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アスカ「強くてニューゲーム」
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190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 02:10:18.50 ID:t4/5JyIA0
>>189
チョットムリガ…
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 03:27:14.77 ID:KVH2wPD60
乙
192 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:13:24.10 ID:EMaEehjr0
もうかけた
モチベ上がりましたわぁ
落としますね
193 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:15:46.18 ID:EMaEehjr0
リツコ「アスカ……」
マヤ「弐号機プログ内モニター復帰!こ、これは……っ!?」
ミサト「アスカが…居ない?」
日向「どうなっているんだ……」
リツコ「これが、シンクロ率400%の真相……」
青葉「アスカは無事なんでしょうか…」
リツコ「今の彼女はエヴァと1つになっているんだわ」
ゲンドウ「赤木君」
リツコ「はい、なんでしょう?」コツコツ
ゲンドウ「弐号機のサルベージは明後日に行う。それまでこちらは任せた」コソッ
リツコ「分かりましたわ。準備しておきます」
ゲンドウ「冬月、話がある」
冬月「うむ」
アスカ『……?』
アスカ『ここ……どこ?』
194 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:16:55.57 ID:EMaEehjr0
-弐号機内-
アスカ「……」スゥ
アスカ「懐かしい匂い……ママ?」
アスカ「……?あれは、誰?」
アスカ『……ようやく来たのね』
アスカ「!!あ、あたし……!?」
アスカ『正確に言えば少しだけ違うけど、大体そうね。あんたはあたし、あたしはあんた』
アスカ『教えてあげるわ。この世界の意味をね』
アスカ「!どういうこと……?」
アスカ『あたし達のママ…惣流・キョウコ・ツェッペリンはエヴァ弐号機の起動実験によって「心」を失った』
アスカ『でもその真相は、ここ……エヴァ弐号機の中に魂の一部が切り離されて残っていたから』
アスカ『あんたとあたしも同じ。……あんたの中の「碇シンジを求めた」部分があたしで、「碇シンジを拒絶した」部分があんた。あたしは切り離されてここに残った』
アスカ『サードインパクトの影響ね。あれによってあたし達は二つに裂けたのよ』
195 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:19:47.96 ID:EMaEehjr0
アスカ「そんなことが……」
アスカ『そして、あたしはL.C.Lに溶けた。けど……シンジは1つになることを最後には否定した』
アスカ『あたしはその時、完全な状態で溶けていたわけじゃなかった。けれど裂けてしまった身と魂は離れた』
アスカ『あたしの魂は……つまりあんたの魂の一部はここに残った。シンジを求め、痛みを負ったあなたの心は』
アスカ「どういうことなのよ……」
アスカ『一度精神崩壊を起こしたにも関わらず、その影響が少ないのは、壊れた大部分をあたしが引き受けたから』
アスカ『……あたしはこの中で、ママの魂の一部と出会った。あたしはママの魂を受け入れたわ』
アスカ『魂と魂は重なって、あたしの中に溶け込んで、1つになった。それが今のエヴァ弐号機の魂なの』
アスカ「あたしが二つに裂けて……その片方がエヴァ弐号機に宿ったというの?」
アスカ『そうね。補完計画の時あたし達の周りにあったのは大量のL.C.L。その中にあんたの一部のあたしが溶け込んだわけ』
アスカ『ま、正確には「魂」が二つに裂けただけだけど』
アスカ『だから、今のあたしはアスカであってアスカじゃない。言うなれば、ママの魂を持った、アスカの心の形の一つだわ』
アスカ「な、何なのよそれ……」
アスカ『それがあたしの魂のかたち。あんたとエヴァ弐号機のシンクロ率が自在に設定出来るのもそのせい』
アスカ『あたしはあんたと心の壁を共有してる。というか同じものだしね。だから、あんたとあたしを隔てるものは無い』
アスカ『結果、あんたは弐号機と自由にシンクロ出来る。たとえどんなに心がボロボロになってもね』
アスカ『あんたが心の壁を取り払うのを嫌がっても、あたしはあんたの心を共有出来るから』
アスカ「なかなか難しいこと言ってるわね……」
196 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:21:17.44 ID:EMaEehjr0
アスカ『簡単にまとめると、あんたの魂の一部があたし。あんたとあたしの間に心の壁……ATフィールドは意味をなさない』
アスカ「なら、あたしにもあんたの心を見れるってわけ?」
アスカ『それが、そうでもないわ。あたしにはママの魂がある。つまり、ママの心の壁を展開出来る』
アスカ『……まぁ、ママじゃなくてあたしが展開することになるし、そもそもここで心の変化なんて大して起きないからしないけど…』
アスカ「……それで、さ。どうやったらこのループから抜け出せるの?」
アスカ『サードインパクト、つまり魂の同一化の際、あんたの魂が完全ではない故にあんたはサードインパクトの影響を受け切れない』
アスカ『結果、世界に大きな誤差が発生してしまって、時間軸や空間が歪んでしまう。ちょうど「使徒」というトリガーの発生時間に戻るの』
アスカ『だから、ループから抜け出すには、このままサードインパクトを起こさないか、あたしを取り込んでサードインパクトを受け入れる』
アスカ『でも、あたしを取り込むのは至極難しい。あたしもママも完全な魂ではないから共存しているけれど』
アスカ『完全な魂と不完全な魂が混じりあったら、その中に存在する心の壁によって魂はバラバラに引き裂かれてしまう』
アスカ『あ、後は死んでもループから抜け出せるわよ』
アスカ「死にたくはないわね。つまり、サードインパクトを起こさない方法を探さなきゃ」
アスカ『……敵はむしろ、同じ人間かもね』
アスカ「……?」
アスカ『人間には気を付けなさい。特に、碇司令とその背景にいる人間達にはね』
アスカ「人間に……」
アスカ『ま、まだサルベージは始まらないみたいだし、もう少し考えとけば?』
アスカ「……」
アスカ(懐かしい匂いがしたのは、ママじゃなくてあたしがここにいたから、なのね)
197 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:22:06.74 ID:EMaEehjr0
リツコ「弐号機の様子はどう?」
マヤ「至って通常です」
リツコ「そう……」
リツコ(暴走直後も暴れることなく、素直にケージに運ばれていたし……)
リツコ「敵対の意思は無いのかしら…」
マヤ「弐号機のサルベージなんですが、これはセンパイが考えたんですか?」
リツコ「いえ、正確には違うわ。過去に起こった際と同様のものよ」
マヤ「過去にもこんなことが?その時は成功したんですか?」
リツコ「そうね……失敗したわ」
マヤ「……!」
リツコ「……マヤ、少し来てくれるかしら。あなたに見せたい場所があるの」
マヤ「は、はい。分かりました…」
マヤ(センパイが……一体なんだろう)
198 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:22:40.46 ID:EMaEehjr0
ゲンドウ「弐号機の覚醒、そして初号機の覚醒が発生しなかった」
冬月「我々の計画に大きな誤差が生まれたな」
ゲンドウ「あぁ。だが弐号機がS2機関を手に入れなかったのは幸いだ。まだシナリオの修正が不可能な訳では無い」
冬月「ゼーレの老人達が黙っておかんぞ」
ゲンドウ「問題ない。S2機関が無い以上、それを盾にすれば良い。……むしろ今、奴らのことなどはどうでも良いことだ」
冬月「……」
ゲンドウ「冬月、初号機パイロット……シンジについてなんだが」
冬月「なんだ?」
ゲンドウ「やつは今レイと弐号機の前に毎日来ている。そこで2人にある話をしてほしい」
冬月「……良いだろう、言ってみろ」
ゲンドウ「ーーーーーだ」
冬月「……なるほどな。わかった、良いだろう」
ゲンドウ「頼む」
199 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:23:35.17 ID:EMaEehjr0
ゼーレ1『弐号機の覚醒』
ゼーレ5『やはり弐号機は危険な存在だ』
ゼーレ7『しかし、弐号機の力で今回の使徒を倒せたとも言える』
ゼーレ2『左様。弐号機にはまだ利用価値はある』
ゼーレ4『碇のやつが執着しているのは初号機。ならば弐号機はやつにとっても厄介な存在だろう』
ゼーレ1『そろそろタブリスの調整も完了する。問題は無い』
ゼーレ1『行けるな、タブリス』
カヲル『……』
カヲル『……』パチッ
ゼーレ3『弐号機を手駒に出来れば大きいが、それは無理だろう』
ゼーレ9『左様、いくらパイロットと言えど、我々の存在を完全に知らないとも言えんだろう。となれば、敵対される可能性もある』
ゼーレ1『タブリス。お前は弐号機パイロットに出来る限り接近し続けろ。監視のような意味合いも込めてな』
カヲル『……』コクッ
ゼーレ1『では明後日より実行だ』
200 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:25:33.42 ID:EMaEehjr0
とりあえずここまでです
今回のループでのカヲル君の登場タイミングは漫画に近いですね
漫画よりも早いですが
ではでは(`・ω・´)キリッ
201 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:28:47.82 ID:EMaEehjr0
あ、嘘ついた
もう一個落とさないと
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 15:30:01.31 ID:YTsXvPr50
せやな!漫画より早いけどアスカとの絡みが楽しみである
203 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:33:34.31 ID:EMaEehjr0
第一話『魂のかたち、こころの壁』
完
テレテレレテテレレレッレレレッレレー
エヴァ弐号機に眠りしもう一人の『アスカ』。
パイロットとしてのアスカは裂けた自分の魂の片割れと出会い、何を思い何を考えるのか。
そんな中、始めて「フィフスチルドレン」と出会う。
渚カヲルと名乗る彼に、アスカは戸惑いを隠せない。
変わる未来、変わる世界。
果たしてアスカはサードインパクトを止めることは出来るのか?
次回、第二話『ヒトと言う名のシ者』
この次も、サービスサービスゥ!
204 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/29(火) 15:35:33.32 ID:EMaEehjr0
ようやく第一話終わったやで
原作ではアスカとカヲルの絡みはほぼどころか皆無ですからね。
漫画版ではありましたが。
カヲル君がアスカの監視にあたる感じは漫画版のイメージを若干使ってます
漫画版でもアスカは可愛いので、読んだことないって人は読むように
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 18:41:20.87 ID:8/wX9S0E0
乙
カオル君とアスカの絡みが皆無だったってマジか
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 18:54:22.18 ID:m3bjfaQ50
もう本放送を知らない世代が居るのか
アスカが完全に心が折れて逃走行方不明からの保護されそのまま入院
入れ替わりでカヲル君来たのよ
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 18:59:46.00 ID:l1Dt6wPw0
アスカが第16使徒に精神汚染受けて一時リタイア後に第17使徒(渚カヲル)登場
カヲルは弐号機を奪ってアダムへの接触を試みるも死亡
その後、アスカ復活無双からのアスカファントラウマ必至の鳥葬展開
ってのがTV版・旧劇の流れだからね
接点を持てるタイミング皆無なんだわ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 18:59:50.44 ID:8/wX9S0E0
いやむしろ小学生の頃本放送見てたんだがさっぱり気がつかんかったわ
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 19:02:08.37 ID:8/wX9S0E0
>>207
あー、思い出してきた
確かにアスカとカオル君が話してるシーンとか一切覚えないわ
一度ちゃんと最初から見てみるかな
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 22:50:25.39 ID:NJ53Za/Wo
レイと加持さんが喋ったことないとか
青葉さんが誰にも一度も名前を呼ばれたことがないみたいなトリビア的なアレ
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 22:54:46.18 ID:xSLOx8jOO
乙 続きも期待。急がずのんびりと…
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 23:41:49.81 ID:RWX32wVHo
これ以降スパロボ時空かな
213 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
[sage]:2018/05/29(火) 23:58:36.25 ID:EMaEehjr0
青葉さんのは初めて知った・・・
通りで喋らせにくくて使いにくいいんやね
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/05/30(水) 02:14:57.80 ID:HUZBV/5Lo
私が知ってる漫画ではカオルとアスカは絡みまくってた
諜報部の人達とも複数プレイで絡んでたしわ
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/30(水) 05:55:51.69 ID:4nCDxREA0
は?
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/30(水) 22:03:29.76 ID:gEoy9cAzo
頭がおかしいんだ、触れちゃいけない
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/30(水) 23:08:57.70 ID:4nCDxREA0
なるほど
218 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:37:45.99 ID:nePIHAaw0
ほな落としますわ
頭痛い
219 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:38:25.25 ID:nePIHAaw0
リツコ「弐号機サルベージ、開始!」
マヤ「プラグ、信号受信!」
シンジ「アスカ……」
レイ「……戻ってきて……」
ーーーー
アスカ「……?」
アスカ「そう、時間なのね。いいわ、戻ろう」
アスカ『待って。最後に一つだけ』
アスカ「なによ、どうかしたの?」
アスカ『あたしの記憶もなくならない。あんたが会いたいと望めば、あたしはここであんたと出会える。……それだけ。行ってらっしゃい』
アスカ「うん……ありがと」
アスカ(さぁ、帰ろう……)
ーーーー
アスカ「……」パシャッ
日向「弐号機パイロットの反応あり!」
マヤ「やった、成功です!」
リツコ「そう、彼女は帰ってくることを望んだのね。こんな世界に……」
シンジ「やった!」
220 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:39:02.17 ID:nePIHAaw0
シンジ「おかえりアスカ!」
レイ「おかえりなさい」
ミサト「おかえり、アスカ」
アスカ「んー、ただいま?」
ミサト「体の調子はどう?」
アスカ「検査結果もオールオッケー、大丈夫よ」
シンジ「良かった……」
アスカ「何よ……心配しすぎなのよ!」
シンジ「だって、しょうがないじゃないか……」
リツコ「あら、全員揃ってるのね、丁度いいわ」
アスカ「?どうしたの?」
リツコ「参号機に新たなパイロット……フィフスが配置されることになったわ」
アスカ「参号機に!?」
レイ「参号機って……」
シンジ「トウジは大丈夫なんですか!?」
リツコ「えぇ、意識も戻っているし、現在は精神汚染の調査中。ただ、そうでなくても心にある程度の傷は負ってしまったもの。パイロットを続けさせるのは酷だわ」
ミサト「それで、そのパイロットって?」
リツコ「渚カヲル君。後でデータをあげるわ」
リツコ「あなた達には早かれ遅かれ分かることだろうし、先に言っておくわね。じゃあ、アスカ、体に気をつけてね」
アスカ「えぇ、ありがと」
221 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:39:33.27 ID:nePIHAaw0
アスカ「フィフスチルドレン、渚カヲル?……一体誰よそれ……」
アスカ「本当に初対面のやつが来るとはね……ただのパイロットとは考えにくいわよね」
アスカ「……碇司令とそのバックにいる人達の仕業?」
アスカ「……うーん」
アスカ「あたしが知らないことだらけね」
アスカ「はぁー、どうしよ……って、こんなことしてても何にもならないかぁ」
アスカ「気分転換に散歩でも行こうかな」ガラガラ
アスカ「ねーシンジー?」
シンジ<どーしたのアスカ
アスカ「暇だから散歩行ってくるー!晩御飯は用意しててー」
シンジ「え、散歩行くの?」ガラガラ
アスカ「えぇ、そうよ」
シンジ「体はもう平気なの?」
アスカ「平気も平気、超平気よ!」
シンジ「そっか……気を付けてね」
アスカ「あんたこそ。入院してないだけで怪我、してるんでしょ?気を付けなさいよね」
シンジ「うん……ありがと。行ってらっしゃい」
アスカ「はーい、行ってきまーす」
222 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:40:07.48 ID:nePIHAaw0
アスカ「ふーんふーん♪」
アスカ「久しぶりって感じねー。最近緊迫?してたし」
アスカ「あと大分経つまで次の使徒は来ないしね〜」
アスカ「久しぶりに何か服でも買ってみようかしら」
アスカ「ふーんふーん♪これはちょっと違うかな」
???「あのー」
アスカ「はい?」
???「キミ、惣流・アスカ・ラングレー、だよね?」
アスカ「!……あんた誰よ」
???「聞いてない?僕はフィフスチルドレン、渚カヲル」
カヲル「宜しくね、セカンドチルドレン」
アスカ「あんたが……!!」
カヲル「……」ニコ
223 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:40:38.07 ID:nePIHAaw0
カヲル「それで、君は何をしているんだい?」
アスカ「何でもいいでしょ!」
カヲル「えぇ、気になるじゃないか」
アスカ「散歩よ、散歩!ただの散歩!!」
カヲル「なんで散歩をしているんだい?」
アスカ「あーもう、何だっていいでしょ!というかなんで着いてくんのよ!」
カヲル「君が気になるからね」
アスカ「はぁ?変な事言って……あんた頭おかしいんじゃない?」
カヲル「あはは、手厳しいな……」
アスカ「というか着いてこないでよ!」
カヲル「どうしてだい?」
アスカ「なんて言うか……知らない奴と一緒に歩くなんて嫌なのよ!」
カヲル「知らない?でも僕は君の名前を知ってるし、エヴァに乗ることも知ってる。君もそうじゃないの?」
アスカ「表面的な情報なんて意味無いわよ。人間ってのは長い時間をかけて心を開くものなんだから」
カヲル「へぇ……中々面白いね、君は」
アスカ「何よ、気持ち悪いわね……」
カヲル「なんで君はエヴァに乗ってるんだい?」
アスカ「乗りたいからよ。それじゃああたしこっちだから。家まで着いてきたら殴るわよ」
カヲル「それは残念だね……じゃあ、また明日ね、アスカ」
アスカ「その名前で呼ばないでよ!ふんっ」イライラ
カヲル(リリンは面白いね……人の心というものに興味が湧いたよ)
224 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:41:05.30 ID:nePIHAaw0
アスカ「はぁーあ、ただいまー」
シンジ「おかえりアスカ」
アスカ「あー疲れた」
シンジ「?どうかしたの?」
アスカ「渚カヲルとか言うやつ……ほら、フィフスチルドレンっての。あいつと会ったのよねー」
シンジ「え?そうなの?どんな人だった?」
アスカ「なんか気持ち悪いって感じ。ずーっと着いてきたし」
シンジ「そ、そうなんだ…?」
アスカ「なんて言うか、あの感じ何となく見たことあるような気がしなくもないんだけどね」
アスカ「なんだかまるで、心がない、みたいな……?」
シンジ「ふぅーん……どんな人なのか、ちょっと見てみたいな」
アスカ「やめときなさい、ジメジメが移るわよ?」
シンジ「あ、アスカはなかなか辛口だね……」
225 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/30(水) 23:41:33.30 ID:nePIHAaw0
以上っすね。
ではでは( ?ω? ) スヤァ…
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 00:40:58.24 ID:IWMxnGijo
あつおつおつ
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/31(木) 01:43:31.11 ID:ArT/Nhmt0
エヴァの強くてニューゲームSSは開き直る奴が面白かったな
シンジ「こうなったら、開き直ってやる・・・ww」Part1
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi?bbs=news4ssnip&key=1376840950
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 02:08:49.68 ID:cNwg3ZtU0
おつおつおっつ
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 07:06:45.27 ID:iTGZukg9O
乙
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 19:55:57.94 ID:WzKmmZ+W0
うん、続き気になりますね。期待。
231 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:47:42.03 ID:d9tJebri0
落としていきますね
232 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:48:25.98 ID:d9tJebri0
シンジ「アスカー、起きないと学校遅れるよー?」
アスカ<んー……
シンジ「……アスカ!遅刻するよ!」
アスカ「……分かってるわよ……」ガラガラ
シンジ「おはよう、アスカ」
アスカ「ん、おはよ。朝ご飯は?」
シンジ「出来てるよ」
アスカ「そ、ありがと」
モグモグ
アスカ「忘れ物してないわね?」
シンジ「平気だよ。それじゃあ行こうか」
アスカ「そーね。行ってきまーす」
シンジ「ミサトさん、行ってきます」
ミサト<あー……行ってらっしゃぁい……
233 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:48:56.63 ID:d9tJebri0
アスカ「全く、ミサトったらいつまでも寝てて、だらしないわね」
シンジ「……う、うん……」
シンジ(アスカも中々だと思うけど…)
アスカ「ふーんふーん」
カヲル「やぁ、セカンドチルドレン」
アスカ「……シンジ、今日は回り道して学校へ行くわよ」
シンジ「そんなのしてたら本当に遅刻になっちゃうよ?あれ、その人は誰?」
カヲル「やぁ、碇シンジ君。僕はフィフスチルドレンの渚カヲルだよ。宜しくね」
シンジ「あ、えっと……宜しく」
アスカ「シンジ!さっさと行くわよ!」
シンジ「あ、アスカ!待ってよ!えっと、またね?カヲル君!」
カヲル「うん、きっとすぐに会えるよ」
シンジ(なんだろう……知ってる感じがする……どこかで会ったことのあるような……)
234 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:50:09.43 ID:d9tJebri0
アスカ「ったくもー!さいっあく!朝からなんであんなのに会わなくちゃならないのよー!」
ケンスケ「なんであんなに怒ってんの?」
シンジ「えっと、新しいパイロットが来たんだけど、その人と衝突してるっていうか……アスカが敵視してるっていうか……」
ヒカリ「新しいパイロット?」
シンジ「あ……えっと、トウジの代わり、だって。でも、トウジは無事みたいだし、回復に向かってるから大丈夫だよ」
ヒカリ「そっか……でもどんな人なの?アスカがあんなに怒るなんて」
シンジ「なんでも、ジメジメしてるんだってさ。良くわかんないけど……不思議な感じはしたかな?」
ケンスケ「やっぱりエヴァのパイロットって変なやつが多いのかな?」
シンジ「……」
ケンスケ「なんちゃって、冗談冗談」
シンジ「まぁいいんだけど……あ、そろそろホームルームの時間だね。じゃあ」
ヒカリ「うん」
担任「席について」ガラガラ
担任「新しい転校生を紹介するわ」
アスカ「……!!?」
担任「渚カヲル君よ、入って」
カヲル「失礼します」ニコッ
女子A「やだ、結構カッコよくない?」コソコソ
女子B「うんうん、イケメンだよね」コソコソ
カヲル「渚カヲルです。宜しくお願いします」
担任「渚君は皆より1歳年上よ。色々と事情があって同じクラスに入ってもらうことになりました。仲良くやってね」
担任「それじゃあ……ちょうど惣流さんの席の隣が空いてるわね。そこを使って?」
カヲル「分かりました。……宜しくね、惣流さん?」
アスカ「……よろしく」イライラ
235 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:50:50.02 ID:d9tJebri0
アスカ「マジありえない!!!!」
ヒカリ「あ、アスカ落ち着いて……」
アスカ「何なのよあのジトジトナメクジ変態キモ男!なんであんなのがあたしの隣の席に座んのよぉ!!」
ヒカリ「しょ、しょうがないよ、佐藤さんは前に疎開しちゃって、席が空いてるままになってたんだし」
ケンスケ「でもあんまり悪いヤツには見えなかったけどな。なんかちょっと不気味だったけど」
ヒカリ「女子には大人気だったわよ?」
シンジ「確かに、みんなコソコソ話してたね」
アスカ「あんなののどこが良いのよ!信じられないわ…」
ヒカリ「けど、アスカ羨ましがられてたじゃん。碇君と一緒に暮らしてるし、渚君が隣の席だし、で」
アスカ「だーかーらー!あんな気色の悪い灰色男と隣なんて絶対嫌よ!」
ヒカリ(ふふ、碇君の方は否定しないのね)
カヲル「あ、こんなところにいたんだね、セカンドチルドレン。屋上で何してるの?」
アスカ「……あ、ヒカリの卵焼き美味しそう!あたしのと1個交換してみない?」
ヒカリ「えっえっ……えっと、いいけど……」
シンジ「……露骨だね」
カヲル「?聞こえなかったのかな……おーい、セカンドチルドレンー?」
アスカ「あ、シンジの肉の方が大きいわよ、ずるいわね」
シンジ「え?そんなことないと思うけど……」
ケンスケ「というかせめて何か反応してあげたら…?」
カヲル「おーい、セカンドチルドレーーー」
アスカ「何よ!うっさいわね!大体セカンドチルドレンセカンドチルドレンって、一々長いのよ!」
236 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:51:33.88 ID:d9tJebri0
カヲル「そうかい?君がアスカって呼ぶなと言うから」
アスカ「だからってセカンドチルドレンと呼べなんて言ってないわよ!」
カヲル「なら、何と呼べば良いのかな?」
アスカ「惣流様、とでも呼んでおけば?」
カヲル「分かったよ、惣流様」
アスカ「……イラってくるわね。アスカ様でいいわよ」
カヲル「そうかい?ならそう呼ばせて貰うよ、アスカ様」
アスカ「……」イライラ
シンジ「ま、まぁまぁアスカ、落ち着いて…」
ヒカリ「えっと、渚君もエヴァのパイロットなんだよね?」
カヲル「?君にそのことを言ったかな?」
アスカ「一々めんどくさいわね!あたしが言ったのよ!」
カヲル「機密情報だよ、漏らしたらダメじゃないか」
アスカ「あんたバカァ?今のこの街に住んでてエヴァのことも使徒のことも知らないなんて人、いるわけないじゃん」
カヲル「そういうものなのかな?」
アスカ「アスカ様には口答え禁止ね。分かった?」
カヲル「うん、分かったよ、アスカ様」
シンジ「あ、電話だ……綾波から?はい、もしもし、碇です。どうしたの?」プルルルルル
レイ『今日の放課後、NERVに寄って。シンクロテストをするそうだから』
シンジ「シンクロテストを?分かった。アスカとカヲル君にも伝えておくよ」
レイ『ありがとう。それじゃあ』プチッ
シンジ「アスカ、カヲル君、今日の放課後にシンクロテストをするらしいよ」
アスカ「もう参号機が使えるようになったっての?」
シンジ「分かんないけど……初号機と零号機の修理もまだな気がするね」
アスカ「……ま、いっか。テストがあるなら受けるだけだし」
237 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:52:04.60 ID:d9tJebri0
カヲル「はじめてだな、エヴァに乗るのって」
シンジ「え?そうなの?」
カヲル「うん。乗ったことないからね」
アスカ「ふーん、あっそ」
カヲル「上手くシンクロ出来るかな?」
シンジ「エヴァに心を開けば、きっと出来るよ」
カヲル「心、か……」
ヒカリ「あ、みんな、そろそろチャイムなっちゃうよ。教室に戻ろっか」
アスカ「そうね、さっさと戻りましょ」
ケンスケ「……やっぱり俺もシンクロテストを1回くらい受けてみたい……」
シンジ「あはは……」
ケンスケ「けど、トウジみたいに使徒に汚染されちゃうかもしれないんだよな……碇って、結構心臓強いよな。すごいよ」
シンジ「そんなことないよ……僕なんかより、アスカや綾波の方がよっぽど強いよ」
ケンスケ「例えそうでも、俺は碇に感謝してるぜ。さ、教室に戻るか」
シンジ「……うん」
シンジ(なんだか、恥ずかしい……)
238 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/05/31(木) 21:52:35.67 ID:d9tJebri0
以上です
次回はシンクロテストからですかね
ではでは
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/01(金) 05:50:30.76 ID:JqVbZqc50
乙
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/06/01(金) 12:58:24.35 ID:izRrOgAZO
チンクロテストをした所私はくろまてぃ
241 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
[sage]:2018/06/02(土) 07:19:51.80 ID:PHXjy4eb0
やっば思いっきり寝落ちしてた……
ごめんねもうちょっと待っててね
242 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:00:09.76 ID:PHXjy4eb0
リツコ「それではシンクロテストを開始するわ」
アスカ『はーい……』
シンジ『分かったよ』
レイ『はい』
カヲル『へぇ……これが……』
リツコ「テスト開始。……どう?」
マヤ「アスカは安定していますね。シンジ君もレイも、順調に上がってきています。ただ、フィフスチルドレンが……」
リツコ「これは……!」
マヤ「シンクロ率60%…これで初めてエヴァとシンクロしているんですよね?」
リツコ「えぇ……信じ難い値ね。試しに乗せてみたけれど……」
マヤ「でも、これなら即実践も可能ですよ」
リツコ「なるほど……少し興味深いわね……。上がって良いわよ」
243 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:00:49.10 ID:PHXjy4eb0
アスカ「ふぅ、終わった終わった〜」
レイ「お疲れ様、アスカ」
アスカ「ん、お疲れ様〜。ところで、あいつはどうだったのかしら……」
レイ「あいつって、フィフス?」
アスカ「そ。この時期にこっちに来てるのに、エヴァに乗ったことはないって言ってんのよ。信じられる?」
レイ「……わからないわ。けれど、嘘をつく理由も分からないから……」
アスカ「そうね、確かにその観点から見れば嘘はついてない、ことになるかしら」
レイ「今は、そう思う」
アスカ「……あいつ、どこから来たのかしら……」
レイ「……あの、アスカ。その事に関してだけど……」
アスカ「?何か知ってるの?」
レイ「……えぇ。赤木博士と葛城三佐が話していたのを、今日聞いたの。……『委員会が直接送り込んだ』……とのこと」
アスカ「委員会?何それ」
レイ「詳しくは私も知らない。ただ、多分、碇司令達が話したり、会議したりしてる人。でも……」
レイ「碇司令とその、委員会は、あまり仲良くなさそう」
アスカ「そう……ありがと」
レイ「えぇ」
244 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:01:19.37 ID:PHXjy4eb0
シンジ「お疲れ様、カヲル君。どうだった?」
カヲル「不思議な感じだったよ。エヴァというのは面白いね」
シンジ「あはは、確かに初めて乗った時は変な感じがするよね」
カヲル「エヴァ、神から造られし人、か」
シンジ「?どうしたの、カヲル君…」
カヲル「あぁ、何でもないよ。それで、テストの結果はいつ教えてくれるの?」
シンジ「いつもならテストの直後か更衣室で着替えた後、だから今回はこの後かな」
シンジ「この時間で、MAGIによる確認やらデータチェックを行ってるんだって」
カヲル「そうなんだね」
シンジ「前にアスカが来た時も結果は遅れて伝えられたし、その後も何回かあったから、多分カヲル君のデータベースを作ってるんじゃないかな?」
カヲル「なるほど。でも結果が気になってきたな」
シンジ「あはは、そうだね。着替えられたし行ってみよっか」
カヲル「そうだね」
245 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:01:49.82 ID:PHXjy4eb0
リツコ「それでは結果を伝えるわ」
マヤ「シンクロ率が高かった順に発表しますね。まず76.3%、アスカ」
アスカ「ま、当然ね」
マヤ「次に61.4%で……渚君よ」
アスカ「…!」
カヲル「へぇ、それは良かった」
シンジ「カヲル君すごいね!」
マヤ「その次が52.8%でシンジ君」
シンジ「はい」
マヤ「で、最後が49.6%のレイよ」
レイ「ありがとうございます」
リツコ「それでは、気を付けて帰ってね」
アスカ「……」
アスカ(シンクロ率が高すぎる……初めてのテストでこんな数値…?)
アスカ(「委員会」……か、裏があると睨んだ方がいいわね)
246 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:02:18.87 ID:PHXjy4eb0
カヲル(エヴァ……ただあの感じ、ただのエヴァでは無さそうだけどね)
カヲル(まるで使徒。僕のようだ)
カヲル(既に一度使徒に汚染されてたんだっけ?その影響かな)
カヲル(使徒…ATフィールドの残りカス的なものを感じたよ)
シンジ「?カヲル君、どうかしたの?」
アスカ「放っておきなさいよ、そんなやつ」
シンジ「け、けど……」
カヲル「何でもないよ、シンジ君。それじゃあ僕はこっちだから。またね、シンジ君、アスカ様、ファースト」
シンジ「うん、またね」
アスカ「ふんっ」
カヲル(それと……ファースト。彼女は僕と同じだね……)
247 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:03:08.91 ID:PHXjy4eb0
アスカ「次の使徒が来るまで、残り10日。そろそろ倒し方を考えないとね」
アスカ「地上からの射撃は効果が薄い。というか通用しない」
アスカ「ロンギヌスの槍を使うことで難なく殺せるけれど、それの使用については碇司令の指示が必要」
アスカ「逆に向こうからの攻撃は精神汚染だから……あたし達の誰に当たっても、どうなるか分からない」
アスカ「となると……エヴァの空輸が必要かしら。空からポジトロンライフルで打ち込むくらいしか」
アスカ「空輸中に精神光線で狙い撃ちされたら負け、か」
アスカ「ATフィールドが何らかの役に立つといいけど……」
アスカ「あとは渚カヲルよね。あいつをどう扱うか……」プルルルルル
アスカ「?電話?……もしもし、惣流ですけど」ピッ
カヲル『アスカ様、かな?渚カヲルだよ。少し話があるんだけ』
アスカ「……」ピッ
アスカ「……電源切って寝よっと」
248 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
[saga]:2018/06/02(土) 08:03:50.62 ID:PHXjy4eb0
カヲル「昨日電話したんだけど……まずかったかな?」
アスカ「あんたと電話するのが嫌だっただけ。気にしなくていいわ。それより今日も呼び出して何のつもり?」
カヲル「ええと、少し話があるんだ」
アスカ「その話をさっさとしろって言ってんでしょ!」
カヲル「あぁ、そうだね。では……放課後、少し僕に付き合って欲しいんだ」
アスカ「死んでも嫌。それじゃ」
カヲル「いいのかい?せっかく君にとって利のある情報を手に入れるチャンスなのに」
アスカ「今ですら嫌なのに、なんであんたとどっか行かなきゃいけないのよ。何するのか知らないけど」
カヲル「辛辣だね。でも、君の気になることがわかるかもしれないよ?」
アスカ「ならその情報をここで言いなさいよ」
カヲル「……言えないから、かな。でも、見せることは出来る」
アスカ「……?……」
アスカ「まぁいいわ。少しだけ着いてってあげる。つまんなかったら殺すから」
カヲル「そうかい、それは良かった」
アスカ「……ちっ」
249 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/02(土) 08:04:57.10 ID:PHXjy4eb0
使徒が攻めてこないターンが長めですが、以上です
次のラストかその次当たりでアラエルが攻めてくると思います
では
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 08:22:34.90 ID:Kd9Vynuv0
おつー
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 08:47:02.98 ID:vIFu/Cjr0
乙
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/02(土) 19:35:03.53 ID:UI0pEPpa0
シンジが常に全裸のSSもオススメ
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/03(日) 18:25:26.99 ID:MTYZ6h2L0
>>252
おいこれ長すぎだろ折角の日曜が全裸読んでるだけで潰れたぞ
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/03(日) 20:16:45.75 ID:p9jX0ZA90
>>253
草
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/03(日) 20:36:36.54 ID:io1HTcyoO
長い奴なら寝食犠牲にして見るもんしょ
256 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/03(日) 22:20:52.66 ID:uWgqx5yM0
カヲル「……君はここにいて欲しい」
アスカ「はぁ?何よ、海岸まで連れてきたと思えば、ちゃんと説明を」
カヲル「見ていれば……いや、聞いていればわかる…はずだよ。それじゃあ」
アスカ「……?」
カヲル「……」
カヲル「やぁ」
アスカ(声が小さいわよ……)
カヲル「言われなくても、君達ゼーレの言った通り、セカンドチルドレンの監視は怠ってないよ」
アスカ(……!ゼーレ?…委員会って奴らの名前?)
カヲル「うん……うん……そこ事についてはバレてないよ」
アスカ(ちっ、話し相手の方の内容が分かんないから釈然としないわね)
カヲル「あはは、言われなくても、君達を裏切るなんてことは無いよ」
カヲル「分かってる分かってる。それじゃあ、またね」
アスカ(終わった…?)
カヲル「……」
カヲル「アスカ様、終わったよ。どうだった?」
アスカ「質問があるんだけど」
257 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/03(日) 22:21:49.56 ID:uWgqx5yM0
カヲル「なんでも聞いてほしいな」
アスカ「あたしをここに連れてきて、今の話を聞かせたのは奴らの指示?」
カヲル「うーん…答えはNOだね。僕が君に伝えたいと思ったからだよ」
アスカ「……あたしの質問には全部本当の事を答えてる?」
カヲル「それはもちろん、はい、これからも真実しか話さないよ」
アスカ「あっそ……ゼーレってのは委員会って呼ばれてる場所?」
カヲル「そうだね、委員会って呼ばれてたね」
アスカ「ゼーレの目的は?」
カヲル「うーん……。まぁ、答えてもいいか。人類補完計画を起こすこと、だね」
アスカ「人類補完計画?」
カヲル「そう。人の持つATフィールドを無くして、全てをLCLの海に還す。生命を生命の根源たるものへと変える」
カヲル「そして、新たな生命を生み出す。それが、人類補完計画…らしいよ」
アスカ「……意味わかんな…っ!」
258 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
[saga]:2018/06/03(日) 22:22:47.67 ID:uWgqx5yM0
アスカ(いや、違う……あたしは知ってる)
アスカ(あの時の……これが……あれは人類補完計画が発動したってことなんだわ)
アスカ(もう1人の……エヴァの中のあたしが伝えたかったこと。一つになることと分かれること……魂の還るべき姿……)
アスカ(でも……)
アスカ「……あたしは、嫌。人類補完計画なんて絶対に起こさせないわ」
アスカ「けど、あんたはあたしの敵。そうでしょ?」
カヲル「違うよ。ゼーレは君の敵でも、僕はゼーレじゃない。歯向かうことだって出来る。その場合、僕の命はすぐに消されるだろうけど…」
アスカ「なら……あんたはどうしたいのよ」
カヲル「僕は……どのみち死ぬ運命、なんだ。人類補完計画……すなわちサードインパクトが起きたら、僕という個体は無くなる。」
カヲル「同じように、それを起こさなくても、どうせ僕という個体は死ぬ」
カヲル「僕に選ぶことが出来るのは死に方だけなんだよ。……さて、そろそろ帰ろう、もう暗くなるよ」
アスカ「……」
アスカ(死に方しか選べない?……そんなこと……。死ぬと分かっていて、怖くないっての?)
アスカ(どうやって死ぬかなんて……生きたいと思わないの?)
アスカ「あんたは、生きたくないの?」
カヲル「……そりゃあ、生きたいけどね。生きてみたいとは思うよ」
アスカ「だったら!」
カヲル「それとこれとは別問題だよ。僕に生き残る術ないからね……」
アスカ「……」
259 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
[saga]:2018/06/03(日) 22:23:22.27 ID:uWgqx5yM0
アスカ「……渚カヲル、か」
アスカ「運命を仕組まれた子供……ってわけね。……って、それはあたしも、か」
アスカ「あいつはイレギュラーな存在……つまり、あたしの知らない存在……」
アスカ「なんであんな奴が居るのかしら……まさかとは思うけど、ゼーレの生み出した使徒、とか?」
アスカ「……サードインパクト、人類補完計画……これらは起きても、あたしがいる限り『無かったこと』になるのよね?」
アスカ「あいつが永遠に生きるためには、あたしがループから抜け出さないこと、だったりして」
アスカ「……笑えない冗談ね。そもそもそんなわけないし」
アスカ「……あーもう!なんであんな奴のこと考えとかなくちゃなんないのよ!」
アスカ「むかつくむかつく!死ぬって分かっててなんで笑えるのよ!」
アスカ「はぁ……そんなことより、使徒よ……どうすんのよあいつ……」
アスカ「……はぁぁ…」
260 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/03(日) 22:24:37.50 ID:uWgqx5yM0
-時は経ち、使徒襲来-
ミサト「初号機はポジトロンライフルで射撃準備!零号機と参号機は初号機のバックアップに回って!」
ミサト「アスカ…弐号機は格納庫にて待機よ」
アスカ『…って、はぁ!?なんでよ!』
ミサト「碇司令からの指示よ。……あんなことがあったもの、無理ないわ」
アスカ『ちっ』
シンジ『初号機、行きますっ!』
ミサト「目標は?」
マヤ「依然、動きはありません」
ミサト「こちらの出方を伺ってんのか……」
ミサト(あるいは、降りてこなくてもここを破壊できるのか……)
シンジ『……っ』
日向「ポジトロンライフルチャージ完了!」
ミサト「物は試しよ……シンジ君、撃って!」
シンジ『はいっ!……っ!』カチッ
アラエル『……』ピシィィィ
マヤ「ダメです、この距離でATフィールドを貫くにはまるで威力が足りません!」
日向「しかし、質力は最大です!」
ミサト「打つ手なし……ってわけ?」
アラエル『……!』パァァァ
シンジ『……なっ!?』
アスカ(まずいっ)
261 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/03(日) 22:25:18.61 ID:uWgqx5yM0
ミサト「あれは!?」
日向「可視波長の光線です!ATフィールドと酷似したものです!」
マヤ「!初号機精神グラフ異常発生!精神汚染が始まります!」
リツコ「まさかっ」
ミサト「シンジ君っ!」
シンジ『うわぁぁぁぁぁぁ』
アスカ『バカシンジ!早く逃げて!』
リツコ「使徒に人の心が分かるというの!?」
アラエル『……』パァァァ
シンジ『ぐぅぅ』
ミサト「くっ、初号機を緊急回収!ルート5003!」
日向「了解ですっ!」
初号機『……』グギギギ
シンジ『はぁっ、はぁっ、はぁっ』
アラエル『……』
アラエル『……!!』パァァァ
レイ『……!』ピシァァァ
262 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/03(日) 22:26:41.01 ID:uWgqx5yM0
以上です。
第十五使徒は個人的にかなり最強格の使徒だと思いますね
ゼルエルとはまた違って突破口が不明っていうか……
とりあえずここまでです。どうやって倒すんですかね←
あと全裸のやつ見たことないのでそのうち読みたい
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/03(日) 22:29:16.64 ID:Nr6IUf/B0
遠距離から一方的に攻撃してくるって
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/03(日) 23:04:02.36 ID:bovXwJdi0
そもそもあれって攻撃なのかねぇ?
本人話しかけてるだけで全く攻撃してる気が無いって可能性も
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/03(日) 23:15:03.28 ID:nRvvbl7ro
どこかのサイトでは、人の心を理解しようとしてるって書いてあったな
266 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
[sage]:2018/06/03(日) 23:20:16.69 ID:uWgqx5yM0
最後の三体は理解を目的としてるからそれまでのヤツらとは別、みたいな話は聞いたかな
人の持つ心が知恵の実のものだとするなら、それを理解しようとしたのかね
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/03(日) 23:46:03.65 ID:e64TNaBX0
イロウル「機械に入ったら情報っておもしれww」
レリエル「ちょっとひねってエヴァ飲み込んだら人間っておもしれww」
バルディエル「さらにひねってエヴァ乗ってみたけどTUEEE!でも敵のエヴァもっとTUEEE!」
ゼルエル「初心に戻り真っ向勝負で力押しで叩き潰しにいきたかった(過去形)」
アラエル「発想を180度変えて人間調べてみたら人間やばすぎ…アスカ尊い…」
アルミサエル「むしろ綾波とひとつになりたい…むしろそのままシンジくんと3P…」
???「最後の息子の身体に押し込められて寝てたんやけど、息子らの意見(遺言)をまとめると人間って最高やなって…きみら生きるべきやで(遠慮)」
こういう情報がちょっとずつ伝わってるのかなって印象
会話とかそういう知能はないんだろうけど
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/04(月) 00:40:25.80 ID:OOZZFPEA0
実は魂は一つだから倒される事に転生?されるとか
で経験が蓄積されて後になるほど人間を理解しようと試みる
そして最後がカヲルくん。
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/04(月) 00:47:11.58 ID:0Mqin4g30
それはよく言われてたけど
カヲルくんの魂はレイとよく似た境遇で実はゴニョゴニョ…
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/04(月) 05:59:18.43 ID:PwLI7R7C0
乙
271 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:15:25.91 ID:gfhtg3Cz0
投下していくぜ
272 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:16:19.03 ID:gfhtg3Cz0
レイ『くっ……』
マヤ「ダメです、今度は零号機の精神汚染が始まります!」
カヲル『くっ』バシュゥ
アラエル『……』キィィィン
日向「この距離ではATフィールドを貫けません!」
ミサト「……」
ミサト(エヴァの空輸…いえ、空中で狙い撃ちされたら……)
アスカ『……ミサト!エヴァを空輸して!』
ミサト「っ、でもっ、空中で狙われたら」
アスカ『その時はその時よ!今動かないと何にもならないわ!』
ミサト「……くっ、エヴァ全機を一時回収!目標の動きを見つつエヴァの空輸準備、急いで!」
青葉「はい!第二班及び第三班、急げ!」
アスカ(あとはどうケリを付けるかね……)
273 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:16:49.85 ID:gfhtg3Cz0
ミサト「シンジ君、レイ、大丈夫?」
シンジ「はい……平気です」
レイ「私も。問題ありません」
リツコ「精神汚染が浅い段階で済んだおかげね。目標の様子は?」
マヤ「依然、降下の様子すら見えません」
ミサト「あの使徒の狙いは……何!?」
アスカ「あたしを空輸してよ!」
ミサト「アスカ!?…ダメよ、エヴァ弐号機は凍結中です」
アスカ「んな事言ったって……っ」
カヲル「なら、僕がやりますよ。空輸射撃」
ミサト「渚君…!」
カヲル「平気ですよ。やらせてみて欲しいんです」
ミサト「……」
リツコ「彼のシンクロ率なら問題ないわ。お手並み拝見と行きましょう」コソコソ
ミサト「分かったわ。エヴァ参号機を空輸します。初号機と零号機はバックアップと囮をお願いするわ。危険になったらすぐ下がって」
シンジ「はい!」
レイ「分かりました」
274 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:17:25.64 ID:gfhtg3Cz0
カヲル(人の心を知ろうとする使徒、か)
カヲル「……まるで僕のようだ…」
ミサト『渚君、準備はいい!?』
カヲル「はい、何時でも大丈夫です」
ミサト『エヴァ全機発進!参号機は空輸して、残りの二機は射程圏内に入るまでの時間稼ぎをお願い!』
シンジ『はいっ!』
レイ『……!』
アラエル『……』
アラエル『……!!』パァァァ
レイ『……!』ピシャァァァ
レイ『くっ』
シンジ『綾波っ!』
レイ『平気!…碇君は射撃で意識を逸らさせて……』
シンジ『……っ!うぉぉ!』バシュッッ
アラエル『……』ピシィィィ
カヲル「さぁ始めよう……悪いけど、死ぬのは君だと決まっているんだ…」
カヲル「行こうか、エヴァ参号機。アダムより造られし神……そして、リリンの下僕」
参号機『……!!』カッ
アラエル『……!』
カヲル「さぁ、始めての仕事だよ」キィィ
275 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:17:54.82 ID:gfhtg3Cz0
レイ「くぅ……うっ……」
レイ「ここは……?……!あなた、誰……?……エヴァの中の私……?」
レイ『……』フフフ
レイ「違う、これは……私……」
レイ『アスカはずるい……碇君はアスカのことばかり……私のことも見てほしい……』
レイ「何を言って……」
レイ『弐号機に取り込まれたアスカを見て、あなたは悲しみと同時に喜びを覚えた。もう碇君は自分のモノなんだって』
レイ「そんなことないわ」
レイ『けれど、碇君はアスカを…弐号機を見続けた。隣に立つあなたの事じゃなくて』
レイ「違う、私は…」
レイ『それがあなたの本心よ。アスカ友達に、友達ありながら妬み、嫉み、羨んでいる。それがあなた』
レイ「わた…しは……」
マヤ『零号機精神汚染Yに突入!危険です!』
ミサト『くっ、レイ!一旦下がって!』
レイ「平気……まだ平気っ」
レイ(私がやらなきゃ……碇君が……いかり、くん…が……)
レイ『……』
276 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:18:29.96 ID:gfhtg3Cz0
レイ『碇司令は綾波レイを見ているんじゃない。あなたの中に碇ユイを見ているの』
レイ『碇君はあなたは見ていないの。セカンドのことを、アスカのことを見ているの』
レイ『あなたは、一人ぼっち』
レイ「うぅ……くぅぅ……」
シンジ『綾波っ!』
レイ「来ないで!…碇君は、しゃ、射撃を続けて……」
シンジ『綾波……』
レイ「私は……」
レイ(これが、私の心だというの……?私に、心があるというの……?)
レイ『ふふふふふふふふふふ』
レイ「……ぅっ…」ポタポタ
レイ「……?これは……?」ポタポタ
レイ「涙?泣いているの?私が…?」ポタポタ
レイ『そう、それがあなたの……心なのね』
レイ「……!!!」パシィィィ
277 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:19:19.93 ID:gfhtg3Cz0
日向『目標、参号機の射撃圏内!』
ミサト『カヲル君、撃って!』
カヲル「悪いね…勝たせてもらうよっ」カチッ
ドシュゥゥゥ
アラエル『……!!』ピシィィィ
アラエル『……!?』ピキピキッ
アラエル『!!』パシャァァァ
カヲル「……!」ドクンッ
カヲル(なんだ、これは……これは……この感情は……)
レイ『はぁっ、はぁっ、はぁっ』
シンジ『綾波っ!』
青葉『目標消滅!やりました!』
マヤ『零号機を優先して回収行います!シンジ君、レイを206番射出口まで連れて行ってあげて!』
シンジ『は、はいっ!』
レイ『……』
レイ(私の心……これが、私の心……)
レイ『そう、私にも心があったのね…』
278 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/04(月) 19:19:45.41 ID:gfhtg3Cz0
以上です
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/04(月) 20:57:23.61 ID:PwLI7R7C0
乙
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/04(月) 22:02:31.75 ID:kLHtK5K5o
心
か
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/05(火) 12:51:42.95 ID:Lt2zZwIgO
乙ー
282 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:25:46.10 ID:AidhhIne0
落としていきます
スマホから落とす方が面倒ですね( ´・ω・`)
283 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:26:29.03 ID:AidhhIne0
レイ「……」
カヲル「やぁ、ファーストチルドレン」
レイ「……フィフス。何か用?」
カヲル「いや、特に用はないよ。見かけたから話しかけた。いけなかったかな?」
レイ「…いえ、いけないなんて事は無いわ」
カヲル「……君は僕と同じだね」
レイ「同じ……。いえ、違うわ。貴方と私はとても似通っているかもしれない。けれど、違う」
レイ「私の心と貴方の心は違うもの」
カヲル「心……あの時の感情のことかな」
カヲル「君と僕は違う、か……僕にはまだよくわからないけどね」
レイ「そう……」
レイ(『心』……私が私である証……)
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/06/05(火) 23:27:44.13 ID:AidhhIne0
カヲル「人の心……リリンの心……興味深いね」
カヲル「……あの時の感情、あれは愛と呼ぶのだろうか」
カヲル「ドロドロとしていて、それでいて儚く美しい……そんな感じがした」
カヲル「……どんな感情なんだろう。もっと知ってみたいな」
カヲル「……」ピッピ プルルルルル ピッ
アスカ『用件は?』
カヲル「大事な話があるんだ。今日、空いてる時間は無いかな?」
アスカ『今からでいいわ。公園に来なさい』
カヲル「ありがとう、アスカ様」
アスカ『……』ピッ
カヲル「……惣流・アスカ・ラングレー。二番目の少女、か」
カヲル「運命を仕組まれし少女……」
カヲル「それは僕も……いや、皆そうなのかもしれないね」スッ
285 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:28:39.83 ID:AidhhIne0
アスカ「待たせたわね。それで、話って?」
カヲル「そうだね、その前に少し奥へ行こう。ここでは…聞かれかねない」
アスカ「……分かったわ。にしても、あっついわねー」
カヲル「そうだね、今日の気温は中々に高い」
アスカ「ほんと、嫌になるわ。……そろそろいいわね。で、話って?」
カヲル「ゼーレ…委員会の事なんだけど、彼らは君を殺そうとしているらしい」
アスカ「……!」
カヲル「いや、それだけじゃない。碇司令……彼も君を処理しかねない」
アスカ「どういうことよ」
カヲル「僕は君の正体を知らない。リリンであるということしか。セカンドチルドレンだということしか」
カヲル「けれど、それが全て事実なら、君と弐号機のシンクロ率は異常なんだ」
アスカ「……そりゃ、そう思うでしょうね」
カヲル「これは君にとっては大切な話だと思ってね。でも僕はそうでもない。もうひとつ……今から質問したいんだけど、いいかな?」
アスカ「……いいわよ」
カヲル「ありがとう。君は誰かを好きに…愛したりしたことはあるかい?」
アスカ「なっ……なによそれ!…どういうことよ」
カヲル「僕には、人の感情というものがいまいちわからない。けれど、物凄く知りたいんだ」
アスカ「感情を知る?変なこと言うわね……それなら、色々とやってみればいいんじゃない?」
286 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:29:19.66 ID:AidhhIne0
カヲル「色々と?」
アスカ「そうよ。それで、楽しいとか悔しいとか悲しいとか面白いとか。心なんてそうやって成長していくものじゃないの?」
カヲル「心、か……」
アスカ「というか、あんたも変なやつね」
カヲル「そうかな?」
アスカ「あんた…今まで何してたの?NERVに来る前は」
カヲル「……それは、言えないかな」
アスカ「ふぅーん……じゃ、もういいや。それじゃ、あたし帰るから」
カヲル「うん。ありがと」
アスカ「……。……ちっ」
カヲル「……感情、心、か……」
カヲル(僕は最後の使徒。君の敵なんだよ、アスカ様…)
カヲル「もし僕が望むなら…僕は死に方を選べるだけだと思っていたけど……」
カヲル「……まぁ、先のことは分からないか」
287 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:30:04.57 ID:AidhhIne0
アスカ「渚カヲル。前回と大きく違うイレギュラーな存在」
アスカ「弐号機のあたしなら知ってるのかな…?」
アスカ「聞きに行きたいところだけど……まだ無理ね」
アスカ「……?そういえば、次の使徒は明日だっけ。どう倒そうかな」
アスカ「レイに自爆させるわけにはいかないけど、ライフルは一切効かないし、侵食系の使徒だし……」
アスカ「どうしたものかしらね……」
アスカ「……渚カヲル。あいつなら何か知ってんのかな?」
アスカ「はあー……考えることが多いのよ……」
シンジ<アスカー、ご飯できたよー
アスカ「はいはい、今行くわー!」
アスカ(あんたはお気楽なもんね。羨ましいことで)
シンジ「?どうかたしたの?」
アスカ「べっつにー」
288 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:31:30.88 ID:AidhhIne0
日向「目標、第二防衛ラインを突破!」
マヤ「パターン青とパターンオレンジが周期的に変わっている……?」
ミサト「エヴァ初号機をメインに、参号機と零号機はバックアップに回って、いいわね!」
シンジ『はい!』
ミサト「アスカは前回と同じように、待機よ」
アスカ『ちぇっ、つまんないのー』
アスカ(考えても、こいつを倒すのにあたしが出撃できるかすら分かんないんだもんね。はぁ……)
カヲル『あれが……』
ミサト「来ないわね。様子を見て!」
カヲル『いや』
レイ『来るわっ』
シンジ『くっ』パパパパ
アルミサエル『……』パパパパ
カヲル『ちっ、効いてないのか!?他に武器はないの!?』
ミサト「デュアルソーを出すわ!A172番よ!」
カヲル『了解っ!』
シンジ『うわっ……くっ、ならっ、プログナイフだ!!』シャキン
289 :
>>1
◆ugX4wEMSNQ
:2018/06/05(火) 23:32:07.75 ID:AidhhIne0
アルミサエル『……』ヒュンヒュン…ヒュバッ
レイ『っ!?』パパパパ
アルミサエル『……!』ブワッ ドスドス
レイ『あぅっ!?』
マヤ「!零号機に侵食開始!」
レイ『くっ……』パウッパウッ
シンジ『綾波っ!』ダッ
カヲル『くっ!これも効かないってのか!?』ギャリギャリ
アルミサエル『……』ヒュンヒュン ヒュオッ
カヲル『なっ』バキッ
カヲル『侵食系か、厄介だな』タッ
シンジ『うぉぉぉ』ザシュゥゥ
レイ『碇、くん……』
シンジ『プログナイフなら行けるぞ!』
ミサト「ソニックグレイヴを出して!」
日向「はいっ!」
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