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少し昔の作品達で聖杯戦争
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102 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/29(火) 21:38:22.54 ID:atMJAm510
XI(……模造が、不完全だったのだ)
XI(パパの能力は特別だ。いくら私でも完全に真似する事などできない)
XI(……この程度の傷で死にはしない。傷も少しの時間があれば回復するだろう)
XI(だが、今この瞬間においてはーーー)
XI(ーーー余りに痛手だ)
杏子「訳わかんねー真似しやがって! ならさぁ!」
XI(こちらのダメージを見て取って、槍兵が踏み込んでくる)
XI(防衛に回るしかなかった)
XI(ここは守りに徹して、回復を待つーーーー)
XI(ーーーーそう思考した瞬間、だった)
バーサーカー「ーーーーーア、アアアアアアアアァァァァアアアアアアアア!!!」
XI(凄まじい魔力が、狂った戦士から放出される)
XI(噴き出すは、漆黒)
XI(それは、私も、眼前の槍兵も巻き込んで、世界すら飲み込んだ)
『ーーーーーー現れし蝕の記憶ーーーーーー』
XI(最後に、そう狂戦士の声が聞こえた)
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 21:53:37.18 ID:TmhEcnbeO
>>94
無理だろ
>>1
は理解してない可能性あるしな
質問してもガン無視だし
104 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/29(火) 21:58:28.16 ID:atMJAm510
〜アサシン・マスター視点〜
渚「な、なんだ、あれ」
渚(思わず口から驚きが溢れていた)
渚(それもそうだろう。目の前にいきなり訳の分からない光景が出現したのだから)
渚(黒い渦、だった)
渚(前方の……アサシンの反応があった方向に)
渚(遠くの自分にも感じられる、身体が震えるような膨大な魔力を伴って)
渚(それは、現れた)
渚(……もちろん、分かる。あれは、危険だ)
渚(近付いてはいけない事象。自分では手に余る事象)
渚(本来ならば、このまま踵を返すのが正解なのだろう)
渚(だけど、アサシンがあの中にいる)
渚(訳の分からない事態の最中での事とはいえ、パートナーとなったのだ)
渚(放って置くなんてできない)
渚(考えろ。考えろ。考えろ)
渚(目的は、アサシンとの合流)
渚(今の僕に何ができるのか。何をすべきなのか)
渚(潜入するか、近くで様子を見るか……。でも、どちらにせよ一人で出来る事なんて限られてる)
渚(……一人で無理なら、誰かに協力を頼む?)
渚(でも、こんなバトルロワイヤル方式の戦いで協力なんて仰げるのか?)
渚(しかもアサシンと離れている今、問答無用で襲われたら、その時点で終わりだ)
渚(なら一人で? でも、それは……)
渚(くそっ、今の僕にできる事、それはーーー)
1.協力者をさがす
2.渦の近くで様子を見る
3.渦の中に潜入する
4.その他(自由記載・内容によっては再安価)
↓1
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/29(火) 22:00:32.24 ID:3AVcVVuw0
3
106 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/29(火) 22:16:33.81 ID:atMJAm510
渚(……立ち止まって、思考する)
渚(自分にできる事、できない事)
渚(誰かを頼る事、誰かに頼られる事)
渚(……目の前の事象は、確かに常識外れのものだ)
渚(僕一人で対処なんて、出来やしないのかもしれない)
渚(僕一人が向かったところで、意味なんて無いのかもしれない)
渚(……でもーーー)
渚(ーーー何もできない訳じゃない)
渚(僕には、あの一年がある)
渚(あの先生を殺すための、あの先生に教え導かれた、一年)
渚(誰かを頼る事は決して悪い事じゃない)
渚(でも、やるべき事を、出来る事をやらずに、ただ頼るのはダメだ)
渚(自分に出来る事をやり、その上で考え、判断し、道を選択する)
渚(……僕にも、情報を集めるくらいは出来る)
渚(隠密の技術は、押しでがましいくらきに教え込まれたんだ)
渚(まずは潜入し、情報を集める)
渚(その上で先に進むか、助けを求めるかを判断しても、遅くない筈だ)
渚(……渦の寸前まで辿り着く)
渚(深く深く深呼吸をする)
渚(一回……二回……三回……)
渚「……行こう」
渚(意を決して、僕は渦の中に足を踏み入れた)
渚(その先にあったのはーーーー)
107 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/29(火) 22:34:25.80 ID:atMJAm510
〜アーチャー陣営〜
まどか「これは……」
まどか(戦いを見ている中で、それは起こった)
まどか(戦闘を行なっていた2人のサーヴァントと、サーヴァントが引き起こした土砂崩れ)
まどか(不意打ちに……杏子ちゃんが現れ、直後それが発生した)
まどか(黒い、渦)
まどか(禍々しい程の魔力の奔流)
まどか(それが、漆黒の騎士を中心にして、発生した)
なのは「……宝具、だね」
まどか(緊張の表情で、アーチャーが言う)
まどか(……宝具。サーヴァントを象徴する、切り札の如き存在)
まどか(騎士のそれが、この黒渦なのか)
まどか(こんな禍々しい渦が、彼の象徴とでも言うのか)
まどか(……それは、とても悲しい事のように、私には思えた)
なのは「……どうする、まどかちゃん」
なのは「情報収集が目的なら、それなりに成果はあったと思うけど」
まどか(アーチャーの発言に間違いはない)
まどか(姿を変える少女のサーヴァント、大剣を携えた騎士のサーヴァント、そして杏子ちゃん)
まどか(半分ものサーヴァントを知る事ができたのだ。情報としては十分だろう)
まどか(でもーーーー)
まどか「ーーーーあの宝具の情報が得られてません」
まどか(一番大事な情報が、得られていない)
108 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/29(火) 22:50:50.72 ID:atMJAm510
なのは「……求め過ぎも良くないと思うよ」
なのは「これだけの情報が得られたなら、もう充分だよ」
まどか「確かに沢山の情報は得られました」
まどか「でも、一番大事な情報はあれですよね」
なのは「……危険だよ」
なのは「近付かない方が良いと思う」
まどか(迷いの無い断言)
まどか(アーチャーがそうまで言うのだ。本当に危険なのだろう)
まどか(でも、大きなチャンスである事も確かなのだ)
まどか(無理をしてでも宝具の情報収集をするか、否か)
まどか(ここはーーー)
1.宝具の情報収集をする
2,宝具の情報収集はしない
↓1
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/05/29(火) 22:53:52.56 ID:3AVcVVuw0
2
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/29(火) 22:57:36.61 ID:BhPLTywJ0
2+それよりさっき続を、今度は抵抗出来ないように令呪を使用
まどか「令呪を持って命じる、アーチャー私が貴女を犯す時は、一切抵抗する事を禁じる」
111 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/31(木) 18:51:06.18 ID:cpVERda/0
まどか「……分かりました。撤退しましょう」
まどか(確かにあの雰囲気は危険な感じがする)
まどか(まるで魔女の結界……ううん、それを更に色濃くしたような)
まどか(近付くのは……やめとこう)
なのは「了解。……ありがとうね、忠告を受け入れてくれて」
まどか「いえ、ただそうして方が良いと思っただけです」
まどか(黒い渦に背を向けて、森を進んでいく)
まどか(中では、どんな事が繰り広げられているのか……あまり想像はしたくなかったーーー)
112 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/05/31(木) 19:29:38.27 ID:cpVERda/0
〜ライダー陣営〜
トニー「……何だ、あれは」
トニー(視界の端で、それは唐突に発生した)
トニー(膨大なエネルギー反応が一度発生し、その直後に、更に強力なエネルギー反応があった)
トニー(その後にあったのは、黒色の渦だ)
トニー(……何となく、NYでのチタウリ襲撃を思い出させる)
トニー(あの時の……宇宙へと続く深淵の穴のような、薄気味の悪い感覚)
トニー(……あまり良い記憶ではないが、見過ごすという訳にはいかなかった)
トニー(あれは、おそらく宝具と呼ばれるものだろう)
トニー(中からは膨大な数の動体反応……と同時に動かなくなっていく反応も多数あった)
トニー(反応は人のそれではない。あの渦と同じようなエネルギー体だ)
トニー(それが蠢き、また動きを止めている)
トニー(……まるでエネルギー体同士が潰しあっているかのようだ)
トニー(だが、宝具が生み出したエネルギー体同士が、何故潰し合うのか)
トニー(……外からでは見当がつかなかった)
トニー「……中に入るには、余りに情報が少ないか」
トニー(そもそも宝具とは、サーヴァントの切り札のようなものだ)
トニー(準備も覚悟もなしに突入して、無事に済むものではない)
トニー(ここは静観。何か動きがあれば、また考えよう)
トニー(……ひとまずは、当初の目的を果たそうか)
トニー(戦場の周囲にいるサーヴァントを1組発見した)
トニー(奴等の姿はーーー)
コンマ偶数:ピンク髪の少女と白服の女性(アーチャー陣営)
コンマ奇数:茶髪の少女と銀髪の子ども(キャスター陣営)
コンマ判定
↓1
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/31(木) 19:31:41.11 ID:qofFBwqj0
やあっ
114 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/06/05(火) 19:01:25.49 ID:dnlby2eX0
トニー(子ども二人か)
トニー(……スティーブが知れば、目くじらを立てるだろうな)
トニー(だが、引けない)
トニー(僕に残されているのは、戦い、勝つ事だけだ)
トニー(ーーー行くぞ)
□
〜キャスター陣営〜
ゼオン「……魔力の渦か」
ゼオン「これが宝具、というやつなのだろうな」
縁寿(目の前では信じられないような光景が広がっていた)
縁寿(空まで届く漆黒の渦巻き)
縁寿(見ているだけで気圧されるような光景が、そこにある)
ゼオン「下らない戦いかと思えば、何だ少しは楽しめそうじゃないか」
縁寿(……圧倒される私を尻目に、サーヴァントのこいつは楽しげだった)
縁寿(黒騎士と少女の規格外の戦いを見てる時もそう)
縁寿(その余裕が崩れる事はなかった)
縁寿(あの目では追えない戦いを見ている時も、少女が姿を変えた時も、突然に土砂崩れが起きた時も、)
縁寿(幾度と立ち上がる騎士を見た時も、凄まじい速度で乱入してきた槍兵を見ている時も、だ)
縁寿「……何だか楽しそうね」
ゼオン「そうか? まぁ、退屈よりは良いだろう」
ゼオン「どうする。まだ静観を決め込むのか?」
縁寿(好戦的な瞳で、キャスターが告げる)
縁寿(これだけ自信があるのなら、向かわせてみるのも良いのかも知れない)
縁寿(ーーーそう思い、口を開いたその時に、それは来た)
縁寿(空から一直線に飛来する影)
縁寿(それは一切の減速をする事なく、膝と手を付き、私達の前に着地した)
縁寿(赤と金の入り混じった金属の装甲)
縁寿(胸部と関節には淡い光が灯っている)
縁寿(アニメや漫画で見るサイボーグのようなものが、目の前に降り立っていた)
115 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/06/05(火) 19:36:58.62 ID:dnlby2eX0
トニー「こんにちは、お嬢さん達」
トニー「突然で驚かせてしまったかな。すまない。僕はサプライズが好きなものでね」
縁寿(サイボーグは存外落ち着いた様子で語り掛けてきた)
縁寿(軽い語り口……こいつもサーヴァントなのだろうか)
縁寿「……キャスター」
ゼオン「ああ、どうやらこのブリキの玩具もサーヴァントらしい」
トニー「ビンゴ! だが、君は見る目がないな。このスーツを見てブリキ玩具とは」
トニー「これは僕の叡智と技術と莫大な資金の集大成。銀河系を見渡したってこれ以上のスーツは無いと自負できるね」
ゼオン「玩具は玩具だろう? これから俺が遊んでやるのだからな」
トニー「スーツと遊ぶのは勝手だが、怪我してもクレームは無しだぞ。僕の会社も一切の責任を負わないからな」
ゼオン「気にする必要はない。死人に責任は取れないからな」
トニー「ははは、面白い子どもだ」
ゼオン「そうでもないさ。俺の前にのうのうと現れたお前の方が面白いぞ」
縁寿(……ゼオンとサイボーグとの舌戦が繰り広げられる)
縁寿(互いにやる気は充分と言ったところだろう)
縁寿(ゼオンも臨戦態勢……今更退くはないだろう)
縁寿(私も白銀の魔本に手を乗せ、敵を見やる)
縁寿「……やるわよ」
ゼオン「勿論だ」
トニー「……話が早いな。その方が僕としても助かるよ」
縁寿(言葉と共に、サイボーグの両手が巨大な砲身に変化した)
縁寿(仄暗い深淵が銃口から私を睨め付ける)
縁寿(恐怖は、ない)
縁寿(私の側にいる魔術師が、余りに頼もしく感じるからだ)
縁寿(小さく息を吐き、魔本に意識を集中させる)
縁寿「ーーーザケル!」
縁寿(言葉と共に雷光が煌きーーーそれが、戦いの始まりとなった)
116 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/06/05(火) 19:40:04.98 ID:dnlby2eX0
次に描写する戦闘を選択してください。
1.バーサーカーvsアサシンvsランサー
2.ライダーvsキャスター
↓1
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/06/05(火) 19:41:01.03 ID:uTOYnG2b0
2
118 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/06/05(火) 21:44:54.45 ID:dnlby2eX0
〜ライダー・キャスター陣営〜
トニー(眼前の敵は、その見た目に反して凄まじい強さを誇っていた)
トニー(アーマーですら捉えきれない、視界から消えたかと思わせる程の速度)
トニー(アーマーを介してですら重く身体に響く程の超人的なパワー)
トニー(そして、掌から放つ電撃ーーー)
トニー(……正直に言おう)
トニー(この子どもは、怪物だ)
トニー(この10年間様々なヴィランと戦ってきたが、それと比較しても上位にあたる)
トニー(ともすれば、友達の緑の怪物君に登場を願いたい程だ)
ゼオン「どうした、どうしたぁ! デカイ口叩いた割には手も足も出ないか!!」
トニー(背後に回り込まれ、同時に雷撃が迸る)
トニー(何とか反応して、前腕部のアーマーを盾型に)
トニー(雷をやり過ごす)
トニー(ついで、衝撃)
トニー(シールドごと身体が浮き、後方へと吹き飛ばされる)
トニー(蹴りの一撃で、コレだ)
トニー(あの小さな体躯にどれだけの筋力が秘められているのか、疑問に思う)
トニー(……しかも相手は当然の如く、吹き飛ばされた私に追随する)
トニー(宙にある僕の眼前に現れ、その右手を差し出す)
トニー(それは予備動作。奴が雷を出す前兆)
ゼオン「ーーー消えろ」
縁寿「ーーーテオザケル!」
トニー(視界が、閃光に染まるーーー)
119 :
◆7hc0tN0J7CIo
[saga]:2018/06/05(火) 22:18:52.27 ID:dnlby2eX0
縁寿(……ゼオンの掌から放たれた電撃が、サイボーグの姿を呑み込んだ)
縁寿(雷撃が放たれた瞬間、世界から音が消え、地面が揺れる程だった)
縁寿(凄まじい雷撃。常人であれば即死のソレだ)
縁寿(立ち込める砂埃が徐々に消えていく)
縁寿(その中に、人影があった)
縁寿(奴は、立っている)
縁寿(あれ程の電撃を食らって、尚もーーー)
ゼオン「……貴様」
トニー「どうだ? 中々頑丈な玩具だろう?」
縁寿(その語り口は、戦闘が始まる前と変わらない)
縁寿(飄々と冗談めかしたように、言う)
縁寿(対するゼオンには、少なからず驚愕が見て取れた)
縁寿(……当然だろう。あれ程の電撃を食らって立つものがいるとは考え難い)
縁寿(その腕は形状が変化し、巨大な盾のようになっている)
縁寿(恐らくは、その盾でガードしたのだろう)
縁寿(とは言っても、あれだけの雷撃だ。それでも立てるとは思えないが……)
トニー「奇遇なもので、僕は前にも雷撃を操る奴と戦った事があってね」
トニー「雷神とも呼ばれていてね。とにかく凄い雷を放つは、凄いハンマーを振るうわで、中々に手のつけられない奴だったよ」
トニー「パワー自慢の奴とも戦った事があるぞ。怒ると緑の巨人になる奴でね」
トニー「その時は流石に専用のスーツを着たが、それもボロボロにされてしまってね。寿命が縮む想いだったよ」
ゼオン「……何が言いたい」
トニー「言ったろう? このスーツは僕の集大成だ」
トニー「ソーとの戦いも、ハルクとの戦いも、ウルトロンとの戦いも、チタウリとの戦いも……キャプテンとの戦いも、」
トニー「全ての経験を詰め込んだスーツだ」
トニー「僕がアイアンマンとなってからの10年間が、このスーツに篭っている」
トニー「ーーー余り見くびるなよ、キャスター」
縁寿(言葉と共に、サイボーグが動いた)
ゼオン「ちっ…!」
縁寿(迎撃のために手を掲げるゼオンーーーその瞬間、それは飛来した)
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