他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
【安価】異能戦【オリジナル?】
Check
Tweet
308 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/11(月) 07:28:58.17 ID:14QXOiqHO
荒らしぼいかろねんのため
>>306
309 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/11(月) 12:18:36.23 ID:5B6d4NeFO
>>308
祐介が手加減してるんじゃないのか?
ジャックがまだ鬼に堕ちきってないと信じて。
310 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/11(月) 22:08:44.89 ID:qYRwdzjVO
祐介「【鉄棒蹴法〈トンファーキック〉】」
二本のトンファーがジャックの短刀を弾いた。ジャックの首にかかった骨が落ちる。
ジャック「……へえ」
しかし、すぐに祐介の懐に入り込む。
彩「祐介、そいつ強くない?! 私も……!」
いろは「……!」
いろはは初めて見る祐介の異能に驚いていた。
祐介はトンファー術に蹴りを組み合わせ、一定の間合いを維持しつつ打撃を叩き込む。
祐介「なぜ、秋斗を殺したッ?」
ジャック「僕はね、お兄さん。いつか槍の人と戦った時から……ううん、実際には」
短刀の間合いからはるか遠く、鬼は飛翔する。
ジャック「──その前から、人斬りを楽しんでいたんだ」
鬼の腕は人の身体ではあり得ない角度で振りかぶられた。それこそが自身の腕を湾曲させた原因。異能の補正を受けてなお反動を受ける大技だ。
祐介「蹴りは……間に合わないか」
両腕で防御の姿勢をとり、後方へ蹴りだす。まともに受ければどうなるかわからない。
311 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/11(月) 22:28:57.54 ID:qYRwdzjVO
祐介含めその場の全員が察した。その攻撃は防ぎきれない。
ジャック「……!」
トンファーごと祐介の両腕が切断された。跳躍と防御が無ければ確実に首に命中していた。
祐介「クソがッ!」
血しぶき舞う中、斬撃の反動を生かして全力の後ろ回し蹴りを食らわせる。
それでもジャックは受け身をとり、立て直す。
彩「いろはさん、治療! 自傷しながらの攻撃は好きじゃないよ。【使用窃盗】!!」
指定安価は
>>313
312 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/11(月) 22:35:20.22 ID:Qn7qMvu/0
【吸血鬼<ディープブルー>】
触れた生物の生力を吸う魔剣
持ち主だけ軽くなるようになっており、一度生力を吸った相手に自動的に追う自動攻撃能力も持っている
313 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/11(月) 22:36:36.71 ID:P4svBunV0
【黄色い声援〈チアリズム〉】
チアガールの衣装へと変わりポンポンを持ち
応援する相手の異能・身体能力・士気を向上させる
314 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/11(月) 23:18:41.06 ID:qYRwdzjVO
いろは「【施命〈アイリス〉】! すぐ治すから、耐えてね梶原君っ!」
虹色の光が祐介を包み込む。
彩「うぅ……。【黄色い声援〈チアリズム〉】」
顔を赤らめた少女が着ているのはチアガールの衣装。そしてその異能は応援することで発動する。
彩「……ばれ」
発動の実感はない。
祐介「ジャック……!」
ジャック「再生するなら、次は頭を貰うよ」
祐介の両腕が完全に治癒された。
いろは「彩ちゃん、チアリーダーになってる?!」
彩「こ、こんな時に?! ううぅっ、祐介! 頑張れーー!」
恥ずかしさを紛らわすようにポンポンを振り回しながら叫ぶ。やけくそ気味の応援だが、祐介に力がみなぎる。
祐介「さあ、第二ラウンドだ」
トンファーを半回転させ鎌のようにして振るう。どちらかの手で斬撃さえ防げば残った方でジャックの腕を狙うことができるためだ。【黄色い声援】を受けた祐介にはそれが可能だった。
315 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/11(月) 23:49:13.51 ID:qYRwdzjVO
ジャック「また……腕ッ?!」
祐介「俺だって何度か腕切られてるんだ」
メキメキと硬いものにヒビが入る音がする。確実に蓄積されていくダメージ。
彩「がんばれーー! フレフレ祐介ーっ!」
いろは「梶原君……!」
ジャックの腕は限界を超え、骨を粉砕されても止まらない。人を斬るという欲求のたかが外れているのだ。
再び間合いを開き、飛びかかる体勢に移る。
祐介「なあジャック。仲間殺しを悔いる気持ちはあるか?」
ジャック「フッ……無いよ。今だってほら、一人殺すところだ」
理解していた。【黄色い声援】で強化された現在のトンファーでさえ先ほどの斬撃は防ぎきれない。それはジャックの腕の損傷を加味しても変わらない。
ジャック「次は頭だ」
飛翔。腕は思い切り後ろへ。退路は無く、防御も叶わない。なので祐介はトンファーを……
祐介「いっそ地獄まで堕ちるんだな、鬼」
思い切り投擲した。
316 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/11(月) 23:56:14.98 ID:qYRwdzjVO
ジャックに避けるすべはなく、顔面と胸部にトンファーが命中。視界が塞がり肋骨および肺にも打撃。
祐介「……秋斗、ジャック。救えなかったな。すまない」
力なきその体は勢いそのままに瓦礫へ突進。見る影もなくなっていた。
彩「……終わった? ゆ、祐介! 大丈夫?!」
いろは「かじ……祐介君!」
祐介「本当は救いたかった。いいや、俺には荷が重すぎるか? それとも根本的なところから……」
祐介は思考を止め、二人に笑顔を見せる。彼女たちがいなければ勝てなかった。まずは礼を言うことにした。
317 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 00:07:59.74 ID:JrFNk/8MO
祐介「さっきの服はチアガール?」
彩「それは思い出したくない」
いろは「似合ってたと思うけどなぁ」
彩「そういう問題じゃないの、いろはさん。私はそんなガラじゃないから」
いろは「えー。てっきり趣味だと思ったけど? ね、祐介君?!」
祐介「そうだな。……ってアレは何だ!!」
塔の周りには何台もの戦車や装甲車、そして戦闘服に身を包んだ兵士達が隊列を組んでいた。
祐介「これも異能なのか……?」
彩「チートだね」
318 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 00:20:02.19 ID:JrFNk/8MO
見つかれば集中砲火を食らうであろうその状況下、突如現れた彼は声を張り上げる。
逆巻「下克上、最高にいいじゃねえか!! オレの大好きな戦場だ!」
祐介「誰これ」
いろは「……うーん。どこかで見たような?」
彩「何だっけかなぁ。この人についてすごく大事なことあったんだけど、忘れた」
逆巻「忘れんなモロ被り! 今回は味方してやるけどすぐに決着つけるかんな!」
彩「それ! 異能がモロ被りなんだ!」
ならば、と駆け出す。少し遅れていろはも走る。そして三人はその異能を発動する。
「【レンタル】ッ!!」
「【使用窃盗〈フシアナクグリ〉】!」
「【神の寵愛〈レンタル〉】ッ! ってお前もモロ被りかよぉぉ!!」
指定安価は順に
>>319
-
>>321
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/12(火) 00:49:53.77 ID:FlqMhHEY0
逆巻生きとったんかワレェ!
【英雄変身〈ヒーローチェンジ〉】
変身ポーズを決めながら「変身」と叫ぶことでヒーローコスチュームを身にまとい身体能力と五感が強化される
また必殺技名を叫んだ直後の攻撃は必殺の威力となるが変身が解除されてしまうため再度変身する必要がある
(裏技として「必殺パンチ」を宣言しつつ「必殺キック」を放ってもよい)
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/12(火) 01:18:40.79 ID:4yBLtAEz0
【女傑転身<ヒロインフォーゼ>】
「変身」と叫ぶことでヒロインコスチュームを身に纏う(解除のONとOFFは可能)
こちらは自分の主人公と定めた(基準は好意は思いのある)相手と同調して身体能力や能力などを得る
また主人公の力を増幅させて、一心同体のように心を通わせたりもできる
ただ完全にシンクロしているのでお互いにダメージなど精神的な動揺などもろに伝わってしまう。
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/12(火) 01:23:46.37 ID:AdTyAkB10
【溶岩の身体(マグマボディ)】
身体をマグマにかえる能力。能力発動する時に切断、木っ端微塵などなっても再生が可能。もちろんマグマを飛ばしたり、身体をマグマのような液体化する事ができる。ただし水などの液体をかけると身体が乾くまで能力が使えなくなる。身体の一部を武器のようにかえたり、身体全体をかえることができる。
(他の二人みたいにヒーローの衣装にもかえることができる。)
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/12(火) 01:37:00.39 ID:AdTyAkB10
>>321
一部説明の変更
身体の一部を武器にかえたり、身体全体をかえることができる。(他の二人みたいにヒーローの衣装にもかえることができる。)
↓
身体の一部を武器にかえることができる。能力発動するとマグマでできたヒーローのコスチュームを身に纏う。
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/12(火) 01:40:07.83 ID:FlqMhHEY0
ヒーロー、ヒロイン、怪人がそろったか
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/12(火) 08:03:51.00 ID:4yBLtAEz0
>>320
はヒロインぽくないかと思ったら、wikiで調べたら主人公のバディのヒロインもあるみたいだからありか
見守り系や守られ系ヒロインは時代が古いか
325 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 22:17:17.70 ID:O5v4HgxPO
祐介「【英雄変身〈ヒーローチェンジ〉】ッ!」
彩「【女傑転身〈ヒロインフォーゼ〉】。……また衣装変わるのかぁ」
逆巻「【溶岩の身体〈マグマボディ〉】!! オレだけ戦隊モノじゃないのかよ!」
異能を発動後、坂巻以外の二人には変化は見られない。
祐介「彩も似た異能か? それとお前、戦隊モノじゃなくてライダーの方だ! 変身ッ!!」
素早くポーズを決めた祐介は漆黒に染まる、洗練されたデザインのヒーローになった。
彩「くそぉ、変身!」
こちらは少女らしいピンクの派手なデザインだ。祐介と違って顔部分が露出しておらず、やはり赤く染まった顔を手で覆っていた。
いろは「何だかすごいことになったなー。待ってよ祐介君ー!」
326 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 22:39:48.56 ID:O5v4HgxPO
全身に力がみなぎる。そして彩と感覚を共有する実感があった。
祐介「恥ずかしいいのか……」
彩「……。悪くないね」
誰かと心を通じあわせる、というのは気持ちが良いものだ。
坂巻「いや、待てよ。溶岩の放出と凝固を応用したら……!」
坂巻「よし、ヒーロー! オレをあいつらの上空に投げてくれッ!!」
祐介「いいのか?」
確認をしたが坂巻の返事が来る前に投げ飛ばしていた。思考の回転と身体能力が高まり、先取りしすぎたのだ。
坂巻「うおおおお?! 容赦ねえなおい! だがまあ、変身!!ッてねぇ!!」
坂巻は祐介のポーズを真似て身体の周囲に溶岩を纏う。祐介のそれに似たデザインで、細部は赤く輝いていた。
坂巻「行くぜぇぇッ!!」
落下する坂巻に兵士達が気づく。容赦なくためらいなく一斉に射撃が始まる。
327 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 23:10:45.44 ID:O5v4HgxPO
坂巻が地面に衝突、周囲へ溶岩を炸裂させたと同時に遠方でも爆発、銃声や炎が上がった。
三人のヒーローは銃弾を物ともせず集団に突進。最新鋭の装備に身を包む兵士をなぎ払う。
激しい戦闘の最中、祐介達は気がついていなかった。
真也「動くな。お前に刃を向けている」
いろは「……!?」
流れ弾に当たらぬよう、身を隠していたいろはの元に現れた暗殺者。
328 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 23:28:55.19 ID:O5v4HgxPO
彩「祐介、後ろ!」
戦車砲が祐介の側頭部をかすめる。しかし今の彼らに戦車を潰すことなどそう難しくはなかった。
祐介「必殺キック!!」
彩「……ひ、必殺パンチ!」
祐介と彩はその身体能力で。
坂巻「オレのマグマで溶け落ちろッ!!
坂巻はその煮えたぎるマグマで。
偶然にも、【分身小隊】は複数の異能所持者に対して分散し戦力を落として戦闘を開始したために隊一つあたりの人数が減っていた。
329 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/12(火) 23:39:17.12 ID:O5v4HgxPO
タワー上層部。正確には最上層と中層の間だが、そこには塔の主直属の手下が揃いつつあった。
名前
特徴
>>330
-
>>332
から2名
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/12(火) 23:50:34.85 ID:4yBLtAEz0
桃月恵(ももつき めぐみ)
ピンク髪のショートヘアの赤い服を着ている女性。ナイスバディで服は胸あたりが開いている
いろはの実の姉であり、どちらかと女性的ないろはとは対照的で大雑把で細かいことを気にしない男勝り。姉御気質で頼れるお姉さん系。喧嘩も強い
シスコンでいろはをベタベタ。彼女のことを大切に思っており、彼女のためにはなんだってする(一応、ヤバイ性癖持ちではなく、これでもノンケ)
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/13(水) 00:14:36.99 ID:t3bgLpzO0
千堂院 カルマ(ちどういん かるま)
黒髪で天然パーマ、ロングコートを着ている男性。顔の上半分仮面をつけている。身長が高く筋肉質。
クールでほとんど無口な為、何を考えているかわからない。人前で仮面を外したことは一度もない。相手を分析するのが得意。柔道、空手等の武術をやっていたので戦闘も得意。
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/13(水) 00:14:47.90 ID:Qc21U2ZAO
名前 シロク・ハイグレー
特徴 シルクハットとステッキを身につけたマジシャンの中年男性
よく相手を褒め称える性格だが皮肉の場合もある
333 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/13(水) 21:40:17.58 ID:s4pi2jVcO
>>326
-
>>328
逆巻でした
334 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/13(水) 22:00:40.91 ID:s4pi2jVcO
階層の中心に桃月 恵と千堂院 カルマがいた。カルマは顔の上半分が隠れる形の仮面をつけており、無口で口元に感情を出さないためその思考を読むことは難しい。
カルマ「……」
恵「何か喋れよ!!」
カルマ「……」
恵はいろはの実姉だが、性格が真逆である。無視をするカルマの仮面を取ろうと手を伸ばすが全てひょいひょいと避けられる。
335 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/13(水) 22:41:11.69 ID:s4pi2jVcO
祐介達と交戦中の兵士達が退いていく。
祐介「そろそろ終わりのようだな」
彩「まだ油断は駄目だよっ!」
祐介から伝わる安堵を感じとる。しかしそれは彩も同じだった。彼らはまだいろはの状況を察知しておらず、どこかに隠れているものと思っていた。
そして、兵士の後退には理由があった。電動 博士(でんどう はかせ)。かなりの筋肉質で身体から機械音を出している。塔の主直属の部下たる彼がちょうど現れたのだ。
博士の異能
>>337
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/13(水) 22:44:59.68 ID:+XUVqziBO
電動機械(メタルボーグ)
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/13(水) 22:45:40.38 ID:DcDazsEj0
【零と一(マトリクス)】
物質を創造する。
338 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/13(水) 23:13:42.81 ID:s4pi2jVcO
【零と一〈マトリクス〉】。それはただ、生み出すもの。それ故に──
祐介「な……何だアレは?!」
すぐに彩にも伝わる。
彩「え……?」
逆巻「お、大きいなおいッ!!」
賊を潰さんと落下する超巨大な岩石。かろうじて逆巻の【溶岩の身体】で通路を開けて回避に成功する。しかしこの時点で三人の異能が解けた。
博士「我らが主人の首を狙う者共だな? あのお方は既に間引きは済んだと申されたが……」
博士「今一度、篩にかけさせてもらう」
二人を残し、博士の前に立つ祐介。その意図を汲んだ逆巻は彩に目配せする。
祐介「節約だとか温存とは言ってられないらしい。それに、あのお方とやらの話も聞かせてもらいたい」
博士「ここまで生き残るだけのことはある。もとより初撃で仕留めるつもりもない」
祐介「そうかよ。じゃあ早速【強欲な借り主〈レンタル〉】ッ!!」
指定安価は
>>339
-
>>340
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/13(水) 23:19:50.58 ID:kzrk2G8m0
【破壊者<デストロイヤー>】
自分が触れたものは問答用で破壊する
原理や理屈関係なく完全に破壊される。例外はない
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/13(水) 23:33:00.13 ID:9aFLLRs90
【模型人体〈マネキンマン〉】
自分の身体を服ごと分離し宙に飛ばして操作できる
またバラバラにした各部位に目や耳などの感覚器官を生やせる
341 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/14(木) 23:26:28.67 ID:5x47cKtEO
祐介「【破壊者〈デストロイヤー〉】と【模型人体〈マネキンマン〉】。悪いがその篩、壊させてもらう」
博士「【零と一】。……ならば何度でも創り出すのみ」
祐介の両腕が身体から離れる。
逆巻「あんな感じのロボットっているよな」
彩「……腕が切れてる」
博士はそれに対して再び巨大な岩石を複数出した。しかしものの道理や摂理を顧みずに破壊する。
博士「……」
彼の思考が追いつく前に、生み出すもの【零と一〈マトリクス〉】とその器さえも破壊し尽くされた。
祐介「運が悪かったと思え。こっちは借り物の力。何が出るかはわからないんだ」
342 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/15(金) 23:51:53.17 ID:Y+l7HyZYO
その頃、中央塔内部。
力「やるじゃねえか」
いろは「何……?! 誰なの?」
真也「……」
春奈「戦況が芳しくありません。全勢力の二割程が削られました。敵は想定以上に強力です」
春奈「……?!」
突如、春奈の顔つきが険しくなる。
力「どうしたんだよ」
春奈「……ッ。【分身小隊】、五割が消滅しました……!」
塔の外では影すら飲み込むほどの閃光が走っていた。
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/17(日) 19:55:59.67 ID:C26SIKd60
続きマダー
344 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/17(日) 21:02:27.34 ID:lgY0aG9MO
それは全ての暗闇を、影を、混沌を飲み込んだ神の槍。【深淵『ダークネス〉】の暗黒異空間を克服した【神槍】は破壊の光を放ちながら、こちらの世界に再臨した。
祐介「……! 彩、無事か?!」
彩「はーい、なんとかね」
逆巻「一体何だってんだ」
彩「いろはさんはどこ?」
祐介「探そう。だが、今の光は……」
逆巻「あの槍だ。上を見ろ!!」
【神槍】は遥か上空に佇んでいた。
超威力を誇る破光。祐介達は既にボロボロだったが、その被害を大きく被っていたのは浅野 剛也と矢吹 奏司だった。
祐介「ケリをつけに行く。【レンタル】ッ!」
彩「いろはさん、無事でいてね。【使用窃盗】」
逆巻「相手にとって不足なしッ!! 【神の寵愛〈レンタル〉】!!」
指定安価は上から順に
>>345
-
>>347
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/17(日) 21:17:26.00 ID:Gfui/8/i0
【食異鬼〈スキルイーター〉】
触れた異能の力を喰らい無効化し、さらに喰らった異能を使用することができる
異能を喰らわれるたびに、その者の異能は弱体化していく
喰らった異能を使用している間は、異能を喰らう力は発動できない
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/17(日) 21:31:20.06 ID:l1AY3Xek0
【調律師(チューナー)】
運営本部と常に同期可能で、各異能者のパワーバランスを随時確認できる。随時運営本部に連絡が取れる、異能の使用を強化・抑制・禁止させる等の監理NPCみたいな能力。
【禁断の果実
>>267
】等の認識トラップによる影響は運営本部との同期により無効果できる。
弱点は電気系や認識妨害の攻撃。計算が狂い、運営本部もその影響を受ける。
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/17(日) 21:33:03.65 ID:BhTorqLg0
>>312
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/17(日) 21:34:52.72 ID:C26SIKd60
【祈る巫女〈プリンティア〉】
使用者の服装が巫女衣装(といっても異国製でどちらかと踊り子に近い)に変わる
この能力を発動後に祈ることで対象者の全体的な力(異能も含む)を上げる能力
祈っている時間が長いほど対象者の力も上がっていく。
なお、祈っている間はバリアが張られて使用者にダメージがこないが、祈っている間は集中力が必要である
今後のために先に書いておく。彩用
349 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/18(月) 22:03:17.92 ID:h5zuDLAOO
祐介「【食異鬼〈スキルイーター〉】!」
彩「なにこれ……?! 【調律師〈チューナー〉】」
逆巻「上等だッ! 【吸血鬼〈ディープブルー〉】」
彩の周囲にはホログラムが身を囲うように展開され、それぞれには異能所持者の名前が連ねてあった。
逆巻「来るぞッ!!」
【神槍】の先が狙いを定める。放たれた光線は距離感がわからなくなるほど広がっていた。
彩「【レンタル】及び【食異鬼】を強化する。……あれ?」
彩(【神の寵愛】が無い。ううん、あの槍っぽいのもリストにない。何でだろう……?)
祐介「喰らい尽くすッ!!」
祐介が手をかざし、エネルギーを奪っていく。あまりの眩しさに目を開けることが出来なかったため、三人はまだ気がつかない。【神槍】は祐介を穿たんとして超速で進んでいた。
350 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/18(月) 22:45:44.44 ID:h5zuDLAOO
それは逆巻や彩が目を覆っていた腕を下げ、明らかに近づいている槍を視認した瞬間。無意味と理解しつつ彩は強引に【食異鬼】を解除、祐介の手から奪取していた力を解放する。
片や逆巻は禍々しい魔剣を構えた。しかし間合いは遠くどうあがいても間に合わない。
光線を二つに割りながらなお止まらない【神槍】。しかし、側方から様々な色が混ざり合う麗しい音色。
──それは有無を言わさず対象を焼き払う魂の演奏。
刃が欠け、その内に蓄えられたエネルギーが溢れ出す。完全なる撃破とはいかずとも、本来なら既に武器として使用できないほどに追い込んだ。
351 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/18(月) 23:30:43.47 ID:h5zuDLAOO
合流後、塔の付近を探索し和田の遺体を発見した神崎 風子達は【分身小隊】を避けつつ塔の入り口を偵察していた。
拡散する閃光、暗転する視界。そして衝撃。雨音 奏は異能【雨の日の友達〈レインロイド〉】を身にまとい光を屈折させる。熱は異能の特性でなんとか防ぐことが出来た。
凶「……痛いです」
風子「何……? って瀬型君?!」
小さな少女二人を大きな体躯の瀬型 櫂が覆いかぶさるように庇った。しかし……
奏「キミ達、いいや、風子っ!! 今すぐ【キャンセラー】を使うんだ!」
櫂「……!!」
【連なる堅甲の遁走曲〈フィルムシェル・フーガ〉】で硬化した矢吹 奏司が自身を犠牲にして櫂達を守っていた。その四肢は千切れかけ、顔や胴の半分は焼けている。異能の媒体としていたヘッドホンは消え去っていた。
352 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 21:01:39.34 ID:bKL6J10AO
風子の異能は損傷の程度によって、それなりの時間やエネルギーを必要とする。つまり、間に合わない。
風子「【キャンセラー】……! 絶対に大丈夫なんだからっ!!」
櫂「諦めるな……!」
奏司「よせ。もういい」
普段は気だるげな表情で冷淡な性格の奏司が満たされた笑顔を見せた。そもそも【奏でる者〈シンフォニア〉】は自身が聴いた音楽を具現化する能力。媒体無しに発動するはずがなかった。
奏司「出会ったばかりだと言うのに、そこまで気にかけるとはな」
櫂「……何を」
奏司「いや充分だ。奴らから逃げた結果がこれなら、間違いではなかった」
凶「だめです……!」
風子「嫌っ……」
しかし、ヘッドホンが無くとも聴こえる音色。命の鼓動が奏でる一曲。
奏司「観客〈おまえたち〉に捧げる」
奏司「【燃ゆる生命、我が終曲〈グランド・フィナーレ〉】」
──それは、奏者の最後。
353 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 21:21:22.12 ID:bKL6J10AO
【絶えぬ世界の接続曲】
【気狂い歌姫の狂騒曲】
【赧い想いの小夜曲】
【輝く黄金の装飾曲】
【連なる堅甲の遁走曲】
全てが一度に出現し混ざり合い、遠方の何かに向かって飛ぶ槍めがけて放たれる。
奏司「ああ……ありがとう」
354 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 22:06:21.65 ID:bKL6J10AO
逆巻「今だーーッ!!」
魔剣が槍と撃ち合い火花を散らす。漏れ出る【神槍】のエネルギーを【吸血鬼】が吸い取っていく。
神装は本来の威容を失い、力なく浮遊していた。
祐介「トドメだ」
逆巻「行くぜ!!」
祐介は喰った残りを、逆巻は魔剣が吸った力を同時に放つ。今度こそ、【神槍】は消え去った。
355 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 22:23:56.23 ID:bKL6J10AO
死者の亡骸を弔う四人の周りには【分身小隊】が集結しつつあった。
奏「……まったく。ボクは頭悪いけど、これだけは言えるよ」
奏「キミ達は馬鹿だ」
余韻に浸る間も無く迫る敵意に、怒りを露骨に示す奏。そこには太陽のような笑顔はなかった。
櫂「進もう」
風子「……うん」
凶「【亡者共鳴〈アズラエル〉】。きょうも行きます」
奏に続いて各自がその異能で近代装備に身を包む兵隊を散らしていく。
356 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 22:59:55.94 ID:bKL6J10AO
中央塔中層。そこには若見 奈恵と浅野 真也がいた。
真也「……」
奈恵「何か用? 戦況が芳しくないから嫌味でも言い来たの?」
真也「【暗殺者〈キラーキラー〉】」
奈恵「……そう」
若見 奈恵の異能
>>358
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/19(火) 23:03:01.91 ID:UMcy1s03O
【扇状・風神<おうぎ ふうじん>】
振るうことで風を起こし自由自在に操ることができる
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/19(火) 23:04:35.91 ID:NrHGBX4a0
花咲令嬢〈ブルーメンフロイライン〉
自分の体液をかけた所から美しい花々を咲かせ、またツタを伸ばして対象を拘束
血を元にした場合は生物に襲いかかる凶悪な吸血植物を生やせる
359 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 23:35:21.07 ID:bKL6J10AO
奈恵「【花咲令嬢〈ブルーメンフロイライン〉】」
指の先を袖に忍ばせていたナイフで切った。鮮血は床に落ち、そこからは異形の吸血植物が生まれる。
真也「無駄だ」
【暗殺者】は常に対する敵に最適な武器を出現させる。それは暗殺という概念に関係なく、状況によって選ばれる。
そして、今回は火炎放射器だった。
360 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/19(火) 23:53:00.25 ID:bKL6J10AO
民家の残骸に身を隠す二人。眉間にしわを寄せ、目を瞑る剛也に奈々はそっと抱擁する。
剛也「……何のつもりだ?」
奈々「私がついてるから、心配するなってことよ」
剛也「チッ。ロリッ娘ならともかくお前なんかに気をつかわれるほど落ちぶれていねぇよ」
奈々「でも見えていないんでしょ?」
剛也「ああ。使い物にならねぇ。置いていけ」
奈々「それはできない。仲間は見捨てないと決めたから」
【神槍】の閃光を、その異能が目で見た場所に限定されることもあり長時間直視した影響で視力が著しく低下していた。空間や相手を視認することができないほどだった。
361 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/20(水) 01:03:58.64 ID:wJFyzR+WO
カルマ「……」
恵「むぅ……。何だか煙いな」
「電動が死んだ」
二人はその声を聞くと同時に頭を垂れた。
「楽にしてくれ。今回もまたイレギュラーが紛れている」
カルマ「……」
恵「……岩崎と女の子?」
「逆瀬川 逆巻。いずれ登ってくるだろう」
恵「──。うちの妹はどこにいる?」
「その名は棄てた。……まあいい。ちょうどこの下にいる。行くか?」
恵「……」
「許す」
恵「そりゃどうも」
362 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/20(水) 23:13:23.50 ID:dJ9Re7qqO
祐介「いろはー!」
彩「いろはさーん!」
逆巻「ピンクー、どこだー!!」
祐介達はいろはを探していた。返事は無かったが、彩があるものを発見した。
彩「祐介、モロ被りお兄さん、あれ見て!」
逆巻「逆瀬川 逆巻だ。覚えておけ」
祐介「んなことより、あの虹。ったく、いつのまに置いていかれたんだかな」
塔から横に七色の光が伸びていた。それは明らかに【施命〈アイリス〉】のものだ。三人は改めて名乗りあった。そして、再び塔へ歩みを進める。
363 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/20(水) 23:32:30.11 ID:dJ9Re7qqO
そこからは早かった。既に【分身小隊】は分散し祐介らの周囲にはおらず、まるで誘い込むように塔の入り口までが開いていた。
祐介「罠だろうな。人質までとって」
彩「人質?」
逆巻「オレはよく知らねーけど、あれがピンクの異能なら緊急事態なんだろうぜ」
入り口をくぐった三人の前には四十万 力と若見 春奈が立ちはだかる。
逆巻「なるほどな。それらしくなってきた!! オレは先に行かせてもらうぜッ!!」
逆巻は力の蹴りをたやすく避け、上層へ駆け上っていった。
祐介「お、おい!」
彩「はぁ……」
祐介「仕方がない。それじゃあまずは」
彩「うん。囚われのお姫様を助けるのは」
祐介「こいつらを蹴散らしてからだ。【レンタル】ッ!!」
彩「【使用窃盗〈フシアナクグリ〉】!」
指定安価は上から順に
>>365
-
>>366
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/20(水) 23:47:44.29 ID:fpJWVX3e0
【幻の霧<シャドウミスト>】
霧を発生して、その霧に包まれた自分以外の人間に幻術を見せる
その幻術はさまざまだが、霧に包まれた相手のトラウマになることや精神ダメージを与える幻術が主
霧に包まれても使用者が触れば能力が解除される
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/20(水) 23:50:47.88 ID:0T2U3GBI0
【念磁力〈マグネティックフォース〉】
対象物(複数可)に念じた強さに応じて強力な磁力を付与させる
磁力を保つには常に念じ続けている必要がある
S極かN極かを選択可能
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/21(木) 00:02:41.15 ID:5boL8Ee3O
【愛の重力<ラブリーテーション>】
好意(恋愛感情)がある相手が近ければ重力を重くする能力になり、逆に遠ければ重力を軽くする能力が使える
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/21(木) 00:05:46.23 ID:5boL8Ee3O
変えられるなら
>>163
で
368 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/21(木) 21:20:19.61 ID:PDNeDGJ9O
力「お前の親は気に食わねぇけど、子は親を選べねぇからな」
春奈「貴方は母を侮辱するのですか……?」
力「さあな。親はともかく子の方は数ミリだけマシってもんだ」
春奈「……?」
力「共闘してやるって言ってるんだ。あの傲慢な奴の命令などもう聞かねぇ」
春奈「後でその言葉、撤回してください……!」
力「そっちこそ、いい加減乳離れするんだな。行くぞッ!!」
369 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/21(木) 21:50:33.16 ID:PDNeDGJ9O
力は勢いをつけて飛び出した。しかし、すぐにその足は止まる。
祐介「【念磁力〈マグネティックフォース〉】! お前の足と床に磁力を発生させた!」
力「それは……どうかな……!」
爆発のような音を立てながら一歩ずつ前進する力。足の筋肉は膨張し血管が浮き出ている。
祐介「向かって来るかッ……!」
力「俺も負けてらんねぇえからなッ!!」
370 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/21(木) 23:49:04.91 ID:PDNeDGJ9O
彩「お姉さんは私が倒す!」
春奈「小さな子でもここを通すわけにはいきません」
彩「【衣装替え〈インフォース〉】」
彩の服が光を放ち形を変えた。同時に春奈も戦闘服に換装していた。
彩「やっぱりお姉さん、外の兵隊の親玉だね」
彩は近未来的な外骨格に身を包んだ。手には刀を持っている。
春奈が銃を掃射した。彩は最低限の数発を弾いて走りだす。
371 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/22(金) 00:41:23.88 ID:ZWvXyTPeO
逆巻が階段を駆け上がる。途中でいろはらしき者を見かけたが、ここで自分が助けるのも野暮だと思い、あえて無視した。
そして、先程見たものとそっくりな桃色の髪の女と出くわす。
恵「……誰? 」
逆巻「オレの名は逆瀬川 逆巻!! 悪いが通させてもらうッ!!」
恵「だったら尚更……!」
恵はその体格に合わない大きさの戦斧を振るう。
逆巻「っぶねぇ! まあ一筋縄にはいかねぇか。【神の寵愛〈レンタル〉】ッ!!」
指定安価は
>>373
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/22(金) 00:45:52.12 ID:OjDBvD5V0
【女誑し〈ラッキースケベ〉】
能力発動後に女性に対してのラッキースケベが起こりだす
この能力の発動中は死ぬほどのダメージや致命傷などを受けることはない(ダメージは受ける)
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/22(金) 01:00:19.25 ID:VekS4WSL0
【雨樋う彫刻〈ガーゴイル〉】
朝昼は石の装甲を纏って、石のツメを武器にする。また雨や水属性に耐性を持ち、雷を呼び寄せる。石の装甲は発動者に重く感じさせない。流動物のマグマにも耐性あり。
夜になると覚醒して化け物としてのガーゴイルになり、翼が生えて飛ぶことができる。また火球を吐くこともできるようになる。
弱点は、化け物のまま朝を迎えると石像になって動けなくなり眠ってしまう。その代わり、次の夜まで命の保証あり。
豆知識:ガーゴイルは元々、雨樋の機能をもつ彫刻のことを指す
374 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/22(金) 23:03:02.86 ID:ZWvXyTPeO
逆巻「【雨樋う彫刻〈ガーゴイル〉】 ッ!」
逆巻は瞬時に石の怪物と化した。その長い爪は研がれた刃物のようであり、力強くもあった。
恵「たしかにその異能、イレギュラーたる存在だ!」
一瞬にして戦斧が槍になっていた。恵は軽々と回転させ構える。それに対して逆巻は怯むことなく前方へ進んだ。
逆巻「何がイレギュラーだ。この異能だってその辺に似たのがいたぞ」
恵「そんなの私が知るわけねぇだろうがッ!!」
先ほどの斧と同様に槍も使いこなすその絶技。恵の異能は【一発達人体験】。それは借り物の術理。
375 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/23(土) 01:26:33.11 ID:+FslJ/j5O
彩の持つ刀には超振動装置が組み込まれている。そのため従来の刀よりもはるかに高い切れ味を誇っていた。
これは現実的には実用段階に至っておらず、【衣装替え】による産物に他ならない。
しかし、春奈も負けじとジェットパックを装着、飛翔。その手には擲弾銃と高周波刀があった。【分身小隊】においてもジェットパック同様に未だ世に出ぬ装備も含まれていた。
彩「へえ、進んでるね。その装備」
春奈「そちらこそ」
春奈が擲弾を撃ち出す。彩は難なく躱し、爆風を利用する。
彩「どうせ変身するなら……!」
春奈「飛んだ……?! 来るッ……!」
彩「もっと可愛い服が良かったぁぁ!!」
そこから一太刀、切っ先を振り下ろす。肩から胴まで、その刃をもってして切断した。
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/23(土) 01:32:58.91 ID:x5YFektIO
愛梨「さあ行こう、空の果 てへ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519427437/
久美子「永遠のレイ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520033314/
伊織「誰が魔王サーの姫 よ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520637298/
エミリー「修正…悪しき文 化ですね」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521241832/
奈緒「何で関西弁=恐竜やねん!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1521850482/
常務「新制限を全て撤回。 白紙に戻す」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522451692/
千夏「このTGはテックジーナスじゃないの?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523058431/
礼子「大人の魅力で破滅さ せてあげる」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523661962/
フレデリカ「恋人は校庭のパラディオンだよー」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524265978/
海美「竜騎士の結束を見せちゃうよ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1524871125/
志保「茶運びといえばカラクリだよね!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1525475657/
茜「みんなで勝鬨を上げちゃおう!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526133608/
桃子「この金の城いい踏み台だね!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526686132/
美紗希「化学反応式も女子力よ!」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527292985/
小鳥「アリガトウワタシノデッキ」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527896333/
柚「狩らせてもらうよ。キサマのぴにゃンバーズ!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1528498815/
加奈「ダストンの掃除法をメモしておきますね!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1529105813/
377 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/23(土) 20:38:23.71 ID:lnPxApaMO
力「ウォォォオオオッ!!」
祐介「いい加減潰れろッ……!」
その巨体は確実に一歩ずつ、じわじわと近づいてくる。
全身全霊で念じる祐介の目の端に映る兵士の姿。刹那、気が他へ向いた。彩が切りかかっているのは【分身小隊】で、後方から狙撃銃の照準器を除いているのが春奈だった。
【念磁力】の緩みを力は見逃さなかった。
力「オラァッ!」
祐介「……!」
かなり甘く当たったその蹴りは、しかし祐介を行動不能にするには充分だった。
そして銃声がこだまする。
378 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/23(土) 22:31:41.58 ID:lnPxApaMO
腹部に嫌な感触があった。血が吹き出ていた。
彩「え……?」
春奈「……もう一度」
すでに慣れたつもりでいた怪我だが、やはり恐怖感や喪失感などがドロドロに混ざった心境になる。
再度銃声。銃弾は肉を捻じ曲げながら太腿に食い込む。
彩「いや……」
力なく床に落ちる。
春奈「さあ、終わらせます。苦しいのは嫌ですよね」
同じく力も祐介を終わらせるべく脚を振り上げていた。
目は虚ろに開き彩の方を見るが、そこに意思はない。
意識と無意識の間に干渉する波長。頭痛と震えを伴いながら、視えたそれは──。
「いつからか、それは蓄積されていった。いつからか、俺〈それ〉は排除の対象になっていた」
その強さ故にただ一人残ってしまった勝者。
「全てを持ち得て、しかし借り物のお前は何を願う」
その片鱗を垣間見た。受容は出来なかったが、少しだけ理解はできた。同じ末路を辿るわけにはいかない。
身体に力が湧いてくる。祐介の背中からは日輪のごとき光が溢れ出す。すでに限界を迎え、乗り越え、我が物とする。
力「何だ……?!」
祐介「……救えない。何も、誰も。だから、彩は……皆は……。……だから【全て救う神託の光〈レンタル〉】ッ!!」
光は三つに分かれて、やがて一つに収束する。
指定安価の
>>379
-
>>381
を混成。
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/23(土) 22:42:26.55 ID:7injo4jt0
【再構築<アップデート>】
光の空間を作り、その空間に包まれたものは使用者により再構築される
再構築できるものは本来より状態が悪いもの生物、物である
再構築したものは全て本来が正常な状態より性能や状態が向上する
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/23(土) 22:46:59.77 ID:dMz8epub0
【星屑の王子様〈スターダストプリンス〉】
無数の光り輝く小さな星屑(☆)が周囲に出現し操作できる
一つ一つの力は弱いが密集させれば強靭な壁にも矛にもなる
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/23(土) 23:38:07.12 ID:sCEwnbtB0
>>312
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/23(土) 23:44:06.11 ID:7injo4jt0
どう一つにまとめか不明だな
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/24(日) 00:57:12.92 ID:Ant8gGsA0
3つの異能を同時に使い分けるのか、本当に混成するか…。
混成するなら、【再臨せし星屑の魔剣騎士〈リ・スターダストナイト〉】になるのだろうか
384 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/24(日) 19:41:56.49 ID:YAiH+C64O
祐介「なに、簡単なことだ。皆を救いたいだけなんだ。この想いに嘘はなく、ただ覚悟するならば」
祐介「そこにおまえは含まれていないってところかな」
日輪が輝きを増す。祐介の手には剣があった。
【再臨せし星屑の魔剣騎士〈リ・スターダストナイト〉】の一振りは無数の星屑であり、無数の魂喰らいでもあった。しかし、その真髄は【再構築〈アップデート〉】にある。
力「ハッ! 救いだと? この世界で殺して殺して殺して殺しまくって何を今更救うってんだッ!!」
祐介「たしかに俺は小学生の子供すら救えない。無力だよ。この異能だって借り物だ。……けれど、今残っているものを失いたくないッ!! 」
魔剣の柄を起点に出現する光の空間。そのフロア一帯が呑まれていく。
彩「う……祐介……」
春奈「これは……?! 【分身小隊】展開ッ!!」
中隊規模にまで増えた【分身小隊】だったが、次々と消滅していく。【星屑の王子様〈スターダストプリンス〉】の星屑が兵士達の脳や心臓をピンポイントで穿つ。たとえ耐え切れたとして、付与された【吸血鬼〈ディープブルー〉】の効果が息の根を止める。
385 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/24(日) 22:01:13.59 ID:YAiH+C64O
彩「祐介……?」
なぜだろう。その光はあの槍以上に純粋なものに見えるけど……。その顔や手は何故、暗くて血に濡れてるの?
【再構築】の聖空間により彩と祐介の損傷部が再構築されていく。しかし、新たな力を得て危機も乗り越えたはずの祐介の顔は晴れなかった。
力「ぐッ……お前、いい顔してるじゃねェか。地獄で……待ってるぜ! ハハハハハッ!!!」
祐介「……」
首を切り落とした。
386 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/24(日) 22:33:36.25 ID:YAiH+C64O
地を這う一人の少女。死を目前にして縋るのは。
春奈「お……かあ、さ……ま」
これまでの全てだった。一段ずつ満身創痍ながらも確かに這い進む春奈の背後には断頭せんと剣を構える祐介。
祐介「……」
春奈「嫌……」
死角からごく軽い衝撃。それは彩が抱きついていたのだ、
彩「もういいよ……。傷は治して、動けなくすれば良い」
祐介「……!」
祐介はひとまず感情の渦巻きを心の隅に追いやることにした。
387 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/24(日) 22:56:42.13 ID:YAiH+C64O
二人はそのまま階段を登る。どこに隠すでもなく、いろはは通路で拘束されていた。
いろは「ぷは。祐介君。助けに来てくれるって信じてたよ」
祐介「当たり前だ。怪我はないか?」
いろは「うん。大丈夫。えへへへ」
照れた風に笑ういろは。
いろは「嬉しい」
祐介「……そうか」
彩「ねえ! さ! か! ま! き! さんはどこかなー?」
あえて邪魔するように割り込む彩。少しだけ、寂しかったのだ。
388 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/24(日) 23:13:42.74 ID:YAiH+C64O
同刻。櫂、凶、風子、奏の四人は【亡者共鳴】により強化された【動物シール】の鷹で外側から塔の上層部を目指していた。
塔の頂上では千堂院 カルマが臨戦態勢で待ち構えていた。
カルマの異能
>>389
-
>>391
から
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/24(日) 23:22:52.09 ID:5DBsx1Jm0
【悪食手〈ジャンクイーター〉】
手の周囲にある無機物をえぐり体内に取り込み再構築し再構築した物体を手の表面付近から吐き出せる
小さく分割してショットガン、ガトリングガンのように吐き出すこともできる
いくらでも体内に取り込むことができ、取り込んだ分だけ体重が増加する
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/24(日) 23:28:24.40 ID:g4MBBgvU0
【死者の毒(デスポイズン)】
毒を操る能力。身体には毒が分泌してるため、身体に触れたり、毒に触れると相手は毒に犯される。毒を飛ばすことが可能。毒ガス、毒液や催涙ガスも出すことができる。毒はかなり強力なもので【アイリス】や【マッドメディック】などの回復系の異能でも治すことは不可能。
例えるならワンピースに登場したマゼランのドクドクの実の能力のような感じ(ただしお腹は壊さない)
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/24(日) 23:28:47.03 ID:JojmDMOR0
<拡張時間【ワン・オン・テンタイム】>
能力発動後に自分の以外の人間が1秒で動くとしたら自分は10秒の時間を動くことができる能力
つまり、相手より10倍の時間を持つことができる能力
基本的に攻撃などが当たらなくなるが、身体能力がアップするわけではないのでそこに注意
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/06/25(月) 00:01:11.25 ID:eeWbjZEH0
>>390
名前だけ変更
【死の毒(デスポイズン)】でお願いします。
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/25(月) 00:07:05.72 ID:AjpfIIIN0
>>391
の名前だけ変更【拡張時間<ワン・オン・テンタイム>】で
394 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/25(月) 22:55:32.61 ID:y2GPF88JO
カルマ「その業は計り知れない。【死の毒〈デス・ポイズン〉】」
カルマ「──【身業〈カーヤ〉】」
身体の全てが猛毒となる。周囲の空気、血液、その肉の余すところなく害悪。
そして櫂達が着地。最初に飛び出したのは凶だった。
凶「【亡者共鳴】。いきます!」
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/26(火) 22:58:16.38 ID:hUYkpFt20
死者の記憶から相手の能力を看破できてるから飛び出したのかな?
だとしたら、カルマにやられた異能者は…
396 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/29(金) 22:35:11.85 ID:iCrjdIkCO
「上ではカルマと櫂達が戦っているな。風子と凶の異能は強いぞ」
「下は……。まあいい」
「そろそろ俺も動くか。では──」
行き先
塔 屋上、上層、中層、外部から
>>398
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/29(金) 22:44:57.11 ID:/nTNtO+t0
外部
398 :
5
[sage ]:2018/06/29(金) 22:54:35.47 ID:CKYP62z20
↑
399 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/29(金) 23:36:23.35 ID:iCrjdIkCO
【分身小隊】が退いた。奈々は剛也と肩を組み塔を目指す。剛也は介助無しに動くことは叶わず、奈々は自身の異能に戦力的な限界を感じていた。
剛也「あひゃひゃひゃ! 勝手に仲間にしてんじゃねえよ」
奈々「うるさい! 何と言おうと少しだけ我儘に付き合ってもらうからね」
「──駄目だ」
奈々「梶原 祐介……じゃないわね。誰?」
「【電撃銃】の白川 奈々。そして【狂気の爆炎】の浅野 剛也だな」
剛也「何だ? どうしたんだよ」
容姿は祐介に瓜二つだったが、全身に無数の傷跡がある。
「此度のお前達はどんな末路を辿るか、見せてもらおう」
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/30(土) 00:16:01.92 ID:ph/G6PUS0
剛也はマッドメディックの目薬効果で目の治りが早くなってたりしないかな?
401 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/06/30(土) 00:28:45.76 ID:YVFZ/rOYO
まずはじめに仲間を失った。取り戻そうとした。
次に異能を失った。構わなかった。
最後に己を失った。……。
「前回の俺は、俺を見てこう言ったな」
「──梶原 祐介の末路と」
「故にこの異能もまた【末路〈テイカー〉】」
402 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/01(日) 23:02:26.80 ID:62zC2Sq6O
再び屋上。カルマの【身業】は戻されていた。
風子「【キャンセラー】!!」
カルマ「ならば」
回し蹴りで牽制する構えを見せたカルマの間合いに入った凶は、あえて真上に飛び上がった。
凶「【妖精姫〈フェアリープリンセス〉】。……え? きょうは携帯電話持ってないです」
死後の魂が干渉してくるのは珍しく、死して尚も情報の共有手段として端末からの生配信を要求するものなど他にいるだろうか。
そもそも【亡者共鳴】で異能のみを使役してしまえば、型落ちはするが、使い捨てのように発動させることができる。この場合と魂ごと共感を得て使役した時の威力とは段違いになる。
櫂「【炎真】」
奏「【雨の日の友達】、行けぇっ!!」
火炎と激流を一度に放出、その着弾点で混ざり合い爆発。
迷いなく己が異能を叩き込む。櫂は爆風から風子を庇い、奏はスライム状の【雨の日の友達】で身を守った。
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/04(水) 00:18:43.86 ID:3ZKdDv8f0
凶ちゃんかわいい
404 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/04(水) 22:21:41.05 ID:0Gdry7AkO
櫂「やったか……?」
奏「なんでそんな事言うのかなー。倒せてない感出ちゃうのわからないかなー」
風子「瀬型君……」
櫂「ごめん」
カルマは足場を腐食させ、櫂達の攻撃から逃れていた。
凶「外れたようです。追うのです」
奏「異能を戻せるってバレたから、こっちも気をつけていかないとね」
一同は塔内部へ。
405 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/23(月) 19:44:38.97 ID:rfEkfl7hO
エタりました
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/23(月) 20:03:23.35 ID:6znrDprw0
そーなのかー
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/23(月) 20:36:19.87 ID:M4UsouBeO
悲しいなぁ
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/23(月) 23:07:34.69 ID:ODg193Jz0
続き見たかったのに悲しい……
409 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/24(火) 21:02:35.75 ID:9Wv8ny7qO
まだ続く予定でしたが、とりあえずこの異能戦が終わるところまでは書かせていただきます
すみません
410 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/24(火) 21:15:48.79 ID:9Wv8ny7qO
逆巻「オレ達の異能も似てるよな!」
石の爪と鉄の刃が火花を散らした。
恵「何言ってるんだよ……!」
逆巻「その強気な性格は嫌いじゃねえぜ! できれば退いて欲しいところだ」
恵「それは無理だ! お前を倒して妹に会う!」
逆巻「妹……? あのピンクのことか?! たしかに容姿だけは似てるような」
恵の形相が一瞬変わる。あらゆるところで人が死ぬこの世界で大切なものの安否というのは元の世界のそれよりも重要なことなのだ。
恵「私の妹はどこにいる──」
逆巻「お、おい! 待てよ! あいつはオレの仲間だ。すぐ下にいる。無事だ」
411 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/24(火) 21:41:14.18 ID:9Wv8ny7qO
まるでタイミングを見計らったかのように祐介やいろは達が逆巻のいる階層に到着した。
いろは「嘘……。お姉ちゃん?!」
恵「いろは!!」
その交戦の雰囲気から祐介は身構えるが、反応の許容を超える速度で恵が接近していた。
その背後から逆巻。
逆巻「ほらな、無事だって言ってんだろ」
恵「うぅ……」
途端に顔を赤らめる。そして一言だけ、先程まで刃を交えた相手を指差して
恵「……私この人のこと」
いろは「……?」
恵「好きかも」
驚愕する祐介といろはを尻目に逆巻はひどく悲しい顔をしていた。
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/07/24(火) 21:52:49.10 ID:9Wv8ny7qO
勢いに任せて打ち明けた恵だったが、その後はいろはにべったりついていた。
上層階へと続く階段から一行の元にナイフが飛んできたが、恵の異能による大楯で防ぎきる。
彩「ぼーっとしてる場合じゃなかった!」
真也「ィィィ──」
とても人とは思えぬ顔つきに成り果てた真也は言葉にならない掠れた歓喜の声を上げた。
逆巻「下がってろ。お前ら消耗してるだろうからな。オレがいく」
逆巻「【神の寵愛〈レンタル〉】」
指定安価は
>>413
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/24(火) 21:58:37.13 ID:ayXUOoyB0
【悪食手〈ジャンクイーター〉】
手の周囲にある無機物をえぐり体内に取り込み再構築し再構築した物体を手の表面付近から吐き出せる
小さく分割してショットガン、ガトリングガンのように吐き出すこともできる
いくらでも体内に取り込むことができ、取り込んだ分だけ体重が増加する
414 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/25(水) 22:47:07.61 ID:I0CABmc5O
いざという時の準備は整っている。投擲術を使うと知っている祐介は尚更のことである。
真也「ゥェェ──」
逆巻「弾丸防ぐなんてな。大した奴だぜ」
真也の両手には小型の超振動刀が握られていた。その一振りは【悪食手】を弾くことができる。
次々と手に出現する刀を投げナイフの要領で飛ばす。
彩「逆巻さん! なんで撃たないの?!」
恵「ッ……!」
いろは「嫌……」
逆巻は防御の姿勢もとらずに座り込む。刀を掠めた肩や太もも、腹からは血が吹き出す。
トドメと言わんばかりに真也が飛びかかる。首をはねる姿勢をとった。
逆巻「動けないんじゃない。動かねぇだけだ」
真也「──殺ス」
殺戮の狂気を愛した者へ両手をふりかざす。
逆巻「負けそうじゃなくて、ここから逆転するんだよッ!!」
悪には罰を。その者は剣山、身体を貫く針の群れ。
逆巻の掌からは無数の針が吐き出されていた。
逆巻「なにも出せるのは弾だけじゃねえんだよな。オレの勝ちだ」
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/07/25(水) 23:18:15.65 ID:I0CABmc5O
「よう」
それはどこからともなく現れた。まるで今までずっと有ったように。
祐介と彩、いろはが驚愕。恵はばつの悪そうな顔をする。逆巻は……。
逆巻「……やっとたどり着いた。オレの逆転劇はお前を倒して終わりだ」
ただ一人、敵意を燃やしていた。
恵「……私はただ、見届ける」
彩「どういうこと?」
祐介「何か知っているのか?」
逆巻「あれがラスボスだ。自ら出てくるとはな」
「イレギュラー。そしてお前達は力をつけすぎた。それは危険だ」
己が使命を全うするため。役割〈ロール〉は知らされていた。真髄を晒しだす絶好の機会。
逆巻「今こそ名乗らせてもらおう。逆瀬川 逆巻! この異能戦を、神と他の人類の窮地を覆す男だ!」
逆巻「最後の異能ッ!! 【神の威光〈セラフィム〉】」
翼が一対。燃え盛る炎は決意の情熱。
指定安価
>>417
を神威級まで強化
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/07/25(水) 23:21:52.37 ID:yinuHnEU0
【消滅させる者〈デリーター〉】
自分が消したいと思ったものを消滅させる
消滅させるのは一瞬。跡形もなく消える
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/26(木) 02:01:13.01 ID:M/srdo8a0
【Ω〈最後ノ手段〉】
あらゆる異能に対抗する為の疑似異能。
異能に満ちた空間にハッキングし、各システムの数値をランダムに書き換え、暴走させる。ハッキング完了までには時間かかるが、制圧しきった部分までならランダムに数値を書き換えできる
(本来は異能バトルに対抗するための手段だったが、ラスボスの手に渡ってしまう瀬戸際展開とか大好きです。)
418 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/26(木) 22:39:03.60 ID:IUjn27HRO
「何を言いだすかと思えば。それは自業自得……いや、身から出た錆だろうに」
いろは「祐介君……?」
祐介「あれは……。あれは俺じゃあない。安心してくれ」
彩「【神の寵愛】に【神の威光】。逆巻さん……」
逆巻「全てはこの時の為に。【Ω〈最後ノ手段〉】」
サーバアクセス──上書き開始。
「【異能殺し〈キャンセラー〉】」
不発。しかし口元には微笑。
「だろうな。これ程のイレギュラーともなると効く訳がない」
逆巻「……ッ。思った以上に情報量が多い!」
「面白い。時間をやろう。そこの2人を嬲り殺すまでだ」
祐介「来る、か……ッ!」
ひどく歪な鏡合わせを見ている、祐介はそう思った。対峙して殺意を向けられ始めて気がつく。
────怖い。
彩「祐介……?! 【使用窃盗〈フシアナクグリ〉】ッ! 」
指定安価は
>>420
419 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/26(木) 22:41:18.71 ID:SxnQL2Nk0
【逆転するもの<ヒーロー>】
自分が不利なほど自分の強さがあがる
逆に自分が有利程弱くなる
420 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/26(木) 22:56:06.92 ID:08SrKUss0
【爆弾女体〈ダイナマイトボディ〉】
爆弾柄のビキニを着た巨乳美女に変身
自分の身体を自由に爆発させることができ、また5秒間触れ続けたものを爆弾に変えることもできる
爆発や熱によるダメージを受けない身体となるが反動で乳は揺れるため連続で爆発しすぎるとポロリする
421 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/26(木) 23:43:27.76 ID:IUjn27HRO
圧倒的な存在の前で一体どう抗えというのだろう。もはや逃れようのない末路。それはすぐ目の前だ。
祐介「……ッ」
いろは「回復だけは任せて!!」
彩「【爆弾女体〈ダイナマイトボディ〉】。うわっ、無慈悲にもシリコンが……? じゃなくて」
彩(ここはきっと私じゃなくて……)
彩「いろはさん。私はいいから、祐介お願いっ……!」
身体の末端部分に起こした小爆発で浮き上がる。異能の補正によって大きさが変わっても四肢が馴染む。
「いいだろう。少し戯れるとするか、彩」
「【戦神鉄槌〈ミョルニル〉】」
422 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/27(金) 23:14:15.96 ID:GcJpXjnQO
これまで沢山の異能を使ってきたからわかる。アレに触れてしまうと私は潰される。
これまで何度も致命傷を乗り越えてきたからわかる。アレは私を魂ごと潰す。
祐介が怯えている。幾度も私を救ってくれたあの祐介が、だ。
だからこそ私は戦う。
ああ、この爆発を見るとあいつの顔が頭に浮かぶ。……嫌だけど。
生きてるかな。
423 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/28(土) 22:57:12.71 ID:4KYn+0+yO
櫂達とカルマは再び対峙していた。【身業】による毒は目視が可能であり、カルマはそれを漂わせているために近づき難くなっていた。
カルマが場を屋内に移したのはその異能を最大限に発揮するための策といえる。相手が複数であり、遠距離攻撃が可能であっても無闇に攻めてこないとの確信を持てたのは経験と洞察力の高さからである。
事実、櫂も奏も警戒してすぐには手を出さなかった。
しばらくの沈黙の後、カルマが口を開いた。
カルマ「惜しい。それほど強力なれど愛されぬと言うのか」
奏「何を言っているのかサッパリだね」
櫂「こいつは善くないものだ。倒す」
風子「……うん」
凶「【亡者共鳴】。……【動物シール】」
四匹の闘牛。我先にとカルマへ突進した。
カルマ「度し難き。ならば、【口業〈ヴァーク〉】」
424 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/29(日) 00:32:10.79 ID:P0zIW+L7O
視界は澄んでいた。体調も良いはずだ。だが、身体も心も動かない。
いろは「祐介君……! ねえ、どうしたの?!」
恵「……」
今ここで飛び出さなければ……いや、前に出たとしても間に合わない。また、仲間を失う。
剛也「【狂気の爆炎】!! あひゃひゃひゃ!! 来たぜクソ共! 祭りの会場にな!」
奈々「はぁ。空気読めてるのか読めてないのかわからないわね」
救われた。簡単なことだった。
「……まだ歯向かうと言うのか。俺の詰めの甘さは悪い癖だ」
彩「うおお、ナイス! 死ぬかと思ったぁぁぁ!!」
彩はすぐに距離をとった。剛也は【戦神鉄槌】の一撃を爆破で防いでみせたのだ。
祐介「ふははははは……ははははは!!!」
いろは「っ……?!」
剛也「いいねえ、狂ってやがる」
祐介「ふぅ。それはお前だ。……負けたよ、皆には。それでも、俺個人としてあいつにだけは……自分自身にだけは負けられない」
「来るか? そこらの雑魚共を間引くのも一興だが、その前に相手をしてやらんでもないぞ?」
祐介「いろは、彩。もう大丈夫だ。俺が行く。……【全て救う信託の光】!!」
「所詮は借り物の理。すぐに綻びる」
祐介「それでも、お前と同じ道だけは辿らないッ!!」
二人の力が激突する。
指定安価は
>>425
-
>>426
を混成
425 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/07/29(日) 00:39:08.65 ID:/qAcVjLA0
【無限再生<リバースサイクル>】
この能力が発動しているとどんなに破壊されようが消滅されようが魂を消されようが完全に正常の状態に戻す
自分にも他人も可能な実質、不死身になれる能力と言えよう
426 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/29(日) 03:31:23.35 ID:hV51r8Qe0
【産地直送<サンチチョクソウ>】
自分も対象も気違いになる
427 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/29(日) 14:22:09.30 ID:P0zIW+L7O
【無限再生】と【産地直送】が混ざり合う。
祐介「チッ……出力が低いか……!」
逆巻「……!」
祐介「逆巻! 時間を稼げばいいんだろう?」
逆巻「ああ、そうだ」
祐介「【無限狂賽〈エンドレス・サニティロール〉】」
それは狂乱、そして再生。不死身、不滅故の終わりなき崩壊。
「何を……した?」
初めて奴の顔が曇る。脳内に邪念が入り込む。振動が染み込み視界が揺らぐ。歪みが更に歪む。
祐介「根気比べしようぜって言ってんだよッ!」
「……!」
428 :
◆RamR0TT8ew
[saga]:2018/07/31(火) 22:54:08.96 ID:mugh4nLPO
感覚的に表すとそれは何時間も何日も続く地獄であったが、現実の時間にして約3分。悲鳴を上げ始めたのは祐介でも末路でもなく、異能【全て救う信託の光】だった。
彩「光が消えていく……!」
「ふう。やはりお前は梶原 祐介だよ」
祐介「なぜだ……ッ! 何をしたッ?!」
「梶原 祐介の異能は何らかの条件を満たした場合に消失する」
それは紛れもなく事実だった。今回で三度目にあたる異能戦の梶原 祐介も例外ではない。
しかし、この時点で末路への一番の脅威となり得るのは逆巻ではなく祐介だった。というのも、これまで二度の経験から末路が確信していることがあったのだ。
「こうなった以上は速やかに消えろ。【幻想腕肢〈アナヴォイダブル〉】」
目視も回避も不可能な重圧が両側部からかかる。飛び出そうとした逆巻が寸前で止まる。いろはからの目配せで察することができたのだ。
いろは(大丈夫。ずっと治し続けるから……!)
【施命】を持ってしても祐介の身体に鈍い痛みは蓄積されていく。腕がメキメキと鳴り始めた。
祐介「まだだ! 何だっていい、力を貸してくれ……。【レンタル】ッ!!」
指定安価
>>430
を極小展開
429 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/07/31(火) 23:01:47.58 ID:s0WfTgrM0
【死弾<デス・バレット>】
小型で弾丸を装填することで、狙った相手に必ず弾丸が当たり相手を完全に死に至らせる魔の銃
430 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/08/01(水) 00:02:04.95 ID:79aj05dv0
【星勇者の聖剣〈エクスターカリバー〉】
引力により物体、概念問わずあらゆるものを自身に引き寄せ、断ち切る聖剣を装備する
431 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/09/01(土) 23:49:17.82 ID:Ykxy2cVl0
祐介「使わせてもらうぜ。……星の力は此処に成る。悪化の醜腕を引き寄せ断ち切らん」
「ったくよぉ、ベラベラと無駄なことばかり出てくるなぁおい」
しかし、その一振りは【幻想腕肢】をその概念ごと斬り伏せた。
「ここで足掻けばそれは悪手だろ。【戦神鉄槌】」
二人がこのまま競り合えば祐介は負ける。その場のほぼ全員が瞬時に判断できた。現在の【星勇者の聖剣】を持ってしても明らかに重要な何かが不足していた。それ故【戦神鉄槌】に敵うことはない。末路にその刃は届かない。
そこですぐに行動に移ったのは剛也だった。【狂気の爆炎】の標準を末路に合わせた。しかし、それでも止められないと思えた。祐介の聖剣にすら劣る。
見ているしかなかった。
奈々と彩もコンマ数秒後、思考が追いつく。
逆巻「間に合え……!【異能無効〈キャンセラー〉】」
「【逆理〈カウンター・キャンセラー〉】。それは罷り通らねえよ」
432 :
◆RamR0TT8ew
[saga sage]:2018/12/17(月) 00:13:49.88 ID:++kcSQqG0
もう人少ないと思うので安価少なめにして更新していきます
よろしくおねがいします
200.77 KB
Speed:0.1
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
新着レスを表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)