他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
BBS2ch
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
更新
検索
全部
最新50
このスレッドは950レスを超えています。そろそろ次スレを建てないと書き込みができなくなりますよ。
京太郎「新生活は抱き枕とともに」
Check
Tweet
852 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/03/21(月) 22:24:33.69 ID:xgBQp2Mxo
穏乃「なるほど……酔いつぶれて介抱してもらったときに居心地が気に入ったと」
憧「はい, そうです」
和「そしていつの間にか入り浸るようになって色々と憧のものも増えていったと」
憧「はい, そうです」
穏乃「だからはじめて来たはずなのに間取りとかに詳しかったんだね」
憧「正直に答えたんだから着替えてもいいでしょ!?」
和「暖房はしっかり効いてるので寒いことはないと思いますが」
憧「着替えを隠されちゃったせいでこのちっちゃいタオルで隠さざるをえなくなっちゃったのは二人のせいでしょ!」
穏乃「だってこうでもしないとちゃんと答えてくれそうになかったじゃん」
憧「たしかに内緒にしてたのは悪いけどここまでやらなくてもいいでしょ!?」
和「憧の言うことにも一理あるのでそろそろ着替えてもいいですね」
憧「まったく……毛の処理が甘かったから恥をかくところだったわ……」
京太郎「え?憧って上も下もツルツルだし処理なんていらないだろ」
穏乃「ふーん……」
和「これはまだまだ色々ときかないとダメみたいですね♪」
憧「まってまってまって!二人とも顔が怖いわよ!」
穏乃「大丈夫だよ憧」
和「ええ, 時間はまだまだいーっぱいありますからね♪」
憧「そういう意味じゃなーい!」
根掘り葉掘り手取り足取り腰取り行われた尋問によって翌朝4人とも満足に立ち上がれなかったとさ
カンッ
業務連絡です
年度末で忙しいのでしばらく更新休みます
好きなキャラとかネタとかシチュとか話しながら気長にお待ち下さい
853 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/22(火) 19:01:32.49 ID:2zcD/mR/0
乙
霞さんに自分よりも胸が小さい女の子のエッチな本を買ってきたのがばれて色んな意味で絞られるシチュがみたいですね
854 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/23(水) 06:05:17.29 ID:FXi2O3/rO
アコチャーかわいい乙
華菜ちゃん回が見たいなー
855 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/24(木) 15:03:42.98 ID:2NeQo8PR0
わしは塞さんとのイチャラブがええのう…
856 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/24(木) 18:15:48.12 ID:can0lsJL0
年齢逆転ネタでロリはやりんがみたいです
857 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/27(日) 22:04:27.23 ID:X/BttQZhO
ゆあんのスレンダーボディで抱き枕したい
858 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/10(日) 21:21:24.07 ID:o+v5SuPZo
塞「もしもし?」
??「ごめん俺なんだけどさ」
塞「俺って誰?」
??「自分が同居してる人間の声もわかんないの?」
塞「…………それで?なにか用事?」
??「ちょっとバイクで事故っちゃってさ」
塞「大丈夫?ケガとかしてない?」
??「俺は擦り傷くらいなんだけどぶつかっちゃった相手がさ……」
塞「相手の方に大ケガさせちゃったわけ?」
??「妊婦さんだったけどお腹の中の赤ちゃんが……」
塞「大丈夫なの?救急車とか警察とか呼んだ?」
??「うん, 救急車で運ばれていったんだけど赤ちゃんはもしかしたら……」
塞「たいへんじゃない」
??「それで相手の旦那さんが弁護士を連れてきて示談の話し合いをしたいって」
塞「どこから電話してるの?」
??「現場の近くの喫茶店で3人で」
塞「ふーん?」
859 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/10(日) 21:29:58.47 ID:o+v5SuPZo
塞「一つ聞きたいんだけど事故ったバイクって車種何?」
??「赤いNinjaだよ」
塞「あれ?最近のお気に入りは買い替えたばかりのカタナじゃなかった?」
??「そうそう!そうだったそうだった!」
塞「自分の愛車を間違えるなんてよっぽど気が動転してるみたいね」
??「そう, だから一刻も早く示談にするために300万円を……」
塞「300万円?それを持っていけばいいの?」
??「いや, 今から弁護士の人が行くからその人に渡してくれればいいから」
塞「私も一緒に謝ってあげるから私が持っていくわ」
??「いや, さすがにそれはちょっと……」
塞「ねえ, 本当に京太郎くんなの?」
??「あ, 当たり前じゃん!」
塞「それじゃあ私の好きなところ10個言えるよね?」
??「え?えっと顔がかわいい」
塞「それから?」
??「髪型がかわいい」
塞「それから?」
??「料理上手で」
塞「うんうん」
??「最近痩せてキレイになったよね?」
塞「残念でしたー, 本物の京太郎くんなら私が体重を維持してることを知ってますー」
??「え?え?」
860 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/10(日) 21:38:05.65 ID:o+v5SuPZo
塞「ってことが今日あったんだけど」
京太郎「つまり俺の名を騙ったオレオレ詐欺があったと?」
塞「そう, バイクの名前を間違えるし偽物だって丸わかりだよね」
京太郎「それで店の電話の録音を警察が聞きにきてたんですね」
塞「慣れてないかんじまだ駆け出しの詐欺師じゃないかってさ」
京太郎「いやな駆け出しもあったものですね」
塞「ねー」
京太郎「それにしてもよく好きなところ10個言わせるなんて思いつきましたね」
塞「相手がとっさに思いつかないような質問をして撃退するって話があったからね」
京太郎「なるほど……」
塞「それで本物の京太郎くんだったら私の好きなところ10個スラスラ言えるよね?」
京太郎「え?」
塞「じゃあよーいスタート」
8個目で詰まって怒られました
カンッ
まさか自分の名前を騙ったオレオレ詐欺の電話がかかってくるとは思いませんでした
冷静に対処した塞さんマジ女神
861 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/12(火) 23:04:24.53 ID:sJvKDBNB0
乙でした
詐欺はマジで怖いですね…
豊ねぇやポンコツ達だったら危なかった
862 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/14(木) 06:43:18.47 ID:SRtnX4/Q0
塞ぐさんの出来た嫁感めっちゃいいなあ
863 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/15(金) 22:07:18.14 ID:7BsGBmuCo
京太郎「ふーむなるほどなるほど」
穏乃「どう?いけそう?」
京太郎「ああ, なんとかな」
憧「部室で膝に乗せたシズと向かい合って何してるのよ」
京太郎「真剣だから邪魔しないでくれ」
穏乃「そうそう, すっごく大切なことをしてるんだからね」
憧「向かい合っての耳の触りあいにどんな意味があるっていうのよ!」
京太郎「白玉を作るときに耳たぶの固さにするって聞いたことないか?」
憧「あるけど」
穏乃「そのイメージを掴むためにしてるんだからね」
憧「……そう」
京太郎「どうせなら憧も協力してくれよ」
憧「はあ?意味分かんないんだけど?」
穏乃「たしかに耳たぶの固さも個人差があるかもしれないもんね!」
憧「ま, まちなさい!二人がかりなんて卑怯よ!」
京太郎「まあまあ」
穏乃「さきっちょだけ, さきっちょだけだからさ……ね?」
憧「ふみゃあああ!?」
頬を紅潮させ汗ばみビビクンしたアコチャーが見つかりますが無害です
カンッ
864 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/18(月) 00:50:55.06 ID:tOlgMECKO
なるほどそいつは無害ですねえ…
乙乙
865 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/20(水) 03:01:05.74 ID:lkjIjoZs0
シズかわいい
アコチャーえろい
866 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/22(金) 22:13:03.72 ID:S1AVUHRTo
塞「誕生日おめでとう」
京太郎「いえーい」
塞「テンション低くない?」
京太郎「まあ誕生日を喜ぶような年でもないですし」
塞「でも誕生日プレゼントとか送ってもらってたじゃない」
京太郎「図書カードばっかりでしたけどねー」
塞「換金してなにか美味しいものでも食べに行く?」
京太郎「さすがにそれはちょっと……」
塞「最近本棚一つ増やしたんだし好都合でしょ?」
京太郎「といっても読みたい本が色々ありまして……」
塞「そうなの?」
京太郎「とりあえず明後日本屋でも行きますか」
塞「そうね」
ということでスレを建ててから何度目かの誕生日でしたー
カンッ
867 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/23(土) 22:01:46.62 ID:bZBJoy6yo
私達の部活動『麻雀部』にはかわったルールがあります
女子5名に男子1名の計6人
通常4人で打つための自動麻雀卓が1台にネット麻雀をするためのパソコンが1台
基本的に5人しか打つことができず一人ハブられることになる
もしもまともな顧問やコーチがいれば4人の方を見ながら二人をマンツーマンにすることができるだろう
残念ながら私達の部にいるはずの顧問の先生は幽霊部員ならぬ幽霊顧問なんだけど
『じゃあ買い出し行ってきますね』
なかば必然的に戦力になりにくい唯一の男子部員があぶれ雑用係に甘んじてしまう
団体戦という共通の目標ができてからはさらに拍車がかかった
「今日からは京太郎の指導もしていくからな」
全国大会を終え部長も変わって新体制になった麻雀部
そんな麻雀部は新人戦という新たな目標へと動き出し唯一の男子部員の強化も始まった
そしてできたのが変わったルール
『京ちゃん係』
「他人への指導も経験のうちじゃ」
そんな新部長の考えのもとマンツーマンで『京ちゃん』に指導する
とはいえ麻雀の指導は簡単なようで難しい
特に実際に卓を囲んでいる相手に手牌をさらすわけにもいかず必然的に密着する必要が出てくる
思春期真っただ中の麻雀部員たちにはある意味全国大会以上のハードルだったのです
つづく?
石川投手と青木選手のヒーローインタビューよかったですね
868 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/25(月) 21:46:51.86 ID:TB9k2iiUo
京ちゃん係-宮永咲編-
宮永咲は基本的に社交性に乏しい
複雑な家庭環境だけでなく『読書』という他者とは共有しにくい趣味がそれに拍車をかけた
「ちょっと京ちゃん, ちゃんと聞いてる?」
「あ, ああ……」
社交性の乏しさは交友関係に広さではなく深さを求めた
友達と呼べる人間は少ないがその分数少ない友人は親友と呼んでも差し支えない
「リーチをかけたら2巡後にここが入るからカンをすれば嶺上開花で和了れるんだからね?」
「お, おう……」
膝の上で力説する幼馴染に閉口する京太郎
宮永咲の要求を思えば当然の反応だといえる
「ほら………………あれ?」
「普通は思い通りにカンなんてできないからな?」
「むー」
34種類各4枚計136枚の牌から14枚の手牌に同一の牌を揃える
それを狙ってできることがどれほど常軌を逸したものなのか難なくやってのける本人にはわからないのだ
「じゃあもっと京ちゃんとギューって密着して私のパワーを送ればできるようになるよね!?」
「そんなオカルトないからな!暑苦しいから抱きつくな!」
「むー!」
ただ順子が作りやすくなった気がする京太郎だったとさ
カンッ
つづく?
869 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/26(火) 22:21:45.83 ID:LR2kj4Poo
京ちゃん係-片岡優希編-
世の中には教えることに向かない人間がいる
かのミスタープロ野球で知られる名選手でさえ一部の選手しかその教えを享受できなかった
天才は天才しか理解できない
半荘という計8局ならばともかく東風戦という計4局においては紛れもなく片岡優希は天才である
点数計算など気にせずひたすら稼げばいい団体戦の先鋒はまさしく天職といえる
「配牌悪すぎないか?」
東場において3シャンテンすら稀な優希にとって京太郎の5シャンテンというのはもはや異常事態だ
お手製のタコスにぱくつきながら優希は懸命に考えるが良い考えなど浮かばない
「ま, とりあえず手なりで進めればなんとかなると思うじょ!」
そう力強く断言する優希
そんな優希とは裏腹にまったくといっていいほど遅々として進まない手
「まさか裏目に裏目って全然揃わないなんて……」
起家で迎えたはずの東1局
終わってみればまさかの3シャンテン止まり
「ま, なんとかなるからもっと頑張るがいいじぇ!」
膝の上で力強く宣言する優希
現実は非常でそんなにうまくいくことは稀なのだ
「私が教えてやってるのにおかしいじょ……」
片岡優希という東場の天才を理解するのは凡人は到底不可能なのだった
カンッ
870 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/28(木) 05:11:10.00 ID:4khC1Nh+0
ここに来てシンプルに青春ニヤニヤなシリーズを見せられるとは
いいぞもっとやれ
871 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/28(木) 10:59:40.31 ID:BdPGcCoAO
乙です
果たして引退済みの部長には京ちゃん係は回ってくるのか
872 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/04/28(木) 22:20:34.91 ID:iXgG2shjo
京ちゃん係-染谷まこ編-
染谷まこの評価は難しい
良く言えば堅実だが悪く言えば華がない
華々しい活躍はないが堅実に結果を残す
そしてそれは指導でも同様だ
「ほれ, こっちのほうが受けが広いじゃろ?」
「たしかにそうですね」
実家で経営している雀荘roof-top
初心者が来ることもありその簡単な指導もしている彼女にとって京太郎の指導はお手の物といえる
「ほれ, この配牌ならどっちがええんじゃ?」
「マンズが河に出てこないのでペンチャンから整理していったほうがよさそうです」
「正解じゃ」
やってみせ 行って聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かじ
かの山本五十六も理想とした指導を図らずも体現する新部長
「ほんならこの半荘で頑張って一回でも和了を自力で掴んでみんさい」
「はい!」
気持ちだけで強くなれるわけではない
ただ気持ちで負けていてはうまくいくものもうまくいかないのだ
「やりました!」
「その意気で頑張りんさい」
「はい!」
膝に座るのを嫌がって横から指導をしてくれる染谷まこ
その微笑みに意外とファンが多いことを本人は知らない
カンッ
どっちで落とせばいいんですかね?
873 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/29(金) 19:53:54.22 ID:04zBAMGj0
新部長マジ天使すぎる乙
オチ担当はやっぱり旧ぶちょ…
874 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/02(月) 00:41:02.26 ID:IlMBldEi0
乙
最近の流れなら久は出番が無い事自体がオチになりそう
875 :
◆HAYARIDvxk
[sage]:2022/05/03(火) 21:27:08.97 ID:p2pKX7ZC0
こんばんは>>1です。
プライベートPCがお亡くなりになりました。
電源ボタンを押してもなにも反応がない状態です。
cloudにあげておいたおかげでトリキーはたぶんこれであっていると思います。
しかし仕事用とプライベート用のPCは分けたいので更新はちょっと待ってください。
お手数おかけしますがよろしくお願いします。
876 :
◆DAKIMApJGg
[sage]:2022/05/03(火) 21:32:44.17 ID:p2pKX7ZC0
ごめんなさい。
トリップはこちらです。
877 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/08(日) 10:04:47.73 ID:OExZzQ7g0
了解しました!
878 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/11(水) 21:33:52.25 ID:UIAZbHDqo
京ちゃん係-竹井久編-
竹井久は戸惑っていた
はじめての『異性の』後輩という存在は竹井久にとって存在事態がカルチャーショックめいたものだった
同性間でもiPS細胞を用いて恋愛から生殖まで完結してしまうこの時代
異性と一切関わることなく無事に子孫を残せるような時代なのだ
「むぅ……」
母親同士に育てられた竹井久にとって目の前にいるのはある意味宇宙人と言っても過言ではない存在だ
一応身の回りにも副会長はいるがあくまで仕事上でしかかかわることがないのだ
「ここってこっちでいいんですよね?」
不安げにといかけてくる宇宙人
自分の打ち方とは正反対の打ち方だが世間一般的には正しい打ち方なのだろう
「いいんじゃないかしら?」
私は絶対そっちでは受けないけど
そう思ったけど言わないほうがいいだろう
「うーん……先輩みたいにこっちで待ってたら和了できたのに……」
「そうねー」
たしかにリーチを掛けてから流局までの6巡で悪待ちに受ければ和了できていた
といっても結果論だし偶然だろうが
「よし」
一度わざとらしいくらい大きな深呼吸をしてリーチを宣言する宇宙人
「そっち?」
「ええ, なんとなくこっちのほうが和了できそうだったので」
「ふーん」
それから4巡後
偶然だろうが和了した宇宙人とハイタッチを交わす
「どうしてこっちの待ちにしたの?」
「だって先輩みたいにこっちで和了したほうがかっこいいじゃないですか」
「あらそう?」
顔がニヤけるのを必死にごまかす
どうやらいうほど悪待ちではないのかもしれない
カンッ
879 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/12(木) 19:31:06.63 ID:OR8MbJhw0
乙でした
表面上は取りつくろってるけど内面デレデレな久かわいいですね
880 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/12(木) 22:12:35.17 ID:k6dCa5dEo
京ちゃん係-原村和編-
原村和は困惑していた
『男子は忌避すべきもの』という父親の教えにここ最近不信感を抱いてしまっていたのだ
同性間でもiPS細胞を用いて恋愛から生殖まで完結してしまうこの時代
異性と一切関わることなく無事に子孫を残せるような時代なのだ
インターミドルチャンプとして抜群の知名度を誇る和
その和を見て惹かれない男子はおらずファンの数でもインターミドルチャンプと称されたほどだ
ちなみにインターミドル2位の少女もコアなファンがついていることを付記しておく
ひと目見て人目を引くその容姿
アイドル的人気に麻雀の実力も伴う少女に告白してくる男子が多いのは当然と言える
和自身に恋愛対象を同性に限定するつもりはない
ただ今まで告白してきた異性に辟易してしまっているのは紛れもない事実だ
「むぅ……」
目の前で手牌を眺めながら悩む少年
女子五人の中に唯一の男子ということで最初こそ警戒していたしその視線は警戒させるに十分すぎた
「こっちの両面待ちは片方ふさがってるし落としたほうが受けが広がるよな?」
「正解です」
自分の教えを自ら習得しそこから最適解を導く
まだまだたどたどしくはあるが教えてきた成果が見えてくるというのは嬉しいことだ
「よし, ツモ」
「今回は優希もいる東場なのに和了できて上出来ですね」
「先生の教え方がいいからな」
そういって自分をまっすぐにみつめて微笑む少年
「まったく……そんなことを言われたら好きになってしまうではないですか」
「え?」
今思えばこの一言がすべてのはじまりだったのかもしれない……
カンッ
神宮で打てませんねー
ただ3タテされなかったのは良かったのであとは塩見選手が大事ないことを祈ります
881 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/13(金) 22:03:30.85 ID:rs9YVSdso
おまけ
私の顔を見ている暇があるならさっさと理牌してください
それともチューしてほしいんですか?ほしいんですね?そうなんですね?
いちいち確認しなくてもちゃんと合ってるんだからさっさと切ってください
それとも私が密着しながら説明しないといけませんか?しかたないですね
たまたま一回和了できたくらいで大げさに喜ばないでください
ごほうびにチューしてほしいんですか?ほしいんですね?そうなんですね?
みんなに聞こえないように耳元でありがとうって毎回ささやかないでくれますか?
私の耳を妊娠させたいんですか?たしかに私はいつでも準備万端ですが手順というものがあるでしょう
え?指導のお礼をさせてほしいんですか?
だったら買い物につきあっていただけますか?
私だって色々見たいものはあっても荷物とか多くなったらいやなんです
ちゃんと私の家まで責任とって届けてくださいよ?
ただ私ばっかりだと悪いので夕飯は私の家で食べていってはいかがですか?
最近練習中のレシピがあって第三者の意見もいただきたいですし
その日は両親揃って出張なので少々遅くなっても大丈夫ですよ
なんだったら泊まっていっても構いませんからね
とっても楽しみですね, 須賀くん♪
カンッ
882 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/14(土) 17:31:22.91 ID:Y6ULvc890
乙ー
めっちゃストレートにイチャイチャラブコメしてるのどっちたまらねえ
883 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/14(土) 23:20:34.75 ID:FRRDgnmrO
丁寧口調のくせ割とあほでめんどくさくて愛が重くてムッツリっぷりが最高にのどっちって感じする
かわいい
884 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/16(月) 17:22:31.53 ID:dLWOLIWRo
どこぞの行き遅れ廃人のどっちを思い出すから、京ちゃんは手遅れになる前にはよくっついてあげて
885 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/16(月) 21:25:17.13 ID:fLmWR+lTo
. / .::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::..
/ .:::: / ::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::.
.′::::::/ :::::::::::/ |::::::::::::::::::::::::::::::::: V:::::::::::::::|
, ::::::::′|:::::::/ ::::::::::::::::::::: : :|:::::::|::::::::::::::::|
: ::::| :::|:::::\ :::/:::::\:::::::|:::::::|::::::::::::::::|
| :::::::::|::八::::|_ \{\:::::\ |:::::::|::::::::::::::::|
.八::::::::::Λf笊心、 イ笊心rァ |::ハ|:::::::::::::: |
. \{\:::. Vり V/タ j/ ヽ::::::::::::: |
|:ハ , ,,. /:::::::::::::: |
|::::: r-イ:::::::::::::::::: |
|:::::\ マ ノ / |::::::::::::|:::::::::::::|
|:::::::::::>.. イ |:::::|:::: |:::::::::::::|
|:::::::::|三三=千 /=|:::: |:::::::::::::| きょーくん, えっちしよ♪
r|:::::::::|三ニニ/ | /三|::::::|=\:::::|
/| |::::::::ムニニ| /ニ三|::::::|ニニ>、|
. / V:::::/三三ニ|――- /=ニニ/:::::/ニ三三>
/ /::::/三三ニニ| /==ニ/:::::/三三/ |
. / /::::/三三ニニ| /ニ三/:::::/=三/ / |
. ´ ` .
. ' ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ヽ
/ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ ..:.:.:.:.:,ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,′.:.:.:.:.:.,イ |.:.:.:.:.:.:.:.:ノ i.:.|:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.
,二=- .:.厶斗 .: .:.;イトミ」.:|.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.
|.:.:| : ト、ハl リ.:./ jノ j人ノ|:|:.:.:.| .:.:.:.
|!八从T777T T777T jノ.:.:.:| :.:.:.i
|.:.:.:i:.:}弋ZZソ 弋ZZソ |.:.:.:.:.| .:.:.:|
,'.:.:.:.i:,' |.:.:.:.:.|).:.:.|
i .:.:.:八 / .:.:.:.:!.:.|.:.|
|.:.:.:.:.:. ` : . r‐ 、 . イ .:.:.:.:/.:i:|.:.| 何ゆーてんの?
{人.:.:.:.|.:.:.|:`≧=-r---rュ´ .:.| .:.:.:/.:j从:ノ
\从人ノ__/リ/ ̄ ̄{从ハイ人/
/ / ,/ / ̄`ヽ、
/ // / ヽ
886 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/16(月) 21:38:36.15 ID:fLmWR+lTo
俺たち3人の暮す4LDKマンション
家賃は高めだが防音はしっかりしていて3人暮らしには十分すぎる
異性間での3人暮らしということでプライバシーに配慮して各人の個室には当然鍵がかかるようになっている
もちろん俺と怜さんが一緒にいるこの二人で入っても十分広いバスルームにもしっかり鍵がかかるようになっている
「一応聞きますけど鍵はどうしたんですか?」
「なんか外れてたで?」
「外れたんやなくて外したんやろ」
「そうかもしれんなぁ」
コインを入れてひねれば外れてしまう程度の鍵
開けるかどうかは一種の紳士協定, この場合は淑女協定に任されているというべきだろうか
「だいたい洗い物とか洗濯するとか言うとったやん」
「終わったでー」
「さすがの手際ですね……」
「二人の洗濯物洗おうとしとったら我慢できんくなってもうてなー」
「京くん, これってしかるべきところに相談するべきやと思う?」
「まあキレイに洗濯してくれてるうちは無害じゃないかと……」
「せやなー」
「というわけでー」
887 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/16(月) 21:39:13.83 ID:fLmWR+lTo
. / .::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::..
/ .:::: / ::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::.
.′::::::/ :::::::::::/ |::::::::::::::::::::::::::::::::: V:::::::::::::::|
, ::::::::′|:::::::/ ::::::::::::::::::::: : :|:::::::|::::::::::::::::|
: ::::| :::|:::::\ :::/:::::\:::::::|:::::::|::::::::::::::::|
| :::::::::|::八::::|_ \{\:::::\ |:::::::|::::::::::::::::|
.八::::::::::Λf笊心、 イ笊心rァ |::ハ|:::::::::::::: |
. \{\:::. Vり V/タ j/ ヽ::::::::::::: |
|:ハ , ,,. /:::::::::::::: |
|::::: r-イ:::::::::::::::::: |
|:::::\ マ ノ / |::::::::::::|:::::::::::::|
|:::::::::::>.. イ |:::::|:::: |:::::::::::::|
|:::::::::|三三=千 /=|:::: |:::::::::::::| きょーくん, えっちしよ♪
r|:::::::::|三ニニ/ | /三|::::::|=\:::::|
/| |::::::::ムニニ| /ニ三|::::::|ニニ>、|
. / V:::::/三三ニ|――- /=ニニ/:::::/ニ三三>
/ /::::/三三ニニ| /==ニ/:::::/三三/ |
. / /::::/三三ニニ| /ニ三/:::::/=三/ / |
. ´ ` .
. ' ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ヽ
/ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ ..:.:.:.:.:,ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,′.:.:.:.:.:.,イ |.:.:.:.:.:.:.:.:ノ i.:.|:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.
,二=- .:.厶斗 .: .:.;イトミ」.:|.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.
|.:.:| : ト、ハl リ.:./ jノ j人ノ|:|:.:.:.| .:.:.:.
|!八从T777T T777T jノ.:.:.:| :.:.:.i
|.:.:.:i:.:}弋ZZソ 弋ZZソ |.:.:.:.:.| .:.:.:|
,'.:.:.:.i:,' |.:.:.:.:.|).:.:.|
i .:.:.:八 / .:.:.:.:!.:.|.:.|
|.:.:.:.:.:. ` : . r‐ 、 . イ .:.:.:.:/.:i:|.:.| だから何ゆーてんの?
{人.:.:.:.|.:.:.|:`≧=-r---rュ´ .:.| .:.:.:/.:j从:ノ
\从人ノ__/リ/ ̄ ̄{从ハイ人/
/ / ,/ / ̄`ヽ、
/ // / ヽ
888 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/16(月) 21:51:48.75 ID:fLmWR+lTo
「二人の洗濯物で一人でしてたら我慢できんくなったんやからしかたないやん!」
「「うわあ……」」
「どうする?今日も3人でする?それとも……」
「ストップや竜華」
「なに?まずは怜が先にしたいん?それならそれでもええよ?」
「ちゃうわ」
「今日はえっちできないんですよ」
「……え?もしかして男の子の日とか?」
「男の子の日がなにかはわかりませんが今日5月16日は性交禁忌の日なんですよ」
「なんでも陰陽道の気の流れが悪いからえっちしたら3年以内に死んでまうらしいで」
「ほんまに……?」
「嘘やと思うんなら撮影用に持ってきたスマホで調べてみたらええやん」
「マジやん……」
「ということで……」
「でもこれ旧暦の5月16日のことだから今日やないやん」
「「え?」」
「ということで……」
889 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/16(月) 21:53:22.43 ID:fLmWR+lTo
. / .::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::..
/ .:::: / ::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::.
.′::::::/ :::::::::::/ |::::::::::::::::::::::::::::::::: V:::::::::::::::|
, ::::::::′|:::::::/ ::::::::::::::::::::: : :|:::::::|::::::::::::::::|
: ::::| :::|:::::\ :::/:::::\:::::::|:::::::|::::::::::::::::|
| :::::::::|::八::::|_ \{\:::::\ |:::::::|::::::::::::::::|
.八::::::::::Λf笊心、 イ笊心rァ |::ハ|:::::::::::::: |
. \{\:::. Vり V/タ j/ ヽ::::::::::::: |
|:ハ , ,,. /:::::::::::::: |
|::::: r-イ:::::::::::::::::: |
|:::::\ マ ノ / |::::::::::::|:::::::::::::|
|:::::::::::>.. イ |:::::|:::: |:::::::::::::|
|:::::::::|三三=千 /=|:::: |:::::::::::::| きょーくん, えっちしよ♪
r|:::::::::|三ニニ/ | /三|::::::|=\:::::|
/| |::::::::ムニニ| /ニ三|::::::|ニニ>、|
. / V:::::/三三ニ|――- /=ニニ/:::::/ニ三三>
/ /::::/三三ニニ| /==ニ/:::::/三三/ |
. / /::::/三三ニニ| /ニ三/:::::/=三/ / |
. ´ ` .
. ' ...:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:... ヽ
/ ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
/ ..:.:.:.:.:,ィ.:.:.:.:.:.:.:.:.ト、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
,′.:.:.:.:.:.,イ |.:.:.:.:.:.:.:.:ノ i.:.|:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.
,二=- .:.厶斗 .: .:.;イトミ」.:|.:.: |:|.:.:.:.:.:.:.:.
|.:.:| : ト、ハl リ.:./ jノ j人ノ|:|:.:.:.| .:.:.:.
|!八从T777T T777T jノ.:.:.:| :.:.:.i
|.:.:.:i:.:}弋ZZソ 弋ZZソ |.:.:.:.:.| .:.:.:|
,'.:.:.:.i:,' |.:.:.:.:.|).:.:.|
i .:.:.:八 / .:.:.:.:!.:.|.:.|
|.:.:.:.:.:. ` : . r‐ 、 . イ .:.:.:.:/.:i:|.:.| だから何ゆーてんの?
{人.:.:.:.|.:.:.|:`≧=-r---rュ´ .:.| .:.:.:/.:j从:ノ
\从人ノ__/リ/ ̄ ̄{从ハイ人/
/ / ,/ / ̄`ヽ、
/ // / ヽ
カンッ
>>2
にも書いてあるとおりのどっちも竜華さんもはしたなくはないのです
3年峠ネタよろしくやりまくりエンドとかも考えましたけどみなさんに伝わるんでしょうかね?
おやすみなさい
890 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/18(水) 17:00:24.15 ID:mTf1zUNy0
おつおつ
はしたないとは一体…ウゴゴゴ
891 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/19(木) 14:48:21.94 ID:LsMONhKL0
当たり前の様に「今日も3人でする?」なんてくだりがあるあたり
常識人枠の様にツッコんでるけど怜もなかなか・・・
892 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:43:27.51 ID:W8vOG4t/o
「いやー新子ちゃん今日はついてるねー」
「……どうも」
「あ, そろそろバイトだし帰るねー」
「私もー」
「じゃあこのまま解散って感じだね」
私が進学した女子大の麻雀部
麻雀ブームのおかげで設備だけは立派なのに部活動とは名ばかりで熱心なサークルにすら活動への熱意は劣る
活動開始時間にはルーズなくせに終了時間にはやたら敏感な部員とも呼びたくない人たちは手早く片付けを済ませる
バイトなんかないのを知ってるし私は誘われていないけどコンパに行くのだ
誘われてもこっちからお断りなんだけど
「はあ……」
実家を継ぐということを考えたときにこの大学を選んだのは間違いなかったと思う
高校のときの知り合いはいなかったけど実家が神社という人達が多いから友達を作るのに苦労しなかった
問題だったのは麻雀部だ
インカレでも目立った成績を残していなかったのは調べておくべきだった
結果的に腫れ物に触るように接され部活が終わった頃には一緒に遊ぶ友達もいない有様だった
「はあ……」
帰って晩ごはんを作る
それすらも億劫になってしまっていた
893 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:43:57.56 ID:W8vOG4t/o
/ / | ハ | | i 、 ヽ \ \_
. i / | | | | | |、 i ゙、 、 \_ _>
| i | i | | | | ハ ハ _i!_ i \ ヽ` ̄ ̄
| | |+--|、_|! | | i! ,/.ィ'|"i´ ハ | i ヾ 、 ヽ
| | |.|ヽ |、_|王!ー |./i .;"´/=、!/ | ! | \ 、i 人
. !. r| i.|、!,,ィ'":::._iミi! |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_ \ `Y´
. | |^!. N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ
! | i、i、 ゙、 ` ̄ ̄ メ( /^|イ `、|
ノi \ヾi:.、、 i! i ノリ `
| ヽ__i |イ|/ あれ?憧?
ヽ i、 i ____...., |/
ヽ!、 i\ `ー-- ―'´ /、!
i !i 、 \  ̄´ /!/ 人
|ハ,i、! 、 \ / ./.| `Y´
ト、! ゙、 `ー---'′ /|V
※アコチャーのイメージです
久しぶりに会った幼馴染は腹が立つほどキラキラ輝いて見えた
894 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:44:29.99 ID:W8vOG4t/o
「今部活の帰りか?」
「ええ, そんなところ」
あんなのを部活と呼ぶのは高校時代の私にあまりにも失礼だと思う
「そういうあんたは?」
「最近できた麻雀サークルの帰り」
「そんなのあるの?」
「インカレを目指すわけでもない麻雀好きが集まる大学の垣根のないサークルが最近できたんだよ」
「そうなの?」
「たしか憧の大学の同じ学部の人もいたはずだぞ」
「……マジ?」
「ほら, この人」
「ほんとだ……」
私も連絡先を知らない子の連絡先を持っているのはなんだか気に入らない
だけどそこに写っている女の子はたしかに私の同期だ
895 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:45:06.84 ID:W8vOG4t/o
「ねぇ, そのサークルって私も参加できるの?」
「基本的に参加は自由だけど憧には物足りないかもしれないぞ?」
「そう……」
楽しそうな様子を見るとレベルはともかく楽しいのは間違いなさそうだ
少なくとも今の部活とは名ばかりのところよりはるかにマシだ
「といっても今日は終わったから参加するにしても明日からだけどそれでもいいなら紹介するけど?」
「明日は暇だしそれでいいわよ」
「そっか, じゃあ……」
「待ちなさいよ」
「なんだよ」
「久しぶりに幼馴染と再会したのになにかないわけ?」
「だって腹減ってるし」
「だったら私を誘いなさいよ」
「えー」
「何よその顔」
「昨日作ったカレーがあるからさっさと帰りたいんだけど」
「だったらそのカレーでいいわよ」
「……マジ?」
「なによ?私があんたの家に行ったらまずいわけ?」
「そんなことはないけどさぁ……」
「だったら問題ないからさっさと行くわよ」
「へーい……」
4駅先まで乗るいつもの私より2駅早く降りていつもと同じくらい歩いただけで着いた
外見は新しくはなさそうだがそれほど古くもないアパートだった
896 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:46:11.02 ID:W8vOG4t/o
「おじゃましま〜す」
「じゃまするんなら帰ってや〜」
「はいよ〜……ってなんでよ!」
そんなしょうもないやり取りすらなんだか嬉しい
「ちょっとコンビニ行ってくるけど何かいるか?」
「だったらプリン食べたい」
「はいよ〜」
そう言って行ってしまった京太郎
いきなりくつろいでるように言われても困るんだけど……
「結構柔らかい……」
二人で座るにはちょっと小さいサイズのソファーの座り心地は思った以上によかった
男の子の家に来たことはないけど想像よりもものが少なく感じだ
「ふーん……」
目を引く本棚を見ていると教科書らしい本とハマっているらしい漫画が入っている
背表紙を見てもよくわからない漫画ばかりだ
「……うん?」
本棚の一角にちょこんと置かれた『0.01』と書かれた蓋を開けた形跡のある箱
保健の授業でしか見たことのないものだ
「マジかぁ……」
その使い方に気づいたとき途端に幼馴染が遠くへ行ってしまったように感じた
897 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:46:42.46 ID:W8vOG4t/o
「ただいまー」
「お, おかえりなさい!」
「なにかあったのか?」
「……べつに」
使用した形跡のあるコンドームを見つけてテンパってるなんて絶対バレたくない
絶対に処女だってばれないようにしなきゃ……
「じゃあカレー温めるからちょっとまっててくれ」
「それなら手伝うわよ?」
「カレー温めるのとスープくらいだから特に手伝いはいらないかな」
「そう……」
「ということで腹減ってると思うけどもうちょっとだけ待っててくれ」
「うん……」
そういってキッチンに行っちゃう京太郎
どうしてもコンドームが目についてしまう
「私が来るってわかってるんだったら隠しときなさいよ……」
といっても突然来るって決めたのは私なんだけどさ
そんなに時間がかからなかったはずなのにやけに長く感じる
「憧?できたぞ?」
「ふきゅ!?」
京太郎の持っているお盆には美味しそうなカレーとスープと簡単なサラダが盛り付けられていた
「見た目が悪いのは勘弁してくれよな」
「う, うん……」
「じゃあ食おうぜ」
「「いただきます」」
898 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:47:09.47 ID:W8vOG4t/o
「ごちそうさまでした」
「はいよーおそまつさまでした」
「思ったより美味しくてびっくりした」
「そうか?市販のルーだぞ?」
「トマトとか入ってたじゃない」
「ああ, あれはホールトマトをオリーブオイルで炒めて酸味を飛ばしたやつだな」
「え, 私そんなの知らないんだけど」
「前ここに住んでた人に教えてもらったんだよ」
「もしかして……彼女とか……?」
「俺にいると思うか?」
「ないわね」
「即答!?」
「でもえっちとかはしたんでしょ……?」
「……は?」
「だって……」
「だって?」
「コンドーム使ってるじゃない!」
私が『動かぬ証拠』を突きつけた瞬間
「あ, あははははは」
突然笑い始めた京太郎
いったいなにがどうおかしいというのだろう
899 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:47:54.97 ID:W8vOG4t/o
「笑いすぎよバカ」
「いやー憧の勘違いが面白くて面白くて」
「どういうこと?」
「箱の中身の枚数数えてみ」
「う, うん……」
「どうよ?」
「減ってない……?」
「この前飲み会のときに冗談で開けたやつがそのまま置かれてるんだよ」
「ふーん……」
「で?憧はこれをなんだと思ったんだ?」
「……知らない」
「なるほど……憧はムッツリスケベってシズと和に教えてやらないと……」
「箱の開いてるコンドームがあったら誰だってえっちしたって思うでしょ!」
「やっぱりムッツリじゃん」
「ムッツリじゃないしそもそもえっちだってしたことないもん!」
「……マジ?」
「アンタみたいなヤリチンにはわからないでしょうけどね!」
「まあ俺も経験ないのは一緒だけどさ」
「マジ?女の子に囲まれてデレデレサークルしてそうなのに?」
「憧の中で俺のイメージどうなってんだよ……」
「べーつにー」
「そのニヤケ顔すっげーむかつく」
900 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:48:23.45 ID:W8vOG4t/o
「そろそろ帰んなきゃ」
「だったら駅まで送るよ」
「うん, お願いね」
「憧が素直だ……」
「何よその顔は」
「べーつにー」
「もう……」
「少しは元気出たか?」
「なんの話し?」
「なんかすっげぇ疲れてそうに見えたからさ」
「ふーん……人の顔ジロジロ見てたんだ」
「あんな顔してる憧なんて見たくないしな」
「……ありがとう」
「おう, どういたしまして」
こういうところはずるいと思う
901 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:48:49.28 ID:W8vOG4t/o
「こんなところに公園があるんだ」
「遊んでる子どもを見たことはないけどな」
「ちょっと遊んでいかない?」
「使えそうなのシーソーくらいしかないぞ」
「いいじゃんシーソー」
「つってもさすがに体格違いすぎだろ」
「昔は私のほうが背高かったのに……」
「成長期って知ってるか?」
「ぐぬぬ」
「これならなんとかいけるか?」
「そうね」
「ところで言いにくいんだけどさ」
「なに?」
「スカートでシーソーするんならその座り方はやめたほうがいいぞ」
「別にアンタになら見られてもいいわよ」
「そうか?といってもさすがにその柄は知らないぞ?」
「大学に入ってから買った最近のお気に入りだしねー」
「マジか, そりゃ知らないわけだ」
「そうよ?見せたのはアンタがはじめてなんだから感謝しなさいよね?」
「ありがとごぜえますだ」
「なによそのキャラ……」
902 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/05/27(金) 22:49:18.96 ID:W8vOG4t/o
「シーソーだけであんなにはしゃげるなて思わなかったわ……」
「休みの日に缶蹴りをして遊ぶプロ野球チームもあるらしいしな」
「なにそれすごそう」
「ところで明日うちのサークル来てみるか?」
「うん, 行ってみたい」
「だったらどこかで待ち合わせして……」
「明日授業が5限まであるから終わったら連絡するね」
「おう, 待ってる」
ごめんね, 京太郎
私一つだけ嘘ついちゃった
明日は午前中で講義は終わりだ
部活が終わる頃に京太郎に迎えに来てもらおう
麻雀より合コンのほうが大事な人たちにはちょうどいい薬になりそうだしね
「もし京太郎が卒業までに彼女できなかったら私があのコンドーム使う相手になってあげるね」
「おう, 期待せずに待っとく」
「そのときは先に誕生日を迎えておねえさんになった私がリードしちゃうんだもんね♪」
いつぶりかに見た満月の下で私は色々と期待に胸を膨らませていたずらっぽく笑った
カンッ
>>3
のサイトでの診断結果
須賀憧は『つき、年齢、シーソー』を組み合わせてお話を書いてください。
ということでかなり遅くなりましたがアコチャー誕生日おめでとう
色々と忙しかったので許してください
交流戦まだ4試合なのに内容の濃い試合ばかりでびっくりです
おやすみなさい
903 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/29(日) 19:38:18.20 ID:ifU5FOYS0
乙
アコチャーかわいいたまらん
まだただれていない時空か…
904 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/02(木) 22:16:17.62 ID:ZvH73VdQo
咲「暑いねー」
京太郎「なー」
咲「一気に暑くなってたいへんだよねー」
京太郎「なー」
咲「でも衣替えしたから少しはマシになるといいねー」
京太郎「なー」
咲「それども暑いんだけどねー」
京太郎「なー」
咲「ちなみに今日のブラは新しいやつなんだよねー」
京太郎「なー」
咲「そっちから見ててどうかな?」
京太郎「白を基調とした水玉模様はいいと思うけど」
咲「けど?」
京太郎「見栄を張って大きいサイズだから浮きブラしてるぞ」
咲「少しくらい夢見たっていいでしょ!」
京太郎「寝言は寝ていえ」
咲「むぅ」
久「一応部活中なんだけどなー」
カンッ
>>884
なにそれkwsk
>>903
まるで今がただれているみたいな……
905 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/03(金) 07:26:30.90 ID:YQuLasus0
乙
>>904
ここも相当長く続けてるみたいだし知ってそうだけど…
みやながけというSSシリーズののどっちルート(通称デジタル次元)に出てくるのどっちですねー
906 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/03(金) 16:30:58.38 ID:Ptr7vaOF0
京咲かわいい
907 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/03(金) 23:20:55.26 ID:cNCWJywBo
Meg「サトハ, 京太郎にレイプされたというのは本当でスカ?」
智葉「ああ, 騎乗位でな」
Meg「……ウン?」
つづく?
>>905
情報ありがとうございます
>>1
の中で清々荘スレや奇怪奇譚スレ以降はほとんど他の作者様のスレを追えていないのでかなり情報が古いです
あとは淡スレの
>>1
とお互いのスレで書け麻雀したくらいで情報が止まっています
阿知賀スレの
>>1
にはたいへん失礼なことをしたのを今でも申し訳なく思っています
なので良さげなスレの情報があれば教えてほしいです
おやすみなさい
908 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/04(土) 23:49:05.49 ID:f4mMumek0
乙でした
阿知賀スレさんの作品はどれも好きだったな〜
魔物娘シリーズが特に好きでした
909 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/10(金) 22:49:31.50 ID:jdKNSF5so
辻垣内智葉は火消しの家系である
本人は堅気だと信じて疑わないが世間からそう見えているかは別問題だ
『姐御』『姐さん』「お嬢』
周りの人からの呼ばれ方はとても堅気とは思えない
そんな家系なのでどうしても昔気質の教育方針となってしまう
そしてその教えを智葉自身正しいと信じて疑ってこなかったのだ
『よき妻たれ, よき母たれ』
前時代的すぎる教えだが智葉は気に入っていた
そしてそうなるために自身に磨きをかけるのも好きなのだ
そんな智葉も思春期を迎えた
人並みに恋に恋したりもするし親に内緒で読んでいる少女漫画の世界の憧れたりもするのだ
「今日からお世話になります!」
周りの年齢層が高い中ではじめてできた『後輩』という年下の存在
ようやく今まで自分を磨いてきた成果を出せると智葉の胸は高鳴った
「あの……俺の制服はネクタイいらないんですか」
「うるさい, 身だしなみくらいちゃんとしろ」
「はい……」
憧れの旦那様のネクタイを締めて送り出す
そんな新婚さんみたいなシチュエーションにただただ智葉の心が高ぶった
須賀京太郎に対する『恋人ごっこ』が始まったのはこんなきっかけだったのだ
910 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/11(土) 11:56:16.32 ID:AXWoZJG+0
内心乙女なガイトさんくっそかわいい…
911 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/11(土) 21:49:37.91 ID:fbq+AobCo
,ィ‐‐-、
. /´⌒ヽ. 〉
/ /
/ /⌒i
r' ⌒ヽ /::::::.:}
ゝ、_メ::::::::::ヽ
ヽ::::::::::::::'、 __-=冖ー 、
. }:::::::::::::ヽ /´ \
ノ:::::::::::::::::ヽ }, -<゙)~/⌒ヽ;:,个 、
/:::::::::::::::::::::::ヽ/r⌒ヽ ヽ--<:::::::::/ ゙l
{::::::::::::::::::::::::::;´〈 ̄ ̄,Y `ヾl ィー}
'、::::::::::::::::::::l `~~´ | .{ 0}
゙7::::::::::::::::::ゝ_,..−‐ー-.._ 丿ゝ_.ノ
ヽ__::::::::::::::::::_;;::::;;_::::::::^''::.rrrrrrrrrrrrrrrrrrn
l::::::::/ ゙' 、:::::::/ /
ゝ::/ ヾ::/ ゆ う し ょ う /
/ / /
/(⌒ // / ;〜〜、 _/
/_)Wα//OWS ヒ==イ::::::::::::::=、
. / ゙l::::::::::::::::::::|
. i ゙l::::::::::::::::::ヽ.--‐
i }::::::::::::::::::::::::::::丿
! }::::::::::::::::::::::/
! |::::::::::::::::::::/
すわほー
村上選手すごかったですね
高津監督のいう『リリーフみんながMVP』は至言だと思います
高津監督の著書ようやく読破しました
『二軍監督の仕事』『一軍監督の仕事』どちらも面白かったです
惜しむらくは野村監督に昨年の日本一を見ていただけなかったことですね
おやすみなさい
912 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/14(火) 22:05:27.80 ID:D3bsucXpo
「ご飯にするか?お風呂にするか?」
「え?え?」
自分を選択肢に含めないのが辻垣内智葉の奥ゆかしさというものだ
あまりの嬉しさに目の前の少年が感激のあまり目を白黒させているのも当然だろう
長野から東京に出てきての一人きりの下宿生活
食生活が偏ってしまっているのは確認済みだがしかたないだろう
男の心を掴むにはまずは胃袋から
憧れとする良妻賢母には料理の腕は不可欠なのだ
エビが好きなことは調査済みだ
疲れて帰ってくる旦那様を好物でもてなすのはまさに新妻の鑑といえる
ただし辻垣内智葉には盲点があった
目の前の少年が困惑している理由が違うのだ
朝ちゃんと戸締まりをして出かけた我が家
そこに先輩がいて夕食と風呂の準備をしていたとあれば恐怖以外のなにものでもない
『なぜか』辻垣内智葉が持っていた合鍵
その入手方法は大きな声はいえないし知らないほうがいいこともある
目の前に満面の笑みを浮かべたエプロン姿の先輩
このときほど女性の笑顔に恐怖を覚えたことはないだろう
「えっと……ご飯で」
「わかった着替えを済ませたら座って待っててくれ」
せめて死ぬときはお腹いっぱいでありたい
そんな本能めいた答えは正解だったらしい
良妻賢母を標榜する智葉の料理は美味しかったはずだが京太郎が味わう余裕がなかったのはしかたない
913 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/15(水) 22:45:48.58 ID:oU3kzRN40
乙
かわいらしいニヤニヤ恋人ごっこかと思いきやそういう感じじゃったか・・・
914 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/16(木) 22:23:58.02 ID:vFTohzvVo
京太郎が食べ終えると風呂をすすめる智葉
死ぬ前にせめて体を清めるようにとの情けなのだろう
京太郎の好きな少し熱めのお湯にしっかりと調整された浴槽
この世の名残を惜しむように丁寧丁寧丁寧に体を洗っていく
湯船にかろうじて足を伸ばして浸かっても心が休まることはない
どうしてもよくない方に思考が陥ってしまうのは状況を考えればしかたないだろう
もちろんそれはすべて京太郎の取り越し苦労である
少なくとも『今は』であるが
「ずいぶん長風呂だったみたいだがのぼせたりしてないか?」
「ええ, 大丈夫でした」
いつの間にかキレイに洗濯されていたパジャマに着替えて出てきた京太郎
メガネを外し髪を下ろした姿は別人のように見えてしまう
「じゃあこれが明日の朝ごはんだからちゃんと残さず食べろよ?」
「え?」
「それとめんどうなのはわかるが洗濯はこまめにしておいたほうがいい」
「はあ……」
「着古して縒れてきていた服は淘げておいたからこちらで処分しておく」
「ありがとうございます?」
「ということで私は帰るが夜ふかししすぎずにちゃんと夜は寝るんだぞ?」
「わかりました」
いつのまにかベッドの布団が新しくなっていた
なんとなく高級なものであることはわかるしそれにふさわしい寝心地だった
京太郎の下宿先で夕食をつくり風呂に入っている間に後片付けと翌朝の食事を用意して帰っていく
そんな生活も1週間も続けば慣れてしまう
つまり京太郎に『油断』が生まれ始めていたのだった
915 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/18(土) 22:47:39.14 ID:0i0FVFz8o
今日も今日とて智葉の料理に舌鼓を打って程よく熱めになっていた風呂に入っていたときだ
最近ではこの生活にも慣れたのかのんきに鼻歌まで歌う始末だ
「邪魔するぞ」
「え!?」
京太郎が驚くのも無理はない
風呂トイレセパレートのこのアパートの数少ない利点
室内で数少ない鍵ができるのがトイレと風呂
智葉が来るようになってから必ず鍵をかけるようになっていたが所詮10円玉で開いてしまうような鍵だ
「なにしに来たんですか!」
さすがに究極ともいえるパーソナルスペースを侵害されては文句も出るだろう
そもそも家の中に入ってきている時点でいうべきだというのは考えないことにしておく
「背中を流してやろうと思ってな」
「いりませんよ!」
「まあまあ, 床屋で髪を洗ってもらう延長だと思ってくれればいいから」
「ですけど……」
「それにほら, ちゃんと襦袢を着てるしそっちもタオルで隠してくれて構わないから, な?」
「まあそれなら……」
辻垣内智葉には誤算があった
襦袢というものの視覚的魅力というものを過小評価していたのだった
結果的に快適な睡眠を確保されたいた京太郎の睡眠時間は削られティッシュの使用量が増えることになってしまった
その原因が自分にあるなど辻垣内智葉はつゆほども思い至らなかった
916 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/19(日) 22:11:52.12 ID:u7JcIwv80
乙
これは珍しく本当に京ちゃんが襲う流れになるのか?
917 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2022/06/20(月) 02:09:00.86 ID:crwY/IDM0
おつおつ
918 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/25(土) 21:51:32.04 ID:mU7MZZ8so
「うっ, ふぅ……」
若い男の性欲を舐めてはいけない
教科書の裸婦画にすらオカズにできる男に辻垣内智葉はあまりにも刺激的すぎた
エプロン姿で出迎えてくれるだけでもグッとくるものがある
辻垣内智葉を伴侶とできる人間は前世でとてつもない功徳を積んだことは容易に想像ができる
そんな智葉が襦袢姿で自身の背中を流してくれるのだ
辻垣内智葉という人間の高潔さを表すかのように純白の襦袢
しかしその純白さが仇となった
今では『前』も洗ってくれるようになっていた
その興奮をリー棒を股に挟んで懸命に耐えているのだ
人には人の性癖というものがある
他人にあけっぴろげにするものでなく各々が心に秘めているものだ
中にはなぜかおもらし好きと断じられてしまう人間もいるようだが
そんな須賀京太郎の性癖はある意味メジャーだ
家庭的で胸の大きな女性
いわゆるお嫁さんにしたいような女性が好みなのだ
原村和しかり福路美穂子しかり
彼女たちにおかずを作ってもらったりアーンしてもらったり
ときにはオカズになってもらったりしたのはある意味当然のことと言える
普段はさらしで胸をつぶしている智葉が襦袢姿で体を洗ってくれる
乾いているときは女性らしい丸みと膨らみを帯びた肢体がちらりと覗き
濡れているときはしっとりと張り付いて辻垣内智葉の肢体を顕にしている
美肌というに異論なき辻垣内智葉の白い柔肌
その中から時折透ける薄桃色やアンバランスな黒い茂みは興奮を掻き立てるに十二分すぎた
須賀京太郎が寝不足になるのもしかたないことと言えるではないだろうか
少なくとも男子諸兄に同意できないわけはないだろう
919 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/06/27(月) 22:02:06.66 ID:hv82WrKIo
「大丈夫か?」
「え!?」
京太郎が驚くのも無理はない
先程見送ったはずの辻垣内智葉が『自分磨き』を終えたばかりの目の前に現れたのだから
さすがに妄想していた服装になっているというミラクルは起きなかったが
「あの, なにか忘れ物ですか……?」
智葉が戻ってくる理由などそれくらいしか思い浮かばない
しかし智葉の答えは全く予想していないものだった
「旦那様に快適な睡眠を提供するのも妻の役目だからな」
胸を張って答える智葉
さらしで潰していないらしい胸がぷるんと揺れた
「あの, よくわからないんですが……」
「最近寝不足だろ?」
「ええ, まあ……」
原因が目の前にあるとは口が裂けても言えない
「だから私が抱き枕になって安眠を手伝おうと思ったんだ」
「……え?」
「ハグをすればドーパミンやオキシトシンやセロトニンが分泌されてリラックスできるからな」
「だからって抱き枕になることとどうつながるんですか?」
「ただハグするだけでなく子守唄を歌うことだってできるからな」
「……なるほど」
下手に議論するだけ無駄だろう
適当に効いているふりをすれば満足して帰ってくれるだろうしな
京太郎は抱き枕を甘く見ていることをまだ知らない
920 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/06/27(月) 22:26:55.19 ID:zGuog15B0
乙
スレタイ回収するとは…メインヒロインかな?
921 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/01(金) 00:06:23.21 ID:2KyYyD+y0
乙
これはやばい…
922 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/04(月) 22:22:51.27 ID:zBgZlkRlo
「よし, こい」
閨をともにして向かい合う
誰かと閨をともにするなど初めての経験だしその相手が異性ともなればなおさらだ
「あの, 向かい合う必要はないんじゃないんですか?」
「子守唄を歌うのにこっちのほうが都合がいいからな」
「なるほど?」
「というわけでこい」
「おじゃましまぁす」
ほんのり寝間着をはだけた胸元に顔を埋められる
身長をはじめとして体格ではかなわないのにこうして胸元で受け止めてみると愛おしく感じるから不思議だ
胸元で誰かの吐息を受けるというのはくすぐったい
それでもそれが安らかな寝息ならばこちらも嬉しくなるのだから不思議な話だ
赤ん坊を胸に抱くのは母親の心臓の音を聞かせて安心させるためという
そしてその効果は体は大きくとも京太郎にも有効だったのだろう
自分のおかげで京太郎がちゃんと眠れている
満足感と多幸感に包まれて智葉も眠りについたのだった
923 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/05(火) 21:03:38.10 ID:g7FhQMgJ0
乙でした
ガイトさんおもち小さいから心臓の音すごく聴こえそう
924 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/05(火) 22:37:27.43 ID:KH2D+Fxxo
「おはよう, 起こす前に起きてくるとは感心だな」
「いい匂いがしてたので」
「朝ごはんは私好みで和食だけど問題ないか?」
「ええ, 大丈夫です」
漬物を切る小気味よい音と御御御付けの香りで目覚める
古き良き日本の素晴らしい朝の一コマだ
「じゃあ顔を洗って着替えてきてくれ」
「はい」
割烹着のよく似合う辻垣内智葉という女性にそう言われて逆らえる男などいるだろうか?
あいにく男の一人暮らしのアパートに仕切りなどといった気の利いたものはない
毎日体を洗ってもらっているのに今更の話であるが
「明日から洋食のほうがよかったら言ってくれ」
「いえ, 十分すぎますよ」
銀シャリと呼ぶにふさわしい白いご飯に味噌の香り漂う御御御付け
アジの開きに智葉の自家製らしい香の物
徒や疎かには味わえない逸品だ
こうして『おはようからおやすみまで』智葉のお世話になる日々が始まった
そして一週間もすればまた京太郎の不眠症が発症してきたのだった
925 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/05(火) 22:39:34.23 ID:0rYLR5kS0
夫婦なら同衾して妻が夫に添い寝してもまったくもって健全だな
926 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/10(日) 16:00:51.45 ID:HcE4v6SC0
>>923
ガイトさんもサラシほどくとそこそこあるんだぞ!
927 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/10(日) 22:54:15.06 ID:bndsdJqRo
『おはようからおやすみまで』
どこかのメーカーのキャッチフレーズ通りの生活
智葉と離れるのは学校の間だけという聞くだけでも羨ましい生活だ
人間には三大欲求と呼ばれる欲求がある
有り体に言ってしまえば食う, 寝る, ヤる
そのうち2つに関してはこれ以上ないほどに充実している
そのかわり最後の1つが皆無といっていいほどに絶望的だ
理想のお嫁さんを標榜している辻垣内智葉
そんな彼女のレパートリーは1年間別の献立を出せるほどに充実している
そして体を洗ってもらってから一緒に床に就く
智葉自らが抱き枕になって胸で受け止めてくれる
しかし物事にはバランスというものがある
三大欲求のうち2つが充実しているからといって残りの1つがなくてもいいわけでは決してない
巨乳であるかは疑問であるが美乳であることは間違いない胸
比較対象が比較対象のせいでもあるのだが
巨乳を通り越してもはや爆乳と呼んでも遜色ない二人
貧乳を通り越してもはや無乳と呼んでも遜色ない二人
そんな中では比較対象が悪いと言わざるをえない
そういった意味では美乳であり適乳というにふさわしい
その誘惑に勝てる健全な男子はいないだろう
発散したくても発散できないせいで再発してしまった不眠症
おはようからおやすみまでお世話になるようになってから15日目
ついに京太郎は『夢精』という逃げ道にたどりついたのだった
928 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/14(木) 23:58:18.72 ID:cdGacL/Qo
1日かけて焦らされためたものを睡眠中に吐き出す
健全なのか不健全なのかわからないサイクルが構築された
食う, 寝る, ヤる
人間に備わる3大欲求をすべて高いクオリティで満たすことができるサイクルだ
さて, こうなれば面白くないのは智葉である
京太郎の家事全般を担当している彼女にとって洗濯ももちろんその範疇に含まれる
洗濯のためには汚れの確認は当たり前だ
汚れの種類によって使うべき洗剤も変わるしつけ置き等も必要になってくる
京太郎の下着のローテーションすら決めている智葉
そんな彼女が京太郎の下着の異変に気付くのは当然といえる
「汗か?だったら室温を下げようか」
不自然に湿っているトランクス
吸湿性を最大限に発揮しているのは京太郎が男の矜持を守るためとはつゆほども思い至らなかった
自ら夢精してしまったトランクスを手洗いする
男にとってこれほど惨めな瞬間があるだろうか
しかしいつもそうするわけにはいかない
寝坊をしてしまったせいで『隠蔽工作』ができなかったとき
「なんだこれは?」
トランクスに放たれた異物
箱入り娘の智葉は正体に思い至ることはできなかった
その原因が自分であるなど想像だにできないのだった
「とりあえず黙っておいたほうがいいな……」
匂いに陶然としながらつぶやく智葉
気づかれなかったと誤解した京太郎は『隠蔽工作』をやめてしまった
日中溜まったものをトランクスに吐き出す
そしてその匂いで劣情を掻き立てる
ある意味では完璧といえるサイクルへと発展したのだった
929 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/15(金) 20:49:16.12 ID:kuvEo69O0
乙でした
無知なガイトさんエロい!
930 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/17(日) 18:26:22.52 ID:C4W9xTHZ0
乙です
すばらな展開だ
931 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/17(日) 23:46:57.70 ID:HSVrq+Pao
そんなサイクルも一週間も続けば智葉も違和感を抱くようになる
『トランクスに付着しているものの出どころはどこだろうか』
小中高と教育を受けている智葉は一通りの知識がある
しかし肝心なところをぼかした学校での勉強と今自分が直面している状況が結びつかないのだ
付着している位置から想像することはできる
しかしそのことを本人に尋ねる勇気が箱入り娘で筋金入りの生娘である智葉にあるわけがない
「さすがに親しき仲にも礼儀ありと言うしな……」
いつかフランス生まれの友人と銭湯に行ったときのことを思い出す
「どうしました, 私のことをジロジロ見て?」
「その……立派だと思ってな……」
髪の毛とおそろいのプラチナブロンドの下半身の茂み
奔放なところのある彼女をそのまま体現したかのような繁茂っぷりだ
「その……手入れとかしないかの……?」
「最近フランスではナチュラル派の人も増えてきてるんですよ」
「そうなのか?」
「ええ, ありのままを受け入れるって感じですね」
「そうか, 世界は広いんだな……」
「私だからいいですけどそんな質問をするなんてマナー違反ですからね?」
「ああ, すまん」
週に一度とはいえ手入れをしているのを知られるのは恥ずかしい
下半身事情を尋ねるなどまさしく親しき仲にも礼儀ありだ
932 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/21(木) 22:36:53.71 ID:y0gvBsyho
「やはりこれしかないか……」
なにやら覚悟を決めたらしい智葉
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥
「ただこのことが原因で幻滅されたら立ち直る自信がないぞ……」
珍しく弱気な智葉
それほどまでに深刻になるようなことを尋ねようとしているのだ
そしてその夜, いつもの風呂場にて
京太郎の大きな背中を洗い終えて向かい合う
「どうかしました?」
いつもより神妙な智葉にさすがにどこか鈍感なところのある京太郎も気づいたのだろう
胸元へと落としていた視線を上げて目を合わせてくる
「一つ教えてほしいことがあるんだ」
「俺に答えられることでしたら」
いつも着ている襦袢をはだけはじめる智葉
生涯をともにすることを真剣に考えるからこそできる行動だ
「白いおしっこの出し方を教えて下さい」
事態を飲み込めていない京太郎に三指をついて頭を下げてお願いする
智葉がたどり着いた究極にして最も単純な方法
その日から風呂場での自慰行為の見せあいという奇妙なルーティンが追加されたのだった
R-18ではないので詳しくはかけません
ごめんなさい
933 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/22(金) 21:36:54.90 ID:lr7Blbmu0
乙でした
無知ヒロインに教育する展開はやはり良い
934 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/28(木) 04:51:02.13 ID:g0MO52P+0
三つ指ついてそれは破壊力高すぎるよお…
935 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/29(金) 00:05:36.97 ID:u3kHI3oCo
奇妙なルーティンも3日続けば智葉はある法則性に気づいていた
自らのはしたない放尿姿を見てもらうことに羞恥心以上の感情が生まれてきていることではない
男性器が放尿するための器官であることはさすがの智葉でも知っている
しかし白いおしっこを出す条件まではわからないのだ
そんな智葉が3日かけて気づいた法則性
京太郎の陰茎が膨張しているときにだけ白いおしっこが出るということ
どうして陰茎が膨張するのかはわからない
もしかしたら普段からそのサイズなのを下着とズボンで巧みに隠しているのかもしれない
将来夫婦になるとはいえ隠し事をされている
そのことは少しならず智葉の心を傷つけた
いつかそんな隠し事も打ち明けられるような良妻になりたい
智葉は決意をそう新たにするのであった
条件はわからない陰茎の膨張
しかし確実に膨張しているといえるタイミングがある
朝智葉が京太郎を起こすとき
確実に京太郎の陰茎が膨張しているのがパジャマ越しでもはっきりわかるのだ
京太郎が白いおしっこを出すのが気持ちいいのかどうかはわからない
自分は京太郎の真似をして股間をいじりながら放尿するのが気持ちいい
「つまり普段しているようにすれば京太郎は気持ちよくなってくれるんだよな……?」
翌朝いつもどおり膨張していた京太郎の陰茎
ズボンとトランクスを脱がせると風呂場で見ているように握りしめてしごいてみる
智葉にとって誤算だったこと
童貞にとって手コキは気持ちよすぎることを知らなかったことだ
936 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/29(金) 22:53:27.62 ID:uhkEAl9A0
何時から夫婦になったんだっけ?(混乱)
937 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/30(土) 16:21:53.02 ID:qj9+58e40
おつ
938 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/30(土) 23:23:39.94 ID:3Gh9meL+o
「……え?」
みこすり半であえなく我慢できなくなってしまった京太郎
本人は夢の中で射精しているのだから夢精いうべきだろうが正しいかどうかは怪しい
「なんだこれは……」
普段かけているメガネをかけていなかったせいで『直撃』を受けてしまった智葉
智葉にとっては自分もする『おしっこ』と同一であるはずの液体
しかしおでこの方からゆっくりと垂れてくるこれは自分の知っているおしっことは明らかに違う
好奇心から鑑に映しながら放尿してまだ垂れる雫を指ですくって舐めたときとは味も匂いも色も違うのだ
いつまでもこの『白いおしっこ』について考えているわけにもいかない
さすがに将来的に夫婦になるとはいっても下半身を露出したままというのは名誉を著しく傷つけることは容易に想像がつく
手早く洗面所に向かい顔を洗う
そのままタオルを濡らして絞ってからまだ硬さの残るリー棒を清めていく
「これでばれないよな……?」
リー棒をしっかりときれいにしたのを確認してトランクスとズボンに抑える
かなり焦ってしまったが幸いなことに京太郎が起きている様子はない
朝は智葉の手コキによる夢精
夜はお風呂での自慰の見せ合いっこ
京太郎の胃袋だけでなく玉袋からの射精すらも図らずも管理しはじめた智葉
お互いが不思議に思うことはあれど奇妙な同棲はうまくいっているのだ
939 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/07/31(日) 16:25:19.40 ID:WatJELOT0
乙です
このガイトさんたまらん…めっちゃツボ
940 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/31(日) 22:22:05.12 ID:8aYVBj9So
辻垣内智葉という女性は思春期真っ只中の女性である
性欲は人並みどころか旺盛なくらいだ
禁欲主義というわけではないがはしたないことだと認識している
そのためムラムラすることがあっても我慢することが美徳だと信じて疑わない
そんな彼女が唯一性欲を発散できる場
それこそがお風呂での『見せ合いっこ』なのだ
『はしたないお願いをしているのだから自分もその対価を支払う』
それが自分への言い訳だが京太郎にとってはご褒美でしかないことを知る由もない
そんな智葉が今朝出会った新しい疑問
京太郎の白いおしっこは夜だけではなく朝にも出たことだ
明らかにおしっことは違うのにおしっこと同じ場所から出てくる謎の液体
その正体は智葉の好奇心を大いに掻き立てるのだ
もちろん一番簡単なのは京太郎に尋ねることだろう
しかしなにか『異常なもの』だったとしたら解決してやりたいとも思うのだ
そんな智葉が向かった先は図書館
小さなときから調べごとをするときは決まって図書館だ
人体の構造に関する本によって京太郎に異常がないことを知り一安心
そしてその行為がお互いの愛を深め合う行為であることも知ってしまう
さすがに詳しく書くことはできないがそれでも簡単なイラスト付きで図解されていた
しかし不幸だったのは男女の区別がつかないイラストだったことだ
つまり正常位の男女の位置を智葉は逆に捉えてしまったのだ
そして智葉は善は急げとばかりに翌朝早速『男女の位置が上下逆の正常位』によって処女を失うのだった
941 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/07/31(日) 22:23:43.41 ID:8aYVBj9So
翌朝
Meg「サトハ, 京太郎にレイプされたというのは本当でスカ?」
智葉「ああ, 騎乗位でな」
Meg「……ウン?」
ようやく智葉は自分が勘違いしていたことに気づいたのだった
カンッ
村上選手やーばいでしょ
おやすみなさい
942 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/01(月) 20:45:57.12 ID:NaKtOehM0
乙
逆レは良いものだ
943 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/01(月) 22:39:57.40 ID:36T0v8ND0
乙
肝心なところが省略されているので書き直してください
944 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/02(火) 02:05:35.98 ID:fa0klmg10
一気に行くところまで行ってしまわれたか…
945 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/08/02(火) 23:42:46.43 ID:YUD5wlquO
「これが, これが京太郎の……」
男物のトランクスを目の前に掲げる少女
名を辻垣内智葉という
選択した下着を畳もうとしているわけではない
先程までその下着を穿いていた主はのんきに扉一枚隔てた風呂場で鼻息を歌っている
つまり智葉が目の前に掲げているのはほんの5分ほど前まで京太郎が穿いていたトランクスだ
もしも京太郎が今智葉が身につけている水色の小さなリボンがチャームポイントのパンティを掲げていたら警察沙汰だ
彼女は決して変態ではないはずだ
ただ良妻賢母であろうとして少々行動が行き過ぎることがあるだけなのだ
そんな智葉が将来の伴侶と認め処女を捧げた相手の下着を掲げている理由
それは……
「どんな穿き心地なんだ……?」
さすがに洗濯したトランクスを穿いて汚してしまうのは躊躇する
しかし脱いだばかりでこれから洗濯する予定のトランクスが目の前にあるとしたら……?
かくして智葉は日課の背中流しと『見せ合いっこ』のために襦袢に着替える前
全裸になったときに京太郎のトランクスに足を通してみたのだ
「なるほど……」
ずり落ちないように両手で持ったまま鑑に映る自分の姿を確認する
ふだんピッタリと覆うパンツとは違うスースーした感じ
「これはこれでよいものだな」
はじめての経験にご満悦の智葉
唯一の誤算としては
「えっと……俺のパンツを穿いてなにしてるんですか……?」
自らの変態めいた姿を最も見られたくない相手に見られてしまったことだった
後日, 女性用トランクスなるものの存在を知った智葉が一緒に『おそろい』を探しに行くのはまた別の話
カンッ
村上選手やーばいでしょ
おやすみなさい
946 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/08/08(月) 21:45:01.08 ID:Y8E3e6cSo
ちょっと日にちが過ぎてしまいましたが土用の丑ネタ
京太郎「あの, なにがあったんでしょうか?」
怜「なにかあったんやろうなー」
京太郎「家の中でバニーガールがなにか揚げてるなんて普通異常事態ですからね?」
怜「せやかて竜華やで」
京太郎「なるほど……」
竜華「きこえとるでー」
怜「暑さのせいで頭がおかしくなったんちゃうの?」
竜華「ちゃうわ!」
怜「え?」
京太郎「え?」
竜華「……ふたりとも晩ごはん抜きや」
怜・京太郎「「許してくださいなんでもはしませんが」」
竜華「そこはなんでもするいうところちゃうん?」
怜「後々怖いもんなー」
京太郎「色々と思い当たる節があるので」
竜華「ま, ええわ, うなぎの天ぷら揚がったから晩ごはんにしよか」
怜「そういえば今日は土用の丑の日やったな」
京太郎「だからうなぎを揚げてたんですね」
竜華「せやでー, 『う』のつくデザートもあるから期待しとってやー」
怜と京太郎は自分たちがデザート(意味深)になるとは知るよしもなかった
カンッ
947 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/09(火) 05:05:45.91 ID:fUKKIBZp0
デザートは「うち」ですかねこれは…
948 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/10(水) 17:01:34.08 ID:qDBbQSd/0
乙
949 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/12(金) 01:12:09.34 ID:CuMNDbjn0
乙です
押しかけ女房のガイトさんイイ感じでした
臨海メンバーや他キャラの押しかけ女房も期待してます
950 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/08/12(金) 05:09:02.86 ID:dTM6pQf10
乙でした
デザートだから女体盛りしたのだろうか
951 :
◆DAKIMApJGg
[saga sage]:2022/08/13(土) 22:37:24.95 ID:WbZmIQ8ro
美穂子「……あらあら?」
京太郎「ずぶ濡れになってどうしたんですか?」
美穂子「最近全自動洗濯機を導入したでしょ?」
京太郎「ええ, 家事の負担を減らすためですね」
美穂子「それでさっそく使ってみたんだけど……」
京太郎「ええ」
美穂子「それで途中で手洗いしないといけないものを入れたのに気づいて一旦停止しようと思ったんだけど……」
京太郎「とりあえず目についたスイッチを押していったらこうなったと?」
美穂子「……ごめんなさい」
京太郎「とりあえず濡れてる服を着替えないと風邪ひいちゃいますよ?」
美穂子「その……着替える服がなくて……」
京太郎「え?」
美穂子「せっかくだからまとめて全部洗っちゃおうって思ったの……」
京太郎「ああ……だったら俺の服を……」
美穂子「その……京太郎くんの着替えもせっかくの大容量だし一緒に洗っちゃってて……」
京太郎「とりあえず着替えを買ってきましょうか……」
美穂子「でも京太郎くんだって急な夕立のせいでずぶ濡れじゃない」
京太郎「まあそうですけど……」
美穂子「洗濯が終わるまで一緒にお風呂に入らない……?」
京太郎「え!?」
美穂子「ダメ……?」
京太郎「あくまで緊急事態ですししかたないですね……」
美穂子「ええ」
キャップの背後にいる邪な存在に京太郎が気づくのは当分先の話……
カンッ
618.37 KB
Speed:0.3
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
更新
専用ブラウザ
検索
全部
前100
次100
最新50
続きを読む
名前:
E-mail
(省略可)
:
書き込み後にスレをトップに移動しません
特殊変換を無効
本文を赤くします
本文を蒼くします
本文をピンクにします
本文を緑にします
本文を紫にします
256ビットSSL暗号化送信っぽいです
最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!
(http://fsmから始まる
ひらめアップローダ
からの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)
スポンサードリンク
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)