陽炎「霞のカレーの」不知火「カスミックス」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 14:56:27.15 ID:z5POR3+t0

よくある二次創作、第十四駆逐隊解体後の話

なお、霞の出番は少ない模様

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525499786
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 14:57:27.17 ID:z5POR3+t0
〜呉鎮守府 駆逐艦寮 第一次士官室〜


陽炎「霞のカレーって美味しいじゃない?」

霰「はい」

不知火「何です、また藪からスティックな」

陽炎「なんであんなに美味しいのかな」

霰「愛情が詰まってる」

不知火「愛情だけであんなに美味しくなるのなら、陽炎が作るカレーも美味しくないとおかしい、と言うことになるのでは」

霰「母性愛」

陽炎「でもだったら、潮の作るカレーからも同じ味がしないと変だよ」

霰「潮のは、友愛」

陽炎「曙宛のは違うって」

霰「あれは純愛、プラトニック・ラブ」

不知火「待ってください、あの二人一線超えたのですか」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 14:58:28.32 ID:z5POR3+t0
陽炎「何言ってるの?この前の未確認型との決戦の時」

霰「二人の愛は改二の域に達した」

不知火「不知火がハブられた多号作戦改の時点でかなりお熱い空気だったとは霞と伊14から聞いていましたが」

霰「その時はまだ改だった」

陽炎「ごめんね、あれはどうしても潜水艦が必要だったんだけど、曙に睨まれた上那智さんにも一杯奢られちゃってさぁ」

不知火「那智さんに奢られてしまったら逆らえませんね」

陽炎「足柄さんには主砲突きつけられたけどね」

霰「だから霞は強制だったの?」

陽炎「そうそう、まあ後ですっごい美味しいビーフシチューの素くれたから、まあいっかってさ」

不知火「それでこの前の休日、陽炎の作ったボルシチが美味しかったのですね。いえいつも美味しいのですけど」

霰「不知火もお世辞を覚えた」

陽炎「そんなことないよ、いつも美味しいでしょ?」

霰「皐月の方が幾分かマシ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 14:59:21.27 ID:z5POR3+t0
陽炎「皐月って油引いて塩コショウで味付けて炒めればなんでも食べられると思ってるよね」

霰「ご飯と食べるなら美味しいけど」

不知火「陽炎は塩が濃すぎなのです」

霰「ビールのつまみなら無しではない」

不知火「無しでは無いでは無いです、健康に悪いです」

陽炎「そんなに濃いかなぁ」

霰「お塩より問題なのは煮物の時、お砂糖の使い方が壊滅的に下手なこと」

陽炎「そう?」

霰「そう」

不知火「不知火は嫌いではありません」

陽炎「流石は不知火!お煎餅あげるね!あーん」

不知火「いただきます」ボリボリ

霰「甘味はみりんで出すものって、長月が教えてくれたのに」

陽炎「えーでもさー、みりんよりもお砂糖の方が早く甘くなるじゃない?値段的にはさ」

霰「砂糖とみりんは味が違う」
陽炎「そんなに?」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:00:29.01 ID:z5POR3+t0
霰「例えるならコーラとサイダー位」

不知火「それ同じ味では」

陽炎「そうか、そんなに違ったのか」

不知火「どうして砂糖とみりんの味の違いが分からないのですか!?」

霰「出汁の取り方にも問題がある……昆布は暖め過ぎるとエグみが出るから、水から取って、60℃前後で取り出して、それから鰹節って教えたのに守ってない」

陽炎「えー変わんないよ」

霰「潮と陽炎が作ったお味噌汁は明らかに味が違う」

陽炎「そ、そうかなぁ……」

不知火「どうしてコーラとサイダーの違いが分かるのですか!?」

雪風「はいはい!霞さんのお話しですか、陽炎姉さん不知火姉さん!」

陽炎「うん、そうそう」

霰「霰は?」

雪風「霞さんのお話なら霰さんは黙っていないはずですね!」

霰「許そう」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:01:35.34 ID:z5POR3+t0
不知火「雪風が霞の話を振るのは不自然です、どこから聞いていたのですか?」

雪風「不知火姉さんがカスミックスと言った辺りからです」

不知火「そのような発言をした覚えは無いのですが」

霰「不知火」

不知火「はい」

霰「改二になったら見えるものもある」

陽炎「うんうん」

不知火「雪風は改二ではないのでは、と不知火は訝しみます」

霰「雪風は天才だから」

陽炎「雪風は天才だしね」

雪風「雪風は天才らしいです」

不知火「雪風は天才でしたね……」

陽炎「で、霞のカレーってすっごく美味しいじゃない?」

雪風「はい!あの鳳翔さんですら負けを認める味ですから!」

不知火「そう言えばそんなお話をしていましたね」

霰「なんて言うか、強烈に美味しいカレーって感じ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:03:01.51 ID:z5POR3+t0
陽炎「そそ、そんで第18駆逐隊は今週の任務も遠征も中止して霞のカレーの秘密を探ります」

不知火「え」

霰「え」

雪風「はいはい!雪風もお手伝いします!」

陽炎「雪風はあたしの代わりに長波と甲型駆逐艦運用演習よろしくね」

雪風「不幸です……」

不知火「陽炎は秘書艦の仕事が有るのでは」

陽炎「最上さんに代わってもらいました」

霰「司令官がかわいそう」

陽炎「なんで?」

不知火「不知火も司令官に同情します」

陽炎「ま、いいや。じゃ、霞のカレーの秘密、聞き込みから行ってみよー!」

雪風「雪風も時間までお供します!」

霰「許そう」

雪風「幸運の女神のキスがありますように」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:04:45.15 ID:z5POR3+t0
〜〜


浜風「え?霞さんのカレーの秘密ですか?」

陽炎「そうそう、霞のカレーって美味しいじゃない?」

磯風「分かるぞ、あれはたまらなく旨い」

谷風「浜風のカレーは顔面へのフックって感じだけどよ」

浦風「霞のカレーは鳩尾へのアッパーカットじゃけんの」

陽炎「分かる分かる、装甲無視の固定ダメージ感あるよね」

不知火「分かりません」

浜風「しかし、霞さんのカレーがなぜあれほど美味しいのかは……」

陽炎「やっぱ霞が持ってる、カレーへの並々ならない執念が成すのかな」

磯風「あの人、沈むならカレールーの中へ轟沈したいと常日頃から言っていたからな」

不知火「言ってましたね」

霰「言ってた?」

不知火「陽炎が第14駆逐隊を結成したあたりからの口癖です」

陽炎「何それ生で聞きたい」

浦風「なんだかんだで寂しかったんじゃねぇ」

陽炎「んー、悪いことをしてしまったのかなぁ」

谷風「陽炎姉さんは悪くねえさ、大体提督が悪いよ、提督が」

陽炎「そうだよね、提督が悪いよね」

不知火「そうですね、悪いのは提督です」

霰「はい」

雪風「その通りです」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:06:20.76 ID:z5POR3+t0
〜〜


吹雪「え、カスミックス?」

陽炎「そう、カスミックスの手がかりを求めてるの」

綾波「うーん、心当たりはありませんねぇ」

不知火「改二の子は話が早いですね」

霰「乙改や丁改ではまだ足りなかった」

吹雪「カスミックスとは少し違いますけど、昔に観艦式の時」

綾波「あ、水雷戦隊対抗カレー大会!」

雪風「あー、あの時優勝したのは二水戦でしたね」

吹雪「私達、レシピ記載不良で失格になっちゃって」

陽炎「つまりその時のレシピにヒントが!?」

霰「その時、霞とのコンビは……確か荒潮」

陽炎「横須賀八駆の!」

雪風「事件が一気に進みましたね!」

綾波「それより!その時のリべちゃんの」

吹雪「そうそう、レベリベ☆カレー!」

陽炎「え、なにそれ!どんなん?」

不知火「レーベさんとリべさんのコンビであったことが辛うじてうかがえる名前ですね」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:07:49.92 ID:z5POR3+t0
吹雪「すっごいんだよ、カットフルーツをカレーライスの上からばら撒いちゃうの」

陽炎「何それ美味しそう!」

不知火「嘘ですよね!?」

綾波「その上から生クリームもかけちゃって!」

不知火「作ったのはカレーですよね、パフェではなく」

吹雪「それでね、食べたらこれがすっごく美味しいの!」

綾波「カレーもスパイス控えめ塩味強めで、フルーツとの相性もばっちりだったんですよぉ」

陽炎「あ〜良いなぁ、食べてみたいなぁ」

不知火「不知火も興味が湧いてきました」

吹雪「だけどあのカレー、予算オーバーで審査対象外になっちゃったんですよね」

綾波「本当にもったいなかったですよねぇ」

霰「美味しかった、あれ」

陽炎「ラグジュアリィってことでしょー、良いなぁそういうセンス」

雪風「それであの、カスミックスは」

吹雪「あ、あそこにお願いするのはどうです?」

陽炎「あそこ?」

綾波「目安箱です、鎮守府目安箱」

陽炎「無い」

不知火「ありえません」

雪風「ある筈がありません」

霰「あり得ない」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:09:41.17 ID:z5POR3+t0
吹雪「なんか、想像以上に敵視されてますね」

陽炎「あのね、決してあたしの出番がないからではないんだけどね」

吹雪「はい、決して陽炎ちゃんの出番が無いからではないんですね」

不知火「はい、決して出番が無いからではありません」

陽炎「三隈さんが料理で困ったときに磯風を派遣したり」

綾波「え」

陽炎「初風が怖がってるのに無意味な派遣で問題を拗らせたり」

吹雪「善意であった可能性は」

陽炎「初風は「摩耶さんが来てくれた」以上は語らず。摩耶さんは「なんの役にも立てず、邪魔をした」って言ってた」

吹雪「成程」

霰「霞も……大淀さんに防災頭巾を強いられていた」

陽炎「あと、これは清霜からなんだけど、コンタクトレンズに慣れるために箸でハエを捕まえる訓練をしたりね」

綾波「うわぁ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:10:40.63 ID:z5POR3+t0
不知火「弥生さんに変な鉢巻きでボケを強要したり」

吹雪「えぇ……」

雪風「野分さんからの情報ですが、舞風さんに3時間以上『神戸牛の舞』を強要したとか」

綾波「こ、神戸牛……?」

陽炎「焼き芋を報酬に秋雲のモデルをさせたり」

雪風「あ、後!天龍さんに四つ葉のクローバーを探させたりしてました!」

吹雪「……?」

綾波「……はい?」

霰「あと『朝』ってつくからって理由だけで艦娘を派遣したり」

吹雪「成程、決して陽炎ちゃんの出番が無いから敵視してるわけでは無いんですね」

陽炎「その通り、決っっして!あたしの出番が無いから敵視しているわけでは無いんだ」

不知火「その通りです、決して出番が無いから穿った見方をしているわけではありません」

霰「はい」

雪風「お話しありがとうございました!雪風たちは昔のレシピを漁ってみます!」

吹雪「うん、頑張ってね」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:11:36.69 ID:z5POR3+t0
〜秘書艦室〜


陽炎「失礼します」

最上「あれ陽炎?どうしたの?」

陽炎「昔の資料を漁らせてください」

最上「うん、どうぞ」


〜〜


陽炎「と言う訳で情報を得てきました」

不知火「はい」

陽炎「このローリエと言う葉っぱが鍵なのではないでしょうか」

雪風「ローリエにはお肉を美味しくする効果が有ります!」

霰「はい、では作ってみましょう」


〜数時間後〜


陽炎「う〜ん」

不知火「確かにこれは美味しい」

霰「美味しい、おいしいけど」

雪風「やはり霞さんのカレーには及びませんね」

陽炎「使い方は合ってるよね」

不知火「お肉と共に熱を通して香りを加え、うまみを引き出す」

霰「やっぱり、何か違う秘密がある」

陽炎「うーん、よし!最近霞と一週間ほど作戦活動に従事した子に聞こう!」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:13:06.56 ID:z5POR3+t0
〜横須賀鎮守府 訓練海域〜


曙「艦隊、単縦陣!目標正面、雷撃訓練行くから、夕雲!」

夕雲「はい!巻雲、風雲、浜波、続いて!」


ウー ウー ウー


巻雲「え、この音?」

曙「全艦停止、機関落として!……緊急のサイレン?何が……?」

『せーの、ぱんぱかぱーん!第七駆逐隊の曙ちゃん、第七駆逐隊の曙ちゃんへ、緊急の連絡が入っています。今すぐに秘書艦室へ来るように、以上です!』

曙「……はあ?」

風雲「潮さんからですか?」

曙「んな訳ないでしょ、アイツはあたしの邪魔になることしないの」

浜波(ご馳走様……)

『もし五分以内に来れなかったら、私の事「お姉ちゃん」って呼んでね!』

曙「夕雲後よろしくッ!!」

夕雲「ご武運をッ!」

巻雲「は、速い……!」

風雲「通常の三倍は出ている……!」

浜波(正体不明のショータイム……うふふ)
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 15:16:39.86 ID:z5POR3+t0
取り敢えずここまでっしゅ!

カスミックスの正体は皆で考えるっしゅ!
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 01:13:12.18 ID:Dra8MzejO
霞だけにイカスミってな
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 05:32:38.90 ID:yyRHcSfo0
おつおつです
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 06:58:33.88 ID:S5uwd2Nv0
更新します
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:00:02.24 ID:S5uwd2Nv0
〜〜


ドタドタドタ  ズザザザァーッ!!


曙「な、何用よこのクソ秘書艦!」

愛宕「あーん、4分42秒……もう少しだったのにぃ」クネクネ

曙「だから何用だって聞いてんのよ、このクソ巨乳!」

愛宕「曙ちゃん宛にお電話よ〜、はい」

曙「あん?」

陽炎『もしもし』

曙「え、は?陽炎!?」

陽炎『元気してた?』

曙「え、いや、そりゃ……元気だけど。あ、潮もね」

陽炎『夕雲達は?』

曙「まあ相変わらずよ。浜波はちょっと、無口すぎるのが不安だけど」

陽炎『そりゃ良かった!あ、ね、叢雲は?』

曙「相変わらずよ、たま〜に人の訓練にちょっかいかけに来るくらいね」

陽炎『こっちも相変わらずでさぁ、清霜は戦艦になるって聞かないし、朝霜は霞にべったりだし』

曙「アイツなんだかんだで面倒見良いのよね」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:01:11.16 ID:S5uwd2Nv0
陽炎『あたしだって一生懸命面倒見てるんですけど!』

曙「あんたなんてまだまだよ、そもそも脳みそまで筋肉じゃない」

陽炎『皐月のせいだよ』

曙「そういえば皐月のやつ改二になったわよ」

陽炎『あ、嘘会ったの!?あたしまだ見てないのに!』

曙「あのねぇ、改装は横須賀でやるの!アンタと違って優等生なら、そりゃ皐月の改二も、霰の改二だって見てるわよ」

陽炎『なんであたしの時は居なかったのよ!』

曙「遠征なんだから仕方ないでしょ」

陽炎『遠征なかったら会いに来てくれた?』

曙「い、行くわけないでしょ!?このバカ!」

陽炎『ん?あ、不知火も曙とお話ししたいの?はい、じゃ変わるね』

曙「はあ?」

不知火『不知火です』

曙「え、何よ」

不知火『実は霞のカレーに使われているとされる隠し味、通称カスミックスについてお話を伺いたかったのです』

曙「はあ?そんな話、どこにもなかったんだけど?」

不知火『なので不知火が代わりました』

曙「ああ、そりゃ正解ね」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:02:21.84 ID:S5uwd2Nv0
不知火『なにか心当たりはございませんでしょうか』

曙「霞のカレーか……確か水雷戦隊対抗カレー大会の時の、雷のレシピを使ってるはずなんだけど」

不知火『え、雷のレシピですk(ヌイッ!?』

陽炎『それ本当!?』

曙「う、うん、まあ……でも」

陽炎『雷って六駆の雷よね!三日月の聞き間違いじゃないよね!?』

曙「あの、そうなんだけど」

陽炎『分かった!詳しい話を聞きに行くわ!新幹線で行くから!今夜の予定空けさせといて!じゃね!』

曙「あ、ちょっと!待って、待って陽炎、ねえ!……切られた」

愛宕「曙ちゃん、雷ちゃんって……」

曙「どうしよう、陽炎が会いに来ちゃう」

愛宕「今からでも呉に連絡を入れておくわ、秘書艦が昼寝でもしてなければ間に合うはずよ。大丈夫」

曙「お願いします……失礼しました」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:03:11.99 ID:S5uwd2Nv0
〜横須賀鎮守府 第一次士官室〜


曙「……」

漣「おや?テンション低めっすね」

朧「だって見て、今日の晩御飯。大豆たっぷりのナポリスープ、冷ややっこ、納豆、豆腐の味噌汁、付け合わせのひじきにたっぷりの大豆、止めには大豆の入った雑穀米」

漣「熱い大豆推しktkr」

夕雲「呼び出しから戻った後からテンション低めでした……一体何が……?」

巻雲「もしかして鎮守府調査隊のお役立ちが」

風雲「絶対来ない」

浜波(お豆嫌い……)

漣「どうみても潮が居ないからなんだよなぁ」

曙「それは関係ないから」

朧「潮、どれくらいで帰ってくるかな」

漣「2−4の羅針盤ガチャで詰んでるからまだかかるとか言ってたっぽい」

23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:04:53.73 ID:S5uwd2Nv0
ガチャ


陽炎「お邪魔します!こんばんは、お久しぶり、初めまして!この中に第六駆t」

曙「おりゃあああっ!!」

陽炎「ごふっ!?」

不知火「陽炎!?」

曙「良いからアンタもこっち来い!」

霰「んちゃ」


バタン  ザワザワ


「何あの人」「ヤバいやつだ」「バカリボンさんへの熱いリスペクト」


漣「あ、あれは特型夜戦空手の一つ『一一式 紫電掌』!」

朧「また強烈でマイナーな技を」

夕雲「夜戦空手…?」

巻雲「巻雲達は訓練期間短縮の影響で習わなかった奴ですね」

風雲「艦娘に陸戦を教える必要は……」

浜波(鍛えられたカラテ=ジツは強い)

漣(ま、地雷踏みに行くのが見え見えっぽかったしね)
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:06:27.71 ID:S5uwd2Nv0
不知火「成程、事情は察しました」

霰「ごめん、居なくなったのは電だと思ってた」

曙「一番容赦無い事を……」

陽炎「知らなかった事とは言え、ごめん」

曙「雷が『居なくなった』こと、気にしてる奴まだ多いんだから」

陽炎「なんて言うので納得するかぁッ!!」

曙「何ですって!?むしろ感謝されなきゃいけないわよ!!」


ポコスカ ポコスカ


陽炎「大体折り返しで電話するとか、他に方法が有るでしょうが!!」

曙「したわよ愛宕さんが!」

陽炎「人のせいにするなんて!!」

曙「とっとと飛び出すから捕まえられなかったのよ!」

陽炎「あたしだけ悪いみたいじゃない!!」

曙「そりゃそうよ!この脳筋じゃじゃ馬突撃娘!」

陽炎「あ、あんですってー!!こ、この……ち、ちび!ちんちくりん!!」

曙「あんたなんかデカいのは声と態度とそのクソリボンだけでしょうが!!」

陽炎「女の子がクソとか言うな!」

曙「うんこリボン!!」

陽炎「ごふっ(中破)」

霰「陽炎、弱い」

不知火(おそらく最上さんが寝ぼけて電話を取ったために起きた連絡不良です)


不知火(……しかしなんでしょう、この違和感……私たちは何かを見落としている?)

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:08:35.68 ID:S5uwd2Nv0
陽炎「痛ったぁい……とにかく、霞のカレーがなんで美味しいのかを探ってるのよ」

曙「とにかくとか言われても……」

不知火「ともあれ勝利条件は整っています。明日、愛宕さんに当時のレシピの記録を見せて貰えばいいのです」

不知火(見落としがあるとして、レシピを見れれば問題はありません)

陽炎「そうよね、そうしましょ」

霰「はい」

曙「外出許可とか取ってるなら寮の空き部屋、適当に使って寝なさいよ」

陽炎「はーい、あ、鳳翔さんのところで晩御飯食べるんだけどさ、一緒に行かない?」

曙「良いわよ、あたしもう食べたし」

陽炎「えーそんなぁ……」

曙「明日は休みだからランチね、ランチ」

陽炎「……じゃあ、間を取ってこうしよう」

曙「うん?」

陽炎「鳳翔さんのところで一緒に晩御飯を食べる」

曙「……」

不知火「どこの間を取ったのですか?」

霰「お邪魔しました、ご歓談をお楽しみください」

曙「あ、うん」

陽炎「え、そんなぁ!ちょっと、二人とも!冗談やってるときじゃないでしょ!」

不知火「一番艦がご無礼を」

陽炎「だってさ、曙なんだよ?」

霰「(無言の腹パン)」

陽炎「ごふっ」

曙「お土産に鳳翔さんの今川焼、買って来といてよ」

不知火「了解しました」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/06(日) 07:14:17.41 ID:S5uwd2Nv0
ここまでっしゅ

お疲れさまっしゅ

潮と霞はサム救出の為に出番が少ないっしゅ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 07:32:24.88 ID:QP2yk6PSO
カズミックス
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 08:53:39.63 ID:Ctk0REYr0
サム任務で南西選ぶと羅針盤がラスボス過ぎてな……
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/06(日) 08:59:48.45 ID:/vcRu4IHO
陽抜設定なのかしら
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