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モバP「アクエリオン?」
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1 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:36:42.96 ID:v4xschSF0
※アクエリオンぶっちゃけスパロボ知識しかなくてあんまり知らないけど許して
〜P自宅〜
モバP(以下P)「あー、疲れた……そういや、久しぶりに家に帰ってきた気がする」
P「はぁ、明日も朝早いし早く寝よう」
P「おやすみなさーい」
P「ぐぅ……」
キュィィィン
P「う、うあっ……な、なんだ?今の嫌な音は……」
ド-ンッ!ド-ンッ
P「ひゃぅ!?じ、地震か!?」
P「か、かなり揺れが大きいぞ!?このボロ家じゃ壊れるかもしれん。とりあえず、避難しないと!」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1522229802
2 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:38:36.52 ID:v4xschSF0
〜自宅周辺〜
P「ふぅ。いつもの癖でついスーツに着替えてしまったぜ、って……なんじゃありゃー!?」
小型神話獣「」ガシャンガシャン
市民「に、逃げろー!!バケモノだ!!」
P「あれって確か、ニュースでみたやつ…?」
P「海外の話だとばかり思ってたけど、日本でも見れるなんてラッキー!」
P「せっかくだしスマホで撮影しとこう。インスタ映え、インスタ映え」パシャパシャ
P「じ、じゃなくて!冗談じゃねぇー!!あんなのに捕まってたまるかよ早くここから逃げないと!」
小型神話獣「」
P「ち、ちょっと待て!なんかこっち来るぞ!?」
小型神話獣「」ドシ-ンッ!ドシ-ンッ!
P「び、ビルぶっ壊してこっちに来てる!?ヤベー、こうしちゃいられん!早く安全な所に逃げなきゃ!」
P「で、でも安全な所ってどこだろう?近くの学校の体育館とか?でもあんな奴が来たら体育館でもヤバイだろ」
P「ええいっ、とりあえず走れ!」
小型神話獣「」ヒュイイン
P「なんかあのデカブツ、俺を追っかけて来てる気がするんだが!?ふざけんな!俺にモンスター趣味はねぇんだよ〜っ!!」
小型神話獣「」ヒュイイン
P「はぁ……はぁ……も、もうね、無理。走れないって……限界っす……」
P「デカブツも迫って来てるっていうのに……ちくしょう、足が動かない……」
P「俺……このまま……死ぬのかなぁ……」
3 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:40:00.49 ID:v4xschSF0
???「……さんっ!!」
P「なんだぁ……?どこかで聞き覚えのある声が聞こえる……」
???「ブロデュサーさん!!」
P「この声は卯月だな?……まったく、最後に聴こえる声が卯月って……やっぱり卯月は天使だったのか……」
卯月「ブロデュサーさん!!しっかりしてくださいっ!!」
P「ええっ、ほ、本当に卯月!?」
卯月「はいっ。島村卯月、プロデューサーさんを発見しました!」
P「いや、それは嬉しいけど……いったいどこから声が?」キョロキョロ
卯月「ここでーすっ!!上ですプロデューサーさんっ!」
P「上?……な、なんだあのカッコいい飛行機は!」
卯月「今そっちに行きますからねっ!」
P「卯月!?卯月が乗ってるのかその飛行機に!?」
卯月「はいっ、えへへ、助けに来ましたプロデューサーさん!」ニコッ
P「う、卯月……おまっ、飛行機の免許なんて持ってたのか!もう少し早く言ってくれればパイロットアイドルとして売り出したのに!」
卯月「あ、あはは……えっと、詳しい事は後で話します!」
卯月「とりあえず、プロデューサーさん乗ってください」
P「お、おう…でもどうして卯月が」
卯月「急いでくださいっ!神話獣が迫って来てます!」
P「わ、わかったよもう!」
4 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:41:34.89 ID:v4xschSF0
卯月「少し狭いので、気をつけてくださいね?あとボタンとかには触れないようにお願いします」
P「お、おうっ」
卯月「しっかり捕まっててくださいね。それと、この空域を離脱する前にあの神話獣を破壊します!」
P「は、破壊する!?ち、ちょっと待って、なにそれ聞いてないよ!?」
卯月「ベクターキュート、発進します!」
P「卯月、ちょっ、とぉぉぉ!?」
卯月「舌を噛むので、あまり喋らない方がいいですっ」
P「も、もう噛んだよ……」ヒリヒリ
小型神話獣「」ガゴンガゴン
卯月「これ以上、好きにはやらせません!!」
卯月「照準、セット。えぇいっ!!」
小型神話獣「!?!?」
バチッ...バチバチ...
ドカ-ン!!
卯月「やりましたっ。神話獣撃墜です!」
P「す、すげぇ……」
5 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:42:38.59 ID:v4xschSF0
卯月「こちら、ベクターキュート島村卯月。神話獣から避難していたプロデューサーさんを保護しました、はい了解です、帰投します!」
卯月「と、いうわけなので!プロデューサーさん、一緒に来てもらえますか?」
P「来てって、どこに?」
卯月「プロダクションですっ!」
凛翅(翅なし……ああ忌々しい)
凛翅(ウヅキエル……そこにいるの?ふふっ)
6 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:46:06.91 ID:v4xschSF0
〜プロダクション地下格納庫〜
P「まさか事務所の地下にこんな施設が……」
卯月「普通の方々には知らされていませんから、ここを知っているのはごく一部の人だけです」
ちひろ「その通りです」
P「ち、ちひろさん!良かった、無事だったんですね」
ちひろ「プロデューサーさんこそ無事でなによりです、卯月ちゃんもご苦労さま」
ちひろ「うーん、でも色々と説明する事が多くてめんどくさいですねぇ」
ちひろ「いっそ、そのまま神話獣に捕まっててくれれば無駄な説明をせずに済んだんですが……」ボソッ
P「ちょっと!シャレになってないっすよ」
ちひろ「なーんて、うふふっ冗談ですよ♪」
P(貴女が言うと冗談に聞こえません……)
ちひろ「ふふっ、さて何から話しましょうかねー」
P「とりあえず、さっきの変なデカブツの事を知りたいんですが」
ちひろ「ええ良いでしょう。あれは神話獣、我々人類の敵、堕天翅(だてんし)族が送りこんで来る兵器ですね」
P「だてんし?」
ちひろ「堕天翅族とは1万2千年以上前、アトランディアの地に高度な文明を築いていた種族です、我々人類より遥かに高度な知覚や特殊能力をもっていますね」
ちひろ「その堕天翅族は人間の持つ生命エネルギーを糧としていて、それを求めて人類と争うことになるんですが……ん?」
P「……ぐぅ、ぐぅ…」
7 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:48:44.95 ID:v4xschSF0
ちひろ「……課金10tハンマー用意」
P「わーっ、わーっ!起きてますっ!起きてますってば」
ちひろ「もうっ、真面目に聞いてくださいねっ!」
P「い、いや、そうですよね、本当すみません。真面目に聞きます」
ちひろ「続けますよ?先程の一万二千年前の戦い、人類は必死の抵抗を見せたんですが、堕天翅族の圧倒的な力の前に徐々に追い詰められていったんです」
ちひろ「なかでも、人類から殺戮の天翅と呼ばれたウヅキエルはとても強大な力を持っていて、人々から恐れられていました。しかしそんな敵であるウヅキエルはある事がきっかけで人類の味方になるんです」
P「あること?」
ちひろ「ええ、愛です」
P「あ、愛?」
ちひろ「あろう事かウヅキエルは人間の青年と恋におちて、人類の敵から人類の味方になったんです」
ちひろ「そして、機械天翅アクエリオンに乗りこんで堕天翅族の都アトランディアと堕天翅族を封印し、その大戦は終わりを迎えたんです」
P「ええ話や……」ホロリ
ちひろ「ですが、現代。地殻の変動によって封印されていた堕天翅族が時を超えて目覚めてしまったんです」
P「ひぇぇ、怖い怖い」
ちひろ「プロデューサーさん?」ニッコリ
P「あっ、すみません話の腰を折っちゃって」
ちひろ「はぁ、続けますね。その復活した堕天翅族に対抗するために結成されたのがこのプロダクション、別名ディーバです」
8 :
◆cq7bCfF752
[saga]:2018/03/28(水) 18:51:03.00 ID:v4xschSF0
P「で、ディーバ?」
ちひろ「ええ、機械天翅アクエリオンとそのパイロット達を保有する、人類の盾であり矛」
P「そ、そうだったんですか……知らなかったです俺」
ちひろ「秘匿情報でしたから、ちなみに私はこの司令室の副司令官を務めているんですよ」
P「えっ、凄いじゃないですか!前々からただ者じゃないと思ってましたけど」
ちひろ「ふふっ、ありがとうございます」
P「あっ、まだ聞いても?」
ちひろ「どうぞ」
P「さっき言ってた、機械天翅ってなんなんですか?」
ちひろ「アクエリオンの事ですね、アクエリオンは先程言った一万二千年前の戦いで人類側についたウヅキエルと青年、そしてもう一人のパイロットが乗り込んで戦っていた機体です」
ちひろ「もともとは堕天翅族の機体だったんですが、ウヅキエルがアトランディアの地下深くにあったのを持ち出して来たんです」
P「だ、大胆っすね、持ち出すとか……」
ちひろ「とても危険で強力な兵器なので、乗りこなすにはエレメントという特殊な能力が必要になってくるんですよ」
P「エレメントとは?」
ちひろ「一種の超能力のようなものでしょうか、空を飛んだり念力で物を動かしたり未来を予知したり」
P「す、すげぇ」
ちひろ「アクエリオンは3機のベクターマシンが合体変形することで完成するんですが、その為にはエレメント能力を持つ人間が操る必要があるんです」
P「はぁー、つまり選ばれた人しか乗れないと」
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