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【ガルパン】エリカ「私は、あなたに救われたから」
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321 :
◆eltIyP8eDQ
[saga]:2018/07/21(土) 22:52:22.71 ID:TPicXKb70
エリカ「ま、まったく。みんな浮かれすぎなのよ。こんなコスプレみたいな恰好までして」
小梅「何言ってるんですか。中高合同のオクトーバーフェスト、3年生の皆さんに思いっきり楽しんでもらうために2年生が中心となって準備をしてきたんじゃないですか」
みほ「エリカさん凄く頑張ってたでしょ」
エリカ「そうだけど……」
照れ隠しのためか話題を変える逸見。
それに対してすかさず反応したみほと赤星。
そう、戦車道チームが出している店ではノンアルコールビールと軽食を提供する店をやっている。
エリカはその企画から準備、設営、そして今やっているように給仕までこなしている。
戦車道チームの後輩だという事を差し引いても、逸見が我々先輩のために頑張ってくれているのは明白だ。
まほ「逸見、お前の頑張りはみんなが知っている。戦車道チームの隊長としてお礼を言わせてくれ」
エリカ「……私は先輩方に受けた恩を返したいだけです。後輩達にあるべき姿を見せているだけです。別に褒められたくてやってるわけじゃないですから」
小梅「はぁ……ほんと、変なところで融通が利かない人ですね」
みほ「お礼はちゃんと受け取ったほうが良いんでしょ?」
あくまで謙虚な逸見に対してみほと赤星が詰め寄る。
痛いところを突かれたのか逸見は二人に言い返せないようだ。
みほ「……赤星さん」
小梅「はいっ」
そんな逸見を見て、今度は示し合わせるかのように二人は頷き合う。
みほ「そういえばエリカさん、まだ休憩とってなかったでしょ?」
エリカ「え?でもまだ時間じゃ……」
小梅「ちょっとぐらい早めにとったって誰も怒りませんよ。ほら、座って座って」
白々しい二人の演技に戸惑う逸見。
それを無視して赤星が私の対面の席を引くと、みほがエリカをそこに座らせる。
エリカ「ちょ、あなた達?」
みほ「ほら、ノンアルビールにヴルスト。自分たちのお店の味ぐらいちゃんと知っててよ?」
小梅「それじゃあ私たちは仕事に戻りますから、エリカさんごゆっくり」
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