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【ガルパン】エリカ「第64回戦車道全国高校生大会」
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202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:38:49.04 ID:9TwzfuU50
エリカ「どうやら上手くやってるみたいね」
エリカ車砲手「私もやっつけたい!ドカーンと!」ウズウズ
エリカ「今回は私たちがフラッグ車なんだから慎重にいかないとでしょ」
エリカ車砲手「さっきから逃げてるだけじゃん!」
エリカ車操縦手「そりゃ、偵察に見つかったんだから移動しないとでしょ」
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:40:12.13 ID:9TwzfuU50
エリカ「あんたは黙って、そいつでも構ってなさい」
継続生徒B「そいつって何?ウチにはちゃんと名前が」
エリカ車砲手「君可愛いね?いくつ?どこ住み?てかL〇NEやってる?」
エリカ車操縦手「おい」
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:40:52.65 ID:9TwzfuU50
パンター三号車車長「っ!停止」
パンター三号車装填手「っとと、なに!?」
パンター三号車車長「今W号が居た。下がって」
パンター三号車操縦手「ほい」
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:42:26.34 ID:9TwzfuU50
W号J車長「後ろにパンターだ!旋回旋回!」
パンター三号車車長(W号とパンターの旋回速度は同じ…)
パンター三号車車長(私は90度、あなたは180度)
パンター三号車車長「逃げれば良かったのにねぇ。撃て」
ドォォォン!
シュポッ
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:43:33.49 ID:9TwzfuU50
パンター三号車砲手「よし!」
パンター三号車車長「…!下がって!」
ドォォン!
T-34-85車長「かわされた!装填急いで!」
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:44:27.07 ID:9TwzfuU50
パンター三号車通信手「また!?」
パンター三号車車長「3時方向、T-34。砲塔旋回、装填急げ」
パンター三号車装填手「…完了!」
パンター三号車車長「撃て」T-34-85車長「撃て!!」
ドォォォン!ドォォン!
ガッ!ガッ!
シュポッ
シュポッ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:45:35.59 ID:9TwzfuU50
パンター三号車車長「…」チッ
T-34-85車長「相打ちか…」
パンター三号車車長『悪い隊長。やられた』
エリカ『ん、よくやったわ』
パンター三号車車長『健闘を祈る』
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:46:12.92 ID:9TwzfuU50
T-34-85車長『ごめんアキちゃん!やられちゃった!あとW号も!』
ミッコ「火力要因もやられてきたかぁ」
アキ「行くよミッコ!」
ミッコ「あいよー。ミュージックスタート!」ポチッ
〜🎵
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:46:57.51 ID:9TwzfuU50
アキ「前進!!」
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:47:48.78 ID:9TwzfuU50
ラング二号車車長「あっ!BT−42発見!追え!」
ラング二号車操縦手「あいよ!」
ラング二号車車長「私たちがMVPだー!」
ラング二号車砲手「おうとも!」
ミッコ「来てる!?」
アキ「来てる来てる〜。じゃ、頼んだよ!」
ラング二号車車長「って、影からKV-1!?」
ドォォォン!
シュポッ
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:49:00.45 ID:9TwzfuU50
ラング二号車車長『ごめんなさい隊長!やられました!』
エリカ『そう…。わかったわ』
ラング二号車車長『あと、相手フラッグ車が動きはじめました!』
エリカ『ん、ありがとう』
エリカ(今まで潜んでいたのに動き出した…?どういう事?)
213 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:56:28.36 ID:9TwzfuU50
継続生徒B「キタアアアアアア!!!」
エリカ車砲手「えっ、なに?」
継続生徒B「アキさんミッコさんが動き出した!これであなたたちの負けよ!」
エリカ「何言ってんだか」
継続生徒B「あの人たち、すごいんだから!!」
継続生徒B「人呼んで、『継続の蒼い弾丸』!!」
214 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:57:12.46 ID:9TwzfuU50
〜🎵
ミッコ「次は?」
アキ「二つ目の交差点を右。そこにV号が居るって」
ミッコ「あいよー」
アキ「あっ、いた!トュータ!」
ドォォォン!!
シュポッ
215 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:58:10.70 ID:9TwzfuU50
V号車長「えっっ!やられた!?」
ミッコ「いっつも思うけど、よく行進間で当てるよね」
アキ「練習したからね〜。次左」
ミッコ「あーい」
〜🎵
216 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:59:08.11 ID:9TwzfuU50
W号一号車車長「正面!T-34!」
T-34-76車長「撃て!」
W号一号車車長「右に!」
ドォォン!
ガキィン!
W号一号車車長「かすめただけだよ!反撃!」
217 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 21:59:54.33 ID:9TwzfuU50
ドォォン!
シュポッ
T-34-76車長「やられちゃったかー。お、来た来た」
W号一号車車長「すぐ後退!この場を離れます!って嘘!?」
ミッコ「もう遅いんだよねえ」
ドォォォン!
シュポッ
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:00:40.33 ID:9TwzfuU50
W号一号車車長『すみません!やられました!』
エリカ「V号とW号も…」
エリカ車操縦手「エリカ、どうするの?」
エリカ「6対3とはいえ、すごい勢いでやられてるし少しずつこっちに向かってる…」
219 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:01:34.94 ID:9TwzfuU50
エリカ車砲手「ケリをつける、でしょ逸見?」
エリカ「ええ…」
エリカ「ねえ、BT-42とウチの他の車両の場所は分かる?」
エリカ車通信手「えっと…」
220 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:02:40.56 ID:9TwzfuU50
〜🎵
ミッコ「録音したやつだといまいち調子でないな〜」
アキ「ミカ居ないんだから仕方ないでしょ。あ、3つ先にパンターが居るみたい。横滑りでいこう」
ミッコ「ん〜」
ギギギギギギギ
ドォォォン!
シュポッ
221 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:06:10.99 ID:9TwzfuU50
パンター六号車車長「真横に移動してた…」
パンター六号車装填手「って、一瞬でやられたよ!?」
パンター六号車車長『ごめんなさい隊長、やられました!』
エリカ『ん、お疲れ。気にしないでいいわ』
パンター六号車車長『はい…!』
エリカ「さて、頼むわよ…!」
222 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:07:29.49 ID:9TwzfuU50
〜🎵
アキ「あっ!今ティーガーUが見えた!!」
ミッコ「まじ!?フラッグ車かな?」
アキ「わからないけど追おう!」
ミッコ「わかった!」
アキ「もしかしたら…」
ミッコ「うん…。決勝、行けるかも」
223 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:08:05.00 ID:9TwzfuU50
アキ「いた!」
ミッコ「くそ!また曲がる!」
アキ「速く速く!逃がさないでよ!」
ミッコ「わかってるって!アキこそ外すなよ!」
アキ「任せてよ!」
224 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:08:52.28 ID:9TwzfuU50
エレファント車長「てー!」
ドォォォォン!!
アキ・ミッコ「あ…」
ガッッ!
シュポッ!
225 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:09:40.68 ID:9TwzfuU50
『継続高校フラッグ車、走行不能!』
『黒森峰女学園の勝利!!』
ワァァァァァァァ!!!
226 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:13:54.94 ID:9TwzfuU50
ティーガーU二号車車長「いやぁー、釣れた釣れた!」
ティーガーU二号車操縦手「疲れた…」
エレファント砲手「3年間で一番緊張する一発だったわ…」
エレファント車長「お疲れ〜」
227 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:14:58.10 ID:9TwzfuU50
ミッコ「伏撃とは、あたしたちがやってた事そのままやられたね…」
アキ「ティーガーUに夢中になってたよ…」
ミッコ「そのティーガーもフラッグ車じゃなかったし…」
228 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:15:33.63 ID:9TwzfuU50
エリカ「兵法第七計、『無中生有』よ」
エリカ車砲手「かっこいい」
継続生徒B「あの、終わったならほどいてほしいんですけど」
229 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:16:41.69 ID:9TwzfuU50
エリカ「この子、預かってたわ」
継続生徒B「ミッコさあああん!!」ダキッ
ミッコ「うわっ!どうしたの?」
継続生徒B「怖かったですうう!!」
ミッコ「おー、よしよし」ナデナデ
継続生徒B「ミッコさん達と、優勝したかったです…」グス
アキ「ごめんね、負けちゃった」
ミッコ「また来年、自分たちで頑張りな」ニコッ
230 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:17:24.68 ID:9TwzfuU50
エリカ「今日はありがとうございました。とても勉強になりました」
アキ「いえいえそんな!こちらこそ、楽しかったです!」
ミッコ「機会があったらまたやろうよ!」
エリカ「ええ、そうね」
ミッコ「あと、こいつがお世話になりました。ほら、お礼言いな」
継続生徒B「…ありがとうございました」ボソッ
エリカ「ん、どういたしまして。じゃ」
エリカ車砲手「ばいばーい!」
231 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:21:51.93 ID:9TwzfuU50
エリカ車装填手「あの子、どの車両に乗ってたのかな?見つけた家の周囲に敵車両いなかったよね?」
エリカ「BT−42でしょ」
エリカ車通信手「だとするとすごい距離を徒歩で移動してることになりますよ!?」
エリカ装填手「「恐ろしい体力…」
エリカ車操縦手「車長も砲撃、装填、通信と兼任してることになるね」
エリカ車装填手「ひえ〜、バケモノ揃いだ…」
エリカ車砲手「あの子可愛かったな〜ウチに来ないかな〜」
エリカ車操縦手「通報」
232 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:22:48.48 ID:9TwzfuU50
審判「一同、礼!」
「「「ありがとうございました!!」」」
233 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/18(日) 22:23:45.92 ID:9TwzfuU50
『続いて、戦車道です』
『本日行われた全国高校生大会準決勝で、黒森峰女学園、大洗女子学園が、継続高校、BC自由学園を破り、決勝進出を決めました!』
『昨年と同じカードですが、今年はどんな戦いを見せてくれるのか楽しみですね!』
エリカ(きた……)
エリカ(大洗…)
234 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/18(日) 22:26:35.42 ID:9TwzfuU50
今回はここまでです
235 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 14:44:56.62 ID:yReWOarVo
乙
いよいよエリみほ対決か
236 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/19(月) 14:50:27.68 ID:4gnViZTe0
マリー有能杉!!
237 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:38:18.51 ID:6B9Dfsbc0
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
『黒森峰女学園の勝利!』
みほ「逸見さん、お疲れ様」
エリカ「あなたこそ、今回も大活躍ね」
みほ「いや、そんなことないよ!逸見さんだって良かったよ」
エリカ「まあね」
みほ「決勝戦、進出だね…」
エリカ「ええ…」
238 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:39:25.60 ID:6B9Dfsbc0
みほ「私たちにできることは少ないかもだけど、頑張ろうね!」
エリカ「もちろん。優勝しましょう。って、さっきから覗いてるの気づいてるわよ」
小梅「あちゃ…バレてました?」
エリカ「バレバレよ」
みほ「赤星さん!見てないで入ってもよかったのに」
小梅「いやぁ、お邪魔かなって」
エリカ「どういう意味よ!」
239 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:42:11.40 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(いよいよ決勝戦…)
みほ『頑張りましょう!エリカさん、小梅さん!』
エリカ『エ、エリ!?えっ、ちょ、副隊長!?』
小梅『はい!みほさん!』
エリカ『みっ、み、み…』
みほ『み?エリカさん、どうかしましたか?』
エリカ『みんなで!みんなで勝ちましょう!』
みほ『はい!』
240 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:42:38.20 ID:6B9Dfsbc0
『試合開始!!』
エリカ(勝ったら。勝ったら呼ぼう。“みほ”って)
241 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:43:42.90 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(天気が荒れてるわね…。川の流れもあんなに速い…)
エリカ(本来なら中止になってもおかしくない。連盟は何やってんのよ!)
エリカ(でも、本隊が相手フラッグ車を撃破するまでの辛抱よ)
エリカ(こっちには私が乗るティーガーUに、みほのティーガーTも居るんだから!)
ドォォォン!
小梅「うわぁ!!」
ザッパァァン!
242 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:45:53.45 ID:6B9Dfsbc0
みほ「小梅さん!!」
エリカ「敵!?交戦はやむなしね、やるわよ!」
エリカ『副隊長、何やってんの!?』
みほ『エリカさん!小梅さんが、V号が落ちた!!』
エリカ『なっ!隊長に連絡を!審判に中止の要請もしないと!』
みほ『私、助けにいく!』
エリカ『待ちなさい!一人は危ない!私も行くわ!』
みほ『危険です!エリカさんは来ないで!私一人で大丈夫だから!』
エリカ「なっ…」
243 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:46:57.02 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(…)
エリカ(何よ…)
エリカ(支えてくれだとか、あなたが居るとか言いながら…)
エリカ(そうやって、いざという時に頼ろうとしないで…)
エリカ車装填手「どうしたエリカ!?」
244 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:47:36.41 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(一人でやろうとして…)
エリカ車砲手「しっかりしろ車長!」
エリカ(私の事、信じてないじゃない…)
エリカ車砲手「フラッグ車を守るんだよ!私たちで!!」
エリカ「バカ…」
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:48:40.23 ID:6B9Dfsbc0
ドォォォン!
シュポッ
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:49:32.69 ID:6B9Dfsbc0
みほ「エリカさん、私、間違った事したかな?」
エリカ「人としては何も間違ってないわ。むしろ讃えられることよ。ただ、“西住”からは外れてるわね」
みほ「名字が“西住”だと、人の道に背かないといけないの?」
エリカ「それは…」
みほ「怖いよ…。三年生がすっごい見てくるの。誰も何も言わないけど、きっとみんな私を責めてる」
エリカ「そんなこと無いわよ!私だって、フラッグ車を守れなかった…」
247 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:50:02.50 ID:6B9Dfsbc0
みほ「そんなっ!エリカさんは悪くないよ!」
エリカ「そうやって!」
みほ「っ!?」
エリカ「そうやって…、一人で抱え込む…」
みほ「それは…」
エリカ「仲間じゃ…友達じゃなかったの…?」グスッ
248 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:51:06.56 ID:6B9Dfsbc0
小梅「隊長、今日は保護者さんの所だそうです」
エリカ「この前は後援会、その前はOG会」
小梅「大変ですね…」
エリカ「ええ…副隊長もあれから顔を出さないし」
小梅「二年生が練習を仕切ってるけど、上手くいってませんね」
エリカ「経験不足もあるだろうけど、あんな負け方したんですもの。みんな切り替えなんて出来ないわよ」
小梅「これから、どうなるんですかね…?」
エリカ「さあね」
249 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:53:12.38 ID:6B9Dfsbc0
プルルルルル プルルルルル
エリカ「くそっ!電話くらい出なさいよ!」
エリカ「はぁ…」
エリカ(十連覇は逃した。三年生は引退)
エリカ(でも、私たちは一年生)
エリカ(まだやり直せる)
250 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:53:51.47 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(西住隊長の元で、戦える)
エリカ(また一から常勝黒森峰を創れる)
エリカ(なのにどうして…)
エリカ(どうしてその隊長の妹が…、名誉ある黒森峰の副隊長が…)
エリカ(西住流は、どんな時も逃げずに前に進むんじゃなかったの!?)
251 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:54:38.14 ID:6B9Dfsbc0
トントントン ガチャ
エリカ「話とはなんでしょう、隊長」
まほ「みほが学校に来なくなってから、約一か月が経ったな」
エリカ「はあ…」
まほ「この学校に問題を起こすような輩は居ないが、やはり私一人で仕切るのは厳しい。そこで、だ…」
エリカ「…」
まほ「逸見、お前を副隊長に任命する。やってくれるな?」
エリカ「………お断りします」
252 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:55:37.94 ID:6B9Dfsbc0
まほ「…理由を聞こうか」
エリカ「私よりも、相応しい人物が居るからです」
まほ「ほう…。誰だ?」
エリカ「言わなくても解るはずです。あなたなら」
まほ「すまないが解らないな」
エリカ「あの子は優柔不断だし、頼りないし、直ぐに一人で抱え込みます」
まほ「…」
253 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:56:09.03 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「でもとても強く、優しく、仲間想いです。」
エリカ「加えて戦術立案能力、戦術変更能力、戦力分析力、更に大胆さも兼ね備えています」
エリカ「そんな人間がすぐそばに居るのに、それを差し置いて私が副隊長なんて考えられません」
まほ「そうか」
エリカ「あなたは、うやむやにしたいだけではないんですか?あの子に辞めさせることで」
まほ「何のことだ?」
エリカ「あなたも隊長なら…あの子の姉なら!あの子を立ち直らせるべきです!あの子が戻ってきて、再び副隊長をやる事が、黒森峰再建の第一歩じゃないんですか!?」
254 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:56:48.44 ID:6B9Dfsbc0
まほ「…みほは、もう戦車に乗りたくないと言っていた」
エリカ「…え?」
まほ「私はみほの姉だ。妹を想っての事だ」
エリカ「そんな…」
まほ「それともお前は、嫌がるみほを無理矢理戦車に乗せるのか?」
エリカ「…失礼します」
まほ「いい返事を期待している。期間は来週までだ」
エリカ「…私はあなたを尊敬しています。しかし、心酔も崇拝もしていません。恭順もしません」
バタンッ
まほ「…ほざけ」
255 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 21:58:28.59 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(あの子は…、戦車道をしないという道に進んだ)
エリカ(どういう方向であれ、あの子は一歩踏み出した)
エリカ(西住流は如何なる時も前に進む流派)
エリカ(私も…前に進まなきゃ)
エリカ(それに、時間が経てば戻ってきてくれるかもしれない)
エリカ「…引き受けます」
まほ「そう言うと信じていた」ニコッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:00:37.67 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(……また夢か)
257 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:01:09.53 ID:6B9Dfsbc0
小梅「決勝戦の場所、決まりました」
エリカ「教えて?」
小梅「去年と同じ、東富士演習場です」
エリカ「…随分と粋ね」
小梅「ですね…!」
258 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:02:50.83 ID:6B9Dfsbc0
小梅「全員揃いました」
エリカ「ん、ありがとう」
エリカ「じゃあ、決勝戦の編成・作戦を言うわ」
エリカ「編成はティーガーU2両、パンター6両、W号4両、ラング3両、ヤークトパンター、ヤークトティーガー、エレファント、ルクス、レオパルト各1両よ」
エリカ「ここまで質問は?」
小梅「ねえ、ずっと気になってたんだけど」
エリカ「何かしら?」
259 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:04:27.43 ID:6B9Dfsbc0
小梅「なんでティーガーTを出さないの?もったいなくない?」
エリカ「いや…そりゃああなた、誰も乗りたくないでしょ?」
エリカ「あの子のなんて言うまでもないし、まほさんのも恐れ多くない?」
小梅「まあ、確かにそうだね…」
直下「その理屈なら、来年は隊長のティーガーUも誰も乗らないよ?」
エリカ「え?うそ?なんで?」
直下「恐れ多いからだよ。ね、二年生!」
「「」」コクコク
260 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:05:33.06 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「ええ…困ったわね」
ルクス車長「あっ、でも隊長のティーガーなら逆に乗りたいって子も多いかもしれません」
直下「あー、確かに今年は隊長車に乗りたいって人多かったね〜」
直下「まほさんの時は誰もやりたがらなくて直々に指名されてたのに」
小梅「エリカさんが人気者だからだね〜」
エリカ「べっ、別にそんなこと無いわよ。からかわないで全く」
261 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:07:24.24 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「話を戻すわよ。で、作戦なんだけど…」
エリカ「…」
エリカ「…ごめん、思いつかなかった」ペコッ
「「「…」」」
エリカ「私、作戦考えるの苦手なのよ。頭固いから」
エリカ「私がどんなに頭を捻って作戦を立てようが、それはあの子の想像を超えることはない」
エリカ「それに、あの子がどんな作戦を立ててくるか、ある程度は予想はつくけれど戦術レベルに留まる程度でそれ以上はさっぱりだわ」
262 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:08:15.77 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「だから…敢えて何もしない」
「「「…」」」
エリカ「もちろん主導権を無条件で相手に渡すんだから、相当不利ってのは解ってる。自分でも本当に、ばかげているとも思う」
エリカ「でも、私たちならそれを跳ね除けて勝つことが出来ると考えているんだけど」
エリカ「異論反論非難質問、なんでも受け付けるわ」
263 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:09:25.18 ID:6B9Dfsbc0
小梅「はぁ〜…エリカさん、何言ってるの?」
直下「私たち、何があろうと隊長に付いていくよ」
ヤークトティーガー車長「そうだぞ〜」
ヤークトパンター車長「その通りです」
パンター三号車車長「だな」
ルクス車長「何があろうと従います!」
ラング一号車車長「そうです!」
レオパルト車長「わたしも!」
エリカ「あなたたち…」ウルッ
エリカ「ありがとう…。作戦名は『不動心』!さあ、練習よ!」
「「「ヤヴォール!!!」」」
264 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:10:38.26 ID:6B9Dfsbc0
決勝戦当日、東富士演習場
エリカ「…」ボー
エリカ車通信手「エリカちゃん、眠いの?」
エリカ「あまり眠れなかったのよ」
エリカ車砲手「子供みたいだな〜いつみ〜」バシバシ
エリカ「痛いから…」
エリカ車操縦手「英気を養えとか早めに寝ろとか言った本人がそれとはね」
265 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:11:19.89 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「仕方ないでしょ、隊員、特に二年生が明日は勝ちましょう〜とか頑張ります〜とかって部屋に来るんだもの。いい迷惑だわ」
エリカ車装填手「まんざらでもないくせに〜」ツンツン
エリカ「やめなさい」
エリカ車通信手「隊長は慕われてますからね〜」
エリカ「あなたたちは緊張感が無いというか、リラックスしてるというか…。全く、頼もしいわね」
エリカ車砲手「だろ〜」エッヘン
エリカ車操縦手「まあね」
エリカ車通信手「いや〜そんなこと」
エリカ車装填手「えへへ〜」
エリカ「半分は嫌味のつもりだったんだけど…」
266 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:12:08.46 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「どんな感じ?」
小梅「みんなバッチリです」
エリカ「そう、よかった」
小梅「挨拶はいいんですか?」
エリカ「ええ、いいのよ」
267 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:12:38.94 ID:6B9Dfsbc0
沙織「みぽり〜ん、みんな問題ないってさ〜」
みほ「それはなによりです」ニコッ
沙織「ねえ、逸見さんには挨拶行かなくていいの?」
みほ「いいんです」
沙織「へぇ〜、なんで?」
みほ「逸見さんは、戦車で語る人です」
268 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:13:12.62 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「ちょっと席を外すわね」
小梅「…。いってらっしゃい」
エリカ「…ありがとう」
269 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:15:00.49 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「ふぅ…」
エリカ(…)
エリカ(思えば、高校生活はあなたに振り回されっぱなしね)
まほ『どうした逸見!もう終わりか!?』
まほ『黒森峰を立て直すとか言ったのは誰だ!?』
まほ『どうしてこの程度のことも解らないんだ!!』
エリカ(まほさんは厳しいし…)
270 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:15:31.67 ID:6B9Dfsbc0
『なんであの人が新しい副隊長なのよ…』
『隊長に必死で尻尾振ってたからよ。そうに決まってるわ』
『みほさんの方がよかったなあ…』
エリカ(三年生には陰で色々言われるし…)
271 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:16:24.36 ID:6B9Dfsbc0
エリカ『待っていてください隊長!!今行きます!!!』
ドォォォン!ドォォォン!
シュポッ
エリカ(二度も優勝を阻まれるし…)
エリカ『同じく!逸見エリカ!』
エリカ(大学選抜戦で助っ人させられるし…)
272 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:17:29.10 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(ああもう!!)ガシガシ
エリカ(…)
エリカ(でも、あなたがいたから今の私がある)
まほ『よくやったな、エリカ』
まほ『エリカに任せてよかったよ』
まほ『ありがとう、エリカ』
エリカ(いい事もあったし…)ニヘラァ
エリカ(って、そうじゃなくて…)ブンブン
273 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:18:00.77 ID:6B9Dfsbc0
エリカ(とにかく私は今日、ここで…)
エリカ(全てを見せつける!)
274 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:18:59.08 ID:6B9Dfsbc0
みほ(逸見さん…)
みほ(高校に入って、初めての友達)
みほ(ちょっと変わってるけど、でもとっても優しくて…)
みほ(戦車道もすっごい強くて頼りになって…)
みほ(…)
275 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:19:39.25 ID:6B9Dfsbc0
みほ(あの事件の後も、私の事気にかけてくれたし…)
みほ(黙って出て行って、酷い事しちゃったな…)
みほ(戦車から離れるって転校した学校なのにまた始めてて…)
みほ(怒ってるよね…)
276 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:20:15.46 ID:6B9Dfsbc0
みほ(でも大学選抜戦では助けに来てくれたし、もう気にしてないのかな?)
みほ(…)
みほ(勝ちたい)
みほ(勝って言うんだ。ごめんなさい、ありがとうって)
みほ(全力で行くよ、逸見さん)
277 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:20:55.67 ID:6B9Dfsbc0
まほ「…」
「隣、失礼してもいいかしら」
まほ「どうぞ、…って、ダージリンじゃないか」
ダージリン「お久しぶり、まほさん」
まほ「観に来てたのか」
278 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:21:40.58 ID:6B9Dfsbc0
ダージリン「私の母校は残像だったけど、この試合すごく興味深かったからよ」
まほ「そうか」
ダージリン「まほさんは、やっぱり心配だから?」
まほ「何を言うか。心配することなんてないさ」
まほ「みほは言わずもがな。エリカは、元々強いしそれに仲間がいる」
まほ「かわいい教え子とかわいい妹の成長を観に来たのさ」
279 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:22:22.18 ID:6B9Dfsbc0
蝶野「両校、隊長・副隊長前へ!」
エリカ・小梅「…」スタスタ
みほ・梓「…」スタスタ
ザッ
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:23:15.54 ID:6B9Dfsbc0
エリカ「…」
みほ「…」
エリカ「この場所でまたあなたとやれること、嬉しく思うわ」
みほ「…私もです」
エリカ「いい試合にしましょう」スッ
みほ「受けて立ちます」ガシッ
エリカ「…」ニヤッ
みほ「…」ニヤッ
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:24:26.65 ID:6B9Dfsbc0
蝶野「これより、黒森峰女学園対大洗女子学園の試合を始めます!」
蝶野「礼!」
「「「よろしくお願いします!」」」
エリカ「行くわよ小梅」
小梅「はいっ!」
みほ「行きましょう梓さん」
梓「はい!」
282 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:25:37.55 ID:6B9Dfsbc0
エリカ『あーあー、聞こえる?』
エリカ『今ここにいるメンバーに、優勝経験者はいない』
エリカ『勝ちたいわよね?当り前よ』
エリカ『OGとか後輩に、暗黒時代なんて言われちゃたまったもんじゃないわ』
エリカ『それに、てっぺんからの景色、見たいでしょ?』
エリカ『相手は強い。昨年ウチを破ったうえに大学選抜にも勝ったチームよ』
283 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:26:07.15 ID:6B9Dfsbc0
エリカ『でも安心なさい』
エリカ『私たちも強い』
エリカ『乗ってる戦車を信じなさい』
エリカ『隣の仲間を信じなさい』
エリカ『そして、自分を信じなさい』
エリカ『私はあなたを信じてる』
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:26:38.68 ID:6B9Dfsbc0
みほ『皆さん』
みほ『今大会は優勝しなくても廃校にはならないし誰かを立てないといけないといったようなことはありません』
みほ『ですがやっぱり勝ちたいですよね!私は勝ちたいです!』
みほ『やる事は変わりません。みんなで勝ちましょう!』
『『『おー!!!』』』
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:27:14.79 ID:6B9Dfsbc0
沙織「さあ!みんな頑張ろう!」
優花里「はい!」
華「もちろんです」
麻子「おうとも」
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/20(火) 22:29:45.47 ID:6B9Dfsbc0
蝶野『試合開始!!』
エリカ・みほ『パンツァーフォー!!』
黒森峰女学園
ティーガーU 2(エリカ車(フラッグ))、パンター 6(小梅、直下)、W号H 4、ラング 3、ヤークトパンター 1、ヤークトティーガー 1、エレファント 1、ルクス 1、レオパルト 1
大洗女子学園
W号H(フラッグ)、ヘッツァー、三突、八九式、M3リー、ルノーB1、ポルシェティーガー、三式
287 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 22:30:23.47 ID:6B9Dfsbc0
今回はここまでです
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 22:31:48.68 ID:6B9Dfsbc0
今さらですがルクスは車長が砲手も兼任してましたね
プラウダ戦の彼女は一体…
289 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 23:32:16.19 ID:N0r+4rCH0
>>278
残像だったのか…
290 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/20(火) 23:36:16.29 ID:6B9Dfsbc0
>>289
ご指摘ありがとうございます
正しくは「残念」ですね…
自分でやっておきながら笑いました
291 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/21(水) 03:04:09.39 ID:7yiSMJThO
乙
私たちの戦いはまだまだ続く!って終わってもおかしくないクライマックス感
292 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/21(水) 04:49:43.51 ID:t4/rvPcoO
乙です!
293 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/21(水) 04:50:10.02 ID:CiCuDaUdo
並べてみるとなんだこの数と性能差
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:30:15.43 ID:Wxq/tPLG0
エリカ(と言っても、最初はじっとしてるんだけど…)
ルクス車長『行ってきます!』
レオパルト車長『行ってきまーす!』
エリカ『頼んだわよ、気を付けて』
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:31:07.30 ID:Wxq/tPLG0
優花里「順調に山の方に進めてますね」
みほ「うん、この調子なら抑えられそう」
沙織「そうすれば大分有利になるね〜」
華「でも、少しあっさりしすぎていませんか?」
麻子「確かに、去年は森を抜けて奇襲してきたからな」
優花里「まさか、大学選抜戦の時のように自走砲が!?」
華「後ろに回り込んで挟撃かもしれません」
沙織「どうするみぽりん!?」
みほ「周囲の警戒は怠らずやっるけれど敵影はないし、多分大丈夫かな」
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:31:36.74 ID:Wxq/tPLG0
ダージリン「黒森峰、偵察を出しただけで後は何もしないまま山を明け渡したけれど」
まほ「そうだな」フフッ
ダージリン「嬉しそうね。あまり賢い行動とは思えないけれど」
まほ「ああ。私はこんなことしないからな。裏切ってくれて嬉しいよ」
ダージリン「でも主導権を譲ることになるわ?」
まほ「エリカは何も考えずに行動しない。何か企んでるのか?」
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:32:03.43 ID:Wxq/tPLG0
ルクス通信手『こちらルクス、敵発見。大洗全車両山に登っていきます』
エリカ車通信手『わかりました。偵察を続けてください』
エリカ「やはり要地を抑えてきたわね」
エリカ車操縦手「どうするの?」
エリカ「二手に分かれて挟撃をするには森を抜けないといけない」
エリカ「出来ない事も無いけど、道が悪い所走るのは足に悪い」
エリカ「全車両で前から突っ込むわよ」
298 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:32:33.75 ID:Wxq/tPLG0
典子『12時方向に敵車両発見!』
沙織「数は18、本隊だね」
みほ『迎え撃ちます、砲撃準備!』
ダージリン「結局力押しだけれど…」
まほ「…」ムスッ
299 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:33:14.18 ID:Wxq/tPLG0
エリカ車操縦手「砲口思いっきりこっち向てるけど」
エリカ「いいのよ」
みほ『全車、砲撃開始!!』
ドォォン!ドォォン!
ラング三号車車長『撃ってきた!!』
エリカ『怯むな!!足を止めるな!!そうそう当たるもんじゃないわ!!』
エリカ『このまま突っ込んで相手を脅かすわよ!』
300 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:34:13.54 ID:Wxq/tPLG0
みほ『ある程度の距離までは装甲の薄い車両を狙ってください!』
華「…今です!」
ドォォォン!
ガッ!
シュポッ
ラング二号車車長『やられました!』
エリカ『構うな!進みなさい!!』
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/21(水) 22:35:21.75 ID:Wxq/tPLG0
優花里「お見事です五十鈴殿!」
華「ありがとうございます」
麻子「まず一両、だな」
沙織「ねえ!全然減速しないよ!」
エルヴィン「まるで特攻隊だな…」
あゆみ「どんどん近づいてくるよ!」
桂利奈「こわいこわい!」
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