【グリモア】南智花「帰ってきましたよ、転校生さん!」【私立グリモワール魔法学園】

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1 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:04:29.51 ID:8coFL1Df0
初ssです。拙い文章ですが、よろしくおねがいします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522519469
2 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:05:01.72 ID:8coFL1Df0
智花「お弁当、作ったんです!今回は自信作ですよ!」

智花「え、前もそういってなかったか、ですか?こ、今回は大丈夫です!」

智花「ちゃんと味見もしましたから!ほら、ピンピンしてます!」

智花「ちゃんと上達してるって、夏海ちゃんの太鼓判もあったんですよ?」

智花「さらに胡散臭い・・・ですか?もう!そういうのは食べてから判断してください!」

智花「じゃあ、行きましょうか。・・・邪魔が入ると、嫌ですから」
3 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:05:34.03 ID:8coFL1Df0
智花「じゃーん!今日はハンバーグを作ってみたんです!どうですか?美味しそうですよね?」

智花「もう、顔が引きつってますよ!わたしだって、そういうのはわかるんですからね?」

智花「ほら、口を開けてください。時にはあきらめも必要ですよ」

智花「はい、あーん・・・どうですか?」

智花「ふふっ、ありがとうございます。その言葉が聞けて何よりです」

智花「急がなくてもご飯は逃げませんよ。はい、あーん」
4 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:06:18.22 ID:8coFL1Df0
智花「ハンバーグばかりもなんですし、おにぎりもどうぞ」

智花「はい、あーん・・・さすがに恥ずかしい、ですか?いいじゃないですか。ふたりきりなんですし、ね?」

智花「風紀委員もみていませんよ。だから、捕まったりはしません」

智花「ほら、口を開けてください。はい、あーん」

ムキッ

智花「あれ?転校生さん、何か今変な音しませんでした?」

ビキビキ

智花「いや、絶対してますって!わたし、確かに聞こえましたもん!」

ビリビリッ

智花「ほらー!ほらほら、今たしかにビリって・・・・・ビリ?」

智花「って、きゃーーーー!!!!」

智花「転校生さん!服、服!破れてますよ!」

智花「ほら、転校生さんの筋肉がすごく膨らんで、それで破れてるんですって!」

智花「いや、確かにマンガみたいな話ですけど、本当なんですってば!」

智花「下を向いてくれればわかりますって!ていうか、頑丈なミストファイバーが破れるくらいってどういうことなんですか!」

智花「あ、はい、お粗末様です・・・・・・って、ダメです転校生さん!そのまま行ったら風紀委員に捕まっちゃいますよー!」
5 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:06:47.23 ID:8coFL1Df0
風子「・・・・・・えー、つまり?」

風子「制服が破れたことに気が付かなかった?いや、確かにウチも信じられねーですけど」

風子「今のアンタさん、ビスケット・オリバみたいな体形になってますよ」

風子「で、なんでこんなことになったんです?・・・・・・南の料理が、へぇ」

風子「ってことは、あれですよね。一時的なドーピングみたいなもんですよね」

風子「ウチは医者じゃありませんからなんともいえませんけど・・・・・・」

風子「・・・・・・とりあえず、宍戸のとこに行ってきたらどーです?」
6 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:07:28.04 ID:8coFL1Df0
結希「なるほど、事情はおおむね把握したわ」

結希「理解したくなかったけど、南さんの料理によって生まれた毒が作用しあって奇跡的にこんな結果になったみたい」

結希「さらに驚くべきことに、人体に悪影響はないみたいよ」

結希「ああ、筋肉が膨れ上がったことによって体重の増加はあるわ。それだけ」

結希「・・・・・・それと、転校生君」

結希「ところどころでポーズを取るのをやめてほしいのだけれど。不愉快だわ」

結希「いえ、脱げというわけじゃないの。あなたの筋肉を見たいわけじゃないわ」

結希「うっとうしい。暑苦しい。検査は終わったから早く出て行ってちょうだい」

結希「・・・・・・出て行った後も汗臭いわね。消臭スプレーはどこにあったかしら」ゴソゴソ

天「結希ー、これなんだけどって汗臭っ!あんた風呂入ってんの!?」

結希「誤解よ」
7 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:08:51.85 ID:8coFL1Df0
さら「てんこうせいさん!こんにちはぁ!」

ノエル「こんにちは、お兄さん!なんか今日はおっきいね!」

秋穂「こ、こんにちはっ!あ、あの、どうしてそんなに大きくなっちゃったんですか?」

さら「さいえんす・・・・・・科学!」

ノエル「すごい!これが科学の力なんだ!」

秋穂「えっ、科学の力って言っても限度があるような・・・・・・ていうか、これただのドーピングじゃ・・・・・・」

龍季「うーっす・・・・・・って誰だお前!?あ、て、転校生か?え、本物、だよな?」

春乃「どうやら本物みたいよ。信じられないけど」

さら「きゃー!転校生さん、力持ちですぅ!」

ノエル「アタシとさらちゃんと秋穂ちゃんの3人で腕にぶら下がっても平気なんだ!すごい!」

秋穂「先輩、逞しくて素敵です!」

春乃「・・・・・・あたしも鍛え」

龍季「やめとけ」
8 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:10:33.66 ID:8coFL1Df0
ミナ「サーヴァント!クエストのじかぁぁぁ!?」

恋「ど、どうしたんじゃ転校生!体が逆三角形になっておるぞ!?」

心「ひいいぃ〜、ごめんなさいごめんなさい!」

梓「あちゃー、これじゃ忍者は無理ッスね」

卯衣「筋肉の膨張率が90%を超えている。現在の転校生君の体積と体重はほぼ2倍になっているわ」

ミナ「ま、まあサーヴァントはサーヴァントなんだろ?ならば問題ない!いつも通り、クエストだ!」

・・・・・・

ミナ「って、なんでサーヴァントが自分で戦ってるんだ!」

梓「いやー、先輩強いッスねー。タックルだけで魔物がどんどん霧散していきますよ」

恋「さながらイノシシじゃな」

心「あの筋肉、言ったらちょっと触らせてくれたりしないかな・・・・・・」

卯衣「私たちに出来ることはただひとつ。巻き込まれないように見守るだけ」

ミナ「うう、納得いかなーい!!」
9 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:11:41.98 ID:8coFL1Df0
ありす「ぁ・・・・・・てんこ・・・・・・さ、こ・・・・・・ちは・・・・・・」

クレプリ「おーう少年、なんか今日はデカいな」

ありす「ゎ・・・・・・カチカチ、ぇす」

クレプリ「うわ、まるで鉄の塊みたいさね。なんでこんなことになったんだ?」

ありす「南さ・・・・・・の、・・・・・・ぅり・・・・・・?」

ありす「・・・・・・ぁたしも、ぉっきく・・・・・・れる・・・・・・?」

クレプリ「やめるんだ、ありす!ありすのかあいい身体が逆三角形になるとか想像もしたくないさね!」

ありす「ぇも、むねも・・・・・・ぉしりも・・・・・・」

クレプリ「女の子のそこにつまっていいのは脂肪さね!筋肉じゃない!」

クレプリ「少年もなんとか言ってくれ!」

ありす「・・・・・・てんこぅせぃさんが、そ・・・・・・なら・・・・・・」

クレプリ「ってことで、ありすが再び筋肉に興味を持つ前に去るんだ、少年!」
10 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:12:51.15 ID:8coFL1Df0
ジェンニ「せんぱい、おかえりなさい」

ジェンニ「きょう、おっきいですね。おなかいっぱい?」

ジェンニ「ベッド、ねれますか?」

ギシギシ

バキッ

ジェンニ「・・・・・・」

ジェンニ「せんぱい、おもいです」

ジェンニ「ゆかでねます?ぼくもいっしょ」

ジェンニ「・・・・・・せんぱいのうえで?わかりました」

ジェンニ「せんぱい、おふとんみたいです」

ジェンニ「はい、おやすみなさい」

ジェンニ「・・・・・・」

ジェンニ「zzz」
11 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:13:39.45 ID:8coFL1Df0
転校生「・・・・・・はっ!ゆ、夢か・・・・・・」

ジェンニ「すぅ・・・・・・すぅ・・・・・・」

転校生「あれ?ベッドも崩壊してるし、ジェンニが僕の上で寝てるし」

転校生「・・・・・・リアル?マジで?」

転校生「・・・・・・ま、いっか」

転校生「よし、とりあえずはベッドの修理作業だ!今日もがんばるぞー!」
12 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:15:49.21 ID:8coFL1Df0
〜おまけ〜

さら「今日はおっきくないんですねぇ」

ありす「ぁたしも・・・・・・ぅで・・・・・・たかった・・・・・・」

ジェンニ「ぼくもしたいです、先輩」

寧々「ネネも腕に捕まってぶらんぶらーんってやりたい!」

転校生「って言われても・・・・・・あっ、そうか。智花の料理でああなったんだから、智花の料理を食べればいいんだ」

・・・・・・

転校生「ってことで智花、手料理を食べたいな」

智花「は、はいっ!ここに偶然用意しておいたお弁当がありますから、食べてください!」

転校生「よし、それじゃあいただきます」

転校生「・・・・・・」モグモグ

智花「ど、どうですか?」

転校生「・・・・・・」バタッ

智花「て、転校生さん?大丈夫ですか、転校生さん!」

智花「し、死んでる・・・・・・・」

―DEAD END 32 料理には勝てなかったよ・・・・・・―
13 : ◆GiMcqKsVbQ [saga]:2018/04/01(日) 03:20:19.71 ID:8coFL1Df0
これにて終了でございます。
初めてのSSで、誤字・脱字なんかが多かった出sけれども、皆さん楽しんでいただけたでしょうか。
・・・・・・はい、ごめんなさい。エイプリルフールネタです。
この1ヶ月ほど、グリモア以外のSSにも手をちょこちょこっと出したりしましたが、そろそろ復帰しようと思います。
ということで、来週ぐらいから
瑠璃川春乃「秋穂ちゃんの霊的な日常」
をお送りする予定です。多分1週間ぐらいで終わる。
本編ではシリアスなイベントが始まろうとしてますが、こっちは平常運転です。
新年度が始まって心機一転、これからもよろしくお願いします。
合言葉は
ありすありあり(合言葉)
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