千歌「決めた…!私、この転校を機にヤンキー辞めて、真面目に生きる!!」

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688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:52:02.47 ID:Sw6bgkz60
>>687
すみません…脱字ありました……訂正します。
689 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:52:33.97 ID:Sw6bgkz60
梨子「……」

穂乃果「私も変わりたい……強くなりたい……」ポロポロ…

海未「穂乃果……」

梨子「……」

千歌「……」

穂乃果「でも…できるのかな……分からない……私は、そんな事ばかり考えちゃう……不安ばかり浮かんできて、進む足が動かなくなる……」

梨子「………」

穂乃果「ねぇ…梨子ちゃん……できるのかな…?私は……私は、前に進めるのかな……?」

梨子「…そうね……」

梨子「それは、やってみないと分からないわね…」

穂乃果「…!」

梨子「でも、絶対に無理だった道が、進めるかもしれない……無理じゃなくなるんだよ…」

穂乃果「…!!」

梨子「みんなで考えよう…?みんなで立ち向かおう…?そしたら、きっと進めるよ……未来に……」

穂乃果「…梨子ちゃん……」
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:53:09.07 ID:Sw6bgkz60
ことり「穂乃果ちゃん…」ツカ…

海未「…!」

海未「ことり、手を貸しますよ」スッ…

ことり「ありがとう、海未ちゃん…」ニコッ…

穂乃果「……」

ことり「よっ…と……」ツカ…ツカ…

海未「………」トコ…トコ…

穂乃果「…ことりちゃん……海未ちゃん……」
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:54:43.16 ID:Sw6bgkz60
梨子「……」

ことり「………」

海未「………」

穂乃果「あ…あぅ……」

穂乃果「………」

ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「…!」

海未「穂乃果…」

穂乃果「……!」

ことり「………」

海未「………」

穂乃果「………」

穂乃果「ふ…二人とも……」

ことり「…なに…?穂乃果ちゃん」

海未「なんですか…?なんでも言ってください」

穂乃果「っ……」
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:55:27.84 ID:Sw6bgkz60
穂乃果「うぅ……」グスンッ…

穂乃果「いいのかな……私…」ウルウル…

ことり「……」

海未「……」

穂乃果「いいのかな……我儘言っていいのかな……」ウルウル…

ことり「……」

海未「……」

穂乃果「絶対迷惑かけるよ…?危険な目に合うかもしれない……私が我慢すれば済んだかもしれない事なのに……」ウルウル…

ことり「……」

海未「……」

穂乃果「私は……」

ことり「穂乃果ちゃん…」

海未「穂乃果…」

穂乃果「うぅ……私は……」ポロポロ…

ことり「……」

海未「……」
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:57:51.21 ID:Sw6bgkz60
穂乃果「私は変わりたいよ……辛いんだもん……このままなんてイヤだよ……昔みたいに戻りたい……また、昔みたいに笑いたい……」ポロポロ…

ことり「……」

海未「……」

穂乃果「だから……」ポロポロ…

穂乃果「うぅ……だから……」ポロポロ…

梨子「………」

凛「………」

花陽「………」

曜「………」

千歌「………」

ことり「穂乃果ちゃん…」

海未「穂乃果…」

穂乃果「……っ」ポロポロ…

穂乃果「助けて……っ」ポロポロ…

ことり「……!」

海未「……」ニコッ…
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:58:51.73 ID:Sw6bgkz60
穂乃果「ごめん…迷惑かけるかもしれないけど……でも、力を貸して欲しい……私一人じゃ怖くて進めそうに無いから……」ポロポロ…

ことり「………」

穂乃果「う…うぅ……」ポロポロ…

ことり「……」ニギッ…

穂乃果「え……」

穂乃果(手を……)

ことり「…ありがとう……穂乃果ちゃん……」ニコッ…

穂乃果「…!」

ことり「やっと言ってくれたね……もちろんだよ……穂乃果ちゃん……私に出来る事なら、なんでもする……だから、みんなで頑張ろう…?私達を取り戻すために……」ポロポロ…

海未「……」ニギッ…

穂乃果「…!」

海未「…私もです……穂乃果……もう見失いません……今度は、本当のあなたのために、私も尽力します……」ポロポロ…

穂乃果「海未ちゃん……ことりちゃん……」ポロポロ…
695 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 19:59:31.73 ID:Sw6bgkz60
梨子「私達もよ…」スッ…

穂乃果「梨子ちゃん……」

凛「もちろん、凛も!!」

花陽「私も微力かもしれませんが、穂乃果先輩のために頑張ります…!」

穂乃果「凛ちゃん…花陽ちゃん……」

曜「……」

花陽「曜先輩も…!ですよね…?」

曜「うん…!私達もA-RISEには借りがあるしね…!それに、穂乃果ちゃん達も助けたい……やらせてもらうよ…!A-RISE退治!だよね?千歌ちゃん…!」

千歌「………」

曜「千歌ちゃん……?」

千歌「あ…うん……そりゃもちろんそうだけど……」

曜「え…?」

穂乃果「……?」

梨子「千歌ちゃん……?」

千歌「とりあえず、私の勝ちって事でいいのかな…?この喧嘩……」

穂乃果「…!!!」
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:00:01.29 ID:Sw6bgkz60
千歌「いや、なんか終わりっぽい感じになってるから、どうなのかなーって……」

梨子「…!?」

梨子「ちょ…ちょっと…!!何言ってるの、千歌ちゃん!!喧嘩とかそういう問題じゃないでしょ!?さっきのだって、喧嘩とかじゃなくて…

穂乃果「梨子ちゃん…」スッ…

梨子「え…?」

穂乃果「………」ニッ…

千歌「…!」

穂乃果「誰も負けたなんて言ってないけど…?」コキッ…

千歌「…!!」

千歌「………」ニッ…

千歌「そっか……じゃあ……」スッ…

穂乃果「うん……」スッ…

梨子「え…!?えぇ…!!?な…なにやって…

海未「梨子…」

梨子「え…!?海未ちゃん…!?なに静かに見てるの!?止めないと…!!」

海未「いいんですよ……梨子……」

ことり「うん……」
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:00:45.06 ID:Sw6bgkz60
穂乃果「………」

千歌「………」

ことり(穂乃果ちゃんの、あんなに楽しそうな目……)

穂乃果「言っとくけど、さっきの本気じゃないから……怪我しても知らないよ…?」ゴゴゴゴゴゴ…

千歌「奇遇だね……私も本気じゃない…怪我するのは、そっちじゃなくて…?」ゴゴゴゴゴゴ…

ことり(すごく久しぶりに見た気がする……あの日に……昔の楽しかったあの日に、戻ったみたい……)

凛「あの目……」

花陽「…?凛ちゃん……?」

凛「あの目だにゃ……」

穂乃果「さて……じゃあ、そろそろ……」ズリッ…

千歌「うん……」ズリッ…

花陽「目…?どういう事……?」

凛「凛の……」

凛「凛が憧れた穂乃果先輩が戻ってきたにゃ……」

花陽「…!!」


穂乃果 ダッッ!!!

千歌 ダッッ!!!
698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:02:43.63 ID:Sw6bgkz60
海未「同時に…!」

穂乃果 ザッ…!

千歌 ザッ…!

曜「いや……」


ガツンッッッ!!!!


穂乃果「あぐぁっ…!!」フラッ…

千歌「……」ニッ…

曜「千歌ちゃんの方が速い…!!」

穂乃果「あああっ…!!」グアアッ…!!

千歌「…!」


バキィッッッ!!!!


千歌「ぐはっ…!!」フラッ…

穂乃果「……」ニッ…

海未「すぐに返した…!」

曜(モロに千歌ちゃんのパンチを貰ってるのに……!)

曜「な…なんて精神力……レベルが違う……」
699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:03:11.21 ID:Sw6bgkz60
千歌「あああっっ!!!」バッ!!

穂乃果「あああっっ!!!」バッ!!


ドカッッッ!!!!
ゴンッッッ!!!!


千歌「ぶはっ…!!」ヨロッ…

穂乃果「ぐっ…!!」ヨロッ…

花陽「相打ち…!!」

凛「な…なんにゃ……この喧嘩……」

花陽「す…すごすぎる……」
700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:04:32.56 ID:Sw6bgkz60
千歌「……」ザザァッ…!

穂乃果「……」ザザァッ…!

千歌「………」

穂乃果「………」

梨子「え……と…止まっちゃったけど……どうしたの…?終わったの…?喧嘩……」

凛「………」

凛「違うにゃ……」

梨子「え…」

梨子「ま…まだやるの……?二人とも、もうボロボロじゃない……」

凛「やるに決まってるにゃ…いや、むしろ、喧嘩はここからだにゃ……」

梨子「こ…ここから…?」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:05:49.55 ID:Sw6bgkz60
凛「今のは、相手の実力を確かめただけだにゃ……ここから……ここから本当の闘いが始まるんだにゃ……」

梨子「えぇ…!?」

梨子「そ…そんな……危ないわよ……」

曜「でも、止める事はできないよ…」

梨子「え……な…なんで……」

凛「これは不良のプライドをかけた闘いなんだにゃ……ただ単純に、どっちが強いのか……それを止めるなんて差し出がましい事できないにゃ……」

梨子「ど…どっちが強いか……って……」

梨子「…そ…そんなのどうでもいいじゃない……理解できないわ……」

曜「そういう生き物だから……不良ってのは…」

梨子「曜ちゃん……」
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:06:37.13 ID:Sw6bgkz60
梨子「………」

梨子「うぅ……分かったわ……でも、危なくなったら止めるからね……私は…」

凛「そしたら、凛が梨子先輩を止めるにゃ……」

梨子「え…!?」

凛「もうダメなんだにゃ……凛も知りたくなっちゃったんだにゃ……」

凛「一人の不良として、ただ単純に……」

曜「………」

海未「………」

花陽「………」

凛「どっちが強いのか……」

梨子「…!!」

凛「誰が…アキバ最強なのか……」


穂乃果「………」ゴゴゴゴゴゴゴ…

千歌「………」ゴゴゴゴゴゴゴ…
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/12(月) 20:08:01.78 ID:Sw6bgkz60
千歌「……」モゴモゴ…

千歌「……」

千歌「ぺっ…」

血 ベチャッ…!

梨子「…!!」

梨子「ちょ…血が……」

千歌「………」

穂乃果「………」

千歌「……」ニッ…

穂乃果「……」ニッ…

梨子「え…笑って……」

千歌「行くよ…穂乃果ちゃん……」

穂乃果「こっちのセリフだよ……」
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 04:56:23.39 ID:UNcG/amGo
いやぁ戦いだなぁ
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 04:57:13.38 ID:UNcG/amGo
熱い戦い
706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 12:23:01.73 ID:HgN6+HSS0
松浦と小原が怖すぎるんやが
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 14:07:45.23 ID:+ucyg1fvo
ここでボロボロになったら対暴走族と対ヤクザの戦いどうすんねや

まぁ謎回復入ると思うけど
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 17:11:28.70 ID:889OZH280
なんか龍が如くのタイマンを思い出す

焔ヶ丘高校 番長
高坂 穂乃果


709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/13(火) 21:55:17.20 ID:P/Up/ry2O
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:46:45.39 ID:RjhCgGwR0
千歌「……」

穂乃果「……」

凛「………」ゴクリッ…

千歌「……」ズリッ…

凛「…!!」

凛(動く…!!)


千歌「はあああっっ!!!」ダッッッ!!!

穂乃果「ああああっっ!!!」ダッッッ!!!

凛「また同時…!!」
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:47:25.69 ID:RjhCgGwR0
曜「…!!」

曜(速い…!!穂乃果ちゃんが、千歌ちゃんのスピードに合わせてきた…!!)

海未(全くの互角……あの穂乃果と……)

千歌 ザッ…!!

穂乃果 ザッ…!!

凛(来る…!!)

曜(モーションに入った…!どっちも右の大振り…!!)

海未(当たれば倒れる…!!)
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:48:13.63 ID:RjhCgGwR0
千歌「はああっ…!!」バッ…!

穂乃果「あああっ…!!」バッ…!


ツバサ「……」ザッ…

ツバサ「…これは……」


穂乃果「…!!?」ビクッ…!

千歌「え……?」ピタッ…!

ツバサ「…一体なにをしているのかしら……?」

海未「あ…あなたは……」

英玲奈「たまたま通りかかって見たら…」ザッ…

あんじゅ「なにやら面白い事になってるわね…ふふっ……」ザッ…

ツバサ「………」

曜「き…綺羅ツバサ……!!!」

穂乃果「な…なんでここに………」

ことり「っ……」

花陽「あ…あぁ……」

梨子(こ…この人が……)
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:48:54.95 ID:RjhCgGwR0
千歌「………」ザワッ…

曜「あ…!!」

曜「ち…千歌ちゃん…!!ダメ…!!!」

千歌「……」ザッ…!!

ツバサ「……!」

千歌 ブゥンッ…!!!


パシィッッッ!!!!


花陽「え……?」

ツバサ「………」ググググッ…

千歌「くっ…」グググッ…

花陽「ち…千歌先輩…!!?」

凛(き…綺羅ツバサに攻撃を……)

穂乃果「ち…千歌ちゃ……」

ツバサ「…あんじゅ」

あんじゅ「えぇ」

千歌「…!」

あんじゅ ザッ…!!


ドカッッッ!!!


千歌「あぐっ…!!?」グラッ!!

千歌「いっ……!!」ズザアアアアッッッ!!!
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:49:33.91 ID:RjhCgGwR0
ツバサ「………」

千歌「くっ…!!」バッ…!

ツバサ「……ふふっ……そんなに睨まないでくれる……?久しぶりの再会なんだから……」

ツバサ「ね…?高海…千歌さん……?」

千歌「綺羅…ツバサ……!!」ギリッ…

海未(久しぶりの再会……?)

穂乃果(え…?千歌ちゃんと、ツバサさんが……?)

ツバサ「英玲奈…」

英玲奈「あぁ」

英玲奈 ザッ…

千歌「…!」

英玲奈「お前は、放っておくと何をするか分からないんでな……大人しくしてもらうぞ…」

拳銃 スチャッ…

千歌「…!!?」

梨子「け…拳銃って……」

ことり「…!!」
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:50:03.44 ID:RjhCgGwR0
千歌「くっ……」

英玲奈「動くなよ…?動けば、撃つぞ」

穂乃果「ち…千歌ちゃん…!!」

ツバサ「穂乃果さん」

穂乃果「…!!」

穂乃果「ツ…ツバサ…さん……」

千歌「っ………」

ツバサ「説明してもらえる…?これは、どういう状況なの……?」

穂乃果「…!!」

穂乃果「そ…それは……」

ツバサ「言ったわよね?水見色を潰せって。なにを楽しそうに喧嘩してるの…?拳銃は?渡したわよね?」

穂乃果「…!!」

ことり「………!」

ことり(そ…そっか……あの拳銃は……)
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:51:38.76 ID:RjhCgGwR0
穂乃果「ツ…ツバサさん……」

ツバサ「なに…?」

穂乃果「………っ」

ツバサ「どうしたの…?なんでも言ってみなさい?」

穂乃果「わ…私は……」

梨子「穂乃果ちゃん…」

海未「穂乃果…」

ことり「穂乃果ちゃん…」

穂乃果「………!」

凛「穂乃果先輩…」

花陽「穂乃果先輩……」

穂乃果「わ…私は……!」

ツバサ「……?」

穂乃果「私は、もうツバサさんの指示通りには動けません…!!!」

あんじゅ「……!!?」

英玲奈「なっ……!?」

ツバサ「………」
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:53:29.58 ID:RjhCgGwR0
千歌「…穂乃果ちゃん……」

穂乃果「…………」

英玲奈「こ…高坂穂乃果…!!お前、一体なにを…

ツバサ「英玲奈」

英玲奈「え……」

ツバサ「いいから……」

英玲奈「……」

穂乃果「………」

ツバサ「………」

ツバサ「…あなた……自分の言ってる意味分かってるの……?」

穂乃果「…!」ドキッ…!

穂乃果「……は…はい…」

ツバサ「………」

穂乃果「………っ」

ツバサ「…分かってないわね…現実から目を背けている……」

穂乃果「…!」
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:53:59.45 ID:RjhCgGwR0
ツバサ「あなた、今、「動きません」じゃなく、「動けません」って言ったわよね?」

ツバサ「まるで、誰かにそうさせられているような言い方……自分の意思を隠してる……まだ決心がついてない証拠ね」

穂乃果「……っ」

ツバサ「あなたの目には綺麗事しか見えてない……何を吹き込まれたのか知らないけど、現実を見なさい?思考を停止させちゃダメよ、ちゃんと冷静に考えるの……分かる…?」

穂乃果「………!」

ツバサ「もう一度聞くわ……あなた…自分の言ってる意味……分かってて、そんな事言っるの…?」

穂乃果「っ………」

穂乃果「は…はい……」

ツバサ「………」

ツバサ「そう……」

穂乃果「っ……」

ことり「穂乃果ちゃん……」
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:54:34.07 ID:RjhCgGwR0
ツバサ「英玲奈」

英玲奈「…?」

ツバサ「高海千歌の頭を撃ち抜きなさい」

穂乃果「…!!?」

千歌「…!!!」

梨子「ちょ…な…なに言って……」

ツバサ「本気よ?言っとくけど、人を殺しても捕まらない方法なんていくらでもあるからね」

梨子「…!!?」

ツバサ「英玲奈…やりなさい」

英玲奈「あぁ」

穂乃果「え…あ…あぁ……」

ツバサ「なにを困惑しているの?あなたがさっき言った言葉は、こう言う意味よ…?」

穂乃果「…!」

海未「穂乃果…!!今すぐ訂正しなさい…!!」

英玲奈「もう遅い」ガチャッ…

千歌「っっ…!!」

曜「やめろ…!!!千歌ちゃんを撃ったら、私がお前を殺すぞ…!!!」ザッ…!!!

梨子「よ…曜ちゃん……」

曜「ふっー…ふっー……」ゴゴゴゴゴゴ…

英玲奈「………」

千歌「曜ちゃん……」

英玲奈「そんな言葉が脅しになると思っているのか?」

英玲奈「渡辺曜よ……」

曜「…!!?」

曜(わ…私の名前……覚えて……)
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:55:13.03 ID:RjhCgGwR0
穂乃果「あ…あぁ……」

海未「穂乃果…!!早く訂正を…!!!」

凛「ど…どうすれば……」

花陽「…嫌……そんなの……」

穂乃果「つ…ツバサさ…

ツバサ「遅いって言ったでしょ?」

千歌「〜〜っ!!」

ツバサ「さようなら、千歌さん」

千歌「…!!」

英玲奈「……」スッ…

曜「や…やめ…

千歌「曜ちゃん!!伏せて…!!!」

曜「え……?」


バンッッッ!!!!


曜「…!!?」

梨子「な…なに……?」

曜「…発砲音……?」

曜(後ろから……?) クル…

ことり「はっ…はっ…はっ…はぁっ…」

拳銃 プルプルプル…

曜「…こ…ことりちゃん………?」
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:56:51.32 ID:RjhCgGwR0
凛「え……」

花陽「け…拳銃……?」

穂乃果「…なんでことりちゃんが……それを……」

英玲奈「……あの拳銃は……」

あんじゅ「ツバサ…」

ツバサ「えぇ……あれは、穂乃果さんに渡したはずの拳銃ね……」

穂乃果「…!!」ビクッ…!

ことり「ち…千歌ちゃんを離してっ…!!!」

千歌「…!!」

英玲奈「………」

英玲奈「二度目になるが…」

ことり「はぁっ…はぁっ……」

英玲奈「そんな言葉が脅しになると思っているのか…?」

ことり「っ………!」
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:57:21.04 ID:RjhCgGwR0
英玲奈「拳銃を持ったのは初めてか?さっきのは狙った場所に撃てたのか?私を狙ったんじゃないのか?その様子じゃ、次はどこに当たるか分からないぞ?」

ことり「…!!」

英玲奈「言っておくが……」

英玲奈「お前の持っているそれは、人を殺せるんだぞ……?」

ことり「………!!」ゾッ…

ことり「あ…あぁ……」

海未「こ…ことり……!!」

拳銃 スッ…

凛「…!!」

花陽「け…拳銃を下げた……」

凛「ことり先輩……」

千歌「ことりちゃん……」

ツバサ「………」

英玲奈「賢明だ」

ことり「うっ…くぅ……」
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:58:13.95 ID:RjhCgGwR0
ツバサ「英玲奈」

英玲奈「……?」

ツバサ「気が変わったわ、引くわよ」

英玲奈「なに……?」

穂乃果「…!!?」

千歌「なっ……」

あんじゅ「ちょ…ちょっと…!ツバサ…!?なんで引くの!?こいつらは、どうすんのよ!!」ザッ!

ツバサ「………」

ツバサ「もちろん潰すわよ?でも、こんなやり方つまらないわ、それに……」

ツバサ「……」チラッ…

千歌「…!」

ツバサ「いい事思いついたのよ…暇潰しのね…?」

あんじゅ「は…はぁ……?」
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:58:44.84 ID:RjhCgGwR0
ツバサ「ほら、英玲奈も銃しまって、行くわよ」

英玲奈「……あ…あぁ……」

拳銃 スッ…

あんじゅ「ちょっと!英玲奈!!」

英玲奈「あんじゅ、分かってるだろ?ツバサは一度言った事は変えない……面倒だが、付き合うしかないだろ……こうなっては……」

あんじゅ「そ…それは……」

ツバサ「置いてくわよー」スタスタ

英玲奈「あ…あぁ……」ザッ…

あんじゅ「ちょ…」

ツバサ スタスタ

英玲奈 スタスタ

あんじゅ「っ……」

あんじゅ「あー!もう…!!ここで、やっちゃえばいいのに…!!」

あんじゅ「…」キッ…!

ことり「ひっ…!」

拳銃 バッッ!!

ことり「きゃっ…!」

あんじゅ「これは返して貰うわよ…!全く…素人が軽はずみに使うんじゃないわよ…!」
725 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:59:20.48 ID:RjhCgGwR0
ツバサ「何やってるのあんじゅ、早くしなさい」

あんじゅ「分かったわよ!」

あんじゅ スタスタ…!

穂乃果「え………」

花陽「か…帰ってく……」

凛「よ…良かった……助かっ…

千歌「綺羅ツバサ…!!!」ザッッ!!!

凛「…!?」

梨子「ち…千歌ちゃん……!?」

ツバサ「………」

ツバサ「まだ何か用……?高海千歌さん……?」

千歌「……お前……」ゴゴゴゴゴゴゴ…

ツバサ「………」

穂乃果「千歌ちゃん……」

千歌「何する気だ……!!この街で…!!!」ゴゴゴゴゴゴゴ…

ツバサ「………」

千歌「……」ゴゴゴゴゴゴゴ…

ツバサ「………」

ツバサ「ふっ…そうね……戦争でも起こそうかしら……」

海未「…!!?」
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 20:59:54.37 ID:RjhCgGwR0
曜「せ…戦争って……」

千歌「………」

ツバサ「退屈はさせないわ…楽しんでね……?喧嘩のカリスマさん……?」

ツバサ「……」クルッ…

千歌「………!」

千歌「くっ……」

千歌「お前のっ……!」

千歌「お前の好きになんかさせないからな…!!!綺羅ツバサ…!!!!」

ツバサ「……」スタスタ…

曜「ち…千歌ちゃん……」

千歌「………っ」

梨子「………」

穂乃果「………」












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727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:01:22.47 ID:RjhCgGwR0

A-RISEサイド−

車内−


車 ブロロロロ…

英玲奈「………」

あんじゅ「………」

ツバサ「………」

あんじゅ「…はぁ……それで?今度はどうするつもりなの?ツバサ…」

ツバサ「興味あるの?」

あんじゅ「別に…?私は高校生の事なんてなんとも思っちゃいないわ、ただツバサは何かするんでしょ?じゃあ、協力するわよ」

ツバサ「あら…優しいのね、あんじゅ。英玲奈は?」

英玲奈「私も協力させて貰おう、借りがある相手もいたしな……」

ツバサ「借り……?」

あんじゅ「あー、さっき英玲奈に向かって殺すとか言った子?名前も知ってるようだし、何かあったの?」

英玲奈「………」

英玲奈「…お前が知る必要は無い……」

あんじゅ「あら…ひどいわね」

ツバサ「まあ、でもその通りね。英玲奈の問題なら英玲奈に任せるわ」

英玲奈「あぁ…」
728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:01:59.88 ID:RjhCgGwR0
あんじゅ「いいわね〜英玲奈もツバサも、高校生のお相手がいて……私は気乗りしないわ」

ツバサ「私に相手?千歌さんの事かしら?」

あんじゅ「違うの?ツバサがやるつもりなんでしょ?あの子」

ツバサ「ふふっ…私が?そう……それもいいかもね……でも、私がやったらすぐに終わっちゃうでしょ?飽きちゃったのよね、そういうの」

あんじゅ「じゃあ、どうするつもりなの?」

ツバサ「言ったでしょ?戦争を起こすって……」

英玲奈「戦争…か……お前……またすごい事考えてるな……」

あんじゅ「え…?なになに…?どういう事?」
729 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:02:25.57 ID:RjhCgGwR0
あんじゅ「え…?えっと……焔ヶ丘と水見色と……」

あんじゅ「りょ…緑王……」

ツバサ「そう……緑王学園……」

あんじゅ「あ…ツ…ツバサ、あなた……」

ツバサ「分かった?」

あんじゅ「ま…待って…!!でも、緑王学園の番長ってたしか……」

英玲奈「あぁ……ここらじゃ最大規模のヤクザ「黒澤組」の娘がいるな……」

ツバサ「そうね……たしか、黒澤ダイヤさんだったかしら……」
730 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:03:01.52 ID:RjhCgGwR0
あんじゅ「…ツバサ……やる気なのね……」

ツバサ「…何が?私は何もしないわよ?ただ、ちょっと背中を押してあげるだけ……」

ツバサ「楽しみだわ……どうなるのかしらね……予想もつかない……これこそ、最高のエンターテイメントよ、自分でやっちゃうなんてつまらない……」

あんじゅ「ツバサ……」

ツバサ「最後まで付いてきてね……あんじゅ、英玲奈。きっと楽しいわよ……ふふっ…ふふふっ…」

英玲奈「………」

あんじゅ「………」

英玲奈「…あぁ……」

あんじゅ「えぇ……」














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731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:03:49.74 ID:RjhCgGwR0

3日後−

神田明神−


ザワザワ…ガヤガヤ…


凛「す…すごい……こんなに沢山の不良が集まるなんて……」

花陽「水見色と焔ヶ丘の不良の、ほぼ全員が来てるからね……すごい迫力だよ……」

善子「凛!花陽!」

凛「…?」クルッ

凛「あっ…!」

花丸「久しぶりずらね」

花陽「花丸ちゃん!善子ちゃん!」
732 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:04:18.09 ID:RjhCgGwR0
善子「あんた達も来てたのね」タッタッ!

花陽「うん!こんな歴史的な事、見逃せないよ!」

凛「二人とも曜先輩にやられた傷は、もういいのかにゃ?」ニヤニヤ

善子「うっ…ま…また棘のある言い方するわね……あんただって負けたんでしょ?ウチの海未先輩に」

凛「凛は最終的に勝ったにゃ」

善子「絵里先輩に助けられてでしょ?あんた個人では全く歯が立たなかったって聞いてるけど?」

凛「だとしても、2対1なのに完全に負けた善子ちゃん達よりはマシだにゃ」

善子「なっ…!あ…あんたねぇ……」
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:04:47.77 ID:RjhCgGwR0
凛「なんにゃ?武器に頼らないと何もできない善子ちゃん?」

善子「…!」ムカッ…

善子「くっくっくっ…いいの…?そんな事言って……また、いじめてやってもいいのよ?」

凛「いじめる?誰が?中学の時、凛に負けたの忘れたのかにゃ?」

善子「はい…?もしかして、あれで勝ったつもりだったの?私には、勝ち目が無くて逃げたように見えたけど?」

凛「…!」ムカッ

善子「ふっ…」ドヤァ…

凛「どうやら、立場をはっきりさせといた方がいいみたいだにゃ……」コキッ…

善子「こっちのセリフよ…」ゴソッ…

花陽「ちょ…二人とも……」アワアワ…

善子「さぁ!行くわよ!ずら丸!!まずは煙玉…

花丸「やめるず…らっ!!」ドカッ!

善子「あがっ…!?」

善子「ちょ…ちょっと!なんで私を殴るのよ!!」
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:05:19.90 ID:RjhCgGwR0
花丸「花陽ちゃんが困ってるずら!それに、今はそんな事してる場合じゃないずら!」

善子「う…うぅ……でも、凛が先に……」

凛「なんにゃ?人のせいにするのかにゃ?」

善子「…!」ムカッ…

花陽「り…凛ちゃん…!」

凛「…?」

花陽「ダメだよ!喧嘩しちゃ!!今日が何の日か忘れちゃったの!?」

凛「かよちん……」

凛「ふふっ…心配しなくても、ちゃんと覚えてるにゃ、さっきのは久しぶりに善子ちゃん見て、からかいたくなっただけにゃ」

善子「か…からかうって……あんた…」

花丸「善子ちゃん、完全に下に見られてるずらね」

善子「えぇ…!?同学年なんだけど!?」


エンジン音 ブルルンッ!ブルンッ!!

ザワザワ…!


凛「ん…?」

善子「なんか騒がしいわね…どうかしたのかしら」
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:06:15.98 ID:RjhCgGwR0
ヤンキー「お…おい……」ザワザワ…

ヤンキー「あぁ……こ…こいつらが……」ザワザワ…

花陽「あっ…!」

善子、花丸「げっ……」

凛「はぁ……」


梨子「え?えぇ?な…なに……?なんで、みんなこっち見るの……?」

曜「あはは…すっかり有名人になっちゃったねぇ〜」

梨子「ゆ…有名人に!?」

千歌「うーん……喜んでいいのか悲しむべきなのか……」

梨子「いや、悲しむべきでしょ!こんなの良い事なわけないじゃない!」
736 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:06:54.83 ID:RjhCgGwR0
花陽「千歌せんぱーい!」ブンブン!

千歌「あっ!花陽ちゃん達だ!おーい!」ブンブン!

曜「あれ?善子ちゃんと花丸ちゃんもいるじゃん、仲良いのかな?あの4人」

梨子「どうなのかしらね……でも、とりあえず今は花陽ちゃん達の所行きましょう?ここにいると、いつ襲われるか……」

ヤンキー ジロジロ…

ヤンキー ニヤニヤ…

梨子「うぅ……」タジッ…

曜「あはは、流石に襲われはしないと思うけどね」

千歌「まあ、でも行こっか!花陽ちゃんに聞きたい事もあるし!」

梨子「そ…そうね……行きましょう」



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737 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:08:32.16 ID:RjhCgGwR0
曜「久しぶりだね!善子ちゃん!花丸ちゃん!怪我は治った?」

善子「ふんっ…お陰様でね、すっかり完治したわよ、いつでも再戦待ってるわ」

曜「おぉー!いいねー!やろうやろう!」

花陽「って曜先輩!?」

曜「あはは、冗談だよ!冗談!」

凛「曜先輩のは冗談に聞こえないにゃ……」

曜「えぇ…私そんな喧嘩っ早くないよ?」

花陽「はぁ…ほんとに頼みますよ?今日は水見色と焔ヶ丘が同盟を結ぶ記念すべき日なんですから……」

曜「分かってるって!私も嬉しいんだよ?今日という日を迎えられてね!」

梨子「そうね、思ってた方法とは違ったかもしれないけど、ことりちゃんの願いが叶ったんだもの…本当に喜ばしい日だわ」
738 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:09:10.96 ID:RjhCgGwR0
千歌「ところでさ、今日って結局なにすんの?こんな大人数で集まって…」

花丸「それはまるも思ってたずら、同盟を結ぶのに、なんで神田明神に焔ヶ丘と水見色の不良を集めたずら?」

花陽「………」

花陽「こ…これは……あくまで噂なんですが……」

凛「…?」

花陽「…和平の儀を…やるらしいんです……」

善子「え…!?」

花丸「わ…和平の儀を!?」

千歌「…?」

曜「…ってなに……?」

善子「あっ…そうよね……あんた達は転校してきたばっかりだから知らないわよね……」

曜「なに?有名なの?」

善子「えぇ……アキバの不良達に伝わる歴史ある儀式……それが和平の儀よ…」

千歌「ふーん、そんなのあるんだ」

花丸「いや、ほとんど伝説的なもので、実際に行われたなんて話は聞いた事ないずら……」

花陽「たぶん、絵里先輩が考えたんだと思うけど、流石だね……ここで和平の儀を持ち出すなんて…」
739 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:09:58.05 ID:RjhCgGwR0
千歌「へぇ〜、そんなすごい事なんだ。凛ちゃんは知ってた?」

凛「うーん……かよちんが昔喋ってたような喋ってなかったような……」

花陽「は…話したよ!!ちゃんと聞いててよ〜!」

凛「あはは…ごめんごめん……なんだっけ、和平の儀って」

花陽「うぅ…今度はちゃんと聞いててよ?和平の儀って言うのはね…その昔、まだ戦争が終わったばかりの頃…

凛「あ、昔話は長くなりそうだから、要点だけで……」

花陽「り…凛ちゃん!!?」

梨子「花陽ちゃん…申し訳ないけど、私からも頼むわ……花陽ちゃんが喋り始めると今日終わっちゃうから……」

花陽「えぇ…!?わ…私いつもそんな喋ってますか!?」

梨子「えぇ……止まらないわ」

花陽「そ…そんな……以後気をつけます……」

凛「気をつける事なんてないにゃ!凛はかよちんの話大好きだにゃ!」

花陽「でも、凛ちゃん聞いてなかったし…」

凛「うぐっ…」

花陽「…いいよ別に……つまんない話してた私が悪いんだから……」グスッ…

凛「か…かよちん!そんな事ないよ!かよちんの話面白いよ!あの時はちょっと凛が眠かっただけで…」

花陽「そ…そう?」
740 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:10:34.63 ID:RjhCgGwR0
凛「うん!かよちんの話は誰よりも面白いにゃ!」

花陽「え…えへへ…///そうかなぁ……」

凛「そうにゃ!そうにゃ!凛が言うんだから間違いないにゃ!」

花陽「そっか…///じゃ…じゃあ!気を取り直して、和平の儀の話してあげるね!」

凛「え…」

花陽「和平の儀って言うのはね、その昔…

絵里「小泉さん」ポンッ…

花陽「え…?」クルッ…

花陽「あ…!え…絵里先輩…!!」

ヤンキー「久しぶりだなぁ…お前ら」

花陽「…と三年生の先輩方…!!!」
741 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:11:01.21 ID:RjhCgGwR0
絵里「ふふっ…久しぶりね、怪我は平気?」

花陽「あ、私達は結構もう平気ですけど……」

絵里「…?」

花陽「絵里先輩……腕が……」

絵里「あぁ…まあね……木刀でやられちゃったから…折れてたわ」

ヤンキー「園田のやつ、見つけたらただじゃおかねぇぜ!」

絵里「コラ!ダメでしょ?今日が何の日か忘れたの?」

ヤンキー「わ…忘れてないっすよ〜…焔ヶ丘と同盟結ぶんですよね……なんでも水見色と焔ヶ丘の対立は誤解だったとかで……」

絵里「そうよ、それも高海さん達が頑張ってくれたからなんだから、感謝しないとね?」

千歌「…!」

ヤンキー「わ…分かってますよ……」

絵里「全く……」
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:12:10.65 ID:RjhCgGwR0
千歌「絵里先輩……」

絵里「聞いたわよ、焔ヶ丘の子達と協力して誤解を解こうとしてくれたんでしょ?」

千歌「あ、いや…私達はただ……」

絵里「謙遜する事ないわ、あなた達のやった事はすごい事よ?ありがとね」

千歌「あはは…いやぁ〜、こちらこそありがとうございます」

絵里「…それで……どう?」

千歌「…?」

絵里「探していた答えは見たかった?」コソッ…

千歌「…!」

千歌「答え……」

絵里「………」

千歌「そ…それは……」

絵里「………」

ヤンキー「絵里さーん!!」タッタッ!

絵里「…?」クルッ…

千歌「あっ…」
743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:13:36.71 ID:RjhCgGwR0
ヤンキー「お酒の方、準備できましたー!!」

千歌「え…?」

梨子「お…お酒……?」

花陽「…!!?」

絵里「そう…なら、そこの台に…

花陽「え…絵里先輩!!!」

絵里「え…?な…なに……?」

花陽「そ…そのお酒って……ま…まさか……」

絵里「あ…あぁ……ふふっ…気づいた?」

花陽「は…はい……赤酒…ですよね……?」

絵里「えぇ、詳しいのね」

善子「ははっ…本当だったのね……和平の儀…」

花丸「で…伝説通りずら……」

曜「え?えぇ?な…なに?どゆこと!?凛ちゃんの!」

凛「凛も分かんないにゃ!かよちんに聞くにゃ!」

花陽「あ…あれは、和平の儀で使う赤酒です……」

千歌「あ…赤酒……?」
744 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:14:12.35 ID:RjhCgGwR0
梨子「お酒を使うの?」

善子「そうよ…和平の儀ってのはね、同盟を結ぶ高校の番長同士が同じお酒を飲む事で完了するの」

梨子「えぇ…!?未成年よ!!?」

千歌「梨子ちゃん…今はそういうのいいから…」

梨子「えぇ…!?」

花丸「それも、ただのお酒じゃないずら……あのお酒はアキバの高級な地酒ずら」

花陽「それだけじゃないです…!和平の儀は、絶対の誓いを示すために、お互いの血を混ぜて飲むんです……その赤く染まったお酒の色から、通称「赤酒」……そう呼ばれています……」

梨子「ち…血を…!?」

千歌「うげぇ……」

凛「不衛生だにゃ…」

曜「ちょっと汚いね…」

花陽「ちょ…!し…神聖な儀式ですよ!?汚いとかじゃないですって!!」

絵里「こ…小泉さんの言う通りよ……?それに、これから私が飲むんだから……」

千歌「あ、そ…そうですよね……てことは、相手は穂乃果ちゃんか……」

絵里「えぇ…まだ来てないようだけど……」
745 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:14:44.61 ID:RjhCgGwR0
梨子「昨日の夜、LINEで「朝一で来る」って言ってたんですけどね……」

凛「寝坊でもしてるんじゃないかにゃ?」

善子「なっ…!ちょっと、凛!ウチのカリスマ番長の穂乃果先輩が寝坊なんてするわけないでしょ!!」

凛「にゃははは、善子ちゃんは穂乃果先輩の事知らないだけにゃ」

善子「え…?」

凛「穂乃果先輩は……


??「どわわわわわっー!!」ブロロロッ!!!

??「ちょ…ちょっと!穂乃果!?」

??「穂乃果ちゃん!ブレーキ!ブレーキ!!」


凛「噂をすれば…」
746 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:15:48.22 ID:RjhCgGwR0
ヤンキー「ぎゃー!」

ヤンキー「お…おい!!止まれー!!」

ヤンキー「わー!!」

穂乃果「どっ…どいてええええっっっ!!!」ブロロロッ!!!

善子「え…!?ちょ…こ…こっち来るんだけど…!?」クルッ…!


シーン…


善子「って、みんなもう逃げてるし!!」

穂乃果「わああああああああっっっ!!!」ブロロロッ!!!

善子「…!!!」


コンッ!


善子「あ…あぅ……」

善子「……」バタンッ…!
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:16:21.35 ID:RjhCgGwR0
穂乃果「と…止まった……」

善子「………」ブクブク…

海未「いや、ちょっと当たってるじゃないですか!!なにしてるんですか!!」

善子「………」ブクブク…

花丸「泡吹いてるずらね…」

凛「情けない……ビビって気絶したってところだにゃ」

花陽「あはは……とりあえず、怪我は無いっぽいね…」

穂乃果「よ…良かったぁ〜……犯罪者になるところだったよ…」

ことり「3人乗りなんてやるから…」

穂乃果「いやぁ〜…でも、そうでもしないと遅れちゃうところだったし…」

海未「穂乃果が寝坊するからじゃないですか!全く…昨日あれほど言ったのに……!」

穂乃果「ごめんごめん……」
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:17:53.46 ID:RjhCgGwR0
梨子「あ…あれ……?」

穂乃果「あ!梨子ちゃん!!おはよー!」

千歌「う…嘘……そ…それって……」

穂乃果「ん?」

穂乃果「あ、あぁ!スクーター?えへへ、前に見せるって言ったもんね!」

曜「あはは…」

穂乃果「べスパだよ!いいでしょ!!」

千歌「わ…私もべスパなんだけど……」

穂乃果「………」

穂乃果「え…?」


749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:18:27.78 ID:RjhCgGwR0

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千歌「ほ…ほら……これ…」

オレンジみかん号 ドーン…

穂乃果「そ…そんな……かぶった……」

梨子「見事に色もかぶってるわね」

千歌「うわあああああああ!!!ペスパなんて乗ってるの私だけだと思ってたのにいいいいい!!!」

穂乃果「それは私もだよ!!誰も持ってないの持ってるから嬉しかったのに!!」

曜「あはは…面白い事もあるもんだねぇ」

穂乃果「面白くないよ!」

穂乃果「うぅ…私の「GOGO!穂乃果号」が……」

梨子「え…?」

凛「ご…ごーごー……?…は?」

穂乃果「「GOGO!穂乃果号」だよ!凛ちゃん!かっこいいでしょ!」

凛「いや、めちゃくちゃダサいにゃ……」

穂乃果「えぇ!?」

曜「あはは…面白い名前だね……」

梨子「いや、「千歌ちゃん号」の人に言われたくないけどね?」

曜「えぇ!?」
750 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:19:00.73 ID:RjhCgGwR0
穂乃果「うぅ…GOGOのゴーと穂乃果号のゴーがかかってるっていうのに……」

海未「穂乃果…何度も言っているでしょう……その名前はダサいと……」

穂乃果「そ…そんなぁー!でも、ことりちゃんはかわいいって言ってくれたよ!?」

ことり「うん!かわいいよ!穂乃果ちゃん!」

穂乃果「ほら!わーい!ことりちゃん大好き!」

ことり「えへへ…///」

海未「はぁ…なんですか、それは……」
751 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:19:28.90 ID:RjhCgGwR0
絵里「ふふっ…ハラショーね」

千歌「え…?は…はら…?」

穂乃果「はら…はらしょ…?はら…?」

絵里「あっ…ごめんなさいね、ロシア語が出てしまったわ。気にしないで」

千歌、穂乃果「ロ…ロシア語…!?」

絵里「えぇ…ほら、私、ロシア人とのクォーターだし、たまにロシア語が出てしまう時があるのよ」

千歌「す…すごい……かっこいい……」

絵里「ふふっ、別にすごくはないわよ?私にとっては普通よ、普通」

穂乃果「じゃ…じゃあ…!絵里先輩ってロシア語ペラペラなんですか…!?」

絵里「えっ…」ギクッ!

穂乃果「え…?」

千歌「その反応って……もしかして喋れ…

絵里「…るわよ!?喋れる!!喋れる!!当たり前じゃない!」

穂乃果「わぁ〜!じゃあ、やっぱり本当に喋れるんですね!すごいです!」

絵里「そ…そう…?私にとっては大した事じゃないけど…?」

千歌「いやいや!大した事ですって!!ロシア語喋れるなんて自慢できますよ!!」

絵里「あはは…そ…そうかしら……」
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:21:30.39 ID:RjhCgGwR0
穂乃果「あ!そうだ!!試しに何か喋ってみてくださいよ!ロシア語聞きたいです!」

絵里「えっ!?」ギクッ!

穂乃果「え…?」

千歌「その反応って…やっぱり喋れ…

絵里「…ぬ○fべ☆*uwは?@ら→〆□……」

穂乃果、千歌「…!!?」

絵里「………」ダラダラダラダラ…

穂乃果「い…今って……」

絵里「………」ダラダラダラダラダラダラ…

千歌「す…すごい……」

穂乃果「すごい…!」

千歌「すごい!すごい!!かっこいい!!」

絵里「…!」

穂乃果「すごいです!絵里先輩!!私、何言ってるか全然分かりませんでした!!」

絵里「そ…そりゃあね……ロシア語だから……あはは…」

絵里(私も何言ってるか全然分からなかったわよ……)
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:22:00.46 ID:RjhCgGwR0
ヤンキー「絵里さん!和平の儀、準備できました!」

絵里「あっ…えぇ、分かったわ、今行く」

穂乃果「も…もう…!?」

絵里「ごめんなさいね、着いてすぐになってしまって……もう少し待ってもらう?」

穂乃果「あ…い…いえ!大丈夫です!いつでもいけます!」

絵里「そう?じゃあ、行きましょうか、高坂さん」

穂乃果「は…はい!」

海未「穂乃果!しっかりやるのですよ!」

穂乃果「うん…!任せて!焔ヶ丘の番長としてバッチリこなしてくるよ!」

ことり「穂乃果ちゃん、頑張ってね!」フリフリ

穂乃果「うん!」

絵里「高坂さん、こっちよ」

穂乃果「はい!今行きます!」タッ…!
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:22:26.47 ID:RjhCgGwR0
ことり「ふふっ…穂乃果ちゃん楽しそう…」

海未「そうですね…本当によく笑うようになりました」

梨子「えぇ…やっぱり穂乃果ちゃんはああでなくっちゃね」

曜「でも、まだそう安心していい状況じゃないよね…A-RISEは戦争を起こすって言ってたし…」

ことり「そうだね…でも、私は穂乃果ちゃんはあれでいいと思うんだ……ああやって前だけ向いて失敗なんて何も考えずに進んでいける……それが穂乃果ちゃんだもん」

海未「えぇ…その代わり後ろを固めるのは私達の役目ですけどね」

千歌「あはは…じゃあ、これから大変だね」

海未「はい…でも、以前よりずっと心が楽なんです。だから、きっと上手くいく…そんな気がします」
755 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:23:10.96 ID:RjhCgGwR0
梨子「それに、A-RISEも今日まで何もしてこないしね。案外、諦めでもしたんじゃない?」

千歌「いや、それは無いんじゃ…」

曜「梨子ちゃんって、穂乃果ちゃんばりに楽観的だよね……」

梨子「じょ…冗談よ!?流石に本気でそうとは思ってないわよ!」

千歌「なんだ…冗談か……梨子ちゃんなら本気で思ってそうだったから……」

梨子「そんな事ないわよ!私だってA-RISEの怖さはこの目でちゃんと見たんだから……あれは、もう普通じゃないわよ……」

ことり「そうだね……A-RISEがこのまま終わるとは考えられない…」

海未「警戒はしておく必要がありますね…」

曜「うん……」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:23:39.42 ID:RjhCgGwR0
仕切り人「では、互いに誓いの血を…」

絵里「……」ピッ…!

指 ポタッ…

穂乃果「いっ…」ピッ…!

指 ポタタッ…


善子「う…うーん……」ムクリッ…

花丸「あ、善子ちゃん起きたずら」

善子「あ…あれ……?ここは……」

花丸「なに寝ぼけてるずら…もう始まってるずらよ?」

善子「え…?」

花陽「す…すごい……今日はアキバの歴史に残る一日になるよ……」

凛「うわぁ……本当に血飲むんだ……」
757 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:24:21.30 ID:RjhCgGwR0
赤酒 ズーン…

穂乃果「………」


梨子「ほ…穂乃果ちゃん、あれを飲むの……?」

ことり「い…いや、まさか!穂乃果ちゃんお酒なんて飲めないし……」

海未「口を付けるだけでいいと言ってありますよ、それぐらいなら穂乃果でもできますし」

梨子「そ…そう……良かったわ…」
758 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:24:56.09 ID:RjhCgGwR0
仕切り人「では、失礼ながら口上を述べさせていただきます!この度は長らく対立していた水見色、焔ヶ丘の誤解が解け、晴れて対立関係を解消し、互いに協力しあう事が決定されました!」

絵里「……」

穂乃果「……」

仕切り人「つきまして、本日はここ秋葉原に伝わる伝説の儀式…和平の儀をもって同盟を結ばせていただきます!!」

花陽「は…始まる……」ゴクリッ…

仕切り人「では、まずは水見色高校代表!絢瀬絵里殿!誓いの証である赤酒にお口をお付けください!!」

絵里「……」スッ…

穂乃果「………」

絵里「………」

仕切り人「どうぞ!!」

絵里「……」グイッ!

穂乃果「…!!?」

梨子「え…!?」

曜「ご…豪快にいった…!」
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:25:53.67 ID:RjhCgGwR0
絵里「………」ゴクゴク…

穂乃果「………!」

絵里「ぷは……」

海未「なっ……」

絵里「美味しかったわ」ニコッ

ヤンキー「お…おぉ……!」

ヤンキー「すげぇ…!飲みきった…!」

ヤンキー「さ…さすが水見色の番長……」

ザワザワ…ザワザワ…

穂乃果「………!」
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:26:35.15 ID:RjhCgGwR0
凛「す…すごいにゃ……あの量のお酒を一気に……」

花丸「か…かっこいいずら……」

善子「えぇ…憧れるわね……」

花陽「す…すごい…!!さすが絵里先輩!!感激です…!!」

穂乃果「…………」

ことり「あはは…す…すごいね……絵里先輩……」

海未「………」

ことり「…?海未ちゃん…?」

海未「…い…嫌な予感がします……」

ことり「え…?」

海未「くだらない事考えてないといいのですが……」
761 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:47:16.65 ID:RjhCgGwR0
仕切り人「絢瀬絵里殿ありがとうございました!では、続いて焔ヶ丘高校代表!高坂穂乃果殿!誓いの証である赤酒にお口をお付けください!!」

穂乃果「は…はい……」スッ…

絵里「………」

仕切り人「どうぞ!!」

穂乃果「………」ゴクリッ…

海未「穂乃果……口を付けるだけでいいのですよ……変な気を起こさないで……」

穂乃果(絵里先輩…すごい飲みっぷりだった……)

穂乃果(みんなも驚いてた……)

穂乃果(………)

穂乃果(海未ちゃんが口を付けるだけでいいとかなんとか言ってたような気がするけど……)

穂乃果「……!」

穂乃果(焔ヶ丘代表として、かっこ悪いところは見せられないよね…!!)

穂乃果「……」グイッ!

海未「あっ…!!」

花陽「ほ…穂乃果先輩も豪快にいった!!」
762 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:47:50.88 ID:RjhCgGwR0
穂乃果「……!!?」

絵里「……?」


穂乃果「ぶっーーーーー!!!!!」ビシャアアアアッッッ!!!!

絵里「…!!」


善子「…!?」

花丸「なっ……!」

花陽「う…嘘……」

ことり「穂乃果ちゃ……」

海未「全く……あのバカは…」
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:48:29.86 ID:RjhCgGwR0
絵里「………」ビチャビチャ…

穂乃果「あぁ…!!え…絵里先輩がびしょびしょに…!!!」

絵里「こ…これは……」ビチャビチャ…

絵里「どういう意味かしら……?高坂さん……?」ゴゴゴゴゴゴ…

穂乃果「ご…誤解です……!!決してわざとやったわけでは…

ヤンキー「オラァァ!!!どういうつもりだ!焔ヶ丘ぁぁ!!!」

ヤンキー「ウチの絵里さんに、なにさらしてくれとんじゃ!!ボケがあああ!!!」

穂乃果「や…やば……」

ことり「ほ…穂乃果ちゃん!早く謝って…

海未「聞いてくれると思いますか!?逃げますよ!!弁明は後です!!!」

穂乃果「え…!?えぇ…!!?」
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:48:56.04 ID:RjhCgGwR0
ヤンキー「オラァァ!!逃すか!!ボケコラァァァ!!!」ドドドドド…!!!

穂乃果「ちょ…!わわっ!わっーー!!!」


ドンチャン!ドンチャン!ワイワイ!ワイワイ!


善子「な…なにこれ……」

花陽「そ…そんな……神聖な和平の儀が……」

凛「にゃはは!穂乃果先輩っぽいにゃ!」

曜「楽しそう!私も混ざろっかな…!」

梨子「はぁ!?何言ってんの!曜ちゃん!!」

千歌「あはははっ!なんか楽しーね!」

梨子「た…楽しくないわよ!!せっかく水見色と焔ヶ丘が仲良くなれそうだったのに!」
765 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:49:43.33 ID:RjhCgGwR0
曜「まあ、心配しなくても大丈夫でしょ!すぐ誤解だって伝わるよ!」

梨子「そ…それはそうかもしれないけど……」

善子「全く……バカな生き物ね…不良っていいのは……」

千歌「あはは…でも、私は好きだな……不良の生き方って…」

梨子「え…?」

千歌「うん…!私は、自分の細かい事なんて気にせずに自分のやりたいように生きる不良って生き物が好き!」

梨子「ち…千歌ちゃん……?」
766 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:51:27.30 ID:RjhCgGwR0
千歌「梨子ちゃん!」

梨子「なに…?」

千歌「私分かった!」

梨子「…?」

千歌「分かったよ!私が探してた答え!私が大切にしたいもの!!」

梨子「え…!」

千歌「私は今ここにある幸せを守りたい!!」

梨子「…!」

梨子「千歌ちゃん……」

千歌「今日、みんなでワイワイしてるのがすごい楽しかった!私は今日みたいな日がこれからも続いていって欲しい!」

千歌「どうかな?梨子ちゃん!」

梨子「うん…!私もそれがいいと思う!」ニコッ!

千歌「えへへ…///ありがと!梨子ちゃん!」
767 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:52:12.55 ID:RjhCgGwR0
凛「はぁ……また千歌先輩がクッサい事言ってるにゃ」

千歌「えぇ…!?」

凛「まあ、でも……言ってる事はなんとなく分かるにゃ」

千歌「え…?」

凛「凛も守りたい……A-RISEなんかに壊されたくないにゃ」

千歌「凛ちゃん……」

曜「それは私も!今日みたいに、ずっとみんなで笑っていたい!」

千歌「曜ちゃん…!」

花陽「もちろん、私もです…!頑張りましょう!みんなで!みんなの笑顔を守るために!」

千歌「花陽ちゃん…!!」

梨子「そうね……頑張りましょう…!私達ならきっと大丈夫よ!」

千歌「うん…!そうだね!きっとできる!!A-RISEなんかぶっ倒そう!!」
768 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:52:57.95 ID:RjhCgGwR0
善子「あ…A-RISEを倒すって……あんた…」

花丸「あはは…でも、この人達ならやっちゃいそうずらね」

善子「そうだ、ずら丸、あんた凛達に聞きたい事あったんじゃないの?」

凛「え?凛達に?」

花陽「どうかしたの…?」

花丸「う…うん……その……」

凛「…?」

花丸「黒澤ルビィちゃんって覚えてる?ほら、まる達と中学同じだった……」

凛「え…あ…あぁ……覚えてるけど……何かあったの?」
769 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:53:26.83 ID:RjhCgGwR0
花丸「実は…最近全く連絡がつかなくなったんずら……」

花陽「え…!?れ…連絡が……!?」

花丸「うん…中学卒業した後もずっと連絡取り合ってたんだけど……」

梨子「心配ね……変な事に巻き込まれてないといいけど……」

凛「たしか、緑王行ったんだよね?お姉ちゃんがいるとかで…」

花丸「そうずら…今の緑王の番長のダイヤさんずら……」

千歌「番長……」

曜「千歌ちゃん……」

千歌「うん……何か裏がありそうだね……」











−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:53:58.84 ID:RjhCgGwR0

同じ頃、緑王学園ー

生徒会室−


にこ「ちょっとー!!なんで、また、あんたと二人っきりなのよ!!」

真姫「知らないわよ、私に言わないで」

にこ「あぁ!!またタメ口!!年上なんだから敬語使いなさいよ!!」

真姫「年齢は上でも同学年でしょ?留年しすぎて…ぷぷっ……」

にこ「わ…笑うんじゃないわよ!!」
771 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:54:58.44 ID:RjhCgGwR0
にこ「…ったく……希は?どこ行ったの!?」

真姫「さぁ……また、あそこじゃない?」

にこ「はぁ…?ま…またぁ……?」

にこ「全く…どんだけ柔道好きなのよ……」






柔道場−


希「ふぅーー……」

柔道部員「あ…あぅ……」

柔道部員「う…腕が……あぁ……」

柔道部員「う…うぐぁ……」

希「今日もいい稽古ができたみたいやね!」

希「じゃあ、明日もよろしくなー」ガララ…






生徒会室−


にこ「じゃあ、ダイヤは?あいつ、生徒会長でしょ!?なんで、いつも居ないのよ!」
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:56:57.65 ID:RjhCgGwR0
真姫「ルビィを探してるんでしょ?居なくなったらしいじゃない」

にこ「ル…ルビィ……?あぁ…妹の?」

真姫「えぇ、にこちゃんの隣のクラスのね」

にこ「…!」ムカッ…

にこ「あんた、いちいち私の事バカにしないと喋れないわけ…?」

真姫「そんな事ないわよ?に…こ…ちゃん?」

にこ「…!」ブチッ…

にこ「ちゃ…ちゃん付けで呼ぶんじゃないわよ!!!真姫!!!」

真姫「はいはい…」













−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

773 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 21:57:41.12 ID:RjhCgGwR0

神田明神−


花陽「よしっ…と……」

善子「できた?」

花陽「うん…とりあえず、私からもLINE送ってみたよ…」

凛「凛も送っといたにゃ」

梨子「これで見つかってくれるといいわね…」

花丸「うん……本当に心配ずら…」

善子「まあ、きっと大丈夫よ!あの子、ああ見えて、芯は強い子だから!」

花丸「う…うん……」
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:02:14.87 ID:RjhCgGwR0
千歌「でも、用心するに越した事はないよ…A-RISEが関わってるかもしれないから……」

花丸「あ…A-RISEが…!?なんで……」

曜「緑王の番長さんの妹だから……A-RISEの言ってた戦争ってのが、アキバの三校を戦わせる事だとしたら、可能性はあるよね……」

花丸「そんな……ルビィちゃん……」

千歌「許さない……A-RISE……私が絶対ぶっ倒してやる……」

梨子「………」

梨子「千歌ちゃん……?」

千歌「なに…?梨子ちゃん……」

梨子「あんまり考えすぎちゃダメよ……?曜ちゃんに昔のことは聞いたけど、執着しすぎないようにね…?」

千歌「え…?」

千歌「む…昔のことって……」

曜「あはは…ごめん、千歌ちゃん……私の判断で言っちゃった……」

梨子「い…いや!私が言わせたようなもので……」

千歌「そ…そっか……もう梨子ちゃんも知ってるのか……」
775 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:02:44.27 ID:RjhCgGwR0
梨子「う…うん……ダメだった…?」

千歌「………」

千歌「いや…ダメじゃないよ……私もいつか話さないといけないと思ってたから……」

梨子「………」

千歌「………」

千歌「どう思った……?」

梨子「え……」

千歌「私の昔の話聞いて……梨子ちゃんの意見が聞きたいな……」

梨子「……!」

梨子「う…うん……私は…」

梨子「………」

千歌「………」

梨子「私は…やっぱり千歌ちゃんのやった事が正しいとは言えないわ……」

千歌「……!」

千歌「そっ…か……」
776 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:03:21.07 ID:RjhCgGwR0
梨子「でも、それは千歌ちゃんも分かってる事でしょう?だから、直そうとした……」

千歌「……」

千歌「うん……」

梨子「なら、それでいいと思うわ、失敗なんて誰にでもある……だから、しょうがないとは言わないけど、それを直そうとできるなら、失敗も無駄じゃないはずよ」

千歌「………!」

千歌「梨子ちゃん……」

千歌「あはは…やっぱり梨子ちゃんはすごいな……言う事が違うや……」

梨子「そんな事ないわよ……私のだって本の入れ知恵みたいなものだし……」

千歌「それでもすごいよ、ありがとう…梨子ちゃん…少しスッキリした……」

梨子「……!」

梨子「そう……良かったわ……」
777 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:03:56.91 ID:RjhCgGwR0
千歌「………」

梨子「あ、それと千歌ちゃん」

千歌「ん?なぁに?」

梨子「今度、千歌ちゃんの故郷に連れてってね」

千歌「え…!?」

千歌「で…でも……私は……あっちだと……」

梨子「ちゃんと説明すればいいのよ、そうすればきっと、みんな分かってくれるわ」

千歌「……!」

千歌「梨子ちゃん……」
778 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:04:27.29 ID:RjhCgGwR0
梨子「誤解されたままなんて悲しいわ、千歌ちゃんはこのままでいいの?」

千歌「……!」

千歌「そ…それはヤダけど……」

梨子「そう……じゃあ、誤解は解かないとね…」

千歌「 う…うぅ……でも……」

梨子「………」

梨子「大丈夫よ…千歌ちゃん……」

千歌「え……?」

梨子「大丈夫……穂乃果ちゃんの事もそうだったでしょ?きっと大丈夫……信じれば上手くいくわ」

千歌「……!」

梨子「それに、内浦って良い所なんでしょ?行ってみたいのよ、純粋にね?」

千歌「梨子ちゃん……」

千歌「う…うん…!分かったよ…!じゃあ、私がたっぷり内浦の良い所紹介してあげるよ!私が生まれ育った街だもん!沢山知ってるよ!!」

梨子「そっか…!楽しみね!」ニコッ!

千歌「うん…!」ニコッ!













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779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:04:58.40 ID:RjhCgGwR0

同じ頃−

秋葉原少年刑務所−


刑務官「もう悪さするんじゃないぞ!」

??「はいはい!分かってるって〜!」

??「も〜、私達ちゃんと更生したんだから大丈夫だよ!」

刑務官「本当に更生してるといいんだが……」
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:15:57.72 ID:RjhCgGwR0
??「ほんと!ほんと!刑務官のみんなにも感謝してるんだから!」

??「うんうん!だから、たっぷりお礼しないとね!」

刑務官「む…?」

??「よっと!」ガシッ!

刑務官「…!?」

刑務官「な…!何をする…!!」

??「お礼だよ…?お、れ、い」スッ…

刑務官「なっ!ちょ…ま…待て!!」

??「いままでありがとね!!」


ガツンッッッ!!!!


刑務官「あ…あが……」バタッ…
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:16:29.06 ID:RjhCgGwR0
??「イェーイ!ナイスパンチー!!」

??「あははは!いやぁー!スッキリしたぁー!久しぶりに人殴ったよー!!」


??「鞠莉さん…果南さん……」ザッ…

果南「ん…?」クルッ…

鞠莉「あっ…!!」

??「刑務所で反省したかと思ったら……相変わらずのようですね……」

果南「ダ……」

鞠莉「ダイヤ…!!」

ダイヤ「お久しぶりですね、二人とも」
782 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:16:58.35 ID:RjhCgGwR0
鞠莉「ほんとに久しぶりねー!!元気してた!!?」

ダイヤ「えぇ…鞠莉さん達はどうでした?年少で一年過ごしてみて……」

鞠莉「そうね〜…結構楽しかったわよ!ね?果南」

果南「うん!意外にね〜!結構自由な時間とかもあったし!」

ダイヤ「そうですか……」

鞠莉「んん〜??どうかしたのかな?ダイヤ?」

ダイヤ「え…?」

果南「悩んでる顔してるよ?ダイヤ!」

ダイヤ「え!?そ…そんな……顔に出てました……?///」

果南「あはは!昔っからの付き合いだからね!なんでも分かっちゃうよ!」

ダイヤ「そ…そうですか……」
783 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:17:30.22 ID:RjhCgGwR0
鞠莉「うん…!それも、今回は結構深刻な悩みっぽいねぇ〜!」

ダイヤ「………」

果南「どうしたの?なんでも言ってみて?」

ダイヤ「果南さん……」

鞠莉「そうよ?私達の仲でしょ?それに、私達焔ヶ丘辞めちゃったから、今暇人なのよねぇー!まあ、一人お礼しないといけない子がいるけど……」

ダイヤ「あはは……そ…そうですか……じゃあ……」

果南「………」

鞠莉「………」

ダイヤ「果南さん……鞠莉さん……」

果南「なぁに?」

鞠莉「早くいいなさいよ!もう!」
784 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:19:19.03 ID:RjhCgGwR0
ダイヤ「ほ…焔ヶ丘と水見色を……」

果南「ん?焔ヶ丘と水見色?」

ダイヤ「潰す手伝いをして欲しいんです……」

果南「………!」

鞠莉「あら……」ニコッ…

ダイヤ「こ…答えは……」

果南「ふふっ……そんなの決まってるじゃん…」

鞠莉「えぇ……」



鞠莉「もちろん…イエスよ、焔ヶ丘水見色潰し……楽しんでいきましょう?ダイヤ……」









−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−−−−

完結編に続く……

785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/03/14(水) 22:21:44.85 ID:RjhCgGwR0
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!

長くなりましたが、ここで今回のスレは閉じさせていただきます。続きである完結編は別スレにて今年の夏頃に公開予定です。
786 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/15(木) 00:08:00.55 ID:tuNGcd2m0
夏か
待ってるぞ
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/15(木) 03:09:03.49 ID:fV4haYmpO

面白かった
続編も期待
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