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【安価】クリエンテスとパトローヌス
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278 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/04/08(日) 01:20:46.69 ID:vrCHcnKA0
―【現在の状況まとめ】――――――――――――――――――――――――――
・豊穣神マイアの月 4週 (20/28)
・21ターンに北東の村と情報共有を行う (週初めに入るイベント)
・領地の中心に「目安箱」を設置 (週初めと中間報告で妙なイベントが入ります)
・ウルリッヒは臨時収入を得て馬を失った (週初めと自由行動で選べる)
・ディアナに頼むと「奉仕」してもらえる (自由行動で選べるイベント)
・ルチアの服が何処かに消えた (自由行動で選べる)
・ルチアと結ばれた (定期的に?が回復します)
・ウェスタの月が半分過ぎるまで(22ターン)に戦の準備を整える
・東と南で陣地構築中。3名と関わる事で介入可能
・銀貨8枚をアエミリウスに支払う (陣地構築が済んでから入るイベント)
・領地東で黒い液体(石油)を貯留中 (石油を何かしらに使えます)
・東の櫓は南よりも景色が綺麗なので気分転換になる (やる気が回復します)
・南方にメッサーラ家の領地がある (訪問出来ます)
・↑のおおよそ反対側にアエミリウス家の領地がある (訪問出来ます)
・君が休んでいる時は皆も領地の何処かで過ごしている
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/領地特徴/
北―森の一帯
西―大きな川+
東―豊かな農地++ 【?】
南―荒地+++ 【?】
南東―農地
/建造物等/
北―巣穴
西―堤防
東―柵(木)、油田、景色が良い櫓
南―柵(木)、旗(太陽)、屋敷寄りに櫓
北東―牧歌的な村
南東―灰を被った地面
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・東南からは攻め易い
・村(北東)の住人と協力関係
【?】 陣地構築中 〔22ターン前後に完成〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
279 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/04/08(日) 01:28:44.06 ID:vrCHcnKA0
民衆は愚かな者に厳しい。
年老いた老人になって身を退こうと、誰かが覚えている筈だ。
その時、石を投げられないように今を立ち回るべきだろう。
……第20ターンの行動を聞こう。君は何をする?
―【選択肢】―――――――――――――――――――
@―領地の開墾、改善
A―人材発掘
B―自己学習
C―誰かに相談する※
D―近隣の領主、村長に助けを求める※
E―自由記述
F―人材派遣
※―今まで出て来た人物の名前を併記する事
――――――――――――――――――――――――
下1〜2 選択肢
280 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/08(日) 01:36:48.17 ID:pxK/4FHSO
1
281 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/04/08(日) 07:24:56.39 ID:H9UByNqsO
差し当たり気になるのはウルリッヒと合法ロリビッチかな。内通者も気になるけど。
せっかくなのでウルリッヒにヒアリング。やった人間に心当たりはないかとか。多分放置でウルリッヒ殺害イベントだろうし。
282 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/04/08(日) 23:53:31.88 ID:Bu3e737+0
@―領地の開墾、改善
書斎で椅子に腰掛ける君は深い溜息を吐く。
領地は安定している。不満は特に無い。やる気もそこそこ。
しかし、領地の問題点はある筈だ。まだまだ気が抜けない。
――カツッ、カツッ、カツッ。
耳を澄ませると、足音が徐々に大きくなっている事が解った。
君は考える事を一旦止め、扉が開くのを静かに待つ。
―――コン、コンコンコン。ガチャッ。
「領主様、お呼びでしょうか」
「ああ」
「私奴を書斎に呼んだ理由は一体……」
「食料について聞きたい。南東はどれ程の規模で生産している?」
「まだほんの小さなモノでございます。屋敷の庭2つ分といった所でしょうか」
「東はどうだ?」
「すくすくと成長しておりますよ」
「直接見た感想か」
「はい。【災害でも起きなければ】領民が飢える事は万に一つもありません」
「……災害」
目を伏せて想起する。
嵐、雨、噴火、領民が恐慌をきたして逃げ惑う姿。
自分は領主としてどう動いているかを……。
283 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/04/09(月) 00:53:35.54 ID:apYJYAqv0
「ご安心下さい領主様。この領地で災害と呼べるものは――」
「大雨による【川の氾濫】」
「……はい。その通りでございます」
「父さんが亡くなった日がそうだったから、よく覚えてるよ」
「申し訳ありません。力が及ばず……」
「ドミニクの所為じゃない。謝らなくてもいいさ」
「はっ」
ドミニクは只々頭を下げる。
場に漂う沈黙の重さが、彼の無念を表しているようにも感じられた。
「昔は南一面に穂が実っていた」
「そのような時も……ございましたね」
「作物は全て流され、今は荒れた土地があるだけ」
「………」
「父さんの苦労も水の泡だ」
「領主様……」
過去と今。
過去に居た者の代わりに、別の誰かがそこに居る。
君は君の父と同じ選択を選んでも良いし、選ばなくても良い。
……君は領地のどこで何をする?
―【選択肢】―――――――――――――――――――
@―貯蔵庫を建てる
A―遮蔽物を作る
B―穴を掘る
C―川の水を引く
D―目印を立てる
E―自由安価
――――――――――――――――――――――――
下2 選択肢 【東西南北のどれかも指定】
284 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/09(月) 01:09:55.30 ID:B1RCpZ5wO
kskst
285 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/04/14(土) 16:08:06.25 ID:6t6qqTK4O
4南
286 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/05/02(水) 01:05:49.91 ID:XVkCREyDO
更新止まっちゃったけど大丈夫かな?
287 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/14(月) 17:17:36.24 ID:v9tPe9nN0
今日か明日の夕方ぐらいから再開
288 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/14(月) 17:49:01.46 ID:nb6AYTKnO
>>287
乙です。お待ちしてました。
289 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/15(火) 17:55:03.22 ID:X3/Damlv0
【前回までのあらすじ】
懐かしい記憶。
想いを伝えあった領主と従者。
脳裏に過る父の言葉と川の氾濫。
自分の代わりは幾らでも居る。
領地の南に水を引こう。
290 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/15(火) 17:59:16.76 ID:X3/Damlv0
C―川の水を引く
「ドミニク。南方に向けて川の水を引け」
「はっ」
「作業途中の陣地と組み合わせて活用したい。出来るだけ川幅を取ってくれ」
「……期限は」
「2週間だ」
「かしこまりました」
――ガチャッ、ギィーッ。
「………」
「必ず領地を守って見せる」
「同じ轍は……二度も踏まない」
君は心に刻むよう静かに呟いた。
291 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/15(火) 18:29:23.12 ID:X3/Damlv0
【中間報告】
「始めてくれ」
「はい。まず南方での作業ですが――」
「このまま作業が滞りなく進めば、陣地と同時に完成するでしょう」
「ふむ」
「上手くいけば橋頭保の役割を任せる事が出来るかもしれません」
「そうか……」
「なにぶん期間が短いですから、あまり期待はしないで下さい」
「解った」
「報告は以上です」
「よし、下がってくれ」
「あの……領主様」
「なんだ?」
「後でその……」
「仕事を全力で片付けよう」
「……嬉しいです」
女従者は頬を薄い朱に染め、顔を背けつつ部屋を退出した。
以前の彼女を考えると、今の姿は中々新鮮だと思った、
292 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/15(火) 18:35:53.30 ID:X3/Damlv0
【自由行動】
生きていた事実は誰かと関わる事によって強く残す事が出来る。
君は領地を散策したり、過去の記憶に想いを馳せたりも出来るだろう。
世界は刻一刻と変化している。それを忘れるべきではない。
……今週は何処でどう過ごす?
下1〜2 自由記述 〔2D10で低いの採用〕
(※主人公以外の行動指定もやろうと思えば可能)
293 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/15(火) 18:39:50.42 ID:X3/Damlv0
現在の状況は
>>278
訳あって週初めの行動を一つ潰しています(
>>281
)
これが安価範囲なら下
294 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/15(火) 19:03:29.91 ID:SnWKmNgWO
久々でこれはなかなかしんどいな。てかウルリッヒヒアリングイベントは後であるってこと?
295 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/15(火) 19:28:01.04 ID:Sf6TZWVLO
合法ロリの様子を見に行く
296 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/15(火) 19:39:32.24 ID:SnWKmNgWO
てか読み返したら戦の準備を整えないといけないのか。まだできてないよね?ないならこれで。
297 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/15(火) 19:42:33.46 ID:SnWKmNgWO
合法ロリは次ターンでと判断。まだ余裕があったと思うけど……どうだろ。
もし上のが不適当なら、
>>295
にしてください。
298 :
再開
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 19:16:45.02 ID:sCqaosZI0
戦の準備
「ディアナ、ディアナは居るか」
「どうかなさいましたか?」
「相談事だ」
「私に……ですか?」
「ああ。軍属だった君の知見を借りたい。後で書斎まで来てくれ」
「解りました!」
「よろしく頼む」
――コッコッコッ。
「ディアナー。入りますわよー」ガチャ
「あっ、エルキナ様……」
「お取り込み中だったかしら」
「構いません。後でそちらにも向かおうと思っていたので」
「ふぅん……何の話か聞いてもよろしくて?」
「戦です。これから起きるであろう」
「直ぐに始めますの?」
「用件がもう一つあるので、そちらが済み次第」
「解りましたわ。それなら私はディアナと談笑でもしていましょうか」
「よろしくお願いします」
戦の準備を整える為に、君はディアナとエルキナを選んだ。
恐らく彼女達の経験を生かせるまたとない機会だろう。
299 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 19:26:44.88 ID:sCqaosZI0
屋敷を速足で歩く。
君の目的はウルリッヒだ。
「あなたは〜そこに居ますか〜?」
「………」
「――っと、どうしたんや旦那。俺になんか用か」
「どうも。少し気になった事があったので」
「俺の事で?」
「はい」
「……立ち話もなんや。あの部屋ん中で話そう」
君達は手近な部屋へと入る。
どうやらここは物置として使っているようだ。
300 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 19:36:36.46 ID:sCqaosZI0
「俺に聞きたい事ってのは……」
「………」
「ハッキリ言うてくれ。もやっとするのは嫌いなんや」
ウルリッヒは少々高圧的な態度だ。
君は彼に対してどんな話題を投げかける?
―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――
@―「馬が両断されていた件で気になる点はありますか?」
A―「私達に嘘を吐いてたりしませんか?」
B―「これからもルチアと仲良くしてやってください」
C―「今更ですが、何故メッサーラ候の下で働いていたんですか」
D―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 選択肢 (2D10で高い方採用)
301 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/16(水) 19:40:03.77 ID:KA0QtnCFO
まあストレートに1かな。まずは。
302 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/16(水) 20:05:49.45 ID:lXzA6uoUO
4
303 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 20:47:58.09 ID:sCqaosZI0
@―「馬が両断されていた件で気になる点はありますか?」
「馬、馬ねぇ」
「どんなに小さな事でも良いです」
「強いて言うなら、そうやな――」
「………」
「断面を見るに【業物を使ったか腕が恐ろしく良い】って所か」
「領地にそんな人間が……とても厄介ですね」
「せやろ?」
「他にはありませんでしたか」
「……【血が渇ききって無かった】な」
「つまり、その相手はかなり近くに居ると?」
「その通りや」
強調された点は二ヵ所。断面と飛散した血についてだ。
血液の凝固に関しては断言しきっている。
304 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 20:52:06.25 ID:sCqaosZI0
「他に聞きたい事はあるか?」
「………」
「言うなら今やで。何時までも俺がここにおるとは限らんからな」
ウルリッヒは君に問いかけた。
彼に対してどんな話題を投げかける?
―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――
@―「裏切ったりしませんよね?」
A―「私達に嘘を吐いてたりしませんか?」
B―「これからもルチアと仲良くしてやってください」
C―「今更ですが、何故メッサーラ候の下で働いていたんですか」
D―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 選択肢 (2D10で高い方採用)
305 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/16(水) 20:58:48.60 ID:KA0QtnCFO
ここで4。裏切り者が内部にいるのは確定?誰だろうね。
あるいはミリスが暴走してるのか。そうなるとウルリッヒ潔白をここら辺で示さないとまずいが。
306 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/16(水) 22:28:27.08 ID:Zdgxv+LGO
4
307 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 23:22:52.77 ID:sCqaosZI0
C―「今更ですが、何故メッサーラ候の下で働いていたんですか」
「知りたいか?」
「ええ」
「ホンットーに知りたいか?」
ウルリッヒは珍しく何度も聞いてきた。
言いたくない事なのだろうか。
「俺は爺さんの外孫や」
「……えっ?」
「俺は……母親が死んでからずっと厄介者扱いされとった」
「あいつの言葉は今でも覚えとるで」
「『お前も一緒に死んでくれれば、こんなに無駄な金を使わなくても済んだ』」
「『とっとと家から出て行け! この役立たずの出来損ないが!』……ってな」
「笑える話やろ。実の親がやで?」
「………」
ケラケラと笑う彼の顔はどこか悲しそうだった。
君がどう反応して良いか対応に困っていると――
308 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 23:51:40.41 ID:sCqaosZI0
「出て行った後は何でもやった」
「薬の運び人、盗みに詐欺、人を手にかけた事もある」
「合間に兵法を学んだり、動物の躾なんかを仕入れたりもした」
「………」 (通りで。妙な特技ばかりだと思った)
「ある一件でヘマをした時に初めて会ったのが爺さんや」
「……向こうは知っとったようやけど、俺は自分の爺さんだと知らんかった」
「無様に命乞いをして俺は生き永らえた」
「その後は今までと変わらん。1人じゃなく組織的に動くようになっただけ」
「そして今に至る訳や」
「………」
「旦那の聞きたい事は聞けたか?」
「……申し訳ありません」
「なんで謝る? 聞かれた事を素直に言っただけやろ」
君はこの話をこれ以上続ける気が起きなかった。
309 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/16(水) 23:54:19.40 ID:sCqaosZI0
「まだ聞きたい事はあるか?」
「………」
「あるなら言えや。俺は他人に気を使われるような柄じゃあない」
ウルリッヒは君に再度問いかけた。
彼に対してどのような話題を投げかける?
―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――
@―「裏切ったりしませんよね?」
A―「私達に嘘を吐いてたりしませんか?」
B―「これからもルチアと仲良くしてやってください」
C―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 選択肢 (2D10で低い方採用)
310 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 11:55:48.95 ID:MUSOE4Xj0
1800以降に更新 あげ
311 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/17(木) 12:35:16.23 ID:9xi0V12XO
やはりメッサーラ候に対してどういう感情を持っているのか、彼をどうしたいのかが訊きたい。
仮に敵対することになったら、どちらにつくつもりなのか、も。
あるいは彼に対する脅しは「裏切るなよ?」ということなのかもしれない。
そうなると案外ルチアがやったのかもね。恋人になったからなおのこと。
もしウルリッヒが完全に潔白なら、どこかで宣言させてみるとかも必要かもしれない。
312 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 19:09:10.18 ID:MUSOE4Xj0
メッサーラをどう思っているか
「メッサーラ候に対してどういう感情をお持ちです?」
「多少の感謝はあれど……【面倒臭い】っちゅーのが本音か」
「好きに動ける程、俺等に分け前を寄越してくれる訳じゃ無いしな」
「………」
「仮に、敵対することになった場合は――」
「アンタらが死に体ならあっちに。あっちが駄目ならアンタらと」
「要は【都合の良い方】につくって事や」
「そうですか……」
彼にとって自分が生き易い方につくのは当然だ。
意志を捻じ曲げるような事は出来るだけ止めておきたい。
313 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 19:16:06.62 ID:MUSOE4Xj0
「……時間や。もう仕舞いにさせてもらうで」
「えっ」
「俺にだって都合はある。旦那だって何かあるんとちゃうんやない?」
「そう、ですね。その通りです」
「さっさと行った行った!」
彼に促されて部屋の外へと出る。
君は待たせているであろう彼女達の元へと向かった。
「………」
「……いなぁ。旦那は」ボソッ
314 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 19:44:59.16 ID:MUSOE4Xj0
――コンコンコンコン。
「入ってくれ」
「失礼致します」ガチャ
「これで揃ったな……」
「ティオニクス様。始めますの?」
「ええ、そうするつもりです」
これから行われるのは戦の準備だ。
事前に用意した物が上手く使えれば有利に立ち回れる。
意見を出す際は、難しく考えずに答えた方が良いかもしれない。
315 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 19:55:36.46 ID:MUSOE4Xj0
「まずは見て欲しい物があります」
「なんですの?」
「作業員が書き残した物です」
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/領地全域/
【被害状況】 □□□□□□□
/東の陣地/
【被害状況】 □□□
【配置上限】 □□□
/南の陣地/
【被害状況】 □□□□
【配置上限】 □□
/補足事項/
被害状況;■で全部を塗り潰されると壊滅
配置上限:□の数以上の人材配備は不可
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
1〜3 … 被害を受ける
4〜6 … 双方の被害なし
5〜9 … 手傷を与える
0 … 獅子奮迅の活躍
5521、4441、33232、44221
316 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 20:06:34.88 ID:MUSOE4Xj0
「これは領地の状況?」
「そのようです」
「防衛に一度失敗すると、この□が■に塗り潰されるんでしょうか」
「どこまでの規模を表すか解らないが、恐らくそうだと思っている」
「下の数字はなんですの?」
「区切り毎の総和は13ですねぇ」
「武器? 日数? それとも……人の数?」
「こちらで把握している範囲で13という数字が関係する物はありませんでした」
「謎が深まりますわね」
紙に書き写した内容は以前と若干変わっていた。
よーくみると少なかった部分が一つ増えているようにも思える。
317 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 20:16:34.82 ID:MUSOE4Xj0
「これを見て頂いた上で、二人には【領地に残す人間】を決めてもらいたい」
「留守を預かる方の選出ですのね」
「はい。客観的に見て【出来るだけ有能な者】を選んで欲しい」
「全員に聞かなくてよろしいのですか?」
「ああ。意見の偏りが出難い人間が望ましい」
「大局を見る事が出来る、若しくはそういった経験が少しでもありそうな君達を選んだ訳だ」
「えっ……あ、ありがとうございます」
「褒められ慣れてないのが可愛いですわね。貴女は」
「……はい」
一瞬引き攣った顔が見えた。
エルキナの賛辞は何か別の意味を含んでいるのだろうか。
318 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 20:23:10.49 ID:MUSOE4Xj0
「ティオニクス様は領地に残りますの?」
「………」
「まだお世継ぎも出来ていないでしょうし、矢面に立つのは……と私思うのですけれど」
「私は――」
―【選択表】―――――――――――――――――――――――――――
@―「ここで指揮を執ります」(出ない)
A―「帰りを待ってもらう事にしましょう」(出る)
――――――――――――――――――――――――――――――――
↓2 とても大事な選択肢
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/17(木) 20:31:28.39 ID:tT2W80PLO
普通は出た方がいいけど、何か気になるな。
320 :
安価範囲なら下
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/17(木) 20:48:47.88 ID:MUSOE4Xj0
ヒ ン ト
>>183-184
なぞると し に ま す
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/17(木) 20:56:27.44 ID:tT2W80PLO
>>320
あー、つまり自分も行かないとルチアが死ぬのね。じゃあ自分も前線に立つしかないわけか。
……でいいんだよね?ちょっと自信なし。多数決にした方がいいかもだが、人いるかな。
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/18(金) 20:45:41.99 ID:PBeyLloR0
2
323 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/19(土) 20:32:29.32 ID:9zFZ+X5Z0
A―「帰りを待ってもらう事にしましょう」(出る)
「細かい指示をより正確に実行出来ますし、良いと思います!」
「そうですわね。懸念事項が無ければの話ですが」
「………」
「こういう性分ですから気にしないで下さいまし」
後継者が居ないのは直ぐにどうこうなる物ではない。
彼女の反応は流しておくのが吉だろう。
324 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/19(土) 21:05:19.12 ID:9zFZ+X5Z0
「では、改めて領地に残す人間を決めよう」
「ティオニクス様。私からでよろしくて?」
「構いません」
エルキナは軽く咳ばらいをしてから話始めた。
「そうですわね……私は【ゴラン、ミリス、ディアナ】のいずれかを」
「えっ! 私ですか!?」
「考えを聞かせてください」
「ええ。まずゴランを押した理由ですが――」
「彼は肉体的にもタフであり、【長期戦でも一定の質を保てる】かと」
「立場が【危うくなると裏切る可能性は無きにしも非ず】ですが」
「……ミリスを選んだ理由は?」
「力にあります。【万全の状態の彼と闘って傷を負わない者は居ない】でしょう」
「ただ、【危険を顧みないのが仇となる可能性】が……」
「……ディアナについては?」
「遠方からの射撃が行えるのは防衛戦において非常に有利ですから――」
「素直に狙撃手として運用します。【こちらの被害を少なく出来る】かもしれません」
「戦場は無法地帯ですから、他に【彼女を守れる人材が居ると安全】でしょうね」
「ふむ……」
エルキナは3名に対して、そういった評価を下した。
これを参考にするかどうかは自分次第だ。
325 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/19(土) 21:30:16.98 ID:9zFZ+X5Z0
「次はディアナだ」
「は、はい。少々お待ち頂けますか」
考えがあまり纏まっていないのか歯切れの悪い返事だ。
「……私からは【ドミニクさん、ルチアさん、エルキナ様】を」
「私を選びましたのね」
「理由を聞こう」
「ドミニクさんを選んだ理由はそのぉ……【万能】、だから?」
「頭の悪そうな回答ですわね」
「えっ」
「ルチアは?」
「えっと、死にそうに……んんっ! 【強い】からです!」
「確かに女性としては強い部類。それは私も認めましょう」
「彼女を選んだ理由はなんだ?」
「エルキナ様なら【領主様の代わり】になりそうだと思ったからです」
「お飾りで良ければ幾らでもしますわ」
「なんとも言い難いな……」
ディアナはエルキナに比べて簡素な意見だった。
ちょっと参考になるかどうか怪しい。
326 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/19(土) 21:59:16.98 ID:9zFZ+X5Z0
「複数で防衛と考えると、あまり個人戦が強い者は残したくありませんね」
「そうなんですか?」
「……逆に考えてみなさい」
「逆に?」
「【攻め込む人間が弱い者ばかり】になるというだ」
「なるほど!」
「ハァ……貴女それでも軍属でしたの?」
「す、すみません」
ディアナはエルキナになじられて委縮している。
……さて、誰を選ぼうか。
―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――
@―「【ルチア】にしよう。あいつなら何処だろうと大丈夫だ」
A―「【ドミニク】なら大体対応できる。あいつに任せよう」
B―「【エルキナ】。私の代わりに采配を振るってください」
C―「【ゴラン】なんかどうだろう。意外とやるかもしれないぞ」
D―「【ミリス】なら領地を死守してくれそうだ」
E―「【ディアナ】。留守の間どうか領地を守ってくれ」
F―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜2 選択肢 〔一つに付き2名まで選択可。なお選択肢にハズレあり〕
327 :
データ提示 安価範囲なら下
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/19(土) 22:28:13.37 ID:9zFZ+X5Z0
――――――――――――――――――――――――
【ティオニクスの従者 ルチア】 女
―45/45 闘力
―05/10 GP
―35/35 TP
【特徴】
一人でも身を守れる
主人に対して躊躇いなく毒を吐く
【特殊技能】
「猛追」、「挑発」、「征伐」、「替玉」
――――――――――――――――――――――――
【影薄き従者 ドミニク】 男
―45/45 闘力
―05/10 GP
―37/37 TP
【特徴】
糸目
微笑を絶やさない
存在感が希薄
【特殊技能】
「追撃」、「替玉」、「逃走」、「気配遮断」、「挑発」
――――――――――――――――――――――――
【銀嶺の従者 ディアナ】 女
―39/39 闘力
―05/10 GP
―27/32 TP
【特徴】
垂れ目
桃尻
後頭部に束ねた銀髪
【特殊技能】
「追撃」、「狙撃」、「征伐」、「逃走」
――――――――――――――――――――――――
【アルバの貴族 エルキナ】 女
―32/32 闘力
―04/10 GP
―46/46 TP
―100/100 ?
【特徴】
透き通った灰色の目
微妙にずれた考え
何者にも屈しない精神力
【特殊技能】
「祈り」、「統率」、「征伐」、「見切り」
――――――――――――――――――――――――
328 :
データ提示 安価範囲なら下
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/19(土) 22:29:06.82 ID:9zFZ+X5Z0
――――――――――――――――――――――――
【ミトラ教信者 ミリス】 男
―34/45 闘力
―04/10 GP
―20/35 TP
【特徴】
神への絶対的服従
妄信癖
【特殊技能】
「祈り」、「征伐」、「聖戦」(要:闘力半分)
――――――――――――――――――――――――
【領民 モルドー】 男
―30/35 闘力
―06/10 GP
―17/17 TP
【特徴】
癖のある髪の毛
力自慢
――――――――――――――――――――――――
【奴隷 ゴラン】 男
―34/34 闘力
―06/10 GP
―18/18 TP
【特徴】
短く刈り込まれた髪
生への執着
【特殊技能】
「再起」
――――――――――――――――――――――――
【気弱な領民 アルベルト】 男
―25/25 闘力
―07/10 GP
―13/13 TP
【特徴】
身長が高い
物覚えが良い
ノミの心臓
【特殊技能】
「企図」
――――――――――――――――――――――――
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/19(土) 22:59:47.56 ID:Be1w7dY7O
これルチアは残したほうがいいのかな…
@-Eで
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/19(土) 23:49:05.18 ID:fwh/Zl2MO
ルチアは悪手では?バッドエンドの夢からして一緒にいないのが最悪っぽいので、彼女は連れていくべき。
エルキナとゴランで。ある程度何とかできそうなエルキナと、そこそこのゴランを残す。
331 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/21(月) 10:08:36.39 ID:oX/vleeL0
「ティオニクス様は案外【臆病】ですわね」
「む?」
「【女性を全て領地に残している】じゃありませんか」
「それは出来るだけ被害が及ばないようにと……」
「自分の身を守る術くらいは心得ています。要らぬ心配ですわ」
「……ならば言い換えましょう。信頼しているからこそ領地を任せていると」
「能力に不安があるから残した訳では無いと?」
「その通りです」
やや不満そうな顔をしているが納得してくれた。
何かしらの考えがあるからこそ、こうして意見をするのかもしれない。
332 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/21(月) 10:09:09.16 ID:oX/vleeL0
「残りの1人はどうしますの?」
「【アルベルト】を残したい」
「どうしてアルベルトさんを?」
「彼は頭の回転が思ったよりも速い。【機転を利かせてくれそう】だ」
「脆そうですけれど」
「訓練を積んだ兵士ではありませんから」
「………」
またも何か言いたげな顔だった。
一体彼女は何を考えているのだろうか。
333 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/21(月) 10:10:05.38 ID:oX/vleeL0
「こうなると領地から出るのは」
「【私、ドミニク、モルドー、ミリス、ウルリッヒ】の5名ですね」
「偏ってますわね……」
「何がです?」
「このパーティを職業で表すと【戦士、盗賊、戦士、戦士、盗賊】になるなと」
「いや、だから何の話ですか」
「たぶんエルキナ様は【脳筋集団に見える】と言いたいんですよ!」
「なるほど」
「私が言うのもなんですけれど、それで納得するんですか……」
「魔法がつかえる人間なんてこの世に居ないんだから当然だろう」
「そ、そうですけどぉ……」
ディアナも何か言いたげだった。
今日はこの顔をよく見るなと君は密かに思った。
334 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/21(月) 10:10:49.28 ID:oX/vleeL0
「領主様。【装備】は十分な数がありますか?」
「【無い】」
「えっ」
「【商人から買えば予備を用意出来た】が、生憎【金欠で余裕は無い】」
「大問題じゃありませんか!?」
「そうだな」
「そうだな……じゃないですよ! どうするんですか!」
「逆に考えるんだ。【重武装ではないから機敏に動ける】と」
「逆転の発想ですわね」
「エルキナ様まで!?」
「ディアナ。こんな言葉を知ってます? 『当たらなければどうという事は無い』 と」
「当たったら殆ど終りじゃないですかやだー!」
エルキナを買う事に囚われて忘れていたが、この領地は依然貧乏だ。
まともな装備を用意できる人間は限られている。
どうして今まで忘れていたのだろうか。
335 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/21(月) 10:14:15.19 ID:oX/vleeL0
「他に話しておく事はあったか……?」
「何日分の水と食料を持って行くか、それと非戦闘員の収容場所を決めるべきかと思います」
「往復で1週間分。場所はココ(屋敷)で良いだろう」
「時にティオニクス様。領地にどれだけ食料を貯蔵していますの?」
「1月……切り詰めれば1月半は餓えなくて済むだけはある」
「長引くとは思いませんが……それだけあれば十分ですわね」
「ディアナに聞いておきたい事があった。弓と矢じりは調達出来るのか?」
「材料が近くで取れますから、今ある分と合わせてかなり用意出来ます」
「よし。なら良い」
細かい確認は大事だ。
今なら何か言えるかもしれない。
……君は彼女達に何を聞きたい?
―【選択表】――――――――――――――――――――――――――――――
@―(無いな。これで終わりにしよう)
A―自由記述
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
↓1〜3 選択肢 (2D10で数値が低いほど結果が良くなる)
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/21(月) 10:28:34.95 ID:y5Maj9vhO
ってちょい待った。選択肢って329と330で選んだの全部無条件で使うってこと?ルチア残しも含めて?
てっきり多数決にするかコンマで決めるかと思ったが、これは分かりにくいわ。この面子なら確かに危ない。
とりあえず、安価下にするけどこれはまずいんじゃなかろうか。329か330かどっちかにするかにした方がいいと思う。
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/21(月) 15:55:56.28 ID:k4TnCohtO
2 もう一度、領地に残す人を再考させてもらいたい。
二つの意見を合わせてのパターンだと対立してるとまずい気が
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/21(月) 16:03:27.34 ID:FqZci4krO
>>337
に同意。できればだけど。
さすがにこの面子は地雷にしか見えない。
339 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/22(火) 17:16:23.28 ID:VzDoKuSl0
では情報を開示 参考にして下さい
・【統率】持ちが居ると判定が多少有利になる (記載は無いがティオニクスも所持)
・戦況が悪くなると裏切る人間が居る (同行させると更に早い段階で)
・どっちに居ようと死ぬ時は死ぬ (闘力が低ければ低いほど可能性は高い)
・使い物にならない人間は居ない (個人によって状況に補正差がある)
・ウルリッヒを……させる…状……良…なる
・GPが1違うと戦闘経験に大きく差が出る
―【選択する際の注意点】―
■1つに付き”1名”まで変更可能 被った場合は下にずれる
■多数決がしたいなら併記する事 2票以上あればそこから再度集計
■ヒントが欲しいなら簡潔に併記してくれれば答える時”も”あります
↓1〜3 で領地に残したい者を変更して下さい
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/22(火) 18:43:11.71 ID:dLDerRkNO
>>339
詳細なレスありがたいです。
これだと
・ゴラン…寝返りやすいから同行はさせなくて正解。これはそのまま。
・ウルリッヒ…「同行させると状況が良くなる」のでこれもそのまま。
・ルチア…イベント的に同行させず死亡だけは絶対避けたい。能力も最上で残す理由がない。変更の方向。
・ドミニク…能力的に外す理由がない。そのまま。
・ディアナ…遠距離不足と指摘されてて残すのはなさそう。変更の方向。
・エルキナ…難しい。闘力的に危なそうだが、補正が惜しい。保留。
・アルベルト…捨て駒?さすがに危ない。変更の方向。
・ミリス…闘力落ちてる状態で行かせるのはまずそう。変更の方向。
・モルドー…戦力になるのだろうか?変更の方向。
という感じ。かなり大きく入れ換えることになりそう。
一人につき1票なので、一番優先度が高いルチアin、ミリスoutで。後は他の方の判断に任せるけど、ディアナinの優先度は高そう。
341 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 12:46:20.68 ID:OE4MqNM/0
レス付かないんで再度あげ
1800に更新予定
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 13:02:53.29 ID:HXADsUkeO
レスがこのまま付かないと変更は1人だけ?
340だけど、連取りはNGだしなあ。誰かヘルプ。
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 14:18:38.11 ID:xi/VLMS7O
>>340
がルチアとミリスの二名変更扱いになるなら、
>>340
と同じにして、ルチアとミリスの両方を変えれる用にする。
そうでないならエルキナを連れて行く。
ディアナ連れて行くか迷ったけど、エルキナの言うことを信じようかと。
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 16:10:50.92 ID:DkxfVnHlO
>>343
誰をinにして誰をoutにするかでワンセットと思ってたけど、そこは分かんないな。
エルキナinはありっちゃありだけど、誰を抜かすか。
安価は下で。
345 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 16:33:10.50 ID:OE4MqNM/0
>>343-344
領地に残る人間を増やす=欠員が出れば直ぐに穴を埋められる、攻め込む方が辛くなる
攻め込む人間を増やす=突破が容易になる、領地を守るのが辛くなる
どちらかの人数が少なくなっても良いならばどうぞ
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 16:38:41.79 ID:tOK3eFR8O
>>345
サンクス。となると後1枠か。どっちかを増やすかなのかな。
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 18:28:32.44 ID:jIVT+vQKO
シャドやライトみたいな戦力がいれば良かったけど、攻める戦力足りなさそう。
348 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 18:32:43.38 ID:OE4MqNM/0
出:ティオニクス、ドミニク、モルドー、【ミリス】、ウルリッヒ
残:【ルチア】、エルキナ、ゴラン、ディアナ、アルベルト
↓
出:ティオニクス、【ルチア】、ドミニク、モルドー、ウルリッヒ
残:エルキナ、【ミリス】、ディアナ、ゴラン、アルベルト
更新前に再度確認
1900までに案が無ければこれで決定して進めます
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 18:43:50.88 ID:jIVT+vQKO
領地防衛は遠距離に統率に護衛でミリスと完璧にみえる。攻めが弱そうだけど撤退も出来るならコレでも悪くはなさそう…?
350 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 19:01:35.36 ID:OE4MqNM/0
前回までのあらすじ
暗躍する権力者。
恨みを持つ人間が集結する。
流れる血を嫌悪しつつも彼は動く。
使命を全うする為に彼女は動く。
領地を守る人間を決めよう。
351 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 19:04:55.86 ID:OE4MqNM/0
君は彼女達が見せた反応をふと思い出す。
ここで終わっても良いのだろうか。
「申し訳ありません。訂正させて下さい」
「何がです」
「領地へ残す人選に間違いがありました」
「……では誰が何処に?」
「ミリスを領地に残し、ルチアを共に連れて行きます」
「どういった考えで?」
「ルチアはどんな状況でも自分を守ってくれると信じて」
「ミリスに関しては負傷が癒えきってない事を思い出しまして」
「………そうですか。そういう事なら解りました」
「助かります」
「私には聞かないんですね。領主様」
「ディアナは否定するのか?」
「そういう訳では無いんですけれど……」
かなり間を置いたが、エルキナは君の意見に賛同した。
恐らく悪い印象では無い筈だ。……と思う。
352 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 19:14:36.89 ID:OE4MqNM/0
「これだけ決めておけば不足事態にも対処できますね!」
「それは違いますわ。ディアナ」
「?」
「【合言葉】がまだですからそれも決めておかないと」
「エルキナ様……わざわざそんな事決めなくても……」
「知らない相手が紛れ込んでいたらどうするんですの?」
「軍に居た頃でも全く無かったのに……」
「不満?」
「いえ、あの……」
「どんな合言葉にするんです?」
「【軍神マルスは我らの】」
「えっ」
「どう返すか【期待してますわよ】」
「………」
エルキナは貴族だ。
これはこちらの教養を試しているのかもしれない。
彼女が気に入る答えがあるのかはさておき、どう返したものか……。
↓1〜2 問いかけにどう返すか
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 19:45:32.60 ID:tOK3eFR8O
合い言葉にするんだよな?んで、向こうに推測できそうもないものにしないといけない。これは分かりにくいな。
とりあえず我らの『アレス』で。ギリシャ神話では同じ神のため。
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 20:27:54.83 ID:iqwyDj2K0
女神アテナが倒す
優秀な女性陣が居るこちらをアテナに、強い剣闘士を従えた敵をマルスに見立ててみる。
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 20:36:24.08 ID:tOK3eFR8O
>>354
あー、上手いね。教養の話かはともかく、なかなかいいんじゃなかろうか。
356 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 21:22:37.34 ID:OE4MqNM/0
「……【女神アテナが倒す】」
「へぇ、なかなか面白い返しですのね。理由を聞いてもよろしくて?」
「優秀な女性陣が居るこちらをアテナに、屈強な相手方をマルスに見立てました」
「『ミネルヴァ』では無く『アテナ』とした理由は?」
「語感の良さを重視しました」
「確かにミネルヴァでは【音被り】をして美しくありませんわね。でもそれだけかしら?」
「一応他に理由があるにはありますが……」
「言って下さいまし」
「その姿はとても美しかったと伝承では残っているので――」
「知恵を使って勝利に導く姿をエルキナに重ねて見ようとしたんです」
「ほうほう……はいっ!?」
こちらを凄まじい速度で見返してきた。
彼女は動揺している様にも見える。
357 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 21:41:50.96 ID:OE4MqNM/0
「な、ななな……」
「どうしました?」
「そんなの理由になってませんわ!」バーン
「だから言いたくなかったんです……」
エルキナは顔を赤くしながら机を叩き、声を張り上げた。
「……合言葉は【軍神マルスは我らの女神アテナが倒す】でよろしいでしょうか?」
「ま、まあ別に……構いません」カァッ
「では問われる側の対応は【女神アテナが倒す】と返す事にしましょう」
「解りました!」
「それでは解散にします。後は各々で準備を整えるように」
「私を……美し……うふふふ」ブツブツ
色々あったが大まかな流れを決める事が出来た。
もし不安な点があれば適時相談すれば良いだろう。
358 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 22:00:13.91 ID:OE4MqNM/0
―――――
―――
戦の日が近づく毎に緊張が高まる。
あともう少しで始まると思うと、なかなか眠れない。
(抜けがあったじゃ済まされない。誰しも命が懸かってるから)
(どうすれば穏便に事を運べるかを考えないと――)
(………zzzZ……zzzZ)
―【判定表】――――――――――――――――――――
02 ― 闘力-「2点」、特徴「目の違和感」
03〜10 ― TP+「1点」
11〜12 ― 変動なし
13〜19 ― TP+「1点」
20 ― 闘力-「2点」、特徴「呼吸が浅い」
―――――――――――――――――――――――――
↓1 成長判定
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 22:00:52.98 ID:B+3S48uIO
a
360 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 22:33:58.29 ID:OE4MqNM/0
――
――――――――――
―――――――――――――――――――――
周囲はとても暗い。
灰がかった雲から雨が絶え間なく降り注いでいる。
君は自分と横の誰かが地面に倒れ伏している事に気が付く。
「これで終わりだな」
「ぁ……あ?」
「その傷ではもう碌に喋る事も出来ないだろう」
「貴方に恨みは無い。……がこれも仕事だ」
「逆らう事の出来ない私をどうか許してくれ」
「――ッ!」
剣が肉に食い込む感触。
僕の意識はそこでぷつりと途切れた。
361 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 22:38:56.22 ID:OE4MqNM/0
―【現在値】――――――――――――――
【地方領主 ティオニクス】 男
―37/41 闘力 〔29→37〕
―05/10 GP
―25/30 TP↑ 〔29→30〕
―50/100 ?↑ 〔40→50〕
【自然回復】 (闘力、TP20%回復)
――――――――――――――――――――
【ティオニクスの従者 ルチア】 女
―45/45 闘力 〔36→45〕
―04/10 GP
―40/41 TP 〔40→41〕
――――――――――――――――――――
【影薄き従者 ドミニク】 男
―46/46 闘力
―04/10 GP
―38/38 TP
――――――――――――――――――――
【銀嶺の従者 ディアナ】 女
―41/41 闘力
―04/10 GP↑ 〔05→04〕
―34/34 TP
――――――――――――――――――――
「ああっ! 大丈夫ですか?」
「ディアナ……」
「ずっと魘されてて私どうしたらいいのか解らなくて……」
「ありがとう。問題ないよ」
ディアナは水に濡らした布巾を絞り、僕の額に浮かぶ汗を拭ってくれた。
どうやら今日も長く眠っていたようだ。
……あの夢は何だったのか。
362 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 23:00:02.07 ID:OE4MqNM/0
【竈神ウェスタの月 1週】 (21/28)
「おはようございます。ティオニクス様」
「ああおはよう。エルキナ」
「今日は私が報告致します」
「えっ」
「なんですその反応は」
「いえ、その……」
「異論が無いようなので始めさせて頂きますわ」
「……最初に【北東の村】での情報共有。報告が終れば【直ぐ向かいます】」
「次に【陣地構築】の進捗状況ですが【来週には完成する】でしょう」
「あと……女性物の服が屋敷の外に」
「む?」
「体液か何かで汚れていたので焼却処分しておきました」
「妙な輩が居るかもしれませんから、ティオニクス様も気を付けて下さいまし」
「……解った」
363 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 23:07:54.70 ID:OE4MqNM/0
―【現在の状況まとめ】――――――――――――――――――――――――――
・竈神ウェスタの月 1週 (21/28)
・領地の中心に「目安箱」を設置 (週初めと中間報告で妙なイベントが入ります)
・ウルリッヒは臨時収入を得て馬を失った (週初めと自由行動で選べる)
・ディアナに頼むと「奉仕」してもらえる (自由行動で選べるイベント)
・女性物の服が外で見つかった
・ルチアと結ばれた (定期的に?が回復します)
・来週まで(22ターン)に戦の準備を整える
・東と南で陣地構築中
・銀貨8枚をアエミリウスに支払う (陣地構築が済んでから入るイベント)
・領地東で黒い液体(石油)を貯留中 (石油を何かしらに使えます)
・東の櫓は南よりも景色が綺麗なので気分転換になる (やる気が回復します)
・南方にメッサーラ家の領地がある (訪問出来ます)
・↑のおおよそ反対側にアエミリウス家の領地がある (訪問出来ます)
・君が休んでいる時は皆も領地の何処かで過ごしている
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
/領地特徴/
北―森の一帯
西―大きな川+
東―豊かな農地++ 【?】
南―荒地++++ 【?】
南東―農地
/建造物等/
北―巣穴
西―堤防
東―柵(木)、油田、景色が良い櫓
南―柵(木)、旗(太陽)、屋敷寄りに櫓、水路
北東―牧歌的な村
南東―灰を被った地面
・水源が豊富
・領民は読み書きが出来る教養を持つ
・東南からは攻め易い
・村(北東)の住人と協力関係
【?】 陣地構築中 〔22ターンに完成〕
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
364 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/24(木) 23:16:30.11 ID:OE4MqNM/0
苦しいと言えば苦しくなる。
人間は単純な部分があるのかもしれない。
思い込みでこうも変わるのだから。
……第21ターンの行動を聞こう。君は何をする?
―【選択肢】―――――――――――――――――――
@―領地の開墾、改善
×―人材発掘
B―自己学習
C―誰かに相談する※
D―近隣の領主、村長に助けを求める※
E―自由記述
F―人材派遣
※―今まで出て来た人物の名前を併記する事
――――――――――――――――――――――――
下1〜2 選択肢 〔北東に向かうのはこれと別枠〕
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/24(木) 23:52:48.14 ID:tOK3eFR8O
とりあえず夢はバシクスか。登場したらやられる、ってことは彼を止める何かが必要ということか。
安価はまだ考えさせて。難しいなこれ。
366 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/25(金) 09:28:32.65 ID:J2RiVZ460
再度あげ 1800に更新予定
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/25(金) 16:01:48.87 ID:+b6LmV80O
出来ればヒントが欲しい
安価下
368 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/25(金) 18:46:05.70 ID:J2RiVZ460
ヒント
何かやらなければならない訳では無いので難しく考えない方が良い
物語のヒントをここで求めたいならCで枠を使う方がこちらとしては楽
↓1〜2
>>364
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/25(金) 19:08:52.06 ID:dKvPRCPz0
4 エルキナ
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/05/25(金) 19:56:21.36 ID:+RQzffPvO
3
371 :
寝落ちするまで更新
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 19:45:22.78 ID:mDPCrUAY0
前回までのあらすじ
夢で見た屈強な身体を持つ男。
あの男と闘ってはいけないと直感する。
予定通り北東の村へ行こう。
372 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 19:46:24.43 ID:mDPCrUAY0
北東の村への訪問
「ティオニクス様。用意は済みましたか?」
「ええ」
「同行者は私と――」チラッ
「私ですが何か」
「文面で表すと判りにくいですわね……」
「?」
「こちらの話ですから気にしないで下さいまし」
「そうですか」
北東の村への同行者は――
ルチア、エルキナ、ドミニクの3名だ。
ドミニクは待機させている馬を優しく撫ぜている。
373 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 20:05:29.74 ID:mDPCrUAY0
村への道も半分過ぎた頃、ドミニクが休憩を提案してきた。
恐らく女性が多いので気を遣っているのだろう。
「その方はどういった人物で?」
「良くも悪くも……癖のある方ですね」
「癖?」
「はい」
「気になりますわね……」
そこまで言って彼女は立ち上がる。
村長も待っている事だろうし一気に進もう。
―
――――
―――――――――――
374 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 20:06:32.57 ID:mDPCrUAY0
〜牧歌的な村〜
君達は北東の村を訪れた。
入口から奥にかけて大きな轍が出来ている。
木々の隙間から見えるアレは何だろう。
「誰も居ませんの?」
「まぁこういう村ですから」
「どういう村ですの……」
「そうですね。そういう村ですから」
「えぇ……」
エルキナは肩をガクッと落とした。
どうやら君とルチアの答えに不満があるらしい。
375 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 20:14:19.57 ID:mDPCrUAY0
「……異様ですね」
「私以外に違和感を覚える人が居て安心しましたわ……」
「領主様。村長はあの家で待っていると思います」
「大きい家だな?」
「はい」
「よし、行こう」
君は従者に挟まれるようにして進む。
ここまで身を守ってくれる状況もそうそう無いだろう。
376 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 20:25:34.03 ID:mDPCrUAY0
〜村で一番大きな家〜
「……鉄の臭い?」
「急な来訪で申し訳ありません! 何方かいらっしゃいませんかー!」
「相変わらず暗いな」
「勝手に入るのが普通になってます」
「だってあっちが来ないし……」
「村長の前で言うのは止めて下さいね。失礼なので」
「ははは、だいじょぶだいじょぶ――」
「………何が大丈夫なんだ?」
「いっ!?」
「「!」」
「………」
突然の出来事に心臓が飛び跳ねる。
覆面を被った男が暗闇からぬぅっと現れたからだ。
377 :
◆sh9LE6ZD.AZt
[saga]:2018/05/28(月) 20:47:29.11 ID:mDPCrUAY0
「い、居たんですね……」
「ああ。今さっき来た所だ」
「失礼ですが、貴方はどちら様で?」
「驚かせてすまなかった。俺はこの村の長だ」
「貴方が村長?」
「村長と言うより不審者ですわ」
「ちょっ」
「……お前からは嫌なにおいを感じる」
「私から? ご冗談を。いつも身綺麗にしています!」
「そういう意味ではない」
「容量を得ませんわね……」
「貴族だろう」
「ええそうです。そうでした」
「俺は貴族が大嫌いだ」
「何ですって!?」
「どうどう」
「ルチアは黙っててお願い!」
村長の言葉にエルキナは激昂した。
彼女から彼への第一印象は最悪に違いない。
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