目で可愛い方だと思いませんでした」


P「そうそう。そんな感じ。ダジャレ好きとかお酒好きとか。そういうギャップが実際ウケてるしな」


肇「なるほど…」


P「あと、俺の担当アイドルだと早苗さんは童顔で子どもっぽいけどスタイルは抜群だし楓さんと同じくお酒大好きだろ?」


肇「確かに、知らないと意外かもしれませんね…」


P「藍子もふんわりしていて女の子っぽいけど実はハジけるタイプだったりするしな。演技の仕事も増えてるし」


肇「ふむふむ…」
5 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:41:43.34 ID:HfWlewp20

P「そういう意外な一面が肇にもあるだろ?」


肇「私の、意外な一面…他の方のイメージと、私の思う私のイメージ…」


P「肇、表情硬ばってる。リラックスリラックス」


肇「あ、つい。リラックスですね。表情筋を緩めて…ぐにぐに…」


P(…すっごい顔してるのも可愛いけど、これは俺だけの知る一面にしとこう…)


肇「…あの、もしよかったら、他の例も教えていただけると…」


P「他の例かー…うーんと……あ!」


肇「何かありましたか?」


P「レナさん!」


肇「レナさんですか?」


P「うん、レナさん。この前仕事が終わった後レナさんオススメの店に連れて行ってもらったんだけどさ」


肇「何だかお洒落なお店な気がしますね」
6 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:42:14.08 ID:HfWlewp20

P「と、思うじゃん? それがさ、定食屋だったんだよ。感じのいい老夫婦が営んでる」


肇「そ、それは確かに、意外ですね…! 目立ちそう…」


P「楓さんも一緒だったから目立ちに目立ってた気がする」


肇「レナさん、和食がお好きなんですね」


P「何でもディーラーとして海外で暮らすうちに故郷の食事が恋しくなったみたいでな、いざ帰国して和食を食べるようになったら美味しくてたまらなくなったらしい」


肇「レナさんならではの事情ですね」


P「すっかり常連になった定食屋のおばあちゃんと仲良しのレナさん、正直めっちゃ可愛かった」


肇「海外の方と英語で会話しているイメージでした…」


P「ちなみによく頼むのは鯖の味噌煮定食らしい」


肇「私も食べてみたいです…」


P「今度一緒に行くか? 生姜焼き定食と美味しかったぞ」


肇「はい!」
7 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:42:45.65 ID:HfWlewp20

P「そんなこんなで、レナさんのプロデューサーは、今までのクールなレナさんのイメージとは違う、庶民派な一面を押し出した企画を考えてるらしい。地方ロケとか」


肇「レナさんの地方ロケ…想像できませんね…」


P「だろ? 」


肇「和食が好きというそれ自体は普通のことなのに…それがレナさんというだけでなんだかすごく意外な魅力な気がします…これが、ギャップなんですね…!」


P「そうそう。わかってきたみたいだな」


肇「他には、何かないのですかっ?」


P「…楽しくなってきてない?」


肇「いいえ?」


P「他かー…でも、肇もこの事務所に入って大分経つしなあ……あ」


肇「あ?」


P「あれは…言っていいのかなあ…」


肇「聞きたいですっ」
8 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:43:14.95 ID:HfWlewp20

P「…俺から聞いたこと、内緒にできる?」


肇「はいっ」


P「指切りな」


肇「! …ゆーびきーりげーんまーん…ふふっ」


P「…よし、約束な」


肇「…それで、どなたのお話ですか?」


P「…ちひろさん」


肇「ちひろさん?」


P「個人的にはかなり意外で可愛かった」


肇「…は、早く聞きたいですっ」
9 : ◆dOYH2O5oOo [sage]:2018/06/16(土) 11:43:53.14 ID:HfWlewp20

P「一昨日帰るときに仮眠室に忘れ物したのに気づいて取りに行ったんだよ。そしたらちひろさんがお父さんと電話しててさ」


肇「ちひろさんのお父さんにですか?」


P「そうそう。電話の内容は聞き取れなかったんだけど最後にさ…」


肇「は、はい…」


P「「またね、ママ♪」って…」


肇「え…」


P「…可愛くない?」


肇「…か、可愛いです! とっても!」


P「さらに言うと、俺に見つかった後のちひろさんも可愛かった」


肇「どうされたのですか?」
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