モバP「呼んでないよソメイヨシノっつったの」

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1 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/04/25(水) 23:52:42.14 ID:OJ+DZ+e10
芳乃「ほー?」

モバP(以降P表記。適度だと思います)「桜の品種だよ、ほら」


唯『イエーイ!今年も菓子屋横丁では桜が満開で〜す♪ちなったん見てるー?』


芳乃「桜が綺麗ですー」

P「取り合えず唯は説教決定だな」

芳乃「……ほほーっ」ティンッ

芳乃「そなた、そなたっ」

P「うん?」

芳乃「お花見しましょー」

P「ハイッ!」

芳乃「満開スマイルではありませんー」

P「花見ならこの前みんなでしなかったっけ」

芳乃「そなたと2人ではしておりませんー」

P「え、別腹なの?」

芳乃「しましょー」

P「うーん、桜のシーズン中に休み取れるかな」

芳乃「今日はそなたもわたくしもお休みでしてー」

P「え、今日なの?」

芳乃「駄目でしょうかー」

P「くっ!そうやって上目遣いで頼めば俺が何でもホイホイ言うことを聞くと思っていたら」

芳乃「にゃー?」コテンッ

P「確か押し入れにビニールシートがあった筈だな。食べ物と飲み物は現地調達でいいだろう」

芳乃「ちょろいのですー」フンスッ

P「聞こえますよ芳乃さんや」

芳乃「ちょろいのですー」

P「聞こえてると言うとるがな」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1524667961
2 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/04/25(水) 23:55:41.13 ID:OJ+DZ+e10
ブロロロロ・・・ タイヤフエール!


P「おおぅ、まだまだ混んでるな…流石は4月。花見の季節」

芳乃「皆々様ー、お花見の真っ最中ですー」

P「駐車場も満車っぽいな…どうするよコレ」

桃華「よろしければ向こうにうちの専用駐車場がありますわよ?」ニュッ

P「え、いいの?」

桃華「ええ、もちろんですわ。Pちゃまはうちの関係者ですもの♪」

P「桜井財閥に与した覚えは無いんだけど」

桃華「ご一緒したいところですけどわたくしこれからお仕事なので失礼しますわ。Pちゃま、また事務所で」トテトテ

P「あ、うん。気を付けてな」

芳乃「持つべきものはコネでしてー」

P「言い方、言い方」

P「ま、ここは桃華の好意に甘えさせてもらおう。今度何かお礼しないとな」

芳乃「撫で撫ででしてー?」

P「本当にそれで済みそうだから別のもの考えるけどもさ」

P「ってかここ桜井財閥の所有地だったのか。パパさんにも後でお礼言っとくか。今夜モンハンやる約束してるし」

芳乃「そなたは保護者の方々と仲が宜しいのですー」

P「そうか?別に普通だと思うけど。あれ駐車場どっちだっけ」

芳乃「そこを右に左折でしてー」

P「つまり直進かね?」


サクラガサクラ、フフッ ワカルワァ ミミミンッ! イッテイーヨ! シメル



芳乃「ほーっ」

P「見事に満開だな…流石にこれは絶景だ」

P(視界の隅に見える見知った顔ぶれは敢えて触れまい)

芳乃「そなたっそなたっ桜です。桜ですー」

P「知ってる。ソメイヨシノだな」

芳乃「はいー?」

P「呼んでないよソメイヨシノっつったの」

芳乃「依田の芳乃ですー」

P「知ってる」

芳乃「えへへー」
3 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/04/25(水) 23:58:20.82 ID:OJ+DZ+e10
芳乃「そなたーそなたー、屋台がありますー」

P「ほんとだ。何か適当に買っていこうか」

芳乃「わたあめとーりんごあめとーベビーカステラとー」

P「初っ端から甘味攻め?」

芳乃「歌舞伎揚げは主食ですー」

P「おやつだよ」

P「ほい、財布渡しとくから好きなの買ってきな」

芳乃「そなたはどこにいくのですかー?」

P「場所取りしておくよ。空いてるところあればいいけどなぁ」

芳乃「わたあめとーりんごあめとーベビーカステラとー」

P「おやつばかり買うんじゃありません!」



P「これだけ見事に咲いてるんだもんな。そりゃみんな花見に来るわ」

P「しかしどこも空いてねぇな……ん?」

杏「あれ、どしたのこんなところで」

P「それはこっちのセリフだよ。杏がお天道様の下を歩いてるなんて珍しい」

杏「私を何だと思ってるのさ」

杏「さっきまでこの辺でPVの収録してたんだよ」

P「ああ、そう言えばさっき桃華ともエンカウントしたなぁ」

杏「杏はもうこの後仕事無いからダラダラしてたんだけどね。他のみんなもまだ近くにいるんじゃない?」

P「へぇー、そういえばそんな仕事も取ってきてたような」

杏「杏を働かせといて諸悪の根源が忘れんなー」

P「まぁまぁ、りんごあめどうぞ」ズボッ

杏「むがむがっ」
4 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/04/26(木) 00:05:47.96 ID:1cgCq1CE0
杏「あむあむ…んでプロデューサーもお花見?楓さんたちあっちにいたけど」ハセリボリ

P「向こうの酔っぱらいズとは別だよ。花見に来たのは同じだけど」

杏「あっちは桜じゃなくてお酒目当てだもんねえ。え、1人で?」

P「1人花見とか上級者過ぎるだろ。芳乃も一緒だよ」

杏「…ふーん。ほんといっつも一緒だね。オトモアイルーみたい」

P「ハハッ、世界最強のオトモだ」

杏「混んでるから場所取れないんでしょ?ここ使いなよ。杏はもう帰るからさ」

P「暇なら杏も一緒にどうだ?例え忙しくても暇なのが杏だろ?」

杏「もう一度聞くけど私を何だと思ってるのさ」

杏「遠慮しとく。触らぬ神に祟りなし、ってね」ムクッ

P「?」

杏「ほいじゃーねー。また事務所でー」トッテトッテ

P「おー、風呂入れよ歯ぁ磨けよ宿題しろよー」

P「…」

P「杏が遠慮なんて珍しい。明日は杏だけに雨、ってか」

芳乃「97点でしてー」

P「うおビックリした!いつの間にか背後に立ってるの心臓に悪い!」

芳乃「どうかなさいましてー?」

P「ああ、さっきまで杏がいてな。場所譲って貰っちゃったわ」

芳乃「持つべきものはコネですねー」

P「ちょっと違わない?」

P「で、何買ってきたん」

芳乃「えっとー」ゴソゴソ

芳乃「まずこの袋がりんごあめなのでー」ドサッ

P「ちょっと待って1袋単位なの?」
5 : ◆Dm8ArSIo3MOQ [sage saga]:2018/04/26(木) 00:18:29.16 ID:1cgCq1CE0
P「ちょい待ちご飯になりそうなものが皆無なんだけども」

芳乃「そしてこちらの袋がベビーカステラになりましてー」ゴソゴソ

P「腹は膨れるけども!ほぼ糖分!」

芳乃「ではではこちらは如何でしょうー?」モソモソ

P「炭水化物が欲しいなぁ」

芳乃「だと思いましてー」

芳乃「じゃーん、わーたーあーめーでーすー」フンスッ

P「糖分の権化!」



P「芳乃を留守番させて飯になるものを求め出店に訪れたでごぜーますよ」

美穂「誰に向かって喋ってるんですか?」

P「それはもちろん1次元向こうの人達に……って」

美穂「こんにちは。プロデューサーさんも来てたんですね」

P「来てたんだよ」

美穂「えへへ。奇遇ですっ」

P「せやね」

美穂「あ、そうだ。プロデューサーさんお一ついかがですか?」

P「初見から気にはなってたんだけど美穂はなんで法被に捻じり鉢巻き姿で屋台の中にいるの?」

美穂「太平燕いかがですか」

P「質問に対する返事をください」

美穂「えっと、説明するとちょっと長い話になってしまうんですけど…」

P「構わんよ」

美穂「やってみたいなぁ、って言ったらやらせてもらえました!」エヘヘ

P「短っ」

美穂「と言うわけで、焼きそばならぬ焼き太平燕、お一つどうぞどうぞ」ズズイッ

P「それ焼いたら台無しにならない?」

美穂「あっ、焼き辛子蓮根もありますよ」

P「それは普通に美味そう」

美穂「今なら特別にかき氷にだご汁かけ放題ですっ!」フンスッ

P「ぬるくなるだけだと思いますっ!」フンスッ
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