姫騎士「キモオタだって、男であることには変わりないのよね……」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:07:40.73 ID:INr0ZGI50
姫騎士「ちょっとそこのキモオタ!」

キモオタ「うひっ!? そ、それはひょっとして拙者のことでござるか……?」

姫騎士「牛乳瓶の底みたいなぐるぐる眼鏡をかけて、[ピザ]でハゲでチビなあんた以外に誰がいるのよ!?」

キモオタ「うは〜! 我々の業界ではご褒美でござるぅ〜!」ビクンビクンッ

姫騎士「キモッ!?」

キモオタ「ぶひぶひ! 堪らんでひゅ!!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526648860
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:09:38.41 ID:INr0ZGI50
姫騎士「とにかく、あんたを呼び留めたのは他でもないわ!」

キモオタ「そ、そそ、それは、もしかすると愛の告白のような素敵なイベントだったり……?」ドキドキ

姫騎士「んなわけないでしょ!! 馬鹿なの!? 切り捨てられたいの!?」

キモオタ「おうふ……叶わぬからこそ夢成り」orz

姫騎士「ごちゃごちゃ言ってないで魔王を倒す為にこの私に協力しなさい!!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:11:12.17 ID:INr0ZGI50
キモオタ「ま、魔王を倒すのに協力……?」

姫騎士「そうよ! 底辺のキモオタでも魔王の存在くらいは知ってるでしょ?」

キモオタ「ふむ……古の言い伝えによると、7日で世界を燃やし尽くしたとかなんとか……」

姫騎士「はあ? いったい誰よ、そんなデマを流したのは」

キモオタ「拙者の脳内設定でござる!」キリッ

姫騎士「このバカ! そんなことが実際に起こったら私たちが生きてるわけないでしょうが!?」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:12:34.68 ID:INr0ZGI50
キモオタ「デュフフ……いや、これは失敬」

姫騎士「今度そんなデマを言いふらしたら斬するわよ! わかった!?」ギロッ

キモオタ「イエッサーでござる!」ビシッ

姫騎士「本当にわかってんのかしら……ともかく、世界を焼く尽くす力はないにせよ、魔王は私たち人類の敵で、邪悪な存在ってわけ」

キモオタ「ふむふむ……それで?」

姫騎士「だから、その魔王を倒す為にこの私に協力しなさい!!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:13:45.35 ID:INr0ZGI50
キモオタ「しかし、拙者は一介のキモオタに過ぎぬ身……魔王退治はちと荷が重いかと」

姫騎士「誰があんたに討伐しろと頼んだのよ」

キモオタ「と、申しますと?」

姫騎士「討伐するのはこの私! あんたには協力を頼んだだけ! 勘違いすんな!!」

キモオタ「そう言われても、どのように協力すればいいのか皆目見当がつかぬでござる」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:16:22.33 ID:INr0ZGI50
姫騎士「ほんっとキモオタは物分かりが悪いわね! 察しなさいよ!!」

キモオタ「こんなグダグタな説明で理解しろなんて、そんな無茶な……」

姫騎士「仕方ないわね……それじゃあ魔王に関することを少しだけ教えてあげる!」

キモオタ「聞かせていただき候」

姫騎士「魔王は絶世の美女なの! だからあんたの協力が必要なのよ!! わかった!?」

キモオタ「全然わからないでござる」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:18:12.90 ID:INr0ZGI50
姫騎士「ここまで言ってわからないなんて、ほんとキモオタってどうしようもないグズね!」

キモオタ「ああ……いいよぉ……もっと……」ゾクゾク

姫騎士「なんで恍惚な表情を浮かべてんのよ!? あのね、絶世の美女である魔王の魅了は想像を絶するものなの!」

キモオタ「だから?」

姫騎士「だから、その魅了に抗う為には予め肉体的な快楽を味わっておく必要があるの!」

キモオタ「意味がわからないでござる」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:20:03.15 ID:INr0ZGI50
姫騎士「これだから童貞は……魔王の魅了には男はもちろん、女ですら抗うことは難しいの!」

キモオタ「それはさっき聞いたでござる」

姫騎士「黙って最後まで聞け! 魔王の性別は女。つまり、異性である男に魔王を討伐することは不可能! だから少しでも可能性がある同性のこの私が討伐してやろうってこと!!」

キモオタ「よろしく頼むでござる!!」

姫騎士「だから協力しろって何回言わせんのよ!? 本当に切り捨てるわよ!?」

キモオタ「なに言ってんだ、こいつ」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:22:09.19 ID:INr0ZGI50
姫騎士「ああもう! だったらハッキリ言ってあげる! 心して聞きなさい!!」

キモオタ「はよ言え」

姫騎士「今すぐ大人しくズボンを脱いで、そこに寝転がりなさい!!」

キモオタ「えっ? なんで?」

姫騎士「そうしないと肉体経験を得られないでしょーがぁッッ!!!!」

キモオタ「ああ、なるほど……それは嫌でござる!」キリッ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:23:12.20 ID:INr0ZGI50
姫騎士「はあ!? キモオタのあんたをこの私が誘ってんのよ!? なんで断るのよ!?」

キモオタ「やはりセクロスには愛が必要かと」

姫騎士「童貞の癖になにほざいてんのよ!? ようするに、他に誰か好きな相手が居るってこと!?」

キモオタ「いや? 居ないでござるが?」

姫騎士「だったらいいだろうがぁぁぁッ!!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:24:14.97 ID:INr0ZGI50
キモオタ「まあ、少し落ちつくでござる」

姫騎士「これが落ち着いていられるか! なんでこの私があんたみたいなキモオタに振られなきゃなんないのよ!?」

キモオタ「セクロスに愛は必須。拙者のことを好きなかわゆい女の子もしくは、恋に恋する乙女を寝取るのが至高でござる!」

姫騎士「前者はともかくとして、後者は最低じゃないの!?」

キモオタ「やれやれ……NTRの醍醐味もわからぬ小娘が拙者とセクロスしようなど、片腹痛い」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:25:41.30 ID:INr0ZGI50
姫騎士「もういい! あんたなんかに頼んだ私がどうかしてたわ!!」

キモオタ「とはいえ、その様子を見るに、心当たりには全て声をかけた後のように見受けられるが……?」

姫騎士「う、うっさいわね! この私に釣り合うような男が居なかっただけよ!!」

キモオタ「図星でござるか。ふむ……たしかに顔は整っているようでござるが、おおよそ、その高慢な性格と強引すぎる態度が裏目に出たのでござろう」

姫騎士「黙れって言ってんでしょ!?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:27:20.19 ID:INr0ZGI50
キモオタ「しかし、拙者はこれまで童貞を貫いてきた玄人。そんじょそこらの汁男優などとは貞操観念自体が一線を画している鉄壁の男」

姫騎士「素人が玄人ぶるのはやめろ!!」

キモオタ「その素人ひとり落とせぬ癖に、魔王討伐など夢のまた夢ではござらんか?」

姫騎士「言ってくれるじゃないの! ええ、わかったわ! もうあんたには頼らない! 私ひとりで魔王を討伐してみせるんだから!!」ダダッ

キモオタ「やれやれ……行ってしまったか。ふむ……ちと心配でござるな」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:29:06.61 ID:INr0ZGI50
魔王城

女魔王「フハハハハハハハッ!! よくぞ、ここまで辿り着いたな!!」

姫騎士「あ、あんたが、魔王……?」

女魔王「如何にも。何を惚けておる? 構えた剣が隙だらけだぞ?」ヒョイ

姫騎士「へっ? あっ!」

女魔王「こんな物騒な剣など、可憐な其方には似合わぬ」ポキリ

姫騎士「か、可憐、なんて……」//////
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:30:10.53 ID:INr0ZGI50
女魔王「ふむ? なるほど……その様子を見るに、どうやら其方は処女のようだな?」

姫騎士「ッ……!」//////

女魔王「フハハハハッ! そう固くならずともよい。楽にしろ」

姫騎士「わ、私に、命令しないで……!」

女魔王「ほう? 流石は王家の血を引く姫騎士だな……随分と高潔な精神を有しておるようだ」

姫騎士「私は、負けない……!」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:32:35.41 ID:INr0ZGI50
女魔王「うむ。その意気込みや良し。我が魅了にそこまで抗うとは、天晴れだ」

姫騎士「う、上から物を言わないでっ!!」

女魔王「やれやれ……どうやら、自分の立場がわかっていないようだな?」

姫騎士「な、なにを……?」

女魔王「ひれ伏せ」キュイイン

姫騎士「きゃんっ!?」ベチャッ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:34:45.38 ID:INr0ZGI50
女魔王「フハハハハハハハッ!!!! いいザマだな! さっきの威勢はどうした!?」

姫騎士「がはっ……これほどまでとは……!」

女魔王「我こそは魔族を統べる王!! 人間の王族などとは、格が違うのだよ」

姫騎士「くっ……殺しなさいよ……!」

女魔王「笑止。これほどの愛い玩具を、すぐに壊すなど勿体ない。貴様は存分に我が可愛がってy……」

バンッ!!

キモオタ「話は聞かせて貰った!!」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:35:56.82 ID:INr0ZGI50
姫騎士「キ、キモオタ……あんた、なんで……?」

キモオタ「心配でついてきたのでござる!」

女魔王「なんだ、貴様は?」

キモオタ「ふひひ……別段、名乗るほどの者ではござらんよ」

女魔王「そうか……では、[ピーーー]」

姫騎士「に、逃げてッ!?」

キモオタ「おっと、誤解しないで貰いたいでござる。拙者は魔王殿と敵対する気はござらん」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:37:42.63 ID:INr0ZGI50
姫騎士「はあ?」

女魔王「なんだと? 貴様はこの女を助けに来たのではないのか?」

キモオタ「そんな気は一切ござらん」

姫騎士「はあっ!?」

女魔王「では、何をしにきた?」

キモオタ「それはもちろん! そこに転がっているメス猫を陵辱しに来たのでござる!!」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:38:44.54 ID:INr0ZGI50
姫騎士「なに言ってんのよあんた!?」

女魔王「ふむ、どうにも解せんな……貴様はこの女に気があるのか?」

キモオタ「毛ほどもござらん」

姫騎士「ふざけんなっ!!」

女魔王「では、何故陵辱する必要がある?」

キモオタ「魔王の手に堕ちかけた姫騎士を寝取ること……それが拙者の望みでござる!!」

姫騎士「もっとふざけんなっ!!!!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:40:15.37 ID:INr0ZGI50
女魔王「まったく、人間とは実に愚かだな」

姫騎士「ちょっと! 魔王を怒らせてどうすんのよ!? 早く私を助けなさいよっ!!」

キモオタ「拙者の願いを叶えて頂けるのであれば、魔王様に忠誠を誓うでござる」

姫騎士「無視すんなっ!!」

女魔王「口先だけならば何とでも言える。具体的な行動をもって我が信頼を勝ち取ってみせよ」

キモオタ「では、この卑しいチビでピザでハゲでメガネなキモオタめを、踏んで頂きたく候」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:43:32.57 ID:INr0ZGI50
姫騎士「此の期に及んでなに言ってんのよ!? あんた踏み潰されてぺしゃんこになるわよ!?」

キモオタ「覚悟は出来てるでござる」

女魔王「では、忠誠を見せて貰おう」ゲシッ

キモオタ「有難き幸せ……ぶひいい?」

女魔王「少しでも我が足に力を込めれば、どうなるかわかっているのか?」

キモオタ「むしろもっと?」ビクンビクン

姫騎士「駄目だこいつ……完全に手遅れね」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:46:58.55 ID:INr0ZGI50
女魔王「フハハハハッ! 貴様の覚悟、しかと見させて貰った!! 誉めてつかわす!!」

キモオタ「もっと踏んで欲しいでござる……」モジモジ

姫騎士「キモオタ自重しろっ!!」

女魔王「よかろう……貴様の願い、叶えてやる。そこの姫騎士をくれてやろうではないか」

キモオタ「恐悦至極でございます!!」

姫騎士「ええっ!? そんなにあっさり!?」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:50:07.53 ID:INr0ZGI50
女魔王「貴様の気が済むまで、その小娘を好き放題陵辱するがいい」

キモオタ「では、さっそく……」イソイソ

姫騎士「えっ? えっ? ほんとに? 実は助けてくれるとかじゃないの??」

キモオタ「拙者、そうした寒い展開が一番嫌いでござる。ゆえに、有言即実行ッ!!」モミモミ

姫騎士「きゃあっ!? ど、どこ触ってんのよ!? この変態!!」

キモオタ「ほほう? 貧乳だが、それがいい。ステータスであり、希少価値とはよく言ったもの。それでは下は……?」ペロン

姫騎士「あっ! ちょっと!? お願いだからパンツは脱がさないで!! やめっ……やめなさいってば!!」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:51:40.18 ID:INr0ZGI50
キモオタ「なんと! これはまた、随分と子供じみたパンツでこざるな! くんかくんかっ!!」クンクン

姫騎士「か、嗅ぐな馬鹿! 信じらんない!!」

女魔王「下着を嗅いで楽しいのか?」

キモオタ「無論ですとも! もしよろしければ魔王様も如何ですかな?」

女魔王「いや、どちらかと言えば、下着よりも女の泣き叫ぶ顔を見ている方が好ましい」

キモオタ「流石は魔王陛下! NTRの真髄をよくわかっていらっしゃる!!」

姫騎士「どいつもこいつも……もうヤダ」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:52:59.68 ID:INr0ZGI50
女魔王「まあ、そう悲観するでない」

姫騎士「へっ?」

女魔王「今の其方は、とても可愛らしい」

姫騎士「か、かわっ……!」//////

キモオタ「おや? いきなりびしょ濡れになったでござる。スコールでも降り申したか?」

姫騎士「う、うっさい!って、何勝手にそんなとこ触ってんのよ!?」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:53:54.86 ID:INr0ZGI50
女魔王「しかし、其方は処女であろう?」

姫騎士「そ、それがなによ……?」

女魔王「であるならば、前戯は大切だぞ」

キモオタ「おっしゃる通り!」

姫騎士「そ、そう……なの、かな……?」

女魔王「そうだとも。そういえば、其方はキスの経験はあるのか?」

姫騎士「な、ない……でしゅ」//////

女魔王「ならば、初めてのキスを奪ってやろう」

姫騎士「はむっ」
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 22:56:08.47 ID:INr0ZGI50
キモオタ「そろそろ良い頃合いか?」

女魔王「ああ、邪魔して悪かった……って」

姫騎士「な、なによその股間の化け物は!?」

キモオタ「よくぞ聞いてくれ申した! これは、かの有名な聖槍エロス☆カリ棒でござる!!」ビンビン

女魔王「おっきい……ではなくて、エロス☆カリ棒だと!? まさか魔王殺しの古の聖槍か!?」

姫騎士「よくわかんないけど、最低なネーミングセンスね!」

キモオタ「今やすっかり錆びついてしまってはいるものの、正真正銘の聖槍でござるよ」ギンギン

姫騎士「信じらんない……なんでキモオタであるあんたの股間にそんなモノが……」
29 :sage :2018/05/18(金) 22:57:40.55 ID:INr0ZGI50
キモオタ「実は拙者は魔王を討つ為に生まれてきた勇者だったのでござるが、容姿に恵まれず、その使命を放棄して自堕落な生活を満喫していたのでござるよ」

姫騎士「そんな大事な使命を放棄すんな!!」

女魔王「フ、ハハハッ……これは恐れ入った。よもや、魔王たる我の天敵とこうして合間見えることになるとはな……油断したか」

キモオタ「身構える必要はござらんよ」

女魔王「むっ? 貴様はその股間のエロス☆カリ棒で我を討ちに来たのであろう?」

キモオタ「だから、魔王様と敵対するつもりはござらぬ。そう申した筈だが?」

姫騎士「なんでよ!? あんたは選ばれし勇者なんでしょ!? さっさと魔王を討ちなさいよ!」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 22:59:24.39 ID:INr0ZGI50
キモオタ「拙者、自堕落な日々を過ごして気づいたのでござる。誰も争うことのない平和こそが、何より大切であると」

女魔王「ふむ……つまり、どうするつもりだ?」

キモオタ「2人に協力を仰ぎたいのでござる」

姫騎士「ふーん? 言ってみなさいよ」

キモオタ「拙者の子を孕んでくだされ」

姫騎士「はあああああああっ!?!!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:01:30.75 ID:INr0ZGI50
女魔王「子を孕めだと? どういう意味だ?」

キモオタ「言葉通りの意味でござる。魔族の王あらせられる陛下と、人間の国の姫君であらせられる殿下が拙者の子を孕み、同盟を結んで頂ければ争いはなくなるのでござる」

姫騎士「魔王と同盟なんて、隣国の正教国が聞いたら黙ってないわよ!?」

女魔王「あそこは聖女とやらが治めているそうだな……さて、どうするつもりだ?」

キモオタ「無論、聖女様も孕ませる所存」

姫騎士「不敬よ! 何人たりとも侵すことは許されない神聖不可侵な聖女様を孕ませるなんて! 自分がなにを言ってるかわかってるの!?」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:03:14.78 ID:INr0ZGI50
キモオタ「既に賽は投げられ申した」

女魔王「然り。どこぞの姫君が単身で我が居城に突撃したせいで、な」

姫騎士「えっ? えっ? わ、私のせい……?」

キモオタ「して、魔王様のお考えは如何か?」

女魔王「我に人間と仲良くするつもりはない」

キモオタ「そう、でござるか……」

女魔王「しかし、貴様の股間のその聖槍とやらには……興味がある」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:05:17.60 ID:INr0ZGI50
キモオタ「ならば、触ってみるでござるか?」

姫騎士「ちょっとあんた何言ってんのよ!?」

女魔王「だが、腐っても聖槍であろう? 魔王である我が触っても害はないのか?」

キモオタ「錆びついているだけで腐ってはござらんよ。拙者に魔王を討つ意志がなければ、この槍は穂先が欠けているようなもの」

女魔王「その真偽は定かではないが、ここで躊躇っては魔王の名折れか……ええい、ままよ!」ギュッ

キモオタ「ふぉっ!」ビクンッ
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:07:22.31 ID:INr0ZGI50
女魔王「すご……固い……」//////

キモオタ「ふおぉぉぉっ!?」ビクンビクン

姫騎士「ちょっと! 私の目の前で如何わしい真似はやめなさいよ!?」

女魔王「欲しい……これは、欲しくなる」ゴクリ

キモオタ「気に入ったでござるか?」

女魔王「ああ、最高のイチモツだ!!」

姫騎士「ふ、ふーん……そんなにすごいんだ……」モジモジ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:09:18.44 ID:INr0ZGI50
女魔王「仕方ない。順番は守ってやる」

キモオタ「流石は魔王様でござる。聞き分けのないどこかのわがまま姫とは違いますな」

姫騎士「なんか言った!?」

女魔王「これ、其方も女ならば、情事の時くらいは女らしくせぬか」

姫騎士「じゃあ……手、握ってて」/////

女魔王「キスはよいのか?」

姫騎士「ん……して。いっぱい」チュッチュ

キモオタ「では、そろそろいただき候ォ!!」

女魔王「次は我だからな? 努、忘れるな」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:11:05.58 ID:INr0ZGI50
数日後

女騎士団長「国王陛下!」

国王「娘は見つかったのか!?」

女騎士団長「ようやくお帰りになられました!」

国王「そうか! 無事なんじゃろうな!?」

女騎士団長「ご無事であらせられます! しかし……」

国王「なんじゃ?」

女騎士団長「ご息女と共に、陛下に謁見したいと願う客人が……」

国王「そんな輩はあとじゃ! とにかく、さっさと娘をここに呼んでk」

女魔王「頭が高い」キュイイン

国王「へぶっ!?」ベチャッ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:14:25.29 ID:INr0ZGI50
女魔王「なんだ、この陳腐な玉座は。これでは我の完璧なお尻の形が崩れるではないか」

国王「だ、誰じゃ……あの女は……?」ヒソヒソ

女騎士団長「魔王、と名乗っておりました」ヒソヒソ

国王「なんと! 魔王じゃと!? 道理で、美しいわけじゃ……」

女魔王「こんな椅子には座る気になれんな」

キモオタ「でしたら魔王様、僭越ながらこの拙者の背中に座ればよろしいかと」

姫騎士「あんたって……ほんと、キモい」

国王「お、おお! 無事じゃったか! 娘よ!!」

女魔王「誰が立ち上がって良いと許可した?」

国王「ぶべっ!?」ベチャッ
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:17:03.54 ID:INr0ZGI50
女魔王「ふむ、悪くない座り心地だ」

キモオタ「ぶひ! 有難き幸せ!」ビクンビクン

姫騎士「わ、私にも座らせなさいよキモオタ! 次は私の番だから! わかった!?」

女騎士団長「ま、魔王よ! 何卒、陛下にご慈悲を!! このままでは死んでしまいます!!」

国王「ぐぎぎぎぎ……」ミシミシ

姫騎士「ちょっと! パパを[ピーーー]気!?」

女魔王「ああ、あれは其方の父親だったな。ならば、楽にしていいぞ」

国王「ぜぃ……ぜぃ……助かった……」

女騎士団長「陛下! ご無事ですか!?」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:18:11.81 ID:INr0ZGI50
女魔王「では、要件を言う。心して聞け」

国王「う、うむ……聞かせて貰おう」

女魔王「この国は今日から我の物だ」

国王「なっ!?」

女騎士団長「そ、そんな馬鹿な!?」

女魔王「抵抗するな。我が軍門に降れ」

姫騎士「ちょっと! 全然台本と違うじゃないの!? 同盟締結はどうなったのよ!?」

女魔王「同盟も占領も結局は同じことだ。いずれにせよ、我が君臨することに変わりない」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:19:36.81 ID:INr0ZGI50
姫騎士「物事には言い方ってもんがあるでしょ!? そんな物言いじゃ、伝わるものも伝わらないわよ!!」

国王「そんな横暴認められるか!!」

女騎士団長「そうだそうだ!」

姫騎士「ほら見なさい! パパがカンカンよ!」

女魔王「ならば、死ぬか?」

国王「ひぃっ!?」

女騎士団長「お下がり下さい、陛下!」

姫騎士「脅すのも禁止!!」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:22:08.52 ID:INr0ZGI50
女魔王「では、どうしろと言うのだ」

姫騎士「だからちゃんと順序立てて説明しないさいってば! ていうか、キモオタはいつまで椅子やってんのよ!?」

キモオタ「無論、死ぬまで」キリッ

姫騎士「さっさとくたばれっ!!」

キモオタ「生きるっ!!」

女騎士団長「……陛下、この隙に逃げましょう」コソコソ

国王「しかし、娘が……」

女騎士団長「あの様子を見るに、おそらく、魔王の美貌に魅了されています」

国王「そ、そんな……」

女騎士団長「王家の血が流れる殿下を魔王はきっと利用する筈。ならば、身に危険が及ぶことはないと考えられます。ですから、ここは一度引いて、隣国に助けを求めるのが賢明かと」

国王「じゃが! そんな確証はどこにもない!」

女騎士団長「へ、陛下! どうか冷静に……!」

国王「ええい! 離せっ!! 魔王よ!!」

女魔王「むっ? なんだ、申してみよ」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/18(金) 23:24:11.50 ID:INr0ZGI50
国王「魔王よ! どうか、娘だけは返してくれんか!? 余に出来ることならば何でもする!!」

女魔王「ほう? では、貴様は自分の治める国がどうなっても構わないと言うのか?」

国王「そ、そんなつもりは……」

女魔王「失望したぞ、人間の王よ。貴様の娘は我の力の前に必死に抗った。まあ、抵抗虚しく、我がいま尻に敷いているこの男に子種を植え付けられる結果となったがな」

姫騎士「ちょっ!? 今それ言う!?」

国王「な、なんじゃと!?」

女騎士団長「デ、デタラメを言うな魔王!!」

女魔王「本当だとも。なあ、椅子?」

キモオタ「ぶひっ! 種付けセクロス気持ち良かったでござる!! ぶひぶひっ!!」
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