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【艦これ】龍驤「足りないもの」その7【安価】

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835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:19:50.59 ID:HMJtYlA80
ごめん、ちょっと理解が追い付かないわ
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:19:56.37 ID:W3MIHTYw0
若干の驚きは見せるが、明石を見る目は変わらないよと笑顔でサムズアップ
837 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 20:38:11.61 ID:YWJYukWN0
陽炎「かなり大変だったのね…」


北上「大変って言葉じゃ言い表せないくらい大変だったよね〜」


秋津洲「でも!昔の明石と今の明石は違うかも!」


明石「わわわ私は…」


夕張「でも実際問題、明石さんの吃音はどうにもなりませんからね…多分脳に埋め込まれた機械のせいでそうなってるんですから」


明石「はい…のののの脳の一部を…せせせせ切除したええええ影響なので…」


陽炎「本人の意思と関係無くそんな手術をするなんて…幹部って人、よっぽどなの?」


北上「どうだろうね……」
838 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 20:46:04.84 ID:YWJYukWN0
夕張「明石さんは本来なら解体…艦としては死刑を宣告されているような状況でした」


北上「それを免れてこうやって生きてるんだから、考えようによってはね〜…」


陽炎「……北上さん、幹部さんの番号って知ってる?」


北上「へ?うーん……個人的にじゃなくて、工廠の艦としてなら聞いてる番号はあるけど…」


陽炎「なら教えて、今から話を聞くわ」


夕張「いいんですか?」


北上「……あたしに止める権利は無いよ。はい、これが番号ね」


陽炎「ありがとうございます」ピピピッ


秋津洲「……」


明石「あああ秋津洲ちゃん…」


秋津洲「…わかってるかも」


陽炎「……もしもし、幹部さんですか?いえ、私は最近鎮守府に来た陽炎です。それより聞きたいことがあるんです」


陽炎「いきなりですいません、でもどうしても聞きたいんです。貴方は何を思って、何が目的で明石にあんな手術をしたんですか?」


下1〜3高コンマ 電話の内容やその他陽炎のリアクション等
839 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:46:06.94 ID:0mwOlZSco
ヤバい権力持ちってのは分かる
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:46:41.98 ID:0mwOlZSco
すまん安価下
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:47:18.80 ID:y2OcISl40
ああでもしないと僅かでも同じことを繰り返す可能性があったから と
842 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:47:58.54 ID:mP//3HdxO
明石の技術力は解体するには惜しかった
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 20:50:33.60 ID:W3MIHTYw0
君が知る必要はない
844 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 21:05:22.46 ID:YWJYukWN0
ーー

幹部『…明石君に関しては、ああでもしないと僅かでも同じことを繰り返す可能性があったからね』


陽炎「だからって……」


幹部『正直明石君が提督君の鎮守府で受け入れられるとは思っていなかった。スイッチを受け取った時点で明石はサンドバッグにでもされると思っていたからね」


陽炎「……何それ?司令がそんなことすると思ってんの?」


幹部『提督君がしなくても、龍驤君は明石君に対してかなりの恨みがあったようだからね。そう考えていたんだが……』


陽炎「……アンタ失礼過ぎるわ。司令や龍驤さんは誰かを傷付けることはしないのよ!!」


幹部『……本当にその通りだ』
845 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 21:10:16.12 ID:YWJYukWN0
陽炎「アンタ達は何がしたいの!?解体するような艦娘を実験台にするのが仕事なの!?」


幹部『そういうことでは…』


陽炎「うるさい!長門さんも実験台にしてたんでしょ!全部聞いてるのよこっちは!」


幹部『……』


陽炎「私はアンタ達みたいなのが一番嫌なのよ!偉そうに踏ん反りかえるだけなら猿でもできるのよ!!」


幹部『……申し訳ない』


陽炎「謝るなら明石に謝りなさいよ!!それか今すぐ明石を元に戻さない!」


幹部『……』


陽炎「無理よね?そういう手術をしたんだものね?そういう所も気に入らないのよ!!」


幹部「安価」


下1〜3高コンマ 幹部の台詞、行動他
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:12:20.07 ID:+Pkd1jxco
すまないとは思っているがキミの言うとおり明石は元に戻せない
ただ、仮に戻せたとしても戻さない
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:13:24.26 ID:eQfhcH9LO
それが我々の正義、だからね
どうしてもというなら直接彼らに聞いてみるといい
彼らの傷口を抉る覚悟があるのならね
848 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:13:59.17 ID:SnUulITU0
三遊亭円歌って落語家
知ってるかい? 吃音も
萌えの要素なんだよ
849 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:14:21.27 ID:HMJtYlA80
吃音事態は既に一般の病院に導入が決定している補助脳を付けることで改善されるはずだ。
ただ、かなり高価なものだが
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:14:43.12 ID:W3MIHTYw0
それで私に何の利益が?
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:20:22.20 ID:jlb43S1BO
先程から全てが私の下した処分だと考えているようだが、全てが私の一存で決まる訳ではないのだ
仮に私が責任を取ったとしても、上が変わらない限り同じことは繰り返されるだろう
852 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 21:29:40.71 ID:YWJYukWN0
幹部『それが我々の正義、だからね。どうしてもというなら直接彼らに聞いてみるといい…彼らの傷口を抉る覚悟があるのならね』


陽炎「彼ら……?」


幹部『…とにかく、そういうことだ』


陽炎「待ちなさい!まだ話は終わってないの!」


幹部『そもそも話も何も始まっていない。これで失礼するよ』


陽炎「アンタ……!それでも司令の味方なの!?」


幹部『勘違いされては困るが、我々は誰の味方でも無い』


陽炎「はあ!?ちょっとそれどういうことよ!」


陽炎「……もう!切れてるし!」
853 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 21:38:46.30 ID:YWJYukWN0
夕張「かなり怒ってようでしたけど…」


陽炎「何よあの人!我々の正義の為とか言って…」


秋津洲「…やっぱり明石はどうにもならないかも?」


陽炎「それを承知で手術したんだから当然でしょ」


明石「ややややっぱり…そうです…よよよね…」


陽炎「最後のも腹立つわ!我々は司令の味方じゃないなんて!」


北上「え……それ幹部さんが言ったの?」


陽炎「聞き間違いじゃないわよ!勘違いされては困るが、我々は誰の味方でも無い…だって!」


北上「え、え……じゃあさ…羽黒とかって…モロ敵ってこと…?」


夕張「羽黒さんは違うと思いますが、もしかしたら長門さんは…」


秋津洲「なんで長門さんは怪しいと思うかも?」


夕張「安価」


下1〜3高コンマ 夕張の台詞、行動他
854 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:41:13.55 ID:ItMOYzgbo
夜遅く出かけるのを見た
855 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:41:48.34 ID:0mwOlZSco
うちの戦艦なのにポンコツ分が足りない
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 21:42:40.93 ID:HMJtYlA80
色々いじられてるんです、何かしらの洗脳操作を施されていても不思議はない
857 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 21:53:52.63 ID:YWJYukWN0
夕張「長門さんが言っていたことを覚えてますか?気が付いたら病院だった…と」


夕張「それで無くても実験台にされて色々いじられてるんです。何かしらの洗脳操作を施されていても不思議はないかと思ったんですが…」


北上「それは…一理あるね」


秋津洲「でもそれを知る方法はあるかも?」


陽炎「なんか便利な機械とか無いの?」


北上「そんな都合よく……」


夕張「それがあるんですよねぇ……」


明石「おぉ…」
858 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 21:59:01.00 ID:YWJYukWN0
北上「色々聞きたいことはあるけど…なんでそれを作ったの?」


夕張「龍驤さんやレ級がどんな調教されてるかどうか、調べる機械を作ろうとした時の産物です…」


秋津洲「ドン引きかも…」


明石「どどどどどう使うんですか…?」


夕張「脳波を測るものを改良したので、頭に着けてもらえれば大丈夫です」


陽炎「じゃあ私が長門さんを呼んでくるわ」


北上「長門が、まさか……ねぇ…」
859 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 22:02:10.22 ID:YWJYukWN0
ーー


長門 待たせたな。どうしたんだ?


北上「いやま〜検査みたいなもんかな」


明石「こここここれを…」スッ


長門 頭に着けるのか、了解した


秋津洲「夕張、洗脳されてたらどうなるかも?」ヒソヒソ


夕張「このグラフが不規則に大きく乱れるんです。すぐにわかりますよ」


秋津洲「かも……」


明石「そそそそれじゃあ…いいいいきますね…」


長門 あぁ、頼む


下1〜3高コンマ 長門の検査結果やその他起こったこと等
860 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:03:02.97 ID:+Pkd1jxco
特に乱れはなし
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:03:20.24 ID:0mwOlZSco
洗脳されてない
862 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:06:55.78 ID:jlb43S1BO
長門が頭痛を訴える
863 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 22:11:12.03 ID:YWJYukWN0
秋津洲「……どうかも?」


夕張「乱れはありませんね…」


北上「ということは長門はシロ。洗脳されてないってことか…」


長門 洗脳?何のことだ?


明石「あ……!」


長門 これは検査ではなかったのか?どういうことだ?


北上「これは正直に言った方がいいね〜……」
864 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 22:14:30.33 ID:YWJYukWN0
長門 そういうことだったのか…


夕張「すいません洗脳されているかどうか検査させて下さいとは言えませんでしたので…」


長門 気持ちはわかる、だから気にしてはいない


秋津洲「よかったかも…」


陽炎「ならこの鎮守府にいる艦娘は全員無事って考えてもいいのかしら?」


北上「朝霜とか島風は怪しいからなんとも言えない感じかな〜」


長門 陽炎はそんなに幹部が信じられないのか


陽炎「当たり前でしょ!アイツは司令の味方じゃないって言い切ったんだし、警戒して当然よ!」


長門「安価」


下1〜3高コンマ 長門のメッセージや行動、その他起こったこと等
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:16:17.61 ID:0mwOlZSco
立場上そう言わざるを得ない事もあるだろう
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:16:38.09 ID:0fxwtPswO
味方じゃないと言ったが敵だとは言ってないだろう
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:19:22.58 ID:i7ThC8YQ0
それは所謂裁判官(中立的な)みたいな立場というようなことにもなるのでは無いだろうか?
868 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:20:09.99 ID:jlb43S1BO
疑いだしたらキリがないと思うぞ
世の中全て白と黒で分けられるほど単純ではないからな
869 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 22:35:22.11 ID:YWJYukWN0
長門 立場上そう言わざるを得ない事もあるだろう


陽炎「でも…!」


長門 私達の敵ならば、私や羽黒を寄越す理由が無い。私はそう考える


陽炎「……」


長門 私は確かに幹部達は嫌いだ。だがそれは組織として気に入らないというだけだ


長門 本当に敵ならレ級や駆逐棲姫をどうにかしていただろうしな


陽炎「……」


長門 陽炎は一体何が気に入らないんだ?何があった?


夕張「実はですね……」
870 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 22:37:51.47 ID:YWJYukWN0
ーー

長門 そうか…明石は過去にそんなことを…


明石「わわわわ私は…許されなくて…ととと当然だと思ってます…」


秋津洲「でも…二度と治らないような手術なんて…そこまで……」


北上「仕方ないんだって、これは」


夕張「長門さんは明石さんに関しては陽炎さんと同じ意見ですか?」


長門「安価」


下1〜3高コンマ 長門のメッセージや行動他
871 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:44:24.70 ID:HMJtYlA80
特定の思想に芯まで染まったものは二度とそれ抜きではモノを考えることはないと聞く
他に被害が及ばないようにするにはそれしかなかったのだろう
胸糞悪い話に変わりはないがな
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:46:41.05 ID:0fxwtPswO
元の人格が消えてしまっていてはあまり変わりないが、解体せずに済むにはそれしか方法がなかったのだろう
873 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 22:47:32.02 ID:jiKoj2Dd0
過度な処罰だと思う。
ただ、危害を及ぼしそうなものを排除するのは自然な事だろうとも思っている。
874 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 23:04:29.85 ID:YWJYukWN0
長門 特定の思想に芯まで染まったものは二度とそれ抜きではモノを考えることはないと聞く


長門 他にも被害が及ばないようにするにはそれしかなかったのだろう


長門 …胸糞悪い話に変わりは無いがな


陽炎「…私はそこまで割り切れないわ」


長門 割り切ることも大切だ


陽炎「……流石はビッグセブンね」


長門 これは戦艦も駆逐艦も関係無い


陽炎「…そう」
875 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 23:06:45.70 ID:YWJYukWN0
長門 納得がいかないか。明石、少しいいか


明石「ななななな…なんです…か…」


長門 明石はどう思っている?


明石「わわわわ私は…ゆゆ許されなくて当然…」


長門 建前はいい。お前の本音を聞かせてくれ


明石「……」


長門 それが本音だというならそれでもいい。だがもしお前が思っていることがあるならば、教えてくれ


明石「安価」


下1〜3高コンマ 明石の台詞、行動他
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:16:18.61 ID:+Pkd1jxco
私自身は覚えていないけれど私は手遅れだったと思う
もし元に戻れたとしても、今を捨ててまで戻りたくはない
877 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:17:47.83 ID:0mwOlZSco
昔の事はもうあまり覚えていない
でもここはとても居心地がいい
ここに居られるなら私はこのままでいい
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:18:10.13 ID:0fxwtPswO
今のみんなが好きだからこのままでいいです
879 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:20:04.52 ID:jiKoj2Dd0
私がやった事を忘れたまま生きていっても良いのかと考えることはある。
880 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:27:45.45 ID:UP6TRHds0
>>848
円歌師匠は、どもりを矯正したくて2代目三遊亭円歌の門を叩いたそうな
円 歌「で、弟子にして下さい。ど、どもりで、なや、悩んでいるんです」
2代目「が、が、頑張りなさい」
実は2代目も、どもりだったそうなww
881 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 23:41:36.28 ID:YWJYukWN0
明石「むむむむ昔の事はおおお覚えていない…です…ででででもここはとても……いいい居心地がいいです…」


明石「こここここに居られるなら…わわわわ私はこのままで……」


長門 …そうなのだな


明石「はははははい…とととと友達も…いいいますから…」ニコッ


秋津洲「明石ぃ〜〜!」ダキッ


明石「ああああ秋津洲ちゃん…」


陽炎「はぁ……本人がそれでいいならいいか…」


北上「そうだよね〜最終的には本人の意思が尊重されるよねぇ〜」


夕張「そういえば秋津洲ちゃんも明石さんも、二人が仲良くなってから明るくなりましたよね」
882 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/08(火) 23:45:12.27 ID:YWJYukWN0
陽炎「そうなの?」


北上「そうそう、秋津洲なんて仕事バカでさ〜」


夕張「やめてっていっても工廠で寝泊まりしてましたもんね」


秋津洲「だって、仕事しないと追い出されると思ってたから…」


長門 今はそんなことはしてないか?


秋津洲「……たまにだけ」


明石「だだだダメだよ…」


秋津洲「わかってるけど……」


北上「本当に二人はさ〜…そんななのに、どうやって仲良くなったのさ?」


明石、秋津洲「安価」


下1〜3高コンマ どちらかの台詞、行動他
883 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:48:29.93 ID:i7ThC8YQ0
秋津洲
大艇ちゃんのお蔭かも
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:51:32.83 ID:HMJtYlA80
明石の技術力を尊敬して色々話したり、技術を盗むために一緒にお仕事してたらいつの間にかかも
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/08(火) 23:53:44.65 ID:vk+/7Z7eO
秋津洲
仲良くなるのに理由はいらないかも!
本当は皆仲良くなれるのに、手を取り合わないだけかも!
886 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 00:03:16.24 ID:3ZukaTWA0
秋津洲「大艇ちゃんのお蔭かも!」


長門 あれか?工廠の隅に置かれているやつか?


秋津洲「そうかも!ここに来てからあたしはあんまり使ってないけど、明石と仲良くなれたかも!」


北上「大艇で仲良くなったってどういうこと?」


明石「せせせせ整備が…むむむ難しかったんです…」


秋津洲「あたしは人に教えるのは苦手だったから、ずっと話しあってて、それで気が付いたら今みたいになってたかも!」


夕張「秋津洲ちゃんは大艇ちゃんへの拘りが凄いですからね」


陽炎「大艇ちゃんのスペックは凄いから整備も大変なのね」
887 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 00:07:29.37 ID:3ZukaTWA0
秋津洲「むぅ……大艇ちゃん「は」って言い方…ちょっと嫌かも」


陽炎「あ…ごめんなさい、そんなつもりは無かったのよ」


秋津洲「慣れてるからいいかも……」


北上「でもほんと、大艇ちゃんもお疲れだよね〜」


夕張「索敵が優秀ですからね!」


長門 我々も助かっている。ちゃんと整備してあげてくれよ?


秋津洲「わかってるかも!ね、明石!」


明石「ね……秋津洲…ちゃん……!」


ーー
888 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 00:12:53.08 ID:3ZukaTWA0
組織編か明石編かどっちか進めばいいかと思ってましたが、こうなりました。今スレでは終わらないかもしれません


それと瑞鶴加賀の挙式の話を何度もしてくれていますが、現在最終回に持っていこうとしてるのでまだ先になるかもしれません

何か違うエンドが思い付けば、瑞加賀の式はやります


元々バットエンドとビターエンドしか用意してなかったので、北上や何人かが治った時点でそれが使えなくなったのが原因です


引き続きネタ、小ネタ、コメントはお待ちしてます
889 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 00:16:59.02 ID:Kzh/eldV0
おつおつ
例えご都合主義でもハッピーエンドがいいんやで
890 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 01:07:27.11 ID:TOfZKeY20
砂糖を吐き続けるような甘々なハッピーエンドでもええんやで?
891 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 19:24:36.21 ID:MrRgQBM50
ーー


瑞鶴「提督、私達に大事な話って何?」


加賀「…多分私のことよね。葛城や秋津洲に…失礼なことをしたわ」


瑞鶴「あ……提督、もし加賀が罰を受けるっていうなら私にも!」


龍驤「違うから落ち着きぃや瑞鶴」


提督「…確かに加賀の事は気になるが、もう反省したんだろう?」


加賀「えぇ、もうあんなことは二度としません」


提督「…ならそれでいい」
892 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 19:29:36.09 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「じゃあ話って何なの?」


提督「加賀と式を挙げたい…少し前にそう言っていたよな?」


瑞鶴「ええ、皆んなの前で加賀と一緒になれて幸せですって報告したいし、写真も撮って欲しいわ」


龍驤「実はな、二人には内緒やったんやけど、式を挙げれる会場を探しててん」


瑞鶴「嘘!?」


加賀「提督……ありがとうございます」


提督「礼を言われても困るんだ。実はな……」


龍驤「どこの式場もオッケーが出やんかったんよ」


瑞鶴「え……え……」


加賀「……酷い差別ね」
893 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 19:36:12.01 ID:MrRgQBM50
龍驤「もちろん同性同士やからアカンって式場もあったけど、大部分は違う理由やってん」


提督「艦娘が式を使うのは……と、いうことらしい」


瑞鶴「艦娘は式を挙げちゃいけないの……」


龍驤「そうや無くて、イメージの悪化が怖いらしいねん」


提督「他の地域でそういうことがあったそうなんだ。だから基本的に艦娘の式場利用は断っていると」


瑞鶴「イメージって……私達も女の子なのに…」


加賀「……わからなくも無いわ。戦争と式場はまるでイメージが違うものね」


龍驤「ウチらのせいでその式場に苦情殺到、なんてことになってしもうたら申し訳ないしなぁ…」
894 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 19:40:51.41 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「じゃあ……話っていうのは……式を諦めろって話なのね……」


加賀「瑞鶴…そんなに落ち込まないで」


瑞鶴「…………えぇ」


龍驤「確かに式は諦めてもらうしか無いけど、実は二人に提案があんねん」


加賀「代わりに何かをしてくれるというの?」


提督「俺達というより二人がするんだ。勿論俺達も手伝うが、二人がメインであることをしてもらえないかと考えている」


瑞鶴「あること……?」


龍驤「ほな説明するわな。あのな…………」
895 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 19:49:17.28 ID:MrRgQBM50
ーー

加賀「この地域の行事に瑞鶴と参加…ですか」


提督「毎年恒例の行事があるんだ。まぁ祭りがメインらしいが…」


龍驤「その行事の終わりに、一組の夫婦が神様に神酒を捧げるっていうのがあるねん」


提督「ただ捧げるだけでは無くて、さながら結婚式のように神職の人もいる」


加賀「つまり神前式を挙げるってことね」


龍驤「よう知っとるな、加賀。そうや、ほぼそれやと思ってくれたらええ」


提督「簡略化はされているが、大体は神前式だと思ってくれていい」


龍驤「両家の挨拶とか、そういうもんが全部カットされてる感じやね」
896 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 19:54:00.36 ID:MrRgQBM50
提督「いつからこの祭りがあったのかわからないくらい昔からあるらしいが、初めは本当に結婚する男女がするものだったらしい」


龍驤「でも時代の流れでそんな事も無くなって、ほんまの夫婦や無かったり、女の子同士でもやったことあるみたいやね」


提督「…以前の熊野の件で艦娘に対してまだ不信感は残っている。それを払拭し、地元にアピールする為にも二人にやってもらえたらと思っている」


龍驤「ただまぁ当然和装になるからウェディングドレスは着られへんけど…ええかな?」


提督「他に希望があるならそれを言ってくれ」


瑞鶴、加賀「安価」


下1〜3高コンマ どちらかの台詞、行動他
897 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 19:55:00.86 ID:rf9GhMoEo
提督達も来て欲しい

瑞鶴
898 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:02:55.69 ID:Q8QebUWz0
瑞鶴
特に希望はないわ。強いて言うならしっかり見ててね。私達の晴れ姿。
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:03:30.63 ID:4FJEd1eio
加賀
行事とは別で正式な式でなくても良いから瑞鶴にウエディングドレスも着させてあげたいわ
900 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 20:13:14.23 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「特に希望はないわ。強いて言うならしっかり見ててね、私達の晴れ姿」


提督「…もちろんだ」


加賀「それで、その行事とやらはいつあるの?」


龍驤「それがな…来週やねん」


瑞鶴「来週!?」


加賀「随分と急なのね」


提督「実は今年の夫婦役はあるカップルで決まっていたんだが、つい先日別れたらしくてな…」


龍驤「それで夫婦役をどないしよって言う話がウチらの所にも回ってきて…って感じやねん」


加賀「そういう事情があったのね」
901 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 20:16:20.66 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「ねぇ提督……それ私達でいいの?」


龍驤「なんや、自信無いんか?」


瑞鶴「そうじゃなくて、提督達がやらなくていいのって話」


加賀「そうね……提督と龍驤さんなら男女でちょうどいいわよね」


瑞鶴「私達にやらせてくれるのは嬉しいけど、提督達が我慢してない?」


加賀「提督達からこういうことはやってもいいのよ?」


龍驤、提督「安価」


下1〜3高コンマ どちらの台詞、行動他
902 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:22:20.60 ID:hDfF5h7pO
気にせんでええんよ
司令官と艦娘の間ではカッコカリがあるけど
艦娘同士はこれくらいしか機会がないし
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/09(水) 20:26:03.55 ID:UJFltgDk0
提督
気にするな、俺達は海に平和が戻ったら、しっかりケッコンカッコガチをする予定だからな
904 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:26:13.74 ID:An8vXyTy0
提督「こういう場所に、男は
    出るべきじゃないのさ」
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:28:26.94 ID:4FJEd1eio
906 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 20:34:17.14 ID:MrRgQBM50
提督「こういう場所に、男は出るべきじゃないのさ」


瑞鶴「提督…話聞いてた?」


加賀「貴方と龍驤さんなら男女でちょうど良いのよ?」


龍驤「すまんなぁ、今のは司令官の言い訳や。実はな、司令官はあがり症でな…」


提督「…身内だけならまだしも、不特定多数に見られるのはよろしく無い」


瑞鶴「そんな理由で…」


龍驤「でもウチらにはカッコカリがあるけど、艦娘同士はそんなん無いやろ?」


提督「だから二人にやってもらおうと思ったんだ」


龍驤「引き受けてくれるわな?」


加賀「もちろんよ」
907 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 20:37:53.28 ID:MrRgQBM50
提督「それでは早速今日から打ち合わせをやってきてくれ」


龍驤「式までの間は出撃も制限するから、そっちを頑張ってな〜」


瑞鶴「時間が無い上に私は余計に覚えることが多そうね…」


加賀「瑞鶴、私もフォローするわ」


瑞鶴「提督達がこんな機会をくれんたんだし、失敗はできないものね!」


加賀「早速行きましょう瑞鶴」


下1〜3高コンマ 式までの間に起こったことやその他諸々等
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:43:23.65 ID:rf9GhMoEo
翔鶴が絶対失敗しないよう色々世話焼いてくる
909 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:46:34.84 ID:Q8QebUWz0
白無垢(レンタル品)を着た瑞鶴をみて興奮した加賀によって汚れてしまい(提督が)買い取る事になったり
加賀がなぜか羽織袴ではなく陣羽織を着るといったり
翔鶴が加賀の変わりに瑞鶴と結婚するといい始めたり
910 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 20:46:39.77 ID:4FJEd1eio
夫婦の役はどうするのか決めた後、加賀が瑞鶴の衣装決めに張り切る
911 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:02:08.40 ID:MrRgQBM50
ーー式当日

龍驤「司令官…やっとこの日やね…」


提督「そうだな……」


龍驤「この一週間…ほんまに大変やったわ……」


龍驤「男役は加賀ですんなり決まったけど、羽織袴やなくて陣羽織着るって言い出すし…」


提督「そういう儀式では無いと言って無理納得させたが……それでも大変だった…」


龍驤「ほんで加賀が陣羽織がえぇって言い出したときに、じゃあ私が瑞鶴と!って瑞鶴と式しようとしたりな…」


提督「しかもこの式は過去に姉妹でやったことがあったのも…事態がややこしくなった理由の一つだな…」


龍驤「あれは酷かったわ…」
912 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:06:14.78 ID:MrRgQBM50
龍驤「いや…一番酷かったのはアレやな…」


提督「……そうだろう」


龍驤「鎮守府で試しに白無垢を着た瑞鶴をみて興奮した加賀が……その場で押し倒して……」


提督「結果……汚れた白無垢は俺が買い取り…」


龍驤「レンタルもんをよくもまぁ……」


提督「費用は加賀が後で必ず払うと言っていたが…それでもこの出費は痛い…」


龍驤「せめてレンタルやったのが救いやね。もし代々使われてるような由緒ある白無垢やったら…」


提督「やめてくれ…想像したくない……」


龍驤「せやね…」
913 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:09:30.55 ID:MrRgQBM50
龍驤「でもまぁ、こうやって式当日まで来れたんやから、ええんと違う?」


提督「あぁ、あとは二人が上手くやってくれることを祈ろう」


龍驤「ほんまの式や無いけど、百合提督とか赤城も見に来てくれとるみたいやね」


提督「急な日程だったのに来てくれて、感謝しかないな」


龍驤「ほな、ウチらも見守っとこか」


提督「そうだな…」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
914 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:14:05.85 ID:pKBA02Lfo
見物している人は瑞鶴と加賀に見惚れて喧騒無く式が進んで、愛を誓ったところで盛大に祝福される
915 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/05/09(水) 21:14:06.03 ID:UJFltgDk0
艦娘排斥派のデモが勃発しそうになるが、艦娘擁護派と憲兵団の尽力で始まる前に処理に成功
提督と龍驤のみの知る所となる
916 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:19:25.26 ID:ZqDxoo7cO
百合提督が死ぬまでにこんな光景が見れて良かったと漢泣き
恋してる娘達は憧れの眼差しを向けてる
917 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:33:29.62 ID:MrRgQBM50
ーー


ザワザワザワザワ


龍驤「えらい人が多いなあ。まぁいうても祭りやから当然か」


提督「…それにさっき聞いたんだが、地元のテレビ局も来ているらしい」


龍驤「なんでや!?」


提督「…去年は雨で限られた人数しか見れないのも影響しているらしいが、艦娘が大事な夫婦役をやることに感心があるそうだ」


龍驤「それやったら二人を綺麗に撮ったって欲しいなぁ」


ザワザワザワザワ


提督「お……まずは加賀が来たな」
918 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:36:16.39 ID:MrRgQBM50
加賀「……」


龍驤「よかった、ちゃんとできとるみたいやね」


提督「男役は神酒を持って運ぶんだが、今のところ問題は無さそうだな」


加賀「……」


龍驤「加賀の陣羽織も似合っとるね。男役は加賀でよかったなぁ」


提督「…ハマり役といえるな」


龍驤「まぁ普段から男役やしな…」


提督「…そうだな」
919 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:38:57.23 ID:MrRgQBM50
龍驤「神前に加賀が着いた…ほな次は瑞鶴か」


シーン……


龍驤「ん?なんやこの雰囲気?」


提督「あれは……」


瑞鶴「……」


龍驤「な…なんやあの……べっぴんさんは………」


提督「凄いな……元がいいというのもあるが…あれは美人という言葉では言い表せないぞ……」


龍驤「皆もそうみたいやね。息を呑んで瑞鶴を見とるわ……」
920 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:41:58.93 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「……」


龍驤「酒を入れる器を持ってちゃんと歩いとる…よっぽど練習したんやろうなぁ…」


提督「……そうだろうな」


瑞鶴「……」


加賀「……」


龍驤「神前に二人が揃った。この後契りを交わして酒を注いで捧げるんやんな?」


提督「本当に夫婦の時はちゃんとキスをするらしいが、するフリでもいいらしい」


龍驤「でもあの二人やと……」


提督「…やるだろうな」
921 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:44:25.03 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「……」


加賀「……」


シーン……


龍驤「あかん…ウチまで緊張してきた…あの二人のキスなんて何度も見てんのに…」


提督「お……するのようだな…」


加賀「瑞鶴……貴女を愛しています」


瑞鶴「一生…幸せにしてね」


加賀「……」グイッ


瑞鶴「ん…………」
922 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:47:02.99 ID:MrRgQBM50
オォ……


龍驤「凄いな、皆のため息が聞こえてくるやん」


提督「……長いな」


瑞鶴「んん……」


加賀「さぁ…続きをやりましょう」


龍驤「あ、やっと終わった……」


提督「後は神酒を捧げるだけだ」


龍驤「加賀が瑞鶴の器に酒を注ぎ入れて……」


提督「それを瑞鶴が備える…」
923 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 21:53:01.85 ID:MrRgQBM50
瑞鶴「……」コトッ


パチパチ……


パチパチパチパチパチパチ……


パチパチパチパチパチパチパチパチ……


龍驤「凄い…皆んなが拍手しとる…」


提督「ただの祭りの行事とは思えないくらい…いい式だった……」


龍驤「あの二人もホッとした表情しとるわ」


提督「良くできていたと伝えにいってやろう」


龍驤「そうやね!」


下1〜3高コンマ この後の展開やその他起こったこと等
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:56:29.04 ID:fkR3Jv6S0
百合提督から中継で見た感想を認めた分厚いお手紙が送られてくる。
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:57:23.39 ID:Q8QebUWz0
式が終わり、普段の格好に戻り、外にでると、屋台のおっちゃんやにいさんからこれでもかと食べ物いっぱいもらった

良いもん見させてもらったぜ!
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:58:55.32 ID:0MdbmxDoO
翔鶴が色々な理由から酒を飲み赤城が相手するが押し倒され色々はだけてしまい大変な事に
927 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:59:04.63 ID:ALBKdYcx0
加賀が美男子すぎたために艦娘ならぬ艦漢としてメディアに報道されてしまう
好意的ではあった模様
928 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 21:59:26.54 ID:An8vXyTy0
夜な夜な加賀と瑞鶴の
百合トークが執務室に
響き渡るようになった
929 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 22:22:42.79 ID:MCZ97LjsO
ーー

加賀「ふう…あの格好も疲れてしまったわ」


加賀「私はまだ手間はかかっていない方だけど、瑞鶴はまだまだかかりそうね」


加賀「瑞鶴の着替えが終わるまで屋台でも見て周りましょうか」


「艦娘の姉ちゃん!さっきは凄かったぜ!」


加賀「そう言ってくれると嬉しいわ」


「お礼ってわけじゃないがこれ、持ってってくれ!」


加賀「あら、いいの?」


「良いもん見させてもらったからな!」


加賀「なら遠慮なく頂いておくわ」
930 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 22:27:02.99 ID:MCZ97LjsO
「姉ちゃん!これ持ってってくれ!」


「これも持っていってください!」


「これも!」


加賀「……ただ歩いていただけなのに」ドサッ


赤城「加賀、大人気ですね」


加賀「赤城……来てくれたのね」


赤城「提督も一緒に来たの。いいものを見させてもらいました」


加賀「そう言ってくれて嬉しいわ」
931 : ◆I4lwDj9Dk4S2 [saga]:2018/05/09(水) 22:34:42.68 ID:MCZ97LjsO
赤城「あの子、瑞鶴とはうまくやってるみたいね」


加賀「えぇ、こっちでは瑞鶴は不自由なく過ごせているもの」


赤城「そうですか……」


加賀「…ちょっと嫌味っぽかったかしら?」


赤城「もう…そういう所は変わってませんね」


加賀「私は何よりも大切な瑞鶴を手に入れたの。それ以外に変わるはずないわ」


赤城「あの時から、ですね」


加賀「赤城…私は幸せよ」


赤城「安価」


下1〜3高コンマ 赤城の台詞、行動他
932 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 22:37:21.31 ID:rf9GhMoEo
それを聞いて安心しました
933 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 22:37:50.44 ID:ALBKdYcx0
……変わりましたね、貴女は
最初は勝敗しか興味のなかった戦闘狂の貴女が…………

言葉に詰まってしまう
934 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/09(水) 22:39:36.67 ID:fkR3Jv6S0
それは良かったです。
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