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京太郎「新生活は抱き枕とともに」

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621 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2020/12/27(日) 21:48:26.99 ID:RCGbpz0Ho


ーーー我々は隣の部屋へと向かったーーー


ーこちらは妹の宮永咲プロのお部屋ですか?


ええ, そうですね


ー宮永咲プロといえば小動物のようなかわいさで人気がありますね


なるほど……
とりあえず起こしますね


ーあの……これは映していいのでしょうか?


できればカットかモザイクをお願いしたいですね


ーもちろんそうしますが……どうしてこのような状況に?


多分ですけど昨夜本を途中まで読んでたんだと思うんですよ


ーええ


それで続きが気になって目が覚めて着替えようとしたもののその途中で我慢ができなくなったんじゃないかと


ーな, なるほど……


とはいえパンツを膝までずり下げてあとは裸なんて状況に遭遇したのは俺も初めてですね


ーわかりました, とりあえずうまく編集しますね


ええ, お願いします
咲, いつまでお茶の間のみなさんに裸を見せるつもりだ?


ー聞こえていないみたいですね


集中してるときはいつもこんな感じですね
とりあえずちょっとした実力行使に出るので出ていていただいてもいいですか?


ーええ, わかりました


ーーー数分後, 妙に顔を赤らめた宮永咲プロが出てきたが詮索しないほうがいいだろうーーー




622 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2020/12/27(日) 21:50:26.51 ID:RCGbpz0Ho


ーーー数分後, 3人が食卓につくと朝ごはんの始まりだーーー


「「「いただきます」」」


ーーーご厚意で我々の朝食も用意していただけたーーー


ー普段はどのようなことを話すのですか?


だいたいその日のスケジュールの確認がメインですね
対局がなくても普及活動や講演など色々とありますから


ーーー二人が部屋に戻ったあと手早く食器洗いをすませてしまうーーー
ーーーなお, 朝食の味が良かったことを付け加えておくーーー


ーお二人を車で送って行かれるんですね


どうしても電車だと色々と問題がありますからね


ーファンの方との接触ですか?


それよりも迷子の問題が……


ー迷子ですか?


ええ, 乗り換え路線を間違えていつの間にか千葉にいたこともありましたからね……


ーな, なるほど……


ーーーたしかに長野出身のお二人には地下鉄乗り換えは厳しいのかもしれないーーー





623 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2020/12/27(日) 21:50:56.93 ID:RCGbpz0Ho


ーーー二人を今日の会場へと送り届けると帰宅してきたーーー


ー付き添わなくても大丈夫ですか?


二人の仕事に俺が口出しできることはないですしね
それに掃除や洗濯などやるべきことがありますし


ーなるほど


ということで撮影してても面白くないと思いますよ?


ーーーその言葉通り派手さはなかったが手際の良さはほれぼれするほどだったーーー


ーふだんお昼はどうされるんですか?


二人に弁当を作ったときの残り物やインスタントで軽く済ませることがおおいですね


ー朝とは打って変わって簡単ですね


好きなものを作れるっていう特権もありますね


ーお昼はどのような予定ですか?


二人を迎えに行ったあと買い物によって帰ってくる予定ですね


ーーー残りの家事を済ませると二人を迎えに車で向かったーーー



624 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2020/12/27(日) 21:53:05.02 ID:RCGbpz0Ho


ーーー会場から出てくる二人はやはり勝ったようだーーー
ーーー二人の話を聞きながら車は郊外のショッピングセンターへと到着したーーー


ー今日はどんな目的ですか?


最近寒くなってきたので暖かい服がほしいですね
あとは二人は本屋の新刊が目当てでしょう


ーたしかにお二人とも本をよく読んでいるイメージですね


好みのジャンルは違うみたいですけどね


ー一目散に向かっていきましたね


たぶん一時間くらいですかね


ーーーその言葉の通り一時間ほどすると二人はカゴいっぱいの本を抱えて戻ってきたーーー


ーすごいですね……


普段からこれくらいですけど今日はちょっと少ないくらいですね


ーーー二人のかごを受け取ると軽々と抱えて本でいっぱいになった紙袋を抱えて戻ってきたーーー


ーお会計は大丈夫でしたか?


まあ給料をちゃんともらってますからね


ーどこから出ているんですか?


二人の所属するチームと麻雀連盟と二人の両親からですね


ーなるほど……



ーーー日本の至宝といわれる姉妹の四六時中の専属マネージャーならば当然の待遇といえるのかもしれないーーー



625 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2020/12/27(日) 22:06:41.06 ID:RCGbpz0Ho


ーーーレストランで食事を済ませて家路についたーーー


ー二人ともさっそく読み始めましたね


何度注意してもやめないので諦めました


ーこのあとのご予定は?


明日の朝ごはんの準備をしたあとはのんびりするくらいですね


ーちなみにお二人が読んでいるのが官能小説のように見えるのですが……


色々とたまっているんでしょうね


ーよくあることなのですか?


ええ対局に不満があったときによく読んでますね


ーなるほど?


今夜は眠れないかもしれませんね


ー今日は取材に応じていただきありがとうございました


こちらこそありがとうございました


ーーー取材を終え本でいっぱいの紙袋を抱えた両腕に抱きつく二人が獲物を狙う肉食獣の目だったーーー



カンッ




ありがとうございました





626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2020/12/31(木) 00:40:42.99 ID:bAe0TxeS0
乙です
照はポンコツかわいいけど咲ちゃんはすこやん臭がひどい
627 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/02(土) 14:29:57.39 ID:9iemCIWx0
乙です
テルーかわいい
須賀京太郎の朝は早い→須賀京太郎は姉妹に寝かせてもらえない
628 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/01/16(土) 22:35:29.14 ID:9DhldpNuo


京太郎「今年の年末年始は暇だって言ったのは誰だっけ?」


憧「さあねー」


京太郎「少なくとも松の内までしか手伝わない約束だったよな?」


憧「世の中色々あってご祈祷の依頼も多かったんだからしかたないでしょ」


京太郎「本当に信心があるんだったらおとなしく家でゴロゴロしてたほうがよっぽどご利益あるだろ」


憧「それはそうだけどやっぱりなにか心の拠り所がほしいでしょ」


京太郎「まあな」


憧「それにあんただって巫女服じっくり合法的に見れたじゃない」


京太郎「塞さんの以外はある意味見慣れてるんだけど」


憧「巫女服だけじゃなくてあんな姿やこんな姿も……」


京太郎「とりあえず軽いノリで風呂に乱入するのはやめろ」


憧「お酒で酔ってたからセーフ」


京太郎「アウトだろ」


憧「ぐぬぬ」



カンッ



あけ
おめこ
とよろ


初詣もいいですがコロナ対策もしっかりしましょう




629 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/01/19(火) 21:32:46.18 ID:a4riMCsxo


咲「私が京ちゃんを京ちゃんって呼ぶようになったきっかけ?」


優希「少なくとも咲ちゃんが他の男と話してるところなんて見たことないからなー」


和「たしかに須賀くん以外の男子と話しているのはみたことないですね」


京太郎「そういえば俺も気になるな, 中2のときの班活動で一緒になったときからだっけ?」


優希「思ったより最近だじょ」


和「それまでにも交流はあったんですか?」


咲「特になかったよ」


京太郎「そういえばそのときが本格的に話したのは初めてだったな」


和「ふむ……」


京太郎「あ, もしかしてあれがきっかけかも」


優希「なにか心当たりがあるのか?」


京太郎「あの頃クラスで誰と話したかが一種のステータスになっててな?」


和「なんとなくわかりますね」


京太郎「それで野球部とかサッカー部みたいなメジャーな部活のやつと仲いいとちょっとした自慢だったわけだ」


優希「たしかにそんな子もいるな」


京太郎「で, クラスの女子に誰と仲いいのか聞かれた咲が……」


咲「ストップ!この話はここまで!ここまでにしようよ!」


優希「つまりクラスの女子にマウントを取ろうとして京太郎を京ちゃんって呼び始めたと?」


咲「ち, 違うもん!」


優希(図星だじぇ)
和(図星ですね)
京太郎(図星だな)


そんな平和な1日



カンッ



小林立先生のHPで色々と設定が明かされていましたね
都合のいいところだけ使うと思います




630 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/01/23(土) 22:04:30.76 ID:HcDDzARUo


咲「京ちゃんが本を読んでるなんて珍しいね」


京太郎「読書ってほど大げさなものじゃないけどな」


咲「なにかの雑誌?」


京太郎「WEEKLY麻雀TODAYだよ」


咲「ふーん」


京太郎「これでも麻雀部の端くれだし少しは全国の有名な雀士のことを知っとかないとな」


咲「でもそれ女子インターハイ特集号だよね?」


京太郎「男子は人気がないからな……」


咲「それで気になる選手でもいたの?」


京太郎「この宮永照ってせんしゅだな」


咲「……うん?」


京太郎「笑顔もかわいいしスレンダーだし麻雀も強いし」


咲「営業スマイルだしぺったんこだし所詮私には負けそうじゃん」


京太郎「やけに対抗意識燃やしてるけど知り合いなのか?」


咲「そんな人知らないけど……絶対にごっ倒す」


京太郎「お, おう……」


永水女子の特集に鼻の下を伸ばした京ちゃんに咲ちゃんが嫉妬したのは言うまでもない……



カンッ




631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/01/24(日) 22:57:13.47 ID:j4UveGj20
乙です
お互いを知らない関係から始まって咲ちゃんが嫉妬する京照もありですね
632 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/01/27(水) 21:41:17.77 ID:IxIZ7inKo


京太郎「そういえばシズと◯んこしたんだよ」


憧「……うん?」


京太郎「若干黒かったけど味はよかったぞ」


憧「ちなみにどんな味だったの?」


京太郎「甘さすっきりだけどもうちょっと塩味が効いててもよかったかもなー」


憧「ふーん……」


京太郎「ただおし◯このときは塩味が効きすぎてたんだけどな」


憧「当たり前でしょうが!」


京太郎「え?」


憧「え?」


京太郎「あとおもちがもう少し柔らかかったら最高なんだけどなー」


憧「シズはあれで十分じゃない」


京太郎「え?」


憧「え?」


京太郎「憧, 俺とシズが◯んこでおもちを入れておし◯こを作った話だけどわかってるよな?」


憧「あ, 当たり前じゃない……」


京太郎「憧ってやっぱりムッツリスケベだよな」


憧「違うもん!」


おし◯こは普通に部員に好評でした




カンッ




633 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/01/30(土) 22:33:41.21 ID:lQ+VbFvTo


こんばんは


昔の自分のスレを色々と死にたくなりますね
そして思ったのが>>1は結構書け麻雀負けてますね

他スレの>>1とも書いてもらったり書いたりしていた頃が懐かしいです

久しぶりに書け麻雀しようと思いますが人はいますか?
2月2日のネタを賭けての書け麻雀にしようと思います

明日の20時頃に確認して人がいるようだったらやる予定です


おやすみなさい



634 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/01(月) 21:57:01.81 ID:4kas6Jn4o


こんばんは
いいかんじに過疎ってますねー

明日用のコンマ>>3参照で


おやすみなさい



635 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/02(火) 01:03:42.07 ID:lccqdxWM0
自分でコンマ取ったのかな
アコチャーのネタの後で望さんにコンマ取られるとはそのタイミングの悪さがアコチャーらしくもある
636 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/02(火) 21:56:50.55 ID:j4WFOkBQo


望「124年ぶりの節分が誕生日のお気持ちはどうかな?」


京太郎「どうかなって言われましても特にはないですよ」


望「ふーん……」


京太郎「ところで望さんはどうして急に来たんですか?」


望「誕生日プレゼントと恵方巻きを届けにだよ?」


京太郎「本当にそれだけですか?」


望「まあそれだけってわけでもないけどねー」


京太郎「でしょうね」


望「いくら幼馴染って言ったってかわいい妹が男とシェアハウスなんて心配になるに決まってるでしょ?」


京太郎「なんとなくわかりますね」


望「それで憧とはどうなの?」


京太郎「どうなのって言いますと?」


望「若い男女が一つ屋根の下で暮らしてるんだからエロエロもといいろいろあるんじゃないの?」


京太郎「言い方ぁ」


望「で, どうなの?」


京太郎「新歓コンパから帰ってきたあいつを見てから色々と夢は見なくなりましたね」


望「ああ……」


京太郎「コンパで飲んで潰れそうな憧を迎えに行って介抱をしていると少なくとも恋愛対象には見れませんね」


望「妹がいつもご迷惑をおかけしています……」


京太郎「いえいえ……ところでなんでこんな話をするのに風呂に乱入してきたんですか?」


望「裸の付き合いって大事だと思わない?」


京太郎「……は?」


望「まあまあ, 背中くらいなら流してあげるから……ね?」


京太郎「はあ……」



アコチャーが涙目で告白するのはもう少し先の話……




カンッ




637 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/03(水) 03:23:19.24 ID:jzOQkm/m0
乙です
背中を流すだけじゃ終わらないんだろうなあ
638 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/03(水) 23:50:52.19 ID:4TNw9JnEo


『放課後買い出しにつきあってください』


要件を伝えるだけのシンプルな便箋
ご丁寧に封筒に入れて俺の下駄箱に入れている
彼女の通う高校からは遠いのにご苦労なことだ


「京ちゃん機嫌いいけどなにかいいことあったの?」


「いや, 特にないぞ」


「ふーん?」


「そういえば今日部活休むから部長に言っといてくれ」


「それぐらいメールでいいんじゃないの?」


咲のいうことは正しいだろう
今朝手紙を送ってくれた相手にもそう言いたい


極度の機械オンチの彼女にそれを求めるのは酷な話だ
おかげで彼女から毎回違う便箋と封筒をもらえるのは役得だしな


「急に呼び出してすいません」


「いえ, 俺も会いたいと思っていましたから」


引退した今も後輩のために色々と雑用を買って出る彼女
そんな彼女がオッドアイで優しく微笑む


こんな雑用なら大歓迎だ



カンッ




639 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/04(木) 22:10:30.78 ID:awdIKW0Co


京太郎「うーん……」


咲「部活中になに唸ってるの?」


京太郎「ある意味咲のことだな」


咲「もしかして二人の将来設計のこととか?」


京太郎「咲, 寝言は寝て言うものだぞ」


咲「じゃあ何について悩んでるのさ」


京太郎「咲を抱き枕にするときの体勢はなにがいいか」


咲「京ちゃんこそ寝言は寝て言えばいいんじゃないの?」


京太郎「いやいや真剣な考え事なんだぞ?」


咲「ごめん今年中にそれ以上にしょうもない悩みはないくらいしょうもないよ」


京太郎「たとえば後ろから抱きかかえるようにすれば頭をなでたり顎をなでたりネコみたいにかわいがれるだろ?」


咲「なるほど……?」


京太郎「逆に向かい合えば恋人みたいにキスすることもできる」


咲「つまり京ちゃんは私とそういうことをしたいってこと?」


京太郎「どうせやるなら和のほうがいい」


咲「おっぱいが大きいから?」


京太郎「ああ!」


咲「京ちゃんのバカ!!」




つづきますん




640 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/08(月) 23:29:02.44 ID:JGFgL/gEo


【即堕ち2レス -宮永咲編-】


あのね?親しき仲にも礼儀ありっていう言葉知ってる?


たしかに京ちゃんと私は中学2年生からのつきあいだし幼馴染っていってもいいと思うよ?


だからって高校生にもなって抱き枕にしたいってなんなのさ


普通に考えてセクハラだよ?


なんなら訴えたら京ちゃんは犯罪者になっちゃうんだからね


まあ京ちゃん犯罪者にしないためにしかたないけど協力してあげようかな


あくまでしかたなくだからね?それを忘れないでよ?


まったくもう……




641 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/08(月) 23:32:36.23 ID:JGFgL/gEo


ほら京ちゃんナデナデする手が止まってるでしょ!


あくまで他の人にしないように私が犠牲に……


だったらいい?


ごめんなさい!続けてください!


なに?その顔ムカつくんだけど……


咲はかわいいって?


な, なに言い出すのさもう!


こ, これは私がずっと京ちゃんの抱き枕になりつづけるしかないね……


京ちゃんは優しい私に海よりもまだ深く感謝してよね!




にやけながらいっても説得力皆無であったそうな





カンッ




次キャラこのレスと次レスのコンマで
コンマ表は>>3参照




642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/09(火) 00:32:18.80 ID:2BWRg/RB0
照こい
643 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/02/09(火) 03:47:50.03 ID:DtAFbPm50
はい
644 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/13(土) 22:32:02.84 ID:OxsIlLCbo


【即堕ち2レス -亦野誠子編-】


寒いって?


冬の屋外なんだから寒いのは当たり前だろ


だから最初からちゃんと防寒をしとけって言ったのに


ほら, 私のカイロ分けてやるから


え?カイロより人肌のぬくもりが欲しいって?


バカか


そもそも釣りをしにきたのに二人で抱き合ってなにが楽しいんだ


え?私を膝に乗せるから大丈夫だって?


なにが大丈夫なんだなにが


わかったわかったからって


誰も見てないとはいえ土下座はやめてくれ


それじゃあ一回だけだからな?





645 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/13(土) 22:35:47.17 ID:OxsIlLCbo


膝に乗っておいてなんだが重くないか?


むしろ軽くてビックリしてる?


まあ座り心地は悪くないが……


ってどこ触ってるんだ!


まったくもう……


私の体なんて触っても面白みがないだろうが


悔しいけど寸胴だろ?


だからって撫で回すな!


小さいけどちゃんと胸だってあるんだからな!


くっ……


かわりに俺の竿を握っていいって?


いい加減にしろよ!


そ, そういうのは夜にしろバカ……






カンッ







646 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/13(土) 22:57:51.09 ID:OxsIlLCbo


【即堕ち2レス -藤原利仙編-】









私が神代小蒔以外に負けるわけ……







647 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/13(土) 22:59:45.57 ID:OxsIlLCbo


ありましゅうううううう


なでなでされるのしゅきいいいいい


これしゅごいいいいいいい


どうしてやめちゃうのおおおおお


もっとなでなでしてえええええええ


みみもはむはむしてほしいのおおおおおおおお


だいしゅきなんでしゅううううううう





そんなビデオレターが荒川憩のもとに届いたという……




カンッ




648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/14(日) 16:17:51.01 ID:TT91FUe8O
乙〜
これを見た憩さんの反応が気になるw
649 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 22:50:06.30 ID:KoSVYeapo


「おかえりなさい」


「た, ただいま……」


私が家にいるとは思っていなかったのだろう
慌てて手に提げていた紙袋を後ろに隠した


「きょ, 今日は部活があったんじゃ……?」


「ええ, 午前中だけだけどね」


「そ, そうか……」


いくら強豪校と称される大学の女子麻雀部とはいえその部員は女子ばかり
ある意味一年で一番女の子にとって大切な日だ


そんな日に一日中部活をするのは誰しも嫌がる
少なくとも【トッププロのジンクス】を知っていれば今日行動を起こさない子はいないだろう


「その袋の中身って全部チョコレートなの?」


「どうせ全部義理だろうけどな」


「ふーん……」


背中に隠すのをやめて紙袋一杯のチョコレートを見せながら照れたように笑っている
はみ出している部分だけでの判断だけど少なくとも私は義理チョコにあんなラッピングはしない


本命チョコなんて送ったことなんてないことになっているけどね




650 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 22:53:47.28 ID:KoSVYeapo


「じゃあ私からも」


用意しておいた紙袋を渡す


「あ, ありがとう」


「毎年あげてるんだから今更どうも思わないでしょ」


「いや, やっぱり憧にもらうと嬉しいよ」


「ふ, ふーん……」


顔がにやけそうになるのを必死にこらえる


「開けてもいいか?」


「その前に上がりなさいよ」


「おう, そうだな」


そのままリビングに紙袋を置いて京太郎が洗面所に向かう
少なく見積もっても中身は私の両手の指だけでは数え切れそうもない


大学に入っただけで去年の3倍以上もらえるんだ……
そのどれもが【本命】に見えてちょっとさみしくなった





651 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 23:04:58.41 ID:KoSVYeapo


「改めて開けてもいいか?」


顔と手を洗ってきてそのまま部屋で着替えてきたらしい


「ええ, いいわよ」


私の好きなネコのシールだけで閉められた紙袋を開ける


「これは……入浴剤?」


「せっかくのバレンタインだからチョコレートの香りの入浴剤よ」


「なんか意外だな」


「どうせ食べ飽きるくらいモテる誰かさんがチョコをもらってくると思ったからねー」


「あ, あはは……」


乾いた笑いとともに目をそらした


勝った


「じゃ, じゃあさっそく今夜使ってみようかな」


「そういうと思ってもう沸かしてあるわよ」


「それはそれは手際のいいことで」


「当たり前でしょ」


時間を読み間違えて一回追い焚きしたのは内緒だ




652 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 23:21:58.19 ID:KoSVYeapo


「本当に酔ってないよな?」


「だからしつこいって!今日は一滴も飲んでないわよ!」


場所は移って脱衣所
あまり広いとはいえない空間で二人で服を脱いでいる


「だって憧が一緒に風呂入るなんて酔って帰ってきたときくらいしかないし……」


「う……」


コンパでついつい楽しくて飲んでしまう
そしてそのまま電池が切れたように眠ってしまう
それでも襲われたりしなかったのは背中越しに服を脱いでいるコイツが迎えに来てくれてるからだ


「ちゃんと自分で脱げるか?手伝おうか?」


「いらないわよ!」


記憶をなくして朝目覚める
すると私には大きすぎるワイシャツを羽織らされている


下着を着けてくれてもと思うが履かせてもらうのもそれはそれでなんだか恥ずかしい
ただ一方的に裸を見られた回数が増えていくのは悔しい



653 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 23:28:52.65 ID:KoSVYeapo


「今日はネコなんだな」


「ええ, 結構気に入ってるの」


そして内緒だけど私なりの勝負下着でもある


「じゃあ今日は中吉だな」


「……なにそれ」


なんとなくバカにされていることはわかった


「憧の下着ってちょっとしたおみくじになってるんだよ」


「なにそれ意味分かんない」


「結構緩めの服が多いからはみ出たりめくれたりしてて男子の中でちょっとしたおみくじになってるんだよ」


「……マジ?」


「目撃情報専用のチャットグループがあるくらいには広まってるぞ」


「知らなかったそんなの……」


それと同時に異性からの視線がとてつもなく不気味で気持ち悪いものに思えてきた


「とりあえず座るときは足は閉じたほうがいいと思うぞ」


「……そうね」


悔しいがそのとおりだ





654 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 23:49:41.04 ID:KoSVYeapo


「先入ってるからな」


そういって浴室に入っていくアイツ
それを確認してから下着を取る


不可抗力的に見られるのと自分から見せるのは別の問題だ
脱いだ下着を脱いだ服で隠す
そしてバスタオルで前半身を隠して浴場へと向かった


「すぐ洗うから待っててくれ」


ひとつしかない椅子に座ってまったく隠そうともせずに髪の毛を洗っていた


「背中ぐらい流してあげるわよ」


「お, サンキュー」


目を閉じたまま振り返らずにお礼をいう京太郎
バスタオルがずり落ちないようにちゃんと巻き直して後ろに膝立ちになる


「え?」


「どうかしたか?」


「な, なんでもないわよ……」


私の記憶にある京太郎の背中
小学5年生で私よりもチビだった頃からは比べ物にならないくらい大きくなっていた




655 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/14(日) 23:58:50.13 ID:KoSVYeapo


動揺を悟られないように両手にたっぷりと石鹸を泡立てる


「おう!?」


背中を撫でてやると間の抜けた声を出した


「どうかしたの?」


「いや, 素手で洗われるなんて思わなかったからちょっとビックリした」


「このほうが細かいところまでキレイにできるでしょ」


「なるほど……」


「かゆいところとかあったらいいなさいよね」


「おお, ありがとう」


私の小さい手で洗うのは結構大変だった
それでも鏡越しに見る京太郎が気持ちよさそうにしてくれているとなんだか嬉しくなる
喜んでくれると嬉しくなってしまう


「じゃあ流してもいいか?」


「ええ, 背中もキレイになったから感謝しなさいよね」


「ああ, ありがとうな」


喜んでしまう私
それが油断だったのかもしれない
髪の毛を流したせいで下だけ重くなったバスタオルがずり落ちてしまった


「じゃあ今度は俺が憧の背中を……」


「見るなバカ!」


慌てて胸と下腹部を隠した
座るときは足を閉じたほうがいいというのは正しかったみたいだ




656 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/15(月) 00:34:02.39 ID:oN4s1sJKo


「いや, 憧のツルペタなんて見慣れてるし……」


「うるさい!」


「いってぇ!」


小気味よい音を立てて京太郎の背中にキレイな手形が押された
ある意味独占できたみたいでちょっとうれしくなったのは秘密だ


「そういうんだったらあんたのも見せなさいよ!」


「お, おい憧!」


強引に両肩に手をかけて引き倒す
予想していなかったらしく思ったより簡単に倒れてきた
私の太ももに落ちてきたせいで頭を打たなくて本当によかった……


「……え?」


「人を引き倒しておいてなんだよ」


偶発的な膝枕の下から京太郎が文句を言ってくる
当然だと思う


「あんたのちんちんそんなんじゃなかったじゃない……」


私の記憶の中にあった【かわいい】それとは違う
凶悪なものがだらりと垂れ下がっていたのだった……





657 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/15(月) 00:49:09.86 ID:oN4s1sJKo


「そりゃ普通成長するだろ……」


「だからってそんなんにならなくてもいいじゃない!」


「知らねーよ」


「うう……京太郎が不良になった……」


「シズや俺に生えてるのを引き抜こうとしてた頃とは違うんだからな?」


「……はい」


「まあ憧が生えてなくてツルツルなのは相変わらずだけどな」


「剃ってるからよ!」


「……本当は?」


「…………天然です」


「別にシズみたいに天然のままでボーボーじゃなくてもいいと思うけどなあ」


「だっていざ見せたときにツルツルでドン引きされたらいやだもん……」


「少なくとも俺はドン引きしないから安心しろ」


「なにそれ, 全然安心できないじゃん」


「そうか?」


「ま, 今の所京太郎以外の男に見せる予定もないんだけどねー」


「ふーん……?」


「それよりこの塗るチョコレートも勝ってきてるんだけどさ……」


「なんで剃刀も一緒に持ってるんだ……?」


「毛に張り付くと大変らしいから私が剃ってア・ゲ・ル♪」


「や, やめろ……やめてくれ……!」


「うふふ……」


股間に塗って固まったチョコがパキッとグサッとなるのはもう少し先の話……




カンッ





658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/16(火) 02:10:38.72 ID:Sdqg2SW30
グサッとなるのがチョコでよかった…
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 01:05:08.04 ID:HIbI/yId0
憧ちゃんがツルペタとな
660 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/02/17(水) 11:55:39.51 ID:QmHGFKBk0
乙です
アコチャーが直球で「ちんちん」って言っちゃうの好き
661 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/02/27(土) 22:59:06.35 ID:jQKS7kt8o


「須賀くん, 久しぶりだけど背伸びたかしら?」


「そういう先輩もオシャレになりましたね」


「ふふ, お世辞でもうれしいわ」


ある意味高校時代からかわらないといえる先輩
実際に会うのは俺の卒業以来だ


「それでいきなり呼び出してどんな無茶振りですか?」


「私に対する須賀くんの考え方がよくわかったわ」


「少なくともつらい思い出のほうが多いので」


「でも今回は須賀くんにも得があるはずよ?」


「ええ……」


少なくともノーアウト満塁の東京ヤクルトスワローズの攻撃くらい信頼できない


「実はね?風越女子のキャプテンだった美穂子のことでお願いがあるの」


「福路さんのことですか?」


「ええ, 須賀くんが『お世話になったことがあるだろう』美穂子のことよ」


「……ノーコメントで」


「須賀くんには美穂子と一週間でいいから一緒に住んでほしいのよ」


「え?」


何を言ってるんだこの人は
そう思っていると突然腕を掴まれた


「ちなみに断ったらこの写真を大学でばらまくから」


腕を掴んで自分の胸に押し当てていない方の手に持っていたスマホ画面に写った写真
そこには女性の胸を揉みしだこうとして抵抗されている哀れな男の姿があった


「はい……」


社会的な死を免れるには力なくうなずくしかなかった
どうせならもう少し胸の感触をちゃんと確かめたかったと思ったのは内緒だ




続きますん



ゆる募
同棲中のキャップにしてもらいたいこと





662 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/02(火) 05:01:09.95 ID:y1I+XK660
来てたか
キャップに膝枕耳掃除してもらいたいです
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/03(水) 00:37:36.01 ID:jAmn2uA/0

キャップに裸エプロン
664 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/03/03(水) 22:51:05.16 ID:9qg/wfTao


「はじめまして, 福路美穂子です」


「は, はじめまして, 須賀京太郎です」


お互いに授業のない時間
学内のカフェテリアで会うことになった


『お世話になった』ことは何度もあるがこうして実際に会ってみると想像以上だ
妄想の中よりも成長している福路さんはより大人っぽくなってさらに色っぽくなっていた


「今回は久が無理なお願いをしちゃってごめんなさい」


自己紹介もそこそこにまずは福路さんが頭を下げてきた


「竹井先輩の無茶振りなんて慣れてますしそもそも福路さんみたいなキレイな人と一緒に暮らせるなんてこちらからお願いしたいですよ」


「ならいいのだけど……」


「えっと……ストーカー対策でしたって?」


「ええ」


幸いセキュリティがしっかりしているマンションに住んでいるおかげで実害は出ていないこと
それでも誰かにつきまとわれているのはあまりいい気がしないのでなにかあったときにすぐ対処できるようにしたいということ


「でもなにかあればスマホで助けを求めるとか……」


「その……あまり使い方がわかってなくて……:


「なるほど……」


福路さんみたいな一見完璧に見える女性でも欠点があるというのはなんだか嬉しくなった


「それと私たちの関係なんだけどね?」


「はい?」


この日, 俺に『お姉ちゃんが』が生まれた




続きますん




665 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/03/13(土) 23:02:23.82 ID:n5nYaSDGo


「京くんの食べたいものはなにかしら?」


「えーっと……」


大学を出た俺たちはそのままスーパーへと向かった
福路さんが夕飯を手作りしてくれるということで材料を買いに来たのだ


「言っとくけど特にないとかなんでもいいはダメよ?」


そういって小さく指でバツを作る
おちゃめな仕草に思わずぐっときた


「いや, いつかの手まり寿司みたいになんでも美味しそうなんで」


「じゃあすg……京くんの好きなものは?」


「エビですね」


「じゃあエビづくしといきましょうか」


「いいんですか?」


「ええ, そうと決まったら材料を買わなくっちゃ」


忙しそうにしながらもどことなく楽しそうな『お姉ちゃん』
会計のときに一悶着あったがなんとか折半という形に落とし込めたのがせめてもの救いだった




つづきますん




666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/14(日) 17:36:17.96 ID:4KNxSeNr0
美穂子お姉ちゃんの京くん呼びだ!
667 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/03/25(木) 23:48:24.66 ID:1/T7vWGAo


「ごちそうさまでした」


「はい, おそまつさまでした」


エビづくしといった『お姉ちゃん』の言葉に偽りはなかった
和洋中折衷のエビ料理は知っている料理も知らなかった料理も美味しかった


「でもあれだけ料理を作ると片付けとか面倒じゃないですか?」


「作りながら洗い物もしてるからそれほど負担には感じないわね」


「家事上級者の言葉ですね……」


「すg……京くんはどんな感じなの?」


「フライパンとか鍋で作ってそのままそこからっていうパターンが多いですね」


「なるほど……キレイに並べるのも楽しいわよ?」


「鋳鉄のフライパンと鍋なんで器に盛るよりそのままのほうが保温性もバッチリなんですよ」


「……そうなの?」


「ふk……お姉ちゃん?」


「その……鋳鉄のフライパンとかにも興味があるんだけど手入れとかがよくわからなくて手が出せなくて……」


「だったら明日持ってきましょうか?」


「いいの!?」


「え, ええ……」


「ぜひお願いします」


そういって深々と頭を下げてくる
両目を開くほど興奮することなんだな……


そんな会話をしながら二人で協力して皿洗いを終えた




つづきますん




色々重なってモチベが最悪で更新が遅くなってすいませんでした
無理のない範囲で続けていきたいと思うのでおつきあいいただけると幸いです






668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/03/26(金) 01:51:32.87 ID:eK0Iv+sE0
楽しみにしてます
669 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/03/30(火) 23:58:02.60 ID:sZSxaI/Eo


「おお……」


女性の家で浴室にいる
それだけでもかなり不思議な感覚だ


「これが……シャンプー?」


普段福路さんがつかっているだろうシャンプーやボディソープ
聞いたこともないメーカーだけどいい匂いだ


普段俺が使っているようなリンスインシャンプーとは大違いだ


「おお……」


ここが普段福路さんが浸かっている浴槽か……
『お世話になった』ことはあるが実物を見るとまた別の感慨めいたものがあるな……


「すいません, お風呂お先にいただきました」


「お湯加減とか大丈夫だった?」


「ええ, ちょうどよかったです」


「じゃあ私も入ってくるから自由にくつろいでてね?」


「はい」


先程まで俺が入っていた浴室に裸の福路さんがいる
このシチュエーションだけでも十分すぎた……



つづきますん



すわほー






670 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/01(木) 00:21:43.77 ID:Nhpe/LWAo


「ふぅ……」


トイレでスッキリして戻ってみるとちょうど福路さんも入浴を終えたところみたいだ


「え……」


「どうかしたかしら?」


「……ナンデモナイデス」


湯上がりで火照った福路さん
知っとると濡れた髪の毛がかなり艶っぽい


ただそれ以上にヤバいのは……


「カワイイパジャマデスネ」


「このベビードールお気に入りなの」


「トテモオニアイデス」


淡いピンクのベビードールというらしい福
福路さんの出るところはしっかり出ている体を強調するには十分すぎる服だった




つづきますん



コロナはこわいです







671 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/02(金) 23:52:17.93 ID:DD4OqcAfo


「本当にソファでいいの?ベッドを浸かってくれればいいのよ?」


「いえ, ソファで十分すぎます」


「辛かったらいつでもいってね?いつでもかわるから」


「はい」


一人暮らし用の部屋に予備の毛布はあっても予備のベッドはない
一人暮らし用の女性が使うベッドで二人で並んで寝ることはかなり難しい
必然的にどちらかがベッドを諦めることになる


今日何度目かわからない譲り合いの末
なんとか福路さんと同衾という最悪のケースを避けられた


別に福路さんと一緒に寝るのが嫌なわけではない
できることなら土下座してだってお願いしたいくらいだ


だけどどういうわけにはいかない
俺の理性を消し飛ばされる前になんとか踏みとどまらないといけない
期限付きとはいえ同棲初日から『弟』から『犯罪者』へのクラスチェンジはごめんだ


先程の姿が目に焼き付いて離れない
何度も『お世話になった』が現実は妄想をたやすく超えてきた


「寝てますよね……?」


静かに寝息を立てているのを確認してトイレに向かう
結局続けざまに2回したはずなのになかなかおさまらないのだった




つづきますん





すわほー






672 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/03(土) 23:46:53.86 ID:FRVID6pKo


翌朝


自然に目を覚ますと遅刻の心配はなさそうな時間だ
体の一部が普段より元気なのは気のせいだと思いたいが隠しようがないのでどうしようもない
福路さんに見られないようにしないとな


「とりあえずトイレにいってスッキリするか……」


そう独りごちてトイレを開けたときだった


「あの……できれば閉めてもらいたいのだけど……」


「ご, ごめんなさい!」


こちら向きに座って下着をおろして座っていた福路さんとバッチリ目があってしまった
幸か不幸かバッチリ見えたわけではない
ただ見てしまったことは事実だ
となれば俺にできることはひとつだけだろう


「あの……そろそろ頭を上げてくれないかしら……?」


「いえ, 俺の不注意で福路さんに恥ずかしい思いをさせてしまったので……」


「もとはといえば鍵をかけていなかった私が悪いから……ね?」


「はい……」


何回目をわからない土下座をした俺との問答の末にようやく頭をあげる
目の前には俺に合わせて正座をしてくれる福路さんの2つのお山が鎮座していた


「でも結構ぼーぼーらしいから見られてないみたいで安心したわ」


「……え?」


ますます立ち上がれなくなってしまうのだった




つづきますん




673 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/04(日) 10:34:17.50 ID:lJWoWXnGO
674 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/15(木) 23:04:47.62 ID:dqsWUZoIo


「ごめんなさい, 待たせちゃったかしら?」


「いえ, ちょうど今来たくらいですから待ってませんよ」


「よかったわ」


そういってニッコリと微笑む福路さん
改めて見とれてしまいそうになるほど美人だ


「でも急にお邪魔しても大丈夫なの?」


「ええ, スキレットとかってある程度使ったほうがいいですから」


「じゃあ期待に添えるように美味しい料理を作らなくちゃね」


「楽しみです」


ICカードに苦戦していた福路さんを助けて地下鉄に乗り込む
二駅目で降りるとまた学生証と一体化したICカードに苦戦していた福路さんを助けて改札から出る
俺のアパートは目と鼻の先だ


「お, お邪魔します……」


「むさ苦しいかもしれませんがどうぞ」


福路さんみたいなキレイな人が部屋に来ているなんてちょっとドキドキする


「スキレットとかの準備するのでテレビでも見ながら待っててください」


「わ, わかったわ」


今思えばうかつだったように思う
この前この部屋に入ったいたずら好きな元部長をすっかり忘れてしまっていたんだからな……




つづきますん





速報が落ちてたみたいですね
現状では移住の予定はまったくないです






675 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/20(火) 23:44:18.29 ID:GoydyN/Jo


「スキレットと……」


ソファで待ってくれている福路さんを待たせないように急いで準備する


新聞紙でくるんで保管しておいたスキレット
洗うための亀の子タワシ
あとはオリーブオイルとキッチンペーパー


他になにかいるものは……


「ねえ, 須賀くん」


「はい?」


「ここのDVD?って借りてもいいかしら?」


「いいですけど……プレイヤーあります?」


「パソコンなら持ってるわよ……使い方がよくわからないけど……」


「だったらプレイヤーにもなるゲーム機ごと持っていきましょうか」


「DVDも見れるなんて最近のファミコンってすごいのね」


「……ええ」


一通り忘れ物がないことを確認して部屋をあとにする
本当に確認するべきは忘れ物じゃなかったんだけどな……




つづきますん





676 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/22(木) 23:35:49.79 ID:4ZDIim8Ko


「おじゃましm……」


「うん?」


「た, ただいま……」


「よろしい」


正しい笑顔に福路さんもニッコリだ


「さっそくだけどスキレットを使ってみたいんだけど……」


「ええ, いいですよ」


くるんでいた新聞紙からスキレットを取り出す


「結構重いのね……」


「まあ鋳鉄製ですしね」


「使う上でなにか気をつけることってあるかしら?」


「ちゃんと油を引くのと油を温めることくらいですかね」


「なるほど……」


その日福路さんが作ってくれたのはエビのアヒージョとバーニャカウダにバゲットを添えてくれた
名前しか知らなかった料理だが実際に食べてみると思った以上に美味しかった





つづきますん




すわほー
そしてまた一つ取りたくない年を取りました






677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/04/29(木) 19:18:21.81 ID:fXqkKuWXO
乙です
678 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/04/29(木) 23:50:51.00 ID:QXPhC7FOo


「スキレットのお手入れってそうやってするのね」


「基本的に洗剤は使わないですね」


「そうなのね」


そんな感じで二人で一緒に片付けだ
普段自分一人でするときよりはるかに楽に感じるのはどうしてだろう


「それじゃあ……」


おもむろにDVDを取り出してくる福路さん


「じゃあセッティングしますね」


「お願いします」


といっても大げさなものではない
ケーブルを決められた場所にさしていくだけだ
大げさに拍手までしてくれる福路さんになんだか恥ずかしくなってしまう


「じゃあはじめましょうか」


二人で並んでソファに座ってDVDを再生する
洋画特有の派手なホラー演出と唐突に始まるチープなお色気シーン
怖がりな福路さんのおかげでエロエロもとい色々大変なことになってしまったのだった……





つづきますん




次回はヤクルトが阪神から白星を上げたら




679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/01(土) 11:56:26.60 ID:gWYRFN670
乙です
ってヤクルト対阪神があるのが4〜5日の二連戦でその次が18〜
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/01(土) 12:00:16.92 ID:gWYRFN670
途中送信スミマセヌ
調べたらヤクルトが今年阪神にまだ勝ってない・・・4〜
681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/01(土) 12:03:14.68 ID:gWYRFN670
度々途中で本当にスミマセン
とにかくヤクルトの勝利を期待します
682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/06(木) 04:59:24.42 ID:BfD5X1Ny0
やはりキャップはかわいい…
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/07(金) 00:34:10.59 ID:36m5FSOV0
やっぱりヤクルトは阪神に勝てなかったよ…
684 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/05/18(火) 23:03:57.86 ID:If36JHKto


ピー!
そんな音が映画の終わった部屋に響いた


「何の音かしら……?」


「さあ……?」


俺の腕に抱きつく力が強くなる


「一応確認してみましょうか……」


「え, ええ……」


おそるおそる立ち上がる
必死に抱きついてくれるのは嬉しいがそれを楽しむ余裕はない


一箇所ずつ二人で確認しながら部屋をめぐっていく
だけどどこにも音の正体はない


「あとはここだけですね」


「ええ……」


意を決して洗面所のドアを開けたとき


「入浴の準備ができました」


「「え?」」


拍子抜けするような機械音声
お風呂が沸いたのを教えてくれただけなのだった




つづきますん




すわほー
久しぶりに火ヤク庫らしい試合で楽しかったです





685 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/05/20(木) 23:16:48.64 ID:VfYce9Ayo


「えっと……冷める前にお風呂に入ったほうがよくないですか?」


「そうね……」


そして昨日に引き続き始まる譲り合い
さすがに今日も譲ってもらうわけには……


「ふぅ……」


結局昨日に引き続き俺が先に入ることになった


「おねえちゃんの言うことを聞きなさい」


「はい……」


さすがにあれは禁止カードにするべきだと思う


「そろそろあがるか……」


福路さんを待たせるわけにもいかないしさっさと上がったほうがいいだろう
そう思い立ち上がろうとしたときだった


「お邪魔します……」


「……え?」


開いた扉から聞こえるはずのない声が聞こえてきたのだった






つづきますん





686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/05/22(土) 00:18:39.56 ID:+3uci1jv0
わくわくどきどき
687 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/05/24(月) 23:07:12.42 ID:LCL8YKYdo


「あの, 俺もう上がるんでもう少しだけ待っててもらっていいですか?」


これから向かうドアの方を向かないようにして問いかける
先程まで抱きつかれていたせいもあって理性がやばくなりそうだしな


「えーっと……そう, お背中流しにきたわ」


「……え?」


想定外の答えに思わず声の方に目を向けてしまう


「なんでそんなかっこうなんですか……」


「高校のときの水着だから問題ないわよ?」


おおありですよ!
そんなツッコミを懸命に飲み込んだ


はっきりとポッチが浮き出た胸
はみ出してしまっている水着


先程の映画での全裸の金髪巨乳の女性よりもよっぽどエロい
思わず拝み倒しそうになるのを懸命にこらえた


「ほら, 座って座って」


「はい……」


そういって福路さんが立ち上がったとき


バチーンという音が浴室に響いた


プルンって擬音はこんなときに使うんだな……


文学処女だった幼馴染みの顔がふと浮かんだ




つづきますん


明日からの交流戦楽しみですね
12勝6敗くらいでいってくれればペナントレースも楽しくなりそうです






688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/05/25(火) 13:08:46.43 ID:RqK04VIq0
水着ーーっ!!
689 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/06/22(火) 22:42:15.80 ID:7Uyy47Jdo


「たいへんお見苦しいものをお見せいたしまして……」


「いえいえたいへん素晴らしいものを見せていただきまして……」


なぜか向かい合って土下座をしあっている俺たち
下半身だけ隠しているという点ではイーブンといえるかもしれない


尤も性別の違いという大きな大きな違いがあるのだが


「さっきの映画に出ていた女優さんみたいに立派じゃなかったでしょ?」


「そんなことないですよ」


大きさ, 形, 色, バランスetc
俺の知る限り最上級だ


「でも須賀くんだったら何人も見たことがあるんじゃないの?」


「ないです……」


「なんだかごめんなさい……」


「いえこちらこそすいません……」


なんだか妙な空気になってしまった



つづきますん




交流戦貯金2は上出来だと思いました






690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2021/06/23(水) 12:56:10.57 ID:1p+gkhK40
乙です
美乳なキャプテンすばらです
691 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/06/23(水) 23:58:35.09 ID:xiEo9KNoo


「あ, せっかくだし背中流してあげるわね」


「え?」


「私のわがままで須賀くんに迷惑かけちゃってるんだからこれぐらいお礼させて, ね?」


「じゃあせっかくなのでお願いしますね」


「ええ, おねーさんに任せなさい♪」


そういって胸を張る福路さん
そんな福路さんに呼応するように俺の下半身を守るタオルがビビクンっと跳ねた


「こう見えても高校生の頃は部活の合宿とかで部員の子たちを洗ってあげてたから自信あるのよ?」


俺の背後で楽しそうにシャンプーを泡立てながら福路さんが笑う
気持ちよさそうにシャンプーが泡立っていくのに合わせて胸も気持ちよさそうに揺れる


絶景ってこういうことなのかもしれないな


しかし真の天国はここからだった
福路さんの言葉に偽りなし


髪と背中を洗ってもらっている間に時々胸が当たるのだ
そのせいで見事な暴発をしてしまったのだった……



……ふぅ




つづきますん



>>690
レスありがとうございます
できればメール欄に sage と入れてもらえるとありがたいです




692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/24(木) 06:40:52.39 ID:UUE8L0qy0
乙です
上げてしまってすみませんでした
693 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/06/24(木) 23:58:47.39 ID:MGvgDhr4o


「だ, 大丈夫……?」


後ろから福路さんの心配そうな声が聞こえてくる


「え, ええ……」


主に肉体的ではなく精神的なダメージのほうが大きい
直接触れることすらなかった暴発はあまりにも衝撃的だったのだ


「じゃあ俺もお返しに背中を流してあげますね」


「ううん, さすがにそれはちょっと……」


「美味しいご飯とかお世話になってますから少しくらいお返しさせてくださいよ」


「じゃあ, せっかくだからお願いするわね」


場所を変わろうと振り向いたときだった


「じゃあ水着も脱がなくっちゃ……」


そういっておもむろに立ち上がる福路さん
見事な殉職を遂げた水着をずり下げていく


「おお……」


一所作一所作がそんな感嘆の声が漏れるほどすばらしい


「あの……拝まれるのは恥ずかしいのだけど……」


拝まずにはいられない
それほどまでに福路さんの裸体は素晴らしかった



つづきますん



>>692
お心遣いありがとうございます





694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/25(金) 07:47:55.78 ID:DYHYu3Zc0
乙です
おもちも洗ってあげなくてはいけないですね
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/06/29(火) 18:12:23.87 ID:hpHlpOux0
さすがキャプテンつええ…たまらん…
696 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/07/01(木) 23:38:53.70 ID:4M6EmjIAo


「それじゃあ洗っていきますけど痛かったら言ってくださいね?」


「お願いします」


なんとなく釈然としないがシャンプーを泡立てる
彼女いない歴 = 年齢の俺にとって福路さんみたいな女性の髪の毛を洗うのはかなりの難関だ


「失礼します……」


大きく深呼吸して髪の毛を傷めないように慎重に洗い始める
鏡越しに映る隠そうとすらしていない裸体すら視界に入れないくらいだ


「……あんッ」


「大丈夫ですか!?」


「ごめんなさい, あまりにも気持ちよかったから……」


「やっぱりやめましょうか?」


「ううん, 続けてちょうだい」


「わ, わかりました……」


AVで見るのとは違う演技臭さのない自然な喘ぎ声
そのたびに揺れる豊満なおもち


何度も何度も外れそうになる理性のタガを必死に締めた
だけどそれも限界を迎えそうなときなんとか無事にかはわからないが洗い終えることができた


「……ふぅ」


そう一息ついたときだった


「見ないで……」


だらしなくよだれを垂らしながら半開きになった福路さんの口からそんな言葉が漏れた


だらしなく開かれた足の間から盛大な噴水が始まる
そして俺の理性も限界を迎えた


連れションならぬ連れ絶頂に達したのだった



つづきますん




697 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/07/04(日) 21:38:38.36 ID:A3hb3kXoo


「えっと……大丈夫ですか?」


フッと力を失ったように倒れ込んできた福路さん
とっさに受け止めることができたのは賢者の力のおかげだ


「え, ええ……」


絶え絶えの呼吸でなんとか答えてくれる
完全に俺に体を預けている


肩まで使って懸命に呼吸をしているのがどこか健気で愛おしい
呼吸のたびに体に触れるのをいつまでもいつまでも続いてほしいと思ってしまう


「ねえ」


「は, はい!?」


声が裏返りそうになったのをなんとかこらえた


「後ろからギューってしてほしいの……」


「え?」


「ダメ……かしら……?」


上気した顔と潤んだ目で言われて断れるわけもないし断りたくなんてない


「こう……ですか……?」


おそるおそる胸を覆うように手をかける


「ええ」


ニッコリと笑って俺の腕を抱き寄せる
胸の感触を楽しむ余裕なんてあるわけない


「私がおもらししちゃったこと……誰にもいっちゃダメだからね?」


「わ, わかりました……」


ぎこちなく小指を絡めて指切りげんまんをした
いつまでもこうしていたいと思った




つづきますん





698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/05(月) 12:06:12.35 ID:hPbPwGqD0

最高すぎる
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/05(月) 21:13:59.51 ID:cIjsRPpr0
乙です
かわエロい!!
700 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/07/10(土) 23:48:41.69 ID:hQMBImMYo


「一つお願いしてもいいかしら?」


「なんでしょう?」


「おなかと胸板を触らせてほしいなって……」


「……え?」


俺が福路さんにそうしたいと思っているのと同じようにそう思っているということなのだろうか?
つまり福路さんもムッツリスケベということだろうか?


……ありだな!


「……ダメ?」


上目遣いは反則だろう……


「福路さんも触らせてくれるなら……」


ダメ元で提案してみる


「……やさしくしてね?」


AVとエロ漫画と妄想で鍛えた力の見せ所だ
しかし童貞の前にそんな余裕はなく


「み, 見ないで……」


福路さんの2回めのおもらしという惨事を巻き起こしたのだった



つづきますん




701 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/07/12(月) 23:48:56.95 ID:fFlQjl6jo


「やっぱり二人だと狭いわね」


「だから俺は先に出ますって」


「ダーメ」


体の前で人差し指をクロスさせる福路さん
かわいい


『2回のおもらし』という現実に打ちひしがれていた福路さんをなんとかなだめることができた
先に体を洗い終えてさっさと出ようとした俺に一緒にお風呂に入るよう提案してきたのだ


一人暮らし用の浴槽なのだ
大の大人が二人で向かい合って足を伸ばして入るのは到底想定されていないだろう
必然的にお互いに窮屈に感じてしまうのだ


福路さんはともかく俺はその窮屈な思い以上のものがある
それは……


『おっぱいって本当に浮くんだな』


真正面の特等席からそれを余すことなく観察できるのだ
こんな特典があるのならば少々窮屈なくらいいくらでも我慢できるのだ


「京太郎くん」


「は, ひゃい!?」


思わず声が裏返ってしまう


「エッチなのはダメなんだからね……?」


「ごめんなさい……」


またしてもばつ印を作る福路さん
それでも隠そうとしないのはありがたいと思ってしまった




つづきますん





702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/19(月) 02:45:22.09 ID:qNcDussA0
キャプテンやばいな
とんでもない据え膳だよ!
703 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/07/19(月) 21:36:34.02 ID:F1oAqAz2o


「そういえば明日水着買わなくっちゃ」


「水着ですか?」


「ええ, 今までのはさっき破れちゃったから」


「たしかに……」


破れたというより裂けたとかちぎれたとかいうほうが正しい気がする


「授業とか部活とかでいるんですか?」


水着を使う理由なんてそれぐらいしか思いつかない
少なくとも俺の大学では水着を使う講義はない


「お風呂で使うためよ」


「え?」


「え?」


「自分の家で風呂に入るのに水着がいるんですか?」


「だってまた洗ってほしいから……」


そんな上目遣いは反則だ
このお願いを無下にできる男は間違いなくホモだ


「だから買いに行きましょう?ね?」


「わ, わかりました……」


福路さんの水着姿を見られると思うと悪くない……のか?



つづきますん





704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/07/26(月) 06:19:27.10 ID:wLbsyl1Y0
同居人と家で一緒にお風呂に入るための水着を二人で買いに行くとかすごいシチュエーションだ…
705 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/02(月) 23:20:13.94 ID:6kfe0otpo


「お願いついでにもうひとついい?」


「なんでしょう?」


こうなったらものはついでというやつだ


「えっとね……京太郎くんのパンツを一枚もらってもいいかしら……?」


「……え?」


想定外のお願いに思考が停止する
まったくお願いの理由が読み取れないのだ


「もしかしてそういう趣味とかですか……?」


「ち, 違うの!男物の下着を一緒に干すのは防犯対策になるって久が言ってたから……」


「な, なるほど……?」


真偽と情報の出処は怪しいがなんとなく聞いたことがある気がする


「おかえしに私のパンツをあげるから, ね?」


「わ, わかりました……」


明日水着を買いに行くときに一緒に買えばいいとは言ってはいけないのだろうか?


結局この『お願い』が叶えられることはなかったのだが……




つづきますん





706 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/07(土) 22:41:43.76 ID:ztyRzGGho


「それで美穂子との同棲はどんな感じ?もうえっちとかしちゃった?」


楽しげに聞いてくる対面の女性
ことの元凶ともいえる人物だ


「童貞の俺にそんな度胸あるわけないじゃないですか」


「そうよねー」


「先輩だって処女のくせに」


「はー?けーけんほーふなんですけどー」


「はいはい」


「なんかいい方に腹が立つんだけど……それで実際のところどうなのよ?」


「天国でもあり地獄でもありますね」


「どういうこと?」


「料理とか勉強とか確実に俺の生活の質は上がってるんですよ」


「うんうん」


「だけど性活の質は下がってるというかなんというか……」


「美穂子じゃ不満なの?」


「なんというか罪悪感とかがすごくてですね……」


「よくわかんない」



つづきますん




707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/08(日) 01:28:28.32 ID:PLrcOKHI0
708 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/08(日) 23:04:15.10 ID:ubLLUcY8o


「京太郎くん, おまたせ♪」


「いえ, そんなに待ってませんよ」


「私の暇つぶしに付き合ってもらってたしね」


「ならいいんだけど……」


「美穂子がセクハラされてないか事情聴取もできたしね〜」


「セクハラなんてされてないわよ?」


「大丈夫?辛かったら後輩のお父さんが弁護士だから紹介するわよ?」


「どうして俺がセクハラしてる前提なんですか……」


「違うの?」


「違いますって!」


「だったら私達の普段の生活を久が見に来ればいいんじゃないですか?」


「え?」


「なに?私になにか疚しいことでもあるの?」


「いえ, ないんですけど……」


「だったら決まりね♪」


「須賀くんの罪状が明らかになるわね♪」


「ええ……」


つづきますん




709 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/12(木) 23:43:08.12 ID:fZAh2GOOo


「「「ごちそうさまでした」」」


「やっぱりいつ食べても美穂子の料理は美味しいわね」


「おそまつさまでした」


「毎日こんなに美味しいご飯を食べられるなんて贅沢なんだからね?」


「ええ, 最近身にしみてきました」


「久は普段どうしてるの?」


「……ノーコメントで」


「久のご飯くらいなら作れるわよ?」


「なくなったときの絶望がヤバそうだから遠慮しとくわ」


「たしかに……」


「もう, 二人とも大袈裟にいいすぎよ」


「さて, 晩ごはんも食べさせてもらったし私は帰ろうかしら」


「え?今日は泊まっていくんじゃなかったんですか?」


「そうよ, もう遅いんだし泊まっていったほうがいいわよ」


「じゃあお言葉に甘えさせてもらうわね」


「あ, でもお風呂に入るのに水着は持ってる?」


「え?お風呂に入るのに水着がいるの?」


「だって一緒に入るのにいるでしょ?」


「すーがーくーんー?」


「あ, あはは……」



つづきますん





710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/13(金) 15:40:55.09 ID:LYBcpjP90
乙です
部長も一緒に入ろう
711 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/16(月) 22:48:41.50 ID:Wr3xkduco


「須賀くん, 本当に本当にみえてないわよね?」


「俺に目隠しをしたのは先輩じゃないですか……」


「そうよ?水着がないから京太郎くんに目隠しをするようにしたのは久でしょ?」


「それはそうだけど……」


「久だったら彼氏さんと一緒にお風呂なんてしょっちゅうしてるってよく言ってるじゃない」


「……まーねー」


「それにちゃんとバスタオルだって巻いてるし問題ないでしょ?」


「わかったわかったわよ!ここまで来たら一緒に入ればいいんでしょ!」


「それじゃあ京太郎くん, まずは久の髪から洗ってあげてくれる?」


「わかりました, かゆかったり痛かったりしたら言ってくださいね?」


「え、ええ」


恐る恐る答えた竹井先輩の髪を福路先輩の導きも借りながら洗っていく
気持ちよくなってくれているのか無意識に出てくる声が妙にエロい
タオルの下でこすれるのが声と相まって結構やばい


「待って須賀くん!待ってって!」


「え?」


意識散漫だったせいか竹井先輩の悲痛な叫びを聞きそこねてしまったらしい
その結果……


「大学生にもなっておもらしなんてもうお嫁にいけない……」


そんな悲劇を巻き起こしてしまったのだった




つづきますん




712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/17(火) 20:22:10.66 ID:vrqvzV630
>「久だったら彼氏さんと一緒にお風呂なんてしょっちゅうしてるってよく言ってるじゃない」
>「……まーねー」
あんたのせいか!
よくやった
713 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/18(水) 22:33:00.70 ID:RIr7GVr0o


「えっと……」


顔が見えないせいで声だけで判断するしかない
嘘泣きの可能性も無きにしもあらずだが声だけでは判断できない


「大丈夫よ, 久」


「みほこ?」


「京太郎くんに体を洗ってもらっておもらしなんて私だっていっつもしちゃうもの」


「……すーがーくーんー?」


「ほら, 不可抗力というかなんというかですね……」


「そうよ, 私が気持ちよくさせてもらってるんだから京太郎くんは悪くなんてないわ」


「美穂子がそういうんだったら……」


「だったら実際に私が京太郎くんに洗ってもらっておもらししてるところを見せればおあいこよね?」


「え?そう……かしら……?」


「じゃあ京太郎くん, いつもみたいにお願いね?」


「わ, わかりました……」


結局全身を洗ったことで福路先輩は3回おもらしし, 俺は2回誤爆してしまったのだった




つづきますん




714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/19(木) 19:19:43.56 ID:kqGhfhFQ0
乙です
見られながらとはまた良いですね
そして二人とも絶倫だなあ
715 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/19(木) 21:48:27.62 ID:+ZqkcECAo


「さすがに二人でもあまり広くないから3人だとぎゅうぎゅうね」


膝の間の福路先輩がいう


「別に無理してみんなで入らなくてもよかったと思うんだけど」


竹井先輩の言葉に俺もうなずきそうになる


「でもあの後久は4回もおもらししちゃったから体を冷やさないためにも温めたほうがいいでしょ?」


「それは忘れてよ……」


声と音だけで俺の知っている先輩ではないことがありありと感じ取れたからな……
ただかわいいと思ってしまったのも事実だ


「そういえば私急に来たからパジャマ持ってきてないだけどどうしましょう?」


「下着は私ので我慢してもらうとしてパジャマは私のは今洗濯中でないのよねぇ」


「俺も最低限しかないからワイシャツの替えくらいしかないですよ?」


「じゃあ須賀くんのワイシャツで我慢するわ」


「「え?」」


「だって彼シャツみたいじゃない」


「だったら久には私のパジャマを貸してあげて私は須賀くんにワイシャツを貸してもらうわ」


「あら?そんな面倒なことしなくてもいいのよ?私が我慢すればすむ話だし」


「と, とにかくダメなの!」


かわいい



つづきますん



716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/20(金) 15:38:52.34 ID:+gRctU5o0
うむ
確かにかわいい
717 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/20(金) 21:51:50.21 ID:9atTevkSo


「ねえ, 京太郎くん……」


「はい?」


「これって本当に普段京太郎くんが着てるのよね?」


「ええ, そうですよ」


「どうかしたの, 美穂子?」


「その……キツくて前が留められなくて……」


「「あっ」」


「やっぱり私がそっちを着ましょうか?」


「ううん, このままで大丈夫よ, ただ……」


「ただ?」


「あまりこっちを見ないでほしいかなって……」


「わかりました」


「ええ, 努力するわ」


そういってリビングに入って電気をつけた瞬間


「「おお……」」


俺のワイシャツは福路先輩の立派な胸を強調するだけのアイテムとなっていた
チラチラと覗くキレイな乳首も合わせて思わず竹井先輩と拝まずにはいられなかった




つづきますん





718 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/22(日) 21:36:55.35 ID:e0cvcMBSo


「でも竹井先輩もある意味すごい格好じゃないですか」


「しかたないでしょ, まさか美穂子のパジャマがネグリジェしかないなんて思わなかったし」


「似合ってるわよ, 久」


「美穂子に言われても嬉しくないわ……」


「しかたないじゃない私に合わせてるんだから……」


「美穂子のおっぱいが大きいのは知ってるけどまさかここまで差があるなんてね……」


「久のおっぱいだって形がキレイじゃない」


「じゃあ須賀くんは美穂子と私のおっぱいのどっちがいいのよ?」


「福路先輩ですね」


「少しは悩みなさいよ!」


「いやあ, ここ数日素晴らしさは身を以て体験してますから」


「そんなに仲がいいならもういっそ二人で住めばいいじゃない」


「たしかにそうね」


「ええ, 俺もいちいち荷物とか取りに帰るの面倒くさいって思ってましたし」


「…………まじで?」


こうして二人の同棲が始まりつきあうまでトントン拍子に進んだそうな
この事態をもたらした戦犯もとい先輩は様子見ということで入り浸りなぜか二人を両親だと思い込むようになるがまたそれは別の話






カンッ






719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/08/23(月) 18:56:11.28 ID:xlELddi30
乙でした
親が離婚してそうだから部長が娘ポジはちょっと納得でした
720 : ◆DAKIMApJGg [saga sage]:2021/08/23(月) 21:34:19.83 ID:2sG3EtC4o


咲「どうして京ちゃんにはカン材が入らないの?」


京太郎「知らねーよ, 普通に考えれば咲のほうが異常だからな?」


咲「でもさっきから嶺上開花のチャンス潰しまくりじゃん」


京太郎「だからそうそう簡単に出ないっての!」


咲「むー!」


京太郎「わかったわかった, もうちょっと頑張るから機嫌直せって」


咲「な, 撫でられたくらいじゃ許してあげないからね!?」


京太郎「へいへい, わかってますってこのあと本屋に付き合いますよ, お姫様」


咲「よろしい」


和「なんですかこの状況は!」


優希「のどちゃんがついにキレたじょ」


和「あくまで咲さんが須賀くんに麻雀を教える場であって膝の上に乗せてナデナデしていちゃつく時間じゃないんですよ!」


京太郎「いちゃついてないぞ」
咲「いちゃいてないよ」


和「そういうところです!」


まこ「まあまあ, 言いたいことはわかるが少し落ち着きんさい」


咲「というか二人でいるときってだいたいこんな感じだよね?」


京太郎「そうそう, ちょっとした抱き枕みたいな?」


和「だったら咲さんじゃなくて他の部員たちでもいいじゃないですか!」




【ゆる募】清澄高校麻雀部員たちを抱き枕にしたいシチュエーション





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