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【ミリマスSS】瑞希、志保、紬「お帰りなさいませご主P様!」
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1 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:05:54.69 ID:E3m1od+EO
キャラ崩壊祭り
【公園】
ミリP(以下P)「あっ、捨てアンドロイドだ」
瑞希「……」
P「雨の中こんな所に置いて行くなんて酷いことするなぁ。まったくもう」
瑞希「……」ソワソワ
P「うん?ダンボールになんか書いてあるぞ?」
P「えーっと?とても可愛いアンドロイドです、心優しい方どうか拾ってあげて下さい」
P「ほうほう……確かに可愛い顔してるぞ」ジ-ッ
瑞希「……」ドキドキ
P「ふぅ〜、やれやれ、アンタも大変ですなぁ」
瑞希「……」ワクワク
P「じゃ、そう言うことで」
瑞希「待ってください」
P「わっ、喋った!」
瑞希「はじめまして、驚かせてしまってすみません。まず自己紹介を、私はメイド型アンドロイド、個体識別名は瑞希です。型番はとても長いので省略させて頂きます」
P「おお…これはこれはご丁寧に」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1524747954
2 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:07:40.66 ID:E3m1od+EO
瑞希「貴方のお名前はなんでしょう?」
P「俺の名前?」
瑞希「はい、とても知りたいです」
P「はじめまして、エンゼルスの大谷翔平です。特技は二刀流」
瑞希「オオタニ……?」
P「ああ、ウソウソ!ごめんなさい、ウソです」
瑞希「嘘?つまり、オオタニさんではないのですか?」
P「う、うん、違う間違えた。ごめんなさい」
P(ふぅ、やれやれ……どうやらアンドロイド娘には俺の高度なギャグは通じなかったみたいだぜ)
瑞希「そうですか。では、本当のお名前をぜひ」
P「Pです」
瑞希「Pさん。Pさんですね、教えていただきましてありがとうございます」
P「いえいえ、どういたしまして」
P「じゃ、そう言うことで」
瑞希「待ってください。待ってください」グイグイ
3 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:09:02.67 ID:E3m1od+EO
P「な、なんです、瑞希さん?」
瑞希「さん、という敬称は私達アンドロイドに必要ありません。呼び捨ててください。ぜひとも瑞希と」
P「そう?じゃあ、瑞希」
瑞希「はい。とても良い感じです」
P「俺に何か用?」
瑞希「Pさん、私は今とても困っています」
P「でしょうね」
瑞希「とてもとても困っています」
P「う、うん」
瑞希「そこで、廃棄された私を見つけ出してくれた心優しいPさんにお願いがあります」
P「いや、見つけ出すも何もすぐそこが帰り道だし」
瑞希「どうか、私を拾ってください」
P「うーん、そう言われてもなぁ……」
瑞希「やはり難しいでしょうか?」
P「そうだね。ちょっと俺の家では無理かな」
4 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:10:46.03 ID:E3m1od+EO
瑞希「面倒くさい家事や料理など私がたちまちに解決してみせます。どうかお任せを」
P「それは凄い」
瑞希「どうでしょう?」
P「でも、ウチは結構です」
瑞希「そ、そんな……っ」ガ-ン
P「本当に申し訳ない」ペコリ
瑞希「い、いえ……仕方のないことです。誰の責任という訳ではありません、お気になさらず」
P「でもなんで俺の家に来ようと思ったの?」
瑞希「Pさんなら……」
P「俺なら?」
瑞希「人が良さそうなので心の隙間につけ込めそうかな、と」
P「ゲスいな、おい」
瑞希「冗談を言ってみました。どうでしょう?伝わりましたか?」
P「ああ、良い感じだったよ」
瑞希「ほっ。それは良かったです」
5 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:12:29.90 ID:E3m1od+EO
P「じゃあ、俺行くよ。達者でな、良い人に拾われるように祈ってるよ」
瑞希「はい、Pさんもお元気で」
【P自宅前】
P「……あの子」
P「放置してきちゃったけど、ちょっと可哀想だったかなぁ」
P「せめて話くらい聞いて……ん?」
瑞希「じーっ……」
P「……」
P(身を隠してる電柱からガッツリ身体はみ出てるんですが、それは…)
P「おいこら、そこのアンドロイド」
瑞希「ぎ、ぎくりっ……」
P「もうバレてるぞ、早く出てきなさい」
瑞希「こ、ここっ、こんな所で再会するとは、き、きききき、奇遇ですね。Pさん」
P「ストーカー…」ボソッ
瑞希「ち、違います。ストーカーはストーカーでも正義のストーカーです」
P「結局ストーカーじゃねぇか!まったく、やけにあっさり引き下がるから変な気はしてたんだ」
6 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:13:33.16 ID:E3m1od+EO
瑞希「う、うう、ど、どうか、ポリスメンだけはどうかお許しをPさん」
P「どうすっかなぁ、俺もなぁ」
瑞希「……っ」プルプル
P「はぁ、まったく……ついて来い、言い訳は部屋でゆっくり聞いてやる」
瑞希「はい、わかりまし……はい?部屋、部屋というのは」
P「俺の部屋に決まってるだろ、どうした?来ないなら別にいいけど」
瑞希「行きます。ぜひ行かせてください」
P「そうか、じゃあこっちだ」
瑞希「あの、Pさん」
P「ん?」
瑞希「ありがとうございます」ペコッ
P「礼なんていいよ。まぁ、困った時はお互いさまっていうし多少はね?」
瑞希「使ってもらえるよう、精一杯アピールさせて頂きます」
P「ははっ、期待しておくよ」
7 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:15:09.39 ID:E3m1od+EO
【P自宅】
瑞希「失礼します。おお、ここがPさんのハウスですか、なるほど。いいお部屋ですね」
P「まぁ、いろいろ知り合いのツテを使ってな。マンションで結構広めの部屋を借りれたんだよ」
P「まぁ、難点は駅から少し歩くとこかな」
瑞希「そうですか。大変失礼ですが、Pさんはこちらにお一人で?」
P「ああ、そうだけど」
瑞希「それはそれは、このお部屋にお一人だとさぞ孤独でしょう?私とかどうでしょうか?私とか」
P「さっそく営業かい。まぁ、とりあえず上がってくれ」
瑞希「失礼します」
P「えーと、まずは……」
瑞希「はい、なんでも仰ってください。ご期待に必ずお答えします」ボロボロ
P「……汚れてるし風呂に入ってきなさい」
瑞希「お風呂ですか?」
P「ん?アンドロイドって風呂入れないの?」
瑞希「いえ、入れます。入れますが……」
P「じゃあ入って、どうぞ」
8 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:17:10.04 ID:E3m1od+EO
瑞希「あの、Pさん。本当によろしいのですか?入ってしまって」
P「えっ?いいけど」
瑞希「で、では、遠慮なく」
その後
瑞希「上がりました。Pさん着替えまで準備して頂いて、ありがとうこざいます」
P「別にいいよ、それにその痛Tシャツ買ったはいいけど、着る勇気なかったからさ?むしろ使ってくれて感謝だ」
瑞希「あまりいい生地ではありませんが、着替えも無いのでとても助かります」
P「正直すぎるわ。ところで風呂はどうだった?」
瑞希「緊張しました」
P「はは、なんで緊張するんだよ」
瑞希「お風呂は研究所での実験テストの時以来だったので」
P「えっ、そうなの?」
瑞希「はい。ロールアウトして今までは身体を拭くくらいで」
P「前の家では風呂入れてくれなかったのか?」
瑞希「そうですね。でも仕方ない事です、いくら見た目は人間と同じといっても、私はアンドロイドですので、やはり区別は必要かと」
P「ふーん?でもまぁ、ここにいる間はお風呂入っていいから」
9 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:18:44.26 ID:E3m1od+EO
瑞希「わかりました。ありがとうこざいますPさん」
瑞希「Pさんが、うっかり私の生着替えを見ちゃうハプニングが起こるよう頑張ります。どきどき」
P「そんなの頑張らなくていいから」
P「さて、風呂から上がったところで、とりあえず瑞希の料理の腕前を見たいんだが」
瑞希「それはお前を美味しく頂いちゃうぞ?という事でしょうか?」
P「やっぱ追い出そうかな……」
瑞希「待ってください待ってください。冗談ですPさん」
P「一々ボケんでよろしい。とりあえず何か作れるか?」
瑞希「ええ、お任せください。そうですね……」
瑞希「カレーライスなどいかがですか?」
P「カレーかぁ、いいかもな。確か冷蔵庫に材料はあったと思うから好きに使ってくれ」
瑞希「はい。では早速調理の方に入ります」
その後
瑞希「できました」
P「おお、見た目はまともだ」
瑞希「当然です。えっへん」
10 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:21:16.52 ID:E3m1od+EO
P「じゃあ早速頂きます、あむっ……もぐもぐ」
瑞希「ど、どうでしょうか?どきどき」
P「……い」プルプル
瑞希「Pさん?」
P「甘ーーーいっ!!」
P「なんじゃこの、甘い甘すぎるよ小沢さんカレーは!?」
瑞希「甘いものを食べると人間は元気になると聞きましたので」
P「限度があるわ!」
瑞希「そんな……?」
P「瑞希って本当に料理できるの?」
瑞希「ぎ、ぎくり」
P「なんか、このカレー見る限り怪しくなってきたんだが」
瑞希「つ、作れます。作れますとも」
P「じゃあ得意料理は?」
瑞希「……び、びしそわーず的なやつですね」
11 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:22:50.51 ID:E3m1od+EO
P(うわー、めっちゃ嘘っぽい)
P「見栄張らなくいいぞ?」
瑞希「すいません。実は料理を作ろうとすると全て甘くなってしまう仕様でして」
P「えっ、なにその変な仕様」
その後
P「料理、掃除、洗濯、その他家事を色々試した結果……」
P「全部ダメダメじゃねーか!!」
瑞希「むむむ、おかしいですね」
P「なんとなく瑞希が捨てられた理由がわかったよ」
瑞希「ま、待ってください。これは時代が私についてこれていないだけです、次こそは」
P「次ねぇ……まぁかろうじて料理以外はまだ見れるレベルだから、そこを今後は覚えて貰おうかな」
瑞希「という事は私を置いて頂けるのですか?」
P「まぁ、ギリギリ合格ってところだな」
瑞希「ありがとうこざいます、頑張ります」
P「んじゃあ、俺も風呂入って寝ようかな」
瑞希「お背中お流ししましょうか?」
P「いや、いいです」
12 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:24:49.13 ID:E3m1od+EO
瑞希「そうですか……しゅん」
P「それより一つ質問があるんだが、アンドロイドって寝るの?」
瑞希「基本的には24時間活動します。ですが人の生活リズムに合わせる為に、スリープ機能もあります」
P「そうか、じゃあそのスリープ機能使ってくれ」
瑞希「わかりました。では、ご主P様の生活リズムに合わせてスリープ機能を使わせて頂きます」
P「うん、よろし……ん?今、なんて言った?」
瑞希「どこか不明な点がありましたか?ご主P様」
P「ありました。そのご主P様?っていうの何?もしかしなくても俺の事?」
瑞希「はい。そうですご主P様。本日から私のご主人様はPさんになりましたので、メイドらしく、ご主P様と呼ばせて頂きます」
P「呼ばなくていい!普通に名前で呼べばいいから!」
瑞希「こればかりは譲れません、ご主P様。どうかご主P様の事をご主P様と呼ばせて頂きたく思います、ご主P様」
P「くっ、やっぱり連れてくるんじゃなかった……」ガクッ
翌日
P「ふわぁ……んん」
瑞希「どきどき」
13 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:26:42.14 ID:E3m1od+EO
P「……俺のベッドに潜りこんで、なにやってるんですかね?」
瑞希「添い寝屋さんの瑞希です。今日は自分の布団からご主P様のベッドに出張サービスを提供しにきました。どうでしょう?癒されましたか?」
P「はいはい、癒された癒された。ありがとう瑞希」
瑞希「それは何よりです。軽く受け流された気がしますが、見なかったことにします」
その後
P「それじゃあ俺、仕事行ってくるけど」
瑞希「はい。自宅警備はお任せを」
P「家事は一切やるな。テレビか動画サイトでも観て大人しく待ってろ」
瑞希「メイド型アンドロイドに家事は一切やるなとは、なかなか破天荒な注文ですね、ご主P様」
P「俺が見てないと無茶するかもしれんからな、とりあえず任せるのは練習してからだ」
瑞希「むむむ、わかりました。大人しく自宅警備しておきますので」
P「ああ。じゃあな」
瑞希「違いますよ、ご主P様」
P「ん?」
瑞希「ちっちっち。出かける時は行ってきます……だぞ?」
P「なんでちょっと威張ったんだよ」ホッペムニ-
14 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:28:23.22 ID:E3m1od+EO
瑞希「ひ、ひゅみまひぇん」
P「はぁ、それじゃあ行ってきます」
瑞希「は、はい。行ってらっしゃいませご主P様」ヒリヒリ
ガチャ
バタン
P「行ってきますなんて、口に出したの小学生以来かもしれないな……ふふっ」
P「しかし、我ながら変なの拾っちゃったなぁ。まぁ、大きな犬飼ってると思えばいいか」
P「さて、仕事仕事!急がないと遅れちまう」
その日の帰り
【公園】
P「ふぅ、早く帰ろう。あのポンコツが心配だ」
P「ちゃんと大人しくしてるだろうか……ん?」
志保「……」ボ-ッ
P(むっ、クール系美少女)
P「ん?でも、あの子の着てる服のデザイン……なんか似たようなのを最近見た気がするんだが」ジ-ッ
P「めちゃくちゃ最近なんだが……うーむ」ジ-ッ
志保「……?」クルッ
P(うわ、やべっ、ジロジロ見過ぎた!事案になっちまう前に帰ろう)
P(自然に……自然な感じで去ろう。動揺するな俺!)
15 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:30:00.47 ID:E3m1od+EO
P「あー、今日も会社楽しかったなー!わっはっはっは」タッタッタ
志保「あっ……」
【P自宅前】
P「ふぅ、どうやら俺のアカデミー主演男優賞並みの演技力が窮地を救ったようだな」
志保「いえ、大根演技すぎてバレバレでしたが」
P「ジョワッチ!?き、キミはさっきの…」
志保「なぜ志保を見て逃げたのですか?」
P「し、しほ?」
志保「はぁ…まぁ、今はいいです。それよりも」
志保「……じーっ」ジロジロ
P(め、めっちゃ見られてるんですが、こんな美人な子に見られると緊張しちゃう)
P「な、ななっ、何かな?」
志保「…………」ジロジロ
志保「…………」ジロジロ
志保「…………素敵」
16 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:31:49.16 ID:E3m1od+EO
P「はい?」
志保「あっ、ご、ごほん……失礼しました。今のは軽いチェックです、ちょっと確かめたかった事がありましたので」
P「そ、そうなんですか?」
志保「ええ、そうなんです」
P「あの、それで……」
志保「その前に最初の問いに戻りますが、なぜ志保を見て逃げたのですか?」
P「えっと……」
P(志保?って、察するにこの子の事だよな?)
P「いや、あれは君を見て逃げた訳じゃないんだよ?」
志保「ではなぜ?」ズイッ
P「ち、近っ…あーえっと、観たいテレビがあったのを思い出したんだ」
志保「では、志保が怖かったからとか、なんか雰囲気がキツそうだったからとかじゃないんですね?」
P(本音を言うとそれもある)
P「ち、違うよ、違う違う」
志保「そうですか……」
17 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:34:00.32 ID:E3m1od+EO
P(や、やべぇ、キレられるか?それとも最悪ポリスメンか?)
志保「ふふっ、良かった。それを聞いてホッとしました」
P(よ、良かったー!!助かった!!)
P「いや、その、思わず目が合ったから誤解させちゃったよね?申し訳ない」
志保「あ…いえ、別に、志保はそれは気にしてないんです」
志保「ただ、アナタに志保の事を誤解して欲しくなかっただけで……」
志保「むしろ、志保の事もっと見てください」ズイッ
P「い、いやー、ええと」
P(困った、なにこの状況?通報されなかったのは良かったけど)
P「誤解も解けたことだし、もうそろそろ暗くなるから君も早く帰った方がーー」
志保「あっ、そうですね。まず自己紹介が先ですよね」
P「……は、はい」
志保「はじめまして、先程は失礼しました。志保はメイド型アンドロイドで、個体識別名は志保と言います」
志保「気軽に志保と呼びつけて下さいね」ニコッ
P「……アンドロイド?」
18 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:36:50.17 ID:E3m1od+EO
P(そうだよ!なんで俺、今の今まで気づかずにいたんだ!?この子の着てる服って、昨日瑞希と会った時に着てた服とデザインそっくりじゃねーか!)
志保「はい、志保は第五世代のメイド型アンドロイドなんです。しかも今まで誰にもお仕えした事がない、つまり新品です」
志保「どうですか?俺の物にしてやる、って気になりましたか?」
P「いや、全然」
志保「……そうですか」シュン
P「じ、じゃあそう言う事で…」
志保「まだ、アナタのお名前を聞いていませんが」グイッ
P「い、いや、そんな名乗る程の者では……」
志保「志保は知りたいです。とても知りたいです」ワクワク
P「わ、わかったよ、俺の名前は……」
志保「はい」ドキドキ
P「エンゼルスの大谷翔平です。特技はにとーー」
志保「は?」
P「僕の名前はPです、よろしくね!」
P(怖っ!?なにあの威圧感、どうなってるんだ俺の鉄板ネタが全然かすりもしないなんて、この志保って子は一体どこの球団のファンなんだ)
19 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:38:47.47 ID:E3m1od+EO
志保「Pさん……Pさんですね。わかりました」
志保「ではご主P様と呼ばせて頂きます」
P「ちょっと待て」
志保「なんでしょう、ご主P様」
P「それ!そのご主P様っておかしくない?」
志保「メイドが使えるのがご主人様で、その方のお名前がPさんなら……二つ合わせてご主P様で、どこもおかしくないと思いますよ?」キョトン
P「歪んだ足し算をするんじゃない。というか俺はキミのご主人様になった覚えはないけど?」
志保「いいえ、なりました。もう、ご主P様は志保のご主P様です」
P「なんでさ」
志保「それは……」
P「それは?」
志保「ひ、一目惚れです…///」
P「んん?」
志保「正直、あと30年程経ってからお会いしたら、もっとストライクだったのですが」
志保「でも大丈夫です。今のままのご主P様でも志保は充分にイケます」
20 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:40:43.00 ID:E3m1od+EO
P「いや、大丈夫と言われましても」
志保「志保は……ずっと、探していたんです、自分に相応しい主人を」
志保「だから研究所から抜け出して」
P「おい、それダメだろ!?」
志保「はぁ……勝手に決められて、会った事もない方といきなり一緒に住めと言われても、志保にはそんなの耐えられません!」
P「その言葉そっくりそのまま返すぞ」
志保「研究所を抜け出してから、何日も繁華街で人々をチェックしてきましたが……なかなか、志保のセンサーに引っかかる方は現れず」
志保「もう、いっそ研究所に戻って廃棄処分にでもなってしまおうか?と、公園のベンチで一人諦めかけたその時……」
志保「ご主P様が現れたんです!」
志保「もうこれは運命です。頑張って脱走した志保へのご褒美です」
志保「なので、本日よりご主P様専属のメイド型アンドロイドとして、昼夜問わずよろしくお願いします」
P「気持ちは嬉しいですけど、ウチじゃ無理です、ごめんなさい」
志保「それじゃあ、お部屋に行きましょう。このマンションの何階ですか?」
P「ちょっと!?」
志保「はぁ〜……ご主P様、よくお考えください。志保は第五世代の市場にすら出回っていない、スペシャルなメイド型アンドロイドなんですよ?」
21 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:41:58.84 ID:E3m1od+EO
P「いや、最新型とかそういうんじゃなくてね?」
志保「感情表現も従来のアンドロイドに比べて格段に進歩してますし、というかほぼ人間です。一緒にいて飽きる事は無いと自負しますが」
志保「そ、それと……ご主P様が望むのでしたら、そういう……えっと、お世話もいたしますので」モジモジ
P「だから、そういうんじゃなくて……」
志保「志保がいれば毎日、志保志保カーニバルですよ?どうでしょう?参加したくなりませんか?」
P(か、顔は可愛いのになんて残念なアンドロイドなんだ!?)
P「ウチにはもうメイド型のアンドロイドいるんで、志保はちょっと……」
志保「……はい?」
22 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/04/26(木) 22:42:53.39 ID:E3m1od+EO
今日はここまで!
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 22:43:48.29 ID:y23/SsbP0
おつおつ
期待してる
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 23:42:46.15 ID:QVLzrUGR0
C
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/26(木) 23:49:37.50 ID:g4EN4oCwo
家事のできないアンドロイドの瑞希がきたばかりで翌日にはもう次のアンドロイドがくるのか
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/27(金) 00:05:26.91 ID:Ajai7kuRO
こいつらはもう初期化待ったなしだろ…
つむつむに期待しておこう
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/27(金) 01:52:01.45 ID:gcLr2NZao
1番期待出来ないんですが…
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/27(金) 02:41:15.50 ID:1tbxXgtc0
瑞希→ベイスターズ
志保→ジャイアンツ
つむつむ→石川ミリオンスターズ
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/27(金) 07:07:21.87 ID:7jtRc+30o
しほすき
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/27(金) 11:09:10.82 ID:hjynFPx40
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