【ラブライブ!】えりまきほの会

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75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:50:37.48 ID:exJtT0+c0
真姫「あー……穂乃果」

穂乃果「ん?」

真姫「さっきのは……ごめんなさい、例えが悪かったわ……先のことを考えたら不安にもなるわよね。私は想像しかできないけれど……」

穂乃果「……」

真姫「でも穂乃果がいない時の海未ったら凄いのよ? この前も散々惚気けてくれて、正にほの字って感じ……穂乃果だけに」

穂乃果「……真姫ちゃんは慣れないことしないほうがいいよ?」

真姫「〜〜っ」

穂乃果「いいって、別に気にしてないから」

真姫「あれ……?」

絵里「無理しなくていいのよ、何でも聞くから」

穂乃果「無理なんてしてないよ〜」

絵里「本当に? カシオレも頼んでいいのよ?」

穂乃果「今更? あれは意味がわかんないよ、もうそういう気分じゃなくなっちゃったし」

真姫「深く謝罪申し上げるわ」
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:51:33.49 ID:exJtT0+c0
穂乃果「なんなの? カシオレ頼んだら、猫被ってるって言われてさ、こないだはカルーア頼んだらそんなのコーヒー牛乳でしょって引っ叩かれるしさぁ」

絵里「ごめん。ごめんなさいって、でも引っ叩いてはないから」

穂乃果「言葉の暴力がすごいんだよ、パツキンとお医者さんに囲まれて両サイドから虐められる私の気持ち考えて欲しいよ」

真姫「すみません」

絵里「お詫びします」

穂乃果「え……普通に謝られると私も困っちゃう」

絵里「なんなのよ」

穂乃果「まあ私もまさかあんなんで涙が出るなんて思わなかったし。……や、別に泣いてないけど」

絵里「私はずっと目瞑ってたから何も知らないわ」

真姫「私耳も塞いでたから、大丈夫」

穂乃果「それはどうなの?」

絵里「本当なのよ、信じて」

77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:52:51.07 ID:exJtT0+c0
穂乃果「ウソついてない?」

絵里「ついてない」

穂乃果「愛してる?」

絵里「愛してる」

真姫「右に同じ」

穂乃果「いや……うんよくわかんないけど」

絵里「富士山より高く、日本海溝より深く愛してる」

穂乃果「それは希ちゃんに言ったげなよ」

絵里「希にも言う。言うから」

穂乃果「“愛してる”、ね……あれ思い出したんだよね、1年目の誕生日の時」

真姫「……夢の国行った時?」

穂乃果「それは別のやつ。私手紙貰ったんだよ、海未ちゃんから。あれは泣きそうになって、っていうか泣いたの。ギャン泣きしたもん」

真姫「ギャン泣きって」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:54:03.51 ID:exJtT0+c0
穂乃果「ギャン泣きだよ。私、危うくスルメになるとこだったんだから」

絵里「元がイカじゃないからスルメにはならないわ」

穂乃果「あ、そう? まああれ思い出したらまたトイレで泣きそうになってさ。……あの時の気持ちは嘘じゃなかったし、今もきっとあるし……これって愛?」

真姫「そんな尊い感情、他にないわよ……と私は思う」

絵里「そうよ、そういうことよ」

穂乃果「じゃあ私、海未ちゃんのこと、恋人として好きでいていい?」

真姫「いい。いいわよ」

絵里「いいに決まってるでしょ!」

穂乃果「私、海未ちゃんのこと愛してる? 愛してる!」

絵里「愛してる!」

真姫「ええ? それは何……? 私は言わないわよ」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:54:57.28 ID:exJtT0+c0
穂乃果「決めた。もし海未ちゃんが別れるって言われても私別れない。海未ちゃんは私が幸せにする!」

真姫「おお……」

絵里「よく言ったわ! さあほら、飲みなさい飲みなさい」

穂乃果「イェイ! かんぱーい!」

絵里「乾杯!」

真姫「か、乾杯」

穂乃果「あ゛あ゛ぁ……」

真姫「強いわね、リーダー……」

穂乃果「伊達に何年もリーダー呼ばわりされてないよ」

絵里「流石よリーダー」

穂乃果「あ、でも真姫ちゃんの初体験の話は今度じっくり聞かせてもらうことにしよ」

真姫「ヴェェ……」

絵里「甘んじて受け入れましょう、真姫」

真姫「覚悟しておくけど……」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:56:03.42 ID:exJtT0+c0
穂乃果「それでさ、絵里ちゃんのプロポーズ考えようよ」

絵里「え? なんで突然?」

穂乃果「だって絵里ちゃんとこが先やってくれないと私どうしたらいいかわかんないし」

絵里「たまには穂乃果が先にやってくれてもいいのよ?」

穂乃果「先輩」

絵里「先輩禁止」

真姫「……都合の悪い時は忘れるくせに」

絵里「なにか言った?」

真姫「何でもない」

穂乃果「よく考えてみてよ、絵里ちゃん4月から社会人でしょ? だけど希ちゃんまだ大学生じゃん? すれ違っちゃうよこれ」

絵里「まあ、確かに……研修でしばらく東京から離れるかもしれないのよね」

穂乃果「まずいじゃん! あれ? そしたら次いつ集まれる?」

絵里「少なくともお盆は帰って来られると思うけど」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:57:07.28 ID:exJtT0+c0
穂乃果「じゃあまたそん時皆でね。でも寂しくなっちゃうね〜」

真姫「絵里が社会人……感慨深いわ」

穂乃果「なんだか似合わないよね」

絵里「何? 家でゴロゴロしてる方が似合ってるって言いたいの?」

穂乃果「そういう意味じゃないよ、なんかこう、人の下で働いてるのが想像できないっていうかね」

真姫「顎で人をこき使ってるイメージよね」

絵里「私そんな感じ?」

穂乃果「できる女社長みたいな。絵里ちゃん起業しよう、それがいいよ。ついでに私雇って」

絵里「穂乃果はまず就活して社会勉強してきなさいよ」

穂乃果「だってやりたいこととかよくわかんないし」

絵里「夢とかないの?」

穂乃果「夢ねえ……私ちっちゃい頃お花屋さんになりたいとか言ってたかな」

絵里「いいじゃないの。お花屋さん業界目指しましょ」

82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:57:58.90 ID:exJtT0+c0
穂乃果「でもね、あの頃の女の子の夢ってだいたいお花屋さんかケーキ屋さんしかないんだよ」

真姫「確かに周りはそんな感じだったかもしれないわね」

穂乃果「でしょ? 花屋かパティシエの二択なの。あ、幼稚園の先生とかもあったね」

絵里「三択じゃない」

穂乃果「似たようなもんだよ、だいたい皆この辺になるんだって。なんか可愛くて女の子っぽいから。私にもあんな頃があったんだなぁ」

絵里「今だって充分可愛いわよ」

穂乃果「ごめん、私には海未ちゃんいるから」

絵里「私フラれた?」

真姫「そういうこともあるわ」

穂乃果「真姫ちゃんはさ、夢ってなんだった?」

真姫「私? お医者さん」

穂乃果「そうだった……真姫ちゃんはそれだった……」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:59:08.42 ID:exJtT0+c0
絵里「歌って踊れるお医者さんでしょ?」

真姫「踊りはしないわよ」

穂乃果「え、踊ろようよ、“ほ”T着てさ」

真姫「踊りはしないけど、歌って弾けるお医者さんよ。弾きながら踊れはしないでしょ」

穂乃果「確かに……絵里ちゃんは今のとこで夢叶えられそうなの?」

絵里「子供の頃とは違うけどね、まあ一応」

穂乃果「そっかぁ」

絵里「んー、でもね、これ誰にも言ってないんだけど、いつかカフェとか開いてみたいってちょっと思ってるの」

穂乃果「いいね、私そこで働く」

絵里「まだ思ってるだけよ」

穂乃果「大丈夫、それまで修行しておくから。ロシア料理も覚えておくよ、ほらアレとか、アレだよ」

絵里「全然わかんないわよ」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 01:59:48.74 ID:exJtT0+c0
穂乃果「ダメだ私、記憶力がおばあちゃんだ……なんかさ、あるよね。ほら、ロシアン水餃子」

真姫「もしかして、ペリメニ?」

穂乃果「それだ! 真姫ちゃんよく覚えてるね」

絵里「あぁ……」

穂乃果「ロシア語難しいんだって。ペリの後にメニって続く感覚とか全然わかんない」

絵里「昔の人に言ってちょうだい」

穂乃果「二外でロシア語選ばなくてほんとよかった」

絵里「教えてあげたのに」

穂乃果「え、ハラショーしか教えてくれなさそう」

絵里「バカにしてるわよね」

穂乃果「してないしてない。むしろリスペクトしてるよ。絵里ちゃんあれだよね、何リンガルだっけ」

真姫「トリリンガルじゃない?」

穂乃果「それだ、トリだ」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:00:41.71 ID:exJtT0+c0
絵里「英会話はまだちょっと怪しいけど」

穂乃果「でもあれの点すっごい高いじゃん。そりゃ内定だってすぐ貰えるよねぇ……」

真姫「私もお医者さんになれなかったら絵里に雇ってもらおうかしら」

穂乃果「え、ダメだって、それは困るよ」

絵里「穂乃果は困らないでしょう」

穂乃果「困るんだって。私、友達がお医者さんになったんだよねって周りに言いたいんだから」

真姫「別に穂乃果のために医者になるわけじゃないのよ」

絵里「まあもし真姫を雇うならピアノ弾いてもらおうかしら」

穂乃果「いいねそれ、雰囲気いい感じ」

真姫「いや、私はレコード選ぶだけの係やるから」

穂乃果「社会を舐めてるよね」

絵里「けれど大学生ってそんなものなのよ」

穂乃果「あー就活どうしよ……」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:02:12.17 ID:exJtT0+c0
絵里「とりあえず色々見た方がいいわよ。世の中色んな会社があってびっくりするから」

穂乃果「そうだねー……で、どうする? 絵里ちゃん東京いない間に希ちゃんに悪い虫がついたら」

絵里「ええ……? そこ戻るの?」

穂乃果「戻るよ。だってあり得ない話じゃないよね?」

真姫「まあ……」

絵里「それは……困るわ」

穂乃果「でしょ? 希ちゃんも可愛いんだからさ、今も誰かに言い寄られてるかもしれないよ?」

絵里「そんなのダメよ」

穂乃果「だからさ、指輪してればそういうのは寄ってこないと思うんだよね」

絵里「ゆ、指輪……」

真姫「頭抱え込んじゃったわよ?」

穂乃果「渡すしかないよもう」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:03:19.32 ID:exJtT0+c0
絵里「でも一応ペアリングなら今もしてるし……」

穂乃果「足んないよ、両手両指全部つけるくらいじゃないと」

真姫「それはゴチャゴチャしすぎ」

穂乃果「あ、そっか。でも絵里ちゃんもこないだナンパされたんでしょ? 右手だったらファッションだと思う人いるんだって」

真姫「じゃあやっぱりこっちの指に?」

穂乃果「欲しくない?」

絵里「それって婚約ってことでしょ……? 焦らなくていいと思うけど……結婚自体は日本じゃあれなわけだし」

穂乃果「もしできるならそのつもりはあるってことで」

絵里「う〜ん……」

穂乃果「やっぱりね、どこかで区切りは必要なんじゃないかなぁ」

絵里「……まだ早いんじゃない?」

穂乃果「真姫ちゃん的にはどう? 早い?」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:04:52.62 ID:exJtT0+c0
真姫「絵里って今年大学卒業ってことよね」

絵里「ええ」

真姫「私はあとそこから2年学生で、卒業してもそれから研修医なのよね。しばらく落ち着かないだろうから全然先の話に聞こえるわ」

穂乃果「真姫ちゃんは特殊だったかぁ……」

真姫「でも大事なのは希がどう考えてるかでしょ」

穂乃果「んー、まあ結局そこだよね」

絵里「そういう具体的な話はまだしてないわよ」

穂乃果「誰かにそれとなく聞いてもらおっか」

真姫「凛とか?」

穂乃果「また山登るって言ってたから丁度いいかもね」

真姫「じゃあ海未にも一緒にね」

穂乃果「うぇ、ちょっと怖いかも」

真姫「大丈夫よリーダー、弱気にならないで」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:06:06.75 ID:exJtT0+c0
穂乃果「その辺お互い避けてたんだよねぇ、海未ちゃんもどう考えてるかわかんないや」

真姫「私に付いてきなさいってもうズバッと言ってやりなさいよ」

絵里「隨分簡単に言ってくれるわね……」

真姫「もしかしてまだ遊びたいとか?」

絵里「人聞きの悪いこと言わないで」

穂乃果「段々遊べる歳じゃなくなってくるよ?」

絵里「歳の話もやめなさい。だいたいそれは穂乃果もでしょ」

穂乃果「私はこれでも一途だからいいんだよ」

絵里「そうだ、十何年越しの恋だったわね……」

穂乃果「そう聞くと私凄いね」

真姫「やっぱり先に穂乃果がやったら?」

穂乃果「ええ?」

絵里「海未ならOKしてくれるわよ」

穂乃果「かな? 適当なこと言わないでよ?」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:06:42.63 ID:exJtT0+c0
絵里「今まで散々自分が適当なこと言ってきたじゃないの」

穂乃果「お願いだからここは真面目にやってよ」

真姫「海未に断る理由がないと思うわよ」

穂乃果「ほんと? 本気で言ってる? 大丈夫?」

絵里「心配事と言ったら結局日本での結婚をどう定義するかじゃない? あとはそれこそ……こう、アレとか」

穂乃果「何? 言ってよ」

絵里「いいの? ……ほら、浮気とか……」

穂乃果「そうだったら首絞めようかなぁ」

真姫「嘘か本気かわからないからやめて」

穂乃果「冗談だよ。半分くらい」

真姫「半分……?」

絵里「半殺し?」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:09:33.14 ID:exJtT0+c0
穂乃果「許しちゃう気がするんだよねぇ……今更嫌いになんかなれないし。そうだ、こっちも浮気は死刑ってことにしようかな」

真姫「誰かが突然死んだらそういうことだと思っていいのね」

絵里「私は長生きするわよ?」

穂乃果「して欲しいよ」

真姫「まあ大丈夫よ、海未に限ってそれはないと思う」

穂乃果「だよね……? 実際そうなったら私ほんとなにもできないと思うし」

絵里「海未の浮気に対するスタンスってどうなの?」

穂乃果「私がしたらってこと?」

絵里「そう」

穂乃果「多分その場で泣いたり怒ったりとかはしないよ。しばらく家に引きこもってそのうち別れましょうって文書で送られてくるね」

絵里「一方通告なのね……」

穂乃果「あ、でもその前にことりちゃんに刺されるかもしんない」

真姫「ここでことり」

穂乃果「ここでことりちゃん」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:11:04.30 ID:exJtT0+c0
絵里「誰よりも応援してるものね」

穂乃果「けど勝手に結婚式と新婚旅行のプランまで建てるのはやり過ぎだと思うんだ私」

真姫「ことりプランは新婚旅行まで進んだの?」

穂乃果「行くなんてまだ一言も言ってないんだよ……」

絵里「いいじゃないの、そういう記念は大切よ。どこに行くの?」

穂乃果「いや、決めてないけど」

絵里「ことりの中では決まってるんでしょう?」

穂乃果「まあ……ことりちゃんの予定ではね? あくまでことりちゃんの頭の中ではね? エーゲ海かカスピ海か地中海ってことになってる」

真姫「海未だけに?」

穂乃果「多分そう……」

絵里「いいわねそれ」

穂乃果「良くないよ〜……」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:11:36.17 ID:exJtT0+c0
絵里「だって浜辺で寄り添いながらこう、2人で語らうわけでしょ?」

真姫「ビーチを眺めながらね」

絵里「そうよ、『穂乃果、綺麗な海ですね』なんて言って。そしたら穂乃果はこう、『そうだね、でも海未ちゃんの方がもっと綺麗だよ』ってね」

穂乃果「い〜わないよそんなの!」

絵里「言いなさいよ、言わないと日本に帰ってこられないわ」

穂乃果「そりゃLOVE星人なら真顔で言えるかもしれないけどさ」

絵里「じゃあ言ってくれないと私が星に帰れないの」

穂乃果「いいよ、地球に骨うずめなよ……」

絵里「真姫はアリでしょ?」

真姫「ベタ過ぎない?」

絵里「そう? いいと思うけど……」

穂乃果「そういうので喜んでくれるのは希ちゃんの優しさだよ。プロポーズもその感じでいくの?」

絵里「結局そこ戻る?」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:12:17.69 ID:exJtT0+c0
穂乃果「今思い出した。真姫ちゃん的にはどういうのがいい?」

真姫「私?」

穂乃果「一番希ちゃんに感覚近いから」

真姫「そうね、私回りくどいのは嫌」

穂乃果「ほら、真姫ちゃんもそう言ってる」

絵里「じゃあ真姫はどういうのならいいのよ」

穂乃果「もうシンプルにズバッと?」

真姫「結婚しようの一言でいいんじゃない?」

絵里「いいんじゃない? って」

穂乃果「シチュエーションは?」

真姫「シチュエーション?」

穂乃果「ほら、夜景の見えるレストランでー、とか」

真姫「私、そういうのはいい」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:12:59.66 ID:exJtT0+c0
穂乃果「あ、そう? そこもシンプルかと思った」

真姫「普段からそういう所に行ってるならいいかもしれないけど、背伸びして突然そんなとこ行ってもね。何かあると思って身構えるわよ」

穂乃果「なるほどね〜、確かにそうかもしんない」

絵里「じゃあ日常の感じで?」

真姫「そうね……それでいて私の予想を超えてきてほしい」

穂乃果「うわ、これ真姫ちゃんと付き合う人大変だ」

絵里「お医者さんの予想はなかなか超えられないわよ。全部想定内でしょ」

真姫「そこは頑張って不意を突いてよ」

穂乃果「じゃあサプライズみたいなやつ?」

真姫「周りを巻き込まないのならいいかも」

穂乃果「お、これだよ絵里ちゃん」

絵里「でも希ってそういうサプライズとかいらないって言ってるのよ」

穂乃果「真姫ちゃんダメじゃん」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:14:53.51 ID:exJtT0+c0
真姫「私に言われてもね。希じゃないし」

穂乃果「あー、でも希ちゃんの言ってることわかるかも。私おんなじタイプだ」

絵里「予想外なのはいらない?」

穂乃果「だって人間完全にオフな時ってあるでしょ? そういう時にドーン! と来られても私何も言えない気がする」

絵里「それは、そういう素の反応が見たいからやるんじゃないの?」

穂乃果「やだよ〜、もしそれでさ、たいしてビックリできなかったり泣けなかったりしたらどうすんの? 私申し訳ないよ」

真姫「意外よね、穂乃果って派手なの好きそうなのに」

穂乃果「いやいやいや、私なんて地味に生きていければそれでいいんですよ」

真姫「ウソつきなさいよ」

絵里「結婚式はドーンと派手にやるんでしょ?」

穂乃果「やる予定ないよ。もしね、海未ちゃんじゃなくても結婚するってなったら私、式とかいらないと思ってるんだよね」

絵里「一生に一度っきりなのに?」

真姫「理想はね」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:15:33.61 ID:exJtT0+c0
穂乃果「だってお金かかるしさ」

絵里「現実的な考え方するわね」

穂乃果「私これでも商売人の娘だよ?」

真姫「でもことりはやるって言ってたわよね」

穂乃果「ことりちゃんの中ではね?」

絵里「やってよ、ご飯食べにいくから」

穂乃果「何しに来るの? ことりちゃんプランだとLove wing bellやってもらうことになるんだからね?」

絵里「穂乃果と海未のためならねぇ」

真姫「一肌脱ぐのもやむなしよ」

穂乃果「何で乗り気なの……? やんなくてもいいよ……ご祝儀だけちょうだい」

絵里「それはダメよ、2人のドレス姿見ないと」

真姫「死んでも死にきれないわ」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/12(木) 02:16:11.35 ID:exJtT0+c0
穂乃果「じゃあ二人ともうちで何か買ってくれればいいよ。回り回ってそれが私の仕送りになるから」

真姫「それがこうやってここで消費されるわけでしょ?」

絵里「つまり今日は穂乃果の奢りね」

穂乃果「ええ!?」

真姫「ありがとう穂乃果」

穂乃果「おかしいおかしいおかしい」

絵里「だって穂乃果のお小遣いは私達のお金ってことでしょ」

真姫「穂乃果が全部払えば私達も払ったことになるじゃない」

穂乃果「そんなわけ……お医者さんとパツキンで結託するのはズルいよ」

絵里「すみませーん、ジントニックください」

真姫「私、マンゴージュース」

穂乃果「ええ……?」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 02:17:04.62 ID:exJtT0+c0
続く

食べ物は適当にちょいちょい頼んでると思います
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 07:25:46.40 ID:1BA6qZMCO
脳内ピンクなLOVE星人はチョコ食べてそう
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 11:21:56.35 ID:pC6OAwrSO
ちゅんなぁ
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:37:07.55 ID:zxrgeozH0
絵里「穂乃果の奢りのお酒はおいしいな〜」

穂乃果「そこはさ、公平に決めようよ。2対1は卑怯だよ。私泣くよ?」

真姫「まあロシアンジョークってことで」

穂乃果「質悪いよね、これは絵里ちゃんプロポーズして詫びてよ」

絵里「穂乃果に?」

穂乃果「え、ごめんなさい」

絵里「またフられちゃったわ……」

真姫「骨は拾ってあげる」

穂乃果「いやいや、希ちゃんに決まってるじゃん」

絵里「もうそれはいいじゃない」

真姫「私さっき思ったんだけど、希がサプライズだめって言ってるの、穂乃果とは違う理由な気がするのよ」

穂乃果「そうなの?」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:38:45.85 ID:zxrgeozH0
真姫「いやわかんないけど、勘が良さそうだし気づいちゃうんじゃない?」

穂乃果「あ〜、かもね。そっちのタイプだ希ちゃん」

真姫「っていうか絵里が下手なのかもね」

絵里「私が悪いの?」

穂乃果「あれだ、絵里ちゃん不法侵入事件」

絵里「ちょっ、変な言い方やめなさい、別にあれは失敗したんじゃないから」

穂乃果「でも危うく捕まるとこだったじゃん」

絵里「警察沙汰になんかなってないわよ」

真姫「なりかけたんでしょ」

穂乃果「帰ってきたら聞いてないのに誰か家いるって怖すぎるよね」

絵里「私あれ未だに何故バレたのかわからないの」

穂乃果「どうせ鍵かけ忘れたとか靴しまい忘れたんだよ〜」

絵里「どっちもやった記憶あるんだって」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:39:53.55 ID:zxrgeozH0
穂乃果「ん〜、スピリチュアルだね」

絵里「誰か希にリークした?」

穂乃果「してないよ、そもそも聞いてなかったし」

真姫「どっちにしろ、絵里が希を驚かそうとか考えない方がいいわよ」

穂乃果「少なくともあれが何で失敗したのかわかんないうちはやんない方がいいよね」

絵里「まあ……その後にもうああいうことはやらないでいいって言われたからやらないけど」

真姫「喜ばすのと驚かすのはイコールじゃないのよ、絵里」

穂乃果「だね」

絵里「じゃあ穂乃果はどうやる?」

穂乃果「私? ん〜、どうしよう」

絵里「まずセリフからね」

穂乃果「言わないよ恥ずかしい」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:40:39.93 ID:zxrgeozH0
絵里「私も真姫もあなた達の夜の営み方まで知ってるんだから、今更恥ずかしがることなんかないわよ」

穂乃果「それとこれとは別だよ」

真姫「あのね、私気づいたんだけど」

穂乃果「どうしたの真姫ちゃん」

真姫「さっきからどうしてあなた達が求婚する側だと思ってるの?」

穂乃果「え?」

真姫「海未と希も同じこと考えてて、明日あなた達が言われる可能性もあるわよね」

穂乃果「うん。うん……おお?」

絵里「じゃあ希から?」

真姫「普通男の人からするものだと思うけど、あなた達そうじゃないし」

穂乃果「あれ? 確かに、なんで私からするもんだと思ってたんだろ? あれ?」

真姫「あれ? じゃないわよ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:41:55.92 ID:zxrgeozH0
穂乃果「え? じゃあ海未ちゃんから? くるの?」

真姫「そういうこともあるんじゃない?」

穂乃果「え、やだ、どうしよう」

真姫「やなの?」

穂乃果「やじゃないよっ。え、ウソ、え、どうする?」

絵里「どうするって、私に聞かれても」

穂乃果「海未ちゃんから? やだ、それもいいな〜!」

真姫「やなのかいいのかどっちなのよ」

穂乃果「だからやじゃないって言ってるじゃん。ちょっと、それ考えてなかった、どうしよう!」

真姫「じゃあ断る?」

穂乃果「断わんないよっ、え、なんか緊張してきた」

絵里「まだ早いでしょ……」

107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:42:29.92 ID:zxrgeozH0
穂乃果「でも海未ちゃんからか〜、あり寄りのありだね」

真姫「実際そうなるかは知らないけど」

穂乃果「ちょっとアピールしてみようかなぁ。ことりちゃんからそれとな〜く言ってもらうってのもあり?」

真姫「ことりプランを伝えてもらえば?」

穂乃果「あれはちょっとやり過ぎな気がするんだよね。絵里ちゃんはどうなの? 希ちゃんからっていうの」

絵里「いや、ちょっと……」

穂乃果「ダメ?」

真姫「やっぱりまだ遊びたいのね」

絵里「違うわよ……嫌ってわけじゃないけど……もしいつかそういう日が来るなら私からだと思ってたから」

穂乃果「私もそんな気がしてたけど、確かに真姫ちゃんの言う通りそうとは限らないよね」

真姫「逆に何でそれ考えなかったのよ」

穂乃果「何でだろう、不思議だね。今日真姫ちゃん居てくれてよかった〜!」

真姫「他人事みたいに……」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:42:59.85 ID:zxrgeozH0
穂乃果「むしろね、そういうのどうやって決めたらいいの?」

真姫「んー、普段リードしてるかしてないかとか?」

穂乃果「じゃあ私かな」

絵里「私振り回されてる」

穂乃果「絵里ちゃんはそんな感じだよね」

真姫「じゃあ希からってことにしましょ」

絵里「そうなる?」

穂乃果「真姫ちゃん理論だとそうなるよ」

真姫「私はあなた達のルールとかよくわからないけど」

穂乃果「真姫ちゃん以上にわかってくれる人他にいないよ」

絵里「でも希から……?」

穂乃果「なんか納得いってないみたいだから別の決め方真姫ちゃん教えてよ」

真姫「なんで私が」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:43:32.80 ID:zxrgeozH0
穂乃果「お願いしますよ西木野大先生〜」

真姫「ええ……? じゃあプロポーズも告白した方からすれば?」

穂乃果「おお、これなら絵里ちゃんだ」

絵里「いや……希なの」

穂乃果「え? 違うよ、最初は絵里ちゃんでしょ」

絵里「最初は希からなのよ」

穂乃果「ええ? 何でこんなとこでウソつくの? 絵里ちゃんからだよね?」

絵里「何故そんな誤解をしているの?」

真姫「私も穂乃果と同じように思ってたけど」

穂乃果「だってあの感じは絵里ちゃん……だったよね」

絵里「まあ本当の最初は私からだったかもしれないけど……」

穂乃果「じゃあそうじゃん」

絵里「でも最終的に、希に言わせたの」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:44:17.23 ID:zxrgeozH0
穂乃果「言わせた? 最終的に?」

真姫「恐ろしいわね」

穂乃果「なんか違法なことしたんじゃないよね?」

絵里「合法よ。だから希から、こう……ね、付き合いましょうかって話になって」

穂乃果「じゃあもう今度も希ちゃんに言わせる方向でいこ。ゼクシィとか家に置いとく?」

絵里「それはなんか嫌」

穂乃果「ならどうしたいの?」

絵里「えー、だって……」

真姫「絵里は自分のこと彼氏役だと思ってるんでしょ」

穂乃果「あ、絵里ちゃんかっこつけしいだもんね」

絵里「な……! 違うわよ」

穂乃果「ほんとに〜?」

絵里「本当です」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:45:54.34 ID:zxrgeozH0
穂乃果「んー、何で普通は男の人がするもんなのかな」

真姫「それはプライドとかあるんじゃない? 多分」

穂乃果「ふ〜ん……俺が養っていくんだ、的な? 絵里ちゃんそうなの?」

絵里「……一応ね、私の方が先にお給料貰う立場になるわけじゃない?」

穂乃果「でも同い年だよね?」

絵里「まあね」

真姫「むしろ希のほうが先に歳取るわね」

絵里「まあ、そうだけどでも立場的に、ほら」

穂乃果「二人三脚で歩いていくんだよ、どっちが上とか下とか、偉いとか偉くないとかじゃなくて」

絵里「それはその通りだと思うわよ。けど、もし、もしね」

穂乃果「もし?」

絵里「もしもね、そのプロポーズ……のようなこと?」

穂乃果「それは多分プロポーズだよ」

絵里「まあ、するならね……私がやりたい、かな」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:46:31.65 ID:zxrgeozH0
穂乃果「お、聞きました?」

真姫「聞きました」

穂乃果「やりたいならやろうよ絵里ちゃん、やるしかないよ」

真姫「言質とったわね。いつにする?」

絵里「待って、待って」

穂乃果「やっぱりやるなら記念日とかだよね」

真姫「じゃあ次の希の誕生日」

穂乃果「いいね、6月にしよう」

絵里「待ちなさい」

穂乃果「違ったっけ?」

絵里「あってるけど……何? 穂乃果と真姫はブライダル業界の回し者なの?」

真姫「まさか」

穂乃果「むしろ恋のキューピッドと呼んでほしいよ」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:46:58.08 ID:zxrgeozH0
絵里「そんな可愛いものには見えないわ……」

穂乃果「ディスられてるよ、真姫ちゃん」

真姫「穂乃果もだと思うけど」

絵里「いいから2人で勝手に話を進めないで。いい?」

穂乃果「だってやるって言ったし。ねえ」

絵里「やりたいとは言ったけど、やるとはまだ私言ってないからね?」

穂乃果「だからいつやろうかって話をしてるんだよ」

絵里「待って、待って、待って」

穂乃果「絵里ちゃんはいつがいい? 希ちゃんの誕生日か交際記念日」

絵里「だから待ちなさいって」

穂乃果「待ってるのは希ちゃんだよ〜」

真姫「そうよね」

穂乃果「イケると思うけどなぁ」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:48:00.19 ID:zxrgeozH0
真姫「じゃ、私から探り入れとくから。それでいいでしょ」

絵里「真姫?」

穂乃果「凛ちゃんは?」

真姫「よくよく考えたら凛だけじゃちょっと不安よね」

穂乃果「そんなことないよ、凛ちゃんもリーダーだから。信じてあげて」

絵里「2人とも信じてるわよ。信じてるけどもね、そういうことじゃなくて」

穂乃果「じゃなくて?」

絵里「私だってね、いつまでも学生気分じゃいられないのはわかってるわよ?」

穂乃果「でしょ? でしょ?」

絵里「けれど何も今すぐじゃなくても」

穂乃果「今だよ、ナウだよ」

真姫「まあ絵里が躊躇う気持ちもわかるわよ。お互い自立してからでも遅くはないだろうってことでしょ」

穂乃果「そっか……そういう考え方もある?」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:49:17.90 ID:zxrgeozH0
真姫「私はそれで後悔することになっても知らないけどね」

穂乃果「お、そうだそうだ」

絵里「縁起でもないこと言わないでよ……現実として難しいのは二人だって知ってるでしょう? 私達、普通とは違うんだから」

穂乃果「んー、“普通”ね」

真姫「『これが普通の生き方です』なんて、そんなの誰かが決めてるわけじゃないわよ?」

穂乃果「おお、確かに」

絵里「それでも暗黙の了解ってものがあるでしょう。私達が少数派なのは間違いないんだから」

穂乃果「まあ、そうだね」

真姫「多数決で決めても少数派の意見も尊重しましょうっていうのが民主主義でしょ」

絵里「理想だけ語っててもご飯は食べられないのよ真姫」

真姫「あのね、普通の基準なんて人の数だけあるわよ。例えば私はあれ信じられないんだけど、講義で毎回最前列に座ってる人とかいるじゃない?」

穂乃果「あ、いるよね! で、授業中すんごい頷いてる人」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:49:59.08 ID:zxrgeozH0
絵里「勉強熱心なんでしょ」

穂乃果「でもテスト前に話してみたりすると意外とそんなに成績良くなかったりするの」

真姫「それは……人それぞれだと思うけど」

穂乃果「そうかな。そっか」

真姫「まあとにかくその人にとっては最前列が定位置で当たり前なのよ」

穂乃果「真姫ちゃんはいっつも後ろの方にいそうだよね」

真姫「よくわかるわね」

穂乃果「なんかそんな感じする」

絵里「真姫の言わんとすることは理解できるわよ。そういう当たり前の違いは誰にだってあるわ。あくまで個人個人でみたらね」

穂乃果「んだね」

絵里「でもね、真姫は理解がある方だと思うけど、世の中わかってくれる人ばっかりじゃないの」

真姫「最初から全員と仲良くなろうと思うことが間違いなんじゃない?」

穂乃果「ええ?」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:50:57.44 ID:zxrgeozH0
真姫「付き合う人って最後はどこかで選ぶ必要もあるのよ」

穂乃果「きっつ、それって真姫ちゃんの経験談?」

真姫「秘密」

穂乃果「出た、女の身だしなみだ」

絵里「……わかるわ、わかるわよ。受け入れるかどうかは個々人に任せても、多様性は認めましょうって」

穂乃果「皆違って皆いいよね、うん」

絵里「でも現実にそんな社会がどこにあるの。色んな人がいるってことをまだまだ皆が皆認められるわけじゃないの」

真姫「絵里は何がそんなに怖いの? 社会が嫌なら山にでも籠もってなさいよ」

絵里「あのね、山って……」

真姫「女同士は自然じゃないわね、自然じゃないからいけません? そんなの勝手に言わせておけばいいじゃない」

絵里「いいわよ私は今更どう言われたって。嫌でも目立つみたいだし。でもね、希を同じところにはつれていけないの」

穂乃果「ちょ、ちょっと2人ともヒートアップしてきたよ?」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:52:37.13 ID:zxrgeozH0
絵里「穂乃果も当事者でしょ」

穂乃果「あ、はい……」

絵里「さっきからどっちの味方なの」

穂乃果「うぇ? 私? 私は……弱い者の味方だよ?」

絵里「じゃあこっち」

穂乃果「や、やだよ、真姫ちゃん今日キレッキレだもん」

真姫「ならこっち」

絵里「ほーのーかー、言ってることが違うわよ」

穂乃果「まあまあちょっと2人とも落ち着こ?」

真姫「別にケンカしたいわけじゃないわよ」

絵里「まあそうでしょうね」

真姫「私としては2人とも、周りがどうとか、社会がどうとか、親がどうとか、そういうことで生き方変えないで自分の道、貫いてほしいの。そしたら絶対、大物になるんだから」

穂乃果「なれます?」

真姫「なる。なりなさい」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 01:53:56.12 ID:zxrgeozH0
穂乃果「そう言われてもなぁ……」

絵里「ねぇ」

穂乃果「んーまあ、ビッグになれるかは知らないけど、さっき真姫ちゃんが言ったみたいに何て言うか……最初っから喧嘩腰? の人ってたまにいるよね」

絵里「穂乃果にも?」

穂乃果「いるよ〜。私ネットで、あ、これ別に最近じゃなくて高校の時の話だけど、ちょっとあれこれ見ちゃったんだよね。μ'sの評価的なサムシング」

真姫「あれほどにこちゃんが止めろって言ってたじゃない」

穂乃果「だって気になるもん、好奇心に勝てなかったんだよ。真姫ちゃんが言うところの医学的興味ってやつ?」

真姫「満たされたのそれ」

穂乃果「まあね、色々あったから。真姫ちゃん可愛いとか、絵里ちゃん格好良いとか、何でセンターが高坂なの、とか」

真姫「だから止めろって言われてたのよ」

穂乃果「あはは、そうだよね。すっごい凹んだもん」

絵里「けどそんな時あった?」

穂乃果「あったんだよ。でも凹んだけどさ、最後はそういう人たちにも納得してもらえるよう頑張るしかないじゃんね」

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 02:03:09.17 ID:zxrgeozH0
真姫「メンタル強いわね」

穂乃果「私本番とか強いんだよ? 知らなかったでしょ?」

絵里「私、穂乃果のそういうところ好きよ」

穂乃果「あ、やめてよ、そうやって煽てて人のこと潰そうとしてるんでしょ。手口はもう知ってるんだから」

絵里「そんなつもりじゃ……でも頑張っても無理だったら穂乃果はどうする?」

穂乃果「そしたら? もっと頑張る?」

絵里「根性論?」

穂乃果「なんとかなるよ、やればできるって」

絵里「ヤッても子供はできないけどね」

穂乃果「……急にぶっ込んでくるよね絵里ちゃん」

真姫「そういうとこあるわよね」

絵里「んもう…………わかったわよ。やる」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 02:04:33.85 ID:zxrgeozH0
穂乃果「お、何を?」

絵里「プロポーズ、します」

穂乃果「おお……! おお!! イェーイ!!」

真姫「いぇーい」

絵里「こうでも言わないと今日帰れなさそうだし……」

穂乃果「当たり前じゃん、帰さないよ」

絵里「じゃあとりあえず前向きに検討するっていう方向で」

穂乃果「それじゃダメだよ、有限実行の女、絵里ちゃんでしょ」

真姫「まあ意思が固まっただけ大きな一歩よ」

穂乃果「んー、そっか。じゃあ絵里ちゃん今年中ね」

絵里「ええ……?」

穂乃果「記念になんか良いの頼も。ボン・ジョヴィみたいな名前のやつ」

真姫「ボン・ジョヴィ?」
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/13(金) 02:16:52.95 ID:zxrgeozH0
穂乃果「あ、ごめんあれだ、ドンペリ」

絵里「そんな良いのはないわよ。テキーラ持ってきて」

穂乃果「無理無理無理無理」

絵里「グっといきなさい、女は度胸と愛嬌なのよ?」

真姫「欲張りね」

穂乃果「テキーラは論外だけどやっぱシュワシュワ系がいいよね」

絵里「ある?」

穂乃果「なーい。じゃ、一週回って、ビール」

絵里「まあいいけど」

真姫「ちょっと微妙」

穂乃果「じゃあイケる」

真姫「ヴェェ……」

穂乃果「すいませーん」

123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 02:17:42.79 ID:zxrgeozH0
ちょこちょこ直したけどとりあえず落ちたとこまでおわた
続く
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 02:34:30.92 ID:axbfAH/00
貼りなおし乙
続き待ってる
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 04:13:31.68 ID:LsvZPwlHo
絶妙なリアリティが素敵
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 06:29:27.68 ID:NzbxL+4yO
延々呑みながら駄弁ってる感が良い
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 11:27:53.65 ID:MKipYVBSO
>>105
>あなた達の夜の営み方

はよ
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 22:23:06.80 ID:lgbVC7cqO
期待
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:36:20.02 ID:LEHqH57g0
穂乃果「そういえばね、梅酒の牛乳割り。知ってる? 美味しいんだよ?」

真姫「知ってる」

絵里「何度も聞いたわ」

穂乃果「そうだっけ。じゃあもっかい聞いてよ」

絵里「海未が好きなんでしょ」

穂乃果「今度はね、飲む梅酒」

真姫「飲めない梅酒がある?」

穂乃果「違う、飲むヨーグルト割りだった」

絵里「んー、なるほど」

真姫「どこ間違えてるのよ」

穂乃果「あれもね、いいんだよ」

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:37:44.98 ID:LEHqH57g0
絵里「でもビール頼んでからそんな話しないでよ」

穂乃果「よくよく考えたら梅酒いきたい気分だったんだよね」

真姫「もう来ちゃったわよ」

穂乃果「じゃあとりあえず乾杯しよ」

絵里「とりあえず」

真姫「とりあえずね」

穂乃果「絵里ちゃん婚約おめでとー!」

真姫「おめでと」

絵里「まだしてないっつの」

穂乃果「これから計画つめないとね。だいじょーぶ、こっちには西木野大先生がついてるから」

真姫「大船に乗ったつもりでいなさい、絵里」

絵里「その自信はどこからくるわけ?」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:40:56.75 ID:LEHqH57g0
穂乃果「やっぱり6月がいいと思うんだよね。ほら、4,5,6で給料3ヶ月分の指輪」

絵里「いきなりお給料全額回せるわけないじゃないの」


穂乃果「いけるいける。じゃあローンにしよ。100回払いで」

真姫「黙ってそんな大金使われちゃ今後が心配になるわ」

穂乃果「じゃあ真姫ちゃんにボツくらったから給料3ヶ月分は無し」

絵里「真姫の言うことは素直に聞くのね」

穂乃果「真姫ちゃんが白って言ったらカラスも白だよ。知らないの? お医者さんは絶対だから」

真姫「タイタニックに乗ったつもりでいなさいよ」

絵里「やだぁ……降りたい……そもそも指輪って先に用意しておかないとダメ?」

穂乃果「そりゃそうだよ、おもむろに箱を取り出してパカって。されたいよね?」

絵里「後で一緒に選びにいくっていう手もあるわよ」

穂乃果「選んでくれたって気持ちが大事なんだよ。真姫ちゃん的には?」

真姫「五分五分」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:41:49.13 ID:LEHqH57g0
穂乃果「五分ときた」

真姫「絵里のセンスなら平気だと思うけれど、自分で選びたい気持ちもある」

穂乃果「乙女心はよくわかんないねぇ」

絵里「氷山見えてきちゃったわよ、この船沈むわ」

穂乃果「じゃあここの選択は絵里ちゃんに任せる方向で」

絵里「2人ともさっきから面白がってるだけでしょ?」

穂乃果「そんなことないそんなことない。私はいつでも2人の幸せを願ってるよ」

真姫「これも一種の愛よ」

穂乃果「そうそうそう、LOVE星人が私達に教えてくれたことだから。絵里ちゃんの失敗からその反省を私の時に活かしたいとか微塵も思ってないから」

絵里「失敗前提で話すのやめてくれる? いっつもこうやって私のこと実験台にしようとしてくるのよ。この悪行を許していいの真姫?」

真姫「これは穂乃果……ギルティよね」

穂乃果「ええ? 裏切り?」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:43:37.71 ID:LEHqH57g0
真姫「お医者さんは常に公平な立場なのよ」

穂乃果「待ってよ、私の周り敵しかいないじゃん」

絵里「時にはキツく当たる時もあるけれど、あなたの為なの。わかってちょうだい」

真姫「これもLOVEよ」

穂乃果「それそんな便利な言葉だっけ?」

真姫「もういっそ、穂乃果と絵里で一緒にやったら? 全部解決ね」

穂乃果「え? ダブポーズ?」

真姫「どこ略してんの」

絵里「何も解決してないし。それでもし片方だけダメだった時の空気考えなさいよ、どうするのよ」

穂乃果「土に還りたくなるね」

真姫「エリーはそういう後ろ向きな考えが悪いところよ。穂乃果を見習いなさい、やればできるの精神よ」

134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:45:10.95 ID:LEHqH57g0
穂乃果「え、そうだね。やればできるよ」

絵里「ダブポーズ?」

穂乃果「それはやっぱやだなぁ」

絵里「変な略し方したのは穂乃果じゃないの」

穂乃果「そこじゃなくて、一緒にってとこ。会長絶対後でダメ出ししてくるじゃん。ここはこうした方が良かった、ああ言った方が良かったって」

絵里「しないわよ、私は褒めて伸ばすタイプなの」

穂乃果「あそこで間を取るのは良かったとか、あの言葉はグッときたとか言われるのも逆にやだよ」

絵里「何笑ってるのよ真姫」

穂乃果「元はと言えば真姫ちゃんが変なこと言うからこうなってんだよ」

真姫「いや……のんちゃんも褒めて伸ばしてるのねと思ったら」

穂乃果「ふふっ」

絵里「どこに笑うとこあった? ねえ?」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:47:38.52 ID:LEHqH57g0
穂乃果「そっか、のんちゃんも褒めて伸ばしてるんだ」

絵里「のんちゃんって言うのやめなさい」

真姫「良いと思うわよ、のんちゃん」

絵里「たまにしか呼ばないからね?」

穂乃果「いいよ嘘つかなくて、全部わかってるんだから」

真姫「のんちゃん、エリチって呼び合ってたら一日終わってるんでしょ?」

穂乃果「ヒューヒュー」

絵里「あのね、そこまで暇じゃないのよ」

穂乃果「そうは言っても半日くらいなら?」

絵里「…………付き合いたての頃ならまあ」

穂乃果「ヒューヒュー!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:48:48.23 ID:LEHqH57g0
絵里「半日とか言うなら穂乃果のとこもそういうことやってるんでしょ?」

穂乃果「今更そんなアホなことしないよ、バカじゃないの?」

絵里「なんなのよ、私の周り敵しかいないじゃない」

穂乃果「仲間やね、エリチ」

絵里「引っぱたくわよ」

穂乃果「暴力反対!」

真姫「まああんな巨乳を好き勝手してるんじゃ敵は多いでしょうね」

穂乃果「あ、真姫ちゃんは巨乳が好きなんだ」

真姫「ちがっ」

絵里「墓穴掘ったわね真姫!」

真姫「何で嬉しそうなのよ!」

穂乃果「人の争いは醜いねぇ」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:49:42.21 ID:LEHqH57g0
絵里「これではっきりしたわ、真姫もこっち側よ」

穂乃果「そっかぁ、真姫ちゃんは巨乳を好き勝手したいのかぁ。皆に言っとこ」

真姫「やめなさい引っぱたくわよ」

穂乃果「2人ともすぐ暴力で解決しようとするよね! そういうのよくないよ!」

真姫「あなたは最低ですってバシーンといくわよ」

絵里「あれ腰入ってたわね」

穂乃果「それ私笑えないんだよ。いや怒んないでよ、真姫ちゃんの気持ちはわかるもん、おっぱいは皆好きだから」

真姫「とんでもない持論持ち出してきたわね」

穂乃果「だって銭湯とか温泉で綺麗な人いたら見ちゃうじゃん」

絵里「おっぱい?」

穂乃果「おっぱい」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:54:22.32 ID:LEHqH57g0
絵里「穂乃果ったら私の事そんな目で……」

穂乃果「自意識過剰は私無視するけれど」

絵里「待って、ごめんなさい」

穂乃果「巨乳は人生楽しそうでいいよね」

真姫「エリーは人生楽しいでしょ?」

絵里「これはまた私が責められる流れね」

真姫「巨乳税よ」

穂乃果「どうせ巨乳は巨乳の悩みがあるとか言うんでしょ、わかってるよ」

絵里「ならそこを汲み取りなさいよ」

穂乃果「あー、一度くらい私だって巨乳を好き勝手してみたいよ」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/17(火) 01:54:54.57 ID:LEHqH57g0
絵里「私それ海未に言っておくわ」

穂乃果「待って、待って、ほんとにやめて。お金払うから。私ことりちゃんに刺される」

真姫「必死過ぎるでしょ」

穂乃果「おかしいな、おっぱいの話は誰も幸せにならないよ……」

絵里「もうおっぱいの話はやめましょう、それがいいわ」

真姫「そうね。じゃあ……」

穂乃果「……」

絵里「……」

真姫「……別に何もなかったわ」

穂乃果「それはおかしい」

絵里「『じゃあ』の責任を取りなさいよ」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 01:59:15.88 ID:LEHqH57g0
続く
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 08:31:27.71 ID:y0/Dt39Jo
一向に前に進まない会話が妙に心地良い
ずっと続いて
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 17:55:00.79 ID:iVg0Lmm0O
安心感あるわぁ
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 00:59:20.75 ID:Jy2LHWIr0
真姫「わかったわよじゃあ、じゃあ、穂乃果はいつまで海未のこと海未ちゃんって呼ぶの?」

穂乃果「5秒待たされてそんなこと?」

真姫「何求めてるのよ、穂乃果の5秒に相応しいでしょ」

穂乃果「私に5秒くれたら100円は稼げるからね」

真姫「じゃあ、はい」

穂乃果「ごめん、今日は調子が悪いや」

真姫「すぐバレるウソつくのやめなさいよ」

穂乃果「5秒で小銭稼げるなら私働かなくていいしね」

絵里「でも穂乃果、確かに海未の呼び方は気になるわ」

穂乃果「何?そんなに変なの?」

絵里「変じゃないけれどね、10年先、20年先もそうなのかなって」

穂乃果「ん〜、でも海未ちゃんは海未ちゃんだし?」

真姫「呼び捨てはどう?」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:06:35.88 ID:Jy2LHWIr0
穂乃果「それはたまにはあるけれどね」

絵里「耳元で?」

穂乃果「いや耳元に限らなくていいよね?」

絵里「でも海未って耳弱いんでしょ?」

穂乃果「それはさ、あのさぁ……」

真姫「海未の性感帯どこだっけ?」

穂乃果「真姫ちゃんそんなに酔うほど飲んでないでしょ!」

真姫「違う、違うの。医学的興味なの」

穂乃果「前も言わされたからもう知ってんじゃん」

真姫「知らない。忘れちゃった」

穂乃果「それが社会で通用すると思わないでよ?」

絵里「学生が学生に言っても説得力ないわよ? ほら穂乃果、真姫の医学的興味を満たしてあげましょ」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:10:32.86 ID:Jy2LHWIr0
穂乃果「いやだから、海未ちゃんだよ? 海未ちゃんの性感帯そんなに気になるとこじゃないよね?」

真姫「気になる」

絵里「非常に気になるわ」

穂乃果「あのさ、これがね、2人とも知らない人だったら私もいいかもしれないよ?」

真姫「なら」

穂乃果「なら、じゃないよ。海未ちゃんだよ? 会うでしょたまに」

絵里「そりゃまあ」

真姫「この前私お茶したのよ」

穂乃果「どう思うの? 『あー、ここ穂乃果がゴニョゴニョしたんだろうなぁ』って考えるでしょ? やだよ私!」

真姫「考えないわ。実は私、何も考えずに生きてるの」

穂乃果「そんなんじゃお医者さんなれないよ」

絵里「これ教えてくれたらお医者さんなれるから」

真姫「そうなの、穂乃果」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:11:26.39 ID:Jy2LHWIr0
穂乃果「いやいやいや」

絵里「でも?」

穂乃果「言うわけないじゃん! 耳だよ!」

絵里「さすがよリーダー」

穂乃果「っつ〜……」

絵里「よく言ったわね」

穂乃果「なんで真姫ちゃんが毎回そんなウケるのかわかんないよ私……」

真姫「だって……海未にも……んふっ」

穂乃果「ほんとやめてほしい」

真姫「違うの、海未にも弱点があると思うと安心するのよ。海未もちゃんと地球人なのね」

穂乃果「名前からして地球感溢れてるじゃん」

絵里「でもフィジカル強いのは間違いないじゃない?」

穂乃果「別に無敵じゃないよ海未ちゃんだって」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:16:19.06 ID:Jy2LHWIr0
絵里「地震が怖いあたり、地震という概念が存在しない星からきた可能性が……?」

穂乃果「ないよね。星人仲間作ろうとしないで」

真姫「まあそんな海未でも、耳だけは鍛えられなかったということね」

穂乃果「そりゃ無理だよね」

絵里「私は耳強いわよ?」

穂乃果「何の自慢なの、いらないんだよその情報」

絵里「私ね、耳動くのよ」

真姫「知ってる」

穂乃果「やってていいよ、私お手洗い行ってくるから」

真姫「私も」

絵里「シッダウン」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:23:08.07 ID:Jy2LHWIr0
穂乃果「ごめん、前も見たからあんまり気になんない」

真姫「最初ならまだしもね」

絵里「そう言わずに」

穂乃果「っていうか普通にお花摘みたいんだけど」

真姫「私も」

絵里「あなた達は何故私を置いていくの?」

穂乃果「なら一緒に来たらよくない?」

絵里「私一緒にお手洗い行くのってキライなのよね」

真姫「じゃあ待ってなさいよ」

絵里「その間、私が寂しいとは思わない? 何するの私?」

真姫「虚空でも見つめてれば?」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:23:40.19 ID:Jy2LHWIr0
絵里「そんな時間の使い方ある?」

穂乃果「絵里ちゃんは耳ピクピクさせてればいいから」

絵里「3人いて2人でどっか行っちゃうのがおかしいでしょっていう話よ、どっちか残りましょ」

穂乃果「もー、めんどくさいなぁ」

絵里「2人は私とトイレ、どっちが大事なの!?」

穂乃果「トイレでしょ」

真姫「トイレよね」

絵里「言い切ったわね」

穂乃果「トイレ行けなくなったら困るもん」

絵里「わかったわ。じゃあこうしましょう。私にジャンケンで勝ったら行っていいわ」

穂乃果「はいさいしょはグッ、ジャンケンポン」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/18(水) 01:27:38.53 ID:Jy2LHWIr0
真姫「……会長、持ってるわね」

穂乃果「絵里ちゃん無駄に強いよ……」

絵里「何も2人して負けなくても。そんなに私といたかったのね。嬉しいわ」

穂乃果「これが希ちゃんパワー? アゲマンだね」

真姫「いらないとこで使ったわね」

穂乃果「おかげで漏れそうなんだけど」

絵里「漏らせばいいじゃない」

穂乃果「それで解決すること、この世にないよ」

真姫「お菓子を食べればいいじゃないみたいに言われてもね」

穂乃果「もうよくない? 行っていい?」

絵里「私も行きたくなってきた」

真姫「エリーは荷物番」

絵里「ジャンケンやる?」

穂乃果「もういいよ、全部持ってこ。皆で行こ」

絵里「最初からこうしてれば良かったわね」

穂乃果「なんだかなぁ」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 01:47:09.91 ID:Jy2LHWIr0
違うんですよ、この人たち無限に話し続けるんですよ
続く
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 01:52:16.68 ID:SQEgdWOSO
まきちゃん
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 06:05:00.41 ID:74D3JlIcO
無限に見ててやるぞ
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 12:35:51.06 ID:ARMR0iEKO
キャラが勝手に喋る感覚すごくわかる

無限に書けるもんな
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:23:41.86 ID:MNMDsUyt0
穂乃果「トイレが綺麗なのはポイント高いよね」

絵里「入れたら出るものね。そこまでちゃんと面倒みてくれないと」

真姫「食べ物屋でそんな話しなくても」

穂乃果「でもこれ大事なとこなんだよ。トイレでお店の良し悪し決まるから」

絵里「汚いところは行っちゃだめよ真姫」

穂乃果「まあお医者さんはそんなところはいかないよね」

真姫「それはわかんないわよ」

穂乃果「そう?」

絵里「でね、あだ名で呼ぶのはどう?」

穂乃果「帰ってきて突然何? 誰を? 海未ちゃん?」

絵里「そうよ、海未よ」

真姫「のんちゃんみたいに?」

穂乃果「それだとうんちゃんになっちゃうんだけど」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:24:15.30 ID:MNMDsUyt0
絵里「のんちゃんスタイルにしろとは言ってないわ」

穂乃果「だいたいあだ名なんていつ呼ぶの」

真姫「耳元で呼ぶ時じゃない?」

穂乃果「耳から離れなよ」

絵里「うみみは? どう?」

穂乃果「だから耳から離れなよ」

真姫「これはきっと海未という漢字から着想を得てるのよ」

絵里「耳ともかけてるの」

穂乃果「何上手いこと言ったみたいな顔してんの」

真姫「会長かしこい」

穂乃果「かわいい」

絵里「エリーチカ、はいハラショー」

穂乃果「ハラショー入りましたー」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:25:22.52 ID:MNMDsUyt0
絵里「やっぱりうみみっていいと思わない?」

穂乃果「あれ読み方間違われんの海未ちゃんキライなんだよね。結構気にしてるよ?」

真姫「絵里、ハラショー」

絵里「え? ハラ……あ」

穂乃果「あ! そうだ絵里ちゃん今ハラショー言ったよね!!」

絵里「いえ、言ってないけど」

穂乃果「言った言った、ハラショー入ったもん。忘れてたよ10ハラショーチャレンジ」

絵里「言いかけただけ」

穂乃果「その前。私忘れてるこのタイミングで言ってくるとかほんとやり方が小賢しいね」

絵里「忘れてる方が悪いじゃない! 私も忘れてたのに」

穂乃果「でかしたね真姫ちゃん」

絵里「やってくれたわね真姫」

158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:26:49.01 ID:MNMDsUyt0
真姫「これで9回目ね」

穂乃果「ハラショーリーチじゃん、今日9割絵里ちゃん負担だね」

絵里「カウントがおかしいわよね」

真姫「あと一回言って気持ちよく10割負担しましょ」

絵里「私もう喋んないわ」

真姫「ずるいわよ、海未のあだ名考えるんだから」

穂乃果「言い出しっぺの法則だよ」

絵里「うみみ案でよくないかしら」

穂乃果「だからそれ嫌がるんだって」

真姫「Seaちゃんは?」

穂乃果「“海”のしー?」

真姫「そういうこと」

穂乃果「いつまでもちゃん付けで呼ぶのが良くないって話じゃなかった?」

159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:27:34.93 ID:MNMDsUyt0
絵里「だからうみみ」

真姫「Seaうみみ」

穂乃果「足せばいいってもんじゃないよね」

絵里「言い出しといてなんだけど海未のあだ名、難しいわね」

穂乃果「時々呼び捨てで、だいたい皆園田さんか海未ちゃん呼びだからね」

真姫「そのうみ」

穂乃果「ヤンクミ感出てきちゃったよ」

絵里「要件としては呼びやすくて、愛嬌がある。これね」

穂乃果「そういうあだ名って言ったら、うみりんとかうみたんとかうみぽんとかこういうのでしょ?」

真姫「何よ、たくさん出てくるわね」

絵里「既にそう呼んだことがあると」

穂乃果「ん、ん〜? いや〜?」

真姫「何そのごまかし方」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:28:36.78 ID:MNMDsUyt0
穂乃果「いやなんか私のほうがしっくりこなかったんだよ。海未ちゃんに慣れすぎて口が拒否するの」

絵里「あぁ、なんだかわかるわ。自分のことじゃないけれど、凛がいつか花陽のことかよちんって呼ばなくなったら私違和感で死ぬ気がする」

穂乃果「あー」

真姫「確かに将来どうなるか気になるけれど、あれは死ぬまでああな気がするわ」

穂乃果「あの2人は……そうだね、ずっとあの感じでいてほしい」

絵里「世間に擦れずに生きてほしいわ」

穂乃果「凛ちゃんも花陽ちゃんもちょっと可愛がられ方尋常じゃなくない?」

絵里「しょうがないわ、可愛いんだもの」

穂乃果「まあそうなんだよね。あれは才能だね」

絵里「いや、真姫も大丈夫よ、私可愛がってるわよ」

真姫「別に何も言ってないんだけど」

穂乃果「や、大丈夫、私も可愛がってるから。安心して」

真姫「だから別に何も思ってないわよ」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:30:27.90 ID:MNMDsUyt0
絵里「今度いいとこ連れてってあげるわ」

穂乃果「いいね、回らないお寿司屋さん行こうよ」

絵里「お寿司は……お医者さんの担当ってことで」

真姫「ちょっと、連れてってよ絵里」

絵里「それは私が偉くなるまで待って」

穂乃果「絵里ちゃんならもうスイスイスイ〜ってすぐ出世するよ」

絵里「5年で社長になるから。それまで待ってて」

真姫「期待してる」

穂乃果「真姫ちゃんは最近どうなの? 凛ちゃんと花陽ちゃんとは」

真姫「凛と花陽? 初詣以来、直接あってないわね」

穂乃果「ダメだよそれ〜」

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:31:22.34 ID:MNMDsUyt0
真姫「なかなか予定合わないのよ。2人とも忙しそうだし」

絵里「一番忙しいの多分真姫でしょ?」

穂乃果「真姫ちゃんから誘わないとダメだよ」

真姫「そう……?」

穂乃果「あの2人だって真姫ちゃんが忙しそうだから、きっと遠慮してるんだよ。絵里ちゃん見習いなよ」

絵里「私穂乃果呼ぶために海未説得するからね」

真姫「んー……じゃあ私から誘ってみる」

穂乃果「なんかね、真姫ちゃんはほっといても1人で生きてきそうだから、私ちょっと心配なんだよ」

真姫「まあ1人のほうが楽な時も多いけど」

穂乃果「そういうのがダメ」

絵里「真姫もちょっと甘えてきなさいよ」

真姫「はぁ?」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:32:09.32 ID:MNMDsUyt0
穂乃果「一回さ、お姉ちゃんって呼んでみよ?」

絵里「お姉さまでもいいわよ?」

真姫「雪穂ちゃんと亜里沙ちゃんが泣くわよ」

穂乃果「ユッキーは最近生意気だからさぁ、私のこと荷物持ちとしか思ってないの」

絵里「亜里沙も最近私のことあんまり頼らなくなってきたから、お姉ちゃん寂しいわよ真姫」

真姫「知らないわよ、絶対言わないから」

穂乃果「こういうとこがね」

絵里「素直じゃないのよ」

真姫「絵里も穂乃果も、恋人にかまけてて忙しいんでしょ。ちょっとは相手してあげたら?」

穂乃果「こっち側の問題になっちゃう?」

絵里「じゃあ私長女、穂乃果が次女。で、三女が真姫」

真姫「じゃあの意味がわかんないんだけど」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/19(木) 01:37:26.70 ID:MNMDsUyt0
穂乃果「いいじゃん、長女は褒めて伸ばしてくるよ。絵里お姉ちゃんちょっと褒めてみて」

真姫「やめなさいよ」

絵里「いいじゃない褒めさせてよ、真姫は服のセンスが良いわよね」

真姫「内容が全然ないじゃない」

絵里「いやいやまだよ、これからだから。今日の服なんて凄く似合ってるわよ? でもね他の人が着てもこんなに似合わないの、やっぱり真姫が着るからなのよね」

真姫「黙りなさいって」

絵里「もう……口ではキツく言う時があっても誰よりもあなたが優しい娘なのは私知ってるんだから。じゃなきゃあんな風に聞いた人皆がハッピーになれる素敵な曲弾けないもの」

真姫「いい、もういい」

絵里「勉強だってお医者さんになるためにとっても頑張ってるわよね。けれど真姫は弱音も吐かずに隠れて努力するタイプだから、私もあなたのこと、ちょっと心配なの。辛い時は1人で抱え込まないでお姉ちゃんのこと、頼って欲しいな」

真姫「…………お姉ちゃん」

穂乃果「真姫ちゃんが落ちた!」

真姫「今のは口が滑った」

絵里「さあ真姫、お姉ちゃんの胸においで!」

真姫「絶対しないから」

穂乃果「照れてる照れてる〜!」

真姫「もうやだ、ほんっとやだ」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 01:45:33.10 ID:MNMDsUyt0
真姫ちゃん誕生日おめでとうなのだ
続く
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 02:04:57.83 ID:2LEnvfcsO
真姫ちゃんおめおめ
まだまだ続いて
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 06:53:46.93 ID:cMEhK8njO
チョロい
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 07:10:14.13 ID:Sj5NJ6woO
かわいい
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/19(木) 20:16:23.88 ID:SQhkKQf+o
何度誕生日迎えても変わらぬチョロさが愛おしいw
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/22(日) 18:00:14.81 ID:svpNneEGO
続きはまだか
171 :>>1 [sage]:2018/04/24(火) 01:02:17.56 ID:/cDEGBli0
生きてますエタらせるつもりはないです
明日あたり更新するつもりです
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 11:09:55.30 ID:o9MIzHcNO
頼むぞ
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 23:59:16.88 ID:isAD7ohq0
まってる!!!
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/25(水) 00:57:00.02 ID:EZSt5hQK0
絵里「顔が赤いわよ真姫? さあおいで」

真姫「お酒のせいだし、さあおいでの意味がわからないし」

穂乃果「こっちのお姉ちゃんの胸もあいてるよ!」

真姫「穂乃果はせめてそれらしいことしてから言いなさいよ!」

穂乃果「じゃあ私も褒める!」

絵里「やったりなさい穂乃果!」

穂乃果「真姫ちゃんはほんとオシャレだよね!」

真姫「そこ以外ないの!?」

穂乃果「まだまだこっからだから、ポケモンで言うとバッジ2つ目くらいのとこだから!」

真姫「ど、どれくらいなのそれは」

穂乃果「ええ? まあ最初の方だよ、序盤序盤」

絵里「なるほど、それで?」

真姫「もういいわよ……私が謝るから」
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