他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
鞠莉「失ワレタモノガタリ」
Check
Tweet
1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:29:29.64 ID:5sszJm+v0
曜「ほんとに?」
梨子「ええ」
曜「ありがとう!」
千歌「ありがとう……ありがとー!」バッ
梨子「待って?勘違いしてない?」
曜「えっ?」
梨子「私は曲作りを手伝うって言ったのよ?」
梨子「スクールアイドルにはならない」
千歌「え〜」
梨子「そんな時間はないし」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1523935769
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:30:37.50 ID:5sszJm+v0
曜「そっか……無理は言えないね」
梨子「それじゃあ詞をちょうだい?」
曜「詞?」
千歌「詞?」
梨子「曲の歌詞よ.ないの?」
千歌「うっ……」
曜「……よし!じゃあ今から考えよう!」
梨子「そっか.できたら見せてね」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:31:31.74 ID:5sszJm+v0
曜「何言ってるの?梨子ちゃんも一緒に考えるんだよ?」
千歌「そうだよ!」
梨子「えっ私は作曲じゃ……」
曜「いいからいいから!梨子ちゃんの家行っていい?」
梨子「いいけど……」
曜「やったー!早く早く!」タッタッ
千歌「いっくよーー!」タッタッ
梨子「ちょっ!私の家知らないでしょー!」タッタッ
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:32:32.37 ID:5sszJm+v0
―――――――――――――――
曜「へえ!梨子ちゃんの家って十千万の隣なんだ!」
梨子「十千万?」
曜「旅館だよ!そこの!」
千歌「私の家でもあるよ!」
梨子「ああ,ここ十千万っていうのね」
曜「そうそう!1回くらい―――ワンワン!
曜「ん?」
しいたけ「ワンワン!!」
梨子「きゃあーーーーー!!」ダダダダッ
千歌「しいたけ!」
曜「しいたけじゃん!よしよーし」ナデナデ
しいたけ「ワンワン!」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:33:14.67 ID:5sszJm+v0
曜「こらこら,あんまり吠えないの」
千歌「梨子ちゃん怖がってるでしょ?」
曜「……梨子ちゃん何してるの?」
梨子「犬はダメ!私犬は苦手なの!」
曜「え〜?しいけは噛んだりしないよ?」
千歌「そうだよ!とっても優しいんだから!」
梨子「それでも無理!無理なの!」
曜「こんなに可愛いのに……」
しいたけ「ワンワン!」
曜「どうしたの〜?」
千歌「しいたけ!めっ!」
梨子「すごく吠えてるじゃない〜!」
曜「いつもはもっと大人しいんだけどな〜」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:33:52.29 ID:5sszJm+v0
曜「まあいいや!早く梨子ちゃんの家に入ろ!」
千歌「梨子ちゃんの家楽しみ〜!」
梨子「今開けるから,その犬を近づけないでね……」ガチャ
梨子「はい,どうぞ」
曜「はーい!じゃあねしいたけ!」
千歌「美渡姉と志満姉によろしくね!」
しいたけ「ワン!」
ようちか「おじゃましまーす!」
―――――――――――
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:35:01.06 ID:5sszJm+v0
梨子「ユメノトビラ?」
曜「うん!」
千歌「私はこの曲を聞いてスクールアイドルをやりたいっておもったの」
ユメノトビラー♪
梨子「……いい曲ね」
千歌「でしょ!」
曜「だよね!」
曜「そうだ!試しに梨子ちゃんこれピアノで弾いてみてよ!」
梨子「ええっ?いきなり言われても……」
曜「ちょっとでいいから!お願い!」
千歌「私も聞きたい!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:35:51.78 ID:5sszJm+v0
〜〜♪〜〜♪
曜「……すごく綺麗」
千歌「うん……本当に上手」
梨子「ねえ……私どうしたらいいんだろう……」
梨子「何をやっても楽しくなくて……」
千歌「梨子ちゃん……」
曜「……」
曜「やってみない?スクールアイドル」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:36:29.04 ID:5sszJm+v0
梨子「ダメよ……」
曜「やってみて,笑顔になれたら」
千歌「変われたら」
ようちか「また弾けばいい」
千歌「諦めることないよ」
梨子「失礼だよ……」
梨子「本気でやろうとしてる人にそんなの……」
曜「みんなを笑顔にするのがスクールアイドルだもん」スッ
千歌「さあ,この手をとって?」
梨子「……」
スッ
―――――――――
――――――
―――
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:37:32.71 ID:5sszJm+v0
梨子「まさかまだ決めてないなんて」
千歌「梨子ちゃんだって忘れてたじゃん」
曜「ははは……早く決めなきゃね」
曜「制服少女隊とかどう?」
千歌「ないかな」
梨子「ないかな」
曜「ええ〜!」
梨子「うーん難しいね」
カキカキ
千歌「あ!あれ!」
曜「ん?」
梨子「どうしたの?」
曜「なんか書いてあるよ」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:38:40.24 ID:5sszJm+v0
梨子「えーきゅーあわーず?」
曜「もしかしてアクア?」
千歌「アクア!」
梨子「水ってこと?」
千歌「これグループ名にしようよ!」
曜「いいかもね,グループ名に」
梨子「これを?誰が書いたのかもわからないのに?」
千歌「名前を決めようとしているときに出会ったんだよ!」
曜「なんか良くない?」
梨子「……そうね私もそんな気がする」
千歌「よーし!今日から私たちはAqoursだ!」
―――――――――
――――――
―――
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:39:43.39 ID:5sszJm+v0
花丸(これでマルの話はおしまい)
花丸(もう夢は叶ったから)
花丸(マルは本の世界に戻るの)
花丸「大丈夫.1人でも」
花丸「……」
花丸「……ばいばい」
ルビィ「ルビィね!」
花丸「ルビィちゃん?」
ルビィ「ルビィね!花丸ちゃんのことずっと見てた!」
ルビィ「ルビィに気を遣ってスクールアイドルやってるんじゃないかって」
ルビィ「ルビィのために無理してるんじゃないかって……心配だったから!」
ルビィ「でも……花丸ちゃん嬉しそうだった!」
花丸「」ハッ
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:40:31.32 ID:5sszJm+v0
ルビィ「それ見て思ったの!」
ルビィ「花丸ちゃん,ルビィと同じくらいスクールアイドル好きなんだって!」
花丸「マルが……?まさか……」
ルビィ「ルビィね!花丸ちゃんとスクールアイドルできたらってずっと思ってた!」
花丸「それでも,オラには無理ずら」
花丸「体力ないし,向いてないよ……」
ルビィ「……そこに写ってる凛ちゃんも,自分はスクールアイドルに向いてないってずっと思ってたんだよ?」
花丸「……」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:41:09.28 ID:5sszJm+v0
梨子「でも好きだった.やってみたいと思った」
梨子「最初はそれでいいと思うけど?」
千歌「」スッ
ルビィ「ルビィ,スクールアイドルがやりたい!」
ルビィ「花丸ちゃんと!」
花丸「……マルにできるかな」
千歌「私だってそうだよ?」
曜「1番大事なのはできるかどうかじゃない,やりたいかどうかだよ!」スッ
花丸「……」スッ
ギュッ
―――――――――
――――――
―――
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:42:05.80 ID:5sszJm+v0
ようちか「堕天使ヨハネちゃん!」
「スクールアイドルに入りませんか?」
善子「はあ?」
曜「ううん,入ってください!」
千歌「堕天使ヨハネとして!」
善子「何言ってるの?昨日話したでしょ?」
曜「いいんだよ!堕天使で!」
千歌「自分が好きならそれでいいんだよ!」
善子「……ダメよ」タッ
千歌「あっ!」
曜「待って!」タッ
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:42:53.10 ID:5sszJm+v0
善子「生徒会長にも怒られたでしょ!」タッタッ
曜「それは私たちが悪かったんだよ!」タッタッ
千歌「善子ちゃんはいいんだよ!そのままで!」タッタッ
善子「しつこーーーい!」タッタッ
曜「私ね!μ'sどうしてが伝説を作れたのか」タッタッ
千歌「どうしてスクールアイドルがそこまで繋がってこれたのか」タッタッ
ようちか「考えてみてわかったの!」
善子「も〜いい加減にして〜」
善子「はあはあ……」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:43:29.49 ID:5sszJm+v0
曜「ステージの上で,自分の好きを迷わずに見せることなんだよ!」
曜「だから善子ちゃんは捨てちゃダメなんだよ!」
ようちか「自分が堕天使を好きな限り!」
善子「……いいの?変なこと言うわよ?」
曜「いいよ」
善子「ときどき儀式とかするかもよ」
梨子「それくらい我慢するわ」
善子「リトルデーモンになれって言うかも!」
千歌「それはー……」アハハ
曜「嫌だったら嫌だっていう!」
曜「だから!」スッ
善子「……」
スッ
―――――――――
――――――
―――
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:44:30.28 ID:5sszJm+v0
鞠莉「そんな……私はそんなことして欲しいなんて1度も……」
ダイヤ「あのまま進めていたらどうなっていたと思うんですの?」
ダイヤ「怪我だけじゃなく,事故になってもおかしくなかった」
鞠莉「でも……」
ルビィ「だから,逃げたわけじゃないって」
曜「でも,その後は?」
千歌「そうだよ,怪我が治ったら続けてもよかったのに」
ダイヤ「心配していたのですわ」
ダイヤ「鞠莉さん,留学の話があるたびに全部断っていたでしょう?」
鞠莉「そんなの当たり前でしょ!!」
ダイヤ「果南さんは思っていたのですわ.このままでは自分たちのせいで鞠莉さんから未来のいろんな可能性が奪われてしまうのではないかと」
鞠莉「まさか……それで……?」
鞠莉「っ」タッ
―――――――――――――――
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:45:03.49 ID:5sszJm+v0
鞠莉(そんなのわからないよ……)タッタッ
鞠莉(どうしてちゃんと言ってくれなかったの?)タッタッ
鞠莉「ああっ!」ズルッ
バシャッ
鞠莉「……ちゃんと」
鞠莉「……果南」グッ
タッタッタッ
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:45:52.06 ID:5sszJm+v0
果南「なに?」
鞠莉「思ってることちゃんと話して」
鞠莉「私のことを思うように,私も果南のこと考えているんだから」
鞠莉「将来なんか今はどうでもいいの」
鞠莉「留学?全く興味なかった.当たり前じゃない」
鞠莉「だって……果南が歌えなかったんだよ?」
鞠莉「放っておけるはずない!」
果南「」ハッ
果南「」グッ
パシン!
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:46:32.16 ID:5sszJm+v0
鞠莉「私が果南を想う気持ちを甘くみないで!」
果南「だったら……素直にそう言ってよ」
果南「ちゃんと言ってよ!」
鞠莉「だよね……」
鞠莉「だから……」ツンツン
果南「っ」
果南「……」スッ
果南「ハグ……しよ?」
―――――――――
――――――
―――
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:47:13.42 ID:5sszJm+v0
千歌「ふふっ」
曜「ダイヤさんって本当に2人のことが好きなんですね」
ダイヤ「それより,2人のことを頼みましたよ?」
ダイヤ「2人とも繊細ですから」
曜「じゃあ,ダイヤさんもいてくれないと!」
千歌「そうですよ!」
ダイヤ「えっ?」
ダイヤ「私は生徒会長ですわよ?とてもそんな時間は……」
ルビィ「親愛なるお姉ちゃん……ようこそAqoursへ!」スッ
―――――――――
――――――
―――
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:48:17.52 ID:5sszJm+v0
鞠莉「決勝に進んで,再生数がすごいことになってるって」
梨子「それで?」
ダイヤ「何とか明日の朝まで延ばしてもらいましたわ」
ダイヤ「ただ,日本時間で朝の5時」
ダイヤ「そこまでに100人に達しなければ,募集ページは停止すると」
果南「最後通告ってことね」
千歌「でも,あと3時間だったのが8時間まで延びた」
ルビィ「わあっ!今1人増えた!」
梨子「やっぱり,私たちを見た人が興味持ってくれたのよ」
曜「このまま増えてくれれば……」
―――――――――――――
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:48:55.62 ID:5sszJm+v0
ルビィ「94人……」
梨子「あと6人……」
梨子「時間は?」
果南「1時間ない」
千歌「お願い!お願いお願いお願い!」
千歌「増えて!」
――――――――――――
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:49:38.29 ID:5sszJm+v0
果南「おーい!浦の星はいい学校だぞーー!」
曜「絶対後悔させないぞーー!」
千歌「みんな良い子ばっかだぞーー!」
梨子「私がー!保証するーー!」
千歌「保証されちった」テヘ
ルビィ「みんな!来て!」
――――――――――――
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:50:59.11 ID:5sszJm+v0
曜「あと3人!」
ダイヤ「でも,時間はもう……」
千歌「お願い……お願い!」
曜「98!」
千歌「大丈夫……大丈夫……」
千歌「届く……届く……」
ピロンピロン
曜「100!」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:51:50.25 ID:5sszJm+v0
梨子「届いた……届いた!」
ルビィ「やったあ!」
花丸「よかったずら〜」ヘナヘナ
善子「私たち……やったのね!」
ダイヤ「やりました……やりましたよ鞠莉さん!」
果南「鞠莉!」
鞠莉「よかった……本当に良かったっ……!」ウルウル
千歌「よかった……これで」
千歌「浦の星は……存続する!!」
―――――――――
――――――
―――
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:53:01.42 ID:5sszJm+v0
『優勝 Aqours』
千歌「やった……優勝したんだ……!」
曜「優勝!優勝だよ!」
花丸「マルたちが……優勝できるなんて……!」
ルビィ「お姉ちゃん!ルビィたちが優勝だよ!」
ダイヤ「私たちが……ラブライブ優勝……」
梨子「みんな……頑張ってきて本当によかった!」
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:53:51.60 ID:5sszJm+v0
善子「優勝……」
果南「私たちの夢が……」
鞠莉「あのときの続きが……」
曜「優勝したんだ!Aqoursが!」
曜「私たち――――――
曜「8人が!」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:55:22.42 ID:5sszJm+v0
鞠莉「……」
鞠莉「……?」
果南「鞠莉?どうしたの?」
鞠莉「なんか……違和感が……」
ダイヤ「違和感?私たちの優勝がですか?」
鞠莉「違う……と思う……」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:56:24.76 ID:5sszJm+v0
善子「じゃあ何なの?」
鞠莉「……ねえ曜?」
曜「なに?」
鞠莉「さっき何て言った?」
曜「さっき?」
鞠莉「ええ,Aqoursがーとか言ってなかった?」
曜「あんまり意識してなかったからなあ」
曜「Aqoursが優勝だよとか?」
鞠莉「違う!その後!」
曜「その後?」
曜「私たち8人が?」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:57:43.23 ID:5sszJm+v0
鞠莉「そう,それ……」
鞠莉「何か……何かが違う……」
ルビィ「なにかって?」
花丸「特に変なことはないと思うけど……」
鞠莉「わからない……わからないけど……」
鞠莉「何か大切なものを忘れているような……」
千歌「……良かった」
千歌「統廃合が無くなって……ラブライブで優勝もできて」
千歌「ちゃんと……全部見てたからね?」
千歌「みんな……ありがとう」
―――――――――
――――――
―――
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 12:59:00.56 ID:5sszJm+v0
曜「まだ言ってるの?」
鞠莉「何かが引っかかるのよ」
曜「うーん,私にはわかんないなー」
曜「廃校も阻止できたしラブライブも優勝したし」
曜「これ以上のことなんてないと思うけど……」
鞠莉「そうなんだけど……」
ワンワン!
鞠莉「わお!」
しいたけ「ワンワン!」
曜「しいたけ?なんでここに……」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:00:15.25 ID:5sszJm+v0
鞠莉「しいたけ?このワンちゃんの名前?」
曜「うん!しいたけっていうの!」
しいたけ「ワンワン!」ポトッ
鞠莉「ん?何か落としたわよ」
曜「これは……みかん?」
鞠莉「みかん?なんでみかんなんか……」
曜「……」
曜「……チカチャン」ボソッ
鞠莉「っ!」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:01:08.97 ID:5sszJm+v0
鞠莉「曜!今なんて言ったの?!」ガシッ
曜「あれ……私なんで……」ポロポロ
鞠莉「チカ!チカって言わなかった?!」
曜「わかんない……わかんないけど……」ポロポロ
曜「涙がっ……止まらないっ……!」ボロボロ
鞠莉「そうよ……チカ……チカ……」
鞠莉「曜!行くわよ!」
曜「行くってどこに?」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:01:46.41 ID:5sszJm+v0
鞠莉「学校よ!チカの痕跡を探すの!」
曜「チカってなんなの!?」
鞠莉「わかんない!でも居たはずなのよ!」
鞠莉「私たちにとって大切なもの……忘れてはいけないもの……」
鞠莉「他の6人にも連絡して!」
曜「わ,わかった!」
―――――――――
――――――
―――
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:03:00.71 ID:5sszJm+v0
ゴソゴソ ガチャガチャ
鞠莉「無い……無い……」
鞠莉「生徒名簿には……無い!」
鞠莉「どうして何もないの!」
曜「鞠莉ちゃん,そろそろ教えてよ」
曜「チカってなに?」
鞠莉「あなたが言ったのよ?何も覚えてないの?」
曜「うん……でも懐かしい気がするようなしないような……」
鞠莉「私もまだ確証があるわけじゃないわ.思い出そうとすると頭にモヤがかかってしまうの」
鞠莉「でもたぶん,チカって人がいたはずなの」
曜「チカ……ちかちゃん……」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:03:37.97 ID:5sszJm+v0
鞠莉「どう?何か思い出した?」
曜「うーん特には……」
曜「でも,なんか嬉しいような悲しいような……」
曜「その名前を聞くと不思議な気持ちになる」
鞠莉「それはきっと曜の中にもチカの欠片が残っているのよ」
鞠莉「だから,チカの痕跡を探すの手伝って?」
曜「……わかった,私も気になるし」
鞠莉「よし!じゃあ次は部室よ!」
―――――――――
――――――
―――
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:04:25.58 ID:5sszJm+v0
果南「鞠莉?」
ダイヤ「いったい何の用ですの?」
鞠莉「やっと来た!2人も手伝って!」
梨子「曜ちゃん?」
善子「2人とも何してるのよ」
花丸「わあ……部室が……」
ルビィ「ぐちゃぐちゃだよ……」
曜「みんなも!一緒に探して!」
果南「何を探してるの?」
鞠莉「チカよ!」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:05:33.11 ID:5sszJm+v0
梨子「チカ?」
ダイヤ「この部室に地下室なんてありませんわよ?」
鞠莉「そのチカじゃない!」
曜「みんなはチカって聞いて何か思い出さない?」
花丸「チカ……」
ルビィ「チカ……」
善子「チカ……」
果南「……何か引っかかるような」
梨子「うん……どうしてかはわからないけど」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:06:30.64 ID:5sszJm+v0
鞠莉「チカは私たちにとって大切だったはずの人よ」
曜「私たちはきっと,その子のことを思い出さなくちゃいけない」
ダイヤ「どうしてそんなことがわかるんですの?」
鞠莉「なんとなくよ」
善子「なんとなくって」
鞠莉「でもわかるでしょ?私の言いたいこと」
果南「まあ……確かに」
曜「だから,一緒にチカちゃんの何かを探してほしいの!お願い!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:07:43.56 ID:5sszJm+v0
ダイヤ「……はあ」
ダイヤ「私はこっちを探しますわね」ゴソゴソ
鞠莉「ダイヤ!」
花丸「じゃあマルはこっち」ガサガサ
ルビィ「ルビィも一緒に探すよ!」ピラピラ
曜「花丸ちゃん!ルビィちゃん!」
果南「そのチカって子の名前を探せばいいの?」ガチャッ
善子「名前とか物とか……なんでもいいんじゃない?」ヨイショ
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/17(火) 13:08:28.78 ID:5sszJm+v0
梨子「あんまり散らかさないでよ?探す効率も落ちるんだから」バサバサ
鞠莉「みんな……!」
果南「2人がそこまで言うんだもん.手伝わないわけにはいかないよ」
梨子「それに,私もこのままじゃモヤモヤするし」
曜「みんな……本当にありがとう!」
花丸「よーし!じゃあ手分けして探すずらー!」
8人「おー!」
――――――――――――
48.96 KB
Speed:0
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)