モバP「アイドルの語尾に名前がつくようになった」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:47:41.59 ID:8SbAHE690
麗奈「くくっ、これをアイツの机に――」

モバP「何してんだ、麗奈?」

麗奈「うわっ!?」カチッ

麗奈「あっ!? 押しちゃったじゃない!?」シュー

モバP「……うわっ!? なんだこの煙!?」

麗奈「あー、もうっ! アタシまでかかるつもりなかったのに!」

モバP「おいっ、なんでこれっ!?」

麗奈「それは――けほっ!」

麗奈「ちょっと! アンタのせいで吸い込んじゃったじゃない!」

麗奈「けほっ! こほっ!」

麗奈「――むぐっ!」

モバP(……よくわからんがあまり吸い込まない方がいいんだな)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522572461
2 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:48:28.79 ID:8SbAHE690
モバP「……落ち着いたか」

モバP「ふぅ……さて」

麗奈「――」コソコソ

モバP「麗奈」グイッ

麗奈「!」

モバP「今のはなんだったんだ?」

麗奈「……」

モバP「麗奈」

麗奈「……」

麗奈「……あの煙を吸ったやつは、語尾に名前がつくようになるのよれいな」

モバP「は?」

麗奈「だーかーらー、語尾に自分の名前がつくようになるのれいな!」

モバP「……は?」

麗奈「理解の遅いやつねれいな」

モバP「いや、理解はしてるけどな……」

モバP「ようは今の麗奈みたいなことだろ?」

麗奈「そういうことよれいな」

麗奈「……あーあ、アンタがおどかさなきゃこんなことにならなかったのにれいな」

モバP「……」
3 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:49:57.96 ID:8SbAHE690
モバP「ん? でも俺は別に語尾つかないぞ?」

麗奈「あー、つくのはアイドルだけなのよれいな」

麗奈「そういう風に作ったんだってれいな」

モバP「誰が作ったんだ?」

麗奈「晶葉よれいな」

モバP「ややこしいな」

麗奈「うっさいわねれいな!」

麗奈「せっかくボールペンに細工までしたのに全部台無しよれいな!」

麗奈「本当ならアタシ以外のいろんなヤツがこうなって慌てふためく様子が見たかったのにれいな!」

モバP「……面白いな」

麗奈「うっさいわねれいな!」

モバP「ははっ」

モバP「残念だったな、麗奈しかかからなかったみたいで」

麗奈「……それはどうかしられいな」

モバP「ん?」

麗奈「机の下よ……くくっ」

モバP「机の下?」

まゆ「!」

輝子「!」

乃々「!」
4 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:50:35.12 ID:8SbAHE690
>>3 修正

モバP「ん? でも俺は別に語尾つかないぞ?」

麗奈「あー、つくのはアイドルだけなのよれいな」

麗奈「そういう風に作ったんだってれいな」

モバP「誰が作ったんだ?」

麗奈「晶葉よれいな」

モバP「ややこしいな」

麗奈「うっさいわねれいな!」

麗奈「せっかくボールペンに細工までしたのに全部台無しよれいな!」

麗奈「本当ならアタシ以外のいろんなヤツがこうなって慌てふためく様子が見たかったのにれいな!」

モバP「……面白いな」

麗奈「うっさいわねれいな!」

モバP「ははっ」

モバP「残念だったな、麗奈しかかからなかったみたいで」

麗奈「……それはどうかしられいな」

モバP「ん?」

麗奈「机の下よれいな……くくっ」

モバP「机の下?」

まゆ「!」

輝子「!」

乃々「!」
5 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:51:33.53 ID:8SbAHE690
麗奈「ほら、すぐそばに三人もいたわれいな」

モバP「……あ」

モバP「もしかして、三人もそうなったのか?」

まゆ「……」コクッ

麗奈「なによしゃべらないのれいな?」

まゆ「だって恥ずかしくてまゆ……」

まゆ「……あっ」

麗奈「くくっ、やっぱりかかってたのねれいな」

モバP「ってことは、乃々と輝子もか」

乃々「そうですけどのの……」

乃々「急に煙がきてのの……気づいたらこうなってましたけどのの……」

輝子「フヒ……さすがにびっくりしたヘレン」

モバP「そうだろうな」

モバP「……ん?」

輝子「ん……どうした、親友ヘレン……?」

モバP「ヘレン?」

輝子「……あ」

輝子「そうか……親友にはまだ言ってなかったかヘレン」

輝子「実は私……ヘレンを襲名したんだヘレン」

モバP「はぁ!?」
6 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:54:37.47 ID:8SbAHE690
モバP「嘘だろ!?」

輝子「う、嘘じゃないぞヘレン……」

輝子「ほら、語尾もヘレンになってるだろヘレン」

モバP「いやっ、確かにそうだけど……!」

まゆ「輝子ちゃん、ヘレンになるためにがんばってましたもんねまゆ」

乃々「ええ……時間のあるときにダンスの練習とかしてましたのの」

モバP「」

麗奈「……そんなに驚くことれいな?」

麗奈「アタシたちの事務所、結構目指してるやつ多いわよれいな」

モバP「……なぁ、俺のほっぺつねってくれないか?」

まゆ「うふふ……じゃあまゆがやりますまゆ……♪」

まゆ「えいっ」フニッ

モバP「……痛くないな」

モバP「ああなんだ、夢か」

麗奈「アンタは手心を加えすぎよれいな」ギュッ

モバP「いてててて!」

まゆ「だって、プロデューサーさんに痛くさせるなんてできませんからまゆ……」

麗奈「……あっそうれいな」

モバP「わかった! 痛みはわかったから離せ麗奈!」

乃々「あれ……プロデューサーさん麗奈って……?」

乃々「もしかしてプロデューサーさんも麗奈って名前のアイドルに……?」

モバP「違うわ!」
7 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:58:41.89 ID:8SbAHE690
>>6 修正


モバP「嘘だろ!?」

輝子「う、嘘じゃないぞヘレン……」

輝子「ほら、語尾もヘレンになってるだろヘレン」

モバP「いやっ、確かにそうだけど……!」

まゆ「輝子ちゃん、ヘレンになるためにがんばってましたもんねまゆ」

乃々「ええ……時間のあるときにダンスの練習とかしてましたのの」

モバP「」

麗奈「……そんなに驚くことれいな?」

麗奈「アタシたちの事務所、結構目指してるやつ多いわよれいな」

モバP「……なぁ、俺のほっぺつねってくれないか?」

まゆ「うふふ……じゃあまゆがやりますまゆ……♪」

まゆ「えいっ」フニッ

モバP「……痛くないな」

モバP「ああなんだ、夢か」

麗奈「アンタは手心を加えすぎよれいな」ギュッ

モバP「いてててて!」

まゆ「だって、プロデューサーさんに痛くさせるなんてできませんからまゆ……」

麗奈「……あっそうれいな」

モバP「わかった! 痛みはわかったから離せ麗奈!」

乃々「あれ……プロデューサーさん麗奈ってのの……?」

乃々「もしかしてプロデューサーさんも麗奈のの……?」

モバP「違うわ!」

モバP「アイドルしか効かないはずだろ」

乃々「だから、プロデューサーさんもアイドルになったのの……?」

モバP「なってないわ!」
8 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 17:59:16.57 ID:8SbAHE690
モバP「はぁ……夢じゃないんんだな……」

モバP「輝子がヘレンか……」

輝子「ああ……ついこの前先代ヘレンに認められたんだヘレン」

輝子「難しかったぞヘレン……特に上手く『ヘーイ!』っていうのがヘレン」

モバP「……そうなのか」

乃々「それも練習してましたねのの……」

輝子「ああ……大変だったヘレン」

輝子「真似するんじゃなくて、自分独自の『ヘーイ!』を見せろって言われたからなヘレン」

モバP「……結果どんなのになったんだ?」

輝子「フヘェェェェイ!」

モバP「……それでいいのか」

輝子「先代ヘレンには認められたヘレン」

輝子「元のとは違うけど……オリジナリティをほめられたヘレン」

モバP「……そうか」

輝子「フヒ……これからの私はダンサブルヘレン……」

モバP「……」

モバP「……じゃあ、売り出し方も変えないとか」

輝子「フヒッ!?」

モバP「ん、どうした?」

輝子「い、いや……なんでもないヘレン……」
9 : ◆6QdCQg5S.DlH [saga]:2018/04/01(日) 18:00:08.73 ID:8SbAHE690
モバP「そうか……輝子はヘレンになったのか……」

モバP「……ほかに何か隠していることはないよな?」

乃々「隠してること……もりくぼも次のヘレンを目指していますけどのの」

まゆ「まゆは今度苗字が森久保になりそうですまゆ」

麗奈「アタシもまゆとおなじれいな」

輝子「実は私もだヘレン」

モバP「……みんなで乃々に嫁入りでもするのか?」

輝子「フヒ……もりくぼハーレムヘレン」

乃々「そんなわけないんですけどのの……」

まゆ「うふふっ、いろいろあって私たち姉妹になるんですまゆ」

まゆ「みんなにお姉ちゃんって呼ばれるようになっちゃいますまゆ」

麗奈「アタシは絶対呼ばないけどねれいな」

まゆ「あら、残念まゆ……」

モバP「……ずいぶん個性的な四姉妹になるんだな」

モバP「いったい何があってそうなったんだ?」

乃々「いろいろですけどのの……」

麗奈「人の家の事情に首突っ込まないでよヘレン」

モバP「……」
15.13 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)