モバP「エイプリルフールでの邂逅……また?」

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1 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:06:22.74 ID:cukmsNQB0
モバP「エイプリルフールでの邂逅」 (HTML化済み)
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491042387/

前作

昨年に引き続きやってみよう、と思い立ったはいいものの、またスレ立ててから完成させることになります
先行き不安ですが上げて行きますので、どうぞよろしくお願いします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522505182
2 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:09:53.24 ID:cukmsNQB0
ガチャ

卯月「はー、お疲れ様でーす」

拓海「おう、お疲れ」

ありす「お疲れ様です」

卯月「あ、拓海ちゃんにありすちゃん。二人とも、今は待ち時間なんだ?」

拓海「おぉ、そうだぜ。ちょっと次の仕事まで間があってよ。ここで暇つぶしてんだ」

ありす「私も同じです。卯月さんは、確かさっきまでレッスンをしてたんですよね」

卯月「うん。今日は麗さん(マスタートレーナー)が担当だったんだ」

拓海「うっわ、姐御のシゴキキッツいんだよな。通りでくたびれてるワケだわ」
3 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:11:43.17 ID:cukmsNQB0
ありす「ほんとにお疲れ様です。そうだ、私、自動販売機でジュース買ってきます。どんなのが欲しいとか、希望はありますか?」

卯月「え?いやいや、それなら私が行くから」

拓海「卯月は疲れてんだろ。ここはアタシに任せとけ!ガツンと効くの買ってくるぜ!」

ありす「いえ、私もちょうど買いたいものがあったので、私が行きます。お二人の分も買って来ますので、休んでて下さい」

拓海「そーか?まぁそこまで言うなら任せるかな。アタシはコーラ頼むわ。悪いな」

卯月「じゃあ私はオレンジジュースにするね。ありがとうありすちゃん」

ありす「はい。それじゃ、行ってきますね」

卯月「後でお金払うねー」

ありす「分かりました」ガチャ バタン
4 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:12:53.03 ID:cukmsNQB0
拓海「はー、アイツも愛想が良くなったもんだな」

卯月「そうだね。でも、それは拓海ちゃんも一緒なんじゃない?」

拓海「はぁ?いやいや、んなことねーだろ」

卯月「だって、最近はひらひらした衣装もよく着るようになってるし」

拓海「アレはプロデューサーが持ってくるから仕方ねーだろ!?アタシは着たくて着てるんじゃねーぞ!?」

卯月「えー?でも似合ってると思うなー」

拓海「……まぁ、確かにアタシもちっとは変わったかもしんねーけどよ」

卯月「でしょ?」

拓海「たくよぉ、これから先が思いやられるぜ。気分転換にテレビでも見るか」ピッ
5 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:15:48.27 ID:cukmsNQB0
シンデレラガールズゲキジョー!エイプリルフールダヨ!シンデレラクイズー!

拓海「お、ちょうどうちの事務所の番組じゃねえか」コンバンハー!シカイノホンダミオデース!

卯月「今日は未央ちゃんが司会なんだね」ソシテー!クイズニチョウセンスルノハコチラー!

拓海「もう四月なんだなー」

卯月「なんだか時間が経つの早いよね。いつも忙しいからかな?」

拓海「そうだな。ま、それだけ充実してるって言えるんじゃねーの?」

卯月「あはは、そうだね」

卯月(もう四月になるんだなぁ。ほんとに、時間が過ぎるのって早い……)
6 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:17:11.90 ID:cukmsNQB0
卯月(そういえば、去年のエイプリルフールは、不思議なことが起こってたっけ。懐かしいなー)

卯月「エイプリルフールかー……」

拓海「あ?どうしたんだよ、今日なんかあんのか?」

卯月「……えっ?あ、何でもないよ」

拓海「そうか?にしても暇だなオイ」

卯月「仕方ないよ。もうすぐありすちゃんも戻ってくると思うし、また誰か来るかもしれないから待ってようよ」

拓海「それもそうか」
7 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:18:20.25 ID:cukmsNQB0
コツッコツッコツッ

拓海「お!噂をすればって感じだな」

ガチャ

ありす「おはようございます」

卯月「ありすちゃんお帰りー」

拓海「さっき挨拶したってのに律儀なやつだな」

ありす「…………!?」

卯月「あれ?そういえば手ぶらだね。どうしたの?欲しいものがなかったとか?」

ありす「えっ……!?し、島村卯月、さん……?」

卯月「え?」
8 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/03/31(土) 23:19:33.32 ID:cukmsNQB0
拓海「何だ急に。まるで初対面みたいな反応じゃねぇか。さっきまで一緒に話してただろ?」

ありす「こっちは向井拓海さん……?なんで?」

卯月「あの、どうしたの?何か困ったことでもあった?」

ありす「え、あ、その……一つ、質問してもいいですか?」

卯月「あ、うん。いいけど……」

拓海「あぁ?何だよ」






ありす「ここって、第3芸能課の部屋、ですよね?」

卯月「……えっ?」

拓海「……はっ?」
9 : ◆PLE3wWwbfw [sage]:2018/03/31(土) 23:23:48.98 ID:cukmsNQB0
とりあえず出来てるところまで上げました
ある程度書いたらまた上げに来ます
終わるのは間違いなく明日になります、ご了承下さい

それにしても、もう30分後の明日が一体どんなカオスになるのか楽しみですね、何もないってことはないでしょうし
また一日限りのお祭りをバッチリ楽しみたいですね
10 : ◆PLE3wWwbfw [sage]:2018/04/01(日) 23:04:14.97 ID:9xvEDwVsO
すいません、急用が入ってしまったもので書けてないです
書き終わるのが明日になってしまいます、申し訳ないです
エイプリルフールのSSなのにな(´-ω-`)
11 : ◆PLE3wWwbfw [sage]:2018/04/02(月) 20:29:05.75 ID:CXlmekca0
再開します
12 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 20:31:02.81 ID:CXlmekca0
卯月「第3芸能課……って何?」

拓海「なんだそりゃあ?アタシはそんなとこ知らねーぞ。第一、ここはアタシらのいつもの事務所じゃねぇか」

ありす「えっ……?」

ありす(そういえば……ここは、いつも私が来てる部屋じゃない……もしかして、入るところを間違えた、とか?)

ありす「あの、間違えました。失礼しました」

拓海「いやいや、別に間違えちゃねーだろ。お前うちのアイドルだろ」

ありす「へ?拓海さんや卯月さんとは別部署のはずなのですが……」

拓海「あぁ……?何言ってんだ……?」
13 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 20:36:19.87 ID:CXlmekca0
卯月(どういうことなんだろ、この話の噛み合わなさ……なんだか、去年と同じような……)

卯月(ううん、まさか。あんなことが何度も起きるなんて)

ガチャ

ありす「お待たせしました!買って来まし、た、よ……?」

ありす「ふぇ……?私……?」

拓海「な、は……?」

卯月「嘘でしょ……」

拓海「何がどうなってんだよ!?」

卯月(まさか、まさか本当に……?)
14 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 20:45:13.28 ID:CXlmekca0
拓海「……で、だ。とりあえず」

卯月「ジュースを買って来てくれたありすちゃんは、私たちと同じ事務所で」

ありす1「はい……」

拓海「第3、芸能課、だっけか?そっちがお前か?」

ありす2「そうです……」

拓海「どっちも、どっからどう見てもありす、なんだけどよ……」

卯月「二人いるってあり得ないもんね……」

拓海「……アタシたちと一緒にいた方は間違いなくありすだ。となると、もう一人はありすじゃねぇんじゃねぇの?アレだ、怒鬼璃ってヤツだ」

卯月「ドッキリ?そっくりさんみたいな?」
15 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 20:52:27.47 ID:CXlmekca0
ありす2「な!?そんなことないです!私は正真正銘の橘ありすです!」

ありす1「でも、それだと私がここにいる理由になりませんね?早く正体をあらわしたらどうなんですか」

ありす2「私は本物の橘です!あなたこそ偽物でしょう!そっちこそ正体をあらわして下さい!」

ありす1「私が橘です!」ガーッ

ありす2「いいえ私です!」ムキーッ

拓海「あ”ーくそ、ラチがあかねェ……なぁ、どう思うよ卯月」

卯月「どっちかが偽物ってことになるんだろうけど……」

拓海「だよなぁ……」

卯月(流石にあんなことが二回も起こるわけないしなぁ……)
16 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 21:11:05.12 ID:CXlmekca0
タッタッタッ

拓海「ん?誰か来たみてぇだな。ネタバラシか?」

ガッチャーン
ヤンキー「ここか拓海ィ!!!」

拓海「!?」

卯月「」

ありす1「ひぇっ……」

ありす2「ひゃっ!?」
17 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 21:12:01.25 ID:CXlmekca0
拓海「なんだテメェ……!」ギロッ

ヤンキー「あ!オイ拓海!テメェレッスンサボってんじゃねェぞコラ!トレーナーさんがブチ切れてんだろが!」

拓海「はぁ!?アタシは今仕事の合間で休んでんだよ!大体テメェ誰だよ!顔も知らねぇヤツにレッスンどうこう言われる筋合いはねぇぞ!」

ヤンキー「あぁ!?お前自分の担当プロデューサーの顔を忘れたってのか!?」

拓海「知るか!アタシの担当プロデューサーはテメェみたいないかにもヤンキーってヤツじゃねぇよ!」
18 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 21:43:23.07 ID:CXlmekca0
ありす1「あわわわわ……」ガタガタガタ

ありす2「こ、怖い……」ブルブルブル

拓海「オイ!どうしてくれんだよ!お前のせいでありすたちが怯えてんだろが!」

ヤンキー「なっ!?」

ありす1「ううう……」

ヤンキー「あー……悪い」

ありす2「ひぃ……」

拓海「分かったんならさっさとここから出て行けよな!卯月もなんか言ってやれよ!」

卯月「えっ!私!?」

ヤンキー「……あ?なんでソイツがここにいんだ?うちのアイドルじゃないだろ」

卯月「えっ」
19 : ◆PLE3wWwbfw [saga]:2018/04/02(月) 21:44:20.01 ID:CXlmekca0
拓海「んだコラ……アタシのダチにまで迷惑かけよーってんならもう容赦しねぇぞ!」

ヤンキー「いやいやいや!待て待て!ほんとにうちのアイドルじゃねーだろうが!お前だって前に共演したの覚えてんだろ!?」

拓海「何回も共演してんだよ当たり前だろが!」

ヤンキー「大体そこのちっこいのだってなんでここにいるのか……」

ありす1「……」ギューッ

ありす2「……」ガタガタガタ

ヤンキー「……抱き合って震えてんのはいいとして、なんで二人いんだ?双子アイドルだったか?」
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