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幼馴染「ずっと前は好きだったよ」 男「えっ」
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58 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 19:54:26.28 ID:DiQugAwX0
金曜日 朝 公園
幼馴染「……」
男「なにぼーっとしてんだよ」
幼馴染「男……」
男「ったく、練習サボってていいのかよ」
幼馴染「あ、あのね……」
男「……なんだよ?」
幼馴染「えっと、その……」モジモジ
男「トイレに行きたいのか?」
幼馴染「どうしてそうなるのよ!」ベチン
59 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 19:54:57.42 ID:DiQugAwX0
男「違うのか……?」
幼馴染「あったりまえでしょ!?」
男「じゃあなんで、もじもじしてんだよ……」
幼馴染「変態! 変態 変態!!!」ポカポカ
男「痛い! 痛いから!」
幼馴染「いいじゃん、ドMなんでしょ! これもまた気持ちいいんじゃないの!」
男「俺は言葉責め専門だよ!」
幼馴染「へ、変態! 変態!! 変態―――!」ベチン
60 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 19:55:33.78 ID:DiQugAwX0
幼馴染「もう! 変なこと言わないでよね!」
男「解せぬ……」
幼馴染「なんか言った!?」
男「なにも言ってねえよ……それで、なんだよ? なんか話があるんだろ?」
幼馴染「き、昨日さ……」
男「昨日?」
幼馴染「昨日の晩御飯は何食べたの!?」
男「……」
幼馴染「……」
男「……カレーだけど」
幼馴染「ああ、そうなんだぁ……」ガックシ
61 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:17:57.51 ID:DiQugAwX0
男「そんなこと聞いてどうすんだよ……」
幼馴染「どうするんだろうね、本当にね……」
男「まぁ、いいや。俺もお前に聞きたいことがあってだな」
幼馴染「なに!? 私は何も見てないし、聞いてないからね!?」
男「何をだよ……」
幼馴染「だ、だから、別に……羨ましいだなんて思って……ないんだから……」グスッ
男「ど、どうした!?」
62 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:19:18.16 ID:DiQugAwX0
幼馴染「どうして、あの子は私ができないことをいとも簡単にするの……」
男「あの子……?」
幼馴染「狡い、狡いよぅ……」ポロポロ
男「お、おい……」゙
幼馴染「私だって……男と買い物したい……」
男「……えっ」
幼馴染「一緒にバッシュ選んだりしたかった……」
男「えっ」
63 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:20:44.10 ID:DiQugAwX0
男「ち、ちょっと待て! あの子って、女のことか!?」
幼馴染「そうだよ……昨日、二人が買い物してるとこ見たんだよ……」
男「!?」
幼馴染「私も男と同じ高校に通ってればあんな風に……」
男「違う! 昨日のアレは違うんだ!」
幼馴染「私、見たもん……二人で楽しそうに買い物してるとこ見たもん。恋人みたいに買い物してたもん」
男「誤解だって!」
幼馴染「……見たもん」プイッ
男「な、なんでこうなるんだ……」
64 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:25:52.08 ID:DiQugAwX0
幼馴染「バスケ部の部長なんか知らない、なんて嘘じゃんか……」
男「えっ!? あいつ、部長だったの!?」
幼馴染「白々しい……」
男「本当に知らなかったんだってば! あいつとそんなに仲良くないしさ」
幼馴染「……一緒に買い物するほど仲良いじゃん」
男「それは、女がバスケ部だから……」
幼馴染「私だってバスケ部だもん。男と一緒にいた時間は私のほうが長いもん……」
幼馴染「……なのにどうして、あの子を選ぶの」
65 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:26:35.13 ID:DiQugAwX0
男「俺の話を聞いてくれ」
幼馴染「……やだ」プイッ
男「いいから聞けって!」グイッ
幼馴染「……やだ! 絶対聞かない!」ブンブン
男「どうして、そこまで頑ななんだよ!」
幼馴染「だって……だって、話しを聞いたら、男とあの子が付き合ってることを認めなきゃいけなくなっちゃう……」
男「付き合ってない。あいつはクラスメイトってだけ」
幼馴染「……嘘だ。ただの同級生なだけで一緒に買い物するわけない」
男「仕方ないだろ。俺の知り合いでバスケやってんのは幼と女だけなんだから。俺の人脈の狭さ舐めんな」
幼馴染「つまり、私よりあの子を選んだんでしょ……」
男「俺がバッシュを買う理由ってなんだよ。俺がバスケを始めると思うか?」
幼馴染「……女にプレゼントするためじゃないの」
男「なんで肝心なところはわからないかなぁ」
幼馴染「な、なによ……」
男「お前にプレゼントしたかったんだよ」
66 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:28:20.39 ID:DiQugAwX0
幼馴染「わ、私に……?」
男「そうだよ。総体前にサプライズでプレゼントしようと思ってな」
幼馴染「な、なんで……?」
男「お前が頑張ってるから、なにか力になりたかったんだ」
幼馴染「……っ」
男「まぁ、なんだその……誤解させて悪かったな」
幼馴染「……やだ。許さない。私をこんなに泣かせて、恥ずかしい思いまでさせたんだから、絶対に許さない」
男「ま、まじか……」
幼馴染「……買うときは私も一緒に連れていってくれないと許さないんだから」
男「……」
幼馴染「……」
男「そうだな。一緒に行こうな」
幼馴染「なににやにやしてんのよ!」ベチン
67 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:31:01.93 ID:DiQugAwX0
幼馴染「あーもう最悪! 朝っぱらからこんなに泣くなんて!」
男「気分転換にプリンでも食うか?」
幼馴染「……」ジー
男「な、なに……?」
幼馴染「食べさせて」
男「はっ?」
幼馴染「ほら、早く」
男「……お前、なに言ってるのかわかってんの?」
幼馴染「女とは恋人みたいなことをするのに、私とはしないの?」
男「それはさっき説明しただろ」
幼馴染「はーやーく」
男「いや、だから……」
幼馴染「早くしろよ、この童貞!!!!!」バチン
男「はいいいいいいいいいいいい!」
68 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:31:40.43 ID:DiQugAwX0
幼馴染「はー、美味しかったぁ」
男「ご満足いただけたようならなによりです……」
幼馴染「ねぇ」
男「まだなにか?」
幼馴染「男と一緒にいられて幸せだよ」ニコッ
男「……っ!」カァァァ
幼馴染「顔真っ赤だよ」
男「こ、この……童貞殺しめ」
69 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:32:13.84 ID:DiQugAwX0
幼馴染「これで明日に向けて気合が入ったでしょ? バイト面接頑張ってね」
男「……そうだな。幼と買い物に行けるように、絶対にバイト受からないとな」
幼馴染「そうそう! 楽しみにしてからね!」
男「幼も明日試合だよな? 頑張れよ」
幼馴染「任せてよ。あの女に勝つから」
幼馴染「……絶対に勝つんだから」
70 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 20:35:08.59 ID:DiQugAwX0
今日はここまで
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 21:03:13.67 ID:W/pZlUzL0
おつ
過去作も知りたい
72 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/20(火) 21:26:40.30 ID:DiQugAwX0
>>71
こちらになります。
男「ずっと前から好きでした!」 後輩「……誰?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1477304804/
一応、時系列は同じ時期です。よろしくお願いします。
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 23:43:45.56 ID:AxcwZngpO
>>24
のやりとりが前作と同じだけど登場人物は関係あるの?
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 00:51:44.56 ID:RGcR6Smv0
>>72
一気に読んだわ
途中でまったく出なくなった男友が主人公なのか
75 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/03/21(水) 11:23:32.69 ID:8rh8t3df0
>>73
前作から名前の表記が変わっただけで、登場人物は同じです。
また、時系列も同時期です。前作で描き切れなかった部分の話です。
>>74
あんなに長いSSを読んでくださってありがとうございます!
前作における男友が、今作の主人公です!
76 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:10:20.80 ID:z7Uy+8zu0
土曜日 西高 体育館
女「やっほー。男くんに聞けた―?」
幼馴染「……」ギロッ
女「あれ? 聞けなかったの?」
幼馴染「試合前よ。黙ってくれない?」
女「たかが練習試合なんだし力抜いていこうよ」
幼馴染「私にとっては公式戦のようなものなの!」
女「そんなに力んだって結果は変わらないって」
幼馴染「その減らず口を黙らせてやるわ……!」
77 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:11:47.46 ID:z7Uy+8zu0
・
・
・
女「さて」ダムダム
幼馴染「……」
女「適当に遊ぶかな」スッ
幼馴染「やらせない!」ベシッ
女「……へぇ!」
幼馴染「よ、よし!」
78 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:13:49.10 ID:z7Uy+8zu0
・
・
・
幼馴染「入れ!」シュッ
「……」パサッ
西高部員「部長、ナイシュー!」
幼馴染「……ふふん」ドヤァ
女「……」
79 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:30:19.37 ID:z7Uy+8zu0
審判「チャージドタイムアウト!」
西高 ベンチ
西高顧問「よし! ナイスゲームだ!」
西高部員「北高に20点差をつけてリードしてるなんて……!」
西高顧問「そうだな。新人戦のころとはまったく別のゲームになっている。特に幼、相手のエースを良く抑え込んでいるぞ!」
幼馴染「は、はいっ!」
西高顧問「この点差はお前の頑張りによるところは大きい。このまま続けてくれ」
幼馴染「……っ!」
西高顧問「期待してるぞ」ポンポン
幼馴染「〜〜〜〜〜〜はいっ!」グッ
80 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:30:49.42 ID:z7Uy+8zu0
北高 ベンチ
北高顧問「おい、このままで終わるなよ! 最低でも10点差以内にするんだ! この点差で負けたりしたら罰走だからな!」
女「あら、ずいぶん弱気だこと。勝たなくていいのかねー」
1年生部員「でも、この点差だと、逆転は難しいんじゃ……」
女「いや、むしろちょうどいいんじゃないかな」
1年生部員「へ……?」
女「試合が終わればわかるよ」
81 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:31:59.45 ID:z7Uy+8zu0
女(……残り8分か。そろそろ始めますかね)
幼馴染「もう北高の時代は終わりよ」
女「気が早いなぁ。試合は終わってないよ」
幼馴染「この点差じゃ終わったようなもの。逆転なんかできやしない」
女「知らないの? 湘北は残り5分で20点差を逆転したんだよ」
幼馴染「漫画の話でしょ。これは現実なのよ」
女「そう。これから貴女は残酷な現実を知ることになる」
幼馴染「なに言って……」
女「私が本気出してると思った?」
幼馴染「……!」
82 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:37:51.73 ID:z7Uy+8zu0
夜 公園
幼馴染「……」
男「やっぱりここに来てたのか」
幼馴染「男……」
男「幼がいるかと思って面接の帰りに寄ってみたんだけど、正解だったな」
幼馴染「……っ」
男「プリン買ってきたんだ。一緒に食べようぜ」
幼馴染「……」ギュウウウウウウ
男「幼……」
83 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:38:33.95 ID:z7Uy+8zu0
同時刻 ファミレス
女「いやー、美味しかったねえ」
1年生部員「すみません。奢ってもらって……」
女「いいよいいよ。お互いに、今日はあんまり早く帰るのもアレだろうしさ」
1年生部員「まあ、確かに……」
女「それに、今日は君も頑張ったし、これはご褒美だよ」
1年生部員「あたしなんてなにも……」
女「なに言ってるのさ。西高に逆転勝ちできたのは、君がDFを頑張ってくれたからだよ。いくら点を決めても、DFがザルなら追いつくこともできなかっただろうし」
1年生部員「そうかもしれませんけど。でも、今日のMVPは部長ですよ。ラスト10分であれだけ得点を奪うなんて凄すぎます」
女「そうかな? たいしたことないと思うけどなあ」
1年生部員「だって、部長がマッチアップしていたのは、西高のキャプテンですよ? あの人、選抜に選ばれていますよね?」
女「選抜って言ってもたかが地区選抜じゃん」
1年生部員「そりゃ、県選抜の部長と比較したら実力は劣ると思いますけど……」
84 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:39:07.81 ID:z7Uy+8zu0
女「まあ、今日の彼女は良かったとは思うよ」
1年生部員「ですよね。第3ピリオドまで、部長を抑えこんでましたもん」
女「本当にしつこいDFだったよ」
1年生部員「……すみません」
女「いいの。抑えこまれたように見せたのは事実だし」
1年生部員「見せた……?」
女「いやー。開始から凄い気合が入っててさ、うるさいのなんの。しかも、点が入るたびにドヤ顔してくるんだよ? 20点差がついた時なんて、あいつ絶頂を迎えてたんじゃないかな」
女「だからこそ、試合が終わった瞬間の、あの女の顔が最高に笑えたんだけどね」
85 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:39:34.51 ID:z7Uy+8zu0
1年生部員「え、えっと……」
女「もう少し、希望を持たせてやりたかったんだけどね。あの馬鹿顧問がうるさいから、ラスト20秒で逆転することにしたよ。本当は、ブザービーターで終わらせるつもりだったのに」
1年生部員「……まさか、わざと相手にリードさせたんですか?」
女「あれ、気付かなかったの? 私が、あんなヘタクソにあれだけやられるわけないじゃん。手を抜いてあげてたんだよ」
1年生部員「どうしてそんなことを……」
女「だってあの子、私に勝とうと必死だったし。夢くらい見させてあげてもいいじゃない? 実際、幸せだったと思うよ。中学からの宿敵である私をあれだけ打ちのめしたわけだから」 女「さすがにあれだけ挑発的な顔をされると、頭にきたけどね、でも、よかったよ。あの顔が見れたんだから。全てに絶望して、生きる希望を失った、あの醜い顔。写真撮っておけばよかった」
女「本当、幸せの絶頂からどん底に落ちる人間って、見ていて楽しいよね」
86 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:55:15.09 ID:z7Uy+8zu0
男「20点差を逆転されたのか……」
幼馴染「……馬鹿だよね、私。あの子を抑え込めてるなんて舞い上がっていたけれど、それはただ本気を出してなかっただけなのにね」
男「女が強がってただけだろ」
幼馴染「ううん。実際、タイムアウト明けから動きが違ったもん。……それまでは別人だったのかと錯覚するほど、スピードが違ったの」
幼馴染「だから、本当に手を抜いていたんだよ……」
男「な、何のためにそんなことするんだよ!」
幼馴染「そんなの決まってるじゃん。私なんかに本気を出す価値はないってことだよ」
87 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:55:56.68 ID:z7Uy+8zu0
男「で、でも、お前だって、あの名門で部長になれるくらいの実力なんだろ?」
幼馴染「……うちの代はね、捨て学年なんだって」
男「なんだよ、それ……?」
幼馴染「私たちの代は北高が最強で全国に出る見込みがない。逆に2年生は有望な選手が揃っている。それなら、3年生よりも2年生を優先的に起用して育成しよう、っていうのが顧問の方針なんだ」
男「酷い話だな。実力でレギュラーに入れないなら諦めがつくけど、将来的なことを見越して実力の劣る下級生がレギュラーなんてさ」
幼馴染「……うん。だから、みんなもそれが納得できなくてやめちゃった」
男「だから、3年生が幼しかいないのか……」
幼馴染「私が部長になれたのはそういう理由なんだよ。3年生は私しかいないから自動的に部長になっただけなの」
88 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 22:56:41.55 ID:z7Uy+8zu0
幼馴染「部長だけじゃない。レギュラーに入れたのだってそう」
男「そこまで卑屈になることないだろ。レギュラーを勝ち取ったのは、幼の実力だよ」
幼馴染「関東大会の予選は準々決勝で負けちゃったんだけど、その試合で私退場したの。退場した時点で15点差つけられて負けてたんだけど、そこから追い上げていったんだ……私の代わりに入った選手が大活躍してね」
幼馴染「顧問に言われちゃったよ。3年生だから試合に出してるだけだからな、一人くらい3年生を入れておかないといけないから地区選抜クラスでも我慢して起用してるだけだ、って」
男「ひ、酷すぎる! 頑張ってるやつにそんなこと言うなんてあり得ねえよ!」
幼馴染「仕方ないよ事実だもん。それに、見返してやろうって奮起したし、朝練を始めたことで男と再会もできたしね」
幼馴染「だからこそ……今日の試合を勝ちたかったんだけどなぁ……」グスッ
89 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 23:02:31.36 ID:z7Uy+8zu0
幼馴染「もう……我慢してたのに泣けてきちゃった……」
男「幼は泣き虫だしな」
幼馴染「そう、だね……。昔から私は事あるごとに泣いてたね」
男「俺が小学校の運動会で転んだ時も高校受験で志望校に落ちた時もお前は泣いてたな」
幼馴染「……よく覚えてるね」
男「ああ。それで救われたからな」
幼馴染「私が泣いていることが?」
男「俺が落ち込んだとき幼は必ず傍にいて感情を共有してくれた。嬉しい時は笑って、悲しい時は泣いて、俺に寄り添ってくれた。それがどれだけ幸せなことだったのか、別々の高校に通うようになって痛感したよ」
幼馴染「男……」
男「……俺は幼みたいに一緒に泣いてやることはできないけど、傍にいる。お前が立ち直れるまで、ずっと」
男「だから、なんつーか、その……思う存分泣いてくれ」
幼馴染「なによ、それ……泣けとか、馬鹿じゃないの……もう泣いてるっつーの」ギュッ
男「……うん」ポンポン
幼馴染「……ありがとう」ギュウウウウウ
男「どういたしまして」ナデナデ
90 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 23:02:59.91 ID:z7Uy+8zu0
幼馴染「ふぅ……」
男「落ち着いたか?」
幼馴染「……うん。おかげさまで」
男「そりゃ、良かった」フッ
幼馴染「……っ!」カァァ
男「ん? どうした、顔真っ赤だけど?」
幼馴染「……ど、童貞のくせにそんな風に微笑むんじゃないわよ」
91 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 23:03:32.15 ID:z7Uy+8zu0
男「おい、大丈夫か?」
幼馴染「な、なんであんたは平気なのよ!?」
男「はぁ?」
幼馴染「〜〜〜〜〜プリン! プリン頂戴!」
男「……なんで、口開けてるんですか?」
幼馴染「いちいち言わなきゃわかんないの!?」
男「それはもうさすがに……」
幼馴染「私が立ち直るためならなんでもするんじゃないの?」
男「なんでもなんて言ってねえよ!」
幼馴染「……ダメ?」ウルウル
男「お前、それ反則だろ……」カァァ
幼馴染「さっきの微笑みのほうがよっぽど反則だったわよ」
92 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/22(木) 23:04:00.08 ID:z7Uy+8zu0
今日はここまで
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/23(金) 00:41:12.47 ID:b6/CPVIEO
乙
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/23(金) 08:58:35.24 ID:2tyuWKwB0
おっつおっつ
95 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 18:55:00.53 ID:RRr/r9DU0
男『あ、あのさ、幼……』
幼馴染『どうしたの、そんな緊張しちゃってさ』
男『今度の金曜日にバイト代が出るんだ』
幼馴染『……!』
男『来週の日曜日、幼の試合の後、バッシュを買いに行かないか』
幼馴染『……』
男『遅くなったけど、お前にプレゼントしたいんだ』
幼馴染『……本当に遅すぎるよ』
男『わ、悪い……』
幼馴染『楽しみにしてたんだから、期待を裏切らないでよね!』
男『……おう。任せとけ!』
96 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 18:55:39.53 ID:RRr/r9DU0
一か月後 月曜日 西高 体育館
幼馴染「じゃ、先に上がるねー」
副部長「……ぶっちょー」
幼馴染「なんで、不満そうな顔してるのよ」
副部長「だってえー、部長、最近帰るの早いんですもん」
幼馴染「そんなことないけど……」
副部長「ありますって! 前は1時間くらい残って練習してましたもん! 今はストレッチしたら、すぐ帰るじゃないですか!」
幼馴染「まぁ、長い時間練習しても効率悪いじゃない? それに、私が練習している間、後輩たちは帰れないから悪い気がしてた」
副部長「……彼氏でもできました?」
幼馴染「!!?」
97 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 18:56:17.34 ID:RRr/r9DU0
副部長「女ぽくなったっていうか、色気が出てきたっていうか……肌の艶もいいし、オシャレにも気を使うようになったし。なーんか、男の影がちらちらと見えるんですよねえ」
幼馴染「彼氏なんかいないよ!」
副部長「じゃあ、好きな人ができたとか?」
幼馴染「……」
副部長「……」
幼馴染「で、できたっていうわけじゃない!」
副部長「なんですか、それ……」
98 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 18:56:52.78 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「もう変なこと言わないでよ! いい加減にしないと怒るよ!」
副部長「だってぇ……最近、部長が居残り練習に付き合ってくれないんですもん」
幼馴染「あ……」
副部長「前はあたしが納得するまで付き合ってくれたのに……」
幼馴染「……ごめんね。確かにみんなとの時間が減ってたかもしれない」
副部長「ほんとですよー。部長は居残り練習しなくてもどんどん上手くなってるし、置いてかれてる気分です!」
幼馴染「……実は朝練してるんだ」
副部長「朝練?」
幼馴染「うん。毎朝、5時に起きて近くの公園で練習してるの。その分、居残り練習を早めに切り上げてたんだ」
副部長「朝5時かぁ……起きれるかなあ」
幼馴染「えっ」
99 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 18:57:27.86 ID:RRr/r9DU0
副部長「どこの公園でやってるんですか?」
幼馴染「南中近くの公園だけど……」
副部長「あそこですかー! だったら、うちから10分くらいなんで行けます!」
幼馴染「い、いいよ、悪いし。私が居残り練習に参加するようにするからさ」
副部長「いーえ。朝5時から起きているのなら、早く寝たほうがいいですって」
幼馴染「そうだけど……」
副部長「なにか問題あるんですか?」
幼馴染「問題っていうか、その……」
副部長「……誰かと一緒に朝練をしてるとか?」
幼馴染「何でもない! 何でもないから! 一緒にやろうね!」
100 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 18:58:15.47 ID:RRr/r9DU0
帰り道
幼馴染(はぁ……。ややこしいことになっちゃったな)
幼馴染(とりあえず、朝練来ないように男にメールしておこう。日曜日のこととか話しておきたかったんだけどしょうがないか)
幼馴染(まぁ、メールでやりとりすればいいか)
幼馴染(……うん。そうだよ。むしろ、毎日会ってたここ最近のほうがおかしいんだ)
幼馴染(だから、大丈夫。……大丈夫だよね)
ブーブー
男「珍しいな。幼からメールなんて」
【しばらくの間、朝練に来ないで】
男「えぇ……」
101 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 19:09:04.65 ID:RRr/r9DU0
翌日 朝 公園
副部長「ぶっちょー!」
幼馴染「……お、おはよ」
副部長「なに驚いてるんですか?」
幼馴染「だって、合宿の時はなかなか起きない眠り姫なのに、私よりも早く公園にいるんだもん。そりゃあ、驚くよ」
副部長「ふふん。あたしだってやればできるんです!」
幼馴染「合宿の時にやってくれると嬉しいんだけどね」
102 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 19:09:34.50 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「あれ? なんでボール持ってきてるの?」
副部長「そりゃあ、バスケの練習をするからですよ」
幼馴染「残念だけど、ステップワークしかやりませーん」
副部長「ええ……朝っぱらからハード過ぎませんか……」ウゲェ
幼馴染「そんな嫌そうな顔しないの」
副部長「だってぇ、せっかく早起きしたのにボールを触らないなんて……」
幼馴染「つまらないことをどれだけやるかが重要なんだよ」
副部長「はぁ……」
幼馴染「それにね、ガンガン走った後に食べるプリンは超美味しいんだよ。それだけできついステップワークを頑張れるから」
副部長「……プリン? えっ、プリン食べれるんですか?」
幼馴染「うん! そのうち、おと……」
副部長「部長?」
幼馴染「……練習が終わったら、近くにあるコンビニに買いに行こう」
103 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 19:10:08.46 ID:RRr/r9DU0
コンビニ
副部長「美味しいー!」
幼馴染「でしょ?」
副部長「はいっ! ただのプリンがこんなに美味しく感じるなんて!」
幼馴染「もっと本数をこなせば美味しくなるよ」
副部長「そこまでしたくはないです……」
幼馴染「私も食べよっと」パクッ
幼馴染「……?」
副部長「あー、おかわりしたくなっちゃった。もう一個たべませんか?」
幼馴染「……」
副部長「どうしたんですか?」
幼馴染「……ううん。なんでもないよ」
幼馴染(……いつもより美味しくない)
104 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 19:26:10.84 ID:RRr/r9DU0
北高 3年生教室
男「うーす」
男友「……遅くね? 最近はやけに早く登校してたのに」
男「早起きする必要がなくなったんだよ」
男友「まぁ、早起きしても得はないからな。なんなら、起きてもいいことはないまである。そのまま眠り続けていたほうがいいんじゃねえの」
男「そうだな。お前も永眠はしっかりとったほうがいいぞ」
105 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 19:26:46.27 ID:RRr/r9DU0
男「お前、いつも以上にやる気なさそうだけどどうしたの?」
男友「疲れてんだよ……」
男「あらあらお盛んですなー」
男友「出ました、童貞思考。平日にヤルわけねえだろ。猿じゃあるまいし」
男「まぁ、それもそうか」
男友「つーか、結婚するまで純潔を守るから」
男「そんなこと言ってるから、彼女持ちのくせに童貞なんだよ、お前」
106 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 19:27:12.96 ID:RRr/r9DU0
男友「つーか、お前も顔色悪くね」
男「ちょっと体がだるくてな」
男友「大丈夫か?」
男「……」
男友「なんだよ、その面は」
男「友が心配してくれるなんて思わなかったからよ」
男友「お前を看病してくれる人なんていないんだから、俺が心配してやらないと可哀想だろ」
男「余計なお世話だ!」
107 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:10:49.97 ID:RRr/r9DU0
昼休み 西高 バスケ部部室
幼馴染「……」ボー
副部長「部長がたそがれてるー」
幼馴染「……副部長?」
副部長「ぶっちょー、恋する乙女の顔してますよ」
幼馴染「し、してないし! ぼーっとしてただけで、あいつのことなんて……」
副部長「あいつ?」
幼馴染「な、なんでもない!」
副部長「やっぱり好きな人できたんでしょー?」
幼馴染「できたわけじゃないもん!」
副部長「だから、なんなんです、それ……」
108 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:12:08.75 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「つーか、私に好きな人がいたとしても副部長に教える義務はないから!」
副部長「……そうですよね」
幼馴染「あ、ごめん……」
副部長「あたしがズバリ当ててみせましょう!」
幼馴染「……はい?」
副部長「部長の思い人を絶対に解いてみせる!」
幼馴染「……」
副部長「おばあちゃんの名に懸けて!」
幼馴染「副部長?」
109 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:15:22.42 ID:RRr/r9DU0
副部長「実は怪しい人物を何名かリストアップしてきたんです」
幼馴染「まぁ、面白そうだし付き合ってあげるよ」
副部長「まず一人目は男バスの部長です」
幼馴染「いや、ないから」
副部長「即答!?」
110 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:16:19.88 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「だって、あいつ、彼女いるじゃん。彼女がいる男を想い続けられるほど気長な女じゃありませーん」
副部長「でも、相手に恋人がいるほうが、燃えてくるじゃないですか。絶対、振り向かせてみせる! てきな」
幼馴染「そりゃ、副部長はそうかもしれないけど、私は相手の彼女のことを考えると引いちゃうよ」
副部長「潔癖だなあ……。じゃあ、もしも好きな人に彼女ができたらどうしますか?」
幼馴染「それは……」
・
・
・
男『実は俺、彼女出来たんだ』
幼馴染『えっ……えっ!?』
男『だからもう、お前とは会わない』
幼馴染『待って、待ってよ、男!』
男『さよなら』
幼馴染『男―――――――!』
・
・
・
幼馴染「あ、会わなくなるんじゃないかなあ……」ジワッ
副部長「どうしたんですか、部長!?」
111 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:16:48.17 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「べ、別に何でもないし!」
副部長「明らかに泣きそうになってましたけど……」
幼馴染「……もうこれで終わりなら、私は次の授業の準備するけど」
副部長「あります! まだありますって!」
幼馴染「じゃあ、さっさと言いなさいよ」
副部長「わ、わかりましたよ……次は軽音部の部長です」
幼馴染「……ああ、去年の文化祭でバンドやってた人?」
副部長「そうです! ボーカルを務めてたイケメンですよ!」
幼馴染「まぁ、あり得ないよね」
副部長「!?」
112 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:17:40.55 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「あいつの女癖の悪さ知ってるでしょ?」
副部長「知ってますけど……でも、イケメンですよ? 女なら一度は抱かれてみたくありません?」
幼馴染「そんなに言うほどイケメンかな?」
副部長「どう見たって、イケメンでしょう!? ファンクラブができるほどですよ!?」
幼馴染「まー、私の好みではないかな」
副部長「じゃあ、どんなのがいいんですか?」
幼馴染「そうだなあ……」
・
・
・
男『……』ニコッ
・
・
・
幼馴染「……馬面、かな」
副部長「えぇ……」
113 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:18:44.29 ID:RRr/r9DU0
副部長「部長ってB専なんですね……」
幼馴染「そんなことないと思うけど」
副部長「でも、馬面って、要は面長ってことですよね。……ないわー。マジないわー」
幼馴染「副部長だって人のこと言えないでしょ」
副部長「なんでですかー! あたしはオラオラ系イケメンが大好物な面食いですもん! 馬面が好きなゲテモノ食いの部長とは違います!」
幼馴染「……あえてツッコミをいれないであげたけど、副部長がそこまで馬鹿にするなら、私だって言わせてもらうけどさ」
幼馴染「今、名前が挙がった2人の男は、副部長が好きだった男どもじゃないの! しかも、両方に二股をかけられた上に、ヤリ捨てされたんでしょ!? よくもそんなクズ野郎共を私の彼氏候補として挙げられたわね!」
副部長「ぶ、部長も騙されちゃったかなー、って……」
幼馴染「ヤリ捨てられて落ち込んでる副部長を慰めてたのは、誰?」
副部長「……部長です」
幼馴染「その私が、あの二人と付き合うなんて、わざわざヤリ捨てられに行ってるようなもんじゃないのよ!!」
114 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:19:13.17 ID:RRr/r9DU0
幼馴染「なにがリストアップよ。副部長の過去の男の名前を挙げただけじゃない」
副部長「つ、次が本命なんです!」
幼馴染「誰よ?」
副部長「西高の……」
幼馴染「ち、ちが……」
副部長「部長さんです!」
幼馴染「……何部の?」
副部長「やだなー。女バスに決まってるじゃないですか!」
幼馴染「……」
副部長「ライバル関係の2人が切磋琢磨を重ねていくうちに、相手のいい部分を知っていき、やがて恋に落ちていく……うーん! 美しい百合です!」
幼馴染「ねえよ」
副部長「あ、はい」
115 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:19:49.12 ID:RRr/r9DU0
西高 3年生教室
幼馴染(まったく。副部長のせいで、貴重な昼休みが潰れちゃったじゃない)
幼馴染(……男に彼女ができたら、か。その時、私はどうするんだろう)
幼馴染(まぁ、男に彼女ができるなんてあり得ないか。男のこと好きになるような物好きな女の子なんているわけ……いや、いるか。私がそうなんだから)
幼馴染(それに男が誰かを好きになる可能性だってあるんだ。私以外の誰かを愛おしいって想うことはあり得るんだ)
幼馴染(……男に会いたくなってきた。メールしてみようかな)
幼馴染(……)
幼馴染(ううん。日曜日には会えるんだし、それまで我慢しよう……)
116 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:21:55.19 ID:RRr/r9DU0
>>114
訂正
幼馴染「なにがリストアップよ。副部長の過去の男の名前を挙げただけじゃない」
副部長「つ、次が本命なんです!」
幼馴染「誰よ?」
副部長「北高の……」
幼馴染「ち、ちが……」
副部長「部長さんです!」
幼馴染「……何部の?」
副部長「やだなー。女バスに決まってるじゃないですか!」
幼馴染「……」
副部長「ライバル関係の2人が切磋琢磨を重ねていくうちに、相手のいい部分を知っていき、やがて恋に落ちていく……うーん! 美しい百合です!」
幼馴染「ねえよ」
副部長「あ、はい」
117 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/03/28(水) 20:22:23.70 ID:RRr/r9DU0
今日はここまで
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 21:34:31.44 ID:zv9VgqWWo
可愛いなぁ幼馴染ちゃん
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/28(水) 23:12:26.06 ID:5lfnDps60
今年を捨て学年にしても、北高って、来年以降もくっそ強くないか?
1年に女妹ちゃんと男友妹ちゃんおるわけでしょ?
120 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/03/30(金) 00:40:30.67 ID:X5sfUY020
コメントありがとう!
>>118
可愛いって言ってくれてありがとう! 前作のヒロインと比較して、幼馴染は可愛いって言ってもらえないから自信失ってた。
本当にありがとう。今後ともよろしく!
>>119
今後、作中でその辺に言及することはないと思うのでここで回答するね。
北高は1年と3年に有力選手が揃ってる。つまり、2年生の代は谷間の世代。
逆に西高は2年生に有力選手が集まっていて、北高から県内王者の座を奪い返す絶好のチャンス。なので、現3年を捨てて2年の育成に力を入れてるっていうこと。
わかりづらくてごめん。
また疑問に思ったことがあったら、ガンガン質問してね!
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/03(火) 06:03:23.52 ID:n7exnQOf0
最近ちょっと見てなかったら、続きでてたのかー
応援してるぞ
122 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/04/04(水) 02:49:44.42 ID:hYwXPhdi0
>>121
ありがとう!
全力で頑張ります!
123 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 21:50:07.73 ID:USOiCkgC0
金曜日 朝 公園
副部長「……」ハァハァ
幼馴染「さぁ、ラスト3本だよ。キツイだろうけど頑張ろう」
副部長「あた……しは……よゆ……うですよ」
幼馴染「なに言ってんのよ。息も絶え絶えなくせに」
副部長「な……んで……ぶっちょー……はよゆうなんで……すか」
幼馴染「私は走り込んできたからねー。ステップワークをサボってきた副部長とは違うんです」
副部長「……この体力お化けが」
幼馴染「なんで、悪口を言うときは呼吸整ってんのよ!」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/04/08(日) 21:58:16.86 ID:BHKPBdw10
草
125 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 21:59:30.79 ID:USOiCkgC0
・
・
・
副部長「朝練終わりのプリンは格別ですー!」
幼馴染「さらに追い込んだら、もっと美味しいよ」
副部長「そこまでしてまで味わいたくないです……」
幼馴染「そう? 美味しいのに」
副部長「そんなこと言ってるわりには全然食べてないじゃないですか」
幼馴染「……なんか、食欲なくてね」
副部長「やっぱり体調悪いんですか……?」
幼馴染「ううん。そういうわけじゃないけど……」
副部長「……みんな、心配してるんです。最近の部長、元気なさそうだから、どこか悪いのかなって」
126 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:05:54.03 ID:USOiCkgC0
幼馴染(なにやってんだろ、私。後輩たちに心配をかけるなんて……)
幼馴染「ごめんね。心配かけて……」
副部長「いえ、そんなことはいいんですよ! それよりも部長の体調のほうが……」
幼馴染(しっかりしなきゃ。部長の私がこんなんじゃ、日曜日の総体予選で勝てない)
幼馴染「体調は大丈夫なんだけど……」
副部長「なら、どうして元気ないんですか……」
幼馴染(わかってる、わかってるけど……)
幼馴染「それは……」
幼馴染(男に会いたくてたまらないの……)
127 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:11:29.36 ID:USOiCkgC0
幼馴染「プライベートでちょっといろいろね……」
幼馴染(男と再会してから、私は弱くなってしまった。一人でいることに耐えられない。彼が傍にいてくれない世界でなんて、もう生きていけない)
副部長「や、やっぱり、好きな人できたんですか!?」
幼馴染「できたわけじゃなくて……」
幼馴染(……そうだ。再会してからじゃないんだ。ずっと前から——男への想いを自覚した小学4年生のあの夏の日から——私は……)
幼馴染「おとこぉ……」グスッ
副部長「ど、どうしたんですか!?」
幼馴染(男がいないとダメなんだ……)
128 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:21:48.01 ID:USOiCkgC0
幼馴染「あのときだってそうだったのに、どうしてこんなことしちゃったんだろ……男と会えなくなったら、自分がどうなるのか経験してたはずなのに……」
副部長「あのとき? 男……?」
男「俺のこと呼んだ?」
副部長「!!?」
幼馴染「おと……こ……?」
男「な、なんで泣いてんだよ!?」
幼馴染「男ぉぉぉぉ!」ギュウウウウウウウウ
男「どうしたんだよ……」ナデナデ
副部長「……」ポカーン
129 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:26:06.63 ID:USOiCkgC0
・
・
・
男「ほれ、これ飲んで落ち着け」
幼馴染「……」ギュウ
男「……ほら、キャップ開けてやったから、とりあえず飲め」
幼馴染「……」ゴクゴク
男「お前、どうし……」
幼馴染「……」ギュウウウウウウウウ
男「……あのなぁ」
幼馴染「私が立ち直るまで傍にいてくれるんじゃないの……?」
男「わかった、わかったから、潤んだ瞳で上目遣いするのはやめろ」
130 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:34:59.73 ID:USOiCkgC0
幼馴染「そういえば、副部長は……?」
男「あの女の子なら、先に学校に行くってよ。……まぁ、ここに居ても気まずいだけだろうしな」
幼馴染「そうだよね……」
男「あの子に謝っておけよ。突然、お前が泣き出したから、さぞかし驚いただろうよ」
幼馴染「……私ね、男と少し会えないだけで、寂しくってたまらないの」
男「まさか、それが泣いていた理由か……?」
幼馴染「うん。自分でも馬鹿だなって思うけど、たった3日間、男と会えなかっただけで私は枯れちゃったんだ」
幼馴染「だからね?」
幼馴染「私のこと潤して……」ギュ
131 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:39:30.58 ID:USOiCkgC0
幼馴染「……ごめんね、気持ち悪いこと言って」
男「いや、まぁ……俺も同じようなもんだしな……」
幼馴染「えっ?」
男「俺もお前に会いたかったんだよ。だから、ここに来たんだ」
幼馴染「……っ!」ギュウウウウウウウウウウウウウウ
男「痛! 締めすぎだっての!」
132 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:45:03.40 ID:USOiCkgC0
幼馴染「だ、だって、男が変なこと言うから!」
男「俺も寂しかったんだよ。説明もなしに、来るな、なんてメールを送りつけられるし」
幼馴染「ご、ごめん……」
男「本当だよ。お風邪までひくし最悪だった」
幼馴染「えっ!? 大丈夫なの!?」
男「水、木って二日間学校を休んだけどな。もう大丈夫だよ」
幼馴染「なんで、教えてくれなかったの……」
男「自惚れてるかもしれないけど、風邪をひいたことをメールすれば、幼が見舞いに来てくれるだろ?」
幼馴染「そんなの……当たり前じゃん」
男「でも、総体予選中なのに風邪うつしたら大変だし、早く治して幼の顔を見に行こうって我慢したんだ。……なのに、会いに来てみれば泣いてるし。しかも、抱き着いてるから顔見れねえし」
幼馴染「……」
男「お前の笑顔が見たいんだけどなぁ」
幼馴染「……充電が完了するまでお待ちください」ギュウ
男「はいはい。いくらだって待ちますよ」ナデナデ
133 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:48:56.22 ID:USOiCkgC0
男「おい。そろそろ学校に行かないと遅刻すんぞ」
幼馴染「……げっ。もうこんな時間なの」
男「30分近く抱き着いてたからなぁ……」
幼馴染「うっさい! むしろ、30分も私に抱きしめられてたんだから、感謝しなさいよ!」
男「……ありがとう。幼に会えて嬉しかった。抱きしめてもらえて安心できたよ」
幼馴染「そんなこと言われたら学校にいけないってばぁ……」ギュウ
男「素直に言えばこれだもんなぁ……」
134 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:49:25.92 ID:USOiCkgC0
幼馴染「あと10分はこうしてて……」ギュウウウ
男「まぁ、それくらいなら、学校にギリギリ間に合うか」ポンポン
幼馴染「……ねぇ」
男「ん?」
幼馴染「私、男のこと……」
・
・
・
幼馴染『好きになる要素なんかないでしょ』
・
・
・
幼馴染「……」
男「どうした?」
幼馴染「……ううん。なんでもない」
135 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/08(日) 22:50:11.60 ID:USOiCkgC0
今日はここまで
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/08(日) 22:52:11.40 ID:a3cvPuWl0
乙
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/09(月) 03:18:16.63 ID:7j4hdm1h0
かわいい奴らだな
ってゆーか、こっちもまた血糖値上がりそうな現象が
138 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/09(月) 17:51:02.68 ID:0czjzjEA0
>>136
ありがとう! これからもよろしく!
>>137
コメントありがとう!
前作よりは糖分控えめ、になるはず……
139 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 19:00:37.65 ID:eYsEu+2p0
昼休み バスケ部部室
副部長「で、何も言わずに逃げ帰ってきた、と」
幼馴染「だ、だって、しょうがないじゃない! 今の男を好きになる要素なんかない、って断言しておいて、今さら『ずっと前から好きでした』なんて告白できないよ!」
副部長「そもそも、どうしてそんなこと言ったんですか?」
幼馴染「……今思えば、自分への暗示だったんだと思う。薄れかけていた男への想いが再会をきっかけに蘇らないように、自分に言い聞かせたんだ」
幼馴染「じゃないと、今回のように男のことしか考えられなくなって、バスケに集中できなくなっちゃうから……」
140 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 19:45:22.10 ID:eYsEu+2p0
幼馴染「高校に入学した頃なんて酷かったんだから。男に会いたい、ってそればっかり考えてた。部活に出ても全然身に入らなくて、顧問に毎日怒られて、先輩たちには失望されて、仕舞いには県選抜まで落ちて……あの時期は人生のどん底だったね」
副部長「そんなに寂しかったのなら会いに行けばよかったのに……」
幼馴染「……当時、何度もそう思ったけど、勇気がなくて会いに行くどころか、メールすることさえできなかったよ。今回だって一緒。メールや電話をすれば、少しは心も安らいだだろうけど、何もできなかった」
副部長「臆病すぎませんか? 今日の男さんの様子を見るかぎり、部長を拒絶したりしませんよ」
幼馴染「……どうしても怖いんだ。嫌われたらどうしようって」
副部長「その気持ちはわからなくもないですが、いつまでも受け身のままでは何も変わりませんよ」
幼馴染「それはそうなんだけど……」
副部長「〜〜〜〜〜〜もう! シャキッとしなさい!」ペチン
幼馴染「!?」
141 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 20:04:52.14 ID:eYsEu+2p0
副部長「うじうじ悩んでるなんて部長らしくありませんよ! 好きなら、押して押して押し倒してしまえばいいんです!」
幼馴染「お、押し倒す!?」
副部長「そうですよ! 今日なんか、絶好のチャンスだったじゃないですか! なのに……」
副部長「告白寸前で逃げ出すとかどういうことですか!」バンッ
幼馴染「ひぃぃ……」ガタガタ
142 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 20:09:32.39 ID:eYsEu+2p0
副部長「今度の日曜日にデートするんですよね? そこで決着をつけてきてください!」
幼馴染「買い物するだけで、デートってわけじゃ……」
副部長「……」ギロッ
幼馴染「……善処します」シュン
副部長「部長、恋が実るかどうかはタイミングが重要なんです。いま、このチャンスを逃してしまったら、誰かに男さんを奪われてしまいますよ」
副部長「据え膳食わぬは女の恥です。この好機を必ずものにしてください」
143 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 20:32:38.59 ID:eYsEu+2p0
幼馴染「……ありがとう、副部長。私、頑張ってみるよ」
副部長「そうですよー! みんな、応援してるんですから、頑張ってください!」
幼馴染「……みんな?」
副部長「はいっ! 西高女子バスケ部、歴代最強との呼び声高い現2年の代のなかでも、5傑と評されるあたしたちがついてます! ねっ、みんな!」
元気っ子「もちろんだよー!」
無口っ子「……」コクリ
真面目っ子「部長の告白が成功するように私が策を考えます」
生意気娘「童貞野郎なんて、色仕掛けすれば楽勝だろ」
幼馴染「……」
副部長「あたしたち、5傑が全力でサポートしますからね!」
幼馴染「……お前ら、全員一列に並んで歯食いしばれ」
副部長「!!!!?????」
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 20:41:55.68 ID:eYsEu+2p0
副部長「ど、どうして怒るんです!?」
幼馴染「普通に考えればわかるでしょ」
副部長「わかりませんよ! あたしたちは部長の恋を応援するって言ってるんですよ!? 怒る理由なんてないじゃないですか!」
幼馴染「応援してくれるのはありがたいし、嬉しいよ。そこじゃなくて……」
元気っ子「まーまー。部長はきっと生理なんだよー。とびっきり重いやつがきてるんじゃないかな」
副部長「……なるほど。それなら、仕方ないですね」
幼馴染「違えよ」
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 20:51:16.85 ID:eYsEu+2p0
生意気娘「お前ら馬鹿だなー。部長は朝からステップワークを何本もこなしたんだろ? 生理中ならそんなことできねえよ」
無口っ子「……!」
元気っ子「それもそうだね……」
真面目っ子「……では、なぜ、部長は機嫌を損ねているのでしょう?」
生意気娘「そりゃあ、欲求不満だからだろ」
副部長「なるほど。久しぶりに男さんと触れ合ったことで、抑えていた性欲が……」
幼馴染「おい、アホレンジャー。いい加減にしろよ」
146 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 20:52:36.85 ID:eYsEu+2p0
副部長「あ、アホレンジャーですと!? あたしたちをそんなふざけた呼び名で愚弄するとはいい度胸です!」
生意気娘「そうだ! こいつら4人はアホだけど、わたしはまともだ!」
真面目っ子「五人の中で一番、偏差値の低い身体をしている女がまともなわけないでしょう」
無口っ子「……下品な胸ぶらさげやがって」
生意気娘「黙ってろ、根暗コンビ。お前らはびくびくしながら静かにしていたほうがお似合いだぜ」
真面目っ子「身長150cm未満の貴女がバスケ部の部室にいるほうが不自然よ」
無口っ子「……乳牛は牧場に帰れ」
生意気娘「んだと!?」
副部長「喧嘩はやめなよ!」
元気っ子「ねーねー。帰りにさ、銀だこ行こうよー」
副部長「あんた、状況わかってんの!?」
幼馴染(もうやだ、この後輩たち……)
147 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 21:05:56.98 ID:eYsEu+2p0
廊下
元気っ子「怒られちゃったね……」
無口っ子「……」シュン
生意気娘「あそこまでキレることねえのに……」
真面目っ子「まぁ、盗み聞ぎした私たちに原因がありますよ」
副部長「……」
元気っ子「どうしたの?」
副部長「部長に何もしなくていいって言われちゃったなぁ……って」
無口っ子「……全面拒否だった」
真面目っ子「私たち、そんなに信頼ないのでしょうか……」
生意気娘「そういうんじゃないだろ。部長が言ってただろ、自分の力でなんとかするって。そもそも、人の恋路に干渉しようとしたことが間違ってたんだよ」
元気っ子「ここはひとまず、引くしかないかあ……」
真面目っ子「それが賢明でしょうね」
副部長「……部長の力になりたかったなぁ」
「……」
148 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 21:09:29.80 ID:eYsEu+2p0
土曜日 朝 公園
幼馴染「ふぅ……。そろそろ、終わりにしようか」
副部長「何言ってるんですか! まだまだこれからですよ!」
幼馴染「……どうしたの?」
副部長「な、なにがですか……?」
幼馴染「いつもなら、早々に切り上げてベンチで休んでるのに、今日はやけに張り切ってるじゃない」
副部長「明日は総体予選の準決勝ですよ!? 今、頑張らないでどうするんですか!」
幼馴染「気合入ってるのはいいことだけど、試合前に負荷をかけすぎても良くないよ」
副部長「そうかもしれませんが……」
幼馴染「今日はここまでにしよう。さっ、コンビニでプリンでも……」
副部長「なるほど。それが狙いですか」
幼馴染「……」ギクッ
副部長「男さんとコンビニで待ち合わせしてて、一刻も早く男さんに会いたいから、さっさと終わらせたいんですね?」
幼馴染「よーし! あと10本やろう! ガンガン負荷かけまくるよー!」
副部長(……よし。なんとか時間は稼げそう)
149 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 21:10:02.89 ID:eYsEu+2p0
コンビニ前
男「あ、あの……」
元気っ子「……」ニコニコ
無口っ子「……」ジー
真面目っ子「……」ジトッ
生意気娘「……」ギロッ
男(なんだ、これ……)
150 :
◆TMTTBwd/ok
[saga]:2018/04/14(土) 21:11:53.60 ID:eYsEu+2p0
今日はここまで
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 22:53:10.89 ID:9bN+csyj0
乙
幼馴染メンタル弱くてかわいいわ
152 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/04/14(土) 23:21:26.21 ID:eYsEu+2p0
>>151
メンタル弱い……そういや、前作のヒロインも、これメンヘラじゃね? と言われた思い出が……
と、とにかく、可愛いって言ってくれてありがとう! 最高に嬉しいです!
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/15(日) 04:18:18.97 ID:Rb7St0uZ0
アホレンジャー!!
アホの子いっぱいだと、くたびれるけど楽しそう
154 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/04/15(日) 16:50:12.71 ID:BNflL4RW0
>>153
コメントありがとう!
書いてる側も、5人の会話劇をやるのは大変だけど、すごい楽しい!
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/16(月) 04:31:14.05 ID:+fWn/j0e0
身長低い上に動きの邪魔になるものがぶら下がってるというハンデを乗り越えて、試合で成果挙げてるってことは、生意気ちゃんって実はかなりスゴいんじゃないか
156 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/04/17(火) 00:38:22.75 ID:8xRFALpm0
>>155
県ベスト4に入るチームの2年生レギュラーって時点で凄いのに、身体的ハンデを背負った上で結果を出しているだから、相当の実力者ですよ。
……ただ、頭が残念なだけでね。
157 :
◆TMTTBwd/ok
[sage]:2018/04/17(火) 00:44:38.51 ID:8xRFALpm0
前作でも思ったけど、巨乳ドリブラーって男子人気が凄まじいだろうね。
自分で設定しておいてなんだけど……爆発すればいいのに。
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