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【安価】京太郎「200馬力のMR-S」【咲‐saki‐】
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583 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/23(金) 23:01:50.96 ID:hIPw4c5fo
乙ー
584 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:37:39.40 ID:eCvKKS7u0
【灼参戦】
灼「……また馬鹿みたいにぶん回してる」
灼「……はるちゃんの真似して楽しいのかな」
灼「……わたしも」
585 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:38:24.60 ID:eCvKKS7u0
晴絵『灼、また来てくれたのか?』
晴絵『助手席空いてるから乗りなよ、え、練習の邪魔になる? 灼くらいの体重じゃバラストにもならないよ』
晴絵『車ってのは軽すぎても、重すぎてもいけない』
晴絵『1100キロくらいの車が一番ジムカーナを速く駆け抜けられるんだ』
晴絵『……ごめん、ロードスター』
586 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:39:00.98 ID:eCvKKS7u0
灼「……NC、わたしを学校まで連れて行って」
雑誌『赤土晴絵三連勝』
灼「……走りたくなってきたから」
灼「……あの舞台で」
灼「……はるちゃんが前を見てるなら」
灼「……わたしも」
587 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:39:41.51 ID:eCvKKS7u0
穏乃「おお、新品のタイヤだからよく滑るぅ!」
憧「まあ、わたしが代わりに買えば割引きになるし」
穏乃「いやー、持つべきものは友だねぇ」
玄「そうですね」
宥「あったか〜い」暖房マックス走行中
灼「……どうも」
玄「え、灼ちゃん?」
588 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:40:13.47 ID:eCvKKS7u0
穏乃「お、いっつも駐車場に止まってる2リッターになったロードスター!」
憧「長いからNCって言いなさい」
灼「あれ、阿太峯の制服」
憧「ああ、わたしあだ中なんです。まあ、来年は阿知賀ですけど」
灼「……三年補欠?」
憧「……はい」グサッ!
589 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:40:51.63 ID:eCvKKS7u0
玄「灼ちゃんどうしたの? 休みの日に車使ってるなんて」
灼「いえ……この部に入ろうかと……」
穏乃「おお、入部希望者!? Zでヒルクライム担当してます高鴨穏乃です!」
憧「CR-Xでダウンヒル担当の新子憧でーす」
玄「知ってると思うけどGTOに乗ってる松実玄です」
宥「あの、えっと……松実宥です。エボちゃんに乗ってます」
灼「鷺森灼です。NCロードスターに乗ってます」
590 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:41:25.65 ID:eCvKKS7u0
穏乃「でも、五人になったら部活になるよ! ガソリン十円引き!!」
憧「はしゃぎ過ぎよ、しず」
穏乃「でも、十円引きは凄いよ……結構差があるよ……」
灼「……本当に速いんですか?」
穏乃「結構速いですよ!」
憧「まあ、この辺りの峠は庭みたいなもんだし」
玄「うちの愛好会で一番速いのはお姉ちゃんかな?」
宥「あったか〜い」暖房マシマシ
591 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:41:57.70 ID:eCvKKS7u0
灼「……ジムカーナで勝負しましょう」
穏乃「ジムカーナで一番速いのは玄さんかな?」
憧「まあ、しずのZは足回り純正だし、玄が適任でしょ」
玄「わたしがですか? 頑張ります!」
宥「玄ちゃん、頑張って」暖房マシマシ
灼(……本当に速いのかな)
592 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:42:38.23 ID:eCvKKS7u0
【一時間後】
灼「……負けました」
玄「あはは、路面荒れてるから変な挙動になるからね」
灼「……でも、はるちゃんはここを」
玄「うん、馬鹿みたいに速かったよ……」
灼「……改めてよろしくお願いします」
穏乃「よろしくおねがいします!」
憧「よろしくね!」
玄「よろしくお願いします!」
宥「人が増えてあったか〜い」
593 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:43:09.71 ID:eCvKKS7u0
─━━
ィi〔:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:`:...、
/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:\
′:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i{:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:゚,
/:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
〃:i:i:i|:i:i:i:i|:i:i:l || :i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
|/|i:i:i:|:i:i:i:i|:i:i:| |l 、:i:i:i:i:i:i\:i:i:ハ}i:∧
|l |i:i从:i:i:┼:i:ト|l \i:i:i:i:i:iУ:i:i:i:i:i:i:. 「がんばります」
rヘ __ 从:i:i:i/「芹芋ト イ芋茅.:i:i:i:i:i:i:i:i:゚,
ィ 厂ドrヘ .:i:i:i:i:i|∧ V)ソ V)ソ/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:ハ
. /ム’::::::::::〈 |i:i:i:i:i∧ ハ "" ′ "/|i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:|
. 乂{:/:::::::::〉l |i:i:i:i:i{:i父ト. __ |i:i:i:i:i:i:/:i:i:i:iリ
V ̄:::::::| Vl:i:i:i:「 ̄ ̄┓. _,. '’|i:i:i:/¨¨¨¨
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Υ ̄ 「___/ {l/ V廴_}/ 、/ Y
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| V,ハ ヽ./ /:.:.:′ /__ |
| { 、 \ /:.:./ /___ \i|
! /ヽ / \':.:./ {/ 冫、 |
. / ̄ ト、 /\ ' / ∨
594 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/24(土) 23:44:00.40 ID:eCvKKS7u0
ちょっと時間が時間だから、今日はここまで、明日から本気出す。
誤字脱字は脳内変換よろで、
595 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 00:10:30.34 ID:XzKU4KYr0
安価↓ 多数決(明日の出没まで)
1:晴絵参戦
2:松実姉妹が走る理由
3:赤土晴絵編
4:もしも自動車部に入部していなかったら(照戦)
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 00:15:50.68 ID:c3bfD3tIO
2
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:17:42.99 ID:K/VTnA/no
2
598 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 01:18:20.33 ID:G6FjrwHfo
4
599 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 13:16:21.12 ID:eAIiwKf70
【カート場】
松実「おお、まだ小さいのに上手いな」
露子「貴方の遺伝子ですよ」
松実「いやいや、俺がこのくらいの時は自転車にも乗れなかったよ」
露子「ふふっ」
600 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 13:17:03.60 ID:eAIiwKf70
松実「なあ、この子達はおまえに似るのかな」
露子「顔はわかりませんが、進む道は貴方に似ると思いますよ」
松実「女の子のプロレーサーも増えてきたからな」
松実「……長生きしような」
露子「はい」
601 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 13:17:35.66 ID:eAIiwKf70
宥&玄「お父さん! お母さん! 楽しかった!!」
松実「はは、この調子だったらお父さんすぐに宥と玄に追い抜かれちゃうな」
玄「本当!?」
松実「ああ、お父さんが小さい頃はあんなに上手に運転できなかったから」
露子「ふふっ」
602 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 13:18:27.44 ID:eAIiwKf70
【ランサー・エボリューションX車内】
松実「寝てしまったか」
露子「ええ、そうですね」
松実「もう少ししたら大会が開催されるらしい」
露子「いいですね、二人とも綺麗な走りをしていましたから」
松実「広い世界と新しい体験が将来のこの子達を支える」
松実「俺は、この子達の年齢に出来なかったことを精一杯やってほしい」
露子「はい」
603 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 13:19:08.07 ID:eAIiwKf70
松実「玄は僕が運ぶよ」
露子「じゃあ、私が宥を」
松実「この寝顔、君そっくりだ」
露子「優しい笑い方はあなたそっくりですよ」
松実「……親になれて本当によかったよ」
露子「……そうですね」
604 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 13:21:08.39 ID:eAIiwKf70
安価↓ 1〜3(コンマ判定)
1:晴絵参戦
2:松実姉妹が走る理由
3:赤土晴絵編
4:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでね)
605 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 13:46:30.50 ID:U9p/ixDk0
2
606 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:25:49.18 ID:eAIiwKf70
テンポ重視で2採用
607 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:27:07.20 ID:eAIiwKf70
【スタリオン車内】
松実「……なんでかな、神様は幸せを嫌う」
露子「……それも運命ですよ」
松実「君がそんなことを言うなら、俺は運命というものを一生信じない」
露子「……強がりなんですから」
608 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:27:37.87 ID:eAIiwKf70
松実「どうして、君なんだ」
露子「……お母様が言ってたじゃないですか、神様は人の幸せを馬鹿にするって」
松実「それなら、君を不幸にした神様を絶対に殺す」
露子「神様は私達の見えないところに存在しているんですよ」
609 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:28:27.36 ID:eAIiwKf70
松実「……お願いだ」
松実「……お願いだから」
松実「……僕を……宥を、玄を一人にしないでくれ」
露子「気が弱くなると僕って言うの変わりませんね」
松実「まだ、二人は小さいんだ……母親の温かさを知らないでどうするんだよ……」
露子「貴方が私の分まで愛してあげてください」
610 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:29:07.34 ID:eAIiwKf70
奇跡を望む者はただ、願うだけじゃなく、一歩を踏み出す、
その願いを聞き届ける神は善処する、
歩んで、
歩んで、
歩んで、
奇跡を掴み取る。
奇跡を見せて、
奇跡を見たくて、
奇跡を手に入れたくて、
611 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:30:04.55 ID:eAIiwKf70
安価↓1
奇跡を見せてください。
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/25(日) 14:30:19.31 ID:kSWRlZHG0
3
613 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:33:09.70 ID:eAIiwKf70
【HEAVENS DIVIDE】をかけてください。
614 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/25(日) 14:34:11.60 ID:kSWRlZHG0
りろーどし忘れ、612は無視してください
615 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:36:13.37 ID:eAIiwKf70
虚しさだけが、僕の心を支配する。
子供達は泣いていて、そして、心に傷を作っている。
人はとても弱く、人の心の弱さを見せつけていた。
神様が存在してるのであれば、この場に引きずり出して、消し去ってやりたい。
それが出来ないから、僕は、僕達は泣いているんだ。
616 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:38:50.36 ID:eAIiwKf70
青白くなった彼女が笑っている。
冗談はよしてくれ、俺みたいな男が娘二人を一人前に育てられるものか。
それでも、神様と君はこの場所に現れないんだろう。
不平等過ぎる。
僕も君の後を追いたいくらいだ。
617 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:41:40.43 ID:eAIiwKf70
松実「……この指輪は、君の未来を奪うだろう」
左手の薬指から静かに指輪を抜き取った。
松実「君は自由だ。そして、新しい命になる時は……」
松実「僕みたいな甲斐性なしとは一緒にならないでくれ」
血が滴る程に右手を握りしめる。
松実「ただ、約束はしよう」
松実「――僕は、君以上の親になることを」
618 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:43:19.20 ID:eAIiwKf70
安価↓ 多数決(休憩が終わるまで)
1:晴絵参戦
2:松実姉妹が走る理由 END
3:赤土晴絵編
619 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:45:13.15 ID:eAIiwKf70
え、どうしよ、奇跡判定やり直そっか
↓1
620 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/25(日) 14:54:40.44 ID:kSWRlZHG0
奇跡判定って、何を如何判定するの?
621 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:55:59.45 ID:eAIiwKf70
うわ、成功しやがったよ
622 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:56:27.97 ID:eAIiwKf70
皆さん大好きゾロ目判定、というか成功
623 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 14:58:10.95 ID:eAIiwKf70
安価↓ 多数決(休憩が終わるまで)
1:晴絵参戦
2:松実姉妹が走る理由 END
3:赤土晴絵編
4:松実露子生存IF
624 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/25(日) 14:59:21.45 ID:kSWRlZHG0
4で
625 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 16:08:17.93 ID:A//ItPzZo
4:松実露子生存IF で
2つほど疑問に思った点がまこの祖父が広島県人なのにマツダじゃなく日産党なのと
解体屋のオヤジが祖父に世話になっていたのにトヨタ車勧めてる点
ラリーベースならパルサーGti-Rやプリメーラ4WDあるのに
626 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:20:57.12 ID:eAIiwKf70
実を言うと広島に一年間居たことがあるんですが、ほっとんどマツダ走ってないっすよ、だいたいトヨタかダイハツ。
セリカにしたのは趣味です。2ZZに載せ替えたMR-Sに京太郎乗せてるのでわかると思いますが、
七代目セリカ、インプレッサ(丸目)、Z33、MR-Sと乗り継いで来たんである程度思い入れのある車なんですよね。
627 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:24:41.02 ID:eAIiwKf70
それに、まこに似合うマツダの車ってのが思い浮かばなかったのもあります。
それよりか日産の美味しく速い車のがシックリ来たので。
セリカに至っては大好きな車だから採用しました、許してくださいなんでもしますから!
マジでセリカ良い車だったんですよ、リッター12平然と走りましたから。
628 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:35:53.04 ID:eAIiwKf70
【松実旅館の朝】
彼女が生きて帰ってきたことは医者が言うには奇跡らしい。
僕は不思議と奇跡だとは思わなかった。
それは神様が面白くなくなったのか、それとも、僕に慈悲をくれたかのどちらかだろう。
だけど、最後に実らせたのは、彼女の母親としての意地だ。
629 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:36:33.31 ID:eAIiwKf70
玄「お姉ちゃん、早く学校に行かないと遅刻しちゃうよ」
宥「うぅ……朝は暖房が……」
玄「お姉ちゃんは相変わらずなんだから」
露子「二人とも、頑張ってきてね」
玄「うん! お母さん!!」
宥「行ってきます」
630 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:37:01.83 ID:eAIiwKf70
僕に似て、三菱の車に乗った二人は笑顔で学校に向かう。
彼女は二人の娘を優しい笑みで送り出す。
心を決めていたあの日々が嘘のように晴れやかで。
何もかも、忘れるような幸せが。
僕を包んでいた。
631 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:37:47.33 ID:eAIiwKf70
露子「いい天気ですね」
松実「ああ、今日はドライブがしたいな」
僕の愛車が今日は二人で出かけろと催促してくる。
そうだな、今日はお客さんは少ない。
夫婦水入らずデートも悪くない。
632 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:38:24.52 ID:eAIiwKf70
露子「ふふっ、貴方って本当、顔に出るタイプですよね」
露子「一時間だけですよ」
松実「わかってるさ」
松実「でも、一時間は仕事を忘れたい」
【IF・END】
633 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:39:57.81 ID:eAIiwKf70
安価↓ 1
1:晴絵参戦
2:松実姉妹が走る理由 END
3:赤土晴絵編
4:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでいいよー)
634 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 16:57:39.25 ID:8QizF8yA0
3で!
小4時代の赤土先生が全小出場を決めて露子さんに報告するエピソードを!
635 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 16:59:47.51 ID:eAIiwKf70
シノハユ買ってねぇわ、ちょっちBOOKOFFいってきまーす。
636 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 17:56:36.28 ID:eAIiwKf70
ちょっと、新しい作品の原案書いたから車とじぇんじぇん関係ないけど投下するね。
面白かったら素直に面白いと言ってくれたら嬉しいな。
637 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 17:57:10.73 ID:eAIiwKf70
見えない何かを掴みたかったのだろうか。
A男「どうだ、痛いか?」
それとも、見たかっただけなのだろうか。
B男「顔はやめろよ、通報されたら厄介だし」
はたまた、それ以外を知りたかったのだろうか。
C男「どうせ先公共はこいつの敵だ、顔がどれだけ腫れようが大丈夫だろ」
誰か教えてくれはしないだろうか。
638 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 17:57:45.74 ID:eAIiwKf70
教師「随分とやられてるね須賀ボーイ」
京太郎「……そうですね、もう少し力入れられたら前歯が折れてました」
教師「……君は、いじめられて楽しいですか?」
京太郎「マゾっ気があるみたいで」
教師「そうですか、それはそれは」煙草咥え、ライターシュッ
639 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 17:58:42.58 ID:eAIiwKf70
この人はこの学校で一番の古株の小泉丈先生だ。
今年で八十三歳になるベテラン教師で、よくわからない日本語英語を使うことが多い。
いじめられているのを見て、証拠写真を何枚か撮影して取り置きしているのだが、
俺が公表することを許さないでいる。
小泉「須賀ボーイも吸いますか?」
京太郎「一本貰っておきます」煙草咥え、ライターシュッ
京太郎「ゴホッゴホッ……すいません、灰皿ください」
小泉「はいはい、どうぞ」
携帯灰皿に煙草をねじ込み、一回深呼吸を挟む。
薄暗い体育館裏から見上げる空は、不思議と青く思えなかった。
640 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 17:59:26.29 ID:eAIiwKf70
小泉「須賀ボーイの意地はどこから来てるんですか?」
小泉「僕には、君がいらない意地を張り続けているとしか思いません」
京太郎「そうですね、この意地はあいつらが凱旋した時に張ってましたかね」
全国大会優勝なんて実力が無ければ出来るはずがない。
実力が皆無な俺は、こうして陰湿ではなく、ドライな虐めに遭遇しているのだ。
もうそろそろ、意地を張るのも疲れてきた。
この辺りでスパッと退部するのがセオリーなのだろうが、心がそれを止めてくる。
多分、あいつらに勝ちたいという心が、それを許さないのだろう。
小泉「須賀ボーイは玄人って知ってますか?」
京太郎「……賭け麻雀を商売とする人達のことですよね」
小泉「そうです。僕も若い頃は玄人名乗ってましたから」
641 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:00:29.25 ID:eAIiwKf70
小泉先生はニッコリと笑って、遠い目で昔話をはじめた。
小泉「僕が麻雀をはじめたのは、色川武大という博徒との出会いが切っ掛けです」
小泉「僕が13の時、彼は酷いヒロポン中毒でしてね」
小泉「ヒロポンというのは今で言う覚醒剤のことです」
小泉先生は馬鹿話のように博打打ちの話しを続ける。
小泉「先生には色々と教わりました、なんせ、手積みの時代ですからね」
小泉「先生からだいたいの技を教わるようになったら、まあ、麻雀で稼いで先生にヒロポンを届ける生活でした」
小泉先生は嬉しそうに、寂しそうに色川という人を懐かしんでいた。
麻雀の師匠なんて俺にはいない。
殆ど独学で麻雀を打ってきた俺には非常に新鮮な話だ。
642 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:01:02.46 ID:eAIiwKf70
小泉「色川先生がヒロポンをやめて、小説家として活躍するようになったら」
小泉「偶に家に出入りさせてもらったんですけど、徐々に疎遠に」
小泉「その後は東京で神域と呼ばれていた麻雀打ちに挑戦しに行ったんですよ」
神域、麻雀打ちなら名前を知らない人は居ないくらい有名な博徒だ。
先生はその神域と一戦交えたことがあるのか。
更に耳に力を入れて話を聞くことに力を入れる。
小泉「いやはや、百万円が一日でパーでしたよ」
小泉「自分では相手にならないと察して、色々と流れましたね」
小泉「中国、アメリカ、ヨーロッパ、色々なところで麻雀を打ちました」
小泉「そして日本に帰ってもう一度打ったんですよ」
小泉「今度は五百万負けました」
小泉先生は苦笑いを見せ、新しい煙草に火を灯す。
遊んでいる子供のような明るい瞳をしてる。
俺とは、真逆だ。
小泉「でも、その神域が僕にチップをくれたんですよ、このパチンコ屋のメダル」
小泉「これ、君にあげます」
スロットのメダルを素直に受け取ると小泉先生はニッコリと笑った。
小泉「僕は今現在の麻雀をあまり知りませんが、そんなに麻雀部の人達は強いんですか?」
643 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:01:55.37 ID:eAIiwKf70
先生には、不思議とすべてを話してしまった。
今までの俺のことや、
これからの俺のことまで、
そして最後に、
ただ、子供のように、
やめ方を教えてくださいと尋ねてしまった。
小泉「……そうですか、いやはや、面倒くさい子達ですね」
小泉「僕もそういう面倒くさいオカルト持ってる人と幾度となく戦いましたが」
小泉「結構、コツを掴めば勝てるんですよ」
京太郎「……先生」
小泉「そうですね、僕が須賀ボーイに麻雀を叩き込むのも悪くありませんが」
小泉「それじゃあ、三ヶ月くらい君を虐めの対象にしてしまう」
小泉「僕が須賀ボーイの後ろで指示を出しましょう」
小泉「心配ご無用、僕、玄人ですから」
小泉「汚い勝ち方をよく知ってます」
644 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:02:48.20 ID:eAIiwKf70
【部室】
久「なんというか、あっという間の夏だったわねー」
まこ「ほうじゃな……」
優希「それにしても京太郎が遅いじぇ……タコス作ってもらおうと思ったのに……」
久「一番打たないといけないのに須賀くんはどうしてこうも遅刻ばかりなのかしら」
小泉「誰かいますかー、お、居るみたいですね」
京太郎「どうも」
まこ「あれ、小泉先生、どうしたんじゃ?」
心臓がバクバクと音を立てて緊張を加速させる。
小泉先生はケロッとした表情で麻雀卓に俺を誘導させ、腰掛けさせる。
小泉「いやー、僕ね、この須賀ボーイを弟子にしようと思って」
小泉「君達が僕より強いなら弟子入りは無効にするんだけど、やる?」
645 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:03:19.24 ID:eAIiwKf70
久「え、須賀くん小泉先生の弟子になるの?」
京太郎「……ええ、部活をやめて」
場が凍てつき、三人の表情が強張る。
久「ちょっと小泉先生! 先生はただの英語教師じゃないですか」
久「部に預けていた方が確実ですよ」
小泉「ノー・プロブレム、僕、若い頃はバカみたいに打ってましたから」
優希がオドオドとした表情で俺のことを覗き込む。
何も言わないで、目線を反らしてしまった。
染谷先輩も驚いた表情で小泉先生と俺を交互に眺めた。
久「……じゃあ、私達が先生に勝ったら須賀くんはこのまま部に」
小泉「ノンノン、僕は卓には座りません」
小泉「後ろで指示を出すだけですよ」
646 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:04:14.76 ID:eAIiwKf70
部長がニヤリと笑い、小さく大丈夫そうねと呟いた。
染谷先輩は少し険しい表情になったが、優希は勝てば俺が部に残り続けると胸をなでおろした。
小泉「あ、少しハンデを貰えませんか」
久「どんなハンデですか? 点棒を50000点スタートとか」
小泉「須賀ボーイを弟子入りさせるとは言いましたけど、まだまだ技術を教えていません」
小泉「だから、一位と四位にさせてはいけないというルールにしましょう」
小泉「須賀ボーイも四位にされるのは心が痛いでしょうから」
久「……須賀くんを二位か三位にすればいいんですね。わかりました、受けましょう」
小泉「センキュー竹井さん」
小泉先生は耳元で勝ちましたよ、玄人の戦い方を少し教えてあげます。
そう優しく呟いた。
647 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:04:57.36 ID:eAIiwKf70
小泉「……須賀くん、理牌してください」
小泉先生に言われるように、山から取り出した手牌を理牌する。
小泉「いいですねー」
小泉「そのまま全部倒して天和と言ってください」
場が凍りつく。そして、三人の目線が俺に突き刺さってくる。
京太郎「ああ、そういうことか」
京太郎「天和、16000オールです」
小泉「ナイス、それでこそ玄人ですよ」
ガタッと椅子が倒れる音と同時に部長が顔を赤くして俺と小泉先生を睨みつける。
そして、高い声でそれが目的でハンデを付けさせたんですねと叫んだ。
小泉先生はニヒルに笑い、負けても勝つなら一番早く負けて勝てる方法がベリGOODだと語った。
648 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:05:33.25 ID:eAIiwKf70
京太郎「……これが玄人の麻雀」
小泉「まあ、相手が勝手に墓穴掘っただけですし、さっさと勝っちゃいましょう」
心の底から笑えた、三人が打つ手なしと項垂れ姿は……とても、
京太郎「官能的だ」
649 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:07:26.63 ID:eAIiwKf70
【高校生玄人伝説-京-】
というわけで、面白かったら素直に面白いとレスくれたら嬉しいです。
続きを一秒でも早く読みたいと思う人が現れたら、両立して書き進みます。
ハーメルンで5か6個の作品を両立させたことあったので余裕です。
650 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 18:15:00.20 ID:eAIiwKf70
因みに小泉丈先生はピンポンのバタフライジョーです。
知ってる人いるかな?
651 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 20:52:03.54 ID:K/VTnA/no
面白いです
652 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/25(日) 21:23:29.83 ID:eAIiwKf70
イッチメッチャ元気出てきた。
次スレに行ったら高校生玄人伝説‐京‐を両立しまーす。
ただ、シノハユ買ってないからBOOKOFFで購入してからストーリーの続き書きますけん。
653 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 23:06:26.81 ID:sgUvUoI5O
シノハユは悠彗が一番オススメ
654 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/25(日) 23:58:37.59 ID:K/VTnA/no
楽しみ
655 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 00:05:54.82 ID:mudjhHKA0
シノハユが有るとはやりんやうたたんや赤土先生や善野さんや露子さんと言ったキャラに厚みが増しますからね
後…本編のカバー裏漫画にも一部シノハユキャラが出て居ますよ
656 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 18:04:26.39 ID:FjwVp7BC0
何を言ってるのかわからないと思うが、シノハユ1〜3巻まで買ってきたのにはるちゃんが出ていない。
これは俺のミスなのだろうが、ミスだとは思いたくない今日此の頃。
すまないが、シノハユ的全小カート大会の描写は無理ですのん。
すいません、なんでもしますから!
というわけで、小鍛治健夜戦を垂れ流していくよ。
657 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:03:25.00 ID:FjwVp7BC0
【数年前の全国大会・東京】
晴絵「いやーここまで来ると化物しかいないねぇ」
望「結構黒星多くなってきてるし、一年生の私達が頑張らないと優勝は見えないよ」
晴絵「わかってるって、ここまで駆け抜けてきたんだら――見るのは優勝だけ」
望「ふふっ、いつもの晴絵らしくなってきたね」
晴絵「ビックマウスが私だから」
658 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:03:55.07 ID:FjwVp7BC0
【早朝】
望「じゃあ、私は峠に向かうから」
晴絵「帰ったら洗車してあげないとね」
望「そうね、この子達が頑張ってるから私達が走れるんだから」
晴絵「でも、この汚れが勲章なのよねぇ」
望「勲章にトロフィーを持って帰ってきたら英雄よ」
晴絵「じゃあ、私も頑張って駆け抜けますか!」
659 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:04:38.83 ID:FjwVp7BC0
【ジムカーナ会場・車両置場】
晴絵「えーっと、今日の相手は……え? カローラ」
晴絵「……ジムカーナでカローラ?」
晴絵「それもこのタイプは普通のFFでジムカーナに向いてるとは思わないんだけど……」
健夜「あの……私の車に何か付いてますか……」
晴絵「あ、いえ、こういう大会で86以外のカローラを持ってくる人が珍しくて」てへへ
健夜「あ、はい。お父さんの車を借りて出場しているので……」
晴絵(どうやったらこのカローラで準決勝まで来れるのかしら……)
晴絵(四輪駆動モデルをFRに改造した? いやいや、それは無いでしょ、足回りも普通のカローラだし)
660 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:05:30.25 ID:FjwVp7BC0
晴絵「……ちょっと信じ難いけど、この大会で勝ち進むってことはそれだけの実力があるってことよね」
晴絵(第一出走は私……気を抜いたら負けそう)
晴絵(優勝して凱旋するって決めたんだから、気は抜けないね)
健夜「あの、えっと……頑張ってください……」
晴絵「あ、はい、ありがとうございます」
661 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:06:04.73 ID:FjwVp7BC0
晴絵「ロードスター……ここまで来たんだから大会新記録出すつもりで走るよ……」
晴絵(ジムカーナの良いところは馬力じゃなくマシンのコーナリング性能と自らの腕が物を言うところ)
晴絵(600馬力の車が160馬力の車に敗れることだってある)
晴絵(人馬一体をスローガンに掲げて作られ、そして完成形の域に達したこのNBロードスターは)
晴絵(誰でも速く走れると思われている)
晴絵(でも違う、素直だからこそ、素直過ぎるからこそ)
晴絵(乗り手の腕がどんな車より求められる!)
662 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:06:30.73 ID:FjwVp7BC0
健夜「……すごく速い」
健夜「……あそこはそう曲がったら速いのか」
健夜「……車が違っても、同じ速度で曲がることは出来るよね」
健夜「……わかった、ずっと違和感があったんだけど」
健夜「もう違和感が無い。もっと速く走れる」
663 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:07:12.65 ID:FjwVp7BC0
晴絵「ふぅ……大会新記録までは行かなかったけど、まあ、これだけのタイム出せば一位でしょ」
晴絵「あとは望と先輩が勝ってくれたら」
晴絵「うっ!?」ゾクッ
晴絵「……カローラが」
664 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:07:39.08 ID:FjwVp7BC0
晴絵(……なんで、そんな走りが出来るの)
晴絵(……無理矢理サイド引いて曲げてるのにスピードが落ちないの)
晴絵(……ありえない、ノーマルのカローラがあんなスピードで突っ込めるはずが)
晴絵(……ありえない)
665 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:08:38.80 ID:FjwVp7BC0
【コンビニ前】
晴絵「……どうやったらノーマルのカローラであそこまでの速さを手に入れられるのかね」
望「晴絵以外も負けちゃったんだから晴絵は悪くないよ」
晴絵「いやさー流石にノーマルのカローラに負けると心が痛いよ」
望「私達は一年生、来年に向けて腕磨こうよ」スーパーカップパクパク
晴絵「そんなものかなぁ」ガリガリ君ムシャムシャ
666 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:09:39.82 ID:FjwVp7BC0
晴絵「うーん、個人も散々な結果だったし、来年は優勝したいねぇ」
望「晴絵が個人をダウンヒルにしてたからだよ、ダウンヒルは強い人多いわけだし」
晴絵「だってさぁ、パワーいらない競技ってジムカーナとダウンヒルだけじゃん」
望「それもそうだけど、やっぱり車の幅が増えるから対応がしにくいから」
晴絵「全員が抜かしやすい馬鹿四駆だったらやりやすいんだけど」
望「晴絵はGTRを抜かすの好きだもんね」
晴絵「GTRは重すぎてすぐにタイヤが駄目になるから少しでもふらついたら鼻っ柱をねじ込むだけだし」
晴絵「それに、200馬力くらい違う車を追い抜くって快感じゃん」
望「わかるわかる」
667 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:10:47.57 ID:FjwVp7BC0
灼「あむあむ」ハーゲン抹茶
晴絵「で、君、名前は?」
灼「鷺森灼です! はるちゃんのファンです!!」
晴絵「うほー、照れるなぁ」
望「まあ、晴絵はあそこまでは無敗だったからねぇ」
晴絵「そうさ、私が阿知賀最速の女! 赤土晴絵!!」
望「言い過ぎ言い過ぎ、松実の叔父さんのタイム超えてないんだから」
晴絵「あの人は別格だから、でも、卒業する頃には大幅なタイム更新を……」
望「はいはい」
668 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:11:46.18 ID:FjwVp7BC0
灼「でも、はるちゃんかっこよかったよ!」
晴絵「うーん、まあ、私のロードスターは別格だから」
晴絵「腕が足りなかったから負けただけだし」
望「はいはい、この子どっちが連れて帰る? この炎天下で徒歩は年上として駄目でしょ」
晴絵「私のファンなんだから任されます」
望「了解」
晴絵「灼、まだ明るいけど峠行こっか」
灼「ほ、ほんとう!?」
晴絵「ま、ガソリン的に一本だけだけどね」乾いた笑み
669 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:12:13.43 ID:FjwVp7BC0
【灼の家】
灼「すごかった!」
晴絵「おうおう、少女よ私を超えていけ」
灼「そ、そんなの無理だよ!」
晴絵「ほれ、これはお守りだ。事故らないおまじないを施してある」ネクタイスルリッ
晴絵「事故らなければ限界を超える怖さが無くなるから」
灼「……うん!」
670 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:16:02.17 ID:FjwVp7BC0
安価↓1
【小ネタ地獄】
1:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでね)
2:京太郎脅迫! 自動車部員達の逆襲
3:ダウンヒラー解体ショーのはじまりや! (好きなキャラを選んでね)
671 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:18:47.65 ID:FjwVp7BC0
安価↓1〜3(風呂入ってくる)
【小ネタ地獄】
1:京太郎ペロリ! ペロリストと化した●●(好きなキャラを選んでね)
2:京太郎脅迫! 自動車部員達の逆襲
3:ダウンヒラー解体ショーのはじまりや! (好きなキャラを選んでね)
672 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/26(月) 20:35:08.52 ID:x0jp9Jk60
解体って何する気だ?
と思いつつ 1ゆーきで
673 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 20:43:24.04 ID:AhbcyrbK0
2
674 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/26(月) 20:44:54.93 ID:etxPU+KPo
3:ダウンヒラー解体ショーのはじまりや! 憩
675 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 20:47:53.34 ID:FjwVp7BC0
県大会が開始されると同時に次スレに移行したいから三個採用。
イッチは優しくて誤字脱字お構いなしに即座執筆だから。
676 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:20:59.13 ID:FjwVp7BC0
【京太郎ペロリ! ペロリストと化した優希】
京太郎「…………」スープラ車内
優希「……コ↑コ↓」スープラ車内
80スープラ「もう駐車場か」
70スープラ「お帰り」
80スープラ「ただいま」
京太郎「ほへぇ、おっきい」
優希「悔い改めるじぇ」
京太郎「うわぁ」
677 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:21:34.18 ID:FjwVp7BC0
優希「今日練習キツかったじぇ」
京太郎「おう、そうだな」
優希「でも、頑張らないとタイム出ないからね、多少はね」
京太郎「そうだよ(便乗)」
優希「今日タイムどうだったんだ?」
京太郎「自己ベストより三秒遅かったわ」
優希「大会近いからな、しょうがないじぇ」
京太郎「まあ、若干緊張してるんだろうさ」
678 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:22:03.34 ID:FjwVp7BC0
優希「あ、そうだ(唐突)」
優希「うちさぁ、ハンドルコントローラーあるんだけど、走ってかないか?」
京太郎「ああ〜いいっすね〜」
優希「行こっか」
679 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:22:34.04 ID:FjwVp7BC0
京太郎「MRは挙動をどう押さえつけるかが難しいねんな」
優希「……喉乾いたじぇ、喉乾かないか?」
京太郎「ああ、そっすね」
優希「持ってきてやるじぇ! お客様だからな」
京太郎「ありがとうございます」
680 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:23:02.55 ID:FjwVp7BC0
アイスティー「じょろじょろ」
コップ「ぽろぽろ」
謎の紙「サーッ」
優希「…………」野獣の眼光
681 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:23:36.75 ID:FjwVp7BC0
優希「おまたせ、アイスティーしか無かったんだけど、いいか?」
京太郎「ありがとうございます」
優希「おお、凄い曲げ方、セクシー」
京太郎「はは、普通のコントローラーでもやりこんでるからな」
京太郎「じゃあ、こうたい……うえ……」フラフラ
優希「オッツダルヴァ」
682 :
コテハン
◆/Pbzx9FKd2
[saga]:2018/02/26(月) 21:24:03.21 ID:FjwVp7BC0
【準備完了】
優希「首筋……冷房を抑えてたから……」ぺろり
優希「けっこう鍛えてるじぇ……」ぺろり
優希「おっきいじぇ(身長が)」ぺろり
京太郎「……んっ、ちょ、何してるんですか優希!?」
京太郎「まずいっすよ!」
優希「あばれんなよあばれんなよ……」柔らかスマホ
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