【ミリマスss】真壁瑞希「瑞希ママです」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:44:01.63 ID:jfmNqXIh0
・思い付きの一発ネタ

・キャラ崩壊注意

それでもよければ、お進みください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1525434241
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:44:54.13 ID:jfmNqXIh0
瑞希「今日だけ、私がママです」

紗代子「えっと、急にどうしたの?」

瑞希「はい、演技の練習のために」

瑞希「というのは嘘ですが」

紗代子「へぇ、って、嘘なの!?」

瑞希「驚いてもらえて、嬉しいぞ///」

紗代子「う、うん……」

瑞希「さて、本題へ入りましょう」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:45:31.87 ID:jfmNqXIh0
瑞希「高山さん、ママに甘えてください」

紗代子「……」

紗代子「えぇっ! 私なの!?」

瑞希「さあ、どこからでもどうぞ」

紗代子「う、そんなバッチリ構えられても……」

瑞希「……」

瑞希「私では、母性が足りないのでしょうか? しょんぼり」

紗代子「そ、そうじゃなくてっ……」

紗代子「急にそんなこと言われても、難しいっていうか」

紗代子「親に甘えるなんて、もう何年もないから……」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:46:06.57 ID:jfmNqXIh0
瑞希「なるほど、甘え方が分からない、ということですね?」

紗代子「そう、だね」

紗代子「(うぅ、どうして私が甘えるってことになってるんだろ)」

瑞希「では、甘え方の分からない高山さんのために、お手本をいくつかお見せしましょう」

紗代子「……ケータイ?」

瑞希「はい、メッセージを発信中です。少々お待ちください」

紗代子「……」

瑞希「……」

桃子「瑞希さん!」

紗代子「ひゃあ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:46:53.12 ID:jfmNqXIh0
桃子「あの、瑞希さん、ここに書いてあることって本当?」

瑞希「はい、本当です」

桃子「じゃあ、今日だけ、瑞希さんは桃子のママ……?」

瑞希「はい、ママです」

桃子「甘えてもいいの?」

瑞希「もちろん、ママですから」

桃子「ママ……」

瑞希「すお――」

桃子「ママ、桃子は桃子だよ?」

瑞希「そうでした、うっかり」

紗代子「え、え? ちょ、ちょっと待ってよ」

桃子「ねえ、桃子のことぎゅってしてっ」

瑞希「お安い御用です」ギュッ

紗代子「無視、された……」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:48:08.60 ID:jfmNqXIh0
桃子「ねえ、ママ。頭なでて、いい子いい子ってして?」

瑞希「桃子はいい子、いい子」

瑞希「いつも頑張っていて偉いです。歌にダンス、演技にトーク、どんな逆境にもめげないで、毎日、辛いお仕事をこなして、桃子は自慢のアイドルです、ふんすふんす」

桃子「うん」

瑞希「桃子、えらいえらい」

瑞希「大丈夫ですか? 疲れていませんか? どうぞ、ママの胸の中で癒されてください」

桃子「うんっ……」

瑞希「桃子の頑張り、いつも見ていますから」

桃子「……」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:48:37.52 ID:jfmNqXIh0
瑞希「……」ナデナデ

紗代子「……」

紗代子「……眠っちゃったね?」

瑞希「はい、可愛い寝顔です」

紗代子「ふふっ、瑞希ちゃん、本当にお母さんみたい」

瑞希「では、高山さんがパパですね?」

紗代子「な!」

瑞希「しー、です」

瑞希「桃子が起きてしまいますから」

紗代子「(ど、どうして私がパパなんて……!)」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:49:16.23 ID:jfmNqXIh0
――――――――――――

十五分後

紗代子「桃子ちゃん、元気に飛び出して行っちゃったね」

瑞希「はい、抱擁力に自信がもてたぞ、ぶい」

瑞希「というわけで、高山さん、本題の方を」

紗代子「まだ、諦めてないんだ……」

瑞希「?」

瑞希「そうですか、まだ甘え方が分からないと」

紗代子「何も言ってないけどね」

瑞希「仕方がありません」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:50:14.67 ID:jfmNqXIh0
瑞希「もう一度、お手本をば」

紗代子「次は誰?」

ジュリア「ミズキっ!」

紗代子「きゃっ!」

ジュリア「これ、信じていいんだな?」

瑞希「はい、嘘偽りありません」

ジュリア「なら、ミズキがあたしのママ、なんだな?」

瑞希「私がジュリアさんのママです」

ジュリア「それじゃあ、これ頼むよ」

瑞希「耳かき、ですか」

ジュリア「当然、膝枕で、な?」

紗代子「ジュリアは自分で何言ってるか、分かってるの?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:51:35.02 ID:jfmNqXIh0
瑞希「ジュリアさん、準備OKです」

ジュリア「ははっ、さん付けで呼ばれると、再婚でやってきた若い母親みたいな感じでいいな」

紗代子「ねえ、ジュリア。本当に大丈夫?」

瑞希「始めます、動かないでください」

カリカリ

ジュリア「ママは、耳かきが上手いな」

ソリソリ

ジュリア「そ、そこっ! ああ、駄目だ」

コショコショ

ジュリア「ん、あっ! ま、まって」

瑞希「ジュリアさん、動かないでください」

ジュリア「だ、駄目なんだって……」

瑞希「いま、いいところですから、ガマンしてください」

ジュリア「ああっ!」

ジュリア「はぁ……はぁ……♡」

ジュリア「っ………!」

ジュリア「も、もういいよっ。止めてくれ……!」

瑞希「ダメです、最後の仕上げを」

瑞希「ふ〜」

ジュリア「うああああぁぁぁぁぁ!」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:52:10.32 ID:jfmNqXIh0
――――――――――――

紗代子「ねえ、あれ、本当にジュリアだった?」

瑞希「正真正銘ジュリアさんでした」

紗代子「何だか、顔を真っ赤にして、出て行ったけど」

瑞希「?」

瑞希「熱でもあったのでしょうか?」

紗代子「まあ、いいや」

瑞希「!」

瑞希「ようやく甘えてくれるのですね」

紗代子「うーん、もう一人くらい見てみたいなぁ」

瑞希「分かりました」

瑞希「呼びました」

翼「おっはよーございま〜す!」

紗代子「!」

紗代子「(よ、よし! 今度は予告があったから、そんなに驚かなかった)」

瑞希「?」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:52:48.03 ID:jfmNqXIh0
翼「瑞希ちゃん、わたしのママになってくれるって本当?」

瑞希「はい、もちのロンです」

翼「それじゃあ……ショッピング行きましょうよ〜」

翼「ちょうど、欲しいアクセサリーがあるんですよ〜」

翼「ママに買ってほしいな、ダメぇ?」

瑞希「……!」

瑞希「よーし、ママ。特盛頼んじゃうぞー」

紗代子「……」

紗代子「もう見てらんないよ!」

紗代子「翼ちゃん! ママに買ってもらうなんて許さないから」

紗代子「お小遣いだって、ちゃんとあげてるでしょ!」

紗代子「……あれ?」

翼「なんか、紗代子ちゃんって、パパみたいだね?」

紗代子「ぱ、パパっ!?」

翼「えへっ、ねえママ?」

瑞希「何でしょうか?」

翼「今度はパパがいない時に、ショッピング行きましょうね?」

翼「それじゃ、用事があるので帰りま〜す」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:53:16.86 ID:jfmNqXIh0
――――――――――――

瑞希「……」

紗代子「……」

瑞希「紗代子パパ……」

紗代子「もうやめてっ!」

瑞希「すごくいい、うらやましいです、きらきら」

瑞希「紗代子パパ」

紗代子「うぅ、どうしてこんなことに……」

瑞希「!」

瑞希「高山さん、少し静かに」

紗代子「どうしたの?」

瑞希「……」

紗代子「?」

瑞希「はっ!」

紗代子「ひゃっ!」

瑞希「いま、ママを求める声が聞こえました」

紗代子「……」

瑞希「行きましょう、紗代子パパ……!」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/04(金) 20:54:23.23 ID:jfmNqXIh0
――――――――――――

恵美「だから、無理だって」

琴葉「ううん、無理なんかじゃない!」

恵美「もう、いい加減にしてよぉ!」

琴葉「邪魔しないでよ、恵美!」

エレナ「恵美、やらせてあげて? 琴葉がこんなに真剣なんだヨ?」

瑞希「これは……修羅場、というものですか?」

紗代子「えっと、恵美ちゃん、この状況は?」

恵美「紗代子、瑞希! いいところに!」

恵美「琴葉を止めるの手伝って!」

琴葉「いや! 離して」
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