【ガルパン】エリカ「第64回戦車道全国高校生大会」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:26:49.82 ID:FlLfuR2s0
N番煎じ
ゆっくり更新していきます
すべてのキャラを出すことは出来ないので予めご了承ください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520839609
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:27:46.93 ID:FlLfuR2s0
エリカ「さて、全国大会の組み合わせ抽選会の会場に来たわけだけど」
エリカ「流石に一人は心細いわね、小梅にも来てもらえば良かったわ」
エリカ「とりあえず席に座って待ちましょうか」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:29:03.57 ID:FlLfuR2s0
沙織「あっ、あれ!」

華「確か黒森峰の…」

麻子「感じ悪い人」

優花里「逸見エリカ殿でありますよ!」

みほ「エリ、逸見さん…」

エリカ「あら、こんにちは。皆さんお揃いで」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:30:39.01 ID:FlLfuR2s0
麻子「そっちは一人か、寂しいな」

沙織「ちょっと麻子!」

エリカ「いいのよ、それじゃあまた。決勝で待ってるから」

みほ「うん、頑張るね」

華「何も嫌味言われませんでしたね」

みほ「エリカさん、根はいい人だから」

優花里「黒森峰の隊長ですよ!ぜひお話してみたいであります!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:31:25.89 ID:FlLfuR2s0
『黒森峰女学園、3番!』


エリカ「ちょ…!えぇ…」

ザワザワ…



6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:32:21.57 ID:FlLfuR2s0
戦車喫茶ルクレール

店員「いらっしゃいませー」

エリカ「あ、一人で」

店員「空いてるお席へどうぞー」


エリカ「はぁーー…」

優花里「あっ!逸見殿!」

エリカ「あれ?大洗、あなたたちも来てたのね…」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:33:11.15 ID:FlLfuR2s0
みほ「よかったら一緒にどう?ここ、六人席だし」

麻子「おい」

沙織「いいじゃん麻子、華もいいよね?」

華「はい、構いませんよ」

エリカ「じゃあそうさせてもらうわ」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:33:48.19 ID:FlLfuR2s0
みほ「で、どうしたの?ため息ついてたけど…」

エリカ「言わなくてもわかるでしょ、組み合わせよ…」

沙織「あっちのブロックってどんな感じだったっけ?」

優花里「四強が全部固まっています」

麻子「継続高校もそっちだったな」

華「私たちの方はアンツィオと知波単ぐらいですね」

エリカ「最悪よ、初戦でプラウダ、二回戦でサンダースか聖グロと当たるんだもの」

みほ「あはは…」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:34:27.95 ID:FlLfuR2s0
エリカ「なんとしても決勝まで行くからそっちも上がってきなさいよ。あなたを倒すのは私なんだから。じゃ」

みほ「はい!」

優花里「って、もう行くんですか?」ガーン

エリカ「いつまでもゆっくりしてると帰りたくなくなるじゃない…。絶対隊員から責められるわ…」

華「あら、意外と仲良しなんですね」

エリカ「そりゃ、同じ学校だからね」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:35:30.58 ID:FlLfuR2s0
黒森峰女学園


エリカ「その、ごめん」

小梅「気にしないでエリカさん」

直下「はー…」ボソッ

エリカ「あからさまに溜め息をつかないでよ」

小梅「まあまあ二人とも…」

直下「で、これからどうするの?何もせずに勝てる相手じゃないけど…」

エリカ「確かに、今の私たちじゃ10やって9勝てるとは限らないわね」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:36:10.20 ID:FlLfuR2s0
小梅「どこかに練習試合でも申し込む?」

エリカ「無理な話ね」

直下「なんで?」

エリカ「私に人脈が無いわ」

小梅「…」

直下「…」

エリカ「仕方ない。とにかくあと一か月、訓練あるのみよ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:37:13.09 ID:FlLfuR2s0
エリカ「一回戦のマップ来たでしょ?どんな感じ?」

小梅「えっと…、どうぞ」

エリカ「ふぅん…狭いわね...」

小梅「1回戦は参加車両が少ないので」

エリカ「四方は森で囲まれ北の少しあがったところに集落、南は田畑か…」

エリカ「編成や作戦はこれから考えるわ、いつも通り練習させて」

小梅「はーい」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:39:27.46 ID:FlLfuR2s0
小梅「みんな集まりました」

エリカ「よし、じゃあ今回の編成と作戦を発表するわ」

エリカ「じゃあまず編成から。ティーガーU1両、パンター4両、ラング2両、エレファント、ヤークトパンター、ルクス各1両でいくわ」

エリカ「フラッグ車は直下のパンター、頼めるわね?」

直下「はい!」

エリカ「で、作戦は...」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:40:15.48 ID:FlLfuR2s0
エリカ「これが今回の作戦よ。質問は?」

「...」

エリカ「無いみたいね」

小梅「あのー」

エリカ「赤星」

小梅「作戦名は…?」

エリカ「ああ…忘れてたわ」

エリカ「作戦名は『第十二篇作戦』よ!」

エリカ「じゃあ解散!試合に向けていっそう励みなさい!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:42:47.36 ID:FlLfuR2s0
一回戦当日、会場


エリカ(風が強い、風向は南、ここ数日は雨が降ってないから乾燥してる…。良し)

エリカ「整備の方はどう?順調?」

小梅「うん、問題なくやってるよ」

エリカ「そう、ならよかったけど」

小梅「向こうに挨拶に行かなくていいの?」

エリカ「いや、ほら、こっちから行くと私が下みたいで嫌じゃない?」

小梅「はぁ…。そういうとこ直した方がいいよ」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:43:45.00 ID:FlLfuR2s0
エリカ「それに向こうの選手と面識無いのよねぇ」

エリカ「態度と身長が対照的なあの人や色々とでかいあの人とならあったのだけど」



アリーナ「挨拶に行かねでええんだべか?」

ニーナ「向こうの隊長がおっがねえ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:44:57.81 ID:FlLfuR2s0
審判「両校整列!これより、黒森峰女学園対プラウダ高校の試合を始めます」

審判「一同、礼!」

「「「よろしくお願いします!」」」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:46:11.97 ID:FlLfuR2s0
エリカ「試合開始5分前か…」

直下「ねー隊長、なんかありがたい言葉とかないの?」

エリカ「はぁ?何言ってんの?集中しなさい」

直下「いやぁこうさー、気が引き締まるようなさー」

エリカ「わかったわよ…」

エリカ「えー、聞きなさい」

エリカ「相手は一昨年の優勝校。黒森峰の10連覇を阻止した存在よ」

エリカ「車両は高性能、練度も並み以上」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:47:18.44 ID:FlLfuR2s0
エリカ「でも一昨年のリベンジを初っ端から出来るなんてゾクゾクしない?」

エリカ「目指すは優勝!それを阻む奴は全員蹴散らすのみ!」

エリカ「各員全霊を尽くしなさい!!以上!」

「「「ヤヴォール!!」」」

直下「おおー」パチパチ

エリカ「よし、じゃあ乗って」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:48:08.60 ID:FlLfuR2s0
エリカ「あなたたち、よろしくね」

エリカ車砲手「任せて」

エリカ車装填手「はーい」

エリカ車操縦手「ん」

エリカ車通信手「はい!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:50:26.90 ID:FlLfuR2s0
『試合開始!!!』

黒森峰女学園 
ティーガーU 1(エリカ)、パンター 4(小梅、直下(フラッグ))、エレファント 1、ヤークトパンター 1、ラング 2、ルクス 1

プラウダ高校
T-34-75 4、T-34-85 4(ニーナ、アリーナ、フラッグ)、IS2 1、KV-2 1
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:52:21.89 ID:FlLfuR2s0
エリカ『よし、じゃあ作戦開始!』

ルクス車長『いってきまーす』

エリカ『頼んだわよ』

エリカ(この作戦は最初が肝心…、あの子達にかかってるわ)

エリカ『私たちも行くわよ!本隊、パンツァーフォー!』
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:53:48.50 ID:FlLfuR2s0
直下『11時に敵T-34-75が1両!』

エリカ「陽動ね」

エリカ『撃破しない程度に反撃!後退しても追撃はするな!』

ルクス通信手『こちらルクス、A5地点に着きました』

ルクス通信手『隊長の予想通り本隊は廃村に居ますよ』

エリカ車通信手『了解、じゃあ始めてください。気を付けてね』

エリカ車装填手「ねえエリカちゃん、陽動に乗らないのは解るけどなんで撃破しちゃダメなの?」

エリカ「ああ、それはね…」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:55:01.48 ID:FlLfuR2s0
ルクス通信手「これ、ばれないのかな?」

ルクス操縦手「確かに振り返ればすぐに見つかるね」

ルクス砲手「まあその時はその時でしょ」

ルクス車長「いいから手を動かす!まだ数やらないとなんだから」ドパァ
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/12(月) 16:56:30.16 ID:FlLfuR2s0
エリカ「包囲の準備は整い、陽動の車両が来るのを今か今かと待ち構える」

エリカ「そんな状態なら後ろの警戒が疎かになりがちじゃない?」

エリカ車装填手「なるほど…」

ルクス通信手『撒き終わりました!いきます!』

ルクス砲手「ファイヤー!!」

エリカ車通信手『お疲れ様です。ありがとう!』

エリカ『本隊、陽動を突破し集落に乗り込め!』
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