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上条さんと吹寄さん
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30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:10:31.73 ID:TjppBlDl0
着々と確認作業が行われ
「よし、これで確認は終わりだお疲れ様だな上条、吹寄」
「ふー終わったー」
「大変だったね」
「いやー、二人のおかげ早く終わって助かったよありがとう」
先生はお礼を言い彼と彼女が返事をすると
先生は能力検査セットのチェックシートを持ち
「これから、まだやることが自分にはあるから、二人はもう帰っていいぞ」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:11:50.01 ID:TjppBlDl0
「まだ、することがあるんですか?」
彼女の問いに対して先生は
「そうだぞ、先生は大変なんだぞ、でもな、生徒たちの笑顔を見てると自分は元気が貰えるんだよ」
「そう言うものなの?」
「まあ、そういうことだよ」
と先生は彼と彼女の頭をポンポン軽くだが叩いた
「2人は早く、仲直りしろよ?」
彼と彼女はピクリと震えた
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:13:00.46 ID:TjppBlDl0
「喧嘩はしてないけど……あんなことをしてしまったら……」
と彼が呟くと
「あんなことってやっぱり何かあったのか上条」
「そ、それは」
彼の声は途中から聞こえてこなくなった
「言いたくないんだろ?だったら2人で解決するしかないじゃん?ずっと変な思いを溜め込んでるより吐き出した方がスッキリするし、二人もずっとこのままなんて嫌だろ?」
彼と彼女は黙ってコクリと頷いた
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:14:41.09 ID:TjppBlDl0
「さあ、帰った帰った、そろそろ寮の門限も近いからな」
「じゃあまた明日学校でウニ頭先生」
「誰がウニ頭だ!」
そうこの、教師は髪の毛が癖っ毛の為よく髪の毛がツンツンになっていることが多いことから子供達とからかいとしてごく一部の先生からはウニ頭先生と呼ばれている
そして、三人で笑いながらそれぞれがすべきことに戻っていた
「頑張れよ2人とも」
先生は彼と彼女に聞こえない程度の声で呟いていた
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:15:48.75 ID:TjppBlDl0
彼と彼女は帰り道を歩いていた
「……」
「……」
やはり無言で歩いていたがようやく彼の口が開いた
「……あ、あのさ……」
「うん」
「さっきはごめん、制理ちゃん」
「いやいや、私こそ、ごめんね」
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:17:23.33 ID:TjppBlDl0
「俺があんなところでこけてしまったから」
「そんなことないよ!大体あんなところに布が落ちてあるのが悪いんだからさ」
「そうだね、でも本当にごめん」
「もう、当麻君も言ってたでしょ今度は私から言うよ何度も謝らなくていいよ」
「ありがとう」
彼と彼女から笑みがこぼれて笑い声が上がっていた
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:19:16.47 ID:TjppBlDl0
「当麻君!」
「どうか、んっ、したの」
彼は彼女の手が自分の手を繋いできたので静かに繋ぎ返した
彼女は少し驚いたが
「何でもないよ」
「そっかあ」
彼と彼女の後ろから夕日が照らしていた
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:24:34.20 ID:TjppBlDl0
今日は短いですが区切りがいいので終了です
>>27
>>28
>>29
どうなるかは、上条さんと吹寄さんが高校生になってからのお楽しみにということで……この調子だとどれぐらいかかるか、不明ですが
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/12(月) 23:26:05.22 ID:TjppBlDl0
そういえば酉ってつけた方がいいんでしょうか
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/12(月) 23:32:49.21 ID:c41oxOqrO
成り済ましがでないとも限らないから一応していた方がいいよ
40 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/12(月) 23:41:50.46 ID:TjppBlDl0
>>39
ありがとうございます。
これからこの酉を使っていきたいと思います
41 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:33:27.81 ID:afrbNdYo0
今日がバレンタインということを、昨日に気づいたので
ちょっとした短編を書きました
設定的には、高校1年の時で上条さんと吹寄さんは付き合ってるけど周りには言ってない設定です
42 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:34:24.63 ID:afrbNdYo0
バレンタインその日は男子が希望と絶望が入り混じる日でもある
上条当麻彼もまた絶望することになる
なぜなら
「上条オオオォォ、テメェだけは許せねエェ」
「不幸だアァァ」
とクラスメイトの男子と捕まったら絶望しかない鬼ごっこをおこなっていたからである
43 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:35:32.60 ID:afrbNdYo0
こうなった経緯は単純明快である
遡ること数分前
彼は学校に着くとチョコが結構入ってあり袋に入れて教室の扉を開けると
まず数人の男子が彼の袋に反応し
そして、扉を開けた時に
女の子がこちらに向かってきて
「か、上条君これあげる」
「ありがとうな」
と彼は微笑んで言うと女の子走り去って言ってしまった
44 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:37:13.10 ID:afrbNdYo0
女の子の顔はきっとゆでダコのように赤かったであろう
それがとうとう引き金となり
「カミやん〜?」
と三大テノールもびっくりな野太い声がさらに低くなった声が聞こえてきた
「ど、どうかしたのか青髪ピアス」
45 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:38:23.46 ID:afrbNdYo0
そして
「ヤツを仕留めろ」
って言葉が聞こえてきたのを最後に彼は走り出していた
そして、彼を追いかけ鬼も走り出した
ホームルームが始まる五分ぐらい前に教室に戻ってくると
ゴゴゴと立っている女性がいた
「上条当麻貴様ってやつは」
というと彼の額にめがけて彼女の額が飛んできた
そして袋にあったチョコが数個落ちてしまった
46 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:39:29.30 ID:afrbNdYo0
「痛ッテェェェ」
「ほら、貴様の分よ大量に安売りしてたから」
「どうせ、通信hガハッ!」
そしてまたもや飛んできた
「うるさいわね」
それらを見ていた男子は
「さすが対カミジョー属性完全ガードを持つ人だ」
と言っていた
47 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:41:06.72 ID:afrbNdYo0
「ほら、アンタたちの分もあるわよ」
と言うとポイっと彼女が持っていた袋を投げた
我こそは取ろうと思うやつがいてとてもその姿は醜かった
そんな彼はチラリと彼女から渡されたチョコを見た
そして、彼は落ちたチョコを拾っていた
中には名前が書いてあるものがあったが落ちた際に擦れて消えてるものがあった
「虫にネ?よくわかんねえや」
48 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:43:23.55 ID:afrbNdYo0
などなどと争いが終わったぐらいに彼らの担任、幼女にしか見えないが月詠小萌がやってきた
「喜べ野郎どもチョコなのですよーもちろん子猫ちゃんの分あるのですよ」
そしてまたもや争いが生まれたのは言うまでもない
「小萌せんせーのはとらせへんで!」
などと高身長が暴れてたりした
49 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:44:29.48 ID:afrbNdYo0
そして、放課後になり彼は屋上へ向かって行った
そこには誰かが立っていて彼はその子に話しかけた
「よう、待たせたな吹寄」
「そんなに待ってないわよ」
「いやあ、あんなに走らされると思ってもいなかったよ」
「当たり前よあんなにチョコをもらってるんだもの」
彼女は少しむくれていた
50 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:46:14.83 ID:afrbNdYo0
「もしかして、妬いちゃった?」
「妬いてなんかないわよ」
嘘である結構、彼女は嫉妬してたりするのである
「悪かったな吹寄」
と彼は言うと彼女を抱きしめた
「……バカ、それに2人きりの時は名前で呼んでって言ってるじゃない」
51 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:47:27.58 ID:afrbNdYo0
「そうだったな悪かった制理」
彼は彼女の頭を撫でながら言った
「ねえ、当麻、あたしのチョコ貰ってくれる?」
「何を分かりきった事を聞いてるんだ貰うに決まってる」
彼女の問いに対して彼は伝えると彼女の顔がみるみる赤くなっていくのがわかった
52 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:48:33.70 ID:afrbNdYo0
「一応、溶けたらダメだからあたしの寮にあるんだけど……」
「?じゃあ寮の前でよかっt……」
その瞬間、彼女の抱きしめる力が強くなった
「本当にバカね、当麻は」
「えっ?」
「当麻とこうしたいからじゃダメ?」
と彼女は上目遣いで言ってきた
「ダメじゃないですはい」
そして最終下校時間を知らせるチャイムが鳴った
「じゃあ、当麻行こっか」
「ああ、そうだな」
と彼と彼女は帰り道についていった
彼女のはとても美味しかったのは余談である
53 :
◆Ep1J5wy21I
[saga]:2018/02/14(水) 10:49:21.87 ID:afrbNdYo0
以上で終了です
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/10/30(火) 19:04:42.80 ID:vTS+FvdRo
まだかや
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