【ガルパン】×【古畑任三郎】 VSあんこうチーム

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1 : ◆wYfwsL9CqU [sage saga]:2018/05/20(日) 09:20:57.72 ID:8kS8SyX10
前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515646977/

※今回はタイトル通りVSあんこうチームです。

※ランサーのように死に続ける役人の活躍にご期待ください。

※田村正和さんの俳優業引退は惜しいです…。


古畑『高い能力を持ってるのに何故か自己評価の低い人っていますよねえ?そういう人は自分を
認めてくれた人物や自分の居場所を守るために思いがけない行動に出ることがあります。思い当たる
人はご注意を。過信するのはいけませんが、高い能力を持ってる人は相応の自信を持ったほうが
いいようです。そう、私みたいに…』

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526775657
2 : ◆wYfwsL9CqU [sage saga]:2018/05/20(日) 09:31:02.67 ID:8kS8SyX10
大洗女子学園・戦車格納庫

沙織「いい?いくよ?」

麻子「ああ、思いっきりやってくれ」

沙織「えいっ!」

沙織、麻子を工具で殴打。

沙織「ごめんなさいっ!大丈夫!?」

麻子「ああ…、大丈夫だ…、医務室で診てもらってくる…」
3 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/20(日) 09:42:56.68 ID:8kS8SyX10
同時刻・BARどん底

カトラス「いらっしゃい、できてるよ」

華「ええ、ありがとうございます」

カトラス「帰港の時に渡すから接岸したら船舶科のゲートに来て」

華「よろしくお願いします、あ、お銀さん、失礼します」

お銀「あれ?生徒会長どうしたの?」

カトラス「ああ、例のアレ貸して欲しいって」

ムラカミ「あんなもん何に使うんだ?」

カトラス「さあ、ストレス解消じゃない?ストレス溜まりそうな仕事だし」
4 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/20(日) 10:23:55.77 ID:8kS8SyX10
秋山理髪店・優花里の部屋

優花里「西住殿、完成しました。試射も済ませてあります。狙って当てられる有効照準射程は
やはり3mくらいだと思われます」

みほ「ありがとう、気をつけるね」

優花里「あの…西住殿、やっぱり私が…」

みほ「ごめん…、優花里さんだけじゃなくて他のみんなでも無理だと思う…。私じゃないと…。
それに背負うのは私だけでいいから…」

優花里「西住殿…」
5 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/20(日) 11:15:49.66 ID:8kS8SyX10
1週間後…

王大河「さあ、本日はここ大洗町からお送りいたします。我らが大洗女子学園と継続高校の交流戦、
大洗女子学園は今回より副隊長が3年生の生徒会広報、河嶋桃さんから1年生、澤梓さんに交代した
新体制になってからの初めての試合ですが…」  


戦車格納庫

みほ「では、最初に決めておいた通りにいきましょう。私たちの未来が掛かった戦いになります」

華「はい、あの方はもう戦車道には関係ない方法で廃校を進めようとしています。今、あの方を
排除しなければ私たちがいくら戦車道で勝利しても意味がないんです」

優花里「そんなことはさせません!」

麻子「そうだな」

沙織「華、情報は大丈夫なの?」

華「はい、新三郎や門下の人たちに協力してもらいました。今日あの家に来るのは間違いありません。
それにあの時間までは確実に1人だけになるようにしてもらってます」

梓「西住隊長、そろそろお願いします」

みほ「はーい!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/20(日) 23:23:18.90 ID:8Upxn48j0
とうとう軍神か
7 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/20(日) 23:49:41.88 ID:8kS8SyX10
梓「西住隊長、今日はよろしくお願いします!河嶋先輩の後を立派に継げるよう頑張ります!」

みほ「うん、こちらこそよろしくね」

みほ(梓ちゃんごめん…、副隊長として初めての試合なのにこんなことに利用してしまって…)

『両校、隊長、副隊長、礼!』

ミカ「やあ、今日はよろしく頼むよ」

みほ「こちらこそよろしくお願いします!」

アキ「あれ?前はそんな戦車帽なんて被ってなかったよね?イメチェン?」

みほ「あ…まあそんなところで…」

ミカ「…」

ミッコ「ミカ、どうしたの?」

ミカ「あ、いや、なんでもないよ」

みほ(気付かれたかな…、ミカさん、相変わらず鋭いなあ…)
8 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/21(月) 21:41:14.65 ID:wDj6wKI20
『試合開始!』


大洗町某所・文科省の保養所

みほ(競泳水着着用・85式野外無線機所持)「沙織さん、図上C‐12から14に掛けて待ち伏せがいます。北側から背後を衝いてください」

辻「な…なんだ君は…どこから入って…」

みほ、辻を銃で射殺。

みほ(許してくれとか、悪く思うななんて言えませんよね…。でも、もうこうするしか…)
9 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/21(月) 22:04:28.15 ID:wDj6wKI20
今泉「あっ古畑さんお疲れ様です。ちなみちゃんの復帰イベントどうでした?」

古畑「いやあ良かったねえ、でも大変だよ、主賓とは言えイベントのためにアメリカからわざわざ戻ってきてさあ。
しかし便利な世の中になったねえ、アメリカにいながらウェブで日本向けに作品を電子出版出来るんだからさあ」

今泉「今度の作品は戦車道が題材なんですって?」

古畑「うん、あっちでも盛んだからね。で、事件のほうはどんな感じ?」
10 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/21(月) 22:41:04.95 ID:wDj6wKI20
今泉「はい、いま説明します」

古畑「その前にこの建物は?」

今泉「ここは文科省の保養施設とのことです」

古畑「んー、立派な建物だねえ、スペイン風っていうの?広めのパティオまであってさあ、警察の保養所なんて警察OBの不愛想な
おっさんが管理人やってるビジネスホテルを平屋にしたような薄暗いようなとこでさあ、たまに行ってみると公安の恐い人たちが
裁判の証人を匿ってたりして全然保養になんなかったりするんだよねえ。就く職業を間違えたかなあ」

西園寺「古畑さん、こちらです。被害者は辻廉太さん、学園艦教育局の局長だそうです。今日は研修目的でここの使用を申請してた
そうで、11時ごろに一緒に研修に参加するはずだった文科省の職員の方が遺体を発見しました」

古畑「その人には後で話を聞くとして、なにこの遺体?」

西園寺「はい、銃で撃たれてるようなんですが…」

古畑「んー、こりゃひどい。胸の真ん中に大穴が開いてるねえ、どんな銃を使ったのかなあ?」

西園寺「ショットガンのスラッグ弾か狩猟用の大口径ライフルでしょうか」

古畑「まあそれは鑑識の報告を待つとして、発見者の話を聞こうかな」

西園寺「あちらに待たせてあります。文科省の職員で被害者の直属の部下だそうで、間女プリンさんと仰います」

古畑「んー、なんか生活系まとめサイトみたいな名前だねえ」
11 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/31(木) 21:48:16.84 ID:bdiZuEoB0
古畑「えー、私、警視庁捜査一課から参りました古畑と申します。間女さんでいらっしゃいますね?ちょっとお話を伺いたいのですが…」

間女「はい…」

古畑「こちらにいらしたのは何時ごろですか?」

間女「11時ごろだったと思います…」

古畑「今日は研修だということでしたが…」

西園寺「辻さんとお2人だけだったんですか?他の方はいらっしゃらなかったんですか?」

間女「はい、研修というか、内々の打ち合わせのようなもので…」
12 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/31(木) 21:57:34.67 ID:bdiZuEoB0
西園寺「あの、ちょっとカバンの中を見せていただけますか?」

間女「いえ…それはちょっと…」

古畑「んー、お願いしますよぉ、秘密は守りますから」

間女「ああっ!待って!」

西園寺「うわぁ…、いやらしいデザインの下着が一杯…」

古畑「ねえ、このゴムでできたやつ、これ何に使うものなの?」

今泉「ああ、それはですね!」

古畑「あー、やっぱりいいよ。だいたいの想像はつくから。君、こういうことだけは詳しいねえ」

今泉「ありがとうございます!ほめられちゃった」

西園寺「…」
13 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/31(木) 22:20:06.16 ID:bdiZuEoB0
間女「わかりました!私と局長がそういう仲だったことは認めます!今日ここに来たのもそういう目的でした!
でも私じゃありません!私、彼を殺してなんかいません!」

古畑「ええ、わかってますよ。その辺も含めてお話を聞かせてください、出来るだけ正直にお願いします」

間女「はい…」

古畑「えー、あなたが11時ごろここに来た時、玄関は施錠してありましたか?」

間女「はい、呼び鈴を押しても反応がなかったので私が預かってたスペアキーで…」

古畑「んー、西園寺くん、パティオのガラス戸は開いてたんだよねえ?」

西園寺「はい、ですが、敷地の両側の境界は目隠し塀と岩場に囲まれていて、パティオの側、即ち海の方から
侵入するのは困難だと思われます」

今泉「いいなあ、ここ、プライベートビーチなんですね」

古畑「あのねえ今泉くん、日本の法律ではプライベートビーチってのは持てないの。私有できる海岸線は最大満潮時
の喫水線までってなってて、普通は波打ち際よりずっと陸に入ったとこなの。司法に携わる者ならもうちょっと法律
の勉強しときなさい」

西園寺「文科省の保養施設だからこそ出来ることですね」
14 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/05/31(木) 22:33:34.70 ID:bdiZuEoB0
今泉「玄関に鍵が掛かってて、海の方からも入れないなら、密室殺人ってことですか?」

古畑「いやあ、西園寺くん、海側から入れないっていうのはちょっと早急じゃないかなあ」

西園寺「でも、ボートか何かで海の方から来たとしたら、砂浜に足跡が残るはずですよ」

今泉「わかった!気球かグライダーを使って空を飛んで…」

西園寺「今泉さん、それはないと思いますが…」

古畑「…」

おでこぺチっ

古畑「おや?これ、剪定鋏ですねえ、生け花でもなさるんですか?」

間女「はい、五十鈴流の門下で」

古畑「こちらにいらっしゃる前にも?」

間女「はい、宗家の方に呼ばれて、ちょっと展示会の手伝いを…」

古畑「…」

15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/01(金) 09:18:27.56 ID:gqI/eWnI0

五十鈴流門下ときたか
16 : ◆jiNYtuUbgE [sage saga]:2018/06/02(土) 22:14:19.50 ID:cyBd6ugg0
古畑「んー、この建物って清掃は管理会社に委託されてます?清掃用具のロッカーに管理会社のロゴがありますけど」

間女「はい、そうですが…」

古畑「今泉くん、その会社に連絡して清掃用具の内訳を確認してもらって。おそらくほうきとモップが1つずつなくなってるはずだから」

西園寺「どういうことですか?」
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