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【安価】冒険
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:15:48.68 ID:u9HQTRWr0
テクテク!
俺は草原を歩いていた
そよそよと吹く風
ほんのり香る土の匂い
青い空には七色の虹の橋がかかっている
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1518066948
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:18:15.44 ID:u9HQTRWr0
チチチ、と樹の枝に留まっている小鳥が鳴いた
あれはポプラの樹かな? それともクリの樹かな? それともアカシアの大樹かな?
そんなことはどうでもよかった
俺のチンコが勃起していた
俺は裸だった
一糸まとわぬ姿で草原を歩いていた
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:21:39.21 ID:u9HQTRWr0
太陽はポカポカ暖かい
俺はスキンヘッドだったので、陽の光でピカピカ頭が輝いた
足の裏に当たる土の冷たさが気持ちいい
これが人間の、本当の姿だったのかなぁ
好きな時に好きな物を食べて
誰の目を気にすることなく、勃起して
黒や灰色がない彩の世界で、自由気ままに暮らしている
これが、本当の人間だったんだなぁ
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 14:23:10.26 ID:IzXq02mvO
頭おかしい
期待
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:25:34.38 ID:u9HQTRWr0
小川が流れていた
水をすくうと、さらりと虹色の砂が指の隙間から零れ落ちた
この川の水は、手ですくうと砂になってしまう
流れている間は飲めるのだけれど、空気にさらせばあっという間に枯れてしまう
俺はしゃがみこんで、川に直接、口をつけた
水は甘かった
なんだか砂糖を溶かした温かいミルクを飲んでいるような気分だ
それと若干、ハチミツの味も感じる
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:30:59.95 ID:u9HQTRWr0
かたわらに、タンポポが咲いていた
歩いていた時は気がつかなかったけれど
こんなところにも健気で美しい命があったのだね
タンポポは頬を桃色に染めて、恥じらうように俯いていた
元気がないのかしら
俺は川の水を手ですくって、かけてやった
けれど、水は途中で虹の砂に変わり、風にさらさら吹かれていった
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:33:57.76 ID:u9HQTRWr0
俺は立ち上がり、また旅をはじめた
草原の彼方に何か黒い物体が見える
とても大きい、土台のような形をした物体
緑と青の世界に突如現れたそれは、あまりに不自然だった
全身肌色の俺も不自然かもしれない
異物同士、分かり合えるところがあるだろう
俺は走った
息が切れても走り続けた
脚に力が入らなくなっても
視界が真っ赤に染まっても
口から血を吐いても
黒い物体を目指して駆け続けた
8 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:38:42.22 ID:u9HQTRWr0
ヒュウウウウウウウ
黒い物体は俺の接近を快く思わないらしい
口を開いて、凍えるような冷たい風を吹きかけてきた
物体の口に近づけば近づくほど、風の勢いは強くなる
青空も徐々に色を失っていく
芝生が烈風に舞い上がり、俺の顔を打つ
樹々が枝葉を揺らしてむせび泣く
来るな、来るな、とでも言うかのように
とりあえず服が欲しかった
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:48:42.20 ID:u9HQTRWr0
物体は宗教的な建造物であるように見えた
巨大な長方形の石積みを土台として、ピラミッド状に真っ黒な石が積まれているのだ
石のひとつひとつに、座禅を組む仏陀の意匠が彫り込まれている
建物の頂上には、厚い暗雲を貫いて伸びる塔がそびえていた
なんだか、チンコみたいだな
俺はそんなことを思いながら、塔にかけられた鉄の梯子を上っていった
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 14:57:26.43 ID:u9HQTRWr0
空を見上げると、黒い雲がすぐ目の前に迫っていた
真下に広がるは色を失った草原の海
俺は上だけを眺めて、梯子を上っていく
そのうち、梯子を上っているのか上っていないのか分からなくなった
地上から空へ向かって、横に移動しているだけではないのか
右に位置する地上から、左に位置する空に、ただ横移動をしているだけではないのか
そして段の隙間から見える世界は、果てしなく地平線の先まで広がっているのではないか
段の隙間に目をやっても、塔の外壁しかなかった
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 15:06:54.96 ID:u9HQTRWr0
黒い雲は煙ではなかった
少し体が冷えただけで、変な匂いも苦しい気分もない
暗雲を突き抜けると、明るい陽の光に迎えられた
あまりに眩しくて梯子が見えない
俺は今、どこにいるんだ? どうなっているんだ? 塔は?
白い世界の中で、ステンドグラスだけが色彩を放っていた
あれは、塔の窓なのだなぁ
ステンドグラスがゆっくりと外側にひらく
バサバサと、鳥の羽ばたきが聞こえる
俺は塔の終着点に辿り着いた
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 15:18:45.48 ID:u9HQTRWr0
ゴーン、ゴーンと鐘の音が塔内に低く響き渡った
よく見えないが、塔の中は大きな広場になっているようだ
ステンドグラスからずり落ちた俺は、大理石の床に倒れ込んだ
木でできた長椅子が、両側にずっと奥まで並んでいる
天井には羽を生やした天使の絵や、赤子を抱く女神の絵が描かれていた
巨大な振り子時計
時を刻むたびに、ボーン、ボーンと落ち着いた音が鳴る
俺はよろめきながら、歩き出した
床に張った太い根に、足を取られることもあった
誤って蛇を踏んでしまい、ふくらはぎに噛みつかれることもあった
それでも俺は、ただただ無言で歩いた
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 15:25:01.23 ID:u9HQTRWr0
ベッドがある
柔らかい、羽毛のベッドだ
誰かが眠っているのか
枕元まで、毛布がかけられている
俺は起こさないよう毛布をそろそろと取った
少女だ
絹のように滑らかな黒い髪
青白い肌は、長いこと太陽を拝まなかった証拠
彼女はすやすやと、安らかな寝息を立てていた
俺のチンコは勃起していた
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 15:35:01.62 ID:G49Au0Q+0
うーんこの
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 16:43:01.52 ID:u9HQTRWr0
俺はまず左手で硬くなったチンコを握りしめた
次に右手を腰に添える
振り子時計の音に合わせて、左手をひたすら上下に動かす
別に興奮しているわけではない
彼女の美しい寝顔を目の当たりにし、これだけはしなくてはならない
そういった奇妙な使命感を覚えたのだ
これは義務だ
仕方のないことなのだ
俺は彼女の寝顔めがけて白い汁を放った
この汁の正体が何なのか、俺には分からない
だが、ある種の使命を帯びていることは確かだと思う
俺は森に隠棲する賢者のような、静かな湖畔に佇む古木のような気持ちで、彼女の顔に毛布をかぶせた
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 17:33:28.95 ID:Epf5LlPB0
一体いつ安価を取るのか
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 19:31:47.38 ID:qH5LcOIkO
別に興奮してるわけではない吐精
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:24:41.83 ID:u9HQTRWr0
入ってきたステンドグラスを仰いだ
もうあそこからは出られない
かといって下へ繋がる階段も見当たらない
俺はこのまま死ぬのか?
死に満ち溢れた、薄暗い塔の中で
少女という生を見出しながら、何もできずにゆっくりと
染み込んでくる死を味わうしかできないのか?
ベッドのそばに座りこみ、俺はオイオイと声をあげて泣いた
顔をくしゃくしゃにしかめて、チンコをビンビンにうならせて
俺はドピュドピュ、生命の汁を虚空に放ちながら泣きじゃくった
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:31:03.90 ID:u9HQTRWr0
おじさんは、だれ?
背後で鈴の音のような可愛らしい声がした
ベッドに横たわる少女が、うっすらと目を開けている
彼女は隣で泣いている痩せ細った全裸の俺に、話しかけてくれたのだ
彼女の声が俺の皮膚を突き破り、肉を突き破り、肋骨の隙間を縫って、心臓に刺さった
刺さった声は心臓に溶け込み、熱を持ってドクン、ドクンと脈動し始めた
この子は、生きている
誰もいない、時間が止まったような塔で、孤独に生きている
大粒の涙が零れ落ちた
チンコはさらにビンビンといきり立つ
初めて、自分以外の人間と出会った
俺はそれが嬉しくて、興奮していた
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:41:35.63 ID:u9HQTRWr0
おじさんは、神様から遣わされた天使だよ
俺は少女に嘘をついた
あどけない笑顔を見せる、純粋無垢な少女に天使などという大嘘をついてしまった
羽のない天使など、世界のどこを探しても見つかるまい
それでも、彼女は大きくうなずいて俺に抱きついたのだ
お母さんが言ってたの、いつか天使様がやってきて、私を乳と蜜の流れる場所に連れてってくれるって!
お母さんはどこにいるのか、尋ねるまでもなかった
ベッドの下に、干からびた骸があった
少女の母は、もう何年も前に死んでいたのだ
なんともいえない気持ちになった
それでも、勃起したチンコは鎮まらない
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:56:40.83 ID:u9HQTRWr0
とりあえず、どうしようもないので使命を果たすことにした
少女の上にまたがり、右手で口を抑えつける
大声を出したところで、周りに人など誰もいないのだが
身体をベッドに縛り付ける縄でもあれば、もっと作業が楽になっただろう
毛布が邪魔だったので、遠くに投げ捨てた
布服の裾をたくし上げる
少女らしい、膨らみかけの乳房がそこにはあった
これが、乳房か
俺は人生で初めて女性の乳房をはっきり見た
これが乳房という名称であることすら知らなかった
脂肪の塊が二つある
そして、使命を果たすのに用いる必要がある
結局、どこまでいっても少女に対して抱く感情は事務的なものだった
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 22:05:23.59 ID:1kOozzto0
村上春樹っぽい
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:05:35.14 ID:u9HQTRWr0
おじさん、やめて
右手を離すと、少女はそう言った
やめない
使命を果たさねばならんのだ
俺も好きでこういったことをしているわけではない
使命を果たすために原野を歩き、塔を上り、ここまで辿り着いた
これは神から与えられた仕事なのだ
何度も言い聞かせたが、少女は怯えた目で俺を見つめていた
仕事仲間であるチンコとも相談してみたが、やはり答えはひとつの場所に行きつく
俺は怒張したチンコを、無理やり彼女の中に押し込んだ
拒否するように動く肉壁をこじ開けて、ずぶずぶ入っていく
少女の呻き声は、潰れたカエルの断末魔によく似ていた
俺はとてつもない罪悪感と背徳感に駆られたが、使命を果たすためには仕方がなかった
これまで、何のために旅を続けてきたと思っている
頭の中で、七色の虹を思い浮かべた
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:14:11.67 ID:u9HQTRWr0
ゆっくり腰を動かすと、ベッドがギシギシと軋んだ
少女は目をカッと見開き、涙を流しながら苦しそうに呻いている
白いベッドシーツが、破瓜の血で紅く染まった
気持ちよくなくていい
気持ちよくあってはならない
あくまで使命を果たすためのもので、快楽や愉悦を第一としたものではない
俺は少女をうつ伏せに寝かせ、尻の間にチンコを再び挿入した
長い髪をむんずとまとめて掴み、後ろから強く突き上げる
まるで馬に乗っているような感覚だ
これはこれで面白い
面白いが、時折、使命のことが脳内をよぎる
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:21:08.37 ID:u9HQTRWr0
ズビュッ! ビュビュッ! ビュルル!
そんな音は出なかったが、確かに俺のチンコから白い汁が放たれた
使命汁
これを射精す瞬間だけは、最高に気持ちがいい
天にも昇ったような気分になる
少女の瞳に光はなかった
闇と深淵だけであった
彼女は糸が切れた操り人形のように崩れ落ちた
チンコを引き抜いた後、尻に顔を近づけてみる
血と使命汁の臭いがする
俺は少女の身体を汁で満たした
使命は果たしたのだ
これで何かが変わる
何が変わる?
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 22:22:11.80 ID:1kOozzto0
Rでやったほうがよくない?
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:26:04.37 ID:u9HQTRWr0
少女「……おじさん」
少女「もう、痛いの、イヤ……」
俺「痛くない」
少女「痛かった」
俺「じきに、気持ちよくなる。もうしないけどね」
少女「嘘」
俺「嘘って?」
少女「おじさん、本当は天使なんかじゃないんでしょ」
俺「俺は天使だ。神様から使命を帯びている」
少女「もうやめて……私に近寄らないで」
俺「どこへ行くんだ。出口なんてないぞ」
少女はベッドから立ち上がると、おぼつかない足取りで去っていった
28 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:33:58.91 ID:u9HQTRWr0
俺「お前はここで俺と子供を作りながら、一生暮らすんだよ。ここが終着点だ」
少女「いや……」
俺「おい、待ちなさい」
少女「いやっ、いやああああ!!!!!!」
走る少女を捕まえるのは大変だった
風になびく髪を掴み、床に引き倒し、逃げないようがっちり抱きしめる
再び硬くなったチンコで穴を探りあて、ぐりぐり挿し込む
射精
汁を流し込む最中、少女は両足を狂ったようにバタつかせていた
助けてだの、殺される、だの物騒な叫び声もあげる
そして事が終わると、魂が抜けたようにぐったりするのだ
俺は辛かった
しかし、塔から出る術がない以上、抱えた鬱屈を少女にぶつけてしまうのだった
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:43:41.61 ID:u9HQTRWr0
俺「メシ……食べようか」
数回ヤッたあと、俺は食べ物を探しに出かけた
塔の中に食料はあるのだろうか?
探してみたが、食べられそうなものは見えない
俺「あッ」
長椅子の下に、ネズミが数匹、身を寄せ合って震えていた
以前の俺なら、ネズミも友人だと思っていたけれど
ブチィ! グチャグチャッ!
ネズミの身体を両手で引き裂き、溢れる血を飲んだ
他のネズミは逃げてしまったが、一匹だけでも精力はつく
床でうつ伏せに倒れている少女に、ネズミの下半身を放った
俺「食えよ」
少女「こんなの、食べられないよ……」
俺「俺が食べろと言っている。天使の命令に逆らったら、神様が黙っていないぞ」
少女「う、うぅうぅぅう」
少女はまだ痙攣しているネズミの下半身を食った
ぐっちゃぐっちゃと、汚らしい音をたてて食っていた
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:52:34.80 ID:u9HQTRWr0
それから、使命を果たすのは控えることにした
朝も夜も分からない
腹が鳴った時に、ネズミを食わせてやった
塔の外で自分が体験したことを話した
少女はつまらなさそうに聞いていたが、乳と蜜の流れる川だけは目を輝かせていた
俺「ここは、牢獄なのかもしれないな」
少女「牢獄?」
俺「生前に罪を犯したものが、こうやって高い塔に閉じ込められている」
少女「でも、おじさんは外から来たんでしょう?」
俺「なるべくしてなった。最初から、この塔に上るよう仕向けられていたのかもしれない」
少女「私達、出られるのかな……」
俺「分からん。外へ出た方がいいのか、中で朽ち果てた方が幸せか。こうやってネズミも食えるし、雨風だって凌げるぜ」
少女「私は、外に出たい……。世界を見てみたい」
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 23:02:28.03 ID:u9HQTRWr0
塔に来てから一ヶ月が経った
食ったネズミの骨を並べて、日数を確認していたのだ
少女は俺に対してだいぶ心を開いてきた
それでも、まだ心の奥底に強姦された恐怖が植えつけられている
あれは流石にやり過ぎたかもしれない
いや、やり過ぎてはいない
使命だったから、仕方がなかったのだ
少女「おじさん、おじさん! ネズミ捕まえたよ、見て!」
ネズミ「ちゅううん」
俺「お、4匹か。よくやったな!」
頭を撫でると、少女は気持ちよさそうに目を細めた
その表情が好きでたまらなかった
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 23:11:56.84 ID:u9HQTRWr0
今のところ、全裸で暮らしている
少女も全裸だ
たまに少女が寒そうに身を縮めているので、毛布と一緒に優しく抱きしめてやる
そうすると、彼女は嬉しそうに微笑むのだった
俺「大丈夫か?」
少女「うん」
俺「良かった……。ほら、ネズミ」
少女「おじさん、変わったね」
俺「変わった?」
少女「最初は怖い人だと思っていたの。ずっと暮らすなんて嫌だ。死んでしまいたいって。自殺も考えたわ……でもね」
少女「今は違うの。こんな頼りになる人だなんて、知らなかった」
少女「おじさん……大好き」
俺「なにバカなこと言ってんだよ、生のネズミ食わせてるんだぞ」
この少女は、おかしくなっている
ふと、追いつけないほど彼女が遠くへ行ってしまったかのように感じた
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 23:26:08.03 ID:u9HQTRWr0
俺「はあっはあっ」
少女「あっあっ……んちゅ……んっ……はあんっ」
俺と少女は毛布にくるまって、互いの身体を舐め合っていた
彼女が喘ぐようになったのは、今回が初めてだ
桃色の乳首を歯でこりこり甘噛みしてやると、喘ぎ声と共にびくんと身体をよじらせる
以前より、胸が大きくなった
赤ん坊のように吸いついてみる
少女は優しげに笑って俺の頭に両腕を回した
少女「うふふ……おじさんたら、おっぱいが好きなんだから。かわいい人ね……」
俺「おばさんみたいなことを言うんだな」
少女「私をおばさんみたいにしたのはだれ?」
俺「俺だが」
少女「おじさん……好き……好き……もっと私を愛して」
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 23:31:57.13 ID:u9HQTRWr0
もう使命などどうでもいい
元からそんなもの、存在していなかった
俺はあるがままに生き、あるがままに死ぬ
自然には誰も逆らえない
この偕老同穴の中で、朽ちてゆくのもいいかもしれない
俺「くわえろ」
少女「うん」クチュ
俺「いいぞ、もっと舌を使え。パンをこねるように」
少女「私、パンこねたことないよ」
俺「そうだな、ネズミの骨を処理する時みたいに、優しくな。ネズミの骨は折れやすい」
少女「分かった……」
少女の腹がぐうと鳴った
もう食事時か
精液と一緒に、ネズミの死骸も口につっこんでやった
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 23:56:55.88 ID:u9HQTRWr0
少女が股を開いた
俺「どうしたんだよ、自分から股を開くなんて珍しいな」
上気したように赤くなった顔で答える少女
少女「私……おじさんの赤ちゃんが欲しいの……」
俺「そうか」
少女「ね……はやくきて……?」
俺「一番変わったのは、お前だよ」
彼女の股間は俺の唾液と溢れ出る汁で淫らに濡れている
もう、ベッドで眠っていた少女はいない
一抹の寂しさを覚えながら、ひくつく少女の穴を突起物で埋めた
少女「あんんっ……!」ビクン
少女が両手の拳を握りしめ、背を反らせる
甘い吐息の後に、再び男を悩殺するような嬌声をあげた
少女「あっ! ああっ! あんっ! ああんっ! んあっ! だめえっ!」
俺「そうか、だめか」
少女「愛してるわ、おじさん! 好き! 好き!」
俺「お前は俺じゃなくて、俺のチンコが好きなんだろう」
俺が射精すると、少女の身体はぶるぶるっと震えた後、そのまま硬直した
チンコを抜いてみる
とろみのある白濁液が、溢れ出てきた
少女「もう何も考えらんにゃいぃぃ……」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/09(金) 00:01:46.79 ID:mb4a/myF0
俺は賢者になった
少女への興味がまったく無くなったのだ
それよりも、こんな汚い塔で少女と性行為をしていることに嫌悪感すら覚える
何をやっているのだ
もうやめる
また旅を始めよう
新たな使命を今、神から頂いた
少女「ねぇ、どこに行くの?」
立った俺の背に、少女が呼びかけてきた
俺「帰る」
少女「帰る? この塔からは出る手段がないんじゃないの?」
俺「どんな手を使ってでも、出てやる。お前は来るな」
少女「いや、私もついていく。私とおじさんは一心同体よ。どんな所でも一緒に行くの」
俺「面倒くせぇ……」
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/09(金) 00:06:05.79 ID:mb4a/myF0
のっしのっしと歩く俺の後ろを、ぴょこぴょこ少女がついてくる
ステンドグラスの下まで来た
どうやったら、あの場所まで行ける?
外に出ることができる?
少女「長椅子で土台を作ってみたら?」
少女は俺の右腕に抱きつきながら、耳元で囁いた
嫌な女だ
自分も助かろうと媚びを売っている
邪魔だ
お前は塔の中にいろ
助かるのは俺だけでいい
俺「ああ……いい考えだ。さっそく、作業に入るぞ。手伝ってくれ」
少女「あいあいさ!」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/09(金) 00:12:24.49 ID:mb4a/myF0
長椅子で土台を作った
一番下の段に10脚ほど並べ、ピラミッド状に乗せていく
少女はウキウキしながら長椅子を運んでいた
外の世界を、愛するおじさんと巡ることができる
そう勘違いしているのだろう
少女「さてと、これで完成ね! おじさん!」
俺「そうだな。先に上っていいぞ。俺は後から行く」
少女「ええっ、私が先でいいの?」
俺「ああ、行け」
少女「分かった、ありがとう!」
長椅子の山を登っていく少女を、俺は乾いた目で見つめていた
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/09(金) 00:21:56.32 ID:mb4a/myF0
少女「おじさん、もうすぐ外だよ!」
少女は俺のことを待っているようだった
そちらの方が、俺としてもやりやすい
一段一段、長椅子のピラミッドを上る
少女との思い出が蘇ったが、そんなものは心底どうでもいい
割れたステンドグラスの前で、少女は満面の笑みを浮かべた
さわやかな風が吹いている
少女「ありがとう、私の夢を叶えてくれて」
俺「ああ」
少女「ねぇ……もし……赤ちゃんができてたら……」モジモジ
俺「結婚しよう。子供と三人で、世界を冒険しよう」
少女「うん! ああ、楽しみだなぁ。みんなで船に乗って、川を下るんだ。船頭はおじさん。私は魚を釣って、ご飯を食べさせてあげるの」
俺「魚の骨はちゃんと、処理しろよ。ネズミと違って少し難しいからな」
少女「大丈夫だよ、おじさんに教えてもらったから!」
俺「それは良かったな」グイ
俺は少女の肩を掴み、後ろに思い切り引き戻した
少女「ひゃあっ!」
長椅子の崩れる音を聞きながら、俺はステンドグラスをくぐって外に出た
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/09(金) 00:32:42.76 ID:mb4a/myF0
少女と会うことは、おそらく二度とないだろう
それでもいい
仕方のないことだったのだ
使命を果たすには、少女の存在がどうしても邪魔だった
あの女を見ると、性欲が湧いてくる
だが、そのおかげで何ヶ月もくだらない塔の中で過ごすこととなった
淫欲は戒めなければならん
貴重な時間を浪費してまで、他人とまぐわう必要はない
自分の性器を他者の性器に挿し込み、溶け合わせることの何が楽しいのだ
チンコを包み込むあの温かいひだひだの、何が気持ちいいというのだ
俺「……」
俺は急いではしごを上り、少女を助け出した
草原でめちゃくちゃセックスした
そして少女は子供を産み、みんなで川に行った
終わり
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/09(金) 01:57:32.95 ID:U6UbPdTy0
安価とはなんだったのか
24.01 KB
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