千歌「私達!ちょい足し!したーい!」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:45:02.27 ID:uN2jhQM30
一期と二期の間、夏休み中の一幕です。

呼称が変な所があるかもしれませんがよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518932701
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:45:37.62 ID:uN2jhQM30
夏休み/部室

千歌「あ…あつい…」

曜「この炎天下で練習はちょっと厳しかったね」

花丸「というか不可能ずら…」

梨子「ふぅーお待たせぇ…」ガラッ

千歌「お水ぅー!アイスゥー!」

喜子「ハァー…ハァー…」

ルビィ「喜子ちゃん大丈夫?」

喜子「ヨハぁ…ネェ…」

梨子「そんな黒いローブ着てたら、暑くてバテちゃうわよ」チョイ
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:46:10.57 ID:uN2jhQM30
喜子「世界樹の葉の雫!」ゴクゴクゴクゴク

花丸「喜子ちゃん、零れてるよ?」

喜子「プハァッ!だっ!かっ!らっ!ヨハネだってヴぁ!!」

ルビィ「あわわわわ…」

花丸「また言ってるずら…」ゴクゴク

喜子「こぉーのぉー…わからずら丸!」

花丸「喜子ちゃんは喜子ちゃんずら」

喜子「ぐぬぬ…」

千歌「喜子ちゃんも頑なだねぇ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:47:09.68 ID:uN2jhQM30
曜「ほら、設定って大事だから」

喜子「設定言うな!」バンッ

花丸「喜子ちゃん、お行儀悪いずら」

梨子「お水こぼれちゃうよ?」

喜子「ぁあっとっと…」

千歌「設定かぁ…私も欲しい!何か設定!」

曜「おっとぉ?変な事言いだしたぞぉ…」

千歌「変な事じゃないよー。個性だよ!私にも!必要なヤツ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:47:40.39 ID:uN2jhQM30
梨子「『作詞が素早く書ける個性』とかなら必要だよねー」

千歌「ふぉーぉおー…」

梨子「締め切りは昨日のはずなんだけどねー?」ジトー

千歌「ここまで、ここまでは出てきてるんです…」ノドモト

曜「それは物忘れの時の言い訳だよ…」

ルビィ「個性…かぁ…ルビィも、何か考えた方がいいかなぁ…?」

喜子「こっち見ながら言うんじゃないわよ、そもそも個性ってそういうもんじゃないでしょ?」

花丸「そういうものって?」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:48:17.30 ID:uN2jhQM30
喜子「考えるのではなく…会得するもの…この堕天した身には魔翌力が宿り、瞳には」

千歌「設定ノートとかあるのぉ?」

喜子「のっののノートなんか無いわよ!」

梨子「(いっぱい持ってるんだろうなぁ…)」

千歌「こうなったら…」

曜「え?どうなったの?」

千歌「皆に一つずつ個性を足してみよう!」

ルビィ「こっ個性を足す…?」

7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:49:16.85 ID:uN2jhQM30
千歌「ルビィちゃんにはねぇ…」チョンチョン

曜「あ、早速なんだ」

梨子「歌詞書いてよー…」

千歌「えっと、ツンデレ!でいってみよう!」

ルビィ「ツンデレ?ルビィが…ツンデレ…えっとぉ…えーっとぉ」

梨子「あールビィちゃん、そんな対応しなくっていいから…」

ルビィ「…ふんっ!そんな心配しなくっても、ルビィはちゃぁんと出来るんだから!」

花丸「る、ルビィちゃん?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:50:01.39 ID:uN2jhQM30
ルビィ「こんな簡単なこと、ルビィに出来ない訳無いんだからねっ」

ルビィ「で、でも…気にかけてくれて…ありがと…」ボソッ

梨子「はぅっ!」キューン

千歌「おぉ…すごーい!」

曜「ルビィちゃんって基本スペック高いよね…」

梨子「(こっこんなテンプレのツンデレでも、実際見ると違うのね…)」ドキドキ

ルビィ「えへへ…どうだったかなぁ?」

喜子「アドリブ力あるわね…」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:50:29.93 ID:uN2jhQM30
花丸「びっくりしたずらぁ…」

千歌「いいねいいねぇ♪次はぁ〜曜ちゃん!」

曜「わっ私も!?」

千歌「何がいいかなぁ」チョン

梨子「…いつも元気だし、真逆の感じで…」

曜「梨子ちゃん!?」

千歌「じゃあ、この…超絶クールで!」

花丸「ちょ…超絶くぅる?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:51:18.41 ID:uN2jhQM30
喜子「ふっ…絶対零度の氷を身に纏い…その瞳に映る全てを凍てつかせる…」
 
曜「…はぁ…そういうの結構ですので」メガネ クイ

喜子「ヴぁっ!?」

千歌「いつの間に眼鏡を…」

曜「クール=堕天使に結び付ける、必要性を感じませんね」

喜子「何よ!いいじゃない!堕天使!」

曜「…設定も穴だらけですし」

喜子「せっせってー言うなぁ…」プルプル
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:52:11.83 ID:uN2jhQM30
曜「あー…限界であります…おいで!喜子ちゃん!」バッ

喜子「よっ…ヨハネよぉお!」バッ

曜「ごめんね!」ギュッ

ルビィ「うんうん、よかったねぇ…」

梨子「うーん…ちょっと、振り幅が大き過ぎたわね」

千歌「次は誰にしよっか…んー花丸ちゃん!」

花丸「あぁっ!オラにお鉢が回ってきたずらぁ!」

梨子「…花丸ちゃんかぁ…」ジーッ

花丸「うぅ…オラ、演技とか出来ない…」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:52:51.17 ID:uN2jhQM30
千歌「コレとかはどうかな?」ススス

梨子「…髪留めどんなのある?」

千歌「この前買ったのとか、ルビィちゃん今持ってる?」

ルビィ「あるよぉ」

花丸「うぅ…何になるずら?…喜子ちゃ…ん」

喜子「もっとちゃんと撫でて!」

曜「はーい了解でありまーす。」ナデナデ

花丸「だてんちになってるずら…」

千歌「よぉーし…花丸ちゃんはぁ…ギャルで!」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:53:36.14 ID:uN2jhQM30
花丸「…ぎゃ…る?」

千歌「さぁ!メタモルフォーゼ!」

ルビィ「変わルビィ!!」

花丸「めっめた?わっわぁー!」

曜「あんまり花丸ちゃんで遊んじゃダメだよー?」

花丸「で!今、マルで!って言ったずらぁー!」

ルビィ「花丸ちゃん、スカート短くするね」

花丸「ルビィちゃんやめてー!」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:54:28.06 ID:uN2jhQM30
梨子「メイクするから、花丸ちゃんこっち向いて」

花丸「梨子さん目がぁ目が怖いずらぁ…」

千歌「髪型いじりまーす。」

曜「しまった…部屋にある服持って来ればよかった…」

梨子「あー…道具足りないわね…」

曜・梨子「「…一回、帰って再集合」」

花丸「やめてほしいずら」

花丸「(これ…着せ替え人形…)」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:55:05.40 ID:uN2jhQM30
千歌「はーい、かーんせーい」

花丸「…………」

曜「おぉ!へそ出し!」

花丸「…お腹冷えちゃう…」

喜子「へー…メイクで結構印象変わるわね…」

花丸「…なんかペタペタする…」

梨子「…この台詞を読んでみてね花丸ちゃん」ズイ

花丸「…今日は梨子さんが本当に怖いずら」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:55:41.92 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「すみません、遅れましたわ」ガチャ

果南「もぉー…鞠莉が書類整理してないから」

鞠莉「Oh!ソーリーソーリー!まさか別のファイルに混ざってるとは思わ…」

花丸「…はぁーマジちょーダルいですけど?えーと?マジかったるいわー…」

果南「花丸ちゃん!?」

ダイヤ「花丸さんっ!?」

鞠莉「オーマイガー!?」

花丸「あ」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:56:25.68 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「いっいぃぃい一体何がありましたのっ!?」ガバッ

果南「どうしたのっ!?グレちゃったの?何か嫌なことあったの!?」ガシッ

鞠莉「とってもキュートだとは思うけど、大胆過ぎないかしらぁ?」

花丸「ちちちっ違うずらぁ〜…」

梨子「いい仕事したわ…」

ルビィ「花丸ちゃん可愛い!」

曜「助けてあげなよ、説教始まるよアレ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:57:11.26 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「…何をやってるんです!あなた方は!」

梨子「すみません…」

千歌「あははーごめんなさーい」

曜「つい、テンションが上がって」

ルビィ「うゆ…おねいちゃんごめんなさい…」

喜子「ほら、ずら丸、メイク落とすわよ」

花丸「んーうん…」フキフキ

果南「個性を足す…ねぇ…ギャルって…可愛かったけど」

鞠莉「ちょーっとスケベだったわね」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:57:53.58 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「鞠莉さん!」

花丸「うぅ…す、助平…」

喜子「はいはい、おへそ隠しなさい」

鞠莉「他の子は?どんなことしたの?」

曜「私が、超絶クールで」

ルビィ「ルビィが…ツンデレ」

ダイヤ「それで?ルビィの分の動画はありますの?」

千歌「すっすみません…無いです」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:58:35.77 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「そうですか…」

ルビィ「おねいちゃ…えへへ…」

果南「怒ってるの、参加したいのどっちなのダイヤ…」

鞠莉「ルビィのツンデレ?曜のクール?素敵じゃない!」

曜「素敵って…嬉しいっちゃ嬉しいけどさ」

千歌「続きまして〜」

曜「続けるの!?千歌ちゃん!?」

千歌「続けるよ!次はね…果南ちゃん!」
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:59:23.05 ID:uN2jhQM30
果南「えぇ…私もぉ?…」

曜「果南ちゃんに個性を付け足しかぁ…」

ルビィ「はい!果南さん、大人っぽくってカッコいいから」

果南「そ、そう?ありが」

ルビィ「駄目なヒモとか!クズの役がルビィいいと思う!」

果南「ルビィちゃん?」

ダイヤ「こういう時のルビィはズバッといく子ですわよ?」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 14:59:58.61 ID:uN2jhQM30
鞠莉「でも、私と居る時って果南そういう所あるわよぉ?」

果南「黙れ、小原」

鞠莉「ホラぁ!」

果南「ほらっじゃないよ!変なこと言うなって言ってんの!」

喜子「クズって…具体的にどういう所?」

果南「具体的に話を詰めようとしないで!」

梨子「はい。」

千歌「個性付け足しアドバイザーの桜内さんお願いします。」

花丸「いつの間にアドバイザーに就任したずら…?」
23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:00:47.35 ID:uN2jhQM30
梨子「女の人に甘えて懐柔するタイプのヒモで!」

果南「梨子は私をどういう目で見てるの?」

曜「果南ちゃん怒らないで、落ち着いて」

果南「悲しんでるんだよ」

千歌「台詞どうする?」

梨子「そうねぇ…」

鞠莉「…こんなのどうかしら?」

果南「おい、小原」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:01:27.30 ID:uN2jhQM30
鞠莉「はぁーい!私、相手役に立候補しまぁす!」

曜「相手役って…」

果南「この金髪以外ならいいよ」

鞠莉「ひっどーい!なぁんでぇ!?」

千歌「ヒモを養っちゃう人…」チラ

喜子「マリー…以外でって言うと…」チラ

ダイヤ「……は?」

梨子「ダイヤさん、お願いします」
25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:02:08.30 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「どうして私なんです!?」

喜子「いや、なんか…」

曜「一回、懐に入ると…」

千歌「身内に甘そうだからです!」

ダイヤ「なんなんです!その評価!全く嬉しくありませんわ!」

果南「どう?ダイヤ?この巻き込まれ事故」

ダイヤ「ふざけんなですわ!」

梨子「じゃあ、この椅子使って…そうですね、後ろから抱きついてもらって」
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:02:45.57 ID:uN2jhQM30
花丸「マル、梨子さんのあの目…本当に苦手になってきたずら…」

ルビィ「は、花丸ちゃん、大丈夫だよ!害はあるけど、悪意は無いから!」

喜子「ルビィそれは、フォローにも慰めにもなってないわ」

ダイヤ「私は、ヒモを養ったりなどいたしません!」

果南「あぁ、わかったから…もうやって終わらせよう」

千歌「それじゃあ…えっと?」

梨子「台詞は…こんな感じで」

千歌「お願いしまーす」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:03:35.14 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「……………」

果南「ごめん、怒ったよね…ダイヤにはつい甘えちゃうんだよね…」

ダイヤ「……………」

果南「私に優しくしてくれるのも、厳しくしてくれるのも…」スッ

ダイヤ「………!……」ギュッ

果南「ダイヤだけだからさ…笑って…私だけに……ね?」

ダイヤ「……………」カァァァ

曜「おぉ…流石…」

果南「ん…ありがとね、曜…嬉しくないけどね」

28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:04:23.77 ID:uN2jhQM30
ルビィ「おねいちゃん…将来気を付けてね…」

ダイヤ「…ルビィ…今日、おやつ抜き」

ルビィ「ピギャァアァアア!!」

鞠莉「ずーるーいぃー!ダイヤばっかり耳元で囁かれてずるいぃいい!」

花丸「ずるい?…」

梨子「(いいっ…すごくいいっ…)」

千歌「果南ちゃん、悪い人にならないでね?」

果南「…キヲツケルヨ」
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:05:09.10 ID:uN2jhQM30
鞠莉「次は誰にする?全然違うキャラクターも見てみたいわよね」

ダイヤ「まだ続けるんですの…」

果南「もう、全員終わるまでやるんじゃない?」

花丸「じゃあ…後は鞠莉さんとダイヤさんと、千歌さん梨子さん…喜子ちゃんも?」

喜子「ヨハネよ!」

曜「堕天使キャラにさらに、付け加えるの?」

喜子「きゃっキャラじゃない!ヨハネは堕天使なのぉ!」プンスカ

千歌「喜子ちゃんに個性かぁー」
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:05:53.13 ID:uN2jhQM30
喜子「いらないわよ!」

曜「喜子ちゃんは、堕天使で不幸気質の真面目いじられキャラって大盛りだしねぇ」

喜子「後半知らない!いらない!」

花丸「曜さん、駄目ずら」

喜子「花丸ぅ〜」

花丸「お団子忘れてるずら」

喜子「コレはキャラとか個性とかじゃないわよ!バカまる!」

鞠莉「ツッコミキャラも付いてるわよね」

千歌「一人で三つも四つも…ずるい!」
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:06:38.65 ID:uN2jhQM30
喜子「堕天使だけよ!キャラは!…キャラじゃないわよぉおお!!!」

曜「ふくくっ…」

喜子「笑うなぁあ!!」

曜「ごめっごめん…」

梨子「…喜子ちゃんにかぁ…何だろ難しい」

ルビィ「アドバイザーの梨子さんでも難しいですか…」

千歌「いっそ…性別を変えてみようよ」

梨子「千歌ちゃん…天才だわ…」
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:07:26.57 ID:uN2jhQM30
果南「後輩達がよくわからない…」

ダイヤ「私もですわ…」

鞠莉「んもぉー、二人ともノリが悪いわよー」

果南「私は頑張った方でしょ…」

花丸「喜子ちゃんを…男の子にするってこと?」

千歌「そう、曜ちゃん何かない?服」

曜「そんなこと言われても…」

喜子「勝手に話進んでるけど、男の人になるってどういう」
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:08:07.35 ID:uN2jhQM30
曜「学ランくらいしかないよ?」ゴソッ

喜子「あるのっ!?」

千歌「髪型やりまーす」

喜子「ちょっやめっ」

梨子「…相手役に…花丸ちゃんで…」ブツブツ

花丸「あぁ…オラも巻き込まれ事故…」

ルビィ「花丸ちゃん!頑張ルビィ!」

ダイヤ「三人のあのコンビネーションは何なんですか…」

34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:08:54.64 ID:uN2jhQM30
曜「はーい出来ましたっと」

千歌「かーんせーい」

喜子「…全く…なんなの」

ルビィ「ピギャ…カッコいいー!」

喜子「…はぁ?」

鞠莉「ワォ…素晴らしいメタモルフォーゼ!クールだわっ!」

喜子「…そ、そう?」

梨子「いいわ…ショート風にヘアアレンジして…タオルで肩幅を作ったのね」

曜・千歌「「えへへー♪」」
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:09:34.02 ID:uN2jhQM30
喜子「ふふふっ堕天の力を身に纏い変化さえ使いこなしてしまったわ…」

梨子「じゃあ、台詞はこんな感じで」

喜子「ふむ…いいでしょう。この余興に付き合ってあげる」

喜子「さぁ!ずら丸!舞台の幕が上がるわよ!」

花丸「…いやずら…」

喜子「…へ?」

花丸「オラは…演技とか出来ないし…そっそれに…」

喜子「何よ?」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:10:09.89 ID:uN2jhQM30
花丸「…は、恥ずかしいずら…」

喜子「…何恥ずかしがってんのよ!」グイ

花丸「きゃっ」

喜子「あ、ごめん…大丈夫だった?」

花丸「だ…大丈夫、あの…驚いただけずら…」

喜子「それじゃあ…始めましょ、立ち位置は〜」

梨子「…壁際で…それで…こう…手を」

喜子「こう?」ドン
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:10:53.64 ID:uN2jhQM30
梨子「えぇ…いいわ…それでさっきみたいに片方の手は花丸ちゃんの手首を掴んで」

花丸「怖いずら…目が…」

梨子「暗いわね…千歌ちゃんこっちからライト当てて」

千歌「おっけー」

果南「こだわるねぇ…」

曜「カメラ準備完了ー!」

梨子「はい、本番……アクション!」

ダイヤ「映画でも撮ってるんですか!?」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:11:34.07 ID:uN2jhQM30
喜子「…花丸」ドンッ

花丸「ッ…………」ドキドキ

喜子「今はまだ、好きじゃなくてもいい…好きにさせる自信あるから」

花丸「〜〜〜〜〜ッ」ドキドキドキドキドキ

鞠莉「ファーンタァースティーック!」

梨子「…(壁ドン特集の再現が出来るなんて、最高の日だわ)」

喜子「ふふふっそうでしょ?どうだった?はなまっぶへっ」ベチ

花丸「…こっち見ちゃダメずら…」ドキドキ
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:12:19.86 ID:uN2jhQM30
喜子「ふぁにすんのよぉ…」

果南「カッコよかったよ、喜子」

曜「そうだよね、こーゆーのもアリだよね」

梨子「えっ!曜ちゃんも壁ドンアリなの!?」

曜「いや、そういうんじゃなくって」

梨子「…チッ」

ルビィ「どういうことですか?」

曜「個性っていうから、中身の話だと思ってたけど」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:12:57.41 ID:uN2jhQM30
曜「こんな風に衣装を変えてみることで、気持ちが変わるって」

鞠莉「スクゥールアイドルもそうよねぇ」

曜「そうそう!カッコいい服可愛い服に着替えると…変身しちゃうのであります!」

千歌「うんうん、コレもまたスクールアイドルの練習なのです」

ダイヤ「こじつけではありませんか?…」

千歌「それじゃあ、次は鞠莉ちゃん!」

鞠莉「ふっふっふっふ来たわね!ここからはワタシのターン!」

ダイヤ「…あぁ…まだ残ってましたわね…」

鞠莉「え?」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:13:31.32 ID:uN2jhQM30
果南「鞠莉はなぁ…」

鞠莉「…何?…え?」

曜「どうしたの?果南ちゃん?」

果南「いやぁ…ほら、鞠莉は…何言わせても喜んでやりそうだし?」

鞠莉「待って待って、嫌がらせのセリフを喋らせるコーナーじゃないでしょ?」

花丸「ほぼほぼ、嫌がらせだったずら」

鞠莉「なぁんでぇー?マリーにもお題ちょうだーい?」

ルビィ「はい!」

鞠莉「ハァーイ!元気があってよろしい!ルビィ!」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:14:12.09 ID:uN2jhQM30
ルビィ「はい、えとこのまま個性を鞠莉さんに足しても…何ていぅか…多い?」

ダイヤ「あぁ…個性の渋滞とでも申しましょうか…目茶苦茶になりそうですわね」

鞠莉「その辺は、リンキー=オウヘーンにこなしてみせるわよぉ?」

喜子「何か、臨機応変が外国人名みたいに聞こえたんですけど!?」

鞠莉「ホワッツ?」

果南「鞠莉は個性が多いし、濃いんだよ無駄に」

曜「…逆に引いてみるのは、どうかなぁ?」

千歌「引いて…みるって」

花丸「個性を?」
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:14:58.95 ID:uN2jhQM30
鞠莉「えぇ…どう、どうしたらいいの?ワタシ?」

喜子「マリーの個性、特徴って…こう…英語混じりの」

果南「エセ外人だね」

鞠莉「果南?」

ダイヤ「はぁ…つまり、英語を喋らない鞠莉さんですか?」

花丸「確かに…あんまり見たこと無いずら…」

鞠莉「えぇ〜…何それぇ…ま、いいけど」

果南「あと、鞠莉のタレ目をテープで吊り上げてみるってのはどうかなん?」

鞠莉「果南、さっきからちょっとヒドイ」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:15:45.00 ID:uN2jhQM30
千歌「それじゃあ、鞠莉ちゃんの…」

梨子「待って!エセ外人を封印して」

鞠莉「梨子ォ?」

梨子「んん゛っ!英語を封印して、更に臆病な性格を足してみましょう!」

喜子「お、臆病?」

梨子「怖がりな鞠莉さんで、相手役に曜ちゃんで」

曜「えぇっ!?私ぃ!?」

梨子「乱暴狼藉を働く、悪曜ちゃんで!そして顎クイでお願いします!」

曜「悪曜…え?顎クイ?」

45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:16:28.74 ID:uN2jhQM30
千歌「悪曜ちゃん!何それ楽しそう!」

梨子「でしょ!?」

花丸「…喜子ちゃん、顎クイって何?」

喜子「えっと、こう…顎を指で掴んでクイっと上向かせる…ヤツ?」クイ

花丸「うー…」

梨子「駄目よ!喜子ちゃん!人前でそんな軽率に!いけません!」

喜子「え?駄目なの?」

曜「じゃあ、なんで曜ちゃんこれから人前でやらないといけないのかな?」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:17:13.33 ID:uN2jhQM30
梨子「それじゃあ、こっちで…鞠莉さんは椅子に座って」

鞠莉「はーい」

梨子「曜ちゃんは、上から…こう…品定めするみたいに」

ダイヤ「梨子さん、大分聞き捨てならない言葉が出てきたんですが」

曜「悪曜ちゃんが掴めてないんだけど…」

梨子「台詞はコレで…」サッ

曜「コレ、私の負担多くない?」

鞠莉「オーケェー!まっかせてー」

梨子「カメラ!ライト!…アクション!」

花丸「皆、この空気に呑まれ過ぎずら…」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:17:51.57 ID:uN2jhQM30
鞠莉「………ッ…」ビク

曜「…へぇ…この娘が…オイ」

鞠莉「嫌っ!」

曜「ははっ嫌われたもんだな…オイ、いいか?」クイ

鞠莉「ひっ…やめ…やめて下さい…」

曜「もう、お前は…俺の所有物だ、俺に従え…いいな?」

鞠莉「…ッ…グスッ…」

梨子「…いいいいいいいいいっ!最高!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:18:31.88 ID:uN2jhQM30

果南「コレ、どっちかって言うと曜が頑張ったよね?」

曜「とばっちりのもらい事故だよ…」

千歌「曜ちゃん!カッコよかったよ!」

曜「そ、そう?」

梨子「いいわね、俺様系!現実では無しけどこうして目の当たりにすると中々…」

ルビィ「ドキドキしましたぁ…」

鞠莉「マリーの評価はー!?」

ダイヤ「あ、よ、よかったですわよ?こう、いい感じで囚われてて」

鞠莉「曜においしいトコ取られたー!」

曜「全然、そんなつもり無かったんですが?」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:19:15.40 ID:uN2jhQM30
千歌「それじゃあ次はねー…ダイヤさん!」

ダイヤ「ピッ…わ、私はそんな別に個性など…」

果南「何言ってんのダイヤ、ここまで来たら全員やるんだよ」

花丸「そうずら!」

ダイヤ「くっ…被害者の方々が道連れを…私、演技…は…」

喜子「でも、一応ダイヤもヒモを養う役として」

ルビィ「でもでも…おねいちゃん、一言も喋ってないから…」

ダイヤ「…ルビィ…明日もおやつ抜きにしますわよ」ギロッ

ルビィ「ピギィイイイイイイイ!」

千歌「何がいいかなー♪」

鞠莉「何がいいかしらねー♪」

ダイヤ「…ハァ…まったく…仕方がありませんわね…腹をくくる他…」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:20:00.73 ID:uN2jhQM30
果南「口調がめちゃめちゃ砕けたダイヤとか見たくない?」

ダイヤ「果南さんっ!?」

果南「…自分の番が終わったら、後はもう楽しむだけだし…」

ダイヤ「こんの…ッ…」

花丸「…マル、今のダイヤさんみたいな顔…お家で見たことあるずら…」

喜子「…それ、もしかして地獄のヤツ?」

花丸「うん。」

曜「ダイヤさんの口調かぁ、確かに固いよね」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:20:42.56 ID:uN2jhQM30
ダイヤ「私の口調は、黒澤家の長女として当然のもので…」

鞠莉「ベイビー言葉のダイヤとかどう?バブバブっ」

ダイヤ「鞠莉さんっ!!」

果南「えぇ?でもルビィちゃんに話しかける時はたまーに赤ちゃん言葉じゃない?」

ダイヤ「あなた達いい加減にしていただけますっ!?」

曜「ここに来て三年生がノリノリだ」

喜子「お固いダイヤを変えるってのが楽しいんでしょ」

鞠莉「違うの果南っ!私が言ってるのは甘やかす方じゃなくてっ」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:21:08.91 ID:uN2jhQM30
果南「ハッ!そうかっ!」

鞠莉「そう!ベイビー言葉でバブバブ甘えるダイヤ!」

果南「それだ!!」

ダイヤ「離してくださいっ!ルビィ!花丸さん!」グィ

花丸「なら、そのパイプ椅子を置いて欲しいずらっ!!」ズルズル

ルビィ「おねいちゃん!ダメだよぉ…」ズルズル

梨子「じゃあ…相手役は…」

曜「あの惨劇三秒前みたいな絵図を前にして、よく言えるね」
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:21:51.92 ID:uN2jhQM30
果南・鞠莉「「はいはいはいはーい!」」

喜子「死ぬ気?」

千歌「…ここは…私かな」

喜子「死ぬ気?」

曜「ち、千歌ちゃん、あの…本当やばそうだよ?」

果南「バブバブー」

鞠莉「可愛いでちゅね〜」

ダイヤ「往生せいやぁああ!!」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:22:32.02 ID:uN2jhQM30
千歌「よっと…よしよし…」ギュ

ダイヤ「ふぁっ…ちっ千歌さんっ!?」ナデナデ

千歌「あんまり、カリカリしないのっ…ね?」

ダイヤ「……なんなんです…」

鞠莉「…バブバブ…」

ダイヤ「……ハァ…もぅ……ば…ばぶばぶ…」

鞠莉果南千歌「「「いい子でちゅね〜!」」」

ダイヤ「……」イラッ
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:23:13.35 ID:uN2jhQM30
ルビィ「おねいちゃん…可愛い…」

ダイヤ「ルビィ…」

ルビィ「ピギッ」

千歌「ダメだよーいい子いい子〜」ナデナデ

ダイヤ「もうっ!離してください!」バッ

千歌「あぁ〜」

曜「千歌ちゃん、そんな名残惜しそうな顔しないでよ…」

千歌「だってぇ…ダイヤさんの髪サラサラで撫で心地良いんだもん」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:23:42.33 ID:uN2jhQM30
梨子「母性を感じるいいシチュエーションだったわ…」

千歌「えへへ、お母さんとか志満姉のこと考えてみたんだー♪」

果南「ダイヤ照れてるー?」

鞠莉「ダイヤ照れてるぅー?」

ダイヤ「…………」ガシッ ガシッ

果南「あ、ちょっ」

鞠莉「ヤバゥ待って、ダイヤ」

「「ああああああああああああああああああああああああああ」」ミシミシゴリゴリ
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:24:14.43 ID:uN2jhQM30
花丸「…あわわ…果南さんと鞠莉さんの顔が…あわわわ」

喜子「…ねぇ大丈夫?ミシミシ言ってるけど」

梨子「じゃあ、次は千歌ちゃんかな?」

千歌「えっ私?」

梨子「お母さん役からまた違うのがいいわね…そうねぇ」

曜「ねぇ、どうして?どうしてこの状況を無視して続けられるの?」

ルビィ「おねいちゃん、死んじゃう…二人とも死んじゃうからやめたげてぇ…グスッ」

ダイヤ「……ふぅ…」パッ
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:24:40.17 ID:uN2jhQM30
鞠莉「オォ…」

果南「いっ…たぁぁ…」

喜子「うわ、痕ついてるわよ」

鞠莉「くぅ…それじゃあ…千歌っちは…コレで…」スッ

曜「何!?何がそんなに鞠莉ちゃんを突き動かすの!?」

梨子「…!鞠莉さん…確かに受け取りました!」グッ

花丸「…感動巨編?…」

喜子「それは無い、絶対に無い」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:25:19.72 ID:uN2jhQM30
梨子「曜ちゃん!協力して…」

曜「何さ…もう…けが人出してまでやることじゃあ…」

梨子「コレ…ある?」サッ

曜「…ちょっと待ってて」バッ

喜子「超協力的じゃないのっ!」

千歌「えー何?私も男装?」

曜「あったぁ!猫耳!」

梨子「曜ちゃん!」

千歌「ちょっと待って」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:26:00.81 ID:uN2jhQM30
梨子「台詞は任せて、すっごくあざとくて可愛いのを…」

千歌「聞いて、ねぇ…違くない?私だけ方向性違くない?」

曜「しっぽ!しっぽもあったはず!」

ルビィ「ルビィこっち探します!」

喜子「花丸…いくわよ…」

花丸「わかったずら、喜子ちゃん…」

喜子「ヨハネ…魔眼よその姿を捉えたまえ!右の上の棚よ!」パチン

花丸「じゃあその逆の、左の下の引き出しずら!」

ダイヤ「なんです?その探し方」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/02/18(日) 15:26:52.84 ID:uN2jhQM30
千歌「ねぇー!聞いてー!何で私だけ猫耳なのぉー!?」

梨子「可愛いからに決まってるじゃない!!」

千歌「えぇ…」

ルビィ「あった!しっぽあったよ!喜子ちゃん!」

喜子「ふっ…魔翌力が漲って来たわ…さぁ私達を弄んだ報いを受けなさい!」

千歌「弄んだとは…人聞きの悪い…」

花丸「事実ずらっ」

千歌「うぅ…皆、頑張ってたもんね…私も……」
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