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ときメモ2主人公「剣道師範の道へ進んだ」【ときメモ2SS】
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 18:55:27.22 ID:cGyIx4vD0
需要あるかわからんがときめきメモリアル2のSSです。
1999年、PSソフトとして発売
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1521712526
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 18:59:48.04 ID:cGyIx4vD0
俺は、時目喪二郎(ときめもじろう)。高校時代、剣道でインターハイを制し、卒業後は剣道の師範として子供たちに剣の道を指導している。
高校卒業してすぐに道場を開き、今年でもう10年目だ。
インターハイを制したときの名声もあり、当時は名門道場として知られ、その名残は今も残っている。
二郎「よし!今日も一日がんばろうぜ、純」
純一郎「おう。期待してるぜ」
二郎「あぁ」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:05:12.46 ID:cGyIx4vD0
二郎(ここ、「ひびきの館」は創立10年目の剣道の道場で、門下の小学生は20人を超える。剣道場にしては多い方だ)
二郎(俺はこの道場の経営者で、同期の「穂刈純一郎」と共に指導者として子供たちに剣を教えているんだ)
二郎(純一郎こと「淳」は、俺が高校でインターハイを制したとき、副将として俺を支えてくれた相棒だ。俺が道場を開きたいといったとき、ついてきてくれた大切な友達だ)
二郎(俺には、剣道しかない―――)
純一郎「今日は小学校低学年の部だけだから、指導はそこまで苦じゃないな」
二郎「そうだな、技術的な指導はそこまでしなくていい。基本的な動作のまとめが主だな」
純一郎「そうだ、匠と光ちゃんの子供も来るんだよな、今日」
二郎「あぁ……今日だったか」
純一郎「まさかあの匠と光ちゃんの子が剣道を始めるなんて思ってもみなかったぜ。どっちかというと外のスポーツを選ぶと思っていたからな」
二郎「まぁ、光の子だからな……」
光、という名前を聞いて、俺は少しだけ憂鬱な気分になった。
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:09:26.15 ID:cGyIx4vD0
純一郎「名前は確か、「陽光」ちゃんだったか?」
陽光と書いて、日差しちゃんという。匠の苗字が坂城だから、「坂城陽光」ちゃん。女の子だ。
二郎「そうだったな、確か……」
俺は胴着に着替えながら、純とそんな話をする。
心は穏やかではない。
俺は、その「陽光ちゃん」の母親が原因で、高校時代に失恋をしたのだから―――
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:14:43.98 ID:cGyIx4vD0
俺の人生28年、一度も彼女ができたことがない。
高校時代に彼女ができそうだったのだが、できなかった。告白されなかったのだ。
その高校時代に仲のよかった女の子との仲を引き裂いたのが、陽光ちゃんのお母さんで、俺の幼馴染の光だった。
純「お前、光ちゃんのこと、まだ根に持ってるのか?」
二郎「いや……そんなつもりはないんだ」
純「もう10年も前だ、俺としてはこれからのために、早く割り切って欲しいんだけどな」
二郎「………」
純は、精神的にも強い男だ。こういう時はすぐに立ち直ることができるだろう。
純も高校時代。女関係で挫折している。好きだった女の子が突然転校したからだ。
だが、今こうして結ばれて、結婚までしている。
いかに強い男ということは承知なのだが、心のどこかで「こいつに俺の気持ちはわからない」と思っていることは事実だった。
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:17:33.50 ID:cGyIx4vD0
おじゃましまーす
という声が聞こえた。どうやら誰か来たみたいだ。
これが、元からいる門下生ならどれだけ気持ちが楽だっただろう。
純「おっ、光ちゃんと匠だ」
二郎「………」
俺は、せめてもの空元気で、光と会う時は普通に接してきたつもりだ。
向こうも、当時のことは忘れているだろう。
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:22:57.72 ID:cGyIx4vD0
俺の母校は、「ひびきの高校」という高校で、ひびきのにはある伝説があった。
卒業式の日、「伝説の鐘」の鳴っている中告白してできたカップルは、永遠に結ばれる」という夢のような伝説である。
その伝説を真に受けた女共は、卒業式の日に告白を実行するのである。
そして、卒業直前で、当時幼馴染で同級生だった光が「爆弾」を爆発させた。
俺に冷たくされたと周りの女の子に言いふらしたのだ。
それを真に受けた俺の「大好きな人」は俺から離れていった―――
純はそれを知っている。何度も純に相談していたからである。
光はそれを知らない。本人にとっては「悪いことをした」という気持ちもないのだろう。
女なんてそういう生き物だ。
そして本人はちゃっかり俺のもう一人の親友「匠」と付き合っている。皮肉なものだ。
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:27:26.11 ID:cGyIx4vD0
光「純くん!久しぶり!」
純「やあ、相変わらずだな。光ちゃん」
匠「やあ純、悪いな。今日からうちの子もよろしく頼むよ」
二郎「………」
俺は、純のすぐあとから2人の様子を見た。
光「あっ!二郎くん!この間ぶり!」
二郎「おう。この間はありがとうな、光も匠も。応援に来てくれて」
つい先月。社会人剣道大会があった。全国規模のもので、俺と純は30歳以下の部で、県の代表として試合に出ていたのだ。
それを聞いた高校時代の友人の光と匠も、応援に来てくれた。
こなくてもよかったのに。
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:32:20.27 ID:cGyIx4vD0
匠「しっかし驚いたよ。お前、決勝戦であんな鮮やかに試合を決めちまうなんてな」
二郎「まぁな。相手が上段に弱い相手で助かったよ」
その大会は団体戦で、俺は大将だった。
先鋒、次鋒、中堅、副将、大将の5人で形成される団体戦メンバーは、単純に「5人勝負」なのだ。
その5人がそれぞれ敵の同ポジションと勝負し、勝ち数の多かった方が勝利。単純な形式である。
大将戦の前、2勝2敗だったが。俺が大将戦を下し、うちの県は優勝した。
光「その試合をみて、この子すっごく感動したみたいでさあ」
光「二郎くんみたいになりたいって聞かないんだよ!」
光の後ろに小さな影がある。
光に似て赤髪の、それでいて少し日焼けした、かわいらしい女の子だった。
引っ込み思案なのだろうか。光の後ろから出てくる気配はない。
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:37:46.10 ID:cGyIx4vD0
光「こーら、いつまで隠れてるの!、陽光」
光にそう言われて、初めて陽光ちゃんが顔を出す。
とてもかわいらしい女の子だ。
髪が長くない、小学校時代の光のように、まるで太陽のような―――
陽光「は、はじめまして……よろしくおねがいします……」
純「あぁ、よろしくね。陽光ちゃん。俺と、こいつがここの先生だ」
二郎「よろしく。陽光ちゃん」
陽光ちゃんは、俺と純の受け入れる声を聞いて、少し安心したようだった。光の後ろから出てきた。
純「今日はどうするんだ、2人とも。もちろん練習を見ていくんだろ?」
光「もちろん!小学校に上がったばかりの娘の晴れ舞台だもん!」
匠「俺はこれから仕事があるんだけどなぁ」
二郎「まぁ、ゆっくりしていってくれ。まずは、着替えの仕方から教えてあげないとな。陽光ちゃん」
陽光「きがえ……?」
二郎「あぁ。剣道は洋服じゃできないんだ。こっちにおいで。お母さんも」
光「はーい」
陽光「うん!」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:41:52.54 ID:cGyIx4vD0
新しい小学校低学年用の胴着を出しに行く時、陽光ちゃんは俺の隣に来た。
まるで擦り寄るかのように、媚を売るかのように。
光「あっ、もう、陽光ったらもう二郎くんに懐いちゃったの?」
陽光「えへへ……」
二郎「………」
にこっと笑いかける陽光ちゃんに、俺も笑みを返す。
小学校に入学したての女の子にとって、圧倒的な力で勝利した俺はそんなにもかっこよかったのだろうか。
先鋒だった純も同じように勝利していたが、何か違いがあるのだろうか。
二郎「ほら、これが陽光ちゃんの胴着と袴だよ」
陽光「わぁ……!」
光「よかったね、陽光」
陽光「うん!!」
白の胴着と、紺の袴。これがうちの道場で販売している「稽古着」だ。
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:49:19.90 ID:cGyIx4vD0
胴着と袴には専用の着替え方というものがある。
女児に新しく着替え方を教える場合、たいてい純の嫁が来てくれて、着替え方を指導してくれた。
しかし、彼女は今日用事があるらしく、どうしても道場のほうへ顔を出せなかった。
だから、着替え方の指導が非常に難しい。
陽光ちゃんも、最初こそ顔を輝かせていたが、いざ胴着を広げてみたら、どうしたらいいかわからないようだった。
二郎「よし!いまからお母さんに、着替え方を教えるから、お母さんと一緒に着替えができるようになろうか!」
陽光「おかあさんと?」
陽光「いや!」
光「え……?」
二郎「え……?」
俺も光も、全く同じ反応を示した。
全くの予想外の言葉だったからだ。おそらく、光も同じだろう。
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:53:28.01 ID:cGyIx4vD0
陽光「ひざし、せんせいときがえる!」
二郎「え?」
光「先生と着替えたいの?陽光?」
陽光「うん!」
光と変わらない、かわいらしい無邪気な顔で、陽光ちゃんは返事をした。
光「うーん……」
当然の反応を、母親は示す。自分の娘の着替えを、幼馴染とはいえ他の男にさせるのだから。
陽光「まま、だめ?」
光「うーん、二郎くんならいいかな!」
二郎(いいのか)
陽気「わーい!やった!」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 19:57:40.25 ID:cGyIx4vD0
光「私が着替えを教えるより、プロが教えたほうがいいもんね!」
二郎「ははは、でも光も覚えてくれよ。家で着替えてくるには光が手伝いをするんだから」
光「はーい!」
陽気「せんせー!はやく、はやく!」
俺は小学生たちの先生だが、10年間一度も女の子に着替えの指導をしたことがない。
男の子の着替えの指導は何度もしたことがあるから、できないことはない。
しかし、今のご時世、お母さんも最低限の警戒はしているのだ。うちの娘でよこしまなことを考えないか、ということを
二郎「じゃ、じゃあ陽光ちゃん、まず最初に、胴着から着替えよか」
陽光「うん!」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 20:01:30.86 ID:cGyIx4vD0
あまり広くない教師用更衣室に、俺と光と、小さな女の子が3人。
俺「陽光ちゃん、ますは上のお洋服と下のスカート、全部脱ごうか」
陽光「はい!」
陽光ちゃんはてきぱきと着ている服を脱いだ。
光の日々の教えがいいのだろう。陽光ちゃんはすぐに洋服を脱いだ。
二郎「………」
目の前には、上半身が裸で、下半身はパンツだけの女の子。
パンツはかわいらしいピンク色で、小学校低学年の女の子にしてはやや大人びているかもしれあい。
俺は幼女趣向ではないが、つい、みとれてしまった―――
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/22(木) 20:05:27.87 ID:cGyIx4vD0
陽光「せんせー?」
二郎「あ、あぁ、じゃあはじめようか」
陽光ちゃんの小さな身体はとても綺麗だった。
少し薄黒い肌。日焼けではなく、地黒だったのだ。
腕やお腹は、みるからにぷにぷにしていて、とても柔らかそう。
足はとてもスラっとしていて、ひざ下の光沢がすごく綺麗だった。
太もももとても柔らかそうで、性欲をそそるような脚だ。
そして、全く発達していない胸に、ピンク色の乳首―――
二郎(これは……)ゴクッ
俺は、光の存在を忘れ、勃起していた―――
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