右京「呪怨?」修正版

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290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 16:53:28.78 ID:VKN7a1Ov0


それはとても不気味な呻き声だった。

冠城の背後から聞こえてくるこの呻き声に額から一筋の冷や汗が垂れ落ちた。

この声は知っている。先ほど過去の世界で聞いたあの怨霊と化した佐伯伽耶子の呻き声だ。

まさか…ある嫌な予感が過ぎった冠城は

長年この家の廊下に放置されていたあるモノを見つけてそれを手に取った。

それは清酒の入った一升瓶。

五年前の2013年に右京が伽耶子の正体を炙り出すために用いたその清酒を一口含んだ。


「ゲホッ…酷い味だ…」


だが口に含んだ瞬間、これまで感じたこともない嫌悪感が伝わり思わずそれを吐いた。

これでハッキリした。まだ『居る。』

この家にはまだあの女が…呪われた怨念…佐伯伽耶子が居る…


『あ……あ……あ゛……ぁ………』


最初は微かだった呻き声が発せられる度に近づいて来るのがよくわかる。

恐らく自分のところへ近づいてくるのだろう。

だがどういうことだ?伽耶子との決着は既に5年前に着いたはずだ。

それがどうして今になって伽耶子が悪霊と化して再び現れるのか理解出来なかった。

そんな戸惑う冠城の元に携帯の着信が鳴り響いた。着信の相手はなんと青木年男からだ。
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 16:54:22.13 ID:VKN7a1Ov0


『もしもし…冠城さんですか…』


急いで連絡に出ると青木はなにやら酷く怯えていた。

まさかと思った冠城はすぐに何があったのか尋ねた。


『実は…警視庁を出てからずっと変な気配がするんです…』


『今は自分のアパートに戻っているけど…それでもずっと誰かに見られてる気がして…』


『あの変なファイルを見てからこうなんですよ!一体どういうことなんですか!?』


青木からの連絡を聞いて冠城はこうなった事態を思い出した。

そもそもの発端は自分が俊雄の絵と伽耶子の日記を見つけたからだ。

恐らくあれは五年前に消えた呪われた世界から移動した右京たちが持ち込んだモノ。

だがここでひとつだけ気になることがある。

警視庁のデータベースに記録されていた佐伯家の事件に関するファイルは誰が作成した?

あのファイルを記録したのは特命係だと記されていた。

しかし冷静に考えてみればあんなファイルを右京が残すだろうか?

答えは否。それは絶対にありえない。

かつて呪いの世界を創り出した伽耶子の痕跡を杉下右京なら決して残すはずがない。

それでは一体誰があのファイルを遺したのだろうか?
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 16:57:12.58 ID:VKN7a1Ov0


「そうか…佐伯伽椰子…アンタ自身だったのか…」


冠城は背後に近づいて来る伽椰子に対してそう呟いた。

正確に言えば伽椰子本人ではなくとり憑いていた陣川にやらせたのだろう。

陣川ならアレでも警視庁の職員で以前は短期間だが特命係にも在籍していた。

つまりあのファイルはもしもの時のために残しておいた伽椰子のバックアップだった。

それがこの五年掛けてようやく封印が解けた。

あの佐伯伽椰子が暗闇の底から復活を遂げようとしていた。


『冠城さん…助けてください…変な不気味な声が来るんです…なんとかして…』


携帯越しから青木の助けを呼ぶ声が聞こえてきた。

普段は邪険に扱っているし嫌なヤツではあるがこうなった原因は自分にある。

なんとかしてやりたいが冠城自身にも伽椰子の魔の手が迫りつつある。

一体どうすればいいのか…?
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:01:18.58 ID:VKN7a1Ov0


「こうなったら…」


そんな時、冠城は先ほど過去の世界に飛んだ時の出来事を思い出した。

かつて右京はこの悪霊を深い闇へと封じ込めた。

あの方法は右京たち自身の存在を消滅させるという自己犠牲によるものだ。

もしもアレと同じ解決方法を望むのなら方法は唯一つ、

伽椰子が遺したあのファイルを読んだ自分たちがこのまま手に掛けられることで

誰に知られることもなく伽耶子の存在を抹消させるしかない。

元々自分の不始末でこうなった。この脅威が外に出ればどんな事態に陥るか…

だから覚悟は出来ている。だが…ひとつだけ躊躇せざるを得ない要素があった。

この方法では犠牲が生じてしまう。

犠牲とは青木のことだ。彼は今回の件で巻き込まれただけにしか過ぎない。

いくら嫌なヤツだからといってもさすがに巻き添えを喰わせるのは酷だ。

それでも今ここでなんとかしなければまた五年前と同じ惨劇が起きる。

それだけはなんとしても阻止しなければならない。

こんな元旦の日に初日の出も見ずに死ぬなんて冗談では…
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:02:19.73 ID:VKN7a1Ov0


「考えろ。こんな時…杉下右京ならどうする…?」


思えば右京が行った方法は本当に完全なる解決方法だったのか…?

いや、今にして思えば彼は伽耶子を闇に封じる際に後悔していた素振りがあった。

つまりあの方法は一時的なその場しのぎではあったがやり方は誤りだったのかもしれない。

それがたとえ大勢の人々を殺めた罪人だとしてもだ…

それでは本来なら右京はどんな解決策を望んでいたのか?

ひょっとして彼は怨念と化した伽椰子すらも救いたかったのではないのか?

もしもそうだとして一体どうやって救えばいい?そういえば…

そこである答えを導き出した冠城は廊下を一歩ずつ歩き出した。

だがその足取りはまるで鎖にでも繋がれたかのように重たかった。

力を入れないと何かに引っ張られて何処かへ連れて行かれそうな感覚が過る。

それでも踏ん張らなければならない。とにかく一歩、また一歩と歩いた。

本来なら数秒でたどり着けるはずの玄関が遠くにあるように思えてならない。

そしてなんとか玄関前にたどり着いたその時だった。

玄関の扉を開けようとドアノブに手を伸ばした。すると誰かが自分の手を掴んできた。

ガシッと掴んできた腕は人の温もりなど感じさせない冷たい腕だ。

なんとか解こうとしても、とてつもない力に押さえつけられて振りほどく事も出来ない。

こんな細い腕のどこに大の男を締め付ける力があるのか不思議でならなかった。

それから冠城は恐る恐る、この腕の先を覗いた。


『あ゛…あぁぁぁ…』


そこには一人の女がいた。

腰まで伸びた長い髪に白いワンピースを着た恐ろしい形相をしたこの女。

過去の世界で目撃したあの佐伯伽耶子だ。

伽耶子と顔を合わせてしまいその恐ろしさに硬直して身体が満足に動かない。

そんな伽耶子だが顔を近づけようとしてきた。

どうやら過去の犠牲者と同様に自分のことも殺すつもりらしい。

あともう少しだというのに…

このまま大人しく殺されなければならないのか。
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:06:43.31 ID:VKN7a1Ov0


『――――あとのことは頼みます。』


そんな孤独と恐怖に打ち負けそうになった瞬間、ふと誰かの声が過ぎった。

それは彼だ。甲斐享。

過去の世界で消滅する寸前だったカイトを窓から覗いていた時、

目が合った彼から告げられたかもしれない言葉だ。

そうだ。この事件は杉下右京の相棒たちが希望を繋いできた。

かつて亀山薫は警察官としての職務を捨ててでも右京たちの身を守った。

同じく神戸尊も過去に犯した罪と向き合いながら彼らをこの家に導いた。

すべてはこの事件を解決するため、そして自らの正義を貫いたからこそだ。

それにカイトとて同じだ。あの時、彼は自分の消滅を受け入れた。

自らの罪とそれに後のことを冠城に託して…

杉下右京の相棒たちが繋いできた希望はまさにこの時のためにあったのではないか?

そして自分も…

冠城がこの事件に興味を抱いたのは単なる好奇心だけではなかったのかもしれない。

それはこの家とか関わった特命係として使命ではなかったのだろうか。

ならば彼らが繋いできた希望を自分で絶やすわけにはいかない。

今こそこの事件に幕を下ろす。十年前から続くこの呪われた負の連鎖に決着をつける。

それが特命係の宿命ならば…


「この…行け…あと少しだ…」


決意を新たにした冠城は再び腕に力を入れて扉のドアノブを回そうとした。

踏ん張れ。恐怖に怯えるな。あと少しだ。

自分自身を叱咤激励してなんとかこの扉を開けようとした。

それでもあと少しというところでどうしても扉を開けることが出来なかった。

伽耶子の力による影響なのか金縛りにあっているかのように未だに全身が硬直している。

そのせいで唯一動ける腕にどうしてもあとほんの少しの力が入らない。

その間にも伽耶子が冠城に迫ろうとしていた。まずい。殺される。

まさに窮地に立たされたこの瞬間、思いもよらない事態が起きた。
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:08:26.10 ID:VKN7a1Ov0


扉が自然に開き出した。冠城自身が開けたわけではないのにどうして…?

同じく扉が開いたことで伽耶子も驚きを隠せなかった。

何故なら扉から一筋の光が差したからだ。光は伽耶子の全身に当てられた。

その眩しさに思わずたじろぐ伽耶子。この光の正体は何なのか?


「これは新年の夜明けだよ。」


冠城は自分の腕時計で現在の時刻を確かめながらこの光の正体を告げた。

今の時刻は早朝6時過ぎ、この時期なら朝日が見える時刻だ。

何故伽耶子にこの太陽の光を浴びせるのか?過去の世界で既に右京は答えを示していた。

かつて呪いという闇が伽耶子の心を支配した。

その闇の底に伽耶子を堕とすことは決して完全な解決には至らない。

負の連鎖を完全に断ち切るのは闇ではない。光であるべきだ。


『……光……暖かい……』


初日の出を拝む伽耶子の目から一筋の涙が零れ落ちた。

伽耶子は光の中に何かを見つけたのかそっと手を伸ばそうとしている。


『と…し…お…』


俊雄と…恐らく光の中に自分が居た時間軸の俊雄を見ているのだろう。

それから伽椰子は光に導かれるようにこの場から消えた。

余りにも一瞬で、それでいて呆気ない終わり方だった。いや、これでいい。

この事件は既に5年前に終わっていた。これは過去の亡霊が生み出した幻にしか過ぎない。

その亡霊がようやく闇から抜け出せた。すべては終わった。

そして一連の出来事を見届けた冠城は緊張の糸が途切れたのかその場で気を失った。
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:09:58.14 ID:VKN7a1Ov0


…ぎ…く…


…か……ぶ……ん…


「冠城くん、いい加減起きたらどうですか。」


「ふぁ……右京さん!どうして!?」


気づけば目の前に杉下右京が居た。しかも外に連れ出されていた。

一体どうして右京が自分の目の前にいるのか?

この事態に何がどうなっているのかわけがわからず狼狽えていた。


「あ…その…とりあえず聞きたいのは…俺どうしてたんですか…?」


「今から1時間前、
この家に入ろうとしたら気を失ったキミが扉から倒れるように現れました。
まさかと思い救急車を呼ぼうと思いましたがどうやら寝ていたみたいなので
起きるのは待っていたのですがまさか1時間も寝られるとは思いませんでした。」


右京は呆れるように今の状況を説明してみせた。

そのことを知った冠城はすぐに腕時計で現在の時刻を確かめた。

既に時刻は朝の7時を回っていた。

右京の言うようにあれから1時間も寝過ごしていたようだ。

そのことに気づいた冠城はすぐさま携帯を取り出して青木に連絡を取った。

連絡に出た青木は携帯から怒鳴り散らしていたものの無事であることは確認できた。

ちなみに青木もまた冠城と同様の方法を行っていたらしい。

余りの恐怖に耐えかねた青木はベランダから外に逃げようカーテンを開けた。

すると丁度、朝日が部屋に入り込み気づけば恐ろしい気配が忽然と消えたそうだ。

とりあえず無事で良かった。

青木の無事を確認した冠城は今回の件はすべて忘れろと忠告を促して連絡を切った。

それにしても気になるのは右京だ。どうして彼がここにいるのか?

何故ならこの時間軸の右京は佐伯家の事件とは一切関わり合いがない。

つまり彼がこの家を訪ねに来る理由がないのにどうして来たのか?その理由を尋ねた。
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:11:31.20 ID:VKN7a1Ov0


「実は今から5年前のことです。ある奇妙なメールを受け取りました。」


右京は自らの携帯を提示してそのメール文を冠城に見せた。

それは以下の内容が記されていた。


『杉下さん、5年後の2018年1月1日に東京都練馬区寿町4-8-5に向かってください。』


それはまるで先ほどまで起きていた出来事を予言するかのような内容だった。

一体誰がこんなメールを送ってきたのか?

気になった冠城はこのメールを出した送り主を確認した。するとそれは意外な人物だった。


「カイト…まさかこれは甲斐享からのメール…?」


「そうです。5年前の3月13日のことです。
いつものように花の里へ向かおうとしたらカイトくんからこのメールが届きました。
気になりましたがそのすぐ後に僕たちは鷲尾隼人くんの誘拐事件に遭遇して
彼にこのメールについて問い質すことをすっかり忘れていました。」


事情を聞いて冠城はあることを思い出した。

2013年の世界でカイトが消える直前、誰かにメールを送っていた。

なるほど、これですべてがひとつに繋がった。

それは冠城が過去の世界に行った時にカイト自身もある疑惑を抱いていた。

もしも2013年で伽椰子との因縁に決着がついていたのなら

未来から冠城が現れることは決してあり得なかった。

いずれ伽椰子は復活する。カイトもそのことを危惧していた。

だから彼は消える直前、冠城にすべてを託した。

そして冠城の助けとなるべく

この時間軸の右京にメールを送ることで彼をここへ来るように仕向けた。


「実は僕自身も昨日までは忘れたままでしたよ。
そう、キミがあの妙な絵と日記について聞いてくるまでは…
細かいことが気になるのは僕の悪い癖ですから。」


カイトは右京の性格を把握していた。

こんなメールを残せばきっと右京はこの家を訪ねるはずだと確信した。

さすがは元相棒だと思わず苦笑いを浮かべてしまった。
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:12:42.10 ID:VKN7a1Ov0


「それでキミはどうしてこの空き家を訪ねたのですか?
わかっていると思いますが空き家といえど不法侵入を犯しているわけですよ。」


「あ、それは…とある事件の証拠品を関係者に返却しに来たんです。」


「証拠品とはあれのことですか?」


右京が指したのは今も開けられたままの扉の先にある玄関前に置かれた絵と日記だ。

それはまるで長年離れ離れになったままの母と子がようやく再会した場面を思わせた。

形がちがうがあの呪われた時間軸の伽耶子と俊雄もこうして再会を果たせた。

もうこの親子の仲は引き裂かれることもないだろう。


「キミ、持ち物はちゃんと本人に返すのが基本ですよ。
いくら不在とはいえこのまま放置して帰るのは警察官としてどうかと思いますがねぇ。」


「苦言はご尤もです。唯、今回に限ってはたぶんこれが正解なんです。お叱りは後ほどで。」


「よくはわかりませんがそこまで言うなら…
ところで何か奇妙ですねぇ。以前にもこんな事情をわからずに押し通された気がします。」


「まあ、右京さんにもわからないことくらいあってもいいじゃないですか。
世の中知りすぎるとろくなことがありませんよ。
それこそこの世が破滅を辿るようなそんな事態がね…」


何も知らない右京に冠城はまるで皮肉かのような警告を促した。

もうこの世界にあのような惨劇は起きないだろう。

それでも好んで鬼の棲家に入り込み薮を突く真似は避けたい。

この事件はようやく終わりを迎えたのだから…
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:13:34.20 ID:VKN7a1Ov0


「それでは要件は済んだのですから早く行きましょう。
いくら空き家とはいえ、警察官がいつまでも無断で居ていい場所ではありませんよ。」


「そうですね。それじゃあ…」


右京に促されながら冠城はこの家の扉を静かに閉めた。

扉を閉める寸前、

もう一度寄り添い合うように置かれた絵と日記を見つめながら願った。

どうかこのまま安らかに眠ってほしい。

今度こそ静かな安らぎを―――

こうして十年に及ぶ特命係と佐伯家の因縁は静かに幕を下ろした。


<<エピローグ(後編) 伽耶子 完>>
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:20:04.32 ID:VKN7a1Ov0
とりあえずこれで特命係と佐伯一家を巡る因縁の物語は終わりです。
最後呆気ないなと思われる方は申し訳ありません
元々このssは当時の拙い文章を修正したくて書いただけのものですから

ちなみにラストは当時は伽椰子を闇に封じるやり方でしたが
もしも他に方法があるならどうしようかなと思い逆の方法で光に導くやり方を取りました。
当時のラストがよかったんじゃねと思う方はごめんなさい。

302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:23:09.80 ID:VKN7a1Ov0
ちなみに>88と>89の抜けた部分です

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:23:40.64 ID:VKN7a1Ov0


「ブハァッ!オゲェ!ゲホッ!ゲホッ!何ですかこのお酒!?酷い味だ!?」


「酷い味ってそんな…つい三日前に買ったばかりですよ…?」


あまりの酷い味に清酒を吐き出してしまう神戸。

他人さまの家でさすがに失礼だと思われる行為だが本当に最悪な味だった。

普段はワインを嗜む派の神戸でも清酒が飲めないわけではない。

だが飲んだ瞬間、まるで全身に吐き気を催す程の悪寒が過ぎった。

それほどまでにこの酒は最悪なモノだった。
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 17:24:08.65 ID:VKN7a1Ov0
修正完了、これで本当に終わりです
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 17:49:38.93 ID:toPoq5uUO
おおう、元の世界はパンデミックのままか
面白かった
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 18:30:18.38 ID:ldDR8pRf0
乙です
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/14(水) 19:39:47.37 ID:KqeqXPnq0
読ませて頂きました、呪怨は原作からしてバットエンドばっかりでしたからこうしたハッピーエンドで終わる物語は読んでて気持ちが良いです
作者様もお疲れ様でした、
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/15(木) 18:49:35.26 ID:dB6/xgGSO
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