【fate / zero × BLEACH】切嗣「セイバー…真名が十刃<エスパーダ>だと」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 16:23:13.69 ID:8PeMszaL0
〜アインツベルンの城〜

切嗣「まさか触媒無しで召喚した結果が11人…実質は10人のサーヴァントが出てくるとは」

アイリ「大丈夫なの、切嗣?」

切嗣「ああ、むしろ好都合だ。幸いにも個々の戦闘能力はそれなりな上、各々に特殊能力がある」

切嗣「さらに殺戮能力に応じて数字を振られているようだ」

アイリ「個々の能力はいいとして数字も都合がいいのはどうしてかしら?」

切嗣「…ああ、まあね」

切嗣(戦闘能力ではなく殺戮能力の順位だが、ほぼ個々の実力の序列と捉えて問題ないだろう)

切嗣(これなら捨て駒を選ぶのにあまり迷わなくて済む)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522480993
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 16:24:59.28 ID:8PeMszaL0
………
……


リリネット「また私の勝ちだー!イリヤ!」

イリヤ「む〜」

アイリ「あの2人は仲が良さそうね。イリヤの遊び相手になってくれて嬉しいわ」

アイリ「スタークは一緒に遊ばないの?」

スターク「めんどくせぇ。俺は寝てる」ダラダラ

アイリ「あなたも同じく?」

ヤミー「うるせえ」ダラダラ

………
……


グリムジョー「野郎!!」ガガガガガガガ!

ノイトラ「テメェじゃ俺には届かねえよ!オラァ!!」ガシャァァ!

切嗣「またか…、セイバー同士で戦うのは止めろと言ったはずだ」

グリムジョー「アァ!?とっとと失せろ!」

ノイトラ「命令してんじゃねえぞ、先にぶっ殺してやろうか?」

グリムジョー「余所見してんじゃねえぞ!」バッ

ノイトラ「はっ、余所見だ?そいつはテメェだろうが!」

切嗣(くそっ、礼呪を使うか!?)

ウルキオラ「そこまでだ、ノイトラ、グリムジョー」

グリムジョー「ああ!?何の用だウルキオラ!」

ノイトラ「失せろウルキオラ、テメェから先に潰されてえのか?」

ウルキオラ「マスターの命令を忘れたのか。セイバー同士で戦うなと聞いているはずだ」

ノイトラ「けっ、知るかよそんなもん」

グリムジョー「そんな事より俺はあの時の借りを返すだけだ。なんならノイトラの次はウルキオラ、てめえの番にしてやろうか?」

グリムジョー「前の続きといこうじゃねえかウルキオラ!」

ノイトラ「おいグリムジョー、テメェに次があると思ってんのか?」

グリムジョー「2人まとめて消してやるよ!」

切嗣(仕方ない、ここで礼呪を…!)

ウルキオラ「…止めておけマスター。それを使用する程でもない」

グリムジョー「消えろ!王虚…<グランレイ…>」キュイイイイ

ハリベル「そこまでだ、ノイトラ、グリムジョー」

アーロニーロ「マタジャレアッテイルノカ」

グリムジョー「チッ!」

ノイトラ「メス如きが邪魔する気かよ。おいアーロニーロ、雑魚は消えてろ」

ハリベル「聖杯戦争が始まる前に十刃、いや…セイバーを全滅させる気か?それとも9対1で勝てると?」

ノイトラ「…くそっ、テメェは後で殺す」ザッ

グリムジョー「チッ、ノイトラの野郎…」ザッ

切嗣(…捨て駒は決まったな)

アーロニーロ「雑魚ダト、ノイトラメ」

アーロニーロ「嘗めるなよ、ノイトラ…」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/31(土) 16:25:39.50 ID:8PeMszaL0
………
……


切嗣「何の用だウルキオラ」

ウルキオラ「ノイトラとグリムジョーの戦闘で判明した事がある」

ウルキオラ「召喚された十刃の戦闘能力は生前よりかなり低い」

切嗣「…どういうことだ?」

ウルキオラ「さっきのノイトラとグリムジョーは互いを[ピーーー]気だった。本来の2人がそうすれば初撃で城は半壊、いや全壊する」

切嗣「本来の力を出せない理由に心当たりは?」

ウルキオラ「聖杯戦争の知識はあるが思い当たるものは無い。力が巨大すぎるため…という線もあるが」

ウルキオラ「もしくは十刃そのものとして召喚されたからか、一体のみの召喚ならこの現象はなかったかもしれない」

ウルキオラ「仮に十刃全員が本来の力を持っていたら先の戦闘だけでも魔翌力の供給が追いつくのは難しいが」

切嗣(つまり元の戦闘能力を取り戻すことが出来たとしても…、いや、そもそもその方法も対策も分からない以上期待はできない)

切嗣(だが『あれ』を使い違う方向からなら…)
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 16:26:17.82 ID:8PeMszaL0
………
……


アイリ「?あれは…」

ザエルアポロ「久しぶりだ、アイリスフィール。少し時間はあるかい?」

アイリ「ええ、何かあったのかしら?」

ザエルアポロ「聖杯戦争に向けて色々と準備をしているんだ。少しそれを手伝ってくれないかい?」

アイリ「私に出来ることなら手伝うわ。どうすればいいの?」

ザエルアポロ「助かるよ。じゃあ向こうの部屋に来てくれ」

………
……


ザエルアポロ「そこの椅子に座っていてくれ。少し準備しておくよ」

アイリ「準備?どういうことかしら?」

ザエルアポロ「ああ、君が気にする事じゃない」

バラガン「何をする気じゃガキ」

ザエルアポロ「こんな所に何か用かい?虚圏の王」

バラガン「つまらん芸はやめろ。ガキが何をしようと勝手じゃが儂らの邪魔はせん事じゃ」

バラガン「今ここで朽ちるか?」

ザエルアポロ「仕方ない、君は諦めよう。ほら、2人ともはやく僕の研究室から出て行くんだ」

バラガン「いつまで呆けておる。行くぞ」

アイリ「え?あ、はい」

………
……


ザエルアポロ「あの女、ホムンクルスと聞いていたが城の中のホムンクルスや廃棄されていたホムンクルス共とは何か違う気がする」

ザエルアポロ「…恐らく上位の十刃にしか知らされていない何かがあるはずだ」

ザエルアポロ「バラガンが助けに来た事で予測が確信に変わった…が、調べるのは難しいか」

ザエルアポロ「まあいい、何しろこの世界には幾らでも研究対象があるようだ」

ザエルアポロ「聖杯戦争自体もそうだが、サーヴァントにマスター、そもそも魔術師とはどういう者なのか…」

ザエルアポロ「そそられるねぇ…」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 16:26:58.72 ID:8PeMszaL0
………
……


ゾマリ「お、おおお…おおおおおおおお…」フラッ

ゾマリ「藍染様が…藍染様が死神に敗れるなど…」

ゾマリ「グリムジョーの言葉だけならまだ疑念はあった…だが、ハリベルまでもが藍染様が敗れたなどと…」

ゾマリ「おのれ…許さん…決して許さん…」

ゾマリ「聖杯を必ず手に入れて藍染様に勝利を
!」

ゾマリ「藍染様!万歳!!万歳!!」


舞弥「…」コソ
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 16:28:28.18 ID:8PeMszaL0
深夜
〜アインツベルンの城 裏手〜

切嗣「遅かったな」

???「こんな時間に呼び出しておいてかける言葉がそれか」

???「…何の用だ?」

切嗣「聖杯戦争中、君に行っていて欲しいことがある」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 18:33:10.69 ID:8PeMszaL0
〜アインツベルンの城〜
翌日 昼

切嗣「全員集まったか。ならこれからの方針を説明する」

切嗣「知っていると思うが敵となるサーヴァントは6騎。それに対してセイバーは実質10人」

切嗣「出来る限りこちらの人数を悟られないようにしつつ、相手サーヴァント、もしくはマスターを始末していく」

ザエルアポロ(…これが…作戦か…?響転の最も早いゾマリやウルキオラでマスターとサーヴァントの居場所を見つけ10人で一気に叩くのが最も確実のはず…)

ザエルアポロ(何を考えている…衛宮切嗣)

切嗣「そのためにアイリに付けるサーヴァントは一体のみにする。ハリベル、アイリを頼む」

ハリベル「ああ、わかった」

ザエルアポロ「チッ」

ザエルアポロ(ハリベルがアイリスフィールの守護役か。恐らく他のサーヴァントだけじゃなく僕達十刃からも護る役目だろう)

切嗣「刀剣解放<レスレクシオン>のタイミングは君に任せる。アイリに危険が少しでも迫るなら使え」

切嗣「他のセイバーは基本的に冬木市の近くのアインツベルン城にいてもらう。あとはこちらの指示通りに動いてもらう」

切嗣「ゾマリ、ウルキオラ、君は僕の近くに霊体化して待機しておいて欲しい」

ウルキオラ「了解した」

ゾマリ「いいでしょう」

ノイトラ「ああ!ふざけんな!テメェの指示なんざ知るかよ!」

切嗣「連絡を取りやすいようにするために各セイバーには無線機を渡しておく。使い方は後で舞弥が説明する」

ノイトラ「無視してんじゃねえぞ!」

切嗣「舞弥、セイバーが複数人である以上、僕に対してのある程度のバックアップは可能だ」

切嗣「だから君には場所が分かっている遠坂陣営、間桐陣営どちらかにでもすぐに行けるように待機していてくれ」

………
……


切嗣(当初の立ち回りはゾマリとウルキオラを使いサーヴァントの拠点を全て発見し、相手サーヴァントを一夜のうち10人で一体ずつ倒していく事だった)

切嗣(だが今日までセイバーを見ているとセイバー同士で殺し合うとしか考えられない)

切嗣(令呪を使えば問題ないだろう。だが一体一体が並程度のサーヴァントの上に、10人全員に令呪を使えば一体一体への効力が下がる可能性もある)

切嗣(中に令呪の力に耐える者がいる可能性も捨てられない)

切嗣(魔力の事も考え、ここはセイバー同士の組み合わせを考え慎重に動くべきだ)

切嗣(それに『例の作戦』の事も考えればこれが最もベストな布陣だろう…)
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 18:33:42.03 ID:8PeMszaL0
〜遠坂邸〜

アーチャー「貴様は我を見るには値しない。虫けらは虫けららしく地だけを見て死ね」ズラァ

アーチャー「王の財宝<ゲートオブバビロン>」ドンドンドンドン!!!

アサシン「グアッ!?」スウウウウウウウウ

時臣「…首尾は上々と」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 18:34:08.54 ID:8PeMszaL0
翌日 深夜
〜港〜

ランサー「俺の誘いに乗ったのはどうやら1組だけだったようだ」

アイリ「気をつけてセイバー、あの得物は槍。恐らくランサーね」

ハリベル「下がっていろ、迎撃する」

アイリ「簡単な治癒魔術なら私でもできるわ。でもそれ以上の怪我はどうしようもない」

アイリ「セイバー、お願い」

ランサー「それでは…いざ!」ゴッ

ハリベル「…」ギャリン

ランサー「ふっ!」ガッ

ハリベル「ぐっ!?」ガガガガガガガ!

ハリベル「はっ!」ギィン!ガン!

ハリベル(この槍兵…二槍の使い方にどちらも隙が無い)

ハリベル(なるほど…これが他のサーヴァントか)

ランサー「どうした、隙が出来たぞセイバー!」ヒュッ!

ハリベル「な……」ギィン!

ランサー(剣を弾き飛ばした!終わりだセイバー!)

ランサー(待て…仮にも剣の英霊がこの程度で剣を手からはじき飛ばされるだと…まさか!)

ハリベル「虚閃<セロ>」キュイイイイ

ガガガガガガガガガガガガガガ!!!

ランサー「なに!?ぐおっ!?」ガガガガ!!
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 18:36:15.38 ID:8PeMszaL0
………
……


ランサー「魔力の放出か。そんな技が使えるか。剣を飛ばされたのはわざとか」

ケイネス『いつまで遊んでいるつもりだランサー。宝具の開帳を許可する』

ランサー「セイバー、ここからは獲りにいかせてもらう」

ハリベル(雰囲気が変わったか…)

ハリベル「討て 皇鮫后<ティプロン>」バシャアアア

ランサー「波濤だと、何をするつもりだ」

ハリベル「…終わりにしようか」ザバァ

ランサー(容姿が変わった、それに感じる魔力も先程までとは大違い。なるほどセイバーの宝具か)

ハリベル「断瀑<カスケーダ>」バシャアアアアアアア!!

ランサー「なっ!?」

ランサー(宝具を防御に使うしかないか!)

ランサー「破魔の紅薔薇<ゲイ・ジャルグ>!」シャッ!

ランサー(セイバーの腕には届かない!!っぐおおあ!?)バシャァァァ!

………
……


切嗣(ランサーのマスターは見つけたが…、アサシンがいるせいで狙撃が出来ないか)

切嗣(あの遠坂邸でのアーチャーによるアサシンの殺害はアサシンが死んだものとして周知するためのフェイクか)

切嗣(考えられるのは死んだアサシンは幻、もしくはセイバーと同じ複数人のサーヴァントか)

切嗣(…くそっ、他のセイバーを使ってアサシンを倒しランサーのマスターを狙撃する事はできる)

切嗣(しかしそれではアサシンのマスターにセイバーが複数人である事がばれてしまう)

切嗣(恐らくアーチャーとアサシンが手を組んでいる可能性がある以上まだこの事を知られるような戦闘はしたくない)

切嗣(ここは傍観に徹するべきか)

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ!!!!

切嗣(なんだ、雷か!?この音は…空か!)
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 18:36:55.61 ID:8PeMszaL0
………
……


ライダー「双方武器を収めよ、王の御前である!」

ライダー「我が名は征服王イスカンダル。矛を交わす前に問おう。我が軍門に下り聖杯を余に譲る気はないか?」

ウェイバー「何言ってんだお前ぶっ!?」バギィ

ランサー「その提案、承服しかねる」

ハリベル「…その提案に乗るつもりはこちらにも無い」

ライダー「まあよい、だが矛を交える前にまだやる事がある」

ライダー「英霊のくせにコソコソ覗き見しておる連中多くてのう、情けない」

ライダー「聖杯に招かれし英霊ども!ここに集え!顔見せに怖気づくような者はこの征服王の侮蔑を免れるものとしれ!」

アーチャー「我を差し置いて王を名乗る不埒者めが」

………
……


切嗣(あんな馬鹿に世界は一度征服されたのか。それにつられて出てきたあのサーヴァントも余程の馬鹿か)

切嗣(それよりも今ここにアーチャーが現れたという事は遠坂邸はガラ空き…もしくは…)

切嗣(仮に失敗してもその混乱に乗じればランサーのマスターを仕留められる…)

???「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」

切嗣(新たなサーヴァントだと!?)
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 19:25:43.83 ID:geeVACFGO
これは期待
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 19:33:16.65 ID:SlB5uOSs0
何人かFateキャラと中の人が被ってるww
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 20:03:18.31 ID:8PeMszaL0
………
……


ハリベル「なんだ…あれは」

ランサー「あいつは誘わないのか?征服王」

ライダー「こちらの話が通じるとは思えんな。交渉すらできなさそうだのう」

バーサーカー「■■■■■■…」ギロ

アーチャー「狂犬が…誰の許しを得て我を見ている」ズラァ ドンドン!

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■!!!」パシッ ギィン!

アーチャー「汚れた手で我の宝物を握るとは…万死に値するぞ!狗が!!」ドンドンドンドン!!!

バーサーカー「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!!!」ギィンギンギィンガギッ!!!

アーチャー「おのれぇ…痴れ者が!!」

………
……


切嗣(あのバーサーカーの能力…アーチャーの武具を打ち出す能力との相性はあまり良くないか)

切嗣(これは使える)

切嗣「舞弥、聞こえるか?」

舞弥『はい』

切嗣「遠坂邸に急ぐんだ。他の陣営が遠坂邸の監視に使用している使い魔を可能な限り破壊してくれ」

切嗣「時間を優先してくれ」

舞弥『では今から遠坂邸に向かいます』
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 20:13:44.91 ID:8PeMszaL0
………
……


切嗣「いるか、ウルキオラ」

ウルキオラ「…はい」スウウウウウ

切嗣「君に頼みたい事がある」

………
……


ウルキオラ「了解した。ここは霊体化しているゾマリに任せることになる」

切嗣「ああ、問題ない」

切嗣(遠坂陣営にセイバーについて知られるがここで仕留めれば問題ない)

切嗣(仮に失敗するとすれば遠坂と言峰が繋がっている予想が的中していてアサシン…複数だった場合全員を遠坂邸に集め時間稼ぎした場合)

切嗣(しかし、そうなればこちらはランサーのマスターを確実に仕留める事が出来る)

切嗣(あのアーチャーの戦闘力から考えてこちらは主力の1人と捨て駒で十分か)

舞弥『遠坂邸付近の使い魔を見つけた限り破壊しました』

切嗣「わかった、遠坂邸から離れて監視をしていてくれ」

切嗣「令呪をもって命ずる…バラガン、ノイトラ、グリムジョーは遠坂邸に向かい遠坂時臣を始末しろ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 20:51:36.18 ID:8PeMszaL0
〜遠坂邸〜

バラガン「何じゃあこれは、景色が変わったようじゃが」

ノイトラ「こいつが令呪とかいうのの力ってことかよ」

グリムジョー「…で、俺たちはこの中の奴らを皆殺しにすりゃいいんだよな」

アサシン(あれは…どういうことだ…)

アサシン(とにかく綺礼殿に連絡を!)


〜冬木教会〜

アサシン「綺礼殿!サーヴァントが3体遠坂邸に突如出現しました!」

綺礼「なんだと!サーヴァントが3体遠坂邸に!?」

時臣『なっ!?』

綺礼「今アーチャーは師の傍にはいない!迷っている暇はないか!」

綺礼「令呪をもって命ずる、全アサシンは遠坂邸の侵入者を犠牲を厭わず始末しろ!」


〜遠坂邸〜

アサシン's「…」ズラァ

ノイトラ「ああ?なんだこの雑魚どもは?」

グリムジョー「チッ、知るかよ。とにかく皆殺しだ」スラァ

バラガン「どけぃ、ガキども。儂が一瞬で終わらせてやる」

バラガン「朽ちろ 髑髏大帝<アロガンテ>」ズオオオオオオオオ

バラガン「死の息吹<レスピア>」ゾオオオオオオオオオ

アサシン「なっ、早…が…ああああああ!!」ドシャ

アサシン「うおあああああああ!!!」ドサッ

アサシン「馬鹿な…こんなことが…」ドシャ

バラガン「これで終わりか。つまらんのう」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 20:52:20.78 ID:8PeMszaL0
………
……


時臣「アサシンが全滅だと!?ついさっき全員をここに集めたはずだ!」

綺礼『それが…全員一瞬にして敗北しました。師よ、もう迷っている時間はありません!どうかご決断を!』

………
……


グリムジョー「面倒くせえ、あとは建物ごとぶっ潰す」キュイイイイイイイイ

グリムジョー「王虚の閃光<グラン・レイ・セロ>!」ゴオオオオオオオオオオオ!!!

ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!!

グリムジョー「掻き消されただと!?チッ!」

アーチャー「時臣め、我にあの場から退かせるとは。だが今回は許そう」

アーチャー「雑種が3体か。なるほどあのアサシン共ではそのうち1体ですら敵うまい」

バラガン「何じゃ貴様は…、まあよい、どんな英霊だろうとも儂の力の前では等しく平等」

アーチャー「ほう、なら見せてもらおうか…その力とやらをな」

バラガン「死の息吹<レスピア>」ゾオオオオオオオオオ

アーチャー「王の財宝<ゲートオブバビロン>」ドンドンドンドン!!

バラガン「無駄じゃ蟻めが」ゾオオオオオオオ

アーチャー「なに!?貴様、我の宝物を!」

バラガン「儂の力は老い。貴様の自慢とやらの宝物も儂の前ではただの塵以下じゃ」

アーチャー「おのれ…おのれおのれ!楽に死ねると思うなよ雑種!」

バラガン「虚圏の王に向けて雑種か。よく吠えるものじゃ」

バラガン「その虚勢ごと朽ちて、死ね。死の息吹<レスピア>」

ゾオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

バラガン「朽ちたか、つまらん。この程度が英霊か」

アーチャー「思い上がったな雑種!」ドンドン!

バラガン「なに!?ごはっ!?」グサッグサッ

バラガン「貴様…どういうことだ…」

アーチャー「我の宝物庫を舐めるなよ。この中には我が集めたありとあらゆる宝物が眠っている」

アーチャー「さてここで貴様に問いを投げてやろう、光栄に思うがいい」

バラガン「なん…じゃと…」

アーチャー「この宝物庫に決して朽ちぬとされている宝剣宝物…その数を当ててみるがいい」

バラガン「馬鹿な…そんなものが…」

アーチャー「何案ずるな、答え合わせはしてやろう。貴様の体でなァ!」ズラァ ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

バラガン「おのれ…蟻が!許さん許さん許さんぞ!!!」グサッガシュッグサッ!!

バラガン「おのれ…」スウウウウウウウ
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 20:54:36.95 ID:8PeMszaL0
アーチャー「まさか一晩に我以外に王を名乗る輩が2人も現れるとはな」

ノイトラ「奴を倒した程度で調子に乗ってんじゃねえ!」ブン!

アーチャー「無駄だ、天の鎖よ!」ジャラ

ノイトラ「鎖か!?くそっ、動けねえだと!」

アーチャー「なるほどな、貴様らはアサシンと同じ複数のサーヴァントか。まあどうでもいいことよ」ズラァ

ノイトラ「ぐ…解放もできねえ…」

アーチャー「王の財宝<ゲートオブバビロン>」ドンドンドンドン!!!

ノイトラ「ごっ!ガッ!?」ザシュッ!ザシュッ!

アーチャー「興じさせることもできぬとは…期待はずれも甚だしい」ジャラ

ノイトラ「…」ドサッ

ノイトラ「ぐ…調子に乗ってんじゃねえ」

アーチャー「まだ息があったのか。我の手をこれ以上煩わせるなよ雑種」

ノイトラ「まだ…だ、俺が…十刃最強だ…」

ノイトラ「俺が死んでたまるかよ!祈れっ…ガフッ」ドシュッ

グリムジョー「うるせえよ、とっとと死んでろノイトラ」バギィ!

ノイトラ「ガッ!?」ドシャァ

アーチャー「何の真似だ?」

グリムジョー「往生際の悪い奴を消しただけだ。さあ全力の戦いといこうじゃねえか!」

グリムジョー「軋れ!豹王<パンテラ>!!」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/31(土) 20:55:35.06 ID:8PeMszaL0
〜港〜

ランサー「アーチャーが消えた」

ライダー「恐らく令呪だのう。マスターが危機に瀕したのかそれともアーチャーがマスターの意図せぬことをしようとしたのか」

ランサー「あのバーサーカーも消えたようだ」

ライダー「まあよい、どの道今宵はここまでだろう。セイバーもそれでよいか?」

ハリベル「…問題ない」


〜港 地下道出口付近〜

雁夜「ハア…ハア…ゲホッ…」

雁夜「たった一度の戦闘でここまで…」

雁夜「時臣ィ…お前だけは…俺が…」

ウルキオラ「貴様がバーサーカーのマスターか」

雁夜「なっ…ゴフッゲホッ、誰だ…お前?」

ウルキオラ「余計な事は話すな。聞かれた事だけ答えろ」

雁夜(こいつ…まさかサーヴァントなのか?)

雁夜(ここでバーサーカーを呼んで戦闘になったら俺の体はもう…)

雁夜(今は従うしかない…か)

雁夜「ああ、そうだ…、俺を殺しに来たのか?」

ウルキオラ「安心しろ、俺が受けた命令は貴様を殺す事ではない」ポイッ ガシャン

雁夜(何かを投げた?)

ウルキオラ「その無線機を使え。俺のマスターが話があるそうだ」

雁夜(例え罠でも乗るしかない)

切嗣『聞こえているか?バーサーカーのマスター』

雁夜「あんたが…ゲホッ、目の前のサーヴァントのマスターか。ハァ…俺に何の用だ?」

切嗣『単刀直入にいこうか。君のターゲットはアーチャーで間違いないか?』

雁夜「っ!…なぜわかった?」

切嗣『やはりな。あれだけのサーヴァントがいながら君のバーサーカーはアーチャーだけを睨み続けていた』

雁夜「俺が…時臣を狙うことが分かったところで…あんたは何をするつもりだ」

切嗣『君がアーチャーを狙うのなら話が早い。アーチャーを倒すために共同戦線を張るつもりはないか?』

雁夜「なん…だと」

切嗣『あのアーチャーの能力は非常に厄介だ。さらに奴はすでに僕のサーヴァントを2人倒している』

雁夜(僕のサーヴァントを2人…?)

切嗣『君のバーサーカーの能力はあのアーチャーの能力と相性がいい。どうする、間桐雁夜?』

雁夜(俺の名前まで…。ここで断ると間違いなく目の前のサーヴァントに殺される…それぐらいなら…)

雁夜(それに悪い話じゃない。一か八か)

雁夜「ああ、わかった。でも協力する前に1つ条件がある」
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