菜々「一回戦はメイドで勝負です!」みく「ちょっと待つにゃ!!」=3

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

140 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 21:44:05.95 ID:9Do3arMG0

春香「じゃあ、早速魔王城に行きましょう! お姫様、出発ですよっ!出発っ!!」

日菜子「は、はい…(早くこのワケの分からない妄想世界醒めてくれませんかねぇ…)」ハア…

卯月「わ、私は戦力にならないし、この体じゃそんなに歩けないから… ここで待ってます…」


こうして… 卯月を除き、7人となった日菜子パーティは、南エリアにある魔王城へと向かったのだった…




141 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 21:46:57.24 ID:9Do3arMG0
ーーーーーーーーー

しばらく行くと、また村が見えてきた。


肇「えっと、地図によるとここは… JC&JKの村ですね。 若い美少女ばかりの村だそうです」

フレデリカ「むふぉーっ! いいねぇ、興奮しちゃうねえぇ〜〜♪」

楓「なるほど… ちょうどいいわ。食糧や水をここで調達していきましょう」

肇「そうですね賢者さ・・・んん?!」


?「………」ドムドムドム…
142 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 21:49:28.77 ID:9Do3arMG0

パーティの前を通りかかった一人の少女に、肇は見覚えがあった…


肇「え、えっと… か、かな子ちゃん? かな子ちゃんですよね?!」

?「え?」クルッ


振り返った少女は…

ふっくらとした頬、ブラウンのキラキラと輝く瞳、ベージュ色のつやつやとした髪、そして間違いなくFはあるであろう見事なお山…!

そう、まさに甘々なスイーツの女神・三村かな子…!

しかし…!


かな子(大関)「……」ボヨヨヨ〜ン…


なんたることか…!

あの抱き心地の良さそうな適度にふくよかな体のかな子は… まるで恰幅の良い相撲取りのようにぶくぶくに膨らんでしまっていたのである…!
143 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 21:58:26.47 ID:9Do3arMG0

肇「ど、どど、ど・・・ど、どうしたの?かな子ちゃん… ず、ずいぶん、ふっくらしちゃったみたいですけど…??」

かな子(大関)「うう… そうなんです、私…ダイエットしなきゃいけないのに、逆にどんどん太っちゃって…」

かな子「レッスンに行くたびにベテラントレーナーさんに怒られて… ついにアイドル、クビになっちゃったんです…」ボヨンボヨン

肇「そ、そんな…?」


緒方智絵里(小結)「あの、乃々ちゃん… わたしと一緒に、四葉のクローバー、探してくれます…?」ポッチャリ…

森久保乃々(関脇)「か、体が重すぎて… む〜りぃ〜〜…」デップリ…


佐久間まゆ(張出大関)「ねえ輝子ちゃん、ちょっと机の下のシイタケ、分けてもらってもいいかしら?」プヨンプヨン

星輝子(前頭三枚目)「フヒ…w い、いいぞ… 持ってけ…w」ジメジメポヨポヨ


拓海「な、なあ… よく見ると、そこらへんの奴ら、みんなすげーデブになっちまってんぜ…?」

フレデリカ「オーマイゴッド… せっかくの美少女の村が… 関取の村に・・・!」

春香「い、一体、何が起きてるんでしょうか…?」


?「それはこの私から説明しましょう!」ヌッ


春香「え・・・ひっ?!」
144 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:01:20.49 ID:9Do3arMG0

春香が振り返ると、そこには… チョココロネを頭の後ろにくっつけたような、クリクリとしたまるい目の少女が立っていた…


大原みちる(横綱)「どうも! おおはらベーカリーの看板娘、大原みちるです! あははー!w」ドタプーン…!

肇「え、ええぇ…? みちるちゃんまで、デb・・・ふ、太めの女の子に…?」

拓海「お前、いくら食っても太らない体質なんじゃなかったっけ?」

みちる(横綱)「いや、私のこの体は… 食べ過ぎで太ったんじゃないんです。 パンを食べられないストレスで太ってしまったんです…」
145 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:04:47.16 ID:9Do3arMG0

春香「パンを食べられない? どうして? 小麦粉が無いの?」のワの

みちる「いえ、実はですね… 一ヶ月ほど前から、ある魔人がこの村を支配してしまって…」

みちる「その魔人はパンが大嫌いで、村中のパン屋を潰してしまったのです…! あたしの店も店舗ごとぶっつぶされてしまいましたよ。 あははー!ww」

七海「悪い奴れすね! パンが無いとツナサンドも食べられないじゃないれすか!」

楓「? でも…その魔人はどうしてパンが嫌いなのかしら」

みちる「はい。その魔人は、パンではなく穴の開いた揚げ菓子が好きなんです」

日菜子「“穴の開いた揚げ菓子”…? それって…」

みちる「はい… その魔人は、私たちに『パンが無ければ、ドーナツを食べればいいじゃない』と言うんです…!」
146 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:07:32.93 ID:9Do3arMG0

みちる「ドーナツは油で揚げてあるし、糖分も多いので、カロリーが高いんです。 だから、この村の人たちはみんな、徐々に太ってデブになってしまったんです… あはは――っ!w」

肇「ドーナツ…? それって、まさか・・・」

拓海「ああ・・・ “ヤツ”の仕業か・・・?」ザワ…


その時だった


 “ズモモモモモモモモモオオオオオオォォォ・・・!!”


みちる「あっ、来ました! アレがこの村を支配している魔人… ドーナツキチガイの“シーナ”です!!」


?『クククク・・・ww』ゴゴゴオオォ…!
147 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:12:07.06 ID:9Do3arMG0

遂に日菜子パーティの前に姿を現した、魔人“シーナ”…! 


魔人シーナ『クク…w えへっ! 皆さん元気ー? あたしはちょー元気だよぉー?』http://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/8/c/8c0f4849.jpg

魔人シーナ『ドーナツさえあれば、あたしはいつでも揚げたてサクサクの元気モリモリ!w』

シーナ『いやーそれにしても、クラシックなドーナツってすごいよね! 小麦粉とお砂糖だけで、シンプルで美味しいの〜♪』モグモグ


フレデリカ「あ、それオールドファッション? うんうん、フレちゃんもそのドーナツ好きだなー♪」

肇「やっぱり法子ちゃん…! 法子ちゃん、どうして魔人なんかに…?」
148 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:14:10.71 ID:9Do3arMG0

シーナ『フフ…w 肇さん、あたしはねぇ… 魔人になることで、遂に手に入れたんだよぉ…』

肇「手に入れた? な、何を?」

シーナ『もちろん! “ドーナツを無限に錬成する能力”だよっ! それっ!!』ブワアァッ!!


 スポポポポポポポオオォ―――ンッ!!!


春香「ふぇっ?!」

肇「なぁ…!」

拓海「な、なんだこりゃ?!」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:14:25.73 ID:2iqCOSJA0
あかん、人気投票よりオモロイ…!
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:20:02.93 ID:f5UL7bz70
法子+魔人…人造人間21号な魔人ブx…あっ!(察し)
151 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:23:09.63 ID:9Do3arMG0

おののく日菜子パーティ一同…

魔人シーナの手のひらから、突然、大量のドーナツが飛び出して空中をふわふわと浮き上がり始めたのだ…!


フレデリカ「うひょーっ… オールドファッションにポンデショコラ、フレンチクルーラーにハニーディップ・・・ 美味しそー♪」ジュルリ

みちる「いけません! あのドーナツは恐ろしい魔の力を含んでいます… 食べたら一瞬でデブになっちゃうよ!!」


シーナ『ふふふ…w あたしはこの能力で、世界中の人たちをドーナツの虜にするんだ…! 小さい頃からの夢だった“世界ドーナツ化計画”を実行に移すのだッ!』

シーナ『さあくらえッ! 法子スペシャル! “オーバー・エレメント・ドーナアアアァ―――――ッツ”!!!』バッ!


 ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒューンッ!!!!!


魔人シーナの掛け声と同時に… 空中に浮かんでいた無数のドーナツが日菜子パーティに襲いかかる…!

そして!


?「グワアアアアアアアアァァァッ?!?!」=3


※誰がヤラれた?(コンマ勝負での最下位が脱落。藤原肇は+10p、高垣楓は+30pのアドバンテージを持つ)

>>152(浅利七海・喜多日菜子)

>>153(天海春香)

>>154(藤原肇・向井拓海)

>>155(宮本フレデリカ・高垣楓)


※()内の二人目のアイドルは、「100からの絶対値」で勝負。
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:26:58.18 ID:vJpeGi6A0
今回は持ち越しはなしか
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/24(土) 22:30:43.21 ID:F4HURK8R0
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:31:29.34 ID:f5UL7bz70
安価以外の雑レスでも10分縛りはデフォ?
あと余計なお世話かも知れんが安価はレス番よりも
↓1とかにした方が割り込まれても安心やねんて
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 22:36:36.19 ID:2iqCOSJA0
七海ちゃんに難を逃れてほしいが…ッ
156 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:43:43.09 ID:UtHtMx7P0
>>154
連投の10分縛りはデフォ、本スレの基本的なルールということでお願いします

了解、次から「↓1」の形にしてみます
157 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:49:26.03 ID:UtHtMx7P0
七海18 日菜子82 春香21 肇34+10=44 拓海66 フレデリカ19 楓81+30=111 (18の七海が最下位、脱落)


七海「グワアアアアアアアアァァァッ?!?!」=3

フレデリカ「ああっ?! 漁師さんっ!!」

七海「ふっ、フレレリカさあぁ―――んっ!!」


漁師七海の悲痛な声が響き渡る…!

そして…


七海「・・・ん? あれれれれぇ・・・??」ドッタポヨオォ〜ン・・・


ドーナツの一点集中攻撃を受け、そのドーナツを飲み込んでしまった七海は…

見るも無残…! まるでマンボウのように… 否、脂肪をたっぷりと蓄えた旬のブリのようにふくよかな体になってしまっていた…
158 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 22:54:54.49 ID:UtHtMx7P0

肇「ああ… 漁師さん…!」

七海「う、うーむぅ… 動けないれすよこれ…」ボヨンボヨン


いくら美少女七海と言えど、関取のような体になってしまっては、当然ミスコンになど参加できるわけがない…! 当然、脱落である…!


シーナ『ふふふ…w このままみーんな、ドーナツの虜にしてあげるよ!w』


拓海「いやいや、これってただデブにしてるだけだろ…」

楓「デブな少女と、ランデブー… うふふ…♪」

肇「法子ちゃん… あなたまで悪の道に外れてしまうとは…!」ギラッ

肇「やむを得ません! ここは・・・私が打って出ましょう!!」キッ!
159 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 23:04:32.79 ID:UtHtMx7P0

シーナ『ん? 肇さん? ナニヲイッテイルノカナ〜〜? このドーナツの化身・椎名法子に勝てるとでも?』グフォフォ…

肇「法子ちゃん… 私をただの陶芸家だと思ったら、痛い目をみますよ!」バッ!

シーナ『む?!』


陶芸家・藤原肇が、その懐から花瓶ほどの大きさの器を取り出した…


肇「この花器は、私が今まで窯出しした数万の器の中でも、一番の自信作なんです…」ズモモォ…

肇「本来は美しい花々を生けるための器ですが、こうなっては仕方ありません… あなたをこの中に封じ込めます!」カッ
160 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 23:06:15.42 ID:UtHtMx7P0

シーナ『ふん…! ドーナツはねぇ、この世界で、最も完成された食の芸術品なんだよ…!』

シーナ『肇さんにもそれを分からせてあげるよ! 喰らえっ! “オーバー・エレメント・ドーナツ”ゥ!!!』バッ!

肇「!」


再び、無数のドーナツが… 今度は肇に向かって襲い掛かる…!

が、その刹那…!


肇「魔は滅せよ! 唸れ大地ぃ!! “アース・ヴェッセル・魔封波”ァ―――ッ!!」ピカァッ!
161 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 23:09:21.75 ID:UtHtMx7P0

 ゴォッ!  ヒュゴオオオオオオオォォォ―――ッ!! 


シーナ『えっ? わっ! ぅわわわわぁっ?!』


肇がシーナに向かって両手をかざすと、大地が震えると共に、竜巻のような猛烈な風が吹き…

シーナは自らの出したドーナツもろとも、肇の備前焼きの中に封じ込められてしまっていた…


春香「わぁっ、やりました! 陶芸家さん!」

拓海「やるじゃねーか!」

楓「お見事! 陶芸家さんは… もしかして、相当ゲイか?」

肇「は?」

楓「あ、なんでもありません♪」ニコニコ
162 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 23:11:32.08 ID:UtHtMx7P0

法子「ぐむむ…! こ、こんなの、すぐに、叩き割って…!」モゾモゾ


器から首だけ出た状態でもがく、人間に戻ってしまった法子…


肇「無駄です法子ちゃん。 備前の土には『割れにくく、 磨滅しにくい』という特性があります」

肇「備前焼きは投げても割れないといわれるほど頑丈なんですよ。 中に入ってしまった以上、出ることは不可能です!」ドヤ!
163 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 23:17:19.32 ID:UtHtMx7P0

法子「ふぇえん… こんな状態じゃ、ドーナツを食べることもできないよぉ…」シュン…

肇「漁師さんと村の人たちを元に戻すのなら、封印を解いてもいいですよ?」

法子「・・・いや、それは・・・ あたしにも出来ないよ、一度かかった魔法を解けるのは、魔王城の魔王様だけ…」

拓海「じゃあ、ちゃちゃっと魔王城に行ってさっさと魔王のクソ野郎をぶっちめてやろーぜ! それで万事解決なんだろ?」

法子「ふん… あんたたちごときが、魔王様に勝てるわけないよ! いや、きっと、魔王様の元に辿り着くことすらできないだろーね…」ニタアァ…

拓海「なんだと?」

法子「何しろ… 魔王様の部下には、最狂の魔物・・・“淫獣ムナカタ”がいるんだからね!」

拓海「“淫獣ムナカタ”だぁ・・・?」ザワ…!


最大のピンチが… 日菜子パーティに襲い掛かろうとしていた…



日菜子(帰りたい…)




164 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/24(土) 23:20:10.19 ID:UtHtMx7P0
本日ここまでなの
コンマ対応あざした!

第二戦の後半は、また明日の20:00頃から始めていきます

R指定まで行かないと思うけど、多分エロです
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/24(土) 23:27:13.43 ID:2iqCOSJA0
いいぞもっとやれ
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 00:10:49.69 ID:BHV0YacWO
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 00:21:29.77 ID:QT263zIy0
やっぱり余計な底辺アイドルが切り捨てられてると安心して読めるなぁ
168 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 19:57:28.53 ID:0Ec+t8ij0
乙あざす、まったり進めてくにょ

コンマバトルはすぐ始めます

淫獣&魔王は強敵なので、倒すのに時間がかかるかもしれない

コンマについては、以下のことはデフォ、基本的なルールということでお願いします

・連投は自分のレスから10分以上経過している場合は可。10分以内に連投があった場合、その二つ目のレスは無効となり、1つずつ下にズレる。

・「00」は100扱い。また、コンマが同じ数の場合は、「秒数」の大小で勝負を決する。
169 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 19:59:42.34 ID:0Ec+t8ij0
ーーーーーーーーーーーーー

暗黒の地・クマモト・・・

そこの霊峰、マウンテン・アソの麓に、南の魔王城はそびえ立っている…

その魔王城に、遂に日菜子パーティの6人(姫・賢者・陶芸家・村人A・短大生・暴走族)は到着していた…


 魔王城「………」ズモモモモモモオオオオオォォ・・・


肇(陶芸家)「遂に来ましたね、魔王城…!」

拓海(暴走族)「ああ、そうだな… さすがに雰囲気出てやがんな…!」ブルッ

フレデリカ(短大生)「あれ? 暴走族サン、震えてるのぉ? ビビッてんのかなぁ〜?」ニタニタ

拓海「ばっ、バカヤロー! これは武者震いだッ!!」=3


春香(村人A)「このお城に…私たちの最終目標の魔王がいるんですね…!」ゴクリ…

楓(賢者)「そうね… なんとしても魔王を倒して、村人Bさんや漁師さんを元に戻してあげないといけないわね…」

日菜子(姫)「………」
170 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:01:24.19 ID:0Ec+t8ij0

拓海「よっしゃ! 先頭はこの特攻隊長向井拓海にまかせろっ! 行くぜ! オラアアアアアアァァッ!!」ズドドドドドッ


早速、拓海が城に向かって特攻…! 木刀を片手に乗り込もうとした、その時だった…


 キャーッ!  アアアァダレカァー!!  タスケテエェーッ! アアン、ヤメテエエエェッ!!///


拓海「ん?」ピタッ


バタァンッ!  ワラワラワラワラァ…


突然、城から悲鳴が沸き上がり… 城門が開いて、中から衣服の乱れたアラレもない姿の少女たちが飛び出してきたのである…!


拓海「な、なんだお前ら?! どうしたんだ?」

?「うっ、うっ、うううううぅぅ・・・!!」
171 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:03:54.72 ID:0Ec+t8ij0

楓「どうしたのですか… 中で何があったのですか?」


取り乱した様子の少女たちだったが… 賢者楓が優しく声をかけると、一際高貴な雰囲気の少女がやっと口を開いた。


西園寺琴歌「わ…私たちは、西の国からやって参りました、魔王討伐のための女騎士団ですわ…」

琴歌「勇んで城に乗り込んだのですが、返り討ちに遭い、全員、辱めを…!」ウウゥ…

楓「まあ…!」

琴歌「あ、貴女たちも… 魔王討伐に来たのでしたら、引き返した方が良いですわ…」

大沼くるみ「そうでしゅ… “ヤツ”には… 誰も勝てましぇん…!」ドタポイン

堀裕子「はい、何しろ“ヤツ”には私のサイキックパワーすら全く通じなかったのですから…!」
172 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:06:05.89 ID:0Ec+t8ij0

拓海「な、なんだ…? その“ヤツ”ってのは、一体何者なんだよ?」

琴歌「恐ろしい淫獣・・・“ムナカタ”です!」

拓海「む、ムナカタ・・・!?」ザワ…!


そのときだった…


 ズモモモモモモモモオオオオォォォ・・・・・!!
 

くるみ「ああ! アレでしゅ! アレがくるみたちにエッチな事をした・・・“ムナカタ”でしゅ!」


?「ぐふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉぉぉ・・・www」


拓海「げぇっ!?」=3

春香「な、なんですかアレ…??」
173 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:09:52.51 ID:0Ec+t8ij0

驚愕の声を発する暴走族&村人A…

しかしそれも無理はない、その時、城門から現れたのは…

下半身は、あの地獄の門番“ケルベロス”… そして上半身は“棟方愛海”…!

つまりギリシャ神話に登場する半人半馬の英雄ケンタウロスに似ているのだが…

なんとその怪物には、阿修羅マンのように腕が6本生えていたのである…!


淫獣ムナカタ『ぐふぉ…!w これはまた、ステキなお山たちが向こうからやってきてくれたみたいだねぇ〜〜ww』ワキワキワキ…http://blog-imgs-92.fc2.com/m/o/b/mobasinga/14_201605131917202e4.jpg


6本の腕を全て、まるでこれから相手に掴みかかるグラップラーのように構える淫獣ムナカタ…!


肇「あ、愛海ちゃん… あなたまで、魔物に…?」

楓「でも… どうしてそんな異様な格好に?」


淫獣ムナカタ『うぇひ…!w 楓さん、分からないのぉ? このカタチが、わたくし棟方愛海の最終形態であるということを…!』

ムナカタ『腕が6本あれば、いっぺんに3人… つまり6つのお山を同時に堪能することができます…!』グフォフォ…

ムナカタ『そしてこのケルベロスの下半身があれば、機動力も大幅アップ! 風のような速さでお山を揉みしだくことができるのだッ!!ww』ムヒョヒョヒョ
174 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:14:34.17 ID:0Ec+t8ij0

ムナカタ『この姿ならば、たとえ清良さんに追いかけられてももう捕まることはナッシング・バット・ユー! つまり我、無敵! 完璧超人!!ww』


拓海「マジか…」

春香「い…イカれてM@S…!」

フレデリカ「お山に対する愛と執念が、愛海ちゃんの体をあんな風にしちゃったんだね…」


ムナカタ『さあさあ! ゴタクはここまでっ! 山開き解禁だぜッ!w』

ムナカタ『愛海の超個人的なドリームフェスティバル! はっじまぁるよぉ―――っ!!』


 ヒュンッ!


?「あっ?!///」


それは… 瞬きするほどの間も無い、一瞬のことだった。


淫獣ムナカタが超高速で移動し… ○○のお山を激しく揉みしだいていたのである…!


※誰がヤラれた?(コンマ勝負での最下位が脱落。藤原肇は+10p、高垣楓は+30pのアドバンテージを持つ)

↓1(喜多日菜子・天海春香)

↓2(藤原肇・向井拓海)

↓3(宮本フレデリカ・高垣楓)


※()内の二人目のアイドルは、「100からの絶対値」で勝負。
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 20:18:14.71 ID:Pyj9CMtA0
ほいさ
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 20:19:14.47 ID:xqCPBAtUO
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 20:30:52.89 ID:DQZWIGZA0
ある意味魔王より脅威だなwww
178 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:37:50.96 ID:0Ec+t8ij0
日菜子71 春香29 肇47+10=57 拓海53 フレデリカ89 楓11+30=41 (29の春香が最下位、脱落)


春香「あっきゃああああぁぁっっ?!?///」=3


ムナカタの6本の腕が…いっぺんに春香のそのB82の美乳を強襲! 

春香は一瞬でイカされ、その場にバッタリと倒れ込んでしまった…


春香「… ぁう…///」ビクンビクン…


拓海「え? な、何が起こったんだ?」

フレデリカ「愛海ちゃんが… 村人Aさんのオッパイを…!///」ヤーン


いくら美少女春香といえど… お山の純潔を奪われてしまっては、当然、ミスコンどころではない…!

即、退場…! 脱落である!!


ムナカタ『うぇひひ…w ごちそうさまでした♪ さすがは765プロのセンターさん! いい感触でしたよおぉ〜〜?ww』グフォフォフォ…
179 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 20:43:15.03 ID:0Ec+t8ij0

楓「く…! な、なんてスピード…!」

肇「目で追えませんでした…」

拓海「こ、この、変態野郎が…! 痴漢は犯罪だぞっ?!」


ムナカタ『そんなことはないんだなー♪ なぜなら! 愛海ちゃんはまだ子どもだし女の子だから!w』

ムナカタ『女の子同士ならお山を登っても合法!! 案件にはならないのだ!!w』

ムナカタ『とゆーことで、あつみちゃんまだまだいっくよぉ――? それっ!!』ニュッ!


 ニュニュニュニュニュウウウウウゥゥ〜〜〜…!!


フレデリカ「わおっ?!」

日菜子「…!」


驚愕…!

なんと今度は、ムナカタの6本の腕が… 3方向に同時に伸び始めたのである…!


※誰が狙われた?(コンマ勝負での下位3人が狙われる。あとで避けるチャンスあり。藤原肇、高垣楓はそれぞれアドバンテージあり)

↓1(喜多日菜子)

↓2(藤原肇・向井拓海)

↓3(宮本フレデリカ・高垣楓)


※()内の二人目のアイドルは、「100からの絶対値」で勝負。
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/25(日) 21:01:39.04 ID:x8+rC1lN0
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:02:55.29 ID:xqCPBAtUO
はい
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:07:47.76 ID:Pyj9CMtA0
はい
183 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 21:18:18.36 ID:nLpNeP4k0
日菜子04 肇29+10=39 拓海71 フレデリカ76 楓24+30=54 (下位3名、日菜子、肇、楓が狙われる)


ムナカタ『うひょひょひょっww 3人同時にいただきなのだっ!!ww』ビヨーン


日菜子「あ!?」
肇「くっ!」
楓「! しまっ!」


まるで某海賊漫画の主人公のように腕を伸ばして、、、3人のお山同時登頂を目論む淫獣ムナカタ…!


拓海「うおっ!? みんなよけろォォッ!!」

フレデリカ「あぶなぁーいっ!!」=3


城門前の広場に、拓海とフレデリカの悲痛な叫び声が響き渡った・・・


※避けられるか…?(コンマで「50」以上なら回避成功。49以下なら純潔を奪われ脱落。藤原肇、高垣楓はそれぞれアドバンテージを持つ)

↓1喜多日菜子

↓2藤原肇

↓3高垣楓
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:22:02.57 ID:xqCPBAtUO
エロ
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:27:36.29 ID:DQZWIGZA0
ワンチャン全員回避ある…?
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 21:35:00.70 ID:xqCPBAtUO
二回目
187 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 21:49:36.15 ID:IOZUjNla0
日菜子57 肇29+10=39 楓70+30=100 (50以下の肇のみ脱落)


日菜子「ひゃっ?!」ズベシィッ!

楓「ふっ!!」バシィッ!


日菜子は転びながらもなんとか回避… 賢者楓は、その持っていた杖でムナカタの手を払いのけていた…

しかし! 陶芸家・藤原肇は…!


肇「あ、あっ、あんんんぅ・・・!///」ビクンビクンビクン…


その作務衣の胸元に両手を突っ込まれ、直にその美乳を揉みしだかれ…

春香と同じように、バッタリと倒れ込んでしまっていた…


ムナカタ『ごちそうさまぁ!w ふひ…w 肇山登頂完了! さいっこうのお山だったよ…!w』ムヒョヒョ…
188 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:04:24.85 ID:IOZUjNla0

ムナカタ『さあさあ! まだまだ、全員いただいちゃうまでやめないよ? とりゃっ!』バッ!

 ガクンッ!

ムナカタ『・・・ん? あれ?』


またその機動力を生かして駆け出そうとしたムナカタ… しかし、何故かその場を動くことができない…!


ムナカタ『えっ、あれ…… げえぇっ?!?』

拓海「フ…w 淫獣め、この拓海サマから目を離したのがお前の敗因だ…!」ガッチリ…


いつの間にかムナカタの足元に滑り込んで、その脚をガッチリと掴み込んだ、特攻隊長向井拓海…!


ムナカタ『こ、このぉ…! は、放してよぉ!!』ゲシッゲシッ

拓海「いてっ! このっ、ふ、踏むんじゃねえ! おおいフレデリカ! 今だ! やっちまえぇっ!!」

フレデリカ「りょーか――いっ!♪」ザッ!
189 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:11:55.83 ID:IOZUjNla0

淫獣ムナカタの正面に回り、右腕をまくり上げた短大生フレデリカ…!


フレデリカ「へへっ! いっくぞぉ!フレちゃん必殺ゥ! “あまあまプティ・ガトー”!!」

フレデリカ「フ・レ・ち・ゃ・ん・ラ・リ・ア・ッ・ト・オオオォ―――ッ!!!」ブンッ!


 バッシイィィ―――ンッ!!!


ムナカタ『ぶべらばっ!?!』=3
190 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:21:04.52 ID:IOZUjNla0

愛海「……」チーン…


フレデリカ渾身のラリアットを喰らったムナカタは失神… その姿も人間に戻ってしまっていた。


拓海「ふー… なんとか倒したみてーだな…」

フレデリカ「むふっ、キマッタね! やっぱりフレちゃんさいきょー♪」

楓「恐ろしい敵だったわね… 二人もヤラれてしまったわ…」


これで日菜子、楓、フレデリカ、拓海の、4人となってしまった日菜子パーティ…

しかし、魔王を倒せば、仲間を救うことが出来る…!

その思いを胸に、4人の少女たちは遂に魔王城城内へと足を踏み入れたのだった…




191 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:31:39.75 ID:IOZUjNla0

〜魔王の間〜


拓海「よし… ここが魔王の間だな?」

フレデリカ「この扉の先に、魔王が…!」ゴクリ

日菜子「……」

楓「みんな準備はいい…? 一回、円陣組んで、エンジン全開になりましょうか!!」


 ヒナコパーティ・・・  エイッ、エイッ、オ――ッ!!


一度円陣を組んで、気合を入れ直した日菜子パーティ…

遂に… ラスボス魔王との対決である!


フレデリカ「よっし行くよぉ! たのもぉーうっ!!」バッ


 バタァンッ!


フレデリカ「やあやあ! 我々は日菜子様率いる魔王討伐た・・・ん?」


?「… zzzzz…」スースー…
192 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:39:58.67 ID:IOZUjNla0

魔王ランコ「zzzz…」スースースー…


勢いよく扉を開けて乗り込んだフレデリカ…

しかし、その部屋では… 立派なベッドの上で、黒いゴスロリ衣装に身を包んだツインテールの少女が静かに寝息を立てていた…


フレデリカ「?? この子が、魔王…?」

拓海「いやまさか…」

フレデリカ「でもさ、もし魔王なら、寝ている今がやっつけるチャンスだよ!」

拓海「で、でもよ、いくら魔王でも、寝首をかくのはちょっとよぉ…」


ランコ「…ん…?」パチッ

ランコ「……」ムクリ…


楓「あら、起きちゃったわね」


ランコ「……」キョロキョロ

ランコ「ふ…w 煩わしい太陽ね…(おはよー♪)」ニタアァhttp://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/a/9/a94fcd37.jpg
193 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:45:24.45 ID:IOZUjNla0

拓海「? 何言ってんだ? 外は今、雨だぞ?」

ランコ「………」テクテクテク、シャッ!


拓海の言葉を無視してベッドから起きあがった魔王ランコは、近くのカーテンを開けた…

拓海の言う通り、外はザーザー降りの雨が降っている…


ランコ「フ…w わが真結界を破ってここまで来るとは…」

ランコ「寝起きの運動に、ちょうどいいかもしれんな… んっ、んんん〜〜、ふわああぁ〜〜…!」グゥー…!


外を眺めながらのん気に伸びをするランコ…! と・・・!


 ブワアアアアアアァァァ・・・!!


フレデリカ「えっ? な、何アレ?!」
194 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 22:51:09.10 ID:IOZUjNla0

なんと…! 突然、外の重くたれこめていた雲が“割れ”始め… ランコが欠伸を終える頃には、雲は全て散り散りとなり、上空には眩しい太陽が燦然と輝いていたのだ…!


ランコ「ほれ、ちゃんと太陽が出ているではないか?」ニタッ


拓海「な…なんだと? 魔法で空の雲を全てどかしたっていうのか?!」

フレデリカ「そんなバナナ…?」


ランコ「クク…w 我は魔界の頂点に立つ魔王! 念じれば意のままに世界を操れし者であるぞ… 森羅万象を動かすことすら、容易きことよ…!」ククク…
195 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 23:01:45.27 ID:IOZUjNla0

拓海「そ、そんな… そんなヤツに勝てるわけねぇ…!」ガタガタ

フレデリカ「まるで神様じゃん…」

日菜子「……」

楓「でも、ここで引き返すわけにはいかないわ… とにかく、やるしかないのよっ!」

楓「邪悪なる魔王よ! “あるべき姿”に還れ! “ルート・オブ・オリジン”―――ッ!!」ブワァッ


 ピカアァッ!!!


拓海「うおっ?!」

フレデリカ「ま、まぶしいぃ…!」


賢者楓、あの魔獣カワシマを葬った呪文をランコにかける… しかし…!


ランコ「フフ…w こそばゆいのう! その程度の魔力で我に抗おうなど…笑止千万!w」クク…w


楓「!? そんな…? 私の最強の呪文が、全然効かない…?」ガタガタ…
196 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 23:08:27.14 ID:eEhMcKEt0

ランコ「この魔王に刃向かう愚かな者たちよ…!  “恐怖”という言葉の意味を教えてやろう!」ゴォッ!


 メキメキメキメキィ・・・!


拓海「げぇっ?」

フレデリカ「ふわっ?!」

楓「…! アレは…!」

日菜子「…!?」


大魔王ランコ、遂にその本領を発揮…! 日菜子たちの前で、メキメキと第二形態への変身を始めたのだ…!
197 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/25(日) 23:16:42.27 ID:eEhMcKEt0

 シュウウウウウゥゥゥ〜〜〜・・・!!


魔王ランコ(第二形態)「ククク…!w これが我の第二形態…! この姿を見てしまったからには、生きて帰ることは叶わぬぞ!w」http://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/2/0/2053ccaa.jpg


拓海「え、いや… それって別に、服が変わっただけじゃね?」

フレデリカ「コスプレ?」


魔王ランコ「だ、黙れ!/// さ、さあ、狩りの時間だぞ!」ゴゴォ…

ランコ「怖れひれ伏し、我が覇道の贄となるのだ… 喰らうが良い! “闇のいかづち”ぃ!!」カッ!


 ピカァッ!

 ズドオオオオォォ―――ンッ!!


?「グッハアアアアアアアァァァ―――ッ!!?」=3


魔王の間に響き渡る断末魔の悲鳴…!

ランコが、その紅き魔眼を光らせて右手をかざすと同時に、室内だというのに突然落雷が発生…!

4人のうちの1人を撃ち抜いたのだ…!


※誰がヤラれた?(コンマ勝負での最下位に落雷直撃、脱落。楓は+30pのアドバンテージ)

↓1 高垣楓

↓2 喜多日菜子

↓3 向井拓海

↓4 宮本フレデリカ
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 23:21:20.93 ID:DQZWIGZA0
(今夜中に終わらないとキリが悪いからサクサク進まれたい)
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 23:25:36.52 ID:Pyj9CMtA0
はい
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 23:28:14.28 ID:rOxh16ZXO
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/25(日) 23:56:26.64 ID:DQZWIGZA0
四人目〜
202 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 00:00:54.80 ID:rgaVZvAn0
楓93+30=123 日菜子52 拓海28 フレデリカ64 (28の拓海が最下位、脱落)


 ズッドオオオオォォ―――ンッ!!


拓海「グッハアアアアアアアァァァ―――ッ!!?」=3


 バリバリバリバリバリバリイィ…!


ここまで健闘を続けてきた特攻隊長、遂に散る…!


楓「ああ… 特攻隊長さんが丸焦げに…!」

フレデリカ「ぼ、暴走族の、丸焼き…?!」


拓海「………」プスプスプス…
203 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 00:03:59.35 ID:rgaVZvAn0

そしてさらに…!


ランコ『あーっはっはっは!w 他愛もない! 闇の力におののくが良いっ!!w』

ランコ『開眼して見よッ! “アブソリュート・ブリザード”ォ―――ッ!!』ブワアアァッ!


恐るべき魔王の連撃…!

今度は、ランコの手からキラキラと光る白いダイヤモンドダストが出現…

残る3人のうちの1人を、氷漬けにしてしまったのだ…!


※誰がヤラれた?(コンマ勝負での最下位が氷漬け、脱落。楓は+30pのアドバンテージ)

↓1 高垣楓

↓2 喜多日菜子

↓3 フレデリカ
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 00:08:44.21 ID:UWrnPEh7O
205 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 00:23:59.06 ID:UWrnPEh7O
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/26(月) 00:44:55.80 ID:/TGdqywXo
ほい
207 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 00:57:04.71 ID:3D1ZCi+H0
楓21+30=51 日菜子06 フレデリカ80 (06の日菜子が最下位、脱落。 この最終コンマにてトップスリーの順位決定、1位フレデリカ、2位楓、3位日菜子)


ランコ『開眼して見よッ! “アブソリュート・ブリザード”ォ―――ッ!!』ブワアアァッ!

日菜子「!!」


魔王ランコの手から湧き出た猛烈な吹雪が、プリンセス日菜子を襲う…!


楓「ああっ?!」

フレデリカ「ひ、姫様ァ!!」


二人の部下の悲鳴の中、プリンセス日菜子はカチカチの氷漬けに・・・な・・・・・


あれ?



・・・ん?




>>1(あれ、おかしいな…?)
208 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 00:58:40.22 ID:3D1ZCi+H0

喜多日菜子は・・・

氷漬けになってはいなかった。

ランコが発した吹雪は、日菜子の直前で何故か消滅してしまっていたのだ…


日菜子「……」


ランコ『ん…? あれ? なんだ…? 氷の精の戯れか…?』

ランコ『ええいならばもう一度… “アブソリュート・ブリザード”!!』スカァッ!

ランコ『え、で、出ない? ど、どうして??』オタオタ
209 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 01:00:45.04 ID:3D1ZCi+H0

フレデリカ「…? 魔王の魔法が、出なくなった…?」

楓「あら、どうしたのかしら…?」


ランコだけでなく、二人の部下までいぶかしがる中…

ここまでただ黙々としていたプリンセス日菜子が、口を開いた。


日菜子「…まおーさん、あなたはこの世界のあらゆるモノを意のままに操れるっていう“設定”らしいですけどぉ…」

日菜子「日菜子は、この妄想世界の“創造主”なんですよぉ… その日菜子に、リアルに攻撃なんか効くわけないじゃないですかぁ…」

ランコ『は、はあ・・・??』

日菜子「ここまで、最後には王子様が現れて日菜子をさらっていってくれるんじゃないかって、期待してましたけど…」

日菜子「どうやらそういう展開は有り得ないみたいなんで… もう、終わりにしますね…」パチンッ!


 ドオオオオオオォンッ!!


ランコ『ふぇっ?!』
210 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 01:04:26.57 ID:3D1ZCi+H0

日菜子が指を鳴らすと、上から堅固な鉄柵が降ってきて、ランコを閉じ込めてしまった。


ランコ『な、何するの!? 出してよぉっ!』=3

日菜子「…さあ、日菜子にかなわないことが分かったんなら…」

日菜子「これから、全て言う通りにしてもらいますからねぇ…?」ズモモオォ…

ランコ『う、ううぅ…?』


その後… 日菜子に脅されたランコが魔法を解除したことにより、道中で魔物にやられたパーティのメンバーや村人たちも無事、元に戻ることが出来た…

こうして… 魔王討伐パーティはその役目を終え… 地上には平和が戻ったのだった…

211 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 01:06:35.14 ID:3D1ZCi+H0

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー


 “ビ―――――ッ!!”


未央「しゅーりょぉ――っ! そこまでぇ!! メイドの皆さん、ここでストップして下さい!!」


日菜子「…はっ!」パチッ


ワイワイガヤガヤ…  ザワザワザワザワ…


妄想世界に入り込んでいた日菜子が目を覚ましたのは… ちょうど、メイドバトルの第二戦が終了した時だった…


未央「接戦でしたが… 勝負は決しましたっ! 結果はこちらァ!↓」


≪モバマスミスコン本選一回戦・第二グループ結果≫

1位 宮本フレデリカ  
2位 高垣楓 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーここまで準決勝進出決定
3位 喜多日菜子←他グループ結果待ち
4位 向井拓海
5位 藤原肇
6位 天海春香   
7位 浅利七海
8位 島村卯月


未央「1位フレちーと2位の楓さんは準決勝進出決定! そして3位のきたひなは他グループの結果を待ってから、敗者復活戦に臨むこととなります! 皆さん、お疲れ様でしたぁ!!」


 ワアアアアァァァ――ッ・・・  パチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・




212 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/26(月) 01:09:48.87 ID:3D1ZCi+H0
本日ここまでなの
コンマ対応あざした!

次はまた土曜の20:00頃から

第三戦はこんなカンジ↓

茜「元気ですかぁーっ! 第三戦は、海の家で勝負ですよぉっ!!」

美波「謎のUMA“原住メイド”ですか…?」

貴音「なんと、面妖な…!」
213 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:14:22.02 ID:VJEqn/B50
ほなまったり進めてくにょ

コンマバトルが始まるのはまた21:00頃からです

第三戦も少し長い、というか二段階に分かれているので、今日と明日で終わらせたいと思います(通常の勝負の後に、ボーナスステージとしてみんなでビーチフラッグ対決を行います)

先週は、春香が覚醒してハルシュタイン閣下VS魔王ランコの展開を密かに期待してたんだけど… なかなかそうは問屋はおりんもんですね…
214 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:16:06.86 ID:VJEqn/B50
ーーーーーーーーーーーー

〜実況室〜


菜々「一回戦第二戦終了! なんと緊急参戦の宮本さんがトップ通過…! 次いで優勝候補筆頭と言ってもいいでしょう、高垣楓さんが2位で準決勝進出決定です!」

瑞樹「メイド喫茶の営業自体はメチャクチャだったけど… なんとか無事終わって良かったわ…」ホッ

菜々「では、ここが一回戦の折り返しですので… 第三戦の様子をお伝えする前に、いったん、ここまでのバトルのトップスリーを整理しておきましょう! こちらです!↓」

<メイドバトル第一戦>
1位 十時愛梨
2位 赤城みりあ
3位 水本ゆかり

<メイドバトル第二戦>
1位 宮本フレデリカ
2位 高垣楓
3位 喜多日菜子
215 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:18:57.84 ID:VJEqn/B50

瑞樹「これは… 3位のゆかりちゃんと日菜子ちゃんは、まだ上に進めるかどうか分からないのよね?」

菜々「そうですね。 3位の人たちは、第四戦まで全て終了してから3位の人たち4名で改めてバトル… その中で上位2名が最後の準決勝進出者となります」

瑞樹「なるほど… でもこれ、私、ちょっと思ったんだけど… 今のところ、私たちアイドルの中核ともいえる女子高生たちが、まだ一人もトップスリーに入ってないのね」

菜々「へ?」

瑞樹「女子高生たちは総勢70名… 3人に1人以上は高校生なのに、ここまで誰も準決勝進出の足掛かりすら掴んでないわ」

菜々「そ・・・そうですね、確かに… 一回戦も、ここまで5人の高校生が出場してますが、全員4位以下に沈んでしまっていますね…」

瑞樹「同じ女子高生グループの菜々ちゃんとしては、ちょっと悔しい結果なんじゃない?」ニッ

菜々「そ、そそそ、そうですね… た、確かに、ナナも個人的に応援したい選手などもいますけど…」

菜々「ナナは公私混同はしませんから! さ、さあ、続きまして第三戦・・・出場メイドはこちらの8名です!↓」


<ミスコン一回戦“メイドバトル”第三グループ>

城ヶ崎莉嘉(12) 乙倉悠貴(13) 喜多見柚(15) 星井美希(15) 大槻唯(17) 四条貴音(18) 新田美波(19) イヴ・サンタクロース(19)
216 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:21:10.00 ID:VJEqn/B50

瑞樹「これは… 中学生が多いのね。 8人中、4人が中学生…」

菜々「はい、一回戦出場メンバーの中でも、特に元気のある…体力において優れているメンバーが集まっています」

瑞樹「? どうして体力が関係してるの?」

菜々「ふふ、それはですね… この第三戦は、ただの接客勝負だけではない… 四つのメイドバトルの中でも、最もハードな勝負が予想されるからなんです…!」

菜々「何しろ、現場は346カフェからチェンジして、沖縄本島のアラハビーチにある“メイド喫茶『海の家』”がバトルの場なんですから!」

瑞樹「お、沖縄!?」
217 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:22:35.17 ID:VJEqn/B50

菜々「そうです! 実はこの8人のメンバーは皆、既に沖縄の現地に到着しているのです!」

菜々「まずは、現地のリポーターのお二人を呼んでみましょう! 茜ちゃん!聞こえますかー?」オーイ


“日野茜『聞 こ え ま す !!! 皆さん!! 元 気 で す か ぁ ―――!!?』ブワアァッ!!”


瑞樹「ひっ?!」


スタジオに突然響き渡った大声に、瑞樹は思わず身をすくめた…

そして現場を映すテレビモニターには、アイドル界最強の熱血パワフル美少女日野茜が、画面から飛び出しそうなほどの勢いで大写しになっていた。
218 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:24:27.76 ID:VJEqn/B50

〜沖縄・アラハビーチ〜


茜「パワフルボンバアアァ――ッ!!! 皆さんどーも初めましてェ! 全身全霊全力前進!! 8月4日生まれのサマー少女日野茜です! 好きな食べ物はお茶ですッ!!」クワッ!!http://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/3/f/3fd00c72.jpg

?「ちょ…ちょっと茜ちゃん? お茶は食べ物じゃありませんよ?」

茜「えっ? あああぁ!そーですよねッ!! 好きな“飲み物”はお茶の、日野茜です!! そして、ただ今ワタクシに素晴らしいツッコミを入れてくれたこちらの方は・・・!」

茜「日本一・・・いや、世界一“海辺が似合うアイドル”! ここ沖縄出身の“白波の歌姫”こと、瀬名詩織おねーさまですッ!!」

瀬名詩織「うふふ… よろしくお願いしますね♪」ニコッhttp://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/e/c/ecc18f6f.jpg
219 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:27:02.91 ID:VJEqn/B50

 ザザザザアアァ…  ガヤガヤザワザワ…  アハハハハハッ! ワイワキャッキャッ♪ ガヤガヤガヤガヤ……


茜「さあっ! ということで… 我々は今、沖縄本島は北谷町という所の“アラハビーチ”に来ているのですが…!」

茜「ご覧の通り、めっっちゃ賑わってますっ! 常夏の太陽の下の、エメラルドグリーンの美しい海ッ!! そして広がる純白の砂浜に…!」

茜「家族連れや若者の集団、外国人の方々などなど!様々な人々が遊泳に訪れています! スイカ割りやビーチバレー、BBQなんかを楽しんでいる人たちもいますね?!」

詩織「アラハビーチは、離島のビーチと違って街中にあるので… 観光客だけでなく、地元の方たちも多く訪れます。 とてもアットホームな雰囲気のビーチですね♪」

茜「なるほど…! 確か詩織さんは、沖縄県浦添市のご出身でしたよね?!」

詩織「はい、私の実家はここから南に5kmくらい下った所です。 こちらに住んでいた頃は、このアラハビーチにも夕日を眺めによく来たものですよ」

茜「なるほどなるほどォ! 夕日に向かって砂浜をダッシュですね?! いいですね、熱いですねっ!! パッション溢れてますねぇっ!!!」=3

詩織「いや、私はダッシュはしないけど…」
220 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:31:40.19 ID:VJEqn/B50

 オカエリナサイマセゴシュジンサマ! ガヤガヤ…  ドウゾコチラノオセキヘ  ザワザワ… ヤキソバオモチシマシター!
 

茜「さてさて!そうこうしているうちに見えてまいりました! このミスコン一回戦第三戦の舞台である・・・“メイド喫茶『海の家』”!!」

茜「メイド喫茶と海の家の融合という、新しいコンセプトの新サービスだそうですが…! 一体どのようなモノなのか…?!」

茜「突撃して確かめてまいりましょうっ! いざ、トラァ――イッ!!」ズデデデデデェ…

詩織「あ、ちょと、茜ちゃん走らないで…!」ハアハア


??「「お帰りなさいませ! お嬢様!!」」

茜「おおっ?!」
221 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:38:48.29 ID:VJEqn/B50

新田美波「お嬢様、お席へご案内します、どうぞこちらへ♪」http://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/f/a/faa9a63a.jpg

大槻唯「おっ、茜ちゃんじゃーん! リポーターご苦労さま〜☆ はいはいカメラさ〜ん、ゆいのことしっかり撮ってねー?」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/6/1/61855c44.jpg

茜「こ、これは・・・!」

茜「お二人とも水着?! そして… 頭に、なんていうんでしょう、あの、メイドさんが付けてるフリフリ?みたいなのだけ付けてますが…!」

詩織「カチューシャ… いや、ヘッドドレスでしょうか?」

美波「コレですか? 正式には“ホワイトブリム”って言うそうです。 水着にコレだけ付けるなんて、ヘンですよねw///」

茜「これはつまり… “ビキニメイド”! なんともマニアックな…/// しかしさいっこうに萌えポイント高いカッコウですねッ!!」

乙倉悠貴「お嬢様こちらメニューですっ。 どうぞっ!」スッ http://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/8/6/86d4e1f1.jpg

茜「わおっ! 悠貴ちゃんも水着…! ありがとうございます!どれどれ…」ヨミヨミ

茜「むっ?!詩織さん! カレーフラッペとかありますよ?! これは頼むしかないですねっ!!」

詩織「それ、かき氷に本当にカレーが載ってるので… 私はちょっと…」
222 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:41:41.34 ID:VJEqn/B50

 ガヤガヤ… 〜♪ ハジマレ!ヒカリノナツ〜♪ ハジマレ!フタリノナツ♪  サイコウサイジョウジブンシジョウ♪  ハジメテチャントイオウ〜♪  ザワザワ…


茜「なるほど… お店自体はメイド喫茶というよりは、吹きっさらしのきちんと海の家っぽいんですが、従業員が皆、水着で!メイド風に接客をしてくれるわけですね!! これは素晴らしいっ!!」

詩織「それにこの店内のBGMは… アルバム『SEASONS SUMMER!』収録の『銀のイルカと熱い風』だったかしら…?」

茜「確か唯ちゃんがセンターで美波さんも参加している曲でしたね! 元気の出る熱い曲ですよねッ!!」

詩織「潮風の吹き抜ける中で聴くと、一段と素敵な曲に感じますね♪」
223 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:44:40.51 ID:VJEqn/B50

茜「さてさて、メイドさんそれぞれの接客の様子は・・・・むむっ?!」


悠貴「お待たせしましたご主人様! 乙倉悠貴特製・マンゴー入りミックスジュースですっ!」コトッ


茜「アレは…悠貴ちゃん、自作のトロピカルジュースを提供しているんでしょうか?!」

詩織「悠貴ちゃんはミックスジュース作りが趣味だから…その特技を生かして独自のサービスをしてるみたいですね」

茜「なるほど! アイドル手作りのミックスジュース…! これは萌えポイント高い・・・ん?」


悠貴「…はい? えっ、私にビーチボールを膨らませて欲しい?」

悠貴「はい!いいですよ♪ 私、陸上部なので肺活量には自信があるんですっ!」

悠貴「では・・・ふぅ――… すうぅ―――っ…!」スーハー


 ン?オトクラチャンガビーチボールヲ…?  オ、オレノモイレテ!  ワタシノモォ! ガヤガヤザワザワ…!


悠貴「は、はい/// ちょ、ちょっと待って下さいっ/// あ、あの、出来れば並んで・・・」ハアハア


茜「これは…? お客さんたちが、悠貴ちゃんにビーチボールを膨らませてくれと頼んで… アッという間に行列が出来てしまいました!?」

詩織「あらあら… あれは、アイドルの悠貴ちゃんの“生息”をゲットしたいってことなのかしら…?」

茜「な、なるほど…? “乙倉悠貴の生息入りビーチボール”!! これはミックスジュースよりも価値が高いかもしれませんねっ! これぞ“メイド喫茶海の家”ならではのサービス!!」
224 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 20:52:06.56 ID:VJEqn/B50

 ピピピピピピピピピピ・・・!!


茜「お、おおお…! そうこうしているうちに、やはりここで悠貴ちゃんの萌えpが上がってきましたねッ!!」

茜「この第三戦でも、第一戦の時と同じように、お客さんたちはテーブルの上の端末や… あと今回はそれぞれのスマホからも萌えpを入れることが出来るようになっています!」

茜「そしてッ! メイドさんそれぞれに入った萌えpは、店内の壁に掲示されているあちらの電光掲示板にリアルタイムで表示される仕組みになっているわけですが…!」

茜「ここで乙倉悠貴! ○○までポイントを上げてきましたッ! これで暫定トップに立ちましたァ!!」


↓1コンマ以下 悠貴萌えp(前半)
225 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 20:57:34.25 ID:x/+CKrTA0
はい
226 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 20:59:41.46 ID:SIzFjGPA0
さすおと…控えめだな
227 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 21:05:17.35 ID:uyXOoTHV0
悠貴25


〜メイド喫茶海の家店内〜


電光掲示板

“乙倉悠貴 25P”


茜「ここで乙倉悠貴! 25までポイントを上げてきましたッ! これで暫定トップに立ちましたァ!!」

詩織「すごいですね、まだ始まったばかりなのに… さすが悠貴ちゃん♪」


悠貴「ん? へ…? わ、私、ビーチボール膨らませてただけですけど・・・??」ゼーゼー


茜「さあ、他のメイたちはこれに追随できるのでしょうか・・・? む?!」
228 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 21:10:14.97 ID:uyXOoTHV0

美波「ふぅ…、やっぱり沖縄の日差しはお肌にきますね。火照っちゃいます♪ ご主人様、ドリンクいかがですか? これ冷たくて気持ちいいですよ?」スッ

美波「…え? ペットボトルに頬ずりして欲しい…?? はあ、いいですけど… こ、こうですか? うっ、冷たっ///」スリスリ


 オ、オオオオオオォォ…!///  ミナミチャン、オレノペットボトルニモホオズリシテ!  アタシノモォ!  ガヤガヤガヤ・・・・ 


茜「こ、これは…? “新田美波の頬ズリするドリンク”を求めて、こっちでも行列が…?」


唯「はいっ! ご主人様、ゆいがかき氷あーんしてあげるよ! ほら、あ〜〜ん…」スイッ

唯「うひひっ!w テレんな、テレんな〜☆ アイドルゆいちゃんにあーんしてもらえるなんて、超トクベツなんだぞ〜w♪」


茜「わお…!/// そしてあちらでは、唯ちゃんがなんとかき氷を食べさせてあげるサービスを…??」

詩織「さ、さすが唯ちゃん、積極的ね…///」

茜「さすがは小悪魔ギャルとして名高い唯ちゃん…! あーんをしてもらいたいご主人様たちが続々と行列を作り始めましたッ!!」


 ピピピピピピピピ・・・!!


茜「おっと! やはりここでこの二人の萌えpも上がってきましたね! えーっと、美波さんは↓1… 唯ちゃんは↓2まで来ましたよォッ!!」
229 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 21:27:55.13 ID:mCHVHaaYO
みなみん
230 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 21:29:18.79 ID:VbVqRepIO
以外と低い
231 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/31(土) 21:29:40.23 ID:SIzFjGPA0
(ンミナミィには世話になった…フリトレ的な意味で)
232 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 21:43:59.12 ID:uyXOoTHV0
美波13 唯79


電光掲示板

“新田美波 13P”
“大槻唯  79P”


茜「えーっと、美波さんは13p… 唯ちゃんは…ぶっ?! な、79pまで来ましたよォッ!!?」

茜「これで、現時点では大槻唯、ダントツのトップ!! ただ一人、頭3つほど脱け出てしまいましたァ!!」

詩織「ストレートなお色気作戦、アレが功を奏しているみたいですね…」


唯「ん?79?! え、マジ? ゆいがトップ?///」

唯「…ふふっ、やっぱりゆいはカワイイもんね〜w 仕方ないよね〜!w」ムフォフォ


茜「しかし、勝負はまだ始まったばかり…! 美波さんや悠貴ちゃんにも、十分挽回のチャンスはありますッ!」

茜「さてさて、他のメイドの方々は・・・ あれ? ちょと、姿が見えないですねぇ…??」キョロキョロ

詩織「茜ちゃん、外の方で何か人だかりができてるけど… もしかして向こうにいるんじゃないかしら?」

茜「ん?!オオォッ! 本当ですね!行ってみましょう!! トラァ――イッ!!」ズデデデデェッ
233 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 21:48:46.44 ID:uyXOoTHV0

 ガヤガヤガヤガヤ…  ザワザワザワ…  オオォッ、スゲェ…!  メガミダ、メガミ!!  パシャッパシャッ、 カシャカシャカシャ!・・・


茜「むむ…? こ、これはすごい人だかりですが… 皆さん、スマホやカメラで写真を撮っている…?」

茜「一体、中で何が…? ちょ、ちょっとごめんなさい! 通して下さいッ!」ヨイショヨイショ


茜が、なんとか人波をかき分けて中央に行くと、そこには・・・


星井美希「あはっ!☆ やっぱりどこに行っても一番のスター☆はミキなの!」http://livedoor.blogimg.jp/syutarutsu/imgs/4/b/4b563735.jpg
234 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 21:52:12.46 ID:uyXOoTHV0

茜「こ、これは・・・ 発見しました! 765プロの星井美希ィ!!」

詩織「な、なるほど、み、美希ちゃんの、水着撮影会が始まってたんですね…」ハアハア


  ミキチャン、コッチニシセンクダサァイッ!  コッチムイテェ!  ミキィ!カワイスギダアァッ!!  ガヤガヤ…  パシャッパシャッ…


美希「はぁーい☆ みんな、こんな機会なかなかないんだからね? ミキのこと、ちゃーんとかわいく撮ってね!」


茜「さすがは優勝候補の一角…! これは、自然に人が集まって撮影会が始まってしまったんでしょうか?!」

茜「いやしかし! 星井美希さん、本当に華がある人ですね…! オーラをまとっているといいますか…」

茜「まるで、彼女の周りだけ空気が違うようにすら感じますッ! これぞまさに女神…!! 女神という言葉は彼女の為にあるのではないでしょうか?!」

詩織「美希ちゃんは、ソロ写真集ももう二つも出してるんですよね…」ウラヤマシイ…

茜「上から86、55、83のカンペキなプロポーションは輝くばかりです…! サスガはスーパートップアイドル星井美希!!」 


だが、その時だった・・・!


 ザワザワッ!?  ナ、ナンダアレ?!  ヘ、ヘンタイヤ!  ラゾクダラゾク!!  ガヤガヤ…! 


茜「ん? あれは・・・?」
235 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 21:57:46.99 ID:uyXOoTHV0

茜「あちらでも人だかりが出来ていますね… 行ってみましょう!!」ズダダッ

詩織「あ、茜ちゃん、毎回走るのやめて…!」ハアハア


その人だかりの中央まで来た時… さすがの茜も、一瞬言葉を失った。


茜「げぇっ?!! あ、あれは・・・??」


その…雪のように純白の美しい髪をなびかせ、琥珀のように黄色に輝く瞳とハの字型の眉毛が特徴的な美少女は・・・!


イヴ・サンタクロース「みなさ〜ん? 私のことも撮っていいですよぉ〜?♪」http://livedoor.blogimg.jp/anoyaro06-deremoba/imgs/6/0/60ae2ef5.jpg
236 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 22:05:38.50 ID:uyXOoTHV0

茜「ちょ…! い、イヴさん?! な、なんですかその水着は?!!」

イヴ「あ、茜ちゃん。 これですかぁ? コンブですよ〜?」フリフリ

茜「こ、昆布!?!?」


なんと… イヴは、胸と腰に昆布を巻きつけているだけという、まるで裸族のような恰好をしていたのである…!


茜「こ、こ、昆布の水着…??」

イヴ「ふふ、ビーチで調達しましたぁ♪」ニコニコ
237 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 22:07:38.74 ID:uyXOoTHV0

茜「そういえば… イヴさんは、初登場の時に全裸で段ボールにくるまって現れたという伝説を持っている人でしたね…」

詩織「そうね… そのあとも、サンタクロースなのになぜか圧倒的露出度で私たちの度胆を抜いてきた…生粋の裸族…!」ザワ…!

茜「し、しかし、まさか現地で調達した昆布を水着にしてしまうとは…! これにはさすがに皆さんもドン引き・・・ん?!」


 ピピピピピピピピピ・・・!!


茜「こ、これは・・・!? 星井さんと同時に、イヴさんの萌えpも上がってきた?!」
238 :oyama ◆/Pbzx9FKd2 [saga]:2018/03/31(土) 22:11:21.15 ID:uyXOoTHV0

 ピピピピピピピピピピピピピ・・・・・!!


茜「ほ…ほぼ同じペースで萌えpが上がっていきます! す、すごいッ! あの星井さんにまさかまさか、変態裸族が張り合っていますッ!!」


美希「!? そ、そんなハレンチな方法で注目を集めようなんて…邪道なの! ミキがあんなのに負ける訳ないのっ!!」=3

イヴ「うふふ♪ あっ! 風で昆布が飛ばされて…!///」ヤーン

茜「ひゃああっ?! やめて下さいイヴさん! 放送事故になりますよ?!」

イヴ「ふふっ、大丈夫ですぅ。 ほら、ここにちょうどいい貝が!」ヒョイッ


胸の昆布を飛ばされてしまったものの、すかさずそこに落ちていたホタテの貝殻でTKBを隠したイヴ…!


詩織「い…いや、アウトですよそれはもう、アイドルとして…///」

茜「うおおおおぉぉ! 女神VS裸族の熱い水着対決ゥ!! 勝つのは一体どっちなんだああぁぁっ?!?」=3


↓1 美希(+20pのアドバンテージ)

↓2 イヴ(+10pのアドバンテージ)
239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/31(土) 22:12:10.01 ID:m06O0cHJ0
288.56 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)