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【シャニマス】恋鐘「演技力ば磨こー!」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/31(木) 22:30:11.23 ID:Zc1n48Fy0
恋鐘「トップアイドルには演技力が必須ばい! やけん、これから特別レッスンばしよう!」バンッ
咲耶「レッスン?」
摩美々「わけ分かんないんですケド」
恋鐘「昨日、カラオケ行く前にやりたかことあるって言うたやろ? それがレッスンばい!」
摩美々「せっかくのオフなのにー、練習なんてめんどーなことやるんですかー?」
結華「まあまあまみみん、話を最後まで訊いてもいいんじゃない?」
霧子「恋鐘ちゃん……それってどんなレッスンなの?」
恋鐘「内容を知れば、面倒くさがり屋な摩美々も、きっと楽しゅう取り組めるばい!」ニコニコ
恋鐘「説明する前にもう1人来るけん、待っとって」
咲耶「もう1人? 私たちの他に誰が……」
恋鐘「あ、来た!」
スタタタッ
P「みんな待たせてごめん! 休日はいつもゆっくり寝てて、その癖で寝坊して……!」
霧子「プロデューサーさん……!」
咲耶「私服姿は新鮮だね」フフ
摩美々「遅れた罰としてー、あとでみんなに美味しいもの食べさせてくださいねー」フフ
P「う……まあ仕方ないな」
結華「それで? Pたんまで呼んで、どんなことするの?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1527773410
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:35:23.36 ID:Zc1n48Fy0
P「そういえば、俺も何をするか知らされてなかったな」
咲耶「プロデューサーもかい?」
恋鐘「当然ばい。教えたら絶対に来てくれんもん」
P「え"っ。何をする気だよ」
恋鐘「ふっふっふ! 発表するばい! その名も、『レッスンプログラム家族=x!」
恋鐘「今から事務所のレッスンルームば使うて、みんなで家族の演技ばすると!」
恋鐘「例えば、うちが母親でプロデューサーが父親。咲耶が姉、摩美々が妹とか」
恋鐘「それぞれがそれぞれの役ば意識して、完璧になりきる。そして一家団欒の楽しか時間ば過ごすん!」
「「「……」」」
恋鐘「な、何なんその目は?」
結華「要するに、おままごと?」
P「そんな事するために俺は呼び出されたのか……」
恋鐘「そげん事やと!? これはただのおままごとやなか! れっきとした演技レッスンばい!」
霧子「レッスンルームは使わせてもらえるの?」
恋鐘「安心して。ちゃんと使用許可ばもろうとーけん」
P「よく許してくれたな」
P「んー、本当に演技を磨くための練習になるんなら協力するけど」
恋鐘「それはみんなの意識次第やね。1人1人が役になりきろうとすれば、間違いのうレベルアップできる!」
P「そうか?」
摩美々「はーい、まみみは参加しまーす」
P「!」
恋鐘「ふふっ、やっぱり乗ってきた♪」
摩美々「プロデューサーも参加するならー、結構面白そうですしー」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:36:40.68 ID:Zc1n48Fy0
咲耶「うん、楽しそうだね」
結華「こがたんの言うとおり、真剣にやればレッスンになりそうだね!」
霧子「み、みんながやるなら私も」
P「マジかよ」
恋鐘「5人ともOKやね! じゃ、今から事務所に行こう!」
P「おい待て。俺はまだ参加するとは…」
摩美々「強制参加ですよー」ガシッ
結華「三峰たちのレッスンになるんなら協力してくれるんでしょ?」ガシッ
咲耶「せっかく来てくれたんだし、付き合って欲しいな」ニコッ
霧子「行きましょう……!」
P「いやでもおままごとは…」
恋鐘「問答無用! みんな、連行や!」
P「分かったよ! 参加するから普通に歩かせてくれ!」
――――
恋鐘「これがセットばい」
咲耶「本格的だね。予想以上だよ」
結華「一般家庭のリビングを見事に再現してるねー」
P「こんなものどこから?」
恋鐘「はづきさんが用意してくれたんよ! 283プロに元々あったセットなんやって」
P「俺知らされてないんだけど……」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:39:33.27 ID:Zc1n48Fy0
摩美々「まあ細かい事はどーでもいいじゃないですかー」
P(細かいか?)
霧子「あの……それで、どうやって始めるの?」
恋鐘「ここにある箱の中からクジば引いて、役が決まったら、向こうに用意されとー衣装ば着る」
恋鐘「そしてスタートばい!」
結華「早くない!?」
恋鐘「なりきれば準備なんていらん。その場その場で対応すりゃよか」
恋鐘「自由気ままに、家族の休日ば演出しよう!」
――――
恋鐘(母)「全員、役も決まって衣装着たね?」
結華(長女)「無難な役でよかったー」
摩美々(次女)「まみみはもうちょっと面白い役がよかったなーなんて」
霧子(ペットの猫)「……」
咲耶(父)「霧子、可愛いよ」
結華「猫耳しっぽがキュート! これは写真に撮って永久保存したいくらい!」
霧子「あ、ありがとう……でも猫って……」
恋鐘「そげん気にせんでよかばい! あくまで役やけん!」
P(?)「……」
恋鐘「さ、そろそろ始めよー!」
P(?)「恋鐘」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:41:39.79 ID:Zc1n48Fy0
恋鐘「どげんしたと?」
P(?)「引き直していいかな」
恋鐘「ダーメ! クジは1回きり!」
P(?)「頼む、耐えられそうにないんだよ……」
P(赤ちゃん)「赤ちゃんの役なんて……!!」プルプル
霧子(引かなくてよかった)ホッ
結華「出ちゃったものはしょうがないよPたん」
摩美々「しっかりお世話してあげますからー」ニヤニヤ
P「嫌だ!! お願いだ、もう1回クジを!!」
恋鐘「しょうがなかね、はいどうぞ」スッ
P「ありがとう恋鐘……! よーし、赤ちゃん以外を引くぞ……」ガサゴソ
P「これだ!!」バンッ
『赤ちゃん』
P「ちくしょおおおお!!」
咲耶「ある意味引きが強いね」アハハ…
恋鐘「不正はしとらんけんね。さ、みんな始めるばい!」
恋鐘「プロデューサー、早う揺りかごに寝て」
P「やめていいかな……」
恋鐘「ダメ」
P「うう……」スタスタ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:44:04.57 ID:Zc1n48Fy0
恋鐘「みんな位置についたね! 時間は10分、きっちり演じよう!」
恋鐘「よーい……アクション!」
恋鐘「ふんふんふふーん♪」トントントン
摩美々「ご飯まだー?」
恋鐘「もうちょっとやけん、待っとってな」
結華「ストップ」
恋鐘「え?」
結華「家族で1人だけ長崎弁っていうのはおかしくない?」
咲耶「いいんじゃないかな。そこを気にしてしまうと恋鐘の演技に負担がかかってしまうよ」
恋鐘「ううん、結華の言うとおりばい! なるべく訛らんよう気をつけるね」
恋鐘「ということで、演技再開!」
恋鐘「もうちょっとだから、待っててね」トントントン
結華「この匂いはカレー?」
恋鐘「正解♪」
咲耶「お母さんのカレーは絶品だからね、楽しみだよ」
霧子「にゃー、にゃー」
摩美々「あ、霧子が鳴いてるー。ご飯ー?」
結華「三みn……私があげるよ。ちょっと待っててね」
霧子「にゃーん」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:45:59.65 ID:Zc1n48Fy0
P「……」
P(どうすればいいんだ俺)
P(っていうかよくこんなデカい揺りかご見つけてきたな)
摩美々「そういえばー、今日は赤ちゃんすごく大人しいねー」
結華「いつもならわんわん泣くのにね」
P「……!」ドキッ
恋鐘「いつもこうだと手がかからないんだけど、なんか赤ちゃんっぽくないねー」
P(泣けってか!? 赤ちゃんみたいに泣けってか!?)
P(くそっ、こうなったらヤケだ!)
P「う、うええええん! うええええん!」
恋鐘「言ってるそばから泣いちゃった」
恋鐘「ちょっと待っててねー、今いくから」スッ
摩美々「大丈夫だよママー、まみみが面倒見るからー」スタスタ
恋鐘「本当? ありがとね」
P「うえええん、うえええん」
摩美々「……」ジー
P「う……うえええん……」
摩美々「……」ジー
P(めちゃくちゃ恥ずかしい!!)
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/31(木) 22:48:12.40 ID:Zc1n48Fy0
P(見ないでくれ摩美々……こんな俺を見つめないでくれ……!)
摩美々「……」
摩美々「いい子いい子ー」ナデナデ
P「!」
摩美々「よしよし、泣かないでねー」
摩美々「お腹空いたのかなー? もうすぐ待っててねー」ニコッ
P「……う、うええん! うわあああん!」
P(摩美々から母性を感じる。これは新たな一面かもしれない)
P(今後の仕事の幅が広がるかも)
摩美々「ほら、抱っこしてあげるからおいでー」
P(え?)
摩美々「よいしょ、重いなー。まみみの力じゃ持ち上がらないなー」
P「お、おい……そこまでする必要は……!」ヒソヒソ
摩美々「赤ちゃんは喋らない」
P「はい……じゃない、うえええん! ひっぐ、うわあああん!」
摩美々「こっちに来てー、あやしてあげるよー」グイグイ
P(力を貸せってか。ったく)
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:51:04.36 ID:Zc1n48Fy0
P「うえええん、うえええん」スッ
摩美々「おいでー」グイグイ
P「うええええん」ササッ
摩美々「はい抱っこー、いい子いい子ー」ナデナデ
P(抱っこというか抱きしめてるだけだな)
P「うえええん……ぐすっ……」
摩美々「よしよーし」ナデナデ
P「……」
摩美々「ふぅ、やっと泣き止んだー」
P「……」
P(何やってんだろ俺)
ムニュッ
P「!」
P(い、今更だけど胸が当たってるし顔が近い)
摩美々「可愛いねー赤ちゃん」ナデナデ
恋鐘「……」
恋鐘「摩美々、お母さんが代わるよ」
摩美々「え?」
恋鐘「抱っこの仕方がなってないから。お手本見せてあげる」
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 22:53:55.02 ID:Zc1n48Fy0
明日また投下します
シャニマスは楽しい
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 23:04:31.23 ID:IaROQ6nZ0
おつー
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/01(金) 00:15:46.12 ID:S8cqdDiZo
乙
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/01(金) 01:05:19.91 ID:7eD7+Povo
乙ー
こがたんは作中でもお家ごっこしてたなそういえば
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/01(金) 02:44:46.69 ID:MzRH83bVO
蘭 子「混 沌 電 波 第170幕!(ち ゃ お ラ ジ第170回)」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527503737/
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/01(金) 08:53:20.46 ID:8bCwSmv2o
乙
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/01(金) 09:55:42.35 ID:fc6DEE4ho
シャニマス流行らせこら!
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/01(金) 23:57:26.07 ID:iDDTXcko0
P(な、何を考えてるんだ恋鐘)
摩美々「いや、抱っこしたら落ち着いてくれたしー、これで合ってると思う」
恋鐘「いいからほら、一旦お母さんに預けて」
摩美々「……どーぞ」スッ
P「うわっ、ととっ……!」ガクッ
ムニュンッ
P「!!!」
恋鐘「いい子いい子、Pちゃんはいい子やねー」ナデナデ
P(や、柔らかい)
P(顔を見れば穏やかな笑み。母が子に向ける笑顔だ)
恋鐘「可愛かねー♪ ママやよー」ナデナデ
P「……」
P(マズい、何かに目覚めそうだ。それほどまでに母性がひしひしと……)
ムギュウ
P「んぶっ!?」
恋鐘「ねーむれー♪ ねーむれー♪」
P(顔が胸に埋もれて……息が……!!)
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/01(金) 23:59:40.02 ID:iDDTXcko0
摩美々「ママ、方言出てる」
恋鐘「あ! うっかりしてた!」
P「んー! んー!」ジタバタ
結華「それどころじゃないってお母さん! 赤ちゃん苦しそうだよ!」
咲耶「違う意味で眠ってしまうよ!」
恋鐘「わわっ、ごめんね!?」ササッ
P「はぁ……はぁ……ふう……」
P(まともな呼吸ができて嬉しいような、もう少し感触を味わっていたかったような)
摩美々「ママじゃ赤ちゃんは落ち着かないみたいだからー、やっぱりまみみが抱っこするー」
恋鐘「こ、今度は大丈夫! ちゃんとあやすから、摩美々はカレーを見てて?」
摩美々「カレーはママが見ててよー」
恋鐘「料理より赤ちゃんの方が大事だから」
摩美々「……」
恋鐘「……」
恋鐘・摩美々「……」バチバチバチ
P(なぜ火花が散る)
――――
恋鐘「プロデューサーが土下座してでも役ば代えて欲しいらしいから、もう1回クジ引こう」
結華「そんなに嫌だったの?」
P「お前らも成人男性の赤ちゃんの演技なんて見たくないだろ」
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:01:40.64 ID:beSBbPGK0
咲耶「結構可愛かったよ」クスッ
P「嘘つけ」
摩美々「胸に埋もれて嬉しそうだったのにー」
P「そ、それは……」
恋鐘「話はそこまでにして、早う引いて」
霧子「えいっ」スッ
霧子(赤ちゃん)「そ……そんな……!」ガーン
P「頑張れ霧子。それしか言えない」ポンッ
恋鐘「プロデューサー、どうぞ!」
P「赤ちゃんが出ないなら安心して引けるよ」ガサゴソ
P(父親)「これだ! よし、父親役なら比較的簡単だな」
恋鐘・摩美々「!」
恋鐘(絶対に母親役ばとらんと!)メラメラ
摩美々「……」メラメラ
結華(こがたん燃えてる。まみみんも珍しくやる気が見えてる)
結華「先に引くねー」ガサゴソ
結華(5歳の娘)「うお、歳が設定してある」
P「5歳を演じないといけないのか」
結華「難しそう。三峰にできるかなー」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:03:38.87 ID:beSBbPGK0
摩美々「はーい、次はまみみが引きまーす」ガサゴソ
恋鐘(母親以外にして母親以外にして……)
摩美々「それ」スッ
摩美々(ペットの犬)「……」
結華「猫以外もあるんだ」
咲耶「摩美々に犬耳か。これも可愛いだろうね」フフ
摩美々「外したー。まあ面白そうだからいいケド」
P「何を引きたかったんだ?」
摩美々「別に何だっていいじゃないですかー」
P「お、おう……」
咲耶「恋鐘、引いてもいいかな?」
恋鐘「えっ」
恋鐘(うーん、まあ残り物には福があるって言うし)
恋鐘「よかよ!」スッ
咲耶「ありがとう」ガサゴソ
恋鐘(母親以外、母親以外……)
咲耶(母)「おっと、母親だ」スッ
恋鐘「!!」ガーン
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:06:34.42 ID:beSBbPGK0
霧子「咲耶さんがやると、優しくて素敵なお母さんになりそう」
結華「うんうん! 咲耶ママありだよ!」
咲耶「そうかな。こういうのは私に似合わないと思うけど」
咲耶「ごめんね恋鐘、役をとってしまった」
恋鐘「へ? な、何で謝ると!? 別にうち役にこだわっとらんし!」アセアセ
結華(バレバレだ)
恋鐘「最後はうちやね。あと残っとー役は……」ガサゴソ
恋鐘「ほっ!」スッ
恋鐘(父の愛人)「……」
P・霧子・結華・咲耶「!?!?」
摩美々「へーそんなのあったんだー。面白そー」
P「いやいやいや愛人って!! 恋鐘お前どうしてそんなもの……!!」
結華「家族の休日が修羅場と化すよ」
恋鐘「あ、あははは……」
恋鐘「ごめん! 昨日の夜にウキウキで作っとって、冗談で書いたものが混入しとったみたい!」
咲耶「夜中のテンションというやつか」
霧子「どうするの?」
摩美々「出ちゃったものはしょうがないですよー。やりましょう」
P「えぇぇぇ……」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:09:07.01 ID:beSBbPGK0
結華「そだね。昼ドラにありそうなドロドロドラマだと考えればいけるかも」
P「いけるか!?」
咲耶「とりあえずやってみよう。無理なら中断すればいいし」
摩美々「衣装に着替えてきますねー」スタスタ
恋鐘「愛人……どう演技しよう……」スタスタ
P(完全にやる流れだな。まあ咲耶の言ったように、変な感じになったらやめればいいか……)
――――
恋鐘「準備できた?」
P「オッケー」
恋鐘「設定は休日の夜、家族で楽しか時間ば過ごしとーところに」
咲耶「愛人が乗り込んでくるんだね。了解」
P(現実だったら怖くて見てられない状況だ)
恋鐘「では、よーい……アクション!」
P「うわ、この肉じゃが美味いなあ!」モグモグ
咲耶「そう? 嬉しいよ。隠し味が効いたのかな」
P「何を入れたんだ?」
咲耶「愛情だよ」クスッ
P「!」ドキッ
P(この微笑み、普段の咲耶とは違って優しい)
P(もちろんいつもの笑みも優しさを感じるんだけど、それ以上に……。好きな男に見せる笑顔ってことか)
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:28:14.59 ID:beSBbPGK0
咲耶「なんてね。ちょっと臭いセリフだったね」
P「そんなことは……」
結華「おかあさん、あとでいっしょにおフロはいろー」
咲耶「いいよ。結華の好きな入浴剤を入れようか」
結華「やったー!」
P「結華、お父さんとも入るか?」
結華「やだー」
咲耶「あはは、もうお父さん離れかい?」
P「ショックだなー」
霧子「ふえええん、ふえええん」
咲耶「あ」
P「俺が行くよ。ゆっくり食べてて」スッ
咲耶「ありがとう」ニコッ
P「霧子ー、お父さんだよー」
霧子「ふえええん、ふえええん」
P「おしゃぶりが外れちゃったのか。はい」スッ
霧子「ぱくっ。……」
咲耶「大人しくなったね」
P「……」
P(なんだろうこの気持ち。父性本能?)
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/02(土) 00:35:02.16 ID:beSBbPGK0
霧子(うう……恥ずかしいからもういって、プロデューサーさん……!)
P「霧子は可愛いなあ」ナデナデ
霧子「!」
P「よしよし」ナデナデ
霧子「……っ」カァァ
摩美々「わん」
P「!」
摩美々「わーん」スリスリ
P「摩美々、ご飯か?」
摩美々「くーん」
P「……撫でて欲しいのか?」ナデナデ
摩美々「……♪」
P(ご満悦だ。鳴き声のトーンが全部同じだから分からん)ナデナデ
摩美々「!」ピクッ
摩美々「わんわんわん」
P「ど、どうした摩美々? いきなり吠え出して」
ピンポーン
咲耶「来客のようだ。私が出るよ」
P「いいよ、食べてて。席を立ったついでだ」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:36:30.70 ID:beSBbPGK0
ここまでで
キャラが把握できていなかったらすみません
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 00:41:05.04 ID:4jbC04Nto
愛人役でクッソワロタ
犬役そこそこノリノリでさらにワロタ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/03(日) 00:26:16.34 ID:6hGjJhW40
恋鐘「……」ピンポーン
P(手乗りサイズのインターホンなんてあったのか)
P「はい」スッ
恋鐘「……」
P「!! な……何で……!」
恋鐘「Pの家、ここやったんやなあ。ようやく見つけた」
P「恋鐘、一体どうやって……いやそれはいい。すぐに帰ってくれ!」
恋鐘「愛人がおるって、奥さんにバレるんが怖い?」
P「お、お願いだ。この通り!」ペコリ
咲耶「どうしたんだい?」
P「!!」
咲耶「綺麗な人だね。知り合い?」
P「あ……えっと……」
恋鐘「上がらせてもらうね」スタスタ
咲耶「え」
恋鐘「わー、素敵なお家やね。うちもこげんところに住んでみたい」
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