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【ミリマス】田中琴葉「恵美……二度目はないわ。そこをどいて」
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1 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:31:25.32 ID:mdUZ7nFR0
所恵美「いやだ。この先へは行かせない、行かせられない」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1518975085
2 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:32:05.59 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「どうして、って聞いても無駄よね」
恵美「分かってるじゃん」
琴葉「恵美は優しいもんね。今だって私のためにやってるんでしょ」
恵美「私が絶対に譲らないのは仲間の危険を止める時とファミレスのクーポン券だけだよ」
琴葉「ふふっ、何それ」
恵美「ここで琴葉を止めたら、エレナも呼んでまたファミレスに行く予定だから」
琴葉「それなら私はパスね。恵美を殺してでも私はその先へ行く」
3 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:33:02.66 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「『歌の記憶』<シンギングメモリー>解放」
琴葉「始まったばかりの道、ここでは止められない。陽の射す方へ、強く強く、私は進み続ける」
琴葉「『朝焼けのクレッシェンド』‼」ゴゥッッッ‼
琴葉「アイドルどうしが戦う時は楽曲<能力>のぶつけ合いになるのは知ってるわよね」
琴葉「このレイピアを抜く以上、私は一切手加減しないわ」
琴葉「早く恵美もマイク<得物>の準備をしなさい?」
4 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:34:28.51 ID:mdUZ7nFR0
恵美「言われなくても……『歌の記憶』<シンギングメモリー>解放!」
恵美「止まれ、止まれ、止まれ、止まれ。喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。ありとあらゆる感情は世界と共に制止する」
恵美「『フローズン・ワード』‼」ヒュオォォッ‼
恵美「アタシだって、手加減はしない」
恵美「手加減なんてしてたら、その業火で焼き尽くされかねないからね」
5 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:34:58.18 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「今どけば、まだ見逃してあげるわよ?」
恵美「やだよ」
恵美「アタシの楽曲<能力>は氷を操る」
恵美「対して琴葉は炎」
恵美「相性の分はアタシにある」
恵美「部屋ごと氷づけにして止めてあげるよ」
6 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:36:09.29 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「あら、炎は氷を溶かす事も出来るのよ?」
琴葉「私を部屋ごと氷像にするのなら、私は事務所ごと燃やして先へ行くわ」
恵美「社長が泣くよ?」
琴葉「ちょくちょく改装してるし、また新設してグレードアップすれば構わないわ」
恵美「そろそろ空も飛べるかな?」
琴葉「唐突ね。私は海へ進むと思うわ、よっ!」ヒュッ
恵美「はぁっ!」ゴウッ
ガキンッ‼
7 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:36:50.13 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「まだまだ!」ヒュンッヒュヒュッシャッ
恵美「ふっ、ふっ、はあっ!」ビュオオゴウッ
琴葉「さすが恵美ね。私の刺突をすべて適格に捉えて、その上氷でピンポイントで防ぐ芸当はそうそうできないわよ」
恵美「伊達に一緒に戦ってきた訳じゃないからね。琴葉の剣撃は一番近くで見てきたから」
琴葉「それなら、これはどうかしら!」ヒュンッ
恵美「同じ斬撃じゃ――ッ!?」スパッ
恵美「つう……やるじゃん」
8 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:39:17.06 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「手の平ごと貫くつもりだったのだけれど。氷壁のせいで剣先が少しそれたかしら」
恵美「剣先に炎を集中させた一転突破、ねえ」
恵美「それでも前はこれ程の威力はなかったはず」
琴葉「今の私は恵美の知っている私ではないわ」
琴葉「次は、確実に動きを止めにいく」ゴオオオッ
9 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:40:28.07 ID:mdUZ7nFR0
恵美(琴葉の周りを炎が渦巻いていく)
恵美(乱雑に回り続けるそれは徐々に右腕へと集まっていく)
恵美(握られたレイピアが炎熱によって深紅へ色を変える)
恵美(まるで血塗られているかのようだ)
恵美(今のアタシの最大限で対抗しないと負ける!)
10 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:42:33.30 ID:mdUZ7nFR0
恵美「『閉じ込められた涙』<シークレットティアー>!」ズォォォッ
恵美(厚さ約50センチにも到達する氷の壁、空気の隙間なんて一片足りとも存在しない)
恵美(さらにこの壁は、触れたものを凍らせる事も出来る)
恵美(琴葉のレイピアが触れた瞬間、一気に全体を凍らせる!)
恵美「絶体止めてみせる!!」
11 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:44:06.56 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「いいわ、恵美」
琴葉「絶体進んでみせる!」
琴葉「『わたしの純粋な想いによる一撃<クレッシェンドスピア>!」シュンッ
琴葉(恵美のその技は知っている)
琴葉(触れれば終わりだから普通は触れられないし、直接攻撃なんてもってのほか)
琴葉(だからこそ、私は突撃する)
琴葉(それでこそ意表がつけるのだから)
12 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:45:17.85 ID:mdUZ7nFR0
ジュウッ バキバキバキッッ
恵美「なっ!?」
ザクッ ドスッ
ダラーー……
13 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:46:22.43 ID:mdUZ7nFR0
恵美「なんで……いや、まさか!?」
琴葉「簡単な事よ」
琴葉「恵美が私を凍らせるよりも早く氷壁を壊し、溶かし、貫いた」
琴葉「恵美じゃ私は止められない」
バキバキィッ ドスッ ドンッ
恵美「ぐうぅぅっ!」
14 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:47:37.89 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「終わりよ、恵美」
琴葉「氷壁は崩され、左手は腕ごと私のレイピアで縫い留められている」
琴葉「少しでも動く気を見せればこのまま貴方を業火で包んであげられる」
琴葉「諦めなさい」
15 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:49:15.98 ID:mdUZ7nFR0
恵美「いやだ」
恵美「絶対いやだ!」
恵美「先に行かせたら、琴葉が死んじゃう!」
恵美「まだ琴葉と別れたくない!」
琴葉「死ぬのは覚悟しているわ」
琴葉「それに、私にはこの件に命をかけて挑む義務があるの」
恵美「そんな事ない!」
琴葉「そんな事はないわ」
恵美「この分からずや!」」
琴葉「恵美もよ」
16 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:51:33.81 ID:mdUZ7nFR0
琴葉「戦いには負けたも同然」
琴葉「私だって、出来る事なら恵美を殺したくなんてない」
琴葉「最後にもう一度だけ言うわ」
琴葉「諦めなさい」
恵美「いやだ!!」
琴葉「じゃあ死になさ―――ッ!?」
17 :
◆y6uYTky2xI
[saga]:2018/02/19(月) 02:52:18.46 ID:mdUZ7nFR0
恵美(瞬間、琴葉の胸から一本の腕が飛び出してきた)
琴葉「ガハッ……ゴホッ」
恵美「いったい、なにが……?」
恵美(突然の事でアタシの思考が追い付かない)
???「メグミー、大丈夫だった?」
恵美「この声は、エレナ!?」
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