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花陽「みなさんっ!旅館に行きませんかっ?」
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 04:40:40.21 ID:hdPTJpq/0
ミステリーを描きたくなったので立てます。
※μ'sメンバー死ぬ描写あり。苦手な方は見ない事おススメします。
作者の他のスレ
穂乃果「どうやら死ねない身体になったみたい」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520108486/
穂乃果「人間型料理ロボット?」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1520004103/
【安価】真姫「んー…75点ね」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519911650/
真姫「μ’sのみんなの家にお泊まりしてみた」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1519843605/
適当に更新して行くので末長くよろしくお願いします
(^_^)☆
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1520710838
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 04:46:13.30 ID:hdPTJpq/0
海未「旅館…ですか?」
花陽「はい!私の親戚のお婆さんが旅館を経営してる所あるんだけど、そこに皆んな遊びに来ないかって!」
凛「なにそれ!めっちゃ楽しそう!もちろん行くにゃ!」
穂乃果「うんうん!行きたい!」
絵里「そうは言っても…練習とか他の予定もあるかもしれないし…」
海未「そうですね…よく検討してみないとダメですね」
にこ「なーに固いこと言ってんのよ!練習なんて旅館でも出来るでしょ?」
希(にこっち遊び行きたいだけやな)
真姫(遊び行きたいだけね)
にこ「そこ2人!なんでそんな目で見るのよ!」
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 04:51:14.56 ID:hdPTJpq/0
花陽「そうですか…」
ことり「私もせっかくだし行きたいなっ」
花陽「ことりちゃん!」
ことり「えへへ…ねえ。海未ちゃん…ダメ?」
海未「なっ…ことりっ!そんな目で見ないでください(いけません可愛すぎます!!!)」
ほのりんにこのぞ「だめぇ〜?」
海未「なっ…しょ、しょうがないですね。それではせっかくなので花陽の親戚のお婆様にお世話になりましょう」
絵里「ふふ、相変わらず海未は甘いわね」
真姫「ちょろすぎるわ」
海未「し、仕方ないじゃないですか!」
花陽「ありがとうございますっ!それではお婆ちゃんに伝えておきますね」
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 04:57:41.53 ID:hdPTJpq/0
凛「やったー!かよちんありがとにゃ〜!」
花陽「り、凛ちゃん///くすぐったいよ///」
穂乃果「それにしても旅館か〜楽しみだね!」
希「花陽ちゃん旅館ってどこにあるん?」
花陽「あ、北海道です」
8人「北海道〜?!?!」
真姫「北海道なんて遠すぎるわよ!」
絵里「確かに…それに交通費もかかるわね」
花陽「あ、それなら大丈夫です!家のお母さんが飛行機のチケット取ってくれるみたいなのでっ!」
ことり「準備万端だね」
海未「それなら安心ですね」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:00:50.03 ID:hdPTJpq/0
凛「でもこんな真冬に北海道なんて…寒くて凍え信じゃうにゃ〜」
にこ「いいじゃない北海道。美味しいものもいっぱいあるし」
絵里「とりあえず、行くのは決定ね。行くとしたら来週の土日とかどう?」
穂乃果「確かに来週はライブもないし、いいんじゃない?」
海未「そうですね。では来週にしましょうか」
花陽「うんっ!わかった!お母さんに伝えておくね!」
海未「ええ、迷惑掛けますが宜しくお願いします」
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:05:16.06 ID:hdPTJpq/0
帰り道
穂乃果「いやあ、旅館すっごく楽しみだね!」
ことり「私も旅館泊まるのなんて結構久しぶりだからワクワクしちゃう!」
海未「そうですね。北海道に泊まるなんて中々ない機会ですから楽しみましょう」
穂乃果「穂乃果なに食べようかな?!やっぱり味噌ラーメン?!」
海未「あまり食べ過ぎたらまたダイエットしてもらいますからね…」
穂乃果「えぇ!それはやだよー!」
ことり「あはは」
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:07:53.03 ID:hdPTJpq/0
別の帰り道
真姫「それにしても本当にμ's全員で押しかけて大丈夫かしら」
花陽「うん!お婆ちゃん凄腕だから心配しなくて大丈夫だよ!」
凛「かよちんのお婆ちゃんかあ…きっとお米大好きなのかな」
花陽「もうっ!凛ちゃんっ!!」
凛「あはは、ごめんにゃ」
真姫「まあはしゃぎ過ぎて風邪だけは引かないようにしないとね」
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:10:38.46 ID:hdPTJpq/0
別の帰り道
希「にこっち〜楽しみ過ぎて今日寝れないんとちゃう?」
にこ「なんで1週間前から寝れないのよ!小学生の遠足じゃないんだから!」
絵里「行くこと決まった時にこめっちゃ喜んでたものね」
希「そうなん?」
絵里「ええ、誰も見てないところで小さくガッツポーズしてたわ」
にこ「ちょ、なんで見てんのよ!!!」
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:19:35.73 ID:hdPTJpq/0
1週間後 空港内
海未「皆さん忘れ物はありませんか?」
8人「はーい」
穂乃果「ことりちゃん!ちゃんと枕持ってきた?!」
ことり「えへへ…ちゃんと持ってきたよっ♪」
希「とりあえず第一関門突破やな」
ことり「なっ、ひどいよー希ちゃん!」
真姫「バカなこと言ってないで早く荷物チェック終わらせちゃいなさいよ」
ほのことのぞ「はーい…」
プーップーッ
凛「あれっ、凛検査に引っかかったにゃ」
にこ「なにしてんのよ全く!」
凛「えーでも金属なんてつけてないんだけどな…はっ、まさか!凛の鉄のメンタルを持つハートに反応したとか?!」
にこ「そんなことあるわけないじゃない!」
花陽「……凛ちゃんベルト取った…?」
凛(あっ)
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:22:39.54 ID:hdPTJpq/0
飛行機内にて
アナウンス「離陸します」
海未「いいですか皆さん!飛行機の中では絶対に騒がないこと!いいですね!」
絵里「ちょ、海未!あなたが一番声大きいわよ!」
海未「す、すみません」
絵里「朝早いし大半は寝て過ごすと思うから大丈夫よ」
海未「それもそうですね…」
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:28:56.19 ID:hdPTJpq/0
一時間後
海未(…私以外みんな寝てしまいました)
海未(そんなに朝早いのが苦手なのでしょうか…)
海未(まあうるさいよりはマシですかね)
穂乃果「あっ!すみまーせん!」
海未「?!(起きてたのですか?!)」
CA「はい、なんでしょうか」
穂乃果「機内食ってないんですか?」
CA「機内食ですね。」
海未「ま、待ってください!機内食は大丈夫です!ご迷惑おかけしてすみません!」
CA「そ、そうですか…?それではまたご用の際はお声掛けください」
穂乃果「えー!なんで!どうしたの海未ちゃん!」
海未「どうしたのではありません!もう少しで北海道に着くのですから我慢してください!」
穂乃果「ちぇー、海未ちゃんのケチ!」
海未「ケチで結構です」
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 05:30:07.32 ID:hdPTJpq/0
ちょっと睡眠とります。
物語の大まかな設定は決まってるんですがストーリーとか考えながら書くので更新遅れるかもしれませんが温かく見守ってください
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 06:43:50.95 ID:hdPTJpq/0
穂乃果「ん〜やっと着いた!北海道ー!」
絵里「北海道は…でっかいどうね」
凛「あれ?なんか寒くないかにゃ?」
希「きっと雪のせいやで、きっと」
海未「結構な積雪量ですね」
にこ「まあ都内じゃ絶対にありえない量よね」
海未「アホ組が雪にダイブとかしてなければいいですが…」
ことり「…海未ちゃん…あれ」
穂乃果「わーーーい!雪にダイブできるよ!それっ!」ボフッ
凛「楽しそうにゃー!凛もやる!」ボフッ
希「あはは、ウチもー!それ!」ボフッ
海未「」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 06:47:00.90 ID:hdPTJpq/0
海未「それでは花陽、案内お願いします」
のぞほのりん(なんか怒られた…)
花陽「は、はい!案内といってもバスで一本なんですっ!」
絵里「それはよかったわ。あまり寒空の下での移動は避けたいから」
真姫「ロシア育ちなのに?」
絵里「寒いものは寒いのよ」
海未「じゃあバスターミナルに向かいましょうか」
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 06:51:28.24 ID:hdPTJpq/0
バス内
穂乃果「私達以外誰もいないね」
ことり「まあ朝早いし、雪もすごいからね」
海未「荷物を旅館に置いてから少し観光にと思いましたが、これでは中々厳しそうですね」
穂乃果「えーっ!大丈夫だよ!いけるよ!絶対!」
海未「…これよりもう少し雪がマシになれば考えます」
ことり「あはは…まあ風邪引いちゃったら困るからね」
穂乃果「えー…雪、やめーーーーーー!」
海未「止むわけないじゃないですか」
穂乃果「むう…」
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 06:55:50.82 ID:hdPTJpq/0
花陽「着きましたっ!ここがお婆ちゃんの旅館です!」
絵里「ハラショー…」
希「なんていうか…スピリチュアルやね…」
真姫(古くない…?大丈夫これ)
花陽「じゃあ早速入りましょう!」
ガラガラ
花陽「お邪魔しまーす!」
8人「お邪魔します!」
お婆「おや、いらっしゃい」
花陽「お婆ちゃん!お久しぶりです!」
お婆「久しぶりだね、花陽。元気してたかい?」
花陽「もちろんっ」
お婆「μ'sの皆さんも。お待ちしておりましたよ。ささ、中へどうぞ」
海未「騒がしくなりますがお世話になります」
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 06:59:37.68 ID:hdPTJpq/0
お婆「ーーーーーー以上で旅館の説明は終わります。質問はありますか?」
皆「大丈夫でーす!」
お婆「ほほほ、元気がいいねえ、それじゃあ私はお昼ご飯を作ってくるからゆっくりしてってね」
花陽「お婆ちゃんありがとう!」
お婆「いえいえ」
ガラガラ
海未「…さて、とりあえず各部屋に入って荷物を置いてきてください。お昼までは時間あるでしょうし、くつろいでいましょう」
絵里「わかったわ」
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:03:06.20 ID:hdPTJpq/0
各部屋割り
1階
103凛 花陽
104海未 穂乃果 ことり
2階
203 にこ 真姫
204 絵里 希
その他客はいません。
二階建て構造です。
1階に大広間、風呂、トイレ等あります。
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:06:11.21 ID:hdPTJpq/0
11:00 103号室
凛「それにしても貸切なんてすごいねっ!」
花陽「うん、なんかお婆ちゃんがμ'sの皆さんを見たいって言って思い切って貸切にしてくれたんだ〜」
凛「へー、すごいにゃかよちん!」
花陽「す、すごいのはお婆ちゃんだよぉ///」
凛「お部屋にテレビも付いてるし!最高だにゃ!」
花陽「…うん!最高の二日間にしようね♪」
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:09:22.98 ID:hdPTJpq/0
11:00 104号室
穂乃果「ふう、やっと荷物下ろせる」
ことり「わあ〜結構広いね」
海未「私達は3人なので他の部屋より少し広めみたいですね」
穂乃果「あ、みてみて!お茶とおせんべいが置いてある!」
海未「…間食は太る原因ですよ」
穂乃果「だ、誰も今食べるなんて言ってないじゃん!」
海未「いいえ、食べる目をしてました」
穂乃果「それ酷すぎない?」
ことり「まあまあ」
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:13:36.31 ID:hdPTJpq/0
11:00 203号室
真姫「なんで私がにこちゃんとおんなじ部屋なのよ」
にこ「はぁ〜?何今更文句言ってるのよ、1週間前から決まってたことじゃない!」
真姫「そうだけど…」
にこ「なに?私と同じ部屋がそんなに嫌なの?」
真姫「そ、そんなこと言ってないじゃない!」
にこ「そうよね、私とのツーショット待ち受けにするくらいだもんね」
真姫「なっ////にこちゃんだって私の寝顔待ち受けにしてたじゃない!」
※他スレ 真姫「μ'sの皆の家に泊まってみた」参照
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:16:18.39 ID:hdPTJpq/0
11:00 204号室
希「えりちと同じ部屋で寝るなんて久しぶりやね」
絵里「まあそうね」
希「…それにしても吹雪いてきたね」
絵里「…ええ。まだお昼なのに相当暗いわね」
希「こりゃ今日は観光できないかな」
絵里「ええ、今日はおとなしく旅館にいて明日晴れるのを待ちましょう」
希「そやね。旅館の中でも出来ることは沢山あるし!」
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:22:45.12 ID:hdPTJpq/0
12:00 大広間
海未「おや、花陽は一緒ではないのですか?」
凛「うん、なんかお婆ちゃんのお手伝いしてるんだって。今日はお婆ちゃん一人で他の従業員いないんだって」
希「あら、そうだったのか。じゃあウチらも手伝った方がええかな」
ガラガラ
お婆「大丈夫ですよ。お客様に手伝わせるなんてそんなことしません」
花陽「そうですよ。皆さん座って待っててくださいね、今料理持ってきますっ!」
にこ「…まあこう言ってるし、ありがたく座って待たせてもらいましょ」
絵里「そうね。お言葉に甘えさせてもらいます」
ことり「…あれ?穂乃果ちゃんは?」
海未「先ほどトイレに行くと言っていましたが…中々遅いですね」
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2018/03/11(日) 07:27:34.09 ID:hdPTJpq/0
12:10
凛「美味しそうにゃ!」
お婆「ウチの地元で取れた食材たっぷり使ってるからね。美味しいよ」
真姫「穂乃果はなにしてるのよ」
ことり「穂乃果ちゃん来ないといただきますできないよー…」
ガラガラ
穂乃果「いやーおまたせっ!おお!美味しそうな料理!」
海未「あなたって人は!団体行動なんですからもう少し考えて行動してください!」
穂乃果「えへへ、予想以上にトイレ時間かかっちゃった」
希「まあまあ、穂乃果ちゃんもきたことやしいただこ?」
絵里「そうね。それじゃあ頂きます」
8人「頂きます!」
お婆「はい。召し上がれ」
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:32:47.91 ID:hdPTJpq/0
12:15
にこ「この焼き鮭美味しいわね」
凛「魚嫌いな凛でも食べれる!美味しいにゃ〜」
花陽「ご飯も炊きたてツヤツヤで美味しいですっ!」
海未「この味噌汁も絶品ですね」
穂乃果「おかわりっ!」
絵里「速すぎるわね」
穂乃果「だって美味しいんだもん!」
お婆「そう言ってもらえると嬉しいよ。はい、これおかわりね」
穂乃果「わーい!いただきます!」
希「いい食べっぷりやなあ。お婆ちゃん!ウチもおかわり!」
お婆「はいはい。沢山食べて大きくなってね」
凛「希ちゃんはもう十分大きいにゃ」チラッ
絵里「そうね」チラッ
希「なんの話ししてるんよ全く…」チラッ
にこ「…なんで私の方見てるのよ!」
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:41:39.77 ID:hdPTJpq/0
12:45
皆「ご馳走様でした」
穂乃果「ふぅ〜お腹いっぱい」
にこ「結局穂乃果と花陽はご飯のおかわり3回くらいしてたわね」
海未「…帰ったらダイエットですね」ボソ
ほのぱな「」
お婆「この後の予定はあるのかい?」
絵里「本当は観光に行く予定だったけど、この吹雪じゃあ外に出れないわね」
海未「確かにそうですね。それではしばらく各部屋で自由行動とします。15:00からミーティングをするのでその時にまたメールします」
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:46:32.46 ID:hdPTJpq/0
13:00 104号室
穂乃果「あーあー、折角の旅行なのに吹雪で外出られないなんてな〜」
海未「仕方がないでしょう。明日まで待てば晴れると思います」
穂乃果「晴れなかったらどうするのさー」
海未「まあ諦めて帰りましょう」
ことり「月曜日から普通に学校あるからね。仕方ないよ」
穂乃果「えー!やだやだやだ味噌ラーメン食べたい!」
海未「駄々こねても仕方ありません。文句を言うなら北海道の天気に直接言ってください」
穂乃果「むー、海未ちゃんの意地悪ー」
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:51:20.03 ID:hdPTJpq/0
13:00 203号室
ガチャ
希「やっほー遊びに来たよ」
にこ「希…」
真姫「…」
絵里「あ、あのね、私は行かない方がいいって止めたんだけどね」
希「なんで止める必要があるん?折角やしみんなでおったほうが楽しいやろ!」
絵里「そ、そうね(この子わざとかしら)」
にこ「それもそうね!私も真姫ちゃんと2人じゃ暇だったから丁度良かったにこ」
真姫「は、はあなによそれ!私だって暇だったし!」
希(そこ張り合ってどうするん…やっぱりこの2人はおもろいなぁ)
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:54:47.11 ID:hdPTJpq/0
13:00 103号室
凛「んー、それにしても暇だにゃ」
花陽「まあお外行けなくなっちゃったし…仕方ないね」
凛「そうだ、トランプ持ってきたし、やる?」
花陽「お、いいね!やろやろ!」
凛「あ、どうせなら海未ちゃん達も誘う?」
花陽「えっ、海未ちゃん?」
凛「うん」
花陽「それは辞めといた方がいいんじゃない?」
凛「なんで?……あっ、そっか海未ちゃんトランプ弱いもんね」
花陽「しっ!隣の部屋なんだから聞こえちゃうよ!」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 07:57:28.03 ID:hdPTJpq/0
13:05 104号室
海未「…くしゅんっ」
ことり「海未ちゃん、風邪?」
海未「誰かに噂でもされているのでしょうか」
穂乃果「結局海未ちゃん風邪引いてるじゃんー!」
海未「風邪なんて引いていません!…トイレ行ってきますね」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 08:01:09.81 ID:hdPTJpq/0
15:05 204号室
希「もう3時やけど、メールこないね」
トントン
絵里「はーい」
ガチャ
絵里「あら、海未。どうしたの?」
海未「実はメール送ろうとしたんですが…どうやらこの雪で電波障害が起きてるみたいで携帯が使えないんです…」
希「え?ほんま?」
絵里「…確かに圏外になってるわね」
希「ほんまや。全然気付かなかった」
海未「はい。これからミーティングなので大広間に行って待っててください。私は他を呼んでから行きます」
絵里「わかったわ。行きましょう希」
希「はーい」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 08:04:44.76 ID:hdPTJpq/0
15:20 大広間
海未「全員揃いましたか?」
にこ「凛がいないわね」
花陽「あ、あの…凛ちゃんお昼寝しちゃって…実はそのまままだ起きてないの」
海未「全く凛は仕方ないですね。私が起こしに行ってきますので少しお待ちください」
ガラガラ
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/03/11(日) 08:37:04.21 ID:OiKmqmkpO
乙
期待
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:14:12.46 ID:hdPTJpq/0
103号室
ガラガラ
海未「凛!いつまで寝ているのですか!早く起きてください!」
凛「…」
海未「凛!聞いているのですか?!」
凛「…」
海未「り、凛?大丈夫ですか…?」
凛「…んう?あれ…?海未ちゃん…?」
海未「よかった…心配させないでください!起きたなら早くきてください!みんなが待ってますよ」
凛「んん…今何時…」
海未「もう3時回ってます。ミーティングの時間ですよ」
凛「…わかった。今すぐ行くにゃ」
海未「ええ、すぐ大広間に来てくださいね」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:18:17.38 ID:hdPTJpq/0
15:30 大広間
凛「お待たせしたにゃ!」
にこ「全く…寝過ぎよ」
凛「えへへ、ご飯食べたら眠くなっちゃったんだもん!ごめんなさいにゃ〜」
海未「それではようやく全員揃ったようなのでミーティングに入ります」
穂乃果「今更だけどなんのミーティングするの?」
海未「そうですね。いくつかありますがまずは、【学校生活がたるみ過ぎ】問題から話し合いましょう」
8人(意外な議題キタ)
海未「最近学校生活が乱れすぎです。授業中に寝るなんて声もよく聞きますーーーーーーー
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:23:52.11 ID:hdPTJpq/0
17:30
海未「ーーーーーーーーですので今後は気をつけてくださいね」
穂乃果「はい…(なんか途中から私だけ怒られてたんだけど!)」
真姫(途中から穂乃果だけ怒られてたわね)
凛(穂乃果ちゃんだけ怒られてたにゃ)
ことり(海未ちゃん絶対言いすぎだよ)
希「ま、まあもうミーティングはこれくらいにしない?もうそろそろご飯の時間とかじゃん?」
穂乃果(希ちゃんナイス!)
海未「おや、もうこんな時間ですか。それでは今日のミーティングはこの辺で終わります。お疲れ様でした」
花陽(ミーティングという名のお説教タイムでしたね)
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:27:40.92 ID:hdPTJpq/0
ガラガラ
お婆「皆さんお疲れ様です。もうそろそろお夕飯ができますよ」
花陽「あっ、私手伝うねお婆ちゃん!」
お婆「ありがとう花陽。それじゃあほとんど出来てるから運んでもらおうかしらね」
花陽「はーい」
ガラガラ
凛「なんかかよちんのお婆ちゃんってかよちんに雰囲気似てるにゃ」
にこ「お婆ちゃんじゃなくて親戚の筈なのに結構似てるわよね」
真姫「ま、そういうこともあるんじゃない?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:31:03.54 ID:hdPTJpq/0
18:00 大広間
絵里「これはまた豪勢ね」
穂乃果「すき焼きなんて久しぶり!」
お婆「北海道産の牛肉なので美味しいですよ。それでは私は今日はこれにて失礼します。お風呂も沸かしてあるのでご自由にどうぞ」
海未「なにからなにまですみません。ありがとうございます」
お婆「いーえ。それではごゆっくりどうぞ。おやすみなさい」
皆「おやすみなさい」
ガラガラ
絵里「さて、それじゃあ頂きます!」
8人「頂きます!」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:36:31.29 ID:hdPTJpq/0
18:05
穂乃果「ん〜、このお肉美味しい…ほっぺた落ちちゃうよ!」
ガラガラ
お婆「度々ごめんなさいね、実はちょっと今日体調悪くて寝させて貰うんだけど、おかわりは台所にあるから好きなだけ食べてね」
絵里「わざわざご丁寧にありがとうございます」
お婆「食べ終わった食器も置いといてくれれば明日片付けるので。それではごゆっくりどうぞ」
ガラガラ
海未「体調を崩されてたのですね…それならお皿くらい私たちで洗いましょうか」
希「そうやね」
凛「そんなことより早く食べないと冷めちゃうにゃ!」
花陽「ふふ、凛ちゃん。いっぱい食べてね!」
ことり「花陽ちゃんお母さんみたいだね♪」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:38:25.48 ID:hdPTJpq/0
19:00
にこ「お腹いっぱいだわ…」
真姫「にこちゃんなんでそんなに食べてるのに大きくならないの?」
にこ「うっさいわね」
海未「ご馳走様でした。それでは皆んなでお皿洗ってからお風呂も入りましょうか」
8人「はーい」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 09:42:17.12 ID:hdPTJpq/0
19:10 台所
絵里「…とは言ってても9人できてもやることないわね。 半分くらいは先にお風呂はいってきちゃいましょうか」
海未「それもそうですね。それでは1年生3人とにこは先にお風呂はいってきてください。その間に片付けます」
にこ「なんで三年で私だけなのよ!」
絵里「にこ。一年生のお姉さんになれるのはあなたしかいないわ」
凛「にこおねえちゃ〜んはやくいこ〜」
にこ「しょ、しょーがないわねぇ!ほらいくわよ!」
ガタン
穂乃果「なんていうか…にこちゃんって単純だね」
希「それがにこっちの良いところや…」
42 :
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[saga]:2018/03/11(日) 09:45:19.71 ID:hdPTJpq/0
ジャーーー
海未「…」
穂乃果「…」
絵里「…」
希「…」
ことり「…」
穂乃果「…あれ、この薬。お婆ちゃんのかな?」
希「…睡眠薬みたいやね。あんまり眠れんのかな?」
海未「そこ、あまり人様の私物をいじらないことです!ちゃっちゃと洗い物終わらせますよ」
のぞほの「はーい」
43 :
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[saga]:2018/03/11(日) 09:48:31.39 ID:hdPTJpq/0
19:30 浴場
真姫「ふー…いいお湯ね」
にこ「…」
花陽「…どうしたんですか?」
にこ「花陽…あんたまた胸大きくなった?」
花陽「なっ、なに言ってるんですか///」
凛「そういわれれば確かに大きくなってるかも」
花陽「凛ちゃんまで////」
真姫「羨ましいわね…」
花陽「も、もう…そんなにまじまじと見ないでっ///」
44 :
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[saga]:2018/03/11(日) 09:52:19.58 ID:hdPTJpq/0
21:00 大広間
穂乃果「いやー、いいお湯だったね!」
ことり「気持ちよかったね〜」
海未「檜風呂なんて優雅でしたね」
にこ「アンタたち風呂長すぎるのよ」
絵里「あなた達が短すぎるのよ…折角なんだしお風呂も楽しまないと」
花陽「私たちは結局8時くらいで上がっちゃったからね…」
凛「ついいつものノリで湯冷めしようとベランダ出るところだったにゃ」
真姫「それやってたら死んでたわね」
45 :
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[saga]:2018/03/11(日) 09:55:23.56 ID:hdPTJpq/0
海未「さて本日はもうこれにて解散です。各部屋に移動してください。いいですか?くれぐれも夜更かしはしないことです」
穂乃果「だって凛ちゃん!」
凛「に”ゃあ?!」
海未「あなたに言ってるんです穂乃果!」
穂乃果「もー!海未ちゃん最近厳しすぎー!」
海未「あなたがたるんでいるせいです!」
ことり「あはは、それじゃあお部屋に移動しよっか」
8人「はーい」
46 :
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[saga]:2018/03/11(日) 09:57:35.37 ID:hdPTJpq/0
22:00 103号室
凛「なーんか結局家の中にいたね」
花陽「まあ仕方ないよ」
凛「でも楽しかったにゃ!」
花陽「そうだねっ!明日に期待しよう!」
凛「明日晴れたらいっぱいお外で遊ぶにゃー!」
花陽「美味しいご飯もいっぱい食べたいなっ」
凛「うんうん!それじゃかよちん!」
花陽「凛ちゃん!」
凛・花陽「おやすみなさい!」
47 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:00:19.68 ID:hdPTJpq/0
10:00 104号室
海未「それでは寝ますよ」
穂乃果「あっちょっと待って。もう寝るの?」
ことり「さ、流石に早すぎるんじゃないかなぁ…?」
海未「なにを言っているんですか2人とも。夜更かしは美容の大敵ですよ?」
穂乃果「そ、そーだけどさー!もっとお話しとかしたり!」
ことり「そーだよ!恋バナとかもしたい!」
海未「…全く…一時間だけですよ?」
ことほの「やったー!」
48 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:04:19.20 ID:hdPTJpq/0
10:30 203 号室
にこ「…寝た?」
真姫「寝てないけどなによ」
にこ「はやく寝なさいよ」
真姫「うるさいわね話しかけてこなかったら寝てたわよ!」
にこ「はいはいおやちゅみ真姫ちゃん」
真姫「なっ…なによイミワカンナイ!」
にこ「ぷぷぷ」
真姫「そっちこそはやく寝なさいよ!」
にこ「にこは大人だからまだやる事があるんですぅ〜」
真姫「なによそれ…まあ私はもう寝るから。話しかけないでね」
にこ「はいはい、おやすみ」
真姫「おやすみなさい」
49 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:06:48.68 ID:hdPTJpq/0
10:30 204 号室
希「えりち!枕投げしよ!」
絵里「いやよ…なんで希と2人で枕投げしないといけないのよ」
希「えー、いいやん!お泊まりと言ったら枕投げやろ?」
絵里「大人数でいる時は…でしょ」
希「そんなこと言わずに〜えいっ」ポスッ
絵里「……やったわね…」
希「おっ、やっとやる気になったね!」
絵里「私を本気にさせた事後悔させてあげるわ…」
50 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:22:35.75 ID:hdPTJpq/0
翌日7:00 104号室
海未「んー…おや…まだ吹雪いてますね。残念です」
海未「穂乃果、ことり起きてください」
穂乃果「うーーん…まだ眠いよ…」
ことり「あと五分だけ…」
海未「もう朝ごはんができる時間ですよ!起きてください!」
穂乃果「…朝ごはん!」バタッ
海未「…」
51 :
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[saga ]:2018/03/11(日) 10:26:02.08 ID:hdPTJpq/0
7:30 大広間
ガラガラ
希「おはよー…」
海未「やっとみんな起きてきましたね」
凛「流石にまだ眠いにゃ…」
絵里「休みなんだしこんなはやく起きなくても良かったんじゃない?天気もこんなだし結局」
海未「なにを言っているんですか!花陽のお婆様が朝早くから私たちの朝飯を作ってくれるというのに私達がいつまでも寝ていては失礼です!」
ことり「そういえば今日まだお婆ちゃん見てないね」
花陽「私ちょっと台所見てきますね」
52 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:29:02.08 ID:hdPTJpq/0
7:40 大広間
ガラガラ
穂乃果「あっ花陽ちゃん。どーだった?」
花陽「それが…台所にいなくて…トイレとかもいないし、多分…まだ寝てるのかな?」
にこ「え、じゃあ私達の朝ごはんは?」
海未「お婆様も体調が悪いのでしょう」
花陽「でもいつもならどんなに体調悪くても6時には起きて仕事してた…そのお婆ちゃんが…」
絵里「…ちょっと気がかりね。部屋に行って見ましょうか」
花陽「…はい」
53 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:33:47.04 ID:hdPTJpq/0
7:45 お婆自室前
絵里「花陽…声掛けてもらえる?」
花陽「わかった…」
トントン
花陽「お婆ちゃん?起きてるー?」
トントン
「…」
穂乃果「返事ないね…」
海未「お身体が心配です。中に入りましょう」
ガチャ
海未「…鍵が掛かってますね」
希「そんな…」
絵里「どいて」
ドンドンドンドン!
絵里「お婆様聞こえますかー?!聞こえたら返事してください!
花陽「お、お婆ちゃん…?」
「…」
絵里「こうなったら強行突破ね」
真姫「で、でも」
絵里「仕方ないじゃない!行くわよ!」
ドシン!ドシン!ドッシーン!
絵里「ドアが外れたわ!」
54 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:37:02.27 ID:hdPTJpq/0
凛「あっ…お婆ちゃんが倒れてる…?!」
花陽「お、お婆ちゃん?!ねえ!起きて!お婆ちゃん花陽だよ!」
お婆「…」
真姫「ちょっといい?」
花陽「ま、真姫ちゃん…」
真姫「…」
真姫「残念ながら…息を引き取ってるわ」
8人「そんな…!」
真姫「体も硬くなってる。亡くなってから結構経ってるかもしれないわね」
花陽「そ、そんな…お婆ちゃん!ねえやだよ!お婆ちゃん返事してよ!お婆ちゃん!!!!」
凛「かよちん…」
55 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:41:33.52 ID:hdPTJpq/0
ことり「ねえ…これ」
海未「…それはなんですか?」
真姫「…安眠材ね」
絵里「まさか…自殺?」
希「今はそんなのどうでもええやろ!まずはどうするかが先や!」
花陽「お婆ちゃん…どうして…」
凛「救急車呼ぼうとしたけどやっぱり外の大雪で圏外だよ…どうしよう」
絵里「とりあえず居間に戻りましょう」
穂乃果「…」
56 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:45:11.41 ID:hdPTJpq/0
8:00 大広間
花陽「うう…お婆ちゃん…」
海未「(凛…花屋を部屋に連れて行ってください。頼みます。)」
凛「(わかったにゃ)」
凛「かよちん…凛と部屋に行こっか」
花陽「ううっ…うん…」
ガラガラ
海未「…さて、花陽は凛に任せるとして」
絵里「…これからどうするかね」
57 :
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[saga]:2018/03/11(日) 10:51:00.53 ID:hdPTJpq/0
海未「はい。外に出ようにも吹雪で出られない。助けも圏外で呼べない」
希「まあ…大人しく待ってるしかないやろなぁ」
真姫「ちょっといい?」
海未「なんですか?」
真姫「さっきお婆さんの部屋見たときに安眠材が有った。だから私は自殺って思ったの…でも」
海未「でも…?」
真姫「安眠剤で自殺するには明らかにビンの中の薬が減ってなかったの」
絵里「なるほど、確か安眠剤で自殺するには…結構な量飲まないといけなかったのよね?」
真姫「その通りよ」
穂乃果「ま、待ってよ!じゃあだれかがお婆ちゃんを、殺したって、いうの?」
にこ「そうよ…自殺じゃなかったらそういうことになるわ」
真姫「その線も低いわね。私たちが入った時にあの部屋は完全に密室だったわ」
穂乃果「…確かに」
ことり「となると考えられるのは…」
海未「病死…ですかね?」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/03/11(日) 17:37:58.81 ID:hdPTJpq/0
真姫「…そう考えるのが妥当な判断ね」
絵里「とりあえずこの吹雪が止んだら警察に連絡しましょう」
海未「そうですね…私達に出来るのはそれくらいです」
絵里「皆んな気分もあまり良くないと思うけれどごめんね。我慢して」
穂乃果「ううん。これは非常事態なんだし、仕方ないよ」
ことり「そうだね」
希「今は花陽ちゃんが立ち直るのが優先や」
59 :
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[saga]:2018/03/11(日) 17:45:42.26 ID:hdPTJpq/0
8:10 103号室
凛「かよちん…辛かったね…よしよし」
花陽「うう…凛ちゃん…」
凛「凛が付いてるから大丈夫だよ」
花陽「凛ちゃん…ありがとう…」
凛「凛には一緒にいるくらいしか出来ないけど…」
花陽「ううん…それだけで安心するよ。ありがとね、凛ちゃん!」
凛「…うん!」
花陽「もう…大丈夫!お婆ちゃんも長生きできたし、これで良かったのかもしれないね」
凛「そうだね、凛もあんなお婆ちゃんになりたいにゃ〜」
花陽「ふふ、なれるよ凛ちゃんなら」
凛「あー!かよちん笑ったー?!」
花陽「笑ってないよぉ」
凛「もー!」
花陽「じゃあみんなの所に戻ろっか」
凛「うん!」
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