【ミリマスSS】引っ越しの日

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1 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:08:20.76 ID:kPyD6IYL0
アイドルマスターミリオンライブ!のSSです。
GREE版終了に合わせて書きたかったけど大遅刻しましたすみません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521986900
2 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:08:52.82 ID:kPyD6IYL0

翼「あーん、重いー!プロデューサーさん助けてー!」

P「どうしたどうした…ってどうしたその荷物」

翼「ロッカーに入れてた雑誌とか漫画とかですよう。もう重いー」

P「なんでそんな持ち込んでたの…。重かったらいらない分は処分するか分割して持って帰りなよ」

翼「あ、そっかー。雑誌ってどこに捨てればいいんでしたっけ?」

P「下のごみ収集場かな。小鳥さん、資源ゴミって何曜日だっけ」

小鳥「月曜日ですね。端に置いておいてください」

翼「はーい!」
3 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:09:31.83 ID:kPyD6IYL0

P「さて、俺も少し時間空いたし書類でも片付けるかな」

P「何年分あるんだこれ…。あ、これテント時代の資料だ」

P「公演一回分の経費が6桁!?そんな時代もあったのか…」

律子「今では考えられませんよね」

P「あっ律子。これはサボっている訳ではなくてですね」

律子「ふふっ、分かってますよ。懐かしいですよね。」
4 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:10:12.54 ID:kPyD6IYL0

未来「プロデューサーさーん!」ドタドタ

P「ん?」

未来「プロデューサーさん!助けて下さい!」

P「え?」

静香「み〜ら〜い〜!ちょっとプロデューサー、邪魔しないで下さい。」

P「何?どうしたの?」

未来「静香ちゃんが怖いんです〜!」

静香「未来が怒らせるようなことするからでしょう!」

静香「どうしてレッスン場の更衣室に牛乳が置いてあるのよ!逃げないで片付けなさい!」

未来「片付けるよ〜!でも静香ちゃんが怖いから〜!」

P「まぁまぁ静香落ち着いて」

静香「甘やかさないで下さい!」
5 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:10:38.68 ID:kPyD6IYL0

P「えーっと、レッスン場はほとんど片付いたんだっけ」

静香「今まつりさんと美也さんが掃除していますが、次から次に色々出てきてしまって…」

P「まぁ、長いこと使ってたからな。ちょっと見てくるよ」

小鳥「手続き関連はほとんど終わりましたし、休んできていいですよ」

P「そうさせてもらいます。小鳥さんも新劇場になったら先輩ですね」

小鳥「新しく入る子の写真見ました!?もう可愛くて可愛くて…」

P「私はまだ見てないですが…。優しくしてあげてくださいね」

小鳥「そりゃあもう優しくしますよ…、優しく、優しくね…グヘヘ」

P(大丈夫だろうかこの人)
6 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:11:45.38 ID:kPyD6IYL0

P「あれ、千鶴さんもいる」

美也「おや〜。プロデューサーさんではないですか〜。」

千鶴「ここはほとんど終わりましたわ」

まつり「まつりはもうクタクタなのです〜。フラフラでばたんきゅ〜なのです〜。あ〜れ〜」フラフラ

千鶴「まつり!綺麗にした床に倒れこむのは許さなくてよ!」

まつり「ほっ!?」ピタ

まつり「なら仕方ないのです」グググッ

まつり「まつりは飲み物を買ってくるのですよ〜」スタスタ

P(今ほとんど倒れかけのところから…。いや考えるのはよそう)

P「みんなお疲れ様。一旦休もうか。」
7 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:12:24.85 ID:kPyD6IYL0

P「にしても綺麗になったもんだな」

千鶴「使う前より綺麗にして返す。当たり前ですわ。」

美也「綺麗になることは良いことですよ〜。気持ち良いですね〜。」

P「みんなの汗がこのレッスンルームに沁みこんでるからな。感慨深いよ。」

千鶴「新しい劇場にもレッスンルームはあるのでしょう?」

P「それはそうですけど…。」

千鶴「……」

美也「千鶴さん、とても真剣な表情でお掃除してましたよ〜。」

P「いえ、すみません。千鶴さんも頑張りましたもんね。」

千鶴「なんのことか全然分かりませんわ」
8 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:12:51.91 ID:kPyD6IYL0

まつり「カフェオレで良かったのです?」

P「お、ありがとうまつり」

美也「ありがとうございます〜」

千鶴「ありがとうございます」

P「荷物もほぼ送り終わったし、後は忘れ物だけ無いように」

まつり「いえ、まだあの部屋が残っているのです…」

P「あの部屋?」



「ふおぉぉぉっっ!!?」


P「!?」
9 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:13:44.29 ID:kPyD6IYL0

亜利沙「こ、この牡丹の髪飾りは!もしや春香ちゃんが生け花コーナーをしたときの!?」

桃子「もうっ!どうみても衣装でしょ!早くこっちの箱に入れてよ!」

亜利沙「あああぁぁぁ〜!!ちょっと待って、待ってください!せめて写真を!」

桃子「亜利沙さん真面目にやって!全然進まないじゃん!」

P「なんで倉庫掃除に亜利沙がいるんだ。」

亜利沙「ギクゥー!!!」

桃子「ちょっとお兄ちゃん。亜利沙さんが倉庫掃除なんて絶対進むわけないでしょ。何やってるの。」

P「亜利沙?お前の担当は確か外だったよな?風花と真と一緒に。」

亜利沙「あ、あるぇ〜!?ありさ、間違っちゃったカモ〜?」

P「コイツ…」

海美「あー!やっぱりありりん違ったんじゃーん!」

瑞希「私もいますよ…、ぶい。」
10 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:14:42.34 ID:kPyD6IYL0

海美「なーんか人数多いと思ってたんだよねー」

桃子「亜利沙さん、正座」

亜利沙「ひゃいぃ!」

桃子「亜利沙さんが勝手なことするから、桃子たちだけじゃなくて風花さんたちにも迷惑がかかるんだからね」

瑞希「周防さん、どうどう」

P「小学生に完全に論破される高校生ってどうなの」

亜利沙「ありさは…、ありさはどうしても思い出が詰まってる倉庫に来たかったんです…」

亜利沙「昔使った衣装、小道具…。全ては持っていけないから、ここでサヨナラしたかったんです…」

P「亜利沙…」
11 : ◆ivbWs9E0to [sage]:2018/03/25(日) 23:15:08.21 ID:kPyD6IYL0

P「いやお前、こっそり手頃な大きさの小道具を私物に紛れ込ませてるの分かってるからな」

亜利沙「ドキッ」

瑞希「松田さんが先ほどポケットに入れたものが…これです。」スッ

亜利沙「えっ、あっ!なんでっ!?」

海美「あー!ありりんのグレイトフルブルーのお花だ!」

P「こらぁ!それまた使うんだからな!勝手に持っていくな!」

亜利沙「ひぃ〜!ごめんなしゃいぃ〜!!」
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