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安価とコンマで真・女神転生W

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582 :雑談モード ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2018/05/27(日) 12:57:02.77 ID:VkbECAqC0
>>580が中々良さそうなので……
・判定時に申請可能
・結果確定レスから一定時間待機
(判定表側に時間を併記し、その間本編進行レスを行わない。時間を過ぎても本編進行レスが来ない限り運の使用宣言が可能)
・意見が別れたら多数決に発展
プレイヤーの選択が最適でない場合にゲーム側が最適化するというのは違うと思うので、>>580の二行目はしません。
既にゾロ目出てるのに運を消費しようとする、なんてことになれば別ですが。

結果確定レスからの待ち時間の目安(併記がない場合はこれを適用する):
30分

ひとまずこれで行きます。
evernoteもそのうち整理整頓しないと……
583 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2018/05/27(日) 12:59:31.84 ID:VkbECAqC0
ハンターの男「だから邪魔する奴は、徹ッ底的に殺すッ」

ヨツバ「やめなさい!」

ハンターの男「俺の生き様を見やがれぇ!」


私が止めに入るより早く、男は赤い玉を口に放り込み、飲み込んだ。

男の肉体が光に包まれ、そのシルエットが変形する。
身の丈が数倍にもなり、光が収まったところには――


「アハハハッ、どうかしら?人間をやめてやったわよ」


――鎧に身を包み帯剣し、自らの首を手に持った首なしの悪魔がいた。
その声は先程までの男の声とは異なり、女の声だ。

首なしの悪魔「ああぁ……悪魔の力が湧き上がってくる……」

首なしの悪魔「もう不安も恐怖も何もないッ!」

イザボー「自ら悪魔になってしまうなんて……」

ヨツバ「……バロウズ、フリンたちに連絡を」
バロウズ「了解、マスター」

バロウズに連絡をさせながら、ガントレットで悪魔の情報を確認する。
幽鬼デュラハン。首なし騎士の悪魔か。

デュラハン「何匹束でかかってきても同じ」

デュラハン「悪魔になった人間にかなうものかッ」

デュラハン「……ねぇタヤマぁ?あなたの大事な東京を……」

デュラハン「ぜえええぇぇんぶ」

デュラハン「ブッ、壊してあげるううぅ!」



……
ボス戦ですが、ヨツバが充分に強いので戦闘を簡易化できます。

多数決安価:戦闘を簡易化する? 2票先取
1.簡易化する(下一桁判定で結果を決定。戦闘中のゾロ目ボーナスがない代わり、戦果に必ず経験値+1。敗北せず、逃走できない)
2.簡易化しない(戦闘へ。通常通り、戦闘中にゾロ目が出れば経験値を得られるし、逃走も可能)
3.(その他自由なアイデア 面白ければ採用)
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 13:09:25.17 ID:swM4KvElo
1
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 13:23:10.49 ID:XQRIZesPO
1
586 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2018/05/27(日) 15:30:10.28 ID:VkbECAqC0
[戦闘]
VS
幽鬼 デュラハン HP38 速1
簡易戦闘(戦闘ルールではなく下一桁判定で結果を決定)


下一桁判定:戦闘の結果(現在経験値13) ↓1
1〜4 戦闘中にフリンたちが合流し、皆で倒した(経験値+1+1)
5〜9,0,ゾロ目 フリンたちが合流する前に倒した(レベル+1、経験値+2+1-10)
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 15:30:25.37 ID:d/IELShho
任せろ!
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/27(日) 22:24:53.08 ID:+GlmxYQk0
バリバリー
589 :やることが……やることが多い……!(今回も更新はこのレスのみです) ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2018/06/25(月) 01:20:35.90 ID:IPO2livp0
かつて対峙したミノタウロスよりさらに大きい、ブリキ人形のような質感の首なし騎士……デュラハンが剣を振り上げた。

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂィ

デュラハン「かっ!?」バヂヂッ

ヨツバ「」グッ

そこに向かって電撃を撃ち込むと、デュラハンの動きが止まった。
一撃目で弱点を突けた幸運を逃さず、刀を両手で握って力を注ぎ込み、全力の追撃に繋ぐ。

ヨツバ「はっ!」ブォ

デュラハン「うくっ」ガキンッ

白い光を纏った一撃がデュラハンの剣にヒビを入れ、両腕ごと跳ね上げる。
私は継続して力を込めて威力を維持し、そしてもう一度、がら空きの胴に向かって振り抜く。

ヨツバ「っ絶!」ブンッ

デュラハン「ぎはぁあっ」バキィゴキキ

ヨツバ「はあああっ!」ギリリ、グイッ

割れていくデュラハンの胴の中で白い光が散る。
さらにそれと同じだけ力を込め、刀を進める。

デュラハン「ぐぎゃああああっ!!」バキャキバキギッ

ヨツバ「〜〜っ、ふっ!」グググ……グイッ トッ

ヨツバ「はぁ……っ」スッ

限界を感じたところで力を込めるのをやめて刀を引き抜き、間合いを取ってからデュラハンに向かい直し、構え直す。


デュラハン「」フラッ ズガシャァ


デュラハンの胴は両断こそされていないが、切り傷(といっていいものか)が半分ほどに達している。
その体のバランスを保てず、その場に崩れ落ちた。

ヨツバ「くっ、はぁ、はぁ……」

一方の私も傷こそ負っていないが、限界まで力を込めていたために疲れて息は荒い。
とはいえ、もしデュラハンがまだ戦うつもりだとしても仲魔やイザボーと交代すれば済むだろう。


デュラハン「……ううっ……」グググ


……虫の息のデュラハンが、むくりと起き上がって、こちらを見つめている。


レベルが1上がった!(現在経験値3)
選択安価:どのステータスを上げる?(1つ) ↓1
力6……体が丈夫になる。物理攻撃の威力が上がる。
技0……感覚が鋭くなる。銃攻撃の威力が上がる。
速2……素早くなる。逃走成功率と追撃能力が上がる。
魔6……魅力的になる。魔法の威力が上がる。
運1/2……運がよくなる。ギリギリの勝負で勝ちやすくなる。
また、戦闘以外の判定時に使うとゾロ目になる。ゾロ目の時に使うと更にいい結果が得られる。(現在値)回まで使用できる。


多数決安価:とどめを刺す? ↓2から2票先取
1.刺す
2.刺さない
3.(その他自由な発言・行動 面白ければ採用)
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 01:22:52.90 ID:r+vQIOwGo
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 03:34:25.17 ID:6taUuzR90
2
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 19:06:34.24 ID:UtkLUfLy0
追いついた、面白い
2
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 20:21:49.24 ID:UtkLUfLy0
ヨツバのキャラ的には1かなーと思ったけど真実って何か聞きたかった、錯乱してそうだしただの妄言かもしれないけど
594 :原作では見逃すとすぐに逃げられるんですが、戦闘描写で動けなくしちゃったのでおまけ ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2018/07/02(月) 00:21:53.13 ID:mbJekdip0
Info.>速+1!

 
息を整えた私は、すぐにとどめを刺すことをせず、デュラハンに問いかけた。

ヨツバ「あなたの言う真実とはなんですか?」

立ち上がれず片膝をついているデュラハンが答える。

デュラハン「その日の食事にありつけるかわからない。ありつけてもお世辞にもおいしいとは言えない悪魔肉」

デュラハン「地上には悪魔がのさばっていて出れば死ぬ。地下には得られるものなんてもう何もない」

デュラハンが片手に持った首(中は空洞で被り物のようになっている)が歯ぎしりをする。

デュラハン「こんな有様の東京で、みじめに生きている意味なんてないでしょう」

デュラハン「だから私は赤玉を配ったのよ!阿修羅会の、タヤマの奴隷から解放するためにッ!」

ヨツバ「確かに地下街で生きる人々に自由は少ないかもしれません」

ヨツバ「しかしそうだとしても、阿修羅会の奴隷などというのは言いがかりです」

ヨツバ「彼らは悪魔を抑えつけておくために赤玉を作り、東京の民を、秩序を守っている」

デュラハン「ハッ、大した詭弁じゃない」

デュラハン「守られて、ただ生きているからといって、奴隷じゃないなんて言い切れるのかしら?」

デュラハン「じゃあそうやって守られているみんなは、何のために生きているのよ」


デュラハン「……答えてみなさいよッ」


自由安価:デュラハンの問いに答える ↓2まで
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 00:51:40.99 ID:7Gs49LtF0
それは地下街に生きる一人一人が答える事です。私が答える筋合いはありません。
強いて一言言わせてもらうなら、阿修羅会の秩序がなければそもそも「何のために」以前に生きる事すらできないでしょう。
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/02(月) 10:23:41.64 ID:cLKs3L780
漫然と生きるのを肯定する人もいればそれをよしとしない君のような人もいる、どちらも正しい答えだと思う
ただ過激な方法や自分の答えを押し付けると大きい反発が返ってくる、君の出した答えは間違っていないがやり方を間違えた
他人を導くとしても無理に悪魔化するべきではなかった
597 :あまり必要を感じない本人証明 ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/05(火) 02:39:08.36 ID:O4riecCy0
ヨツバ「……」

私は一度深呼吸をして、ゆっくりと答え始める。

ヨツバ「皆(みな)が何のために生きているかを問うのであれば、答えを持つのは私ではなく、皆それぞれです」

ヨツバ「今の生活に納得できないあなたのような人もいれば、全てを受け入れている人もいるでしょう」

ヨツバ「『何のために』の前に、阿修羅会の庇護なくして生きられる人そのものがわずかなのですから」

ヨツバ「それらの考え方は、どちらも正しいのかもしれません」

ヨツバ「しかし、あなたが阿修羅会の手段に賛成できないように、私はあなたの手段に賛成できない」

ヨツバ「むやみに、そして無理矢理に、他者を悪魔に変えるなど……」


私はどうしても、望まぬ人を悪魔に変えることについて納得がいかなかった。
だから、私はデュラハンの考えを受け入れることができない。それが結論だった。


デュラハン「……フン 『人それぞれ』ってわけ。随分優柔不断で、結構なことね」

デュラハン「アタシはアタシが正しいと信じてるわ。理解されないことを自覚してるから強硬手段に出てる。世直しにはよくあることでしょう?」

デュラハン「アンタは甘い……いや、潔癖すぎるのかしらね。アタシにとって、気に入らない感じがするのよ」

デュラハン「……でも、そうね。アンタ、私をすぐに殺すつもりはないんでしょう」

デュラハン「アタシももう、一人の悪魔として野に生きることにする。人間を悪魔にして回るのはやめるって誓うわ」

デュラハン「だから、見逃してちょうだい。……お願いよ」


決着はついている。実力の差が明らかだったのだから、命乞いも当然のことだ。



多数決安価:デュラハンを見逃す? ↓1から2票先取
1.見逃す(デュラハンが次に敵として出現する場合、大幅に強化されます)
2.ここでトドメを刺す
3.(その他自由な発言・行動 面白ければ採用)
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 03:33:55.22 ID:ECQzPVWBo
2
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 03:34:12.75 ID:ANHw6GmhO
おかえり!

2 サヨナラ!
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 21:39:35.04 ID:Js/CBnfp0
思いもよらぬ再開で草
601 :新しい歯の詰め物に隙間があってめっちゃ沁みてくるまずい ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/05(火) 23:32:17.26 ID:O4riecCy0
Info.>ヨツバの属性がLAWに傾いた!


……ここで見逃せばきっと敵になる。報復されるかもしれない。

私は何も言わず、デュラハンの体に刀を突き入れる。

ヨツバ「ジャベリンレイン」カッ

イザボー「――!?」

白い光が爆ぜた。


……
時:数分後

フリン、ワルター、ヨナタンが合流した。


ヨナタン「強力な悪魔が出たというから駆けつけたが……心配は無用であったようだね」

ワルター「なんだよ、またいいとこ見逃しちまったのか」

フリン「イザボーも無事か。これで今度こそ、何事もなくクエストを完了できたな」

フリン「……イザボー?」

返事をしないイザボーを気にかけたのか、フリンが改めて呼びかけた。


イザボー「……え、ええ。確か、これでトチョウへ行けるようになるのよね」

ワルター「……あっ、そういやそんな話だったか。競争に夢中で半分忘れてたぜ。いけね」

ヨナタン「ワルター……」半目

ヨナタン「まあ、その通りだ。我々の今の目的は、トチョウに陣取る悪魔を排除すること」

ヨナタン「地下街の男にコープスの件を報告し、軽く準備を整えてから向かうとしよう」


……
場所:新宿地下街 シャッター前


階段を降りると、そこに見張りの男の姿はなかった。
クエストの完了を確認し、次の仕事に移ったのだろう。

シャッター前にいる男はそのシャッターを開けているところだった。
大きな音を立ててシャッターが開ききると、男は腰を叩いてこちらを向き、
そして頭を下げて挨拶をした。

男「コープス討伐、お疲れさんです!」バッ

ワルター「ここ、もう通っていいんだよな?」

男「へ、へえ。こっちを抜けて行きゃ都庁方面に出やすが……」

男「今、都庁行きのグループに支度させてるところでさぁ。ヨツバさん方にも足並みを揃えて欲しいんで、ちっとだけ時間潰しててもらえやせんか?」

ヨツバ「わかりました。私達も多少消耗していますし、軽く準備を整えてから向かうつもりでしたから」

男「助かりやす。そんじゃ、準備ができ次第ここに集合して下せえ」


私達はその場を離れた。


ワルター「しっかし、あくまでヨツバメインなのな。オレたちのこと、おまけにしか見てねえぞありゃあ」

ヨナタン「……いや、どうだろうな。僕たちは阿修羅会の者と戦っていることも加味すると、純粋に阿修羅会の味方をしているのがヨツバだけという認識なのかも」

イザボー「トチョウの悪魔を倒すことで信用を得るしかないわね」

ワルター「信用か……むしろオレがヤツらを信用できないが」

フリン「考える材料もまだ少ないんだ。今どうこう言っても仕方がないだろう」

フリン「僕たちの方も早いところ準備を済ませよう」


自由行動安価:ヨツバはどうする? ↓1
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 23:33:56.45 ID:4XhNJA6vO
とりあえず四人とコミュ
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 23:35:09.94 ID:Js/CBnfp0
せっかく時間が取れたのなら準備ついでに同郷の4人と話をするのもいいだろう。東京について阿修羅会について今後について、別行動ばかりで認識が離れすぎてもよくない。
604 :同郷というほど同郷でもない5人 全員は今回はなしで ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/05(火) 23:40:52.85 ID:O4riecCy0
四人は思い思い、自分に必要な準備をしに行ったようだ。

せっかくなので話をしようかと思ったが、今は誰と話そうか……


多数決安価:誰のところへ行く? ↓1から2票先取
1.フリン
2.ヨナタン
3.ワルター
4.イザボー
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 23:47:51.55 ID:Xd1+oMEKo
4
久しぶりなのもあるけど好感度平たく上げるか特化させるか結構悩むなぁ…
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/05(火) 23:53:01.73 ID:Js/CBnfp0
3.ワルター
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 00:14:10.81 ID:tGsXbASY0
4
608 :死ぬほど死にたい ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/06(水) 00:29:08.57 ID:TgNDVl9z0
……
場所:阿修羅会公認の店 前

イザボーと話そうと思って後を追うと、回復アイテムを揃えているところだった。


イザボー「そうね。ここに来るまで別行動で、あまり話はしていなかったけれど」

イザボー「……改めて考えてみると、私って目の前のことでいっぱいいっぱいね」

イザボー「黒きサムライの捕縛という任務は理解しているし、東京にも少しは慣れてきたけれど」

イザボー「阿修羅会に対してどういう姿勢を取るべきかわからないの」

ヨツバ「そういえば、阿修羅会の手の者と戦いになったと聞きましたね」

ヨツバ「何かトラブルがあったのですか?」

イザボー「東京のあちこち、特に川を渡るための橋や船、地下通路などは彼らが目を光らせていたわ」

イザボー「阿修羅会と一切繋がりのない私たちは通せんぼされたのだけれど、引くわけにもいかなかったから」

イザボー「最初は交渉のつもりだったのに、あちらから攻撃を仕掛けてきたのよ」

ヨツバ「そうでしたか……」


自由安価:何と答える? ↓1から3レスくらいを総合して
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 00:39:28.14 ID:tGsXbASY0
東京の秩序はミカド国の秩序とは別のもの。私達はミカド国しか知らなかったから、別のものを学ぶという思考が停止していたのかもしれない。無用な混乱を起こさぬためにも、阿修羅会と東京を深く知っていくべきだろう。私も阿修羅会と仲良くしてはいるが、当然そのすべては知っていないのだから。
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/06(水) 00:42:33.89 ID:BNvEcj0S0
今回の件は正当防衛で仕方ない面もあると思うがあまり争いは起こしたくないですね
611 :雑談モード ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/06(水) 02:09:22.91 ID:TgNDVl9z0
文字数制限が必要かもしれない……
(もちろんこのレスは安価範囲に含めません)
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 01:56:14.44 ID:CnSI6mGK0
好きなスレだし面白いんだけどなぁ……参加者が厳しいか……
613 :雑談モード ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/07(木) 18:18:39.14 ID:2hFNeI/00
作品が作品だし元々多くの人に見てもらえるとは思っていないので、むしろ半年ごしに参加者がいらっしゃったことに驚いております
一番厳しいのは……時間、ですかね……
614 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/07(木) 19:39:43.06 ID:2hFNeI/00
ヨツバ「今回こそ正当防衛でしたが……」

ヨツバ「東京の秩序はミカド国の秩序とは異なり、摩擦ができてしまったということかもしれません」

ヨツバ「なるべく互いを傷つけ合わぬためにも、知ることが大切ですね」


私はそこまで言ってふと、父の言葉を思い出す。

"学問の本を探して読みなさい"……

父のあの言葉は、もしかしたらそういう意味だったのだろうか。


イザボー「知ること……」

イザボー「そうね。阿修羅会をどう捉えるか考えるには、それについて知らねばならない」

ヨツバ「はい。私も阿修羅会の様子を見ていますが、まだ完全に明らかになったわけではありませんから」

ヨツバ「彼らがどのようにして東京の秩序を守るのか。それを学んでいきましょう」

ヨツバ「まだまだこれからです」

イザボー「……ありがとう。少し気が楽になったわ」

イザボー「そろそろ時間ね。行きましょう」

ヨツバ「はい」



Info.>イザボーの好感度+1!(1→2)
615 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/07(木) 20:01:49.99 ID:2hFNeI/00
……
場所:新宿地下街 シャッター前


準備を済ませてシャッター前へ戻ると、フリンたちの他に、
阿修羅会の男たちと、阿修羅会に雇われたというハンターらしき者たちが集まっていた。
人数は合わせて20から30人ほどに見える。
それはこれまで多人数で集まって戦った経験のない私にとっては驚くべき数であり、
阿修羅会にここまでさせる悪魔がどれほどのものなのか、少し恐ろしくなってきた。
彼らは数人単位のチームに分かれて、仲間と談笑したり作戦を確認したりしている様子で、こちらに関心を示している者はごくわずかだ。

彼らと同様にまとまって話をしていたフリンたち3人を見つけ、合流した。

ワルター「おっ、やっと来たか」

ワルターはやけに楽しそうだ。何があったのだろうか。
そう思っているのが顔に出ていたのか、ヨナタンが説明してくれた。

ヨナタン「……この人数だろう。こうまでする必要のある悪魔とやらを見るのが楽しみになったらしい」半目

ヨナタン「分かっているだろうが、それだけ危険ということなのだぞ」

ワルター「わーかってるって。でもこの人数に、オレたちだっているんだ」

ワルター「負ける気なんてしねえさ。そうだろ?」

どうやら、この騒ぎに浮かれているらしい。

ヨツバ「負けるつもりはありませんが、あなたは浮かれすぎです」

ワルター「ちぇっ、なんでえ。冷たいやつらめ……」

ワルター「……そうだフリン!お前なら分かるよなオレの気持ち!?」

なぜかワルターがフリンに話を振った。



下一桁判定:フリンの返答 ↓1
1,3,5,7 「わかる」
2,4,6,8,9,0 「わからない」
ゾロ目 ???
616 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 20:30:47.57 ID:dsF2d4qzO
617 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/07(木) 22:44:57.20 ID:2hFNeI/00
Info.>フリンがCHAOSに傾いた!

フリン「悪魔は敵としても戦うが、仲魔として味方につけることもあるから」

フリン「確かに、強い悪魔について興味はあるな」

ワルター「そーそー!そういうことが言いたかったのよオレ!」

ワルター「さっすが、分かってんなぁフリンは!」


男の声「静かにしろ!注目!」

一帯に男の呼びかける大きな声が響き、集まった者たちの話し声が止んだ。
呼びかけたのは阿修羅会の男のようだ。

阿修羅会の男「これから俺の指揮の下、都庁の悪魔を殺(や)りに行く」

阿修羅会の男「改めての伝達事項は特にねぇが、ここで飛び入り参加の頼もしいゲストを紹介だ」

阿修羅会の男がこちらを見ている……

ワルター「お前、呼ばれてんじゃねえのか?」

ヨツバ「このような話は聞いていませんが……」


多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.阿修羅会の男のところへ行く
2.その場で周囲に向けて挨拶する
3.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 22:47:15.62 ID:lS8M/StXo
619 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/07(木) 22:50:42.94 ID:mfGtKJgyo
1
620 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/08(金) 00:19:03.65 ID:Q3DpxQHJ0
どうすべきか迷ったが、阿修羅会の男のところまで歩き、シャッター前の集団全体を見渡すように立った。


「……見ねえ顔だがすげえな……」ヒソヒソ

「……誰だ?……」ヒソヒソ

「……どこのハンターなんだ?……」ヒソヒソ


ハンターのグループからは囁き声が聞こえ、そしてそれ以外も含めた全体から視線を感じる。
……あまりいい気分ではない。


阿修羅会の男「この方はつい最近から阿修羅会に力を貸して下さってるヨツバさんだ」

阿修羅会の男「知ってるヤツもいるだろうサムライの一人で、とても腕が立つ」

阿修羅会の男「渋谷の地上で悪魔の屍を積み上げ、実力派幹部のアベさんとも渡り合ったその姿から、阿修羅会内部では――」

阿修羅会の男「――"血塗れ鴉"、なんてあだ名されてるちょっとしたヒーローだ」


やけに説明的な話し方で私を持ち上げる、阿修羅会の男。


「……血塗れ鴉?……」ヒソヒソ

「……六本木周りの結界の噂は……」ヒソヒソ

「……サムライってあの……」ヒソヒソ


阿修羅会の男「つうわけでヨツバさん、ここで一言ビシッとお願いしますよ」


視線に晒されやや気後れしていると、阿修羅会の男が私に話すよう促してきた。
どうしようか……



多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.サムライの一員としての自己紹介をする(課せられた任務について話す)
2.阿修羅会協力者としての自己紹介をする(活動内容・実績について話す)
3.一個人としての自己紹介をする(得意戦法について話す)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 00:25:13.21 ID:Zmu6i80q0
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 00:28:11.11 ID:NqQPJ/LJo
3
623 :1レス1レスが短いと稼いでるみたいで申し訳ない気持ちになる ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/08(金) 00:44:22.29 ID:Q3DpxQHJ0
阿修羅会としてどのような狙いがあるのか、ここでサムライとしての自己をアピールしてよいのか……
それらを考えている時間もないので、ここは一個人としての自己紹介をすることにした。


ヨツバ「初めまして皆様。私はヨツバと申します」

ヨツバ「ご紹介に与(あずか)りました通りサムライの一員で、阿修羅会の方々のお手伝いを致しております」

ヨツバ「銃の扱いは苦手ですが、剣と魔法の腕には自信があります」

ヨツバ「此度の戦いで皆様のお役に立てればと存じます。よろしくお願いします」


咄嗟のことなのであまりうまく話せなかったが、どうだろうか……



下一桁判定:ハンター達の反応 ↓1
1〜6 阿修羅会も変なテコ入れに走ったもんだな(知名度変化なし)
7〜9 すげえ美人だ……(知名度+1)
0 聞いたことあるぞ!(知名度+2)
ゾロ目 ???
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 00:51:48.48 ID:Ixh9cOZ3O
625 :お休みの間悪魔に体を乗っ取られぬようお気をつけて ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/08(金) 01:37:51.24 ID:Q3DpxQHJ0
Info.>知名度+1!(1→2)


「……やっぱえげつねぇだろ……」ヒソヒソ

「……俺としてはあの髪が……」ヒソヒソ

「……普段どの辺で……」ヒソヒソ


一部の者たちがこちらをちらちらと見ながら、仲間同士で声を潜めて話している。
やはり気分のいいものではない。注意をした方がよいのではないか……
と私が思ったところで、阿修羅会の男が私に続けて話し始めた。


阿修羅会の男「ありがとうございました!」

阿修羅会の男「そんじゃ時間ですから、お仲間のところへ戻って下さい」


私がフリンたちのもとへ戻るったのを確認して、さらに阿修羅会の男が続ける。


阿修羅会の男「ではこれより都庁の悪魔退治を始める!移動開始!」

人外ハンターたち「「おおー!!」」


阿修羅会の男のグループを先頭に、私たちは移動を開始した。



……
場所:新宿西口側地上 西口駅前


新宿西口、つまりシャッターの先にある出口の階段を上って外に出た。
コープスを探した東口側の地上とは違って広々としたところではなく、都庁に行くのも一本道らしい。

本来ならば地上に出れば悪魔が襲いかかってくるのだが、
阿修羅会が赤玉で押さえているのはこの周辺の悪魔も例外ではないらしく、阿修羅会の者を認めた悪魔たちはこちらを遠巻きに見ているだけのようだ。
阿修羅会や人外ハンターの者達も警戒を怠ってこそいないが、いくらかの余裕が見て取れる。
特に先頭を歩く阿修羅会の男のグループなどは肩で風を切っている。
……阿修羅会の者はガラの悪い者が多いのだろうか?


ワルター「しかしさっきのあれ……呼ばれて挨拶した割には反応が微妙だったよな」

ヨナタン「よそ者が突然鳴り物入りで来たのだから、困惑して当然だと思うよ」

ワルター「でも別にブーイング食らってたわけじゃねえだろ?」

ヨナタン「つまり、実態が未知であるということだ。ここで力を示せば彼らも納得するだろう」

ワルター「なるほど、オレらが実際に活躍してみせりゃいいわけだな」

ワルター「苦労してピアレイも倒して経験を積んだんだ。オレたちならやれるさ」ニッ

フリン「僕としては、一番苦労したのは倒した後なんだけどね……」

ワルター「……悪い」

ヨナタン「……すまない」

イザボー「……ごめんなさい」


何があったのか、と尋ねるのも憚られるほどフリンが落ち込んでいる。
ピアレイという強力な悪魔を倒したらしいことは新宿地下街へ入る前に軽く聞いていたが、
そういえば、どのような悪魔かは聞いていなかった。
……この話は一旦置いておいて、今は周囲の警戒に努めよう。
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/08(金) 01:45:32.24 ID:Zmu6i80q0
乙です。
627 :やられ台詞書いてるとなんだか彼岸島チックに見えて仕方ない ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/09(土) 04:02:58.93 ID:UEcM027o0
……
時:十数分後
場所:都庁前広場


私たちの一団は何事もなく、都庁と呼ばれるビルの前に到着した。
それは周囲のビルよりも大きく、何か特別な役割を持った施設なのだろうとわかる。

先頭に立っていた阿修羅会の男は今一度全員に指示を出す。


先頭の男「最終確認だ!」

先頭の男「都庁の中は悪魔の結界になっているが、形は迷路じゃねえ。入ってすぐに例の悪魔がいる」

先頭の男「俺たちは一気になだれ込み、すぐ攻撃を仕掛ける。先手必勝だ」

先頭の男「だが追い込まれた場合は後衛に回り、立て直しと前衛の援護を優先する」

先頭の男「命あっての物種だ。焦ってヘタこくんじゃねぇぞ」


先頭の男とそれに付き従っていた数名の男が扉の左右に立ち、素早く開けようと準備をする。
そしてそれ以外の者たちが各々武器を構えたのを確認すると、扉を開いた。
開かれた扉の中へ、阿修羅会構成員や人外ハンターたちがなだれ込んでいく。

フリン「よし。僕らも続くぞ」

ワルター「ああ、行くぜ!」


……
場所:都庁内部 結界内部


扉一枚隔てた先に広がる悪魔の結界。
突入した者たちはその主と思しき一体の悪魔に立ち向かっている。
その悪魔の容貌は、およそ5メートルほどの高さを持つ出来損ないの土人形といったところか。
体は主に土塊で構成され、腕や脚が歪な形になっており、髪の代わりに長い芝が頭からまっすぐ生えている。
ガントレットによれば地霊クエビコという悪魔のようだ。


「うわああああ!!」パンパン

「いやだッ 来るなぁぁ!!」パララララ

クエビコ「礼を欠いた人間共よ、ここで我に喰らわれるがいい」ブォオ

「ぎゃっ、うっ、ごふっ」ドンッゴッドシャァ

「ひ、ひいいい!!」

クエビコは体にめりこむ弾丸をものともしない様子で、阿修羅会構成員や人外ハンターたちを吐息や拳で吹き飛ばしている。
武装した人間が簡単に吹き飛ぶ様を間近で見て戦意を喪失する者もいるが、
そうでなくとも既に戦闘不能者が出ており、形こそ前衛と後衛に分かれているが、戦いとしては全体的に守りに入っているように見える。


ワルター「チッ……思ってた以上にやりやがるようだな」

フリン「負傷者が多いか……僕らはどう動く?」

ヨナタン「ヨツバ、ここは君の判断に任たい」

ヨツバ「……」


多数決安価:ヨツバはどうする? ↓1から2票先取
1.フリンたちと共にクエビコへ挑む(フリンがいるので勝利確定。戦果は経験値+2)
2.クエビコ討伐をフリンたちに任せ、負傷者の救護に回る(フリンたちがクエビコを倒す)
3.フリンたちに救護を任せ、単身クエビコへ挑む(クエビコとの戦闘へ。中程度のリスク)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)


下一桁判定:??? ↓1
1〜4 (なし)
5〜7 違和感
8〜9 疑念
0 確信
ゾロ目 策
628 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/09(土) 06:47:52.32 ID:8USnkp2To
4:フリンとクエビコ討伐、ヨナタン・ワルター・イザボーに救護を頼む

これで小リスクくらいにならないかなー、と。リターンも欲しいし
629 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/09(土) 14:27:36.62 ID:gU2cTa700
1と変わらない気もするが、乗ろう。4 >>628
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/09(土) 14:43:25.65 ID:2kRE+dTJo
不倫がいると勝ち確定って話だからな、少しでも経験値増えればいいけど
631 :フリンが参加したので戦闘はカットです ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/09(土) 23:40:35.17 ID:UEcM027o0
ヨツバ「フリンと私でクエビコを倒しましょう。イザボーたちは負傷者の救護を頼みます」

ワルター「なんだと!?」

ヨナタン「分かったよ。それが君の判断なら従おう」

ヨナタン「ただし、君たちが危ないようであれば僕らも加勢させてもらう。それでいいね?」

ヨツバ「はい」

フリン「他のチームにまで手を回す余裕のあるところはないようだし、僕もそれがいいと思う」

ワルター「仕方ねえか……よし、手分けして回るぞ」

イザボー「二人とも、無理はしないでちょうだいね」

フリン「ああ。任せてくれ」

イザボーたちはそれぞれ負傷者の救護に向かった。
632 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/09(土) 23:52:06.08 ID:UEcM027o0
私とフリンがクエビコに近づくのを見て、前衛で戦っていた阿修羅会構成員と人外ハンターたちが引いていく。
それを追わせないため、私はクエビコに声をかけた。

ヨツバ「都庁を支配し東京の民に仇なす悪魔、クエビコ。ここからは私たちが相手です」

クエビコ「……人間はすぐに争いたがる」

クエビコ「たった二人で、このクエビコを討ち、新宿の地を奪わんと欲するか」

クエビコ「貴様らから先に粉みじんに切り刻み、後ろの者共とまとめて地の肥やしにしてくれよう」ブォンガガガ


クエビコが赤い風を纏った手を振るうと、赤い尾を引く五つの指先・アクセルクローが床を抉る。

フリン「!」サッ シュオッ ドバン

ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ

フリンは後ろにかわしてバズーカで反撃し、私は右にかわして魔法で反撃する。
炸裂したロケット弾はクエビコの体をわずかに削り、電撃は体を構成する土塊の一つにヒビを入れた。

フリン「効かないわけじゃないらしいが……僕はこの手で行こう」ポイッ ガシャン

フリン「パトリムパス、来い!」SUMMON ヒュゴッ

麦穂の冠を被った若者の姿の、海と水を司るという悪魔だ。

パトリムパス「陸(おか)野郎にひと"泡"吹かせてやろうぜ、ラクンダ!」フォフォン

ヨツバ「ユルング、私たちは攻撃です」SUMMON ヒュゴッ

ユルング「承知するは私」ブォオッ

ラクンダがクエビコの防御力を下げたところにユルングのアイスブレスが吹きかけられると、
クエビコの体表に霜ができて白くなっていく。
633 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/09(土) 23:54:46.96 ID:UEcM027o0
クエビコ「フン……!」ブォオッ

それに対してクエビコもまた吐息で反撃。
アイスブレスとは異なる純粋な風の吐息・ウィンドブレスが拡散し、私やフリンにも襲いかかる。

パトリムパス「させるかよ!」バッ

ユルング「衝撃対して守るべき」スッ

パトリムパスがフリンを、ユルングが私を庇い、ウィンドブレスの直撃を受けるが、多少のダメージこそ受けているものの意に介さない。
いずれも風の攻撃に対する耐性を持っているからだ。

フリン「メディア!」ピュワワン

パトリムパス「削れちまいな!もいっちょラクンダだ!」フォフォン

クエビコ「砕けよ!」ブゥン

ヨツバ「!」ヒュッ ギィン

クエビコが左こぶしを握ってのアクセルクローを私めがけて振るい、私はその拳を刀で受け止める。

クエビコ「人間がこれほどの力を……」ギギギ

ヨツバ「ふっ……」ギギギ

ヨツバ「はっ!」ギィン

クエビコ「ぬぅ!」グラ

数秒の押し合いに競り勝ち、私がクエビコの拳を払いのける。

ヨツバ「はっ!」ダンッ

霜の出来た胴体に狙いを定め、跳ぶ。
刀を両手で握って右後ろに引き、力を込めて刀身に白い光を纏わせる。

跳躍の頂点で私の目の前までクエビコが近づいた。

ヨツバ「ジャベリンレイン!!」ブゥン ドドド
634 :631からここまでを書くのに3時間くらいかかっていて絶望する ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/10(日) 00:43:21.50 ID:bqM5R18q0
私がクエビコを斬ると同時に、振り抜いた刀から飛び出した三本の光の串がクエビコを貫く。

クエビコ「グッ……」ドドゴン

クエビコ「おぉおおお!!」ボロボロ
クエビコの左腕「」ズシン

そして炸裂。
罅や霜ができ、そして二度に渡って防御力を低下させられたクエビコの肉体は、
ジャベリンレインの爆発に耐え得なかった。
いくつもの土塊が崩壊し、支えきれなくなった左腕が地面に落ちる。

ヨツバ「ふっ」スタッ

クエビコ「」ボロボロ……ドズシャァ

そのままクエビコの目の前に着地した私は刀を向けたが、
クエビコは動かなくなっていた。

ヨツバ「……私たちの勝ちです」


クエビコによって維持されていた都庁の結界が消えていく。



Info.>地霊の護符を手に入れた!



……
場所:都庁内部


本来の都庁へと戻ったことで、その場の全ての人間がクエビコの死に気がついたようだった。

「やったっ……やったぞぉおお!!」

「これでもう奴に怯えなくていいんだ……」

「都庁の悪魔を倒したんだ!」

傷ついた者も、それを助けていた者も、様々な様子で喜んでいるが、
喜色満面といった様子で騒いでいるのは主に人外ハンターの者たちで、
阿修羅会の者たちは落ち着いた様子でこちらを見ていた。
そしてその内の一人、先頭の男が声をかけてきた。

先頭の男「お疲れ様です ヨツバさんと……フリンさんとかいったっけか」

フリン「はい。僕らの役目はここまででしょうか」

先頭の男「そうだ。それとヨツバさん、タヤマさんに報告お願いします」

ヨツバ「分かりました」

先頭の男「後は各自解散なんでね、俺たちも一足先に失礼しますよ」

先頭の男「お前ら行くぞ!」

阿修羅会の者たちは都庁から出ていった。
まだ人外ハンターたちが残っているが、もう問題はなさそうだ。
彼らも街までは自力で戻れるだろう。


負傷者の救護に回っていたイザボーたちがこちらへ来た。

ワルター「見てたぜヨツバ!やっぱお前すげえよ、あんな悪魔と力比べなんてよ!」

ヨナタン「ワルター」半目

ワルター「んだよ、勝ったんだからちょっとくらいいいだろ。こっちもちゃんとやったって」

イザボー「とにかく二人とも、無事でよかったわ」

ワルター「んで、これからどうする?」

フリン「元々僕らは池袋に入る方法を探す予定だったから、まずは新宿地下街で聞き込みだな」

フリン「いや、ちょうどいいしヨツバはタヤマに報告するついでに聞いてみて欲しい」

ヨナタン「確かにタヤマなら東京の事情はあらかた知っていそうだな」

イザボー「それじゃ、私たちも戻りましょう」
635 :遅筆はつらいよ ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/10(日) 01:08:01.31 ID:bqM5R18q0
……
場所:新宿地下街
時:およそ一時間後


地下街へ戻り、私たちはまた一旦解散。
皆は聞き込みに出かけ、私はしばらく休憩してから、ガントレットの通信でタヤマに都庁の悪魔について報告していた。

タヤマ「こっちの部下からも聞いているよ。大活躍だったそうだな」

ヨツバ「いえ……」

タヤマ「謙遜してくれるな」

タヤマ「だがヨツバ、あんたのことは俺たち阿修羅会だけじゃなく、ハンター共の間でも噂になってるみたいだぜ」

タヤマ「素直に喜んでいいんじゃねえか?」

ヨツバ「噂?」

タヤマ「厄介者のクエビコを殺ったんだ。ニュースにだってなるだろうさ」

タヤマ「別におかしなことじゃない」

タヤマ「さて、新宿の用事はこれで終わりだ。一晩休んだら戻ってきてくれ」

ヨツバ「……あの、池袋に入るにはどうすればいいですか?」

タヤマ「池袋ぉ?あんなところに何の用事があるってんだ?」

タヤマ「まあ用事が何だろうと、あそこに入るのが無理だってのには変わりない」

タヤマ「地霊の護符さえあれば簡単にセイオウボの幻術を解けるらしいんだが、どこにあるんだか手がかり一つないからな」

タヤマ「悪いが力にはなれなそうだ」

ヨツバ「地霊の護符なら、都庁の悪魔が持っていました」

タヤマ「なッ……なに!?」

タヤマ「そうか……それは流石に予想してなかったが」

タヤマ「ヨツバ、お前本当に池袋に行くのか?」

タヤマ「あそこはセイオウボ一派とガイア教団が今でも睨み合ってる。行ったって面倒ごとに巻き込まれるだけだ」

タヤマ「それにな、セイオウボはべらぼうに強い。いくらお前でも勝てるかどうか、いや生きて帰れるかどうかもわからん」

タヤマ「考え直しちゃくれねえか?なあ?」



多数決安価:何と答える? ↓1
1.それでも行く
2.六本木に戻る
3.(その他の自由な行動・発言 よほど無理がなければ採用)
636 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 01:11:11.95 ID:5ch1u/ZV0
池袋のジュラク堂書店の本=黒きサムライに繋がってるかもしれない、って話だったな。
3 黒きサムライを追っている事情を話す。他に黒きサムライについて心当たりがないだろうか
637 : ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/10(日) 01:26:12.33 ID:bqM5R18q0
多数決安価なのに↓1のみになってますがミスです
このレスから↓2までも範囲に含めます
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 01:27:23.10 ID:pjykv4r4O
1+>>636
639 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 01:27:29.86 ID:D30gomX2O
>>638
640 :経験値忘れてた ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/10(日) 02:21:30.58 ID:bqM5R18q0
ヨツバ「いいえ、行かねばなりません。黒きサムライの手がかりを掴むために」

黒き鎧の者・通称黒きサムライが東京の本を大量に持っていたこと、
その黒きサムライを追っていることを伝えた。
タヤマは黒きサムライについて何も知らないようだった。

タヤマ「しかし、それでジュラク堂ってわけか。ちっと無理があるようにも思えるが……」

タヤマ「スカイタワーのメデューサと戦わずに天井と東京を往復したってんなら、セイオウボの幻術を掻い潜ったとしてもそこまでおかしくねえ」

タヤマ「一応筋は通っちゃいるが……」

タヤマは何事か考え込む素振りを見せる。

タヤマ「……ジュラク堂はちょうど、セイオウボが結界を張ってるところ、つまり本丸だ」

タヤマ「この事実を踏まえても行くのをやめないってんなら、俺も止めねえよ」

ヨツバ「! ……ありがとうございます」

タヤマ「よせよ、別に何もしちゃいねえ」

タヤマ「だがヨツバ、お前……絶対に死ぬな」

タヤマ「セイオウボに敵わねえと分かったらすぐ戻って来るんだ。いいな」

ヨツバ「分かりました」

タヤマ「くれぐれも無事でな」


通信が切れた。


バロウズ「報告を終えたから、これでクエスト達成ね。お疲れ様、マスター」


info.>経験値+2!
info.>知名度+1!


……
時:新宿到着同日 夕方



結局、フリンたちによる地下街での聞き込みでは有用な情報は手に入らなかったようだ。
私がタヤマから地霊の護符について聞けたのでよしとするべきだろう。
私たちは明日の朝に池袋に向けて出発することに決め、解散した。

まだ就寝には早い。
何をしようか……


自由安価:何をする?(合計2回。「一人で行く」を選択すると自由行動を終了するが、失った自由行動の数だけ、ヨツバのみ池袋への到着が早まる) ↓2まで
1.誰かと話す(誰と話すかの多数決安価へ)
2.どこかへ行く(どこへ行くかの多数決安価へ。選択肢は[人外ハンター商会新宿支部, 阿修羅会新宿屯所, 地上, 自由記述]の4つ。)
3.一人で池袋へ(ヨツバがフリンたちに黙って早朝に新宿を出る。戦闘になる場合、仲間の補正を得られない)
4.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)
641 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 02:25:41.85 ID:5ch1u/ZV0
地上に行った場合って時間食い過ぎて池袋イベントが先越されるとかありますか?池袋への出発前に戻ってこれる?
642 :半雑談モード ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/10(日) 02:37:16.57 ID:bqM5R18q0
>>641
基本的に自由行動1回分程度のことしかできません。実は何も考えてませんがざっくりと地上戦数回とか結界挑戦一回くらいを想定してます。
長くなりそうなら追加で自由行動消費するかどうかの多数決安価出します。

後これ、そもそも夕方と夜で1回ずつって感じなのでちょっと時間かけた程度で出発予定を過ぎたりしません。
が、万が一夜更かししたらヨツバのステータスが一時的に下がる予定です。
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 02:38:04.12 ID:5ch1u/ZV0
ありがとうございます。


644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 05:46:32.05 ID:DtpxJnXoo
2
645 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/10(日) 23:35:36.31 ID:bqM5R18q0
多数決安価:どこへ行く? ↓1
1.人外ハンター商会新宿支部
2.阿修羅会新宿屯所
3.地上
4.(その他の場所 新宿から離れない範囲で採用)
646 : ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/10(日) 23:36:27.26 ID:bqM5R18q0
>>646から2票先取です
647 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 23:40:25.28 ID:IVttMnSQ0
2
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 23:42:57.00 ID:goB5z72zO
2
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/10(日) 23:51:04.23 ID:5ch1u/ZV0
650 :4にも4Fにも出てこないけど存在しないとおかしいもの、それが屯所 ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/11(月) 00:14:15.27 ID:Bk8m8P0/0
東京の地下街は主に通路と、その両側にいくつもある部屋によって構成される。
なので居住区域の通路、各種施設が集まった通路、など通路ごとで役割が決まっていることが多いらしい。

その中でも出入り口に阿修羅会構成員が見張りに立っている通路は、地下街ごとに存在する阿修羅会構成員屯所の通路だ。
各地下街に配置された人員の寝起きするための部屋と、業務を行うための事務室がある。

見張りの男に挨拶をして事務室に入ると、三人の男がいた。
奥にいる一人は何やら機械をいじっている(パソコンというらしい)が、他の者たちは暇そうに寛いでいる。
その内一人が、入室した私に気付いて声をかけてきた。

暇そうな男「お……?おお、ヨツバさんじゃねえですか!」

それに続き、三人が立ち上がり、こちらに向かって同時に頭を下げる。

三人「「「お疲れ様です!!」」」バッ

ヨツバ「こんばんは。そちらの方は何を?」

奥の男「都庁の件の報告書書いてます。今日中にタヤマさんの方に送らなきゃいけないんで」

奥の男「しかし、ヨツバさんはどうしてこちらに?自分で言うのもなんですけど、こんなところに用はないんじゃあ」

暇そうな男「もしかして、ヨツバさん自ら俺たちを労いに来てくれたりして!?」

眠そうな男「いやそれはないだろ……っふわぁ〜、あと二時間が長ぇ……」



自由安価:何をする? ↓2まで(無理のある内容を含む場合そのレスは安価下に)
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 00:16:35.99 ID:ws2FdVp/O
少し労ってあげた後
この辺の悪魔で経験値稼ぎ
652 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 00:16:58.25 ID:z3AGlv0zO
>>651
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 00:19:59.75 ID:1x9LP+JC0
原作じゃルート分岐直前に必ず倒す敵ってポジションだったけどやっぱ東京には必要な組織だったよなぁ…
654 : ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/11(月) 00:50:41.81 ID:Bk8m8P0/0
偶然にも新宿は地下街にも悪魔のいる通路が存在するので今回は>>651の内容を一応通しますが、
さすがに無理がある内容なので次回以降はお気をつけください
655 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/11(月) 01:12:08.37 ID:Bk8m8P0/0
ヨツバ「はい。無事にクエビコを倒せたのは阿修羅会の方々のお力あってのことですし」

ヨツバ「コープスの件でもお疲れでしょうから」

眠そうな男「えっ、マジ?シフト入れててよかった……」

暇そうな男「よっしゃあー!ほらお前、茶ぁ持ってこい!」

眠そうな男「はいよー」

奥の男(くっそ、手が離せなくて参加できねえ……なんて日だ)


阿修羅会の男たちと、お茶を飲みながら軽く話をすることになった。



……
場所:新宿地下街 阿修羅会新宿屯所 事務室
時:入室から一時間弱経過


ヨツバ「西の通路に悪魔が?」

暇そうな男「知らなかったんです?まあ、悪魔がいるっても間貸しみたいなもんですよ」

暇そうな男「今人のいるとこまでは入って来やしませんから大丈夫です」

眠そうな男「正確には新宿に配分されてる赤玉じゃ足りなくて確保しきれてないんですけどね」フッ

暇そうな男「バカ、ヨツバさんに余計なこと言うんじゃねえ!」ベシ
眠そうな男「いてっ」

ヨツバ「なるほど……」

ヨツバ「どのような状況か、私も一度自分で確認した方がよさそうですね」コトッ

ヨツバ「お茶、ごちそうさまでした。美味しかったです」

私はお茶の礼を言い、事務室を後にした。


暇そうな男「あーあー、お前が余計なこと言うから」

眠そうな男「いやあの通路の話したのそっちでしょ……いててて!」



……
場所:新宿地下街 西口地下通路


シャッターで閉ざされていた通路からさらに奥へ進むと、その通路があった。
人のいる通路に比べて寒い。空調が効いていないのだろうか。

悪魔は……確かに、いるようだ。

私は剣を抜いた。



下一桁判定:戦果(屯所で時間を使ったため厳しめ) ↓1
1〜7 手応えなし(経験値+1)
8〜9 撃破(経験値+2)
0 連勝(経験値+3)
ゾロ目 悪魔を探して気がついたら地下街付近を離れていた(下一桁が一致する項目分の戦果獲得、更にイベント発生)
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 01:14:53.96 ID:hTimyHmMO
はい
657 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/11(月) 01:21:24.64 ID:Bk8m8P0/0
ヨツバ「ジオンガ!」バヂヂッ

コッパテング「うぎゃっ」ボシュゥ


……一体倒すと、周辺から悪魔の気配が消えた。隠れているのだろうか?
何にせよ、今はこれ以上ここで悪魔と戦うことはできないようだ。
肩透かしを食ってしまった。


info.>経験値+1!



多数決安価:どこへ行く?(2回目。行動終了後、翌朝になる) ↓1から2票先取
1.人外ハンター商会新宿支部
2.阿修羅会新宿屯所
3.地上
4.(その他の場所 新宿から離れない範囲で採用)
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 01:23:27.80 ID:hTimyHmMO
1
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 06:49:53.58 ID:OCfS+3dgo
660 :最近何も思いつかず選択肢がスカスカに ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/11(月) 21:27:48.37 ID:Bk8m8P0/0
……
場所:新宿地下街 人外ハンター商会新宿支部


新宿地下街にも人外ハンター商会の支部が存在する。
入ってみると、内装なども含め渋谷のそれと変わらないようだ。
カウンターに近づくと、この支部のマスターらしき男が話しかけてきた。


マスター「あんたがヨツバか。クエビコの件は噂になってるぜ」

マスター「正直俺は話半分に聞いてたんだが……」

マスター「なるほどな」

マスターはニヤリと笑った……ように見えた。

マスター「で、何か用か?」

私は席に着き、メニューを見て注文する。

ヨツバ「この……ユルム茶?を一つ。あと、池袋までの道を教えていただけませんか」

マスター「池袋ねぇ……ま、詮索はしないがね」


マスター「ほれ、ユルム茶……のレプリカだ」

さほど待たない内に、私の前にカップが置かれた。
泥水のような色合いの液体が入っている。
わずかに甘い匂いがする。

ヨツバ「……いただきます」

紅茶のような酸味はなく、純粋に甘みを感じる。
見た目に反してさらさらしており、飲みやすい。
薄味だが、茶というよりはジュースのようなものなのだろうか。
以前に食べたチャーハンなどと違い、この飲み物にはあまり違和感がない。

マスター「不思議そうな顔してるな。天井から来た新顔ってのもホントらしい」

マスター「今の東京は確かに食い物の質はよくねぇが、水は豊富にあってな」

マスター「飲み物のレプリカはマシなものができるのさ」


地上に毒の沼などがあるのに、きれいな水は手に入るのか。
どこかに大きな井戸があるのだろうか?


マスター「ところで、スマホの登録名も"ヨツバ"でいいのか?」

ヨツバ「はい」

マスター「……あった。よし、地図を送るぜ」カタカタ

マスターが奥のパソコンを操作すると、ガントレットに地図が送られてきた。
新宿から池袋までの道のりが書き込まれている。

ヨツバ「ありがとうございます」



多数決安価:何をする? ↓1から2票先取
1.代金を支払って立ち去る(何もせず自由行動終了)
2.(その他の自由な行動 よほど無理がなければ採用)
×.チャレンジクエストを受注する(池袋行きが決まっているため選択不可)
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/11(月) 21:31:52.89 ID:1x9LP+JC0
人外ハンター商会からみた阿修羅会の評判とか聞いてみる
662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/12(火) 00:43:18.03 ID:2J3bN9Uv0
>>661
663 :何かテコ入れを考えないと原作ルートが濃くなってしまう ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/13(水) 22:55:55.22 ID:wqd2q2kX0
時間もあることだから、阿修羅会について尋ねてみよう。


ヨツバ「ハンターの方々は阿修羅会についてどう考えていますか?」

マスター「こりゃまた直球だな。まあ俺はハンターの代表じゃねえし個人の考えだが……」

マスター「密売所なんてあるくらいだ、仲が良くないのは確かだろうよ」

マスター「特に強烈なのは……秋葉原の件だな。あれさえなきゃあ、と思う奴は多いんじゃないか」

ヨツバ「アキハバラ?」

マスター「簡単に言や、スマホが大量にあった場所だ。阿修羅会は自分たちが優位に立つために、そこを爆弾で焼き払ったのさ」

マスター「おかげで今やスマホはレアアイテム、ハンター見習いが実力をつけてもこいつがなきゃハンターにはなれねえ」

ヨツバ「阿修羅会がそんなことを……本当ですか?」

マスター「あんたが阿修羅会とつるんでるって噂が本当なら、お仲間に聞いてみりゃいい」

マスター「……そうそう、あんたは阿修羅会とつるんでるが、今の所はクエビコの話しか聞かねえからな」

マスター「あんた個人は嫌われてないと思うぜ。むしろ人気が出つつあるかもな」

ヨツバ「そうですか」

マスター「ふっ、素っ気ねえな」


……
場所:ヨツバから少し離れたテーブル席

ハンターA「おい、あれ……」

ハンターB「今日クエビコをやったって女だよな……」

ハンターA「話を聞いた時はよくわからなかったが、ひと目見てすぐ分かるってのもすげえ」

ハンターA「あれで強いって嘘みたいだぜ」

ハンターA「……ん?何やってんだ?」

ハンターB「へへ……」

ハンターBがハンターAにスマホを見せる。
画面には、マスターと話をするヨツバの姿が映っている。

ハンターA「お前……そんなことして大丈夫かよ」

ハンターB「ここはうるさいからバレやしねえって」



下一桁判定:知名度上昇判定 ↓1
1〜8 写真はハンターBの秘蔵になった
9 写真が一部に出回った(知名度+1)
0 写真が人外ハンター商会のデータベースに掲載され、騒ぎに(知名度+2)
ゾロ目 ???
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/13(水) 22:56:53.73 ID:AZT/W2UcO
1
665 :寝起きする部屋って何て言うんだろう……宿舎ではないし ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/13(水) 23:09:12.65 ID:wqd2q2kX0
……
場所:新宿地下街 阿修羅会新宿屯所 寝室
時:夜10時頃


私は勧められるまま阿修羅会の使っている部屋やシャワーを借りることにした。
本来は複数人で使う寝室だが、今は私一人だ。
元いた構成員はこの部屋を追い出され他の部屋に行くらしく、廊下でぼやいていた。

そろそろ寝る時間か、と思っていた所で扉がノックされ、
聞き覚えのある声が私を呼んだ。



下一桁判定:声の主は? ↓1
1〜7 ターミナルの男(高木)
8 タヤマ
9 アベ
0 ???
ゾロ目 ???
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/13(水) 23:11:02.85 ID:CwnNdQhu0
えい
667 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/13(水) 23:14:20.54 ID:7td8UqjX0
寝室、仮屋、寝所、宿……どれもしっくりこないような…
668 :今日もなんかアレ ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/13(水) 23:45:39.60 ID:wqd2q2kX0
ターミナルの男「ヨツバさん、いますかい?」

ヨツバ「どうぞお入りください」

ターミナルの男「失礼しやす」


声の主は、阿修羅会の中でもターミナルを見張る役割を負う男だった。
今日は普通の服装のようだ。
といっても、他の構成員のようにスーツを着ているわけでもないようだが。


ターミナルの男「お久しぶりです……って程でもねえか。南砂町の件ではすいませんでした」

ヨツバ「いえ……」

ターミナルの男「夜中にすいやせん。まあ、長話にはなりませんから」


ベッドに腰掛ける私に対し、ターミナルの男は立ったまま話を続ける。


ターミナルの男「ターミナルなんすけど、タヤマさんの指示で全部結界と解きやした」

ヨツバ「それは……急な話ですね。何かあったのですか?」

ターミナルの男「それが俺にもさっぱりで……別の仕事をしろって言われたんで、クビにゃならなかったみたいですけど」

ターミナルの男「で、それをヨツバさんにお伝えしろって言われて来たわけですよ」

ヨツバ「しかし、悪用を防ぐために結界を張っていたのでしょう?」

ターミナルの男「そこは地下街の見回りを強化して埋め合わせるらしいですよ。なーんか無理矢理な感じがしないでもないっすけどねぇ」

ヨツバ「……わかりました。ということは、私も今後ターミナルは自由に使ってよろしいのですね?」

ターミナルの男「へえ。つっても、スマホを登録してないターミナルを使えない点は変わらないんすけどね」


私の場合はミカド、スカイ、南砂町、新宿が使用可能な範囲となるわけか。
渋谷には行ったことがあるが、あの地下街のターミナルは未登録のはずだ。


自由安価:何か話す? ↓2まで(無理のある内容を含む、もしくは句読点除いて40文字を超える場合そのレスは安価下に。「話すことはない」も可)
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/13(水) 23:57:28.00 ID:7td8UqjX0
ログ見たら名前聞いてなかったし聞こう。
670 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/14(木) 12:11:10.12 ID:kNRSLmO+0
話すことはない
671 :発言の名前欄がターミナルの男のままなのもそうです。よくお気付きに ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/15(金) 00:01:32.61 ID:VAg5ekoI0
ヨツバ「ところで、まだあなたのお名前をお聞きしていないのですが」

ターミナルの男「あれ?言ってませんでしたっけ……」

ターミナルの男「俺はタカギ。ターミナル見張り続けて20年……だった男です」

タカギ「俺なんかがヨツバさんとご縁があるかはわかりませんけど、まあよろしく」

ヨツバ「はい。よろしくお願いいたします」

タカギ「そんじゃ、俺はこれで。失礼しました」

タカギは部屋を出た。



……
時:深夜



下一桁判定:??? ↓1
1〜9 夜が明けた
0 ???
ゾロ目 ???
672 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/15(金) 00:02:50.83 ID:l/XQJVdsO
673 :あまりに短いですが今夜はこれが限界です。どうかお許しを ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/15(金) 00:33:55.55 ID:VAg5ekoI0
……
場所:新宿地下街 阿修羅会新宿屯所 寝室
時:朝6時頃


昨晩はよく眠れたようだ。

バロウズ「おはよう、マスター」

ヨツバ「おはようございます、バロウズ」

私は身支度をして部屋を出た。

阿修羅会構成員たちもこの時間には起きているらしく、
通路ですれ違うと挨拶された。



……
場所:新宿地下街 人外ハンター商会新宿支部


今日は人外ハンター商会で食事を取って出発することになっている。
ここも既に人が集まっており、思い思いに食事やクエスト吟味などを行っているようだ。

フリンを除いた、イザボーたち3人がテーブル席でメニューを見ている。
そこに私が近づくと、ワルターが最初に気付いて声をかけてきた。


ワルター「おはようさん」

ヨナタン「ヨツバか。おはよう」

イザボー「おはよう、ヨツバ」

ヨツバ「おはようございます、皆さん」

そのまま席に着く。

ヨツバ「皆はもう注文を決められたのですか?」

ヨナタン「今の所ワルターだけだな」

ワルター「この、"ハンバーガー"って奴が気になってな。ハンバーグと名前が似てるし、肉料理だとオレは思うね」

イザボー「私は野菜スープを頼もうかと思ったのだけれど……あまりにも高くて」

イザボー「これはちゃんとした価格設定なのかしら」

ヨナタン「陽が射さないとはいえ、僕らの懐具合では流石に手が出ない高さでね……」

ヨナタン「しかも他のメニューは名前でどんなものなのかわからないときている」

ヨナタン「上野で感じたことだが、こういった東京特有の食べ物は僕らにはいろいろ刺激が強くて敵わないんだ。こういう時はワルターが羨ましいよ」

ワルター「お前、今遠回しにオレのことバカにしたか……?」半目

ヨツバ「そんなに……?」

メニューを見てみると、確かに高い。
遺物を店に持っていっていないのもあって、今の私の手持ちではどうにもならなさそうだ。
ハレルヤという少年が注文した時の、マスターのあの反応も頷ける。
ターミナルも使えるようになったことだから、頃合いを見てミカド城に寄らなければならないだろう。

さて、私はどれにしようか……



多数決安価:何を注文する? ↓1から2票先取
1.ハンバーガー
2.マーボーハルサメ
3.オニギリセット
4.オチャヅケ
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/15(金) 00:36:39.23 ID:wLhrqWn30
1.
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/15(金) 00:41:06.34 ID:3M68qp/S0
676 :雑談モード ◆9OydVuNlLY [digital devil sage]:2019/02/15(金) 01:11:34.35 ID:VAg5ekoI0
この謎のハンバーガー人気は一体どこから来るのか……?
677 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/16(土) 01:40:24.40 ID:fJU7Qiy90
ヨツバ「……ええと、私もハンバーガーにします」

イザボー「じゃ、じゃあ私もそれにしようかしら」

ヨナタン「では僕も」

ワルター「おいおいなんだよつまんねーなぁ」


フリン「じゃあ僕もそれで」


私たち四人が注文を決めている間にフリンが来ていたようだ。


フリン「おはようみんな」



……


テーブルに運ばれてきたのは、円形のパン二つに薄いハンバーグを挟んだものだった。
パンの種類が違い厚みがあるが、おおよそサンドイッチといえる。

ワルター「なるほど……ハンバーグを使うからハンバーガーっていうのか」

ヨナタン「思っていた以上に名前に忠実だったわけか」


一口食べてみる。

ヨツバ「……」モグモグ

何やら酸味のある調味料が塗られているようで、肉の味はあまりしない。
ハンバーグ、つまり挽肉を用いることで肉の硬さも気にならないようにしている辺り、
安物の悪魔肉を食べられるようにするための工夫が効いた料理のようだ。

イザボー「おいしいといえばおいしいのだけれど、朝から食べるものではない気がするわ……」

ヨナタン「同感だ。しかし調理パンだから、弁当に向きそうだな」

ワルター「おっ、じゃあいくつか昼メシ用に包んで行くか?」

ヨナタン「いや、今日は遠慮しておくよ……腹を下しそうだ」



……


量はさほど多くなかったので、食事の時間はすぐに終わった。

フリン「もう一度確認だ」

フリン「僕たちはこれから池袋の地へ向かい、そこを支配する悪魔セイオウボを倒す」

ヨナタン「現地にいるという、ガイア教団なる者たちには注意が必要だな。味方とは限らない」

イザボー「現地につくまではどうするの?他の悪魔との戦いもあるでしょうし」

フリン「そうだな……ヨツバはどう思う?」



多数決安価:何と答える? ↓1から2票先取
1.5人で固まって油断なく移動すれば大丈夫(道中カット。リスク・リターンなし)
2.現地までの状況も見た方がいい。二つの班に別れる(中リスク・中リターン)
3.誰かが一人で現地に行けば、ターミナルを使って合流できる(高リスク・高リターン)
4.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/16(土) 01:41:31.72 ID:Y7Shge9uO
2
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/16(土) 01:47:27.47 ID:eBPIGvt10
2
680 : ◆9OydVuNlLY [digital devil saga]:2019/02/16(土) 01:58:27.01 ID:fJU7Qiy90
ヨツバ「池袋の外にも何かあるかもしれません」

ヨツバ「二つの班に分かれ、別のルートから池袋を目指す……というのは?」

ヨナタン「コープスの時より離れることになる。分け方によるが、それなりのリスクが伴うな」

ワルター「っても、元々ヨツバは単独行動してたからな」

ワルター「それこそ、フリンとヨツバが同じ班でもなきゃ問題ねえだろう」

イザボー「では、どのようにメンバーを分けるの?」



多数決安価:何と答える? ↓1から2票先取(メンバーまで一致した場合のみ同選択肢として扱う)
1.ヨツバ班は三人(リスク・リターン低め。誰と組むのかも書くこと)
2.ヨツバ班は二人(リスク・リターン高め。誰と組むのかも書くこと)
3.(その他の自由な発言・行動 よほど無理がなければ採用)
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/16(土) 02:01:11.71 ID:eBPIGvt10
3 フリン、ヨナタン、ワルター、イザボーは既定路線として……ミカド国からナバール引っ張ってこないか? ヨツバ班にナバール・ヨツバ
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