10年後のラブライブ 2学期

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56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 12:48:03.02 ID:PySds09rO
カタカタ

絵里「ふう。やっと終わったわ。半角と全角が混ざってる部分があるなんて良く気づくわよね。なんて…愚痴っても仕方ないか」

穂乃果「絢瀬先生!もう終わり?」

絵里「穂乃果…。ええ。これから帰り自宅をしようかなと…」

穂乃果「あれ?希ちゃんから連絡来てない?」

絵里「え?連絡…ああっ!!昼休みも作業してたから…」

穂乃果「多分いつもの居酒屋さんで待ってるよ」

絵里「そう。なら帰りに寄りましょうか。桜内先生は?」

穂乃果「今日は用事があるからって帰ったよ」

絵里「そう」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 12:51:56.55 ID:PySds09rO
ガラガラ

いらっしゃい

希「おっ!えりち!待ってたよ」

真姫「遅かったじゃない」

絵里「え?真姫?真姫もいるの?何よ。久しぶりじゃない。真姫ったら全然顔出さないんだもの」

真姫「仕方ないでしょ。あれ?穂乃果は?」

穂乃果「いるよ〜。真姫ちゃん久しぶり!おっ!真姫ちゃんのその服…ミナリンスキーだね!」

真姫「ええ。私が探してるって言ったらあっちから送ってくれたのよ」

穂乃果「へ〜そうなんだ。他のみんなは?呼んでないの?」

希「一応声掛けたんやけどな。皆んな忙しくて」

穂乃果「海未ちゃんも?」

希「なんか出稽古行ってるらしいよ。花陽ちゃんは子供が風なんやって」

穂乃果「ふ〜ん。皆んな大変だね」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 12:59:03.43 ID:PySds09rO
真姫「で?今日は一体なんなのよ?」

希「ああ…そうやね」

絵里「何?真姫も聞いてないの?」

真姫「皆んなが揃ってからって」

絵里「ふ〜ん。で?何があったの?面白いこと?もしかして、プロポーズされたとか?なんて…」

希「うん」

絵里「え?」

希「結婚しようって…」

真姫「嘘?何?希もついに結婚?」

穂乃果「うわ〜凄いなぁ。おめでとう」

真姫「おめでとう、希」

希「ありがとう」

絵里「あっ」

希「えりち…」

絵里「な、何よ。やっぱりそんな事だろうと思ったのよ」

希「うん。ごめんな?えりちにはもっと早く報告しようと思ったんやけど」

絵里「気にしてないわよ。もう、今日はめでたいわね。じゃあ、もう今日は飲みましょう!こんなめでたい日は飲まなきゃ!」

真姫「そうね。今日は私も付き合うわ」

穂乃果「私も!」

希「うん。ありがとう」

絵里「希…」

希「ん?」

絵里「おめでとう」

希「…ありがとう。えりち」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 15:28:59.12 ID:J9c2dfSKO
のんたんやっぱりデキてたんかーい
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 19:21:43.55 ID:PySds09rO
絵里「そっか。でも、結婚か…あの希が…」

希「そうやなぁ」

真姫「本当、信じられないわよね。覚えてる?希ってしょっちゅう人の胸を揉んだりしてたわよね」

穂乃果「あった、あった。ワシワシ〜とか言ってね」

絵里「海未にやろうとして怒られてたわよね?プールで」

希「それは凛ちゃんやって」

絵里「そうだっけ?希だった木がするけど」

穂乃果「ね?そう言う事するのは希ちゃんだよね。でもその割にはピュアだったりしてね」

希「もう。昔の話やん」

絵里「そうよ。昔の話よ。良いじゃない今日くらい思い出話に花を咲かせたって。ね?」

穂乃果「うん」

真姫「あっ!で、あの事は覚えてる?」

穂乃果「え?なになに?」

希「も〜」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 19:25:16.29 ID:PySds09rO
絵里「ん…んん…希ぃ…」

希「それじゃあ、穂乃果ちゃん。真姫ちゃん。えりちのお世話よろしくな?」

穂乃果「うん」

希「ごめんな。ウチから誘っといて先に帰るなんて」

真姫「大丈夫よ。希…本当におめでとう」

穂乃果「お幸せにね」

希「…もう…帰り際に…泣かせないでよ…」

穂乃果「へへ〜」

希「じゃあ、帰るな」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 19:30:18.62 ID:PySds09rO
絵里「希…帰ったの?」

真姫「あら?起きてたの?」

絵里「なんとなく…」

穂乃果「まあ…あれだね…飲み直そうか?」

絵里「うん…」ポロポロ

真姫「え?絵里?」

絵里「違うの…グスッ」

穂乃果「…やっぱり…寂しい?」

絵里「それもあるけど。グスッ…違うのよ…。嬉しい…グスッ…凄く嬉しい…けど…もう…分かんない…色んな感情が溢れて来て…うぁぁぁぁん」

真姫「え、絵里…絵里がこんなに泣くの初めて見た…」

穂乃果「まあ…あれだね。今日はとことん付き合うよ」

絵里「うぁぁぁぁん。希ぃぃぃ、幸せにならないと許さないからぁ」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:00:43.19 ID:PySds09rO
穂乃果「ふぁ〜なんだか寝不足かなぁ」

志賀「よっ!先生おはよ!」

穂乃果「あ〜志賀さん。おはよう。早いね」

志賀「まあな。いつもこの時間だけどね」

穂乃果「へ〜そうなんだ」

志賀「早起きは三文の得って言うし」

穂乃果「志賀さんって凄い真面目だよね」

志賀「教師が言うなよ…」

穂乃果「まあ…」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 21:06:17.37 ID:biCWK44bO
のんたんお幸せに……
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:06:40.11 ID:PySds09rO
教師「おいっ!スカートの丈が短い」

生徒「えっ…でも…」

志賀「うわっ。しまった。今日武センが当番かぁ」

穂乃果「こら。武田先生でしょ」

志賀「だってさぁ。あのセンセーすげぇ厳しいんだぜ?」

武田先生「二年B組。志賀仁美!」

志賀「げっ…お、おはようございます」

武田先生「おう。おはよう。所で…その服装はなんだ?制服はどうした?」

志賀「いやぁ…制服は忘れちゃって…」

武田先生「言い訳はいい。後で職員室に来い」

志賀「ええ…穂乃果先生…」

穂乃果「まぁ…武田先生。志賀さんも反省してますし…」

武田先生「甘い。ダメなものはダメだ。高坂先生が許しても俺が許さない。分かったな?」

志賀「はい」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:16:26.14 ID:PySds09rO
志賀「あ〜もう。うぜぇ。武センのやつぁよ」

支倉「こら!汚い言葉遣い!仁美ちゃんはアイドルなんだからね。このなんちゃってヤンキー」

志賀「誰がなんちゃってだ。いや、ヤンキーじゃないけど」

白木「でも、厳しですよね?武田先生。こないだもウチのクラスの子がゲームを没収されてました」

志賀「だろ?ゲームくらいいいじゃねぇか。やな奴なんだよ。全く。生徒の事なんて何にも考えてないんだからよ」

ガラガラ

絵里「こら。声が大きいわよ」

志賀「あっ!珍しい人が来たと思ったら絢瀬先生。聞いてよ先生。武田先生ったらさ」

絵里「あなた達ねぇ。何か勘違いしてない?武田先生は素敵な先生よ?」

志賀「え?どこが?もしかして、先生ってああ言うおっさんがタイプなの?」

絵里「何をバカな事を言ってるの?さあ、早く練習に行きなさい。私も準備したら行くから」

支倉「おおっ!今日は絢瀬先生が見てくれるんですね」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:28:32.18 ID:PySds09rO
志賀「それにしても。どうして武センの肩を持つんだろうな?絢瀬センセーは。もしかして、本当にあの手がタイプとか?」

白木「まさか…それはないと思いますけど」

志賀「そうかなぁ。なんか怪しいんだよなぁ」

支倉「あっ!」

志賀「うぉっ!?なんだよ?先輩」

支倉「忘れ物した。先に戻ってて」タッタッタッ

志賀「いちいち騒がしい人だよな。先輩って」

白木「私はああ言う所も好きですけどね。ん?」

志賀「どうした?白木も忘れ物か?」

白木「いえ。武田先生が…」

志賀「武セン?」

白木「はい。武田先生と…女の人が喋ってます。奥さんですかね?」

志賀「うわっ!?本当だ。奥さん…じゃないだろ。まだ…20代前半って感じだぜ?」

白木「え?じゃあ何ですかね?」

志賀「さあ?ウチの教師でもないし」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:35:08.85 ID:PySds09rO
女性「先生。お久しぶりです。近くまで来たので」

武田先生「おう。元気でやってるか?」

女性「はい。お陰様で」

武田先生「そうか」

女性「あの時…先生が背中を押してくれたおかげです。あの時先生が一緒に頭を下げてお願いしてくれたから。だから、私は夢を追う事が出来ました」

武田先生「ふん。そう言うのは成功してから言うんだな」

女性「ふふっ。先生も相変わらずですね」



69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 21:43:46.36 ID:PySds09rO
志賀「なんだよ。結構いい奴じゃんか」

白木「ですね」

絵里「ああ言う人なのよ」

志賀「絢瀬センセー」

絵里「ぶっきら棒で真面目で厳しくて。でも、それは生徒の事を本気で思っていてるからで…。中々皆んな気付かないんだけどね」

白木「そうだったんですね」

絵里「うん。厳しい人ってきっと本当はとても優しい人なのよ」

志賀「ふ〜ん。でも、先生随分詳しいんだな」

絵里「そうね。私がまだ新人だった時…」

志賀「え?」

絵里「ううん。何でもないわ」

志賀「うわっ。気になる。何かあったんだな?」

絵里「さっ、早く練習に行きましょう」

志賀「うわ〜そう言うのが一番嫌だあ」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 22:10:14.72 ID:zBzUZVJ40
ザワザワ

武田先生「お前ら…どう言うつもりだ?」

シーン

武田先生「どう言うつまりだと聞いてるんだ!!!」

生徒「私達、もう武田先生の授業は受けたくありません」

武田先生「なんだと?」

生徒「私物はすぐに没収するし」

武田先生「それはお前らが学校に関係ないものを持ってくるからだ。いいか?社会ではルールを守らないと…」

生徒「ほら。そうやってすぐに怒鳴るじゃないですか」

生徒「先生が今日没収したアクセサリー。この子の恋人がプレゼントしてくれた大切なものなんですよ?なのに理由も聞かずに没収するなんて」

武田先生「そんなに大切なものだったら学校に持ってくるな。それに返さないとは言ってないだろ」

生徒「もう、先生みたいな人には何も教わりたくないって言ってるんです。もう、いいよ。皆んな、行こ」

ガララ

支倉「え?え?皆んな出て行くの?」

武田先生「おいっ…」ポツーン
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 22:14:50.23 ID:zBzUZVJ40
ゾロゾロ

絵里「ちょ…なんの騒ぎ?」

梨子「絢瀬先生…どうしたんですか?」

絵里「ウチのクラスの子達だわ。どこにいくのかしら?」

梨子「絢瀬先生のクラスって…確か武田先生の授業の時間ですよね?」

絵里「そのはずだけど…」

支倉「ちょっと皆んな…本当にボイコットするの?」

絵里「支倉さん?」

支倉「絢瀬先生…」

絵里「何してるの?授業中でしょ?」

支倉「えっと…実は…」
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 22:17:02.02 ID:uDx8wJjcO
>>55のモブ生徒ちゃんもボイコットしたのかな
生徒自身は良い子で良かったと思ったのに…
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 22:19:03.02 ID:zBzUZVJ40
ガラガラ

絵里「武田先生!」

武田先生「…」

絵里「武田先生…」

武田先生「俺は…時代遅れなのかなぁ…」

ガラガラ

絵里「先生…どこへ…」

梨子「絢瀬先生!」

絵里「桜内先生…。生徒を連れ戻して来て貰ってもいいですか?」

梨子「はい」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 22:42:54.96 ID:VecpM1GJo
μ's現役の頃と比べてだいぶ荒れてるなこの学院
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 22:45:17.87 ID:zBzUZVJ40
絵里「……」

生徒「あの…絵里ちゃん…」

絵里「ふぅ…」

梨子「…」

絵里「山本さん」

生徒「は、はい」

絵里「あなた達テニス部が…いつも心置きなく練習出来るのはどうしてだか知ってる?」

生徒「え?」

絵里「顧問の武田先生がね。あなた達が怪我をしないようにって朝練が始まる前に来てコートの整備をしてくれてるのよ」

生徒「そうだったの…」

絵里「遠藤さん。あなたが二年生の時。将来通訳の仕事に就きたいって語るから。武田先生は私の所にあなたに英語を教えてやって欲しいってお願いしに来た」

生徒「そ、そんな事…」

絵里「徳田さんは普段校則を破ってばかりで武田先生も叱ってばかりだけどその分可愛いって酔った時に言ってたわ。社交性があってリーダーシップがあるんだから将来楽しみだって」

生徒「…」

絵里「文化祭の時期に皆んなが頑張ってるからって。自分だって疲れてるのに毎日遅くまで残ってくれてるのよ」

生徒「だって…そんなの知らない…」

生徒「私達は…ただ…」


76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 23:02:45.87 ID:zBzUZVJ40
絵里「こう言うエピソードをあげればキリがないわ。見せ掛けの優しさじゃない。生徒の事を本当に思ってるからこその厳しさ。ぶっきら棒で厳しくて生徒思いな先生。あなた達はそう言う人を集団で追い詰めたのよ!!!!!」バンッ

梨子「絢瀬先生…」

生徒「…」だっ

絵里「どこへ行く気?」

生徒「だって…グスッ…そんなの知らなくて…私が言い出しっぺなんです。私物を没収されたのが悔しくて。だから…謝りに」

絵里「まだ、授業中だから終わってからにしなさい」

生徒「でも…」

絵里「武田先生はそう言うの一番嫌がるわ」

生徒「はい…」
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 23:05:40.75 ID:FhzdO6Q2O
熱血教師絵里ちゃん
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 23:06:54.55 ID:zBzUZVJ40
穂乃果「へぇ。あの絵里ちゃんが…怒鳴るなんて珍しい」

梨子「絢瀬先生が新人の頃。上手くいかなくて落ち込んでいる時に武田先生に助けて貰ったらしいんです」

穂乃果「そうなんですね。初めて知ったなぁ。絵里ちゃんって普段そう言う事を言わないから」

79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/12(木) 23:19:46.98 ID:zBzUZVJ40
絵里「はい、缶コーヒー。武田先生は顔の割にブラックが飲めないんですよね」

武田先生「絢瀬か…いや、もう教育実習生じゃないから絢瀬先生だな」

絵里「何年前の話をしてるんですか」

武田先生「俺ももう歳だからな。お前が教育実習生で来たのがついこの間みたいに感じるなぁ」

絵里「煙草…辞めたんですね」

武田先生「時代の流れに乗らないとな…身体に悪いからな…」

プシュ

絵里「あの時と逆ですね。あの頃は私が落ち込んでるといつも武田先生がコーヒーを持って慰めに来てくれましたよね」

武田先生「そうだったかなぁ。忘れちまったなぁ」

絵里「武田先生が忘れても…私は一生忘れません」

武田先生「さっき…お前のクラスの子達が謝りに来たよ」

絵里「そうですか」

武田先生「世話掛けたな。本当…すっかり逆転しちまったなぁ。俺は…もう、すっかり時代遅れだ。痛感したよ」

絵里「そんな事ありません。私は…まだまだ武田先生の背中を追いかけてます。だから…だから…そんな事言わないで下さい」

武田先生「そうか…」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 08:23:12.44 ID:bbXv5/LgO
なんか急につまらなくなったな
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 08:29:22.13 ID:NzbxL+4yO
俺はこういう展開も好き
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 09:06:18.31 ID:Py/y8gaWO
ブォォォォォォォォォン

「ふふっ。日本に帰って来るのも久しぶりだなぁ。皆んな元気にしてるかな」

女性「あっ、ねえ?あれってそうだよね?」

男性「うん。なんだっけ?あのブランド…えっと…」

「さーて、とりあえず、こっそり皆んなに会いに行って驚かせちゃいます」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 11:38:02.81 ID:YhkXMkK/O
穂乃果「ふんふんふ〜ん」

志賀「あれ?先生…やけにご機嫌だな?」

穂乃果「え?そう?分かっちゃう?」

支倉「恐ろしいくらい分かりやすいですよ。何があったんですか?」

白木「もしかして、素敵な人が出来たとか?」

穂乃果「いや〜違うなぁ」

志賀「宝くじが当たった?」

穂乃果「そしたらもっと喜ぶよ」

支倉「う〜ん。先生の事だしなぁ」

穂乃果「昨日牛丼の大盛り無料券を貰ったんだよ。しかも卵付き」

志賀「それだけ?」

穂乃果「あのねぇ。大盛り無料だよ?今月ピンチだったんだから助かったよ」

支倉「へぇ…」

絵里「高坂先生…。生徒の前でそう言う事を言うのはやめなさい」

穂乃果「うわっ。絢瀬先生いつの間に」

絵里「さっきから居たわよ。ねえ?」

梨子「はい」

穂乃果「だったら早く言ってよね」

志賀「いや…高坂センセーが悪よ。今のは…」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 11:41:33.88 ID:YhkXMkK/O
トントン

支倉「ん?誰か来ましたね。誰だろ?」

トントン

志賀「あのガラス越しでも分かりやすいシルエットは一人しかいないだろ。理事長だよ」

トントン

穂乃果「あっ、すいません。今開けます」

ガチャ

穂乃果「すいません。理事長…」

ことり「穂乃果ちゃん。久しぶり」

穂乃果「え?」

絵里「ええ?」

支倉「ん?理事長?なんか若くないですか?」

ことり「驚かせ様と思ってこっそり来ちゃいました」

穂乃果「ことりちゃん!!!!」





85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 11:48:31.38 ID:YhkXMkK/O
ことり「初めまして。元音ノ木坂学院の南ことりです」

梨子「えっと…理事長の娘さんで…」

志賀「μ’sの元メンバーで…」

白木「今流行りのブランド。ミナリンスキーを立ち上げたファッションデザイナーの…南ことり…さん…」

支倉「ええ?そうなの?」

志賀「超有名だぞ」

穂乃果「ことりちゃん。帰って来てたの?」

ことり「うん。活動を日本に移そうかと思って」

穂乃果「え?本当?」

ことり「うん」

支倉「しかし、凄いですね。μ’sって」

志賀「ああ。南ことりに陸上の星空凛。アーティストのNIKOもそうだし」

支倉「ね。もしかしてAqoursにも有名人がいたりして」

梨子「ええ…まあ…いるわよ。ホテルの社長令嬢…時期社長だけど」

志賀「だけ?」

梨子「後は…ユーチューバーが一人…」

支倉「え?ユーチューバーですか?凄い」

梨子「うん」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 12:51:11.65 ID:GI4W07N2O
堕天使からyoutuberに転職したのかな?
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 20:34:37.33 ID:BLe1LwAVO
番長意外とミーハーだな
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 21:35:34.66 ID:ex+x9UuE0
穂乃果「って事はさ。ことりちゃんはずっと日本にいるの?」

ことり「うん」

穂乃果「本当?」

ことり「うん」

穂乃果「うぅぅ。嬉しぃぃぃ。嬉しいよぉぉ。ことりちゃぁぁぁん。なかなか会えなくて寂しかったよぉぉぉ」

ことり「うふふ。もう大丈夫ですよ〜」

支倉「なんか今日の高坂先生子供みたい…」

志賀「よっぽど嬉しかったんだな」

絵里「そりゃあ、そうよ。穂乃果にとってことりは小さい頃からの大親友だもの」

支倉「へ〜幼馴染って奴ですか?」

絵里「そうね」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 21:44:41.73 ID:ex+x9UuE0
穂乃果「ねえ、ことりちゃん。良かったら練習を見ていってあげてよ」

支倉「あっ、是非是非お願いします」

穂乃果「この子達ラブライブ優勝を目指してるんだよ」

ことり「え〜ラブライブに?あれ?でも、ラブライブってもうそろそろ本戦が始まるんじゃ…」

支倉「今年は夏の大会はなくて冬だけだったんですよ〜。通りでエントリーした後音沙汰無しだと思ったんですよね」

志賀「まあ…ちゃんと調べておけば良かっただけだけどな」

白木「私と先輩の合宿でのあれは何だったんでしょうね」

穂乃果「とまあこんな感じでやってるんでだよ。ね?」

ことり「うん」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 21:59:59.09 ID:LuY8Ok8eO
ことほのちゅんなぁ…
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 22:14:38.88 ID:ex+x9UuE0
梨子「ワンツースリーフォー」

ことり「なんだか懐かしいなぁ。この光景」

穂乃果「でしょ?」

梨子「ワンツースリーフォー」

白木「わっ」ズテッ

志賀「白木ここのステップ本当苦手だなぁ」

ことり「今のステップは重心の移動を意識すると自然と出来ると思うよ」

白木「重心の移動ですか?」

ことり「うん。右から左に移る時意識してみて?」

白木「はい」

梨子「それじゃあ、再開するわよ?ワンツースリーフォー」

白木「重心を…あっ!出来た!」

支倉「おおっ!凪ちゃん凄い!」

穂乃果「流石ことりちゃん」

ことり「そんな…そんな事はないよ」

穂乃果「ん?どうしたの?」

ことり「ううん。何でもないよ」

穂乃果「そっか」

ことり「うん」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 22:20:50.15 ID:ex+x9UuE0
穂乃果「それでは。ことりちゃんが日本に帰って来た事を祝して…乾杯!」

かんぱーい!

花陽「ことりちゃんお帰りなさい」

ことり「花陽ちゃん。久しぶり。凛ちゃんは前にテレビで会ったよね?」

凛「うん。えっと…あれは何の番組だったっけ?トーク番組だったっけ?」

絵里「そっか。この二人は有名人だからそう言う事もあるのよね」

海未「ことりはいつから帰って来てたのですか?」

ことり「ん?今日帰って来たんだ」

海未「だったら連絡くれれば出迎えに行ったのに」

ことり「驚かそうと思ったんだけど」

真姫「そう言う所ことりらしいわね」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 22:33:06.78 ID:ex+x9UuE0
ルビィ「はぁ〜」

絵里「ど、どうしたの?ルビィちゃん?」

ルビィ「μ’sのメンバーがこんなに…」

絵里「そ、そう?まあ、希とにこは居ないけど。これだけ揃うのも久しぶりだしね」

梨子「すいません。そんな会に私達まで…」

絵里「もう。そう言うのはいいわよ。ね〜ルビィちゃん?」

ルビィ「はいっ!!」

ことり「そう言えば穂乃果ちゃんは髪型変えたんだね?」

穂乃果「まあ…変えたって言うか下ろしただけだけどね。流石にもう教師だしね」

ことり「髪も伸びたし海未ちゃんとお揃いだね〜」

穂乃果「え?そう?」

海未「ヤキモチですか〜ことり〜?いいじゃないですか。昔はことりと穂乃果がサイドテールでお揃いだったんですから」

穂乃果「いや、お揃いって程じゃないけど。って言うか海未ちゃんもう酔ってるの?」

海未「酔ってません」

穂乃果「いや、もう酔ってるよ」

真姫「あの三人が揃うのも久しぶりに見たわね」

花陽「そうだね。何年振りかな?毎回誰かしら忙しくって揃わないもんね」

凛「また9人全員で集まりたいよね。って言うか何気にかよちんと真姫ちゃんの三人が揃うのも久しぶりかも」

94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/13(金) 22:45:29.66 ID:ex+x9UuE0
穂乃果「あっ!海未ちゃんつくね食べないの?貰い〜」

海未「あっ!コラッ!穂乃果!それは私のです」

ことり「穂乃果ちゃん。私のをあげるから」

花陽「ご飯注文していいですか?」

絵里「え?お酒飲んでるのに?」

凛「流石かよちん!」

ことり「あはは。懐かしいなぁ。本当に…昔に戻ったみたいだよね」

海未「そうですね。ずっと三人一緒でしたからね」

穂乃果「ねぇ。あの頃は三人バラバラになるなんて想像もしてなかったけど…」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 23:13:01.37 ID:duhppCcOO
かよちんなら白米で日本酒飲めそうだ
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 00:46:23.43 ID:BzGvLWdr0
穂乃果「とうとう明日かぁ」

ことり「うん」

穂乃果「三人が離れ離れになるのは初めてだから…少し寂しいね」

海未「ことりは海外。私と穂乃果はそれぞれ別々の大学に」

ことり「今度日本に帰って来る時は」

穂乃果「帰って来る時は?」

ことり「えっと…立派になって帰ってきます」

穂乃果「じゃあ、私も。胸を張って会えるように」

海未「それでは。私も負けません」

穂乃果「私も負けないよ!」

ことり「私も!」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 00:57:23.88 ID:BzGvLWdr0
ことり「…」

海未「ことり?」

ことり「ん?どうしたの?」

海未「本当はどうして日本に帰ってきたのですか?」

ことり「え?」

海未「ことり」

ことり「本当に何でもないよ。立ち上げたブランドも若い子達に受けて順調だし」

海未「…」

ことり「ただ…。最近ちょっとスランプって言うか。いいデザインが浮かばなくて。だから、心機一転してみようかなって。私の生まれ育った土地で初心に戻ってやってみようって。ただ、それだけなんだ」

海未「そうですか」

ことり「うん。だから、今が踏ん張りどころだと思うの。皆んなの顔を見たらやる気が出て来たよ」

海未「なら、良かったです」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 03:48:54.75 ID:SdIRZPySO
>>85
曜チューバーか…
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/14(土) 07:46:02.40 ID:2vFYziKEO
支倉「さてと…ポチッとな」

志賀「そうやってキーボード打つやつ初めて見たわ」

白木「どうですか?」

支倉「おお!コメントが書いてあるよ」

志賀「どれどれ?μ’sの再来だってよ!」

白木「凄いですね。一高校生だった私達がこんなに指示されてるなんて」

支倉「これはランキングの方も期待できそうだね〜」

ポチッ

you's 623位

支倉「623位…え?623位?低っ」

志賀「まあ…そんなもんだろ」

白木「むしろ母数を見れば全国で623位ですから。マシだと思いますよ」

支倉「そうかぁ」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/14(土) 17:13:02.09 ID:hOKW7tDk0
かさねちゃんと仁美ちゃんはわかるけど白木って誰だ
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/15(日) 02:58:19.88 ID:2Q8DOvjOO
珍しい子がピックアップされてるよな
このss読んで改めて見るまで印象ほぼ無かった
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:01:57.81 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「おっ!ランキング見てるの?」

支倉「はい。でも、思ったより伸びてなくて」

穂乃果「どれどれ?623位かぁ。ん?ええ?」

支倉「どうしました?」

志賀「ビックリする程低いのかよ」

穂乃果「いや…え?参加グループこんなにいるの?」

白木「え?やっぱり多いですか?」

穂乃果「いや…私達の頃よりも全然多いよ」

支倉「本当ですか?」

穂乃果「うん。いやぁ…なんか嬉しいなぁ。スクールアイドルがここまで市民権を得てさ。もう、甲子園とか国立とかと並んできたなぁ。頑張った甲斐があったよ」

支倉「ですねぇ」

志賀「国立はもう違うけどな」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:05:50.94 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「と言う現状なので」

支倉「はい」

穂乃果「やはり出来るを事やる」

支倉「はい!」

穂乃果「ダンスは結構な水準に達してると思うんだ」

支倉「あの地獄の合宿のお陰ですね」

白木「思い出すだけでゾッとしますね」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:12:45.41 ID:1wuKTeCfO
絵里「ほら。体幹は全てに通ずるのよ」

支倉「ぐぬぬ…」

果南「アイドルは笑顔で歌って踊らなきゃいけないんだからね。体力はいくらあっても足りないよ」

白木「はあ…はあ…はあ…」

曜「仁美ちゃんは身体能力はピカイチなのは分かったから周りに合わせる事を考えて。個人競技じゃないんだからね」

志賀「周りに合わせながら…難しいなぁ」

穂乃果「うわぁ。凄いスパルタだね」

梨子「あの二人はAqoursの中でも一、二を争う肉体派ですから…」

穂乃果「海未ちゃんにお願いをしなくて良かったよ。本当…」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 10:21:45.41 ID:1wuKTeCfO
白木「よく乗り切れましたね。あの合宿…」

志賀「まあ…そのお陰での623位なんだろうな」

ガチャ

絵里「けど油断しちゃダメよ?」

志賀「出た。絢瀬センセーの急に登場するパターン」

支倉「油断なんかしてませんよ。むしろ焦ってます」

絵里「焦る事はないと思うけど。いい?急成長した分それを失うのも早いの。だから…」

支倉「日々の基礎練を怠らないって事ですよね」

絵里「そう。毎日ちょっとでもいいから。基礎練はやってね」

支倉「はーい」

穂乃果「けど、曲を作りもしなきゃいけないのが現実な訳で」

絵里「仕方ないわね。少し基礎練をやったら空き教室に集まって今後の曲作りの方向性を考えましょう」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:26:09.35 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「と言う事でランキング上位にくい込む為の。ラブライブに出場する為の曲を作らなきゃいけません」

支倉「はい」

穂乃果「その為にどう言った曲がいいのか。次の曲の方向性を意見を出し合って決めたいと思います」

支倉「はい!」

穂乃果「はい。どうぞ」

白木「私は青春キラキラソングを歌いたいです」

穂乃果「青春キラキラソング?」

志賀「なんだよ青春キラキラソングって…」

白木「例えばスポーツ飲料のコマーシャルに使われる様な曲!そう言った曲が私は好きです」

穂乃果「なるほど。確かに爽やかだしスクールアイドルには持って来いかもしれないね」

絵里「そうね。ただ…王道って言うのはその分他のグループと被る可能性もあるわね」

志賀「そう言う事ならやっぱり青春には悩みが付きもの。縛られた自由…社会への疑問…自分は何者なのか…自分はどうするべきのか分からない漠然とした不安。誰しもがそう言ったものを少なからず抱えてると思うんだ」

梨子「えっと…アイドルが歌う曲なのよ?」

志賀「ダメっすかね?」

梨子「ダメと言うか…。メッセージ性の強い曲って下手をすると独りよがりの歌詞になってしまうから…票数を獲得するのは…」

絵里「でも、当たれば爆発的に票数を獲得する事も可能かも」

梨子「ある種の博打ですね」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:39:08.02 ID:1wuKTeCfO
穂乃果「他にはある?」

支倉「はい!」

穂乃果「おっ!どんどん意見が出るね」

支倉「いっその事バンドをやってみては?」

穂乃果「え?バンド?」

支倉「はい。バンドです。私ピアノ出来ますし」

絵里「いや、あのね?支倉さん。やっぱりアイドルだし…バンドって言うのは…」

支倉「ダメですか?今までラブライブでバンドをやってるグループって見た事ないからインパクトあると思うんだけどなぁ」

梨子「そうだけど。楽器を覚えるのも凄い大変なのよ?」

志賀「あっ、私ギター弾けるけど」

支倉「おおっ!流石仁美ちゃん!凪ちゃんは?」

白木「私はバイオリンなら…」

支倉「え?バイオリン弾けるの?なんで黙ってたの?」

白木「黙ってた訳じゃないんですけどね」

支倉「え?これっていけるんじゃ…」

絵里「いや、だけど。やっぱり、アイドルなんだしダンスが…」

梨子「そうよ。合宿であんなに頑張ったのに…」

支倉「え?ダンスはダンスでやればいいじゃないですか」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:50:16.11 ID:1wuKTeCfO
梨子「ダンスと楽器を両方?」

絵里「それはちょっと無理があるんじゃ」

支倉「え?そうですか?」

絵里「そうよ。楽器を持ちながらダンス出来る?」

支倉「違いますよ。それぞれ別にやるんですよ。だってPVを撮るってネットに上げるんですよね?別にライブをやる訳じゃないんですもん」

穂乃果「あっ!そうか!バンドとダンスをそれぞれ撮って編集すればいいのか!」

支倉「はい。そう言う事です」

絵里「なるほど。それは思い付かなかったわ」

梨子「ラブライブ=ライブで披露するって固定概念にとらわれていましたね」

穂乃果「ラブライブでバンド。これは確かにインパクトあるかもしれない」

支倉「ですよね?」

志賀「なんか…ワクワクして来たな」

白木「はい!」

支倉「私、早速依頼しに行ってきます」

穂乃果「え?依頼って?」

支倉「ギターとバイオリンとピアノだけじゃ成り立たないじゃないですか」

穂乃果「確かに…」

支倉「軽音部に友達がいるんで。バックバンドをやって貰える様にお願いしてきます!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 22:59:10.95 ID:1wuKTeCfO
ジャーン

穂乃果「おおっ…」

支倉「どうでした?」

梨子「この短期間で…」

絵里「ちゃんとバンドになってるわ。凄い。凄いわよ」

志賀「なんか…自分で演奏してて感動しちまったぜ」

白木「私のバイオリンがこんな感じになるなんて…」

支倉「これも優理ちゃん達軽音部のお陰だよ」

御堂「かさねのお願いだったらいつだって引き受けるぜ」

軽音部「それにあのラブライブで優勝してくれれば私達のバンドの名前も売れるかもしれないしね」

御堂「まっ、持ちつ持たれつってやつだよ」

支倉「ありがとー優理ちゃーーん。皆んなーーー」

御堂「まっ。私達の為にもラブライブ優勝してくれよ」

支倉「うん!頑張るよ!」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/15(日) 23:28:38.24 ID:1wuKTeCfO
ウィーン

いらっしゃいませ

梨子「それにしても支倉さんって発想力が豊よね。ああ言う所…誰かに似てるのよね〜。なんて…さて、今日は気分も良いしお酒でも買ってってコレクションを…ん?えっ!?」

ありがとごさいました〜

ウィーン

梨子「千歌ちゃん?いや…でも、千歌ちゃんは東京には…」

女子高生「…」スッ

梨子「え?」

店員「ちょっと君…今ポケットの中に入れた物を出しなさい」

女子高生「くっ…」

店員「あっ、ちょっと…」

ウィーン

梨子「今のって…うちの生徒じゃ…」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 01:01:49.01 ID:P6/rhjdE0
バンドリ!になるのかと一瞬ひやひやしたぜ
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 01:28:44.28 ID:iTRslo3zO
キーンコーンカーンコーン

支倉「あの後見ました?」

穂乃果「凄い反響だったね!」

志賀「先輩のピアノなかなかイカしてたぜ」

支倉「仁美ちゃんのギターも良かったよ。そしてなりより凪ちゃんのバイオリン。一人だけ気品漂ってたよ」

白木「やめてください。恥ずかしいですよ」

志賀「と言いつつ顔がにやけてるぞ」

白木「え?」

穂乃果「この分だとランキング上位に行けそうな感じがするね」

絵里「そうね」

支倉「気品があるで思い出しましたけど。そう言えば今日は桜内先生はまだ何ですか?」

穂乃果「あ〜そう言えば」

志賀「桜内先生が来ないのは珍しいな。絢瀬先生はしょっちゅうだけど」

穂乃果「何か仕事があるって言ってたっけ?」

絵里「さあ?」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 01:37:46.48 ID:iTRslo3zO
梨子「山口さん」

生徒「桜内先生?なんですか?」

梨子「昨日…駅の近くのコンビニに居たわよね?」

生徒「…」

梨子「現場…見ちゃったのよ」

生徒「何の事ですか?」

梨子「何の事って…とぼけるの?昨日は制服着てなかったもしれないけど直ぐに分かる事なのよ?」

生徒「私…受験勉強で忙しいんです。それじゃあ」

梨子「待って…」

生徒「何なんですか?」

梨子「ダメよ。まだ、間に合うから。先生と一緒に…」

生徒「やめてください」

梨子「ちょっと…」

生徒「私に構わないで下さい。こんな所で油を売ってる暇はないんです」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 08:29:44.34 ID:3Oj1gSwEO
受験のストレスってやつか
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 12:43:58.82 ID:eblOkcMnO
無駄に風呂敷広げてる長編書くの向いてないんじゃね?まあSSは作者の自己満足の為に書くもんだし仕方ないか
過去作は面白かっただけに残念
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 14:31:00.74 ID:s+fg8lSp0
上がなんか言ってるが頑張って書いてくれ。
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 15:47:49.69 ID:Ebyk3e7HO
学園ドラマ×ラブライブって感じで面白い支援
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 21:44:40.19 ID:UJ3OTOpfO
穂乃果「あ〜お腹空いたぁ」

同僚「ふふっ、毎日言ってますね」

穂乃果「え?そうですか?」

梨子「あの…絢瀬先生」

絵里「何ですか?」

梨子「C組の山口さんってどんな子か詳しく知ってますか?」

絵里「あ〜山口さん?あの子はとってもいい子よ?凄く真面目で一年生の時あの子の担任だったんだけど学級委員長で凄く助かったわ」

穂乃果「あ〜あの子って確か○○大学目指してるんだっけ?」

絵里「そうなのよ。本当感心しちゃうわ。桜内先生も授業受け持ってるでしょ?」

梨子「受け持ってはいるんですけど…」

絵里「ん?何かあったの?」

梨子「あっ、いえ…」

絵里「そう」

梨子「はい」

穂乃果「完全に何かあったんだね」

絵里「そうね」


119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 21:56:29.44 ID:UJ3OTOpfO
ガラガラ

理事長「まだ先生方残って居ますか?」

穂乃果「あっ、理事長」

絵里「こんな時間にどうしたのかしら?」

理事長「先ほど近くのコンビニから電話がありました」

梨子「え?」

穂乃果「ん?」

理事長「ウチの生徒が万引きをしていると」

絵里「え?ウチの生徒が?」

梨子「…!?」

理事長「桜内先生?何か心当たりがあるの?」

梨子「実は…」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/16(月) 22:06:15.80 ID:UJ3OTOpfO
理事長「なるほど。そう言う事ですか」

絵里「それでさっき彼女について聞いてきたのね」

梨子「はい…」

絵里「山口さんが本当にやったって言う確証はあるの?」

梨子「それは…」

穂乃果「監視カメラに映ってなかったのかな?」

理事長「たまたま死角だったみたいなの」

梨子「あの…」

理事長「何でしょう?」

梨子「私の方からもう一度山口さんに当たってみます」

絵里「大丈夫?だって一度」

梨子「私は現場に居ましたから…やっぱり」

理事長「そうですか。それじゃあ、この件は一度桜内先生に任せします」

梨子「はい」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/16(月) 23:18:42.48 ID:Yf8ILFnQO
山口なんて居たっけ…と思ってしまった
完全なモブか
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 00:52:57.93 ID:UIv8vcnCO
生徒「…何でしょうか?」

梨子「山口さん…もう一度だけ…もう一度だけ聞くけど」

生徒「はい」

梨子「あなたは…やってないのね?」

生徒「何をですか?」

梨子「万引きを」

生徒「…やってないです。本当です」

梨子「信じていいのね?」

生徒「信じて下さい」

梨子「分かった。そこまで言うならあなたの事を信じるわ」

生徒「本当ですか?」

梨子「ええ。生徒の言う事ですもの」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:07:27.06 ID:EN2hhfyP0
生徒「良かった」

梨子「そうよね。良かったわ。たまたま、盗まれた物と山口さんが授業中に使ってた物が同じだったから」

生徒「はい。ボールペンなんていくらでも…」

梨子「山口さん…あなた…」

生徒「え?」

梨子「私…ボールペンが盗まれたなんて一言も言ってないわよ」

生徒「…」

梨子「嘘をついたのね?」

生徒「サイテー…」

梨子「え?」

生徒「カマをかけたんですね。信じるって言っておいて…生徒の事なんて最初から信用してないんですね」

梨子「それは…」

生徒「いつもそう。だから教師なんて信用出来ないんだ」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/17(火) 22:13:57.52 ID:3HramCZDO
これは名探偵梨子
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:23:42.90 ID:zxiyjh5t0
やりますねぇ
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:26:51.68 ID:EN2hhfyP0
梨子「それは…どう言う…」

生徒「来ないで!!!!」

梨子「山口さん…」

教師「なんの騒ぎですか?」

生徒「何かあったの?」

生徒「山口さんと桜内先生?」

ザワザワ

生徒「あっ…ああ…」

梨子「ちょっ…ちょっと…落ち着いて…」

生徒「山口さんが何かしたの?」コソコソ

生徒「みたいだね」コソコソ

生徒「い、いや…」

梨子「ちょっと…山口さん…落ち着いて…」

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 22:57:35.04 ID:EN2hhfyP0
母親「ごめんなさい。誰にも会いたくないって」

梨子「そうですか」

母親「あの…学校で何かあったのでしょうか?今までこんな事一度も」

梨子「いえ…」

ダダダッ

生徒「帰って」

母親「ちょっと…」

梨子「山口さん」

生徒「帰って」

梨子「待って」

バタン
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/17(火) 23:11:00.34 ID:EN2hhfyP0
梨子「私が…山口さんを追いつめた…。私は…私は…」トボトボ

「あれぇ?確かこの辺だって言ってた様な…」

梨子「え?…どうして?」

「おかしいなぁ」

梨子「千歌ちゃん…」

千歌「え?梨子ちゃん!良かったぁ。やっぱり、合ってたんだ」

梨子「千歌ちゃん…うっ…」

千歌「え?梨子ちゃん?」

梨子「千歌ちゃん…。私…私…どうしたら…」ギュッ

千歌「ど、どうしたの?」

梨子「私…生徒を追い詰めちゃった…うぅ…うぅ…」

千歌「ちょっ…ヨシヨシ…とりあえずお家入ろう?」

梨子「うん」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/18(水) 16:52:19.90 ID:oUzAfoysO
梨子ちゃんファイトだよ!
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:09:26.61 ID:43S0HOs00
ピンポーン

ガチャ

梨子「…」

母親「先生…」

梨子「こんにちは」

母親「あの…」

ダダダッ

生徒「また来たの?」

梨子「山口さん…」

生徒「何で来たのよ。帰ってよ」

梨子「山口さん待って」

生徒「待たないわよ。最初から私の事なんてどうでもいい癖に」

梨子「私は…あなたの事を何も知らなかったわ」

生徒「は?」

梨子「あなたがどうしてあんな事をしたのかも。どんな悩みを抱えていたのかも何も知らなかった」

生徒「…」

梨子「だから教えて。あなたの事。そしたら、一緒に謝りに行きましょう」

生徒「どうして…そこまで…」

梨子「先生だからよ」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:17:32.44 ID:43S0HOs00
穂乃果「結局受験勉強のストレスだった訳か」

梨子「はい」

絵里「よくある話ね」

梨子「そうなんです。よくある話で。私も最初からそうだろうって決めつけていたんです」

穂乃果「まあ、容易に想像はできるしね」

梨子「でも、肝心な事はそうじゃなかったんですね」

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/19(木) 21:22:47.02 ID:43S0HOs00
千歌「そっか。そんな事があったんだ」

梨子「うん…」

千歌「難しいよね。そう言うのって」

梨子「うん…」

千歌「どうして万引きなんかしたのかな?」

梨子「多分…受験のストレスだと思うわ」

千歌「え?本人が言ってたの?」

梨子「そうじゃないけど。こう言った話は良くある事で」

千歌「じゃあ、まだ分からないよね」

梨子「そうだけど」

千歌「私は先生じゃないから何が正しいのか分からないけどさ。生徒さんの話をちゃんと聞いてあげる事って大事だと思うよ」

梨子「生徒の話を…」

千歌「うん」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 07:39:44.03 ID:58GB+LfuO
梨子「千歌ちゃんが居なかったら…きっと、私は…」

穂乃果「ん?何?」

梨子「あっ、いえ…」

絵里「さて、問題も解決したみたいだし。明日は休みだし飲みに行きましょうか?」

穂乃果「明日練習あるよ?」

絵里「大丈夫よ。深酒はしないから」

穂乃果「その大丈夫が一番信用ならないんだよね」

梨子「ごめんなさい」

穂乃果「ん?」

梨子「私、今日は家に来客が」

絵里「え?もしかして、彼氏とか?」

梨子「ち、違いますよ。友人ですって」

穂乃果「え〜って事は絢瀬先生と二人?」

絵里「何よ?嫌なの?」

穂乃果「別に…」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 07:47:29.52 ID:58GB+LfuO
ガチャ

梨子「ただいま。千歌ちゃん、あのね」

ポツーン

梨子「千歌ちゃん?あっ…」

『梨子ちゃんへ
急にお家を訪ねたりしてごめんね。 実は仕事の関係で来てたんだけど 梨子ちゃんが東京でどんな感じで やってるのか気になったのでドッキリも兼ねていきなり訪ねちゃいました。
梨子ちゃんが東京に染まっちゃうんじゃないかな〜って内心心配だったけどいつもの優しい梨子ちゃんで安心しました。
なので、私は帰ります。ルビィちゃんにもよろしくね!
チカ』

梨子「千歌ちゃん…どうして。もっと、お話ししたい事が沢山あったのに。いきなり来ていきなり帰っちゃうなんて…」

ガチャ

千歌「ふぅ。サッパリした」

梨子「へ?」

千歌「あっ…帰る前にお風呂に入りたくて…ごめん。お風呂借りちゃったよ?」

梨子「え?あっ、うん」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 18:20:25.78 ID:+T+84F0pO
なんというフェイント
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:39:30.39 ID:/AcuRp/hO
支倉「いよいよ。後1ヶ月だね」

志賀「そうだな。1ヶ月だ」

支倉「あの辛い合宿も乗り越え…曲も作り…ついにランキングも上位に食い込んで来た」

白木「はい」

支倉「このまま行けばラブライブに出れると思ってたのに」

志賀「うん。何?」

支倉「地区予選で勝ち上がらなきゃ本戦に出れないの?」

志賀「そりゃあそうだろ」

支倉「え?じゃあ、ランキングって何の為にあるの?」

白木「地区予選に出る為にはランキング上位じゃなきゃダメなんですよ」

志賀「まっ。東京ってだけでかなりの数だからな。他の地域はどうしてるのか知らないけど」

支倉「な、なるほど。そういう事か」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:43:49.06 ID:/AcuRp/hO
ガチャ

穂乃果「おっ!やってるねぇ」

支倉「先生。先生は知ってました?ラブライブに出場するには地区予選で勝たなきゃいけないって」

穂乃果「え?まあ…知ってたけど」

支倉「どうして教えてくれなかったんですか」

穂乃果「てっきり知ってるもんだとばっかり」

志賀「って言うか優勝を目指してるんならそれくらい調べておけよな」

支倉「それを言われると…返す言葉もないけど」

志賀「だろ?」

支倉「うん」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:48:18.72 ID:/AcuRp/hO
トントン

支倉「ん?」

志賀「誰だ?」

白木「絢瀬先生か桜内先生じゃないんですか?」

志賀「それならいちいちノックなんてしないだろ」

支倉「今開けまー…」

ガチャ

支倉「うわっ。危な。ちょっと。いきなり開けたら危ないでしょ!」

「おっと…ごめんよ」

支倉「え?誰?」

「すいません。ガサツな妹で…」

支倉「え?あなたも誰?」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 20:58:17.99 ID:/AcuRp/hO
穂乃果「あっ!あなた達は…」

支倉「え?先生の知り合い?」

ここあ「ひっさしぶりだなぁ。穂乃果さん」

こころ「ご無沙汰してます。穂乃果さん」

穂乃果「こころちゃん!ここあちゃん!久しぶり。どうしたの急に」

ここあ「どうしたもこうしたもないよ、穂乃果さん。水くさいんだからぁ」

こころ「穂乃果さんと絵里さんが音ノ木坂でスクールアイドル部の顧問をしてるって聞いたので来ちゃいました」

穂乃果「あ〜そう言う事ね」

志賀「って言うか…先生。どう言う事だよ」

穂乃果「ん?何が?」

ここあ「そっかぁ。ここが姉ちゃんが通ってた音ノ木坂かぁ。うんうん。姉ちゃんの母校がライバルなんて感慨深いなぁ」

こころ「そうだね。来てよかったね」

支倉「え?ライバルって?」

志賀「先輩知らないのかよ」

支倉「え?」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 21:05:58.17 ID:KzfHQamvO
あー…10年後ってことはそうなるか
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:13:41.16 ID:/AcuRp/hO
志賀「ここ最近一気にランキング上位に加わって来たグループ。ココロアシスターズ」

支倉「あっ、なんか聞いた事あるかも」

志賀「その二人だよ」

ここあ「おっと。自己紹介がまだだったなぁ。」

こころ「ココロアシスターズ、長女、矢澤こころ。特技は勉強と卵を片手で割れる事」

ここあ「同じくココロアシスターズ、次女、矢澤ここあ!特技は合気道とキャベツの微塵切り」

支倉「な、なるほど」

白木「こころさんとここあさんでココロアシスターズなんですね」

志賀「なんて安直なグループ名なんだ…」

穂乃果「二人とも噂は聞いてるよ。ラブライブ東京代表候補。頑張ってるんだね」

支倉「え?先生知ってたんですか?」

穂乃果「まあね」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:27:55.09 ID:/AcuRp/hO
ここあ「ん〜それにしても…音ノ木坂のアイドル研究部の部室ってこんな感じだったっけ?最後に来たのが小学生の時だからなぁ」

こころ「そうですね。確か…亜里沙さん達の引退の時だった様な…。確かに亜里沙さんやお姉様の時とは部室が変わってますね」

穂乃果「あ〜実はあの時とは状況が違うんだよ。まだ、部員が三人だから…正確にはアイドル研究同好会なんだよ」

ここあ「え?そうなのか?」

穂乃果「うん」

支倉「ちょっと待ってください。お姉ちゃんってどう言う事なんですか?お二人のお姉さんはここのアイドル研究部出身なんですか?」

ここあ「ん?私達の姉ちゃんかぁ?」

こころ「矢澤にこですよ。音ノ木坂アイドル研究部初代部長。μ’sの矢澤にこが私達の姉です」

白木「え?」

志賀「ええ?」

支倉「えええええ?」

ここあ「穂乃果さん何も教えてないんだな。まあ、穂乃果さんらしいっちゃらしいかな」

穂乃果「あはは…まあね」




143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:35:08.49 ID:/AcuRp/hO
志賀「な、なんだよ。って事は…初代部長の妹達が私達のライバル…」

ここあ「そう言う事になるな」

支倉「はいはい。質問です」

こころ「はい。なんでしょう?」

支倉「お二人はどうして音ノ木坂に入学しなかったんですか?」

こころ「ああ、それはだなぁ…」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 21:44:38.31 ID:/AcuRp/hO
ここあ「お姉ちゃん。μ’sをやめちゃうの?」

こころ「ここあ。これは仕方ない事なんですよ」

にこ「そう。仕方ない事なの」

ここあ「そんなの嫌だよ。μ’sがなくなっちゃうなんて」

こころ「それは私も悲しいです。そうだ!大きくなったら私達がμ’sに入って」

ここあ「あっ!それだよ!それがいいよ!」

にこ「ダメよ」

ここあ「え?」

こころ「どうしてですか?」

にこ「私の真似をしたってダメ。あなた達はあなた達の。自分の道を行きなさい」

ここあ「お姉ちゃん…」

こころ「お姉様…」

にこ「でも、嬉しいわ。だから、μ’sは無くなっても音ノ木坂の…」

ここあ「なるほど。私達は私達の」

こころ「お姉様の真似をするのではなく」

にこ「ちょっと…聞いてる?音ノ木坂のアイドル研究部はあんた達に…」

145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 21:59:48.15 ID:OL+FjHcSO
威厳も72も無い
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 22:02:57.93 ID:/AcuRp/hO
ここあ「って事があってな。私達は姉ちゃんとは違う道を選ぶ事にしたんだ」

支倉「ん〜そう言う事ですか」

こころ「はい。なので、ラブライブ地区予選。楽しみにしてますね」

ここあ「悪いけど、姉ちゃんの母校だろうが穂乃果さん達が相手だろうがアタシ達は容赦はしないぜ!」

穂乃果「ふふっ。ウチの子達だって負けないよ」

ここあ「そうこなくっちゃ」

こころ「失礼します」

ガチャ

支倉「行っちゃった…」

志賀「台風みたいな奴らだったな」

白木「そうですね」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 22:22:30.83 ID:/AcuRp/hO
絵里「え?こころちゃん達が来てたの?」

穂乃果「うん。急に来たからビックリしちゃったよ。大きくなってたよ。もしかしたら、にこちゃんより大きいんじゃない?」

絵里「なによ。言ってよ〜。会いたかったわ。にこの引退ライブの時も会えなかったものね。あっ、ビールおかわり」

梨子「絢瀬先生。明日も学校ですからね?」

ルビィ「でも、なんか凄いですよね」

穂乃果「ん?何が?」

ルビィ「かつての仲間の妹と自分の教え子が競い合う事になるなんて。運命感じませんか?」

穂乃果「まぁ、感慨深いものはあるよね」

絵里「そうねぇ…。あの二人が…初めてあった時はこーんなに小さかったのに…」

ルビィ「そ、そんなに小さかったんですか?」

穂乃果「ルビィちゃん。本気にしなくていいから。もう結構キテるから」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/20(金) 22:29:00.64 ID:Z4wocFrYO
こころあがライバルってのは熱い展開
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/20(金) 23:00:24.07 ID:/AcuRp/hO
ここあ「ただいま〜」

こころ「ただいま帰りました」

虎太郎「おかえり」

こころ「お母様は?」

虎太郎「まだ仕事中だよ。なに?音ノ木坂に行って来たんだって?」

ここあ「あ〜まあね。なんで知ってんの?」

虎太郎「穂乃果さんから連絡来たんだよ」

ここあ「え?何?穂乃果さんと連絡取ってんの?」

虎太郎「ほら。一番上の姉貴の事とか…一時期」

ここあ「ふ〜ん。そうなんだ。まあ、いいや。アタシは走ってくるぜ。うぉぉぉぉぉぉ」

虎太郎「帰って来たばかりなのに…。で?どうだったの?」

こころ「いいグループでしたよ。行って良かったです」

虎太郎「そうか」

こころ「でも、私達は負けませんよ。絶対にラブライブで優勝してみせる」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 11:06:04.26 ID:tmLszazSO
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/21(土) 20:37:45.80 ID:qZBQaL5WO
結局3人のままラブライブ目指すのかな
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 22:44:39.03 ID:w2cehoGU0
支倉「ヨーシ!今日も頑張るぞ〜」

志賀「先輩気合い入ってんなぁ」

支倉「あったり前じゃん。後1ヶ月。追い込み時期だからね。そう言う仁美ちゃんだって今日朝の6時から来てアップしてたの知ってるからね」

志賀「え?知ってたの?」

支倉「うん」

白木「知ってるって事はかさね先輩も来てたって事ですよね」

志賀「だったら声掛けてくれてもいいじゃねぇか。白木も来てたのか?」

白木「はい。かさね先輩と一緒にアップしてました」

志賀「そうなの?性格悪いなぁ」

支倉「えへへ」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:03:13.02 ID:w2cehoGU0
支倉「さーて。練習、練習〜っと…ん?」

生徒「先生。今までありがとうございました」

生徒「練習もきつくて…挫けそうな事もあったけど。それでも先生が…先生のお陰でここまでやって来れました。なのに…なのに…期待に応えられず…」

先生「もういい…」

生徒「先生…」

先生「もういいよ。お前達はよくやったよ」

生徒「うっ…うぅ…うわぁぁぁぁ」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:08:34.07 ID:w2cehoGU0
支倉「…」

志賀「あれって…」

白木「ソフトボール部の三年生ですね。残念ながら…今年の大会は…」

志賀「そうなのか」

白木「…」

志賀「先輩…」

支倉「さて、練習に行こうか」

白木「…はい」

志賀「そうだな」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/21(土) 23:16:41.49 ID:w2cehoGU0
支倉「ん?んん?」

志賀「今度はなんだよ?」

支倉「いや…あれ」

女「…」キョロキョロ

支倉「不審者?なんか怪しいけど」

白木「ど、どうなんでしょう?見ない顔ですよね」

志賀「学校関係者じゃ…ないよなぁ。あの感じ…」

支倉「あの…」

女「ひい」

支倉「こんな所で何してるんです?」

女「えっと…決して怪しい者では…」

志賀「不審者は皆んなそう言うんだよなぁ。この学校の者でもないのに裏庭になんの用なんだ?」

女「その…あれ?あなた達…もしかして!」

支倉「え?」
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