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【ガルパン】麻子「おやすみ、西住さん」
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2 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:30:24.12 ID:o8ylCi2z0
麻子「…」
麻子「…」
麻子「…んぅ…」ゴロン
麻子「…」チラッ
AM 1:04
麻子「…」
麻子「(…寝れない)」
3 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:31:00.22 ID:o8ylCi2z0
麻子「(…まぁ、普段からこの時間はまだまだ元気だし、仕方がないか)」
麻子「(気まぐれで今日は早寝してみるかと思って、布団にもぐったは良いがやっぱり眠くない)」
麻子「(眠れる気もしないけど、起きるのも面倒だ。退屈になってしまった)」
麻子「(…うーん…)」
ブブッ
麻子「…ん?」
LI●E:新着メッセージがあります
・西住みほ
麻子「…西住さん?」
4 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:31:38.94 ID:o8ylCi2z0
麻子「(…こんな夜中にメッセージとは珍しいな)」
麻子「(そもそも、西住さんの方から私にメッセージが来ること自体珍しいか)」
麻子「(よほど大事な事か、急ぎの用件か…)」
西住みほ
『麻子さん、まだ起きてますか?』
麻子「(…こういうところでワンクッションおくところは、西住さんらしいな)」
麻子「(それにしても、こんな深夜に…ん?)」
西住みほ
『ごめんなさい、やっぱり大丈夫です。おやすみなさい』
西住みほ
『起こしちゃったらごめんなさい』
麻子「(うん…?)」
5 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:32:15.73 ID:o8ylCi2z0
麻子「(まだ何も言っていないんだが…)」
麻子「(…まぁ、本人が大丈夫と言っているのであれば…)」
麻子「…」
麻子「(大丈夫…大丈夫って、何が?)」
麻子「(…いや、もういいか。寝てしまおう)」
麻子「…」
麻子「…」
麻子「…」
麻子「…気になる」
6 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:32:54.78 ID:o8ylCi2z0
〜〜〜
みほ「…はぁ」
みほ「(私、何やってるんだろう…)」
みほ「(こんなことで、麻子さんに連絡して…)」
みほ「(…こんな夜中に連絡するなんて、やっぱり迷惑だったよね…)」
みほ「(…うぅ…やめておけばよかった…)」
みほ「…」
みほ「…」
みほ「…眠れない…」
みほ「(はぁ…どうしよう…)」
ブブッ
みほ「…ん?」
LI●E:新着メッセージがあります
・冷泉麻子
みほ「…あ…」
7 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:33:26.97 ID:o8ylCi2z0
冷泉麻子
『まだ起きてる。どうした?』
西住みほ
『いえ、本当に大したことではないので』
冷泉麻子
『こんな時間に連絡してきたんだし、何もないことはないだろう』
西住みほ
『起こしちゃいましたよね。ごめんなさい』
冷泉麻子
『私も眠れなかったから問題ない』
西住みほ
『ごめんなさい、私はもう寝ますね』
冷泉麻子
『西住さん』
冷泉麻子
『今から電話していいか?』
西住みほ
『え』
西住みほ
『え』
プルルルル…
みほ「わっ…」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 19:33:58.49 ID:atd+BmLSO
ヤンデレかと思った
9 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:33:58.69 ID:o8ylCi2z0
ピッ
みほ「…も、もしもし…」
麻子『西住さん』
みほ「ま、麻子さん…」
麻子『すまん、もう寝るところだったか?』
みほ「う、ううん、私も寝れなくて」
麻子『そうか』
みほ「…」
麻子『…なんで、私なんだ?』
みほ「え?」
麻子『こんな夜中に連絡してくるなんて、よほどの用事だとは思うが』
麻子『その…こういう時に西住さんが連絡するのは、沙織か秋山さんあたりかと思っていたからな』
みほ「それは…その、前に麻子さんがいつも2時くらいまで起きてるって聞いてたから」
みほ「…こんなことで連絡する相手を選ぶなんて、ズルいことをしてますよね、私…」
麻子『(だいぶ弱ってるな、これは…)』
10 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:34:49.01 ID:o8ylCi2z0
麻子『気にしてない。私も眠れなくて暇だった』
麻子『…それで、何の用事だったんだ?』
みほ「それは…」
麻子『…』
みほ「…少し、嫌な夢を見てしまって」
みほ「戦車のことと、私の前の学校のことだったんだけど…」
みほ「目が覚めたら凄く気持ちが悪くって…」
麻子『(…嫌な夢か。西住さんは、前の学校の戦車道でトラブルがあって、大洗に転校してきたと聞いたが…)』
麻子『(なるほど、何となく察しはつくか)』
みほ「…それで、凄く心細くって…」
麻子『それで私に連絡してきたのか』
みほ「…ごめんなさい」
麻子『さっきからずっと謝ってるぞ。少し落ち着こう』
11 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:35:21.45 ID:o8ylCi2z0
麻子『…西住さん?』
みほ「…あの、私、もう寝るね」
麻子『…』
みほ「電話してくれて、ありがとう。少しだけ楽になったかも」
麻子『西住さん』
みほ「それじゃあ、おやすみなさい」
麻子『…眠れるのか?』
みほ「…」
麻子『西住さん、一人暮らしだろう』
麻子『そんなメンタルで、こんな夜中に一人ぼっちじゃ、落ち着いて眠れないと思うぞ』
麻子『今は、こうして通話しているから気が紛れているだけだろう』
みほ「それは、そうかもしれないけど…」
12 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:35:58.33 ID:o8ylCi2z0
みほ「でも、これ以上麻子さんに迷惑は…」
麻子『そう言うと思った』
みほ「…麻子さん?」
麻子『ドアを開けてくれ』
みほ「え?」
ガチャッ…
麻子「…こんばんは、西住さん」
みほ「ま、麻子さん!?」
麻子「…外は少し寒い。入ってもいいか」
みほ「ど、どうしたの、こんな夜中に?」
麻子「一人ぼっちじゃ落ち着いて眠れないだろう」
みほ「え?」
麻子「…一晩泊めてもらえるかな」
みほ「…麻子さん…」
13 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:36:31.01 ID:o8ylCi2z0
〜〜〜
みほ「…じゃあ、電気消しますね」
麻子「あぁ」
カチッ
みほ「ん…しょっと」モゾモゾ
麻子「もう少し詰めようか」
みほ「ううん、大丈夫」
みほ「あはは、やっぱり同じ布団だと少し狭いね」
麻子「うん、押しかけてすまない」
みほ「あ、ごめんね。そんなつもりじゃなかったんだけど」
麻子「…」
みほ「麻子さん」
麻子「ん?」
みほ「…ありがとう」
麻子「私は何もしてないぞ」
みほ「麻子さん」
麻子「何だ?」
みほ「手、握ってもいい?」
麻子「…あぁ」
みほ「ありがとう」ギュ
14 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:37:09.85 ID:o8ylCi2z0
みほ「…ん…」
麻子「眠くなってきたか?」
みほ「うん…何か、安心しちゃって」
麻子「気にしないで早く寝た方がいい」
みほ「うん」
麻子「明日は…土曜日か。何か予定は?」
みほ「ううん、私は大丈夫」
麻子「なら、寝たいだけ寝ているか」
みほ「…」
麻子「…」
15 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:37:51.98 ID:o8ylCi2z0
みほ「…んぅ…」
麻子「ん?」
みほ「…」
麻子「…西住さん?」
みほ「…」
麻子「寝たのか…?」
みほ「…」
みほ「…グスッ」
麻子「え?」
みほ「ごめんね…ごめんなさい…グスッ」
麻子「…」
みほ「お姉ちゃん…グスッ…」
麻子「(…夜泣きか。もう寝てるのかな)」
みほ「…えぐっ…ひっぐ…」
麻子「…西住さん」ギュ
みほ「んっ…ぐずっ…」ギュ
麻子「…」
16 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:38:21.09 ID:o8ylCi2z0
麻子「(家族の問題か、前の学校で何かあったのか)」
麻子「(…聞かない方が良いか)」
みほ「…すぅ…すぅ…」
麻子「(落ち着いたか)」
麻子「(…)」
麻子「(…不思議だ)」
麻子「(手を握っているだけなのに、私も安心して眠くなってきた)」
麻子「(…)」
麻子「(…西住さん…)」
麻子「…」
麻子「…すぅ…」
17 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:38:51.22 ID:o8ylCi2z0
〜〜〜
みほ「…」
みほ「…んっ…んん…」
みほ「…んぅ…もぅ朝…?」
みほ「…ん?」
麻子「すー…すー…」
みほ「あ、あれ?麻子さん?なんで?」
みほ「…あっ」
みほ「(そっか…そういえば昨日…)」
ピンポーン…
みほ「? はーい」ガチャッ
沙織「おはよ、みぽりん」
みほ「あれ?沙織さん?」
18 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:39:23.93 ID:o8ylCi2z0
沙織「…あれ、みぽりんまだ寝間着?もう11時だよ?」
みほ「えっ!?嘘っ!?」
沙織「ずっと寝てたの?珍しいね、こんな時間まで」
みほ「あはは…ちょっと…」
沙織「それで既読つかなかったんだね…」
みほ「あ、ごめんね」
沙織「ね、ところで今日ヒマ?」
沙織「今から華と一緒に映画見に行くんだけど、良かったら来ない?」
みほ「あー…」チラッ
麻子「…すー…すー…」
みほ「…ごめんなさい、今日はちょっと」
沙織「ううん、気にしないで。じゃ、私行ってくるね。また今度遊ぼっ」
みほ「うん、また」
バタン
19 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:40:26.67 ID:o8ylCi2z0
麻子「…んぅ…西住さん…」ゴロゴロ
みほ「あ、麻子さん。ごめんね、起こしちゃった?」
麻子「うぅん…」
みほ「…よいしょっと」モゾモゾ
麻子「うん…?西住さん、まだ寝るのか…?」
みほ「…麻子さん、まだ眠い?」
麻子「あぁ…沙織がいれば、この時間にはもう起こされるんだが」
みほ「…今日は、麻子さんが寝たいだけ寝てていいよ?」
麻子「ん…?」
みほ「私も、一緒にこうして寝てるから」
麻子「…休日を無駄にしても知らないぞ」
みほ「…ううん、無駄なんかじゃないから」ギュッ
麻子「そうだな…」ギュッ
みほ「…おやすみ、麻子さん」
麻子「…あぁ。おやすみ、西住さん」
おしまい
20 :
◆o8JgrxS0gg
[saga]:2018/04/15(日) 19:42:33.46 ID:o8ylCi2z0
お楽しみの所突然失礼
拙者、同じ仲良しグループにいるのに微妙に距離感のある2人の絡み大好き侍
義によって投下、いたす!
僕はこれが限界なのでみんなもっとみほまこ書いて
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 19:45:01.14 ID:atd+BmLSO
後書きがくさくて台無し
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 20:29:15.68 ID:WG6ZaFX4O
乙
この二人の見えないけど信頼してる感じが好き
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 23:05:05.09 ID:YouL6NbA0
素晴らしい。不安定みぽりんかわいい
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/04/15(日) 23:33:29.53 ID:o2wDuN3E0
良かった。次回作期待
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/16(月) 00:44:53.31 ID:AiBeZZA80
麻子のそっけないように見えるけど思慮深い言動、好き
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/17(火) 01:22:20.87 ID:oPbfyaoyO
みほまこの絶妙な距離感と信頼感が好きなのは分かる
みほまこ流行れ
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/19(木) 00:53:43.18 ID:7hOpb+b7O
独特の関係は有るよね、限定的だけどどっちも天才・・・秀才?って言う
11.70 KB
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[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
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