【ミリマス】ミリP「TSVの抱き枕事情」

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1 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:48:26.05 ID:eKLDbfgQ0

ミリP(以下、P) 「よーし!これで書類作業も一段落!」ノビー

P 「疲れた……音無さんと青羽さんがいないと、こんなに辛いのか」

P 「今度、二人に何か奢ろうかな……ふわぁあ」

P 「……徹夜が、響いたかなぁ」アフゥ

P 「あんま寝てなかったもんなぁ……時間は?」

P 「荷物受け取らないといけないんだっけか……それまでなら寝れるな」

P 「……よし!」スタッ


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2 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:49:01.81 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

P 「ただいま、お布団君!」シュタッ

P 「はぁ……仮眠室っていいなぁ……」フカフカ

P 「社長には、感謝してもしきれな……」

P 「…………」スー

ガチャリ

?? 「…………!」ティン

ガサゴソ
3 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:50:25.87 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

P 「むにゃ……あれ、今時間どのくらいだ?」チラ

P 「よし……まだ寝れるな……」ゴロリ

P 「んん……」ゴロ

?? 「ひゃん……♪」ピクリ

P 「なんだ、これ温かくて柔らかいな……」ダキッ

?? 「ン……」
4 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:51:17.17 ID:eKLDbfgQ0

P 「あれ?ちょっと待て、これなんだ?」バサッ

島原エレナ(以下、エレナ) 「エヘ、ぷろでゅーさー……」ギュゥウ

P 「…………っ!?」ポカーン

P 「ちょ、ちょっと待て!エレナ、エレナ!?」

エレナ 「もう、なぁに……?」ボンヤリ

P 「いや、なんで此処に居るんだよ!?」

エレナ 「?ワタシが潜り込んだからだヨ?」キョトン

P 「…………」
5 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:52:01.44 ID:eKLDbfgQ0

エレナ 「だってプロデューサー……色んな子とハグ、してるんデショ?」

P 「……もしかして、音無さんから聞いたのか?」

エレナ 「違うヨ?コトハから聞いたノ!」

P 「そういえばバレてたんだったな……」ガックリ

エレナ 「ネー、ワタシにもハグしてヨー!」

P 「そうは言うけどな……」

エレナ 「ハグなんて、パパンもママンも恥ずかしがらないヨ?」

P 「それは家族だからだろ?一緒に暮らしてきた大切な人たちじゃないか」

エレナ 「でも、ワタシプロデューサーの事スキだよ?」

P 「……そ、それはそれとしてだな」カァアア
6 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:52:31.27 ID:eKLDbfgQ0

エレナ 「アレ、顔赤いヨ、プロデューサー?」ピトッ

P 「え、エレナやめよう……シャレにならないから、な?」

エレナ 「ムー……ミライ達にはやったのにズルイ……」プクー

エレナ 「こうなったら、リオから聞いたとおりに……」ギュゥウウ

P 「!?」

エレナ 「男の人って、こうやってくっつかれたら喜ぶんだよネ!」ニコ

P (しゃ、洒落にならない!ボリュームが!)ドキドキ
7 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:53:17.82 ID:eKLDbfgQ0

エレナ 「プロデューサー、ドキドキしてないノ……?」スリスリ

P 「ぐぅ……っ!」ダキッ

エレナ 「プロデューサー!」パァアア

P 「……琴葉達には内緒だぞ」

エレナ 「エッヘヘ……分かってるヨー♪」ニコニコ

P (……本当に分かってるよな?)
8 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:53:54.37 ID:eKLDbfgQ0

エレナ 「ねぇ、プロデューサー?」スリスリ

P 「ん、どうかしたのか?」

エレナ 「こうしてると……なんだか、コイビトみたいだネ?」ニコニコ

P 「そうかな……?」

エレナ 「そうだヨ!」ギュゥ

P 「ハハ……俺には勿体ないな」
9 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:54:30.58 ID:eKLDbfgQ0

エレナ 「そんな事ないのに……そうだ!」ティン

P 「?」

エレナ 「エヘヘ……ダーリン♪」

P 「!?」ギョッ

エレナ 「ミキだってハニーって呼んでるんデショ?」ニコニコ

P 「そ、それはそうだが」アセアセ

エレナ 「…………」ジーッ

P 「……は、ハニー?」

エレナ 「!」パァアア
10 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:55:28.73 ID:eKLDbfgQ0

P 「……これ、予想以上に恥ずかしいな」カァアア

エレナ 「エヘ、嬉しいナー……」ダキッ

P 「…………」ナデナデ

エレナ 「…………」スリスリ

エレナ 「……ンー?」ンー

P 「!?そ、それはダメだって!」

エレナ 「エー……ダーリンのケチィ」

P 「エレナ、入り込みすぎだって!?」
11 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:55:54.60 ID:eKLDbfgQ0

エレナ 「モー、照れなくても良いのに」プクー

エレナ 「それじゃ、ワタシからしちゃうもんネー……」

P 「…………!」ドキドキ

エレナ 「ンー……」
12 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:56:33.22 ID:eKLDbfgQ0

バタン

田中琴葉(以下、琴葉) 「ふぅ……今日もちょっと疲れちゃった」

琴葉 「……?」チラッ

≪今にもキスしそうな二人≫

琴葉 「……えっ?」パチクリ

P 「……あっ」サーッ

エレナ 「モー、なんで目を逸らしちゃうノー!?」プクー

P 「え、エレナ……それどころじゃ」

琴葉 「えっ?……えっ?」

エレナ 「……?」チラッ

エレナ 「あっ、コトハ!」
13 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:57:40.99 ID:eKLDbfgQ0

琴葉 「……どういう事?」フッ

P (琴葉の目からハイライトが消えた……っ!)

エレナ 「エヘヘ……今日のプロデューサーはネー?」

琴葉 「プロデューサーは?」

エレナ 「ワタシの……ダーリン、なんだヨー♪」ダキッ

P 「ハハハ」カチコチ

琴葉 「…………」

P 「……琴葉?」

琴葉 「…………」パタリ

P 「琴葉ぁっ!?」
14 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:58:52.28 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

琴葉 「小鳥さん、お願いがあります」

小鳥 「琴葉ちゃんからお願いなんて……何かしら?」

琴葉 「……どうすれば、プロデューサーの布団に潜りこめますか」

小鳥 「あらぁ……?」

琴葉 「あれから、警戒が強くなっちゃって……」

小鳥 「?あれからって?」

琴葉 「……この前、エレナと一緒に寝てたんです」

小鳥 「詳しく聞かせてちょうだい」ズイッ
15 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 22:59:37.74 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

小鳥 「またなのね……またなのね」

琴葉 「だから……私も、頑張ろうと思って」

小鳥 「……ふふっ、分かったわ」

琴葉 「小鳥さん……!」パァアア

小鳥 「女の子の恋心だもの……邪魔なんてできないわよ」

小鳥 「さて、それで方法の方だけど……」

琴葉 「…………」ゴクリ
16 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:00:23.19 ID:eKLDbfgQ0

小鳥 「……ここまで来たら、もう家に乗り込むしかないわ」

琴葉 「!?そ、それは……」

小鳥 「まさか、プロデューサーさんも家の前まで来たアイドルを追い返しはしないはず」

琴葉 「で、でも……迷惑になるんじゃ」

小鳥 「それは……否定しきれないわね」

琴葉 「うぅ……迷惑をかけるのは、ちょっと」シュン

小鳥 「琴葉ちゃんは優しいわね……」
17 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:00:53.63 ID:eKLDbfgQ0

小鳥 「でもね、それじゃ多分布団に潜りこむのは難しいと思うわ」

琴葉 「う……それは、そうですけど」

小鳥 「他の子に盗られちゃうかもしれないわよ?」

小鳥 (私がこんな助言してる場合なのかって話だけど)

小鳥 「琴葉ちゃんはどうしたい?」

琴葉 「……私、プロデューサーを盗られるのはイヤです」

琴葉 「ワガママ、なのかな……」シュン

小鳥 「女の子なんてそんなものよ?」フフッ

小鳥 「それじゃ、まずは変装して――」
18 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:01:20.81 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

P 「ふぅ……今日もお疲れ様でしたー」

小鳥 「お疲れ様でした!」

P 「ふぅ……企画書もまとまったし、これで明日からバリバリ動けますね」

小鳥 「今日は随分と熱心にやってましたね?」

P 「企画の内容、忘れたくなくて……」

小鳥 「ふふっ、楽しみにしてますね!」
19 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:02:25.87 ID:eKLDbfgQ0

小鳥 「今日はそのまま帰るんですか?」

P 「ええ、まぁ……?」

P 「今日は飲みに誘わないんですね?」

小鳥 「えっ?い、いやその……今日は、帰ってやりたい事があるので!」アワアワ

P 「?まぁ、それならそれで良いですけど……」

P 「それじゃ、お先に失礼しますね」トコトコ
20 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:02:54.40 ID:eKLDbfgQ0

小鳥 「……ひょっとして、今日は飲みに誘ったら来てくれたのかしら」トゥルルルル

琴葉 『はい、田中です』

小鳥 「琴葉ちゃん、今プロデューサーさんが事務所から出たわ」

琴葉 『!』

小鳥 「……頑張ってね!」

琴葉 『……はい!』
21 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:03:22.89 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

P 「…………」トコトコ

琴葉 「…………」トコトコ

P (さっきから……誰かにつけられてる気がするな)

P 「ミラーで確認してみるか……」チラッ

琴葉 「…………」ピタッ

P (動きを合わせてきてる……素人か?)
22 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:03:49.99 ID:eKLDbfgQ0

P (帽子で顔が分からない……誰か分からないな)

P 「……そういう事なら、こっちにも考えがある」タッタッタ

琴葉 「!」タッタッタ

P (次の角で曲がって……)

琴葉 「ダメ……見失っちゃう!」タッタ

琴葉 「何処に……ってきゃあ!」グイッ
23 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:04:40.77 ID:eKLDbfgQ0

P 「捕まえたぞ、さっきからなんで尾行し、て……」ポカン

琴葉 「あ、あぅ……」

P 「……こ、琴葉?」

琴葉 (ご、強引に壁に押し付けられて……)

琴葉 「きゅぅ」パタリ

P 「琴葉!?しっかり!」
24 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:06:19.30 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

琴葉 「ん……」

P 「琴葉、目は覚めたか?」

琴葉 「部屋の中……ここは?」

P 「ん?俺んち」

琴葉 「……へっ!?」ビクッ

琴葉 (ぷ、プロデューサーの家……)キョロキョロ

P 「あのまま道端に置いていくわけにもいかなかったからな……」

琴葉 「ご、ごめんなさい……」
25 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:06:48.53 ID:eKLDbfgQ0

P 「いや、それ自体は構わないんだけどさ」

P 「……どうして、俺の事つけてきたんだ?」

琴葉 「そ、それは……その」

琴葉 「……う、羨ましかったんです」

P 「だからって限度があるだろう……」

琴葉 「だって、未来ちゃんや志保ちゃんだって一緒に寝てもらったのに……」

P 「……言い方をもうちょっと考えてだな」
26 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:07:39.98 ID:eKLDbfgQ0

琴葉 「……ともかく、ズルいじゃないですか」ムー

P 「ズルいって……だからって、家にまで来ることなかったんじゃないか?」

琴葉 「でも、そうでもしないとやってくれないですよね?」

P 「まぁ、それはそうだが……」

P 「……もしかして、今日は泊まる気なのか?」

琴葉 「……や、やっぱりダメですか?」

P 「もうここまで来たら仕方ないけどさ……」
27 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:08:22.24 ID:eKLDbfgQ0

P 「ちなみに、断ったらどうするつもりだった?」

琴葉 「考えてたのだと……みんなにバラす、とか」

P 「断らなくて正解だったな……」

琴葉 「ごめんなさい……やっぱり、迷惑ですよね」

P 「……まったく、ここまで来て迷惑って心配するあたり琴葉らしいな」ナデナデ

琴葉 「うぅ……ご、ごめんなさい」

P 「もうこんな無茶はやめてくれよ?」

P 「悪徳さんに見つかったらシャレにならないからな」

琴葉 「はい!」
28 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:08:53.02 ID:eKLDbfgQ0

P 「分かってくれればいいよ……」グゥ

P 「……っと、腹が減ったな」

P 「さて、何か食べるものを……」

琴葉 「あっ、私何か作りますよ!」

琴葉 (ここで少しでもアピールを……)

P 「琴葉の料理が食べたいのは山々だけど……でも、冷蔵庫何にもないぞ?」

琴葉 「えっ?それじゃ、今から何食べる予定だったんですか?」

P 「昨日買ってきたカップ麺」

琴葉 「…………」
29 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:09:29.20 ID:eKLDbfgQ0

P 「あぁ、でもカップ焼きそばも捨てがたいな……」ニコニコ

琴葉 「プロデューサー」

P 「ん?」

琴葉 「今日は私が作りますから、食材買いに行きましょう」

P 「え?でも……」

琴葉 「いつもそんなんじゃ、身体壊しちゃうかもしれないじゃないですか!」
30 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:10:06.44 ID:eKLDbfgQ0

琴葉 「ただでさえお仕事が大変なのに……」シュン

P 「わ、悪かった……」

琴葉 「分かれば良いんです」フンス

P 「それじゃ、近くのスーパー行くか……」

琴葉 「はい!」ニコニコ

P (琴葉はなんでこんな嬉しそうなんだ……?)
31 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:11:09.45 ID:eKLDbfgQ0
――――― 

P 「というわけで、買い物に来たわけだが」

琴葉 「さ、行きましょうプロデューサー!」

P 「琴葉、変装してるとはいえ声はもう少し小さくだな……」

琴葉 「え?でも、この格好ならバレませんよね?」

P 「それはそうかもしれないが……プロデューサーって呼んでたら、誰かが勘づくかもしれないだろ?」

琴葉 「そうですか?それなら……」
32 : ◆SESAXlhwuI [saga]:2018/02/10(土) 23:13:11.77 ID:eKLDbfgQ0

琴葉 (そういえば、エレナはダーリンって呼んでたよね……)ボンヤリ

P 「琴葉?」

琴葉 「そ、それじゃ……アナタ、とか」カァ

P 「!?」ドキッ

琴葉 「きょ、今日の晩御飯は何にしましょうか……あ、アナタ」

P 「そ、その呼び方はやめないか?」

琴葉 「だ、ダメでしょうか……」カァア

P 「流石に恥ずかしいからさ……」

琴葉 「そうですか……」シュン

P (な、何故か罪悪感が……)
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