[安価]男「旧い町の旧い家を相続した」[ホラー]

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161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/06(金) 21:10:28.33 ID:qbYdZndi0
1+扉の取っ手はライオンの型をした取っ手だった
162 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/06(金) 22:10:28.90 ID:70dIsTXtO
明「特徴的な扉でした。なんかライオンの取っ手がついてました」

青磁「ライオンの取っ手ぇ?なんだかこのビルにしては場違いというか合わねえなあ」

真琴「社長室…とかかな?」

美麗「まあ一々部屋一つ一つ見る必要が無いというのは大きいね」

@この階を散策
A次の階へ行く階段を探す
Bエレベーターを探す
C自由安価

>>163
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/06(金) 22:15:45.68 ID:mjnoZxqr0
4 真由蟲で偵察
164 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 00:22:00.81 ID:PYusre6PO
明「真由、蟲で偵察してきてくれないか?」

真由「…真由は一応神様なんだけどな?お兄ちゃんの危機ならともかく軽く使いパシりされたくないなあ」

@明「お願いできないかな?」頭を撫でて
A明「神様お願いします」土下座
B明「じゃあ諦めて自分たちで探すよ」
C自由安価

>>165
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 00:25:50.49 ID:i1do1+PZ0
166 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 01:16:08.68 ID:PYusre6PO
今日はここまで
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 03:39:47.19 ID:jhdUX51pO
いいとこで止めやがって
168 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 10:50:36.24 ID:+thik429O
明「お願いできないかな?」

頭を撫でて言う


真由「し、仕方ないなあお兄ちゃんは///」ニヘラ

青磁「チョロ神様…」ボソッ

静寂「明…」

明「何だよお前ら、その目は」
━━━━━
━━━

真由「この階にはないね」

@次の階の階段へ
Aエレベーターへ
B自由安価

>>169
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 10:51:21.51 ID:evUUDqNDO
170 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 11:12:57.49 ID:+thik429O
次の階への階段を見つける

手すりが所々むき出しの肉で構成され、階段には人の顔のような模様が浮かんでいる


明「何だよ、これ…」

美麗「進むしかないよ。ほら」


部長に背中を押され、歩みを進める


「イタイ」「ヤメテ」「フマナイデ」


真琴「」ブルブル


真琴が一番近くにいた明にしがみついている


明「なあ、歩きにくいんだが」

真琴「しょ、しょうがないだろ。ここがこんなに怖いのが悪いんだ!」ガクブル
171 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 11:18:25.57 ID:+thik429O
上に登る階段のはずなのにいつの間にか下っていた。しかし次の階に進むと下からの階段から出てくる

明「ここは、地下なのか?」

美麗「そうだね、間違いなく」


〜B2F〜


真琴「帰りたい…」


更に暗い廊下、常に響く呻き声

"目"は窓だけじゃなく、壁や天井に拡がり、全員を監視している


@明「真由、このフロアにはあるのか?」
Aフロア探索
B自由安価

>>172
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 11:20:19.41 ID:fLDtCJlV0
173 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 11:39:30.09 ID:ewl/7UjTO
明「真由、このフロアにはあるのか?」

真由「…………無いね。でも階段も見つからない」

明「え?」

真由「私の蟲じゃ開けられない扉があったよ。入り込む隙間も無かった」

美麗「じゃあその扉に向かおうか」

@途中に何かがある
A扉の前に着く
B自由安価

>>174
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 11:47:54.30 ID:DWR+5079O
1
175 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/07(土) 11:57:49.69 ID:ewl/7UjTO
ペタ…ペタ…


後ろから何かが着いてくる音がする

裸足の足音が床を歩く音が


ペタペタ


足音は段々近く、早くなってくる

@後ろを振り向く
A美麗「走れ!」
B自由安価

>>176
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/07(土) 12:04:50.70 ID:12LkOSum0
3 男のピンチに静寂が新たな力に目覚める、氷の魔法で攻撃
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/07(土) 15:57:48.94 ID:P/q+Z/xbo
1
178 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 14:08:38.08 ID:3EA751yRO
後ろを振り向く


明「ひっ」


そこには人の形をした赤い肉が這いずっていた

まるで子供が粘土で作ったような造形、赤い肉をこね、くっつけ、それが動いているかのようなグロテスクな存在

顔も無く、赤いのっぺらぼうな頭が乗っかっているだけ



美麗「走れ!」


コンマ50以下
>>179
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/08(日) 14:09:56.27 ID:FDIMnfbz0
ほい
180 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 14:39:23.44 ID:3EA751yRO
―――――
―――

美麗「ふう…ふぅ…皆、いるかい?」

明「…いる」

静寂「同じく」

青磁「何だったんだよあれ」

真由「でもついたね」

@階段
Aエレベーター

>>181
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 14:42:18.48 ID:1Cc0M/K70
182 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 15:13:22.46 ID:3EA751yRO
階段を登る

B3F


静寂「ひっ」

美麗「これはこれは」

真由「ここが目的地みたいだね」


その階は異質だった


壁も床も天井も赤黒い肉で構成されており、血管が張り巡らされている

一歩一歩歩く度にグチュ、ニュチュ、と濡れた肉を踏む気持ち悪い音が聞こえる


静寂「きゃっ」

地面から生えた腕に足を絡みとられる静寂

@腕を蹴り飛ばす
A手で剥がす
B自由安価

>>183
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 15:14:33.20 ID:1Cc0M/K70
1+助かるがパンツ丸見えに・・・
184 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 15:49:08.29 ID:3EA751yRO
明「ふんっ!」ゲシッ


腕を蹴り飛ばす

が、足がスカートに引っかかってパンツが丸見えになる

@気づかない
A気づく

>>185
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/08(日) 15:53:19.78 ID:FDIMnfbz0
2+静寂さんパンツ丸見えだよ、と明が赤面しながら注意
186 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 16:01:28.64 ID:3EA751yRO
明「静寂…その…パンツ…見えて…///」

静寂「わ、わぁぁっっ…み、見た…?///」

明「ごめん…///」

静寂「ばかぁっ///」


青磁「そんなことしてる場合じゃねえだろ。さっさと行くぞ」

美麗「鼻の下延びてるよ」

青磁「気のせいじゃね?」

静寂「死ねっ!///」ゲシッ

青磁「ぐはっ!」

@目的地へ
Aその間に何かがある

>>187
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/08(日) 16:02:42.64 ID:FDIMnfbz0
2
188 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 16:30:57.11 ID:3EA751yRO
ガン、ガン、ガン

真琴「ひっ」


とある扉がものすごい音を立てて軋んでいる


@入る
Aすぐ逃げられるようにしながら恐る恐る開ける
B入らない
C自由安価

>>189
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 16:32:12.46 ID:1Cc0M/K70
2
190 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 16:49:09.74 ID:3EA751yRO
明「よし、開けるぞ」

開けた途端太い肉の塊がアームのように伸びてくる

コンマ安価70以下
>>191
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/08(日) 16:50:41.28 ID:FDIMnfbz0
どうだ?
192 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/08(日) 17:19:16.17 ID:3EA751yRO
明「うおっ」

全員で避けられる


その部屋の中にいたのは


美麗「あれは…」


人間だった。前の階で見た物とは違い、生きた人間が裸丸く積み重なり、一つの肉団子になっている

その脇から太い肉が腕となって延びている


美麗「間違いない。あれは行方不明になった人間たちだ」


明「じゃあこれが元凶!?」

真由「違うよ。元凶は別にある」

@この場所を覚えておいて元凶を探しに行く
A明「せめてこいつらを解放させないと」
B自由安価

>>193
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/08(日) 17:21:01.00 ID:1Cc0M/K70
2+女性陣に服の代わりになりそうなものを探させる
194 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 09:04:15.79 ID:UI2Vp4n+O
明「せめてこいつらを解放させないと」

美麗「その通りだ。真琴」

真琴「うん」

明「静寂はこの人たちに着せる服を探してくれ」

静寂「あるかなぁ」


コンマ50以下
>>195
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 09:05:44.73 ID:Xfv/ADVX0
いよっ
196 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 09:23:26.03 ID:UI2Vp4n+O
真琴「うぅ…怖いなあ」

美麗「出来るのは君だけだ。ほら、頑張って」ナデナデ

真琴「分かったよお…ぅぉぉぉぉ」


真琴くんは怖がる顔のままにこえ声をあげ、チョークで人間肉団子の周りに円を描く


美麗「あのチョークは特殊な儀礼で清められた物でね。あれだけでも清めの力を持っている」

明「へえ」


次に円の中に均一にお札を張る

何語とも判断つかない言葉で真琴が呪文のようなものを唱え


真琴「解放せよ!」


パシュッ


光が肉団子を包み、次の瞬間には人間達がそれぞれパラパラと地面に落ちた


真琴「ふう…成功…」


静寂「やっぱりこんなところに服なんて無かったよ…」

明「やっぱりか。この人たちどうしよう」

美麗「まあ生きているようだし放っておこう。私達は元凶を叩きにいこう」

真琴「元凶…僕のが通じればいいけど」

@明「大丈夫だよ、今のも凄かったじゃないか」ナデナデ
A明「ここまできたら頑張ろう」
B明「最悪切り札(真由)がいる」
C自由安価

>>197
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 09:40:11.29 ID:70reGwLDO
198 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 09:53:06.75 ID:UI2Vp4n+O
明「ここまで来たら頑張ろう」

真琴「うん…」

明「じゃあ真由、案内してくれ」

真由「はいはーい」

@社長室に着く
Aその間に何かある
B自由安価

>>199
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 09:56:53.85 ID:Xfv/ADVX0
200 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 12:08:24.89 ID:ZmaMpQgCO
社長室前

美麗「君が見た扉はこれかい?」

明「間違いない。これです」

美麗「ふむ。ここに元凶があると考えていいだろう。みんな、入るよ」

@何があってもすぐ避けられるように構える
Aすぐに入り込む
B自由安価

>>201
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 12:14:52.75 ID:1lqfXEUKo
1
202 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 13:43:31.23 ID:Xf8LPLFvO
美麗「あれは…!」


部屋の真ん中に聖杯が設置され、その周りをドロドロに融けてほとんど人間の形を保っていない人間が囲んでいた


青磁「呪われた聖杯。あれがこのお化けビルの心臓で間違いないな」


真琴「じゃあ今すぐ封印す…うわっ!」


真琴がお札を取り出した瞬間、スライム状に融けた人間達が襲いかかってきた


@明「真由!」
A明「これをあれにつければいいのか?」と言いつつお札を取る
B真琴くんを守る
C自由安価

>>203
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 13:50:51.31 ID:70reGwLDO
204 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 14:12:34.33 ID:cSHcfD4uO
真琴くんを守るように前に出る

融けた人間達が自分の腕を掴む


明「うぐぁぁぁぁ」


自分の腕が溶けるようなものすごい痛みが走る


明「今…だ」

真琴「う、うん…」


明の脇を三枚のお札を飛んで行き、聖杯にピタリと吸い付く


真琴「封印されよ!」


ゴゴゴゴゴ


建物全体が揺れた
205 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 15:28:32.96 ID:Daz+lbqeO
美麗「ふふ、これでこの聖杯は無害となったわけだ」

真琴「お、終わったぁ」


気づけばビルは明るくなり、壁も床も普通の素材で構成された普通の廃墟になっていた


静寂「この死体…ここの社員なのかな」

青磁「さあな、たくさんの人間が飲み込まれたっぽいしそうとも限らないだろ」


真由「ところで、その聖杯どうするのかな?良ければ真由が破壊しておこうか?」

美麗「それには及ばない」

真由「ふーん、"何に使う"の?」

美麗「………君が信仰されていたように私にも仕える物があるんだよ神様」

真由「部室の聖杯かな?」

美麗「今日は解散だ。それぞれ好き勝手に帰っていいよ」

@明「部長、真由の質問に答えてください」
Aさっきの生きている人たちがいた部屋へ
B帰る
C自由安価

>>206
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 15:34:20.15 ID:UxPS54Jm0
4 清寂帰り途中まで送るよ
207 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 15:39:00.54 ID:Daz+lbqeO
明「清寂帰り途中まで送るよ」

静寂「あ、うん」
―――――
―――

静寂「今日はありがとうね」

明「ん?」

静寂「ほ、ほら…助けてくれて、ありがとうって…」

明「>>208
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 15:55:25.85 ID:Xfv/ADVX0
聖杯に二人で願いを捧げたいね
209 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 16:37:54.25 ID:Daz+lbqeO
明「聖杯に二人で願いを捧げたいね」

静寂「ふ、二人でって…///」

静寂「でも…願いかあ…」

明「何かあるのか?」

静寂「ま、まあ…その…///」


静寂(お嫁さん、なんてボクのガラじゃないし…///)


@実は家が隣同士だった
A途中で別れる

>>210
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 16:43:52.54 ID:TckR2u3L0
211 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 16:58:57.08 ID:Daz+lbqeO
明「あれ?水上ってまさか」

静寂「うん、ここがボクの家だけど」

明「俺んちこれ」

静寂「へえ、隣なんだ…大きな家だね」

明「古ぼけてるけどな。爺さんの遺産だし」

真由「古ぼけてても真由の大好きな家なの」

明「悪い悪い。そうだな、俺たちの家だもんな」


明「それじゃ、また明日な」

静寂「ああ、また明日」
―――――
―――

真由「ねえ、お兄ちゃん」

明「何?」

真由「あいつに二人で願いを捧げたいってどういう意味かなあ?」

@明「特に意味なんてないぞ」
A明「嫉妬か?」
B明「お前には関係ないだろ」
C自由安価

>>212
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 17:07:56.99 ID:70reGwLDO
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 17:08:48.87 ID:70reGwLDO
間違えた2で
214 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 18:38:32.18 ID:73JMDRFEO
明「嫉妬か?」

真由「嫉妬だよ」


真由が巨大な蜘蛛の姿になり、明を押し倒してその上に乗る


真由「お兄ちゃんは真由の物なんだから、絶対に他の女になんか渡さない。別の人間になんか渡さない」

真由「一度蜘蛛の糸に絡め取られたが最後、絶対逃がさないだから♡」


鋭い蜘蛛の肢が首筋を脅すようになぞる


@明「兄妹は結婚できないぞー」
Aキスして誤魔化す
B自由安価

>>215
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 18:52:48.11 ID:TckR2u3L0
216 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 20:41:26.70 ID:73JMDRFEO
明「兄妹は結婚できないぞー」

真由「真由に戸籍なんか無いし問題ないよ。それに神と人間で子を為した例なんていくらでもあるよ」

真由「ジジイは人間に取られたし、お兄ちゃんは絶対に渡さない」

明「俺に一生独身でいろと?」

真由「うん。真由と真由の子供がいれば寂しくないでしょ?」ニタァ

@明「…」
A明「それはちょっと…」
B明「さて、そろそろ寝るか」
C自由安価

>>372
217 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 20:42:24.78 ID:HhUT55UC0
4人間になれる秘薬でもさがすんだな
218 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 21:25:31.57 ID:73JMDRFEO
明「人間になれる秘薬でもさがすんだな」

真由「そんなことしなくても人間になれるよ」


人間姿になる


真由「ほら、『真由は』可愛いでしょ?」

@明「その姿はな」
A明「そういやその姿って由来はあるのか?お前の本来の姿はあの蜘蛛だろ?」
B明「もういいから夕食にするぞ」
C自由安価

>>219
219 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 21:26:19.65 ID:GHxQPIpBO
2
220 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 22:48:14.87 ID:73JMDRFEO
明「そういやその姿って由来はあるのか?お前の本来の姿はあの蜘蛛だろ?」

真由「…知らないの?」

明「え、ああ」

真由「そうか…仕方ないのかな…この姿はね、貴方の遠い祖先、古神家の開祖の最初の娘の姿なの…仲、良かったなあ」

明「まさかこの家ってそのころから」

真由「まさか、この家はジジイの一つ前の代の持家よ。私は土地神じゃなくて血筋に憑く神だからね」

明「へー」


@今日は寝る
A明「自由安価」
B自由安価

>>221
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 22:49:57.49 ID:PSm1VtbKo
1
222 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 22:50:30.12 ID:HhUT55UC0
2 その娘との思い出ってあるのか?
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 22:50:48.75 ID:XiU7pDjA0
3今日はありがとうな真由、君に助けられた(礼を言って寝る)
224 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 23:13:05.37 ID:73JMDRFEO
暗い、暗い町

どれもこれも同じ建物が並ぶ黒い町を歩いている

無音の街には足音一つ鳴らず耳鳴りがするほどだ

一寸先も見えぬほどの霧が晴れると周りにたくさんの人がいることが分かった

そのどれもが顔に白いお面を付けていた

お面が嗤っている

硬く無機質なお面が嗤っている

不気味に思って逃げようとする

四方からお面をつけた人間が迫っている

囲まれた

笑い声が聞こえる

笑い声が

全員が一斉にお面を取る


その顔は


ぽっかりと穴が開いており、その内側に牙が円を描くようにずらりと並んでいた
225 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 23:20:17.20 ID:73JMDRFEO
明「うわぁぁぁぁあぁあああ!」


明「はぁ…はぁ…え?」


目を醒ます

だが、ここはどこだ?

黒い町の中

どの方向を向いても知っている道が無い

まだ夢の中にいるのか?

そう思って頬を抓るも痛いばかりで目は醒めない


明「あ、あの、すいません」


道行く人に話しかける


明「うわぁっ!」


その通行人は顔が真っ黒な穴となっており、牙だけが生えていた

それが手を伸ばしてくる

@逃げる
A明「真由ー!」
B自由安価

>>226
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 23:20:35.39 ID:XiU7pDjA0
2
227 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 23:41:54.28 ID:73JMDRFEO
明「真由ー!」


目の前の人から沢山の虫がワラワラと湧き出てきた

真由の虫だ
―――――
―――

明「はっ」

真由「起きた?」

@明「嫌な夢を見たよ」
A明「助けてくれてありがとうな」ナデナデ
B明「自由安価」

>>228
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2018/04/10(火) 23:43:12.24 ID:XiU7pDjA0
2
229 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/10(火) 23:54:55.18 ID:73JMDRFEO
明「助けてくれてありがとうな」ナデナデ

真由「えへへ///」

明「それにしてもあれは何だったんだ?」

真由「夢魔だよ、お兄ちゃんは夢魔に魅入られちゃったみたい」

明「夢魔?」

真由「うん、夢に現れて悪夢に変えるんだ、下手したらそのまま食われてたかもね」

明「どうせ夢魔ならサキュバスに魅入られたかったぜ…」

真由「何か言ったかな?」

@明「気のせいだな」
A明「き、気のせい気のせい、エロい夢見たかったとか思ってない」
B明「さて朝ごはん食べるか」
C明「自由安価」

>>230
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/10(火) 23:57:34.49 ID:UxPS54Jm0
4 真由俺の爺さんてどんな人だったんだ? きみ視点での爺さん人物像を教えてくれ
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 00:06:21.09 ID:/7rcI/yxO
唐突だな
232 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/11(水) 00:10:53.90 ID:04z9ADS8O
今日はここまで
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 00:49:58.38 ID:c0/G4MLUo
話題そらし(白目)

おつ
234 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/11(水) 17:23:01.99 ID:hlBTDsaqO
明「真由俺の爺さんてどんな人だったんだ? きみ視点での爺さん人物像を教えてくれ」

真由「何?いきなり」

明「え、いや気になってさ」

真由「…そうだね」


真由が思い出をなぞるように目を細めて遠くを見つめる


真由「ジジイが若かった頃。あいつはとても良い男だったよ。女によくモテたっけ」ギリ

真由「お人好しな上に興味が向いたらとことん向き合う人でね。怪異や怪異に巻き込まれて困ってる人を見かけるとよく追いかけてたよ」

真由「おかげで色んな呪いにかかったり妖怪に魅入られてたっけ。そのせいで私は苦労したよ」クスクス

真由「それでも楽しかったなあ…あんなに元気だったのにすぐしわくちゃになって老衰で死んでいくんだから人間ってのは儚いね」

明「真由…」


真由は見ていたんだろうか

爺さんが少しずつ老いていく過程を
元気がなくなり、ボケて、少しずつ動けなくなって最期には…


真由「それでも私は繰り返すんだ。子孫との楽しい日々をね」ニィ


そう言って明に笑いかける真由

@朝食
A食後、学校へ
B自由安価

>>235
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 17:23:56.47 ID:mrjypoSDO
236 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/11(水) 17:38:55.23 ID:hlBTDsaqO
明「ごちそうさま」

真由「ごちそうさまー」

明「じゃあ学校行くか」

真由「うん!」

@家を出たところで静寂と会う
A真由と二人で学校へ

>>237
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 17:53:25.27 ID:ZmRm9oZ40
1
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/11(水) 18:32:54.52 ID:n1vE5u/co
2
239 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/12(木) 17:19:33.92 ID:q4jAJ7hgO
静寂「おはよう」

明「おはよう」

真由「…まさか待ってたの?」

静寂「え、えっと…何でボク睨まれてるの…?」

真由「お兄ちゃんは渡さないから」

静寂「えっ!?///」

@明「あーうん、気にしなくて良いから」
A明「何言ってんだお前」
B自由安価

>>241
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 17:20:45.40 ID:3WdciPW3o
1
241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 17:33:56.86 ID:PTSQfMxsO
1
242 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/12(木) 17:35:13.70 ID:9SZ8Hd+zO
明「あーうん、気にしなくて良いから」

静寂「そ、そう…」

真由「ぅぅぅー」

明「威嚇するな」


真由の足元に見たこともない虫が集まり始めていた


@:学校に着く
A:途中に何かある
B:Aで自由安価

>>
243 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/12(木) 17:35:41.80 ID:9SZ8Hd+zO
>>244
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 18:18:21.23 ID:2BY5nkUA0
3 昨日の事件について話す
245 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/12(木) 22:43:04.31 ID:NGl9IGV6O
明「昨日の事件ってあれで解決なのか?」

静寂「多分…犠牲になった人も多いだろうけど」

明「犠牲…」

静寂「気にしない方がいいよ。どうせああいう死に方したら誰からも忘れられちゃう」

明「え?」

静寂「そうやってこの町は回ってるんだよ。いくら死のうと事件にならない。誰も事件にしないから」

明「…あの聖杯ってのは何なんだ?」

静寂「さあ、部長は集めているみたいだけど何に使うかは知らないよ」

明「集めてる?」

静寂「大きな事件だとたまにああやって中心に聖杯があることがあるんだ。部長はあれが原因って言ってる」

明「へえ」

@学校に着く
A明「自由安価」

>>246
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 22:44:52.75 ID:0OejJz9r0
1
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/12(木) 22:45:41.76 ID:X8jmP5ot0
静寂、今まで部活同で昨日の事件に匹敵する怪事件て何かあるの?
248 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/13(金) 11:28:50.22 ID:AcYLRAOCO
学校に着く

@昼休み
A放課後
Bとある女子が気になった

>>249
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 11:32:29.23 ID:wYOlpopw0
250 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/13(金) 12:21:45.62 ID:wCnxp9FtO
放課後

静寂「部活行こう?」

明「ああ」

青磁「よっしゃ行くぜ」
―――――
―――

美麗「やあ、皆集まったようだね」

明「昨日の事件はあれで解決何ですか?」

美麗「うむ。さっき依頼人が来てね。行方不明になっていた友人が帰ってきたと話していたよ」

明「良かった」


美麗「それ以上に犠牲者も多かったけどね」

明「え」

美麗「それだけ大きな怪異だったんだよ、あれは」

美麗「最初はお化けビルだけだったのだろう、それが膨れ上がり、町の一角を飲み込んだ」

@来客が来る
A明「あの聖杯はどうしたんですか?」
B明「真由、結局あれはそういうものなのか?」

>>251
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 12:23:36.08 ID:njWQXUkoo
2
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 12:25:06.53 ID:0psw2gPQ0
1+真由の妖怪としてのライバル雪女
253 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/13(金) 13:28:07.79 ID:wCnxp9FtO
明「あの聖杯はどうしたんですか?」

美麗「問題ない。あれが事件を生み出すことはもう無いだろう」

明「そうじゃないですよ、あれを"どうした"んですか?」

美麗「…君はするどいね、それともその神様の手回しかい?」

真由「」ニシシ

美麗「この部室の地下に血塗れの聖杯があるだろう?あれに捧げた」

静寂「えぇっ!?あれに!?」

青磁「そんな危ないことしてたのかよ部長」

真琴「…」

美麗「なあに、あの聖杯がそれを求めている。それだけだよ、私は求められるままに捧げているだけだ」

静寂「そんなことして何が起こるか」

美麗「さあ、何が起こるかね。まだ何も起きてないだけに楽しみだよ」クツクツ

@来客
A今日は誰も来なかった

>>254
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 13:36:31.33 ID:0psw2gPQ0
1+真由の妖怪としてのライバル雪女
255 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/13(金) 14:24:16.44 ID:TbPeJGfrO
明「なんか急に寒くなってません?」

美麗「おかしいね、そんな季節でも無いはずだけど」


ブルッ


更に背筋が凍るような寒気がして身を震わせる

そこに部室の戸を叩く音がした


静寂「は、はい」


そう言って戸を開けるとそこには透き通るような美しい肌、白銀の長い髪、青い瞳をした美女が立っていた


「私(わたくし)氷見・真冬(ひみ・まふゆ)と申します」

美麗「寒くて申し訳ないね。急に冷え込んできたようで」

真冬「いえいえ、心地よい気温ではありませんか」クスクス

真冬「」チラ

真由「…」


ちらりと真由を見つめてから目線を部長に戻して話を続ける


@真由に挑戦しにきた
A真由を試しに来た

>>256
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 14:32:40.63 ID:0psw2gPQ0
257 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/13(金) 15:18:48.38 ID:TbPeJGfrO
真冬「貴方達の評判を聞きましてね、ある場所の調査を依頼したいのですわ」

美麗「ほう、調査」

真冬「そうですわ、あり得ない気温、化け物の目撃例、そんな噂のある場所」

美麗「してその場所は?」

@廃ビル
A山奥の廃墟
B自由安価
>>258
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 15:20:02.53 ID:o6qkEAw50
259 : ◆lLetEg34Vc [saga]:2018/04/13(金) 16:15:42.49 ID:TbPeJGfrO
山奥の廃墟を地図で示し、彼女は帰っていった


美麗「ふむ。この廃墟はだいぶ前に浄化したはずなのだが」

真琴「うん、無力化したはず」

美麗「また何か住み着いたかな」


真由「ねえお兄ちゃん、さっきの人間じゃなかったよ」

明「え、そうだったのか?」


普通に人間だと思ってた


美麗「まあ稀にあることだよ、以前湖の神様に湖の掃除を頼まれたことがあった」

明「せこい神様ですね…」

青磁「あー、あれかぁ。人間が投げ込んだゴミで大変なことになってたなあ」

静寂「もう二度と沼のゴミ拾いはしたくないよ…」

@さっそく行く
A自由安価

>>260
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/13(金) 16:24:13.27 ID:1qa/RSgxo
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