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10年後のラブライブ
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92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 19:35:22.40 ID:DKcHjOW5O
一年生「先輩達、髪なんか切ってどうしたのですか?」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 19:44:58.96 ID:ofXOFMZSO
>>91
なりすましだぞ
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 19:46:12.85 ID:ofXOFMZSO
【ラブライブ】絵里のノーシャンプーチャレンジ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1522060400/
こいつと同じだ
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 20:04:24.50 ID:1ToJxyb40
5月
支倉「いや〜、良かった。念願の部室。うれしいなぁ」
志賀「毎日同じ事言ってるよな。先輩って変な奴だよな」
支倉「だって嬉しいんだもん。念願の部室に新部員!ね?白木ちゃん?」
白木「はい!」
支倉「それにしても先生遅くない?」
白木「今日は三年生の進路相談だって言ってましたよ」
支倉「へ〜」
志賀「へ〜って…先輩行かなくて良いのか?」
支倉「え?あっ、忘れてた」
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 20:06:41.46 ID:tT68zxQLO
(白木ってどんな子だっけ…)
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 20:09:59.70 ID:1ToJxyb40
絵里「それで…これは?」
生徒「将来の夢はお嫁さんです」
絵里「ふざけてるの?」
生徒「まさか。本気ですよ」
絵里「はあ。明日までにちゃんと書いてくる事」
穂乃果「……」
生徒「はーい。失礼しました」
絵里「全く。頭痛くなっちゃうわよ」
穂乃果「あはは…」
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 20:12:34.23 ID:GAyxlIjzo
髪切ったエリーの参考画像はよ
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 20:17:12.67 ID:1ToJxyb40
トントン
絵里「どうぞ」
鬼崎「失礼します」
絵里「さっ、座って」
鬼崎「はい」
絵里「進路希望は書いてきた?」
鬼崎「…」
絵里「ほら?進路希望表だして?」
鬼崎「それが…」
絵里「もしかして書けてないの?」
鬼崎「…」
絵里「だって、あなた大学に行くって言ってなかった?」
鬼崎「…」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 20:48:13.76 ID:1ToJxyb40
絵里「どうしたの?ちゃんと答えて」
鬼崎「大学には…行かない」
絵里「え?じゃあ、働くの?」
鬼崎「…」
絵里「二年生の時の三者面談では○○大学に行くって…」
鬼崎「…」
穂乃果「何かやりたい事があるの?」
鬼崎「…」
絵里「答えたくないの?」
鬼崎「すいません。実は○○大学に受かる自信がなくて。迷ってたら…でも大丈夫です。○○大学に挑戦します」
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 20:58:18.49 ID:1ToJxyb40
絵里「そう」
鬼崎「すいません。そういう事なんで。失礼します」
ガララ
絵里「どう思った?」
穂乃果「何か隠してますね」
絵里「そうね」
トントン
支倉「失礼します」
絵里「どうぞ」
支倉「すいません。用紙を忘れてしまいました」
絵里「なるほど。一年多く高校生やる?」
支倉「大丈夫でーす」
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 21:01:15.62 ID:1ToJxyb40
穂乃果「それじゃあ、お先に失礼します」
絵里「高坂先生。先に行って待ってて」
穂乃果「え?また、今日も行くの?」
絵里「良いでしょ?どうせ帰ったって暇なんでしょ?」
穂乃果「デートかもしれないじゃん」
絵里「ふっ」
穂乃果「今鼻で笑った」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 21:03:36.87 ID:DKcHjOW5O
>>98
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62189992
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 21:06:14.76 ID:1ToJxyb40
穂乃果「で酷いんですよ。絢瀬先生ったら。お店に着いたら絢瀬先生のキープしてるお酒全部飲んじゃいましょうよ」
梨子「全部飲む前に倒れちゃいますよ」
穂乃果「あれ?」
梨子「どうしたんですか?」
穂乃果「あの子…うちのクラスの…」
鬼崎「……」
穂乃果「鬼崎さん?」
鬼崎「あっ、先生」
梨子「鬼崎さんのお家ってこっちの方だったの?」
鬼崎「いや…そう言う訳では…」
穂乃果「え?じゃあ、こんな所で何をしてたの?」
鬼崎「な、何でも」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 21:19:10.88 ID:1ToJxyb40
梨子「ここってバイクショップじゃないもしかして、鬼崎さん…バイクが好きなの?」
鬼崎「うん。あそこに飾ってあるバイクがずっと欲しくって」
穂乃果「へ〜そうなんだ。鬼崎さんバイクに乗るんだ。あれ?でも、音ノ木坂ってバイクの免許は取って良いんだっけ?」
梨子「申請さえしてあれば免許の取得自体は問題ないはずですけど。何ぶん女子校ですから」
穂乃果「なるほど。それで?鬼崎さんの欲しいって言うバイクはなんてバイクなの?」
鬼崎「あれはRZってバイクなんですけど。250ccだけどナナハンキラーって言われるくらい早くて…」
穂乃果「あ〜…」
鬼崎「あっ、すいません。つい夢中になってしまって」
穂乃果「ふふっ。鬼崎さんバイクが大好きなんだね」
鬼崎「はい。子供の頃からずっと好きで…大人になったら……いや…何でもないです」
穂乃果「え?鬼崎さん」
鬼崎「それじゃあ」
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 21:38:43.41 ID:uQpck9JQO
なんだこいつ
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 21:40:24.99 ID:AGWV5ODaO
絢瀬先生もバイク好きそう
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 21:42:17.28 ID:1ToJxyb40
絵里「それね」
穂乃果「え?何が?」
絵里「鬼崎さんの進路希望が白紙の理由よ」
梨子「バイク関係の仕事に就きたいとか?」
絵里「そうね」
穂乃果「でも…だったら最初から」
絵里「穂乃果も知ってるでしょ?夢を追う事が出来る環境って凄く恵まれている事なの。この職に就くとそれが嫌でも分かるわわ」
穂乃果「うん」
絵里「二人とも忘れないで?理由は色々あるだろうけど自分の夢を追う事が出来ない人もいるって事を」
穂乃果「でも、それって」
絵里「だから!私達教師が居るのよ。ね?」
梨子「そうですね。私達が全力でサポートしないと」
穂乃果「ですね」
絵里「さて、仕事の話はここまでにして飲みましょうか」
穂乃果「程々にね」
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 22:34:23.67 ID:1ToJxyb40
コンコン
鬼崎「失礼します」
穂乃果「あっ、きたきた」
鬼崎「何ですか?」
穂乃果「進路希望の件だけど」
鬼崎「あれだったら○○大学に行くって昨日」
穂乃果「本当は違うんじゃないの?」
鬼崎「え?」
穂乃果「本当はバイクの専門学校に行きたいんでしょ?」
鬼崎「そんな事一言も。だって…あんなのただの趣味だし」
穂乃果「鬼崎さん」
鬼崎「…無理だよ。うちの親…私に凄い期待してるんだ。元々バイクは父親の趣味だったんだけど」
穂乃果「そうなんだ」
鬼崎「うん。子供の頃はよく後ろに乗せてもらったなぁ」
穂乃果「うん」
鬼崎「最初は小学生の時に受けた全国一斉の学力テストで凄いいい点取っちゃって。そしたら親が変に期待しちゃってさ。ただのまぐれだったのにね」
穂乃果「だから、○○大学に行くって言ったの?」
鬼崎「うん」
穂乃果「それ…親御さんには言ったの?」
鬼崎「言う訳ないよ。言える訳…だって…」
穂乃果「言ってみなよ」
鬼崎「でも…」
穂乃果「言ってダメなら諦めればいいじゃん」
鬼崎「そう言う事じゃないんだよ。親がガッカリする顔を見たくないから。自分の夢さえ叶えばそれで良いなんて考え方私には出来ないんだよ」
穂乃果「うっ」
鬼崎「そう言う事だから…先生。私は○○大学に行くよ」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 22:38:27.36 ID:DKcHjOW5O
鬼崎「あの・・・・・、先生、髪切って可愛くなりましたね」
穂乃果「>> 111」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/26(月) 22:50:51.70 ID:1ToJxyb40
絵里「で?言い返せないまま職員室に帰ってきたと」
穂乃果「あ〜、私単純に考えてた…最悪だ。教師失格だよ」
梨子「親の期待を裏切ってまで自分の夢を叶えたくないか」
穂乃果「でも…やっぱり、いくら考えてもおかしいと思う。だって、誰の人生でもない。自分の人生なんだよ」
絵里「高坂先生の言ってる事は最もだって私も思うわ。でも、誰しもがそうやって割り切れる訳じゃないのよね」
穂乃果「あ〜どうすれば…」
ベテラン教師「若い先生がそうやって生徒の為に悩んでいる姿を見るとまだまだ日本も捨てたもんじゃないと思えますね」
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/26(月) 23:48:32.45 ID:w3A2ttJVO
金八先生的な学園もの感すき
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/27(火) 03:25:12.44 ID:6UqfFM6b0
つまんね
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 06:28:26.04 ID:1oVN+GqPO
ベテラン教師「それにしても、2人とも髪切りましたね 」
穂乃果「私は自分で切りましたから」
絵里「
>>115
」
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/27(火) 08:49:29.54 ID:WFCBZAhk0
なんでなんの脈絡もなく髪切ってんだよ
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/27(火) 09:45:04.02 ID:0fmK+XuSO
>>115
なりすまし乙
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 19:05:39.65 ID:ev2f1htF0
穂乃果「いやぁ…全然上手くいかなくて。どうしたら良いか…」
ベテラン教師「私も子を持つ親だからね。我が子にはずっと笑顔でいて欲しいって思うんだよ。鬼崎さんの親御さんも同じだと思うけどねえ」
穂乃果「笑顔が…」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 19:32:33.29 ID:ev2f1htF0
穂乃果「鬼崎さん!」
鬼崎「先生…」
穂乃果「鬼崎さん、あのね」
鬼崎「進路希望なら変えないよ」
穂乃果「鬼崎さん、バイクが好きなのはお父さんの影響だって言ってたじゃん」
鬼崎「そうだけど」
穂乃果「悲しむかな?」
鬼崎「え?」
穂乃果「お父さんは鬼崎さんがバイクの専門学校に行きたいって言ったら悲しむのかな?応援してくれないかな?」
鬼崎「それは…」
穂乃果「いくら考えてもやっぱり私はやりたい事はちゃんと言った方がいいと思う。あなたの人生なんだから」
鬼崎「だから、私は…周りの期待を裏切ってまで夢を叶えたいなんて思わないって言ってるだろ」
穂乃果「周りとか親の期待とか関係ないだろ。夢を諦める事を人のせいにするな。そんなの無責任だ」
鬼崎「くっ…」
穂乃果「それに、ご両親は分かってくれるよ。鬼崎さんの事を見てたら分かる。だって、あんなに嬉しそうにお父さんが教えてくれたバイクの事を話してたんだもん」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 22:04:16.57 ID:ev2f1htF0
絵里「それで鬼崎さんはなんて?」
穂乃果「親御さんに話して見るってさ」
絵里「そう。良かったわ」
穂乃果「でも、本当に良かったのかな?あんな事を言って。本当に無責任なのは私の方かもって…」
絵里「それは私達にも分からないわ。何が正解かなんて。やってみて初めて分かる事もあるから」
穂乃果「うん。そうだね。所で絵里ちゃんはなんで教師を目指したの?」
絵里「私?私は…」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 22:08:17.74 ID:ev2f1htF0
穂乃果「うへぇ…生徒会の仕事って凄い大変なんだけど」
海未「仕事を溜め込むからこうなるんです」
ことり「三人で頑張ろう?」
穂乃果「はあ…終わるのに後何時間掛かるのかなぁ」
トントン
海未「はい?」
希「やってる?」
海未「希?」
絵里「明かりがまだついてたから。随分と苦労してるみたいね」
穂乃果「いやぁ…つい溜め込んじゃって。どれから手をつければいいのか…」
絵里「なるほど。そう言う事…」
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 22:13:41.85 ID:ev2f1htF0
穂乃果「うわぁ。絵里ちゃん凄い」
絵里「ってな感じでやればスムーズに行くわよ」
海未「流石は絵里です」
ことり「絵里ちゃんって教えるの上手だよね」
絵里「そう?」
穂乃果「そうだよ。絵里ちゃんって先生とか向いてるんじゃないの?」
絵里「私が先生?」
希「確かに。向いてるかもな」
穂乃果「うん。絵里ちゃんぴったり」
絵里「そうかしら…」
穂乃果「うん」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 22:17:27.55 ID:ev2f1htF0
絵里(あの時の穂乃果の何気ない一言がキッカケだなんて)
店主「へい。焼き鳥お待ち」
穂乃果「うわぁ。待ってましたぁ。あ〜、私もビールが飲みたらなぁ。挑戦してみようかなぁ」
絵里(なんて言ったら調子に乗るだろうから内緒ね)
穂乃果「焼き鳥美味しいよ?」
絵里「言われなくても食べるわよ」
穂乃果「へ〜。で?さっきの答えは?」
絵里「ん?それは…内緒」
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/27(火) 22:28:29.35 ID:NIQ5fsogO
やっぱりほのえりなのよねぇ…
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 22:31:57.76 ID:1oVN+GqPO
ことり「絵里ちゃん、穂乃果ちゃん、髪切ったの?」
希「2人とも結構バッサリいきましたね」
絵里「うん。支倉さんと高坂先生が切ってくれたの」
穂乃果「穂乃果も自分で切っちゃった。えへへ・・・・・」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 22:52:33.26 ID:ev2f1htF0
穂乃果「ん〜ふぁ〜疲れたぁ。絵里ちゃんああ見えて人使い荒いからなぁ。ん?あれは…」
虎太郎「…」
穂乃果「お〜い。虎太郎く〜ん」
虎太郎「ん?げっ…穂乃果さん…」
穂乃果「げっとはなんだ〜げっとは。美人に声かけられたんだから少しは喜びなって」
虎太郎「そうっすね」
穂乃果「あらら。そっけない。思春期なのかね。で?こんな所で何してるのさ?もしかして…デート帰りかな〜」
虎太郎「そ、そんなんじゃないっすよ。バイトの帰りで」
穂乃果「な〜んだ。そうなの。つまらない。彼女とかいないの〜?モテるでしょ〜?このこの〜」
虎太郎「穂乃果さん。言ってる事がおばさんみたいっすよ」
穂乃果「なっ。おばさん…」
虎太郎「冗談っすよ」
穂乃果「そっか。おばさんか…」
虎太郎「だから冗談だって…」
穂乃果「あっ…所でにこちゃんは…元気?」
虎太郎「姉貴は…最近ずっと会ってないんで…」
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 23:26:31.88 ID:5+1b5kIcO
穂乃果「そう…なんだ」
虎太郎「うん」
穂乃果「そっか。うん。まあ、便りがないのが元気な証拠って言うし」
虎太郎「NIKOってアーティスト。あれが姉貴だってのは気付いてるでしょ?」
穂乃果「え?まあ…うん」
虎太郎「まあ、あれで気付かない方がおかしいよね。結構人気だったみたいなんだけどね」
穂乃果「みたいだね。このご時世にCDも結構売れたみたいだもんね」
虎太郎「うん。でも、今結構ネットとかで叩かれてるみたいなんだよね。質が落ちたとかさ。落ち目だとかさ」
穂乃果「…」
虎太郎「発表とかはされてないんだけどさ。多分6月のライブが最後になると思うから。これ…チケット。本当はこれを渡しに来たんだ」
穂乃果「虎太郎君…」
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/27(火) 23:29:59.67 ID:5+1b5kIcO
6月某日
ザーッ
花陽「凄い雨だね」
穂乃果「うん。凛ちゃん、来れたんだ」
凛「当たり前だよ。だって…」
絵里「久しぶりね。皆んなで集まるの」
希「そうやなぁ」
海未「流石にことりは無理みたいですが」
穂乃果「真姫ちゃんは?」
花陽「それが…忙しいみたいで。今日も来れるか…」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 21:12:10.12 ID:QbGZ21jQO
その日、アーティストNIKOの最後のライブが行われた。
NIKO「〜〜〜♪」
凛「やっぱり、にこちゃんだ。この声…やっぱりにこちゃんだよ」
花陽「うん。そうだね…」
NIKO「〜〜っ!?」
客「なんだよ。やっぱり声出てないじゃないか」
客「もう終わりだな。NIKOも」
凛「くっ。にこちゃんの事。何にも知らないくせに」バッ
絵里「凛!」
凛「うっ」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 21:19:18.37 ID:QbGZ21jQO
NIKO「〜〜♪」
客「ダメだ。もう聞いてらんないな」ヒソヒソ
客「もう帰るか?」ヒソヒソ
希「にこっち…」
穂乃果「…」
ダッダッダッ
真姫「はあ…はあ…はあ…。にこちゃん…」
その日、アーティストNIKOの最後のライブが行われた。
客が席を立ちライブが終わっても、NIKOは歌う事を暫くやめなかった。
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 21:38:44.62 ID:QrGe7y8zO
にこちゃん……
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 21:41:59.99 ID:QbGZ21jQO
コツ コツ コツ
にこ「…」
真姫「…」
にこ「関係者以外立ち入り禁止のはずよ?」
真姫「にこちゃん…久しぶり…」
にこ「来ないで。あんたに同情なんかされたくないのよ」
真姫「にこちゃん…」
にこ「ふふっ。まさか…こんな終わり方になるなんてね。んふふ…ふふふっ…あはは…あはははは……はは…うっ…くっ…うぁぁぁぁぁん」
真姫「にこちゃん…」ダキッ
にこ「うあぁぁぁぁぁぁ」
真姫「……」
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 21:56:34.96 ID:QbGZ21jQO
カキーーン
ソフト部「オーライ。オーライ」
穂乃果「……」
支倉「先生。先生聞いてますか?」
穂乃果「んあ?…ごめん。なんだったっけ?」
支倉「合宿の件ですよ。来月から夏休みなんですからね」
穂乃果「ああ…合宿ね。それなら、ん〜どうしようか?」
支倉「早めに決めないと〜どこも借りれなくなっちゃいますよ」
穂乃果「そうは言ってもなぁ」
梨子「それなら。私、いい所知ってますよ」
支倉「ほんとですか?」
梨子「うん。私の実家の近くに旅館があるの。海も近くにあるし合宿にはちょうど良いと思うわ」
支倉「わぁ。最高じゃないですか。流石、桜内先生」
穂乃果「いや〜助かります」
梨子「いえ。子供達の為ですから」
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 22:18:27.73 ID:QbGZ21jQO
支倉「イェーイ。合宿。楽しみだなぁ」
白木「はい。楽しみです」
志賀「遊びに行くんじゃないだろ?」
絵里「そうよ。志賀さんの言う通り」
支倉「絢瀬先生…」
穂乃果「絢瀬先生って毎回そうやって登場しますね」
絵里「う、浮かれるのは良いけどもその前に大事な事があるでしょ?」カァァァ
支倉「大事な事?何かあったっけ?」
絵里「期末テスト。7月の一週目よ?」
支倉「げっ。期末テスト…」
穂乃果「なんかどこかで見た光景…」
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 22:28:15.04 ID:QbGZ21jQO
絵里「言っておくけど赤点を取る様であれば合宿はなしよ」
支倉「えーーーー。そんなぁ。ラブライブのエントリーだって控えてるんですよ?」
志賀「赤点を取らなきゃいいじゃねぇか」
支倉「仁美ちゃんだってヤバイでしょ?ヤンキーなんだから」
志賀「ヤンキーじゃねえよ。それに…」
絵里「職員室で聞いたけど志賀さんは学年3位らしいわよ?」
支倉「え?嘘?なんで?え?じゃあ…」
白木「私も赤点はないですかね」
支倉「えーーー。私だけ?」
絵里「本当。どこかで見た光景ね。高坂先生」
穂乃果「え?何のことかな?」
桜内「高坂先生…。赤点だったんですか?」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 22:34:46.32 ID:QbGZ21jQO
支倉「先生、よく教師になれましたね」
穂乃果「な、何いってるのさ。そんな事より。支倉さんは何が出来ないの?」
支倉「数学ですけど」
志賀「なんだ。高坂先生の教科じゃんか。教えて貰えば?」
絵里「いや、流石にそれはダメよ。自分で勉強しなさい」
穂乃果「それでも、分からない所があったら質問しにきなよ。そしたら教えてあげるから」
支倉「は〜い」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 22:49:27.15 ID:QbGZ21jQO
希「へ〜、期末テストかぁ。なんか、ウチ等の頃も似た事があったなぁ?穂乃果ちゃん数学大の苦手やったもんなぁ」
穂乃果「そ、そうだっけ?」
梨子「え?それなのにどうして数学を?」
穂乃果「いやぁ…なんでだっけなぁ?」
絵里「あれじゃない?海未とケンカした時」
穂乃果「海未ちゃんと?ああ…受験の時ね!」
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 23:02:08.35 ID:QbGZ21jQO
海未「穂乃果!受験生なんですからもうちょっと真面目にやったらどうですか?」
穂乃果「真面目にやってるじゃん」
海未「真面目にやってたらこんな点数取るわけないでしょ?」
穂乃果「真面目にやってこの点数なんだよ。現実を見なよ」
海未「それはこっちの台詞です。忙しい絵里にも迷惑を掛けてると言うのに。あなたと言う人は。もう、呆れました」
穂乃果「あ〜、そんな事言うんだ」
海未「悔しかったら次のテストで見返せる点数を取ったらどうですか?そしたら、私も頭を下げて謝りますよ」
穂乃果「言ったね?後悔するよ?」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 23:05:22.49 ID:QbGZ21jQO
穂乃果「ってな事があって数学を猛勉強したんだよね」
梨子「それで数学教師に…」
希「穂乃果ちゃんらしい理由やろ?」
絵里「まあ、それで本当になっちゃうんだからビックリよね」
穂乃果「時間は掛かったけどね」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 23:08:46.63 ID:QbGZ21jQO
支倉「高坂先生。質問に来ました。教えてください」
穂乃果「うん。それは良いんだけど…。支倉さん何年生だっけ?」
支倉「三年生ですよ。何言ってるんですか?」
穂乃果「だよね?まずくない?高校三年生で因数分解もまともに出来ないって結構問題だよ?よく進級出来たね?」
支倉「まあ、他が良いんで。国語なんて中間で98点ですから」
穂乃果「おおっ。確かにそれは凄い。それなのになんで数学はダメなんだろうか」
支倉「なんででしょう?」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 23:08:52.56 ID:jTShZnYK0
回想交えてく感じなの良いねぇ
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/28(水) 23:36:29.56 ID:QbGZ21jQO
穂乃果「うん。わかった。支倉さんは数学が苦手って言う意識はあるの?」
支倉「はい。ハッキリと」
穂乃果「そっか。その苦手意識が邪魔なんだね。私もそうだったんだけどさ。数字を見るだけで嫌になっちゃうの」
支倉「そうなんです。数字を見てると頭が痛くなるんですよ」
穂乃果「あ〜、昔の私と一緒だなぁ」
支倉「先生はどうやって苦手意識をなくしたんですか?」
穂乃果「え?私の場合は…見返してやる〜って一心で解いてたなぁ」
支倉「え〜なんか暗いですね」
穂乃果「まあ…そうだね。じゃあ、逆にさ支倉さんはどうして国語とかはいい点数取れるのかな?」
支倉「それは国語が好きだからですよ」
穂乃果「ふ〜ん。どうして好きなの?」
支倉「だって、国語ってストーリー性があるじゃないですか。面白いんですよ」
穂乃果「まあ…でも、漢字テストとかは関係ないでしょ?暗記だし」
支倉「それもコツがあるんですよ。漢字には成り立ちがあるんですよ。そこに私は物語性を見出したのです」
穂乃果「そう言う事だよ」
支倉「」
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 00:12:51.82 ID:S3Qht2ZyO
支倉「え?何がですか?」
穂乃果「そう言う風に何か面白味を探してさ。例えば数式にも成り立ちってのがあるからさ。それに物語性を見出してみたら興味が持てるかも」
支倉「なるほど。言われてみればそうかもしれないですね。どうやって物語性を見出せば良いんですかね?」
穂乃果「例えばさ。マイナス×マイナスはどうしてプラスになるのか」
支倉「そうなるとしか習ってないですけど?」
穂乃果「でしょ?ただ、そう暗記しろって教わったんでしょ?」
支倉「はい。まあ、これくらいなら暗記できますけどね」
穂乃果「例えば支倉さんはお小遣い貰ってるかな?」
支倉「はい。月4千円です」
穂乃果「うん。例えば支倉さんが無駄遣いをする事が増えると残高はどうなるかな?」
支倉「減ります」
穂乃果「無駄遣いをやめると残高は?」
支倉「増えます」
穂乃果「だよね?無駄遣いをの回数が減る。これをマイナスと考える。で、無駄遣いした時に引かれる金額もマイナスでしょ?そうすると無駄遣いが減った回数×無駄遣いした時に引かれる金額=無駄遣いをやめて増えた金額になる訳じゃん」
支倉「おおっ!確かに!マイナス×マイナスがプラスになりました」
穂乃果「でしょ?って感じにやっていけば数学も面白く感じるかもしれないよ」
支倉「なるほど。そう言う事なんですね」
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/29(木) 00:29:15.65 ID:GHyXmBQSO
頭良いな
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 07:32:04.83 ID:S3Qht2ZyO
穂乃果「勉強もやり方一つなんだよ」
絵里「……」
穂乃果「絢瀬先生?どうしたんですか?」
支倉「めっちゃ驚いてますね」
絵里「いえ…穂乃果がちゃんと数学を教えられてると思って…」
穂乃果「いや…教師だから…って言うかここ職員室だからさ…」
絵里「…」ポロポロ
穂乃果「いっ!?」
支倉「え?」
同僚「え?絢瀬先生?どうしたんですか?」
絵里「なんか…嬉しくて…。あんなに教えても怖いくらい身に付かなかった穂乃果が…立派になって…」
穂乃果「ええ?そんな?」
支倉「高坂先生どれだけ出来なかったんですか?」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 18:19:48.96 ID:S3Qht2ZyO
穂乃果「ふぁ〜疲れた。さて、テストも作り終わったし帰ろうかな」
梨子「あっ!じゃあ、ちょうど良かった。絢瀬先生が先に行ってるらしいんですよ」
穂乃果「また?飲んでばっかりいるからいい人が見つからないんだよ」
梨子「あはは…。どうします?高坂先生も行きますよね?」
穂乃果「いやぁ、私はやめときます。この後行く所があって」
梨子「あっ、もしかして…」
穂乃果「違いますよ。そんなんじゃないですって。実家に帰るだけなんで」
梨子「あっ、そうなんですか。高坂先生の実家ってここから割と近いんですよね?どうして一人暮らしを?」
穂乃果「まあ…なんとなく一人暮らしの方が気が楽かなって」
梨子「そうなんですね」
穂乃果「そうなんです」
梨子「分かりました。じゃあ、絢瀬先生には私から言っておきますね」
穂乃果「絵里ちゃんのお世話よろしくね」
梨子「あっ、はい」
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/29(木) 21:10:40.99 ID:ve1NyzcUO
先輩後輩の立場が…
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/29(木) 23:15:57.43 ID:gyGJFZ7PO
でも飲み屋に金髪美人な常連さんいたら盛況するよな
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 23:19:46.10 ID:S3Qht2ZyO
穂乃果「あ〜、雨が降り出しそうだなぁ。急いで帰らなきゃ」
虎太郎「…」
穂乃果「あっ、虎太郎君…」
虎太郎「穂乃果さん。この前はライブ…来てくれたみたいで。ありがとうございました」
穂乃果「いや…そんな、お礼を言われる程じゃ…」
虎太郎「…」
穂乃果「…」
虎太郎「…」
穂乃果「あの…にこちゃんは?」
虎太郎「姉貴は…事務所に残る事にしたみたいです」
穂乃果「え?そうなの?」
虎太郎「はい。少し休憩したら後輩の育成に力を入れるって。結構もう割り切ってるみたいで。アイドルをプロデュースして伝説を作るって。本当、太い神経してるよ」
穂乃果「そっか」
虎太郎「はい。まあ」
穂乃果「そっかぁ」
虎太郎「はい。それから…一応姉貴から穂乃果さんに伝言があるんですけど」
穂乃果「え?伝言?」
虎太郎「穂乃果が教師なんて世も末ねって」
穂乃果「へ?それだけ?」
虎太郎「はい」
穂乃果「む〜……そっか。直接言いに来ればいいのに。でも、なんか久しぶりににこちゃんっぽい台詞を聞いたなぁ」
虎太郎「それじゃあ、俺はこれで」
穂乃果「え?もう言っちゃうの?」
虎太郎「はい。これから家族で小旅行に行くんで」
穂乃果「そうなんだ。じゃあさ、私からもにこちゃんに伝言!頼まれてくれる?」
虎太郎「え?まあ…良いっすけど」
穂乃果「お土産よろしくって!」
虎太郎「きっとセンス悪いっすよ」
穂乃果「うん」
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 23:37:33.23 ID:S3Qht2ZyO
ガララ
穂乃果「ただいま〜」
穂乃果母「あら?お帰り。遅かったじゃない」
穂乃果「テストを作るのに時間掛かっちゃってさ。パソコンとにらめっこで目が疲れたよ」
穂乃果母「は〜、あんたからそんな台詞が出るなんて。どうりで歳をとる訳だわ」
穂乃果「なにそれ?って言うかお父さんは?」
穂乃果母「町内会の寄り合い」
穂乃果「は?娘が帰って来てるのに?雪穂達は?」
穂乃果母「今日は記念日だから外食するんですって」
穂乃果「へ〜。そうなんだ。仲良いんだね〜。こりゃ、穂むら。も安泰だ。で?誰も居ないのに私はなんで実家に呼ばれた訳?」
穂乃果母「別に大した用事じゃないんだけどね。あんた、付き合ってる人とか居ないでしょ?」
穂乃果「え?何?なんでそんな事聞く訳?決め付けないでよ」
穂乃果母「いるの?」
穂乃果「居ないけどさ」
穂乃果母「じゃあ、ちょうど良かった。実はお見合いの話があってね」
穂乃果「げっ。お見合い?」
穂乃果母「そうよ。常連さんの息子さんなんだけどね」
穂乃果「いやだよ。別に困ってないしさ」
穂乃果母「そんな事言わずに。写真だけでも見てみない?」
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 23:52:12.75 ID:S3Qht2ZyO
希「で?結局こっちの方に来た訳や」
穂乃果「だってさ…」
絵里「いいじゃない。会ってみたら?もしかしたら、良い人かもよ?」
梨子「もしかして、タイプじゃなかったとか?」
穂乃果「そう言う訳じゃないけどさ。私と十は離れてるんだよ?」
希「え?アカンの?」
穂乃果「え?希ちゃんはオッケーなの?」
希「別に愛があれば年の差なんてええんやない?」
絵里「そうなの?何?もしかして、希の彼氏って…」
希「だからちゃうって」
穂乃果「はあ。もう嫌になっちゃうよ。なんか悩みとかも段々生々しくなって行くって言うかさ…」
絵里「良いじゃない。言われるだけ…。私なんて誰にも言われないのよ?亜里沙も気を使ってそう言う話し絶対にしないし。こないだも、気を使われるのが嫌で自虐的な事を言ったらね…」
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/29(木) 23:54:12.27 ID:QwmYyJjS0
絵里ちゃんには俺がいるから・・・
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/29(木) 23:55:11.24 ID:S3Qht2ZyO
絵里「は〜、私もこの歳で一人なんて。もう結婚出来ないかもしれないわね。これと言った趣味もないし貯金を趣味にしようかな〜」
亜里沙「…」
絵里「あっ…あの…目指せ貯金1億円〜。なんて無理か〜」
亜里沙「あっ、私ちょっと…出てくるね?」
絵里「き、気を付けてね〜」
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/30(金) 00:03:12.09 ID:3RGdkBNAO
絵里「ってな感じで。ああ言うのが一番傷つくのよ。何がいけないのよ」
梨子「飛び抜けて美人だしモテそうなんですけどね。絢瀬先生…」
希「あれやない?えりちは美人過ぎて男の人も近寄り難いとか」
穂乃果「いや、単に酒癖が悪いんだと思うよ」
絵里「そんなに悪い?」
穂乃果「うん。どうせそろそろ荒れるでしょ?」
梨子「それとも理想が凄く高いとか」
絵里「そんな事ないわよ。普通よ普通」
希「きっと全部なんやろうな」
絵里「なっ、なんで私の話になってるのよ。穂乃果の話だったでしょ?」
穂乃果「絵里ちゃんが勝手に話を奪って言ったんでしょ。私だって本当は泣きたいんだよ。妹に先を越され親にはプレッシャーを掛けられ。はあ…高校の頃が懐かしいよ…」
絵里「そうね」
希「あかん。そろそろ、面倒くさくなる頃や。梨子ちゃん今日はお開きにしようか?」
梨子「そうですね」
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/30(金) 00:10:20.97 ID:tR+/+Aa1O
実際絵里ちゃんって高翌嶺の花すぎて恋愛できなさそう
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/30(金) 00:31:18.34 ID:JzjUJq6r0
絵里「嫌だ〜。帰りたくない〜」
希「あ〜もう手遅れやったか」
梨子「みたいですね」
穂乃果「ね?言ったでしょ?そろそろ荒れるって」
絵里「私の何がいけないのよ。結婚もしてないのに結婚式に呼ばれるのが多くて誰よりも結婚式場に詳しくなっちゃったわよ」
希「穂乃果ちゃん。責任持って連れて帰ってな?」
穂乃果「いや、そこは希ちゃんでしょ?」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/30(金) 00:38:01.91 ID:JzjUJq6r0
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「はい。それじゃあ後ろの人テスト集めて」
支倉「先生〜」
穂乃果「どうしたの?」
支倉「今日から練習再開ですね」
穂乃果「うん。でも、まだ安心するのは早いよ?」
支倉「大丈夫ですよ。今までにないくらい自信満々なんですから!」
穂乃果「そう。それは良かった」
支倉「先生!早く部室に来て下さいよ。私、大変な事に気付いたんですから」
穂乃果「大変な事?何それ?」
支倉「それは部室で話します」
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/30(金) 00:45:57.35 ID:JzjUJq6r0
絵里「え?ライブを?」
支倉「はい。私気付いたんです。私達って一回もライブをやってないんですよ」
志賀「確かに。もうそろそろラブライブのエントリーも始まると言うのに」
穂乃果「まあ、でもそれは仕方ないよ。作曲の方だってまだ勉強中でしょ?」
梨子「それが支倉さんって飲み込みが早くて。割と形になってきたと言うか」
穂乃果「そうなんですか?」
絵里「ダンスの方も支倉さんも白木さんもさまになってきたものね」
穂乃果「作詞の方も白木さん結構いい感じなんだよね?海未ちゃんのとこにコツとか教えて貰いに行ったもんね?」
白木「はい。今結構書き溜めてて」
支倉「え?って事は…ライブが出来る!」
絵里「その前に…一番大切な事を忘れてない?」
支倉「へ?なんですか?」
絵里「グループ名は?」
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/30(金) 19:16:08.60 ID:YM3kFqw5O
グループ名気になるぞ
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/31(土) 09:37:00.32 ID:+6+wToe+O
キーンコーンカーンコーン
穂乃果「忘れてたなぁ…グループ名。私達の時ってどうやって付けたんだっけ?希ちゃんが付けたの様な…ん?」
生徒「馬鹿!もう知らない」
永山「あっ…」
穂乃果「あの子は…」
永山「はあ…」
穂乃果「何かあったの?」
永山「高坂先生…」
穂乃果「何かあったんなら話聞くよ?」
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/31(土) 09:48:44.52 ID:+6+wToe+O
穂乃果「はい。コーヒーで良かったかな?」
永山「ありがとうございます…」
穂乃果「喧嘩しちゃった?」
永山「私が悪いんです。私と麗ちゃん…佐伯さんって中学一年生の時に仲良くなってそれからずっと一緒だったんです。けど…」
穂乃果「けど?」
永山「高校に入学して…初めてクラスも別々になって。最初は麗ちゃんが居なくて大丈夫かなって不安だったんですけど。ちゃんとクラスに友達も出来て。昨日、学校の帰りに麗ちゃんとパフェを食べに行く約束をしてたんです。でも、クラスの子に誘われちゃって…断れなくて…それで…」
穂乃果「え?約束すっぽかしたの?」
永山「いえ…連絡は入れたんです。パフェは別の日でいいかなって。でも…」
穂乃果「そっか」
永山「それで…謝ろうと思って」
穂乃果「う〜ん。なるほど」
永山「私…どうすればいいですか?麗ちゃんとこのまま疎遠になるなんて絶対に嫌なんです」
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/31(土) 10:18:39.32 ID:+6+wToe+O
支倉「あ〜、グループ名。思いつかない…」
志賀「だからさ、爆音少女とかいいだろ?」
支倉「絶対に嫌」
白木「私もそれはちょっと…」
穂乃果「ねえ?白木さん」
白木「はい?なんですか?」
穂乃果「白木さんって佐伯さんの事知ってる?」
白木「同じクラスですよ?佐伯麗音さんですよね?」
穂乃果「どんな子なのかな?」
白木「明るく元気でそれでもってしっかり者って感じですよ」
穂乃果「あ〜そうなんだ」
支倉「なになに?もしかして、勧誘ですか?四人め入れちゃいます?」
穂乃果「違う違う」
支倉「なんだ。つまらないな」
梨子「私も授業を受け持ったますけど真面目でいい子ですよ。佐伯さん。確か…B組の永山さんと仲が良いんじゃなかったかな」
穂乃果「ふ〜ん」
梨子「何かあったんですか?」
穂乃果「ああ…後で…」
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/31(土) 16:22:05.33 ID:fCcq6X61O
番長のセンスはやっぱり番長やな
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/31(土) 18:53:41.80 ID:+6+wToe+O
佐伯「…」
穂乃果「佐伯さん…だよね」
佐伯「高坂先生…?」
穂乃果「こんな所で何してるの?」
佐伯「別に。これと言って何もしていですけど?」
穂乃果「そう…」
佐伯「はい」
穂乃果「実はさ…」
佐伯「ああ…もしかして、みなみとの事?」
穂乃果「え?」
佐伯「先生が見てたの気づいてましたから」
穂乃果「そ、そうなんだ。じゃあ…」
佐伯「別に…怒ってないですよ。我ながら子供じみてるなぁって反省してたんです」
穂乃果「そっか」
佐伯「少し寂しかったんですよね。みなみが私の知らない所で新しい友達を作って」
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/02(月) 01:10:26.69 ID:KMCW//blO
百合嫉妬
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/02(月) 18:43:25.20 ID:rDEwTL6wO
レズ特有の悩み
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 01:13:12.61 ID:LjFLriF7O
穂乃果「寂しかったか…」
佐伯「最初は心配してたんです。みなみって人見知りだから。私が居なくてもクラスに馴染んでいけるのかなって。それが、クラスにちゃんと友達を作って。人の気も知らないで楽しそうに。私はこんなにもみなみの事を考えてるのにって。本当…押し付けがましくて最低…」
梨子「そんな事ないわよ」
佐伯「桜内先生?いつから」
梨子「ごめんなさい。話を盗み聞きする様な真似して」
佐伯「いえ…」
梨子「私も似た様な経験があるの」
佐伯「先生が?」
梨子「高校の頃にスクールアイドルをやってたんだけど」
佐伯「え?桜内先生がですか?」
梨子「そうよ。自分でもびっくりするけどね。友達に誘われて最初は三人で」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 11:35:09.57 ID:XqSCd4jGO
梨子「私以外の二人は小さな頃からの幼馴染でね。スクールアイドルも最初はその二人で始めたの。そこに転校生だった私が誘われる形で加入したの」
穂乃果「そうだったんだ」
梨子「その誘ってくれた子が作詞をしてて私は作曲を担当してたから仲良くなるのに時間が掛からなかったわ」
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/03(火) 20:30:00.42 ID:3ej80XDcO
支援
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 21:35:11.41 ID:XqSCd4jGO
梨子「でも、私達の仲が深くなっていくに連れてもう一人の子はどこか疎外感を感じてたみたいで」
佐伯「嫉妬…ですか?」
梨子「って本人は笑いながら言ってたけどね」
佐伯「え?その人と先生…今は」
梨子「ふふっ。青春時代なんて色んな事があるわ。失敗したり嫉妬したり挫折したり。傷ついたり傷つけたり。そんな事ばかりよ」
佐伯「先生…」
梨子「だからって訳じゃないけど。本音でぶつかった方が良いよ。大事な事を伝えずに後悔するより。そうですよね?高坂先生」
穂乃果「うん。そうですね」
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 22:17:57.75 ID:xgeWUhei0
絵里「へぇ。桜内先生がねえ」
梨子「そ、そんな大した事は言ってないですよ」
穂乃果「え〜、そんな事なかったですよ。カッコ良かったですよ。青春時代なんて色々な事があるわよ。って!」
希「おおっ!かっこええなぁ。学園ドラマの先生みたいや」
梨子「や、やめて下さい。そんなんじゃないですから」
穂乃果「桜内先生照れてる〜」
絵里「珍しく顔真っ赤ね。私より早く酔っ払っちゃったのかしら?」
梨子「もう。そんなんじゃありません」
花陽「穂乃果ちゃん酷いよ」
穂乃果「うわぁ。どうしたの?」
花陽「職場にAqoursのメンバーが居るのに教えてくれないなんて」
穂乃果「え?ああ…だって花陽ちゃん普段飲みに来ないし。まあ、子育てとかあるから当たり前だけど」
花陽「あ、あの。私、ラブライブで優勝した時会場で見てましたぁ。さ、サイン貰っても良いですか?」
絵里「花陽…。一応私達スクールアイドルとして先輩なのよ?」
花陽「そんな事は関係ないよぉ」
希「花陽ちゃんはお母さんになっても花陽ちゃんやなぁ。なんか嬉しいわ」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 22:21:33.33 ID:xgeWUhei0
梨子「ふふっ」
穂乃果「ん?どうしたんですか?」
梨子「なんか…。佐伯さんと永山さんの事を見てたら昔の事思い出しちゃって」
穂乃果「青春時代?」
梨子「はい。色々あったなぁって」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 22:32:11.32 ID:xgeWUhei0
店主「お客さん。タクシー呼んであげるからもう帰んな」
お客「だ、大丈夫…」
穂乃果「ん?あっちで何かあったのかな?」
梨子「さ、さあ…」
絵里「酔っ払いじゃないのぉ?」
希「酔っ払いはえりちや」
店主「ちょ、ちょっと大丈夫?タクシーが来るまで座ってな」
お客「うっ…平気…」フラフラ
花陽「大丈夫かな?」
穂乃果「いや、どう見ても大丈夫じゃなさそうだよ。ちょっと言って来るよ」
梨子「あっ!?」
穂乃果「へ?何?」
梨子「ルビィちゃん?」
ルビィ「ふえ?」
穂乃果「え?知り合い?」
花陽「Aqoursのメンバーだよ」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 22:39:30.47 ID:xgeWUhei0
〜穂乃果宅〜
ルビィ「ん…んん…お姉ちゃん…」
梨子「すいません。高坂先生」
穂乃果「平気平気。それにこのまま歩かせる訳にも行かないし。もう一人もいるし…」
絵里「うぅ…グスッ…グスッ」
梨子「あはは…寝ながら泣いてますね」
穂乃果「うん」
梨子「そっか。ルビィちゃんは東京の大学に入学してたのよね。あっちでは会うけど東京で会うのは初めてだから」
穂乃果「そうなんだ。それにしても、何があったのかね?結構酔ってたみたいだけど」
梨子「そうですね。心配だわ」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 22:42:12.70 ID:xgeWUhei0
チュンチュン
ルビィ「ん…んん…ここは…どこ?」
穂乃果「あっ!起きた?」
ルビィ「へ?あれ?μ’sの穂乃果ちゃん?」
穂乃果「おおっ!本当だ!桜内先生の言う通りだ!」
ぴ、ピギィィィィィィィ
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/03(火) 22:47:50.09 ID:xgeWUhei0
穂乃果「ど、どうしたの?急に?」
ルビィ「ど、どどどうしてμ’sの高坂穂乃果さんが…」
穂乃果「え?ああ…そっか。何から説明すればいいのか…。私と桜内先生は同じ学校で教師をしてるんだよ。で、昨日たまたま近くで飲んでたらルビィちゃんが酔い潰れてたって事なんだけど」
ルビィ「そ、そそそそ…そ…」
穂乃果「いや、落ち着きなって」
絵里「そうよ。お味噌汁作ったけど飲む?酔いが醒めるわよ?」
ルビィ「へ?」
ピギィィィィィィィ
ルビィ「あ、ああ絢瀬…あや…絢瀬絵里…さん…」
穂乃果「もう。絵里ちゃん隠れてなよ」
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/03(火) 22:50:45.96 ID:pF8r6xclO
亜里沙ちゃん想って泣いてるのか?w
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 06:42:22.66 ID:/LlP6Iu+O
穂乃果「結構酔ってたみたいだけど何かあったの?」
ルビィ「そ、それは…」
穂乃果「いいよ?嫌なら無理に言わなくても」
ルビィ「ごめんなさい」
穂乃果「…あっ!ルビィちゃんは今日は何か予定があるの?」
ルビィ「え?」
穂乃果「買い物付き合ってよ」
ルビィ「わ、私がですか?」
穂乃果「他にいないじゃん」
ルビィ「でも…良いんですか?」
穂乃果「もちろん。高校時代の桜内先生の話とかもじっくり聞きたいし。うしし…」
絵里「さあ、そうと決まったら朝御飯食べちゃいなさい」
穂乃果「だね!」
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 18:47:30.22 ID:e6C+u8E40
穂乃果「ほら?ルビィちゃん。この服可愛いよ」
ルビィ「本当だ〜」
絵里「こっちの方が可愛いわよ」
絵里「ここのクレープ凄い美味しいのよ?」
穂乃果「やっぱりクレープって言ったらイチゴだよね」
ルビィ「あはは。穂乃果さん。顔にクリーム付いてますよ」
穂乃果「え?本当?」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 18:51:51.56 ID:e6C+u8E40
穂乃果「いやぁ、久しぶりに遊んだね」
絵里「そうね。毎日毎日忙しくて暇なんてなかったものね」
ルビィ「あの…今日はありがとうございます」
穂乃果「いやいや。こっちこそ。付き合ってくれてありがとうね」
ルビィ「また…遊んでくれますか?」
穂乃果「もちろん!」
ルビィ「嬉しいです」
穂乃果「ふふっ。そう言えば、ルビィちゃんはお姉さんがいるの?」
ルビィ「え?」
穂乃果「いや、寝言でお姉ちゃんって言ってたから」
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 18:57:03.86 ID:e6C+u8E40
ルビィ「はい。私には姉が一人居るんです。美人で優しくて頭が良くて自慢のお姉ちゃんなんです」
絵里「あら?私みたい」
穂乃果「そうだね」
絵里「何よ?」
穂乃果「別に」
ルビィ「だから、私はそんなお姉ちゃんにずっと憧れてて。いつかお姉ちゃんみたいになりたいって。東京の大学に入学したのもお姉ちゃんが通ってたから。時間は掛かっちゃっけど…」
穂乃果「そうなんだ」
ルビィ「はい。お姉ちゃんみたいになるんだって。でも、現実はもっと厳しくて。全然上手くいかなくて…」
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/04(水) 19:10:37.39 ID:1YLm/wZ9O
ほのえりがここぞとばかりに姉っぷりを発揮しておる
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 19:19:30.53 ID:e6C+u8E40
ワイワイガヤガヤ
ルビィ「あの…○○学部の黒澤ルビィです」
ワイワイガヤガヤ
ルビィ「あの…出身は…」
ワイワイガヤガヤ
ルビィ「あっ…」
バイト「黒澤。2番テーブル早く片付けろ」
ルビィ「は、はい」
客「まだ、注文した物がこないんだけど」
ルビィ「た、ただいま…」
ガシャーン
ルビィ「あっ…」
客「黒澤ぁ」
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 19:23:25.18 ID:e6C+u8E40
ルビィ「ただいま…」
シーン
『そっちでの生活はどう?』
ルビィ「うん、うん。上手くやってるよ。だから、しょっちゅう電話掛けて来なくてもいいよ。うん。じゃあね、お姉ちゃん」
ピッ
シーン
ルビィ「…… 」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 19:27:36.18 ID:e6C+u8E40
教師「黒澤。こないだのレポート間違いだらけだぞ」
ルビィ「す、すいません」
教師「しっかりしろよ」
ルビィ「はい…」
店員「黒澤ぁ。早くしろぉ」
ルビィ「は、はい。今行きます…」
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 20:20:17.71 ID:/LlP6Iu+O
ルビィ「…」
穂乃果「よしっ!カラオケでも行こうか!」
ルビィ「え?今からですか?」
穂乃果「うん。今から」
ルビィ「でも…」
絵里「歌は嫌い?そんな訳ないわよね?スクールアイドルAqoursの黒澤ルビィちゃん?」
ルビィ「はい」
穂乃果「どんなに頑張っても上手くいかない時もあるよ。」
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 20:23:14.35 ID:/LlP6Iu+O
穂乃果「まあ、でもそんな時は連絡してよ。その時は愚痴くらい聞くからさ!」
ルビィ「ありがとう…ございます」
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 21:20:06.83 ID:/LlP6Iu+O
理事長「と言う事で学生の本分を忘れる事なく夏休みを楽しんでください」
絵里「理事長からのお話でした。以上を持ちまして一学期終業式を閉式します」
キーンコーンカーンコーン
支倉「あっぶなぁかったぁ」
志賀「先輩あんなに自信満々だったのにギリギリなんだな」
白木「良いじゃないですか。無事クリア出来たんですから」
絵里「そうね。欲を言えばもうちょっと点数欲しい所だけどね」
支倉「まあ、いいじゃないですか。これで合宿も行いますし」
梨子「それもそうだけど。グループ名は?結局夏休みまでライブも行わずに来ちゃったけど」
支倉「ちゃんと考えて来ましたよ。三人で今日まで考えてこようって言ってたんです」
穂乃果「へ〜そうなんだ」
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 21:33:14.38 ID:/LlP6Iu+O
志賀「じゃあ、私から。私が考えたグループ名は…暴走天国!どう?」
支倉「だから絶対やだって。何?暴走天国って?暴走って…アイドルだよ?」
志賀「違うよ。暴走天国って書いてミッドナイトパラダイスって読むんだよ」
支倉「無理があるよ」
志賀「じゃあ、先輩はどうなんだよ?」
支倉「ふふ〜ん。私?私はねぇ…どうしようかなぁ。言っちゃおうかなぁ」
志賀「白木はなんか考えて来たのか?」
白木「私は…you'sなんてどうですか?」
志賀「ユース?」
白木「はい」
梨子「ユース…そっか!青春って意味ね!」
志賀「はい。それからyouの複数形であなた一人じゃない。仲間が居るよって意味も…」
支倉「あの…私のは?」
絵里「だからスペルがyou'sなのね?」
白木「はい。音ノ木坂の先輩グループμ’sからも少し拝借したのもありますけど」
志賀「いいんじゃないか?うん。いいよ!」
支倉「いや、待ってよ。私の…」
穂乃果「じゃあ、今日からあなた達はyou'sだ!」
支倉「え?私のは?」
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 21:35:08.14 ID:/LlP6Iu+O
絵里「そしたら、夏休みに入る前にやる事が出来たわね!」
支倉「やる事?」
穂乃果「ラブライブにエントリーだよ!」
支倉「あっ!」
白木「ついに!」
志賀「やるしかねぇか」
穂乃果「よし!それじゃあ、夏休みは忙しくなるよ」
はいっ!
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/04(水) 21:36:07.76 ID:/LlP6Iu+O
一学期 完
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/04(水) 21:39:32.16 ID:/dysVQMxO
おつおつ
響きもμ'sと似てるし良い名前
メンバーはここからさらに増えたりするのかな
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/05(木) 00:47:14.50 ID:1036xuaPO
乙
ルビィもこれから成長するのかな
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/05(木) 20:50:44.99 ID:21DdVrmxO
二学期はよ
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/05(木) 22:27:09.26 ID:E8zBxD0m0
THE 3名様の作者がこういう感じのシリーズ化をするのは珍しいな
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/08(日) 14:07:19.37 ID:0LJC2izi0
スレ建てたら貼って下さいな
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/08(日) 23:00:24.39 ID:9+34X66o0
続きめっちゃ気になる
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