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【安価】陽炎「そろそろバレンタインのお返しを準備しないとね」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 18:46:12.12 ID:oF0Kc95F0
黒潮「はぁ…そんで?」
陽炎「いや、あんたの意見を聞きたくてね」
黒潮「意見も何も…うちはホワイトデーに返す予定ないからなぁ。うちに聞かれても困るで」
陽炎「そうなの?」
黒潮「そうなのもなにも…ホワイトデーにバレンタインのお返しをするのは姉さんと司令はんくらいやと思うで?」
陽炎「いやいや、黒潮だって親潮にバレンタインチョコ貰ってたじゃないの」
黒潮「それは友チョコいうてな? 友人同士でバレンタインに交換するチョコで、ホワイトデーにお返しはしないんや」
陽炎「なっ…そうだったの…。う〜ん、でも私はバレンタインに返してないのよね…」
陽炎「バレンタインに返してない場合私はどうすればいいのかしら?」
黒潮「そうやなぁ…まぁ、そういう事ならホワイトデーに返してもいいんやない?」
陽炎「そう? そうよね! それならやっぱり何かバレンタインのお返しを準備しないとねっ!」
陽炎「そこであんたに相談なのよ! 私、こういうのには疎いからどんなお返しをすればいいのか分からなくて…」
黒潮「まぁ、そういうことなら相談に乗るで」
陽炎「さーんきゅっ!」
黒潮「そんで、そもそも姉さんは誰にチョコを貰ったんや?」
陽炎「私が貰ったのは不知火と夕雲と秋雲の三人ね」
黒潮「そ、そうなんやな…」(なんだかちょいと不穏な空気を感じる三人やなぁ…)
黒潮「ちなみに姉さんはバレンタインにどんなチョコを貰ったんや? 貰ったのが高級なやつなのに、安いやつ返したらバランス悪くなるで?」
陽炎「確かにそうね。えっと、まず不知火からは
>>3
を貰ったわね」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1520847971
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 18:52:18.77 ID:39CGe4xoO
アポロチョコ
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 18:52:22.77 ID:B6eNOTkb0
ジャン=ポール・エヴァン
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 19:58:11.61 ID:oF0Kc95F0
陽炎「えーっと、確か…『ジャン=ポール・エヴァン』っていうやつだったわね」
黒潮「なんやそれ?」
陽炎「うーん、私もよくわからないんだけどかなり美味しかったわね」
黒潮「ほーん、パソコンで調べてみよか! ええっと…ジャ、ン、=、ポ……」カタカタ
陽炎「どうだった?」ヒョコッ
黒潮「ちょ、ちょい待ちや!」(ね、姉さんはいちいち距離が近いで! そんな顔を近づけられると姉妹でもすこし照れてまうで…///)
陽炎「あ、ごめんね? そんで、どうだった?」
黒潮「あぁ、えっとなぁ……。うわ…これ、めちゃくちゃ高級な奴やん!」
陽炎「えっ……うわ、本当ね。これ、すごい高いわ」
陽炎「不知火の奴…………義理チョコにこんなお金かけるなんてどうかしてるわね!」
黒潮「はぁぁっ!?」(いやいやいやいや! 駆逐艦のうちらがこんな高級なのを義理にできるかいな! 間違いなく本命やで!)
陽炎「それにしても、こんな高かったのねぇ……」オカエシドウシヨウカシラ
黒潮「姉さん…」(これ、かなりあかんとちゃう? 不知火姉さんは本命で、図らずとも陽炎姉さんはホワイトデーにバレンタインのお返しをしようとしている……)
黒潮(陽炎姉さんが下手なもんお返ししようものなら……血が流れるで…)ゾクゥッ
黒潮「ち、ちなみにやけど…もし、陽炎姉さんが不知火姉さんにお返しするとしたら何をお返しするんや?」
陽炎「何をお返しって…それが分からないからあんたに聞きに来たんじゃないの!」
黒潮「ちやみにや、ち・な・み・に! 仮に陽炎姉さんがお返しするなら何をお返しする?」
陽炎「何を返すか…そうねぇ、もし私がお返しするとしたら
>>6
を返すわね」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 20:01:34.49 ID:vJa6jxWVo
新しいスパッツ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 20:02:28.72 ID:w9jx9oB20
チョコポッキー
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 20:27:00.05 ID:oF0Kc95F0
陽炎「私なら、チョコポッキーをお返しに選ぶわね」
黒潮「ぽ、ポッキーぃぃぃっぃぃぃぃぃぃっ!??!?!??!??!?!?!?!?!??!」
陽炎「な、なにそんなに驚いているのよ」
黒潮「チョコポッキーを悪くいうわけじゃないけど、不知火姉さんから貰ったもののお返しとしては明らかにバランスが悪いやろっ!」
陽炎「えー…でも、よく言うじゃない! 『気は心』って」
黒潮「いやいや…」(ん……ちょっと待ちや)
黒潮(ポッキー……意外と面白い選択なんやない?)
黒潮(バレンタインのお返しに陽炎姉さんがポッキーを不知火姉さんに渡す→不知火姉さんはホワイトデーという事もあり何か特別なことを期待しているのにポッキーを貰う→何か裏があるのではと深読みする→深読みした結果ポッキーゲームというものを連想する)
黒潮「ふむ…意外と悪くない選択なんやないか?」
陽炎「え、そうかしら?」
黒潮「うん。それよりも、もしかすると不知火姉さんはかなり喜んでくれるかもしれへんで?」
陽炎「そ、そう? 私、意外と才能ある?」
黒潮「うんうん、天然ジゴロは伊達やないなっ!」
陽炎「天然ジゴロ…?」
黒潮「いや、何でもないんや」
陽炎「そう? まぁ、いいけどね。よし、そんじゃ不知火にはポッキーで決定ね!」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 20:30:58.83 ID:oF0Kc95F0
陽炎「それじゃ、次は夕雲ね!」
黒潮「夕雲はんかぁ…夕雲はんには何を貰ったん?」
陽炎「夕雲には
>>10
を貰ったわね」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 20:32:12.46 ID:vh6d6NDk0
手作りのハート形チョコ
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 20:32:40.53 ID:9/guuugOO
手作りの特大ハート型チョコ
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 20:44:48.80 ID:oF0Kc95F0
陽炎「夕雲からは手作りの特大ハート型チョコを貰ったのよ」
黒潮「う、うひゃぁ…重いなぁ…。ちなみに特大って言うのはどれくらいなんや?」
陽炎「かなり大きかったわね。なんとか一人で持てるくらいの大きさだったかな」
黒潮「す、すごいなぁ…それはチョコ自体が重いだけじゃなく夕雲はんの気持ちもかなり重いんやろうなぁ…」
黒潮「ちなみにだけど、そんなに大きいんならそのチョコには何かトッピングとかされてたん?」
陽炎「あぁ、トッピングというか何か文章が書かれてたわね」
黒潮「文章? あぁ、メッセージプレートみたいなもんか。何が書かれてたん?」
陽炎「確か…
>>13
って書かれてたわね」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 20:48:28.15 ID:vh6d6NDk0
下
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 20:52:14.59 ID:w9jx9oB20
永遠にあなただけを愛す
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 21:09:21.80 ID:aKxi5pgq0
ヒェッ...
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 21:28:35.64 ID:oF0Kc95F0
黒潮「『永遠にあなただけを愛す』って書いてたんか?」
陽炎「そうよ」
黒潮「か、陽炎姉さん……すごいんやな」
陽炎「ん、何が? それにしても夕雲も大げさよね! 『永遠にあなただけを愛す』って、カップルじゃないんだから」ケラケラ
黒潮(いやぁ…向こうはカップルになる気満々だと思うけどな…ん、ちょっと待ち)
黒潮(陽炎姉さんと不知火姉さんは同部屋。そんな大きなチョコを貰った場で食べきれるわけない、つまり…)
黒潮「な、なぁ、姉さん? そのチョコって部屋に持ち帰ったりした?」
陽炎「もちろんよ。かなり大きかったから部屋に持ち込んで数日かけて食べきったのよ」
黒潮「わ、わぉ……し、不知火姉さんは何か言ってへんかった?」
陽炎「不知火? うーん…『これは誰からの贈り物ですか?』とは聞かれたけどそれ以外は特に何も聞かれなかったわね」
黒潮「そ、そうなん?」(なんや、意外やな)
陽炎「あ、でもその後、私ひとりじゃ食べきれないから不知火に食べるのを手伝ってもらったわ」
黒潮「な、なんやて!?」(き、鬼畜や…)
陽炎「そんなに驚くこと? あ、そういえばあの時の不知火はちょっと変だったわねぇ…」
黒潮「変?」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 21:30:08.68 ID:oF0Kc95F0
陽炎「うん。私が食べるの手伝って、って言ったら、あいつ『分かりました。では、食べやすいように半分に割りましょう』とか言って、瓦割するみたいに思いっきしハートのチョコを半分に叩き割ったのよね」
陽炎「なんかストレスでも溜まってたのかしら?」
黒潮「あぁ…まぁ、不知火姉さんもいろいろと溜まってたんやろうなぁ…」(これ、ほんまにいつか陽炎姉さん殺されるんやないか?)
陽炎「え、不知火って本当に何かを溜めこんでたの? そう…何か溜め込んでるなら、今度ゆっくり不知火と話してみようかしら…」
陽炎「あいつとは二人部屋ってこともあって、かなり近い関係だったから逆に気付かなかったのかもなぁ……お姉ちゃん失格ね」
黒潮「お、おぅぅ。ま、まぁ、ええんやないか…?」(こういうところがモテる秘訣なんかなぁ…。まぁ、これに関しては特にうちが何か言う必要もないよな?)
陽炎「おっと、ちょっと脱線しちゃったわね。今は夕雲へのお返しをどうするか決めないと!」
黒潮「せやなぁ…ちなみに、さっきと同じように、もし姉さんが夕雲はんにお返しするとしたら何をお返しするんや?」
陽炎「うーん、そうねぇ…私なら
>>18
をお返しにするわね」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 21:30:42.38 ID:vh6d6NDk0
大和ホテルのディナー
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 21:32:56.56 ID:B6eNOTkb0
吉野家の牛丼
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 21:33:28.87 ID:x4ldDU3TO
チョコポッキー
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/03/12(月) 21:33:56.63 ID:asnNNi1DO
+宿泊
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/12(月) 22:19:32.33 ID:oF0Kc95F0
陽炎「やっぱり吉野家の牛丼かしらね!」
黒潮「はぁぁぁぁぁんっ!?!?!??!??!?!??!???!?!?!?」
陽炎「何よ、さっきと同じような反応しちゃって」
黒潮「いやいや、吉野家の牛丼て…さすがにあかんやろっ! あそこは女子供だけでいくような所やないんやっ」
陽炎「大丈夫よ、大盛りねぎだくギョクを頼めばいいんでしょ?」
黒潮「あ、あぁ…まぁ、それなら……って、ちっがーう! 違うで! な・ん・で! なんでハートのチョコのお返しが吉野家の牛丼なんや!」
陽炎「いや、向こうがあまい、おもい、でかいで来たからこっちはうまい、やすい、はやいで対抗を…」
黒潮「いやいや、意味が分からん! キャッチコピーで対抗しないでええねんっ! そもそも、別に対抗できてへんからなっ!」
陽炎「何よ、さっきは才能あるって言ってくれたじゃない」
黒潮「いやいや、別にうちは才能あるとは言ってへんよ…。まぁ…吉牛じゃなくてすき家って言ってたら少しは才能感じてたかもな」
陽炎「すき家? なんで?」
黒潮「あ、あんたのことが好きや……な、なんちゃって」カァァ///(う、うわぁ、は、はっずぅぅっ!! なんで、うちがこんなはずいことをっ!)
陽炎「黒潮………最近ちゃんと寝てる? 疲れてない?」
黒潮「う、だ、大丈夫やっ! と、とにかく吉野家の牛丼はさすがにまずいで!」
陽炎「そう? うーん、それならあんたは何がいいと思うの? もし、そっちの方がいいと思ったらそっちにするわよ」
黒潮「そうやなぁ…ハート型のチョコのお返し……うちなら
>>23
やな」
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 22:25:44.96 ID:x4ldDU3TO
鎖鎌
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/12(月) 22:27:48.99 ID:xrufguF2O
花束
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 00:39:46.86 ID:VnqNwCgjO
受難書いてた人かな、期待
踏んでたら↓
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/13(火) 20:12:55.91 ID:/vEX1amq0
黒潮「うちなら…花束を渡すなぁ」
陽炎「花束…黒潮、あんたって意外とロマンチックというか乙女なのね」
黒潮「せ、せやろか? 別にロマンチックとかやないけど花束って言ったら一番メジャーでオーソドックスなプレゼントやろ?」
陽炎「そうねぇ…確かに花束もいいけど吉野家の牛丼も捨てがたいわね、どうしようかしら」
黒潮「いやぁ、ホワイトデーのお返しで吉野家と花束だったら花束一択やと思うけどなぁ…」
陽炎「うーん…決めたっ!
>>26
にするわっ!」
>>26
コンマ
偶数→吉野家
奇数→花束
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/13(火) 20:13:37.30 ID:LVRrkHsWo
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