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【モバマス】楓さんで安価 二軒目
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1 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/06(火) 22:53:01.84 ID:9a03Oap20
楓さんで安価をもらって書きたいと思います
エッチなのとグロいのはちょっと書けません……
皆さんの思う楓さんを教えてくださいな
二軒目だけど、まだまだ飲むよー
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1517925181
2 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/06(火) 23:06:31.87 ID:HSjRYBzko
やったぜ
3 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 04:52:39.45 ID:C+Hf32bRo
よしきた
4 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 10:02:20.02 ID:Iu4MoVjj0
酔乙女の暖簾(シュランズ・ゲート)の選択か…乙
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 11:09:06.93 ID:4B0AQg6I0
おつおつ
6 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 12:21:35.91 ID:foLPD/Nr0
>>1
乙
ベタ甘すぎたから口直し系楓さん期待
7 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 19:06:25.49 ID:FkyCh5Z70
【モバマス】楓さんで安価
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515156470/
一応、前スレ
8 :
1です
[saga]:2018/02/07(水) 19:27:48.24 ID:AW9eqvnJ0
>>7
ありがとうございます
二軒目ですが、変わらないペースでお付き合い頂ければ嬉しいです
私は今日も飲みながらまったり書きたいと思います
それでは
>>11
の楓さんどうぞー
9 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 19:29:08.95 ID:FGQ4++M3O
猟師
10 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 19:36:13.69 ID:FkyCh5Z70
異世界人
11 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 19:36:15.94 ID:m0V9HYTz0
ミュータント
12 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 19:36:42.59 ID:UiEKY9GXO
ガンマン
13 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 19:43:48.83 ID:AW9eqvnJ0
ミュータントな楓さんですか
ちょっと書いてみます
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 19:48:22.40 ID:AW9eqvnJ0
私はお酒が好きです
しょっちゅう飲んでいる印象があると思います
けれど、それは私の体質にも関係があることで
お酒を摂取しないと、私の本来の姿が出てしまうという問題があるから
私はお酒を飲まざるを得ないんです
あ、のん兵衛の言い訳とか思ってませんか?
決してそのようなことはないです、ええ
15 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 19:52:10.94 ID:AW9eqvnJ0
あれはグラビア撮影の前日だったでしょうか
私もアイドルとしての意識はちゃんと持っているつもりです
飲みのお誘いがありましたが、私はお酒抜きということでお付き合いすることになりました
ああ、美味しいおつまみがあるのにお酒が飲めない……
そんな風に葛藤している時でした
いつもの居酒屋さんの前で、とても大きな音
まるで車が何かにぶつかったような音がしました
16 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 19:58:51.02 ID:AW9eqvnJ0
店にいた人たちが一斉に音がした場所へ向かいました
外へ出ると、乗用車が電柱へとぶつかっています
運転席に男性、そして助手席には女性
二人とも頭から血を流してぐったりとしています
車からは何かの液体が漏れていて、誰かがこういったのが聞こえました
おい、ガソリンが漏れてるんじゃないか? 引火したら大惨事だぞ、と
早く乗っている人を助けないといけない、そう思った時です
心臓が痛いくらい激しく鼓動して、私の体の内側から何か熱いものが沸き上がるのを感じました
17 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:07:25.98 ID:AW9eqvnJ0
それと体中に走る鈍い痛み……マストレさんの地獄の特訓をした後に筋肉痛
それを何倍にもしたような痛みが体を襲い、けれど、それは少しの間だけでした
痛みが消えた後は、体中に力が満ち溢れて今なら何でもできそうな気分です
助けないと……私の足は勝手に車へと近づいていきます
ドアは……開かない、ぶつかった衝撃でフレームが歪んでしまったのでしょうか
今は一刻を争う事態、私は思いっきり力を込めてドアを引っ張ると
がこんという音と共にドアごと引っこ抜いちゃいました
18 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:12:33.70 ID:AW9eqvnJ0
車を壊しちゃった……いえ、今は置いておきましょう
今は乗っている方を助けるのが優先です
「大丈夫ですか?」
私は声をかけますが、二人の反応はありませんでした
今はぬいぐるみくらいの重さに感じる二人をぽんぽんと外へ投げ出します
「川島さん、救急車を」
「ええ、わかったわ」
さすが川島さん、こんな時でも冷静です
19 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:26:22.00 ID:AW9eqvnJ0
「楓ちゃん、二人とも命に別状はないみたいよ」
「そう、ですか……よかったです」
川島さんの言葉を聞いて安心しましたが、私の中に疑問が一つ
一体私の体はどうしてしまったのか?
手の中にある車の残骸を軽く握ると、それは飴細工のようにくにゃりと形を変えます
私はそれを眺めて、体が震えているのを感じました
20 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:32:42.41 ID:AW9eqvnJ0
「体の調子がおかしい? 楓さん、今絶好調じゃないですか」
私が相談すると、プロデューサーは笑って一蹴しました
……もう、そういうことじゃないのに
期待いていた返事ではなくて、私が膨れていると
「火事場の馬鹿力ってやつじゃないですか? 表彰されるし、ニュースでも取り上げられるし、良いことづくめですよ」
そんなにプラス方面だけに考えられる貴方は凄いと思いますよ
「そうかもしれません、じゃあ失礼します」
プロデューサーに話をしていても埒が明かないと思った私は、気持ちを切り替えようと屋上へ向かいました
21 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:46:43.84 ID:AW9eqvnJ0
「おや、楓さんか」
屋上には飛鳥ちゃんが黄昏ていました
レザージャケットを着てますけど、寒くないのかしら
「ああ、この恰好か。おしゃれは我慢って言うだろう?」
「……そうね」
私の考えがばれちゃったのかな、この子は意外と鋭いのかも
「高い所は良いね、セカイが一段上がったみたいで気持ちが良い」
景色が良いってこと? このプロダクションのビルはそんなに高くないけど
22 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:51:18.92 ID:AW9eqvnJ0
「飲むかい?」
飛鳥ちゃんが差し出してきたのは、ほかほかと湯気を立てる水筒
「こんな日はコーヒーが美味しいんだ。世知辛さと苦みはよく似てるし」
「じゃあ頂きます」
水筒を受け取り、口に含む
あ、これ美味しい……けど、飛鳥ちゃんブラック飲めたっけ
「あ、今ボクが飲めないとか思っただろう」
「うう……これ美味しいわね」
誤魔化すように笑顔を作った
23 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 20:59:21.89 ID:AW9eqvnJ0
「高い所から見下ろしていると、自分がちっぽけに感じるんだ」
飛鳥ちゃんは私の言葉を待たずに続ける
「なんて自分は小さい存在なんだってね。けれど、ボクはボク。変りも存在しない」
わかるようでわからないような……でも、今の私には聞く価値があるかも
「周りなんてどうでも良い。ボクはこのままボクでありたい」
まるで私の気持ちを代弁するような飛鳥ちゃんの言葉に、私の心は動いた
「ありがとう、飛鳥ちゃん」
抱きしめると、飛鳥ちゃんは顔を赤くして口をぱくぱくさせている
貴女の言葉で私の在り方がわかったような気がするわ
24 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 21:09:08.05 ID:AW9eqvnJ0
先日の飛鳥ちゃんの言葉で私の気持ちは決まった気がする
自分でも訳が分からないけど、力があるのなら良いことに使ったほうが良い気がする
そんなことを考えていると、事務所に向かう途中に聞いたサイレンの音を聞いた
目を凝らしてみると、建物から火が上っている
力が湧いてくる、困っている人を助けるための力が
迷っている暇があれば、勝手に動く体に任せてしまえばいい
災害支援アイドルとかも良いかも……
なんてくだらない事を思いながら、私は助けを待つ人へと急いだ
おしまい
25 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/07(水) 21:11:54.19 ID:AW9eqvnJ0
読んでくれた方に感謝を
今日はこれでおしまいです
続きはまた明日―
26 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/07(水) 21:14:07.84 ID:m0V9HYTz0
乙乙ー
27 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 06:42:50.89 ID:9+GHdhDBo
おつ
28 :
1です
[saga]:2018/02/08(木) 20:28:51.08 ID:NwCYZcgP0
こんばんは、それでは再開します
>>30
の楓さんどうぞ
29 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 20:29:34.06 ID:1TwsQ92/O
ファッションモデル
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 20:29:35.36 ID:oKZRvqT40
風俗嬢
無理なら保安官
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 20:30:33.04 ID:oKZRvqT40
投稿してなんですが、風俗嬢はエロに入るかもしれないので保安官優先でお願いします
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 20:34:24.91 ID:NwCYZcgP0
ちょっとストレートすぎちゃうので、保安官な楓さんで
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 20:40:10.70 ID:NwCYZcgP0
「いらっしゃい」
来客を知らせる鈴の音が聞こえた、ちらりと視線を送ると、胸に付けたバッジが目を引いた
なんだ、いつもの酔っぱらい保安官じゃねえか
「こんにちは、マスター。バーボンを頂けますか?」
「昼間っから好きだねぇ……」
安物のバーボンの瓶とグラスを差し出すと、そいつは鼻歌を歌いながらテーブルへと持っていく
おうおう、嬉しそうに飲んでやがる。保安官ってのは酒場で飲むのがお仕事なのかねぇ
こんなくそったれな町にはお似合いの保安官だよ、まったく
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 20:48:29.12 ID:NwCYZcgP0
この町には正義なんてもんは存在しないし、法律なんてもんもない
金と暴力。この二つが法律みたいなもんだ
金を持っている奴は相手を黙らせ、言う事を聞かせる
腕っぷしの強い奴は相手を叩きのめし、言う事を聞かせる
単純だからこそ、この二つの力に抵抗することはできない
「なにかつまむものはないですか?」
「干し肉くらいしかないな」
この保安官に期待なんてしちゃいけねぇ、いや、誰かに期待なんてできないんだ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:00:42.66 ID:NwCYZcgP0
二度目の来客を知らせる鈴の音が店に響く
なんだ、今度はは随分と大人数だな。十人は軽く超えている
「お、お前がここのマスターでs……マスターか?」
おいおい、とんだ大物が出てきやがった
「そうですよ、美穂の姉貴」
こいつは組織のbQ
「ちょっとお掃除が足りてないんじゃないですか?」
bRまでいやがる、いったい俺が何をしたって言うんだ
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:12:35.91 ID:NwCYZcgP0
「お、おい! 最近上納金がすくないd……すくないぞ」
P C Sのトップ、小日向美穂が恐ろしい表情で俺を睨む
「そんなこと言われましても……あれで精一杯なんです」
これ以上金をむしられたら生活できなくなっちまう
「どうしますか? 響子ちゃん」
島村卯月が五十嵐響子へと、にやにやしながら聞いた
五十嵐は、窓のサッシに指を這わせた後、その指にふぅっと息を吐いた
「ちょっと汚いので、『お掃除』しちゃいましょう!」
可愛い顔して、何て恐ろしいこと言いやがるんだ……
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:22:12.84 ID:NwCYZcgP0
「今度来るときまでに、よ、用意しておくんでs……だぞ!」
豪快に笑いながら、P C Sの連中を引き連れて帰ろうとした時だ
「おい見てみn……見てみろよ! 保安官様が昼から良い気分になってm……てるぜ!」
「これはP C Sの皆さん、気を付けて帰ってくださいね」
馬鹿にされているのに、保安官はひらひらと手を振ってやつらを見送った
「はぁ……どうすりゃいいんだ」
保安官をちらりと見てみるが……いや駄目だ、こいつは頼りにならない
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:28:53.60 ID:NwCYZcgP0
「ほら、もう店じまいだ。帰ってくれ」
「んん……様子をみましょうかね、洋酒だけに」
けらけらと笑う酔っぱらいのケツを蹴って、ご退店願った
はぁ、他に頼りになる奴なんていなし一体どうしたらいい……
「お父さん、どうしたでごぜーますか?」
娘の仁奈が心配そうな顔をして、店の奥から出てきた
「まだ起きていたのか? なんでもないから、そろそろ寝るんだ」
「はーい、おやすみなさい。……お父さんも早く寝なきゃいけねーですよ」
ああ、と答えながら仁奈の頭を撫でた
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:38:35.38 ID:NwCYZcgP0
あれからしばらく雨が続き、ようやく天気が回復した日のことだ
「いらっしゃ……ちょっと早すぎやしませんか?」
P C Sの奴らだ。全員腰に銃を着けてやがる
「早いか遅いかは俺がきめm……きめる! お、お前らやっちまえ!」
小日向が手で合図を送ると、一斉に下っ端たちが店を荒らし始めた
まずい。一人が店の奥に行けることに気付きやがった、あそこには仁奈がいるってのに
「姉貴、子供を見つけました」
俺の不安は的中してしまった。仁奈は乱暴に取り押さえられ、今にも泣きそうな顔をしている
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 21:48:36.53 ID:NwCYZcgP0
「頼む、俺ならどうなってもいい。仁奈だけは助けてくれ」
こいつは妻が残してくれた大事な愛娘なんだ、こいつは幸せにしてやらないといけないんだ
「このとおりだ、頼む」
頭を地面につけて、頼みこみ……が、こいつらにはそんなもの通用しなかった
小日向のブーツが俺の後頭部を踏み、靴底を使ってご丁寧にブラッシングしやがる
「お涙ちょうだいってか? そんなものは見飽きてるんでs……だ! あ、上は見ちゃ駄目ですよ?」
短いスカートを抑えながら、小日向が凶悪な声で言った
ああ、もうだめだ……すまないヘレン、君との約束は守れなかったよ
41 :
しまった、パパ呼びだった……
[saga]:2018/02/08(木) 21:58:12.52 ID:NwCYZcgP0
仁奈が連れていかれるのをただ見ているだけ……と思った時
一発の銃声が店に響く
「きゃあっ」
そして仁奈を抑えていたP C Sのやつが悲鳴を上げて倒れた
「パパー!」
「仁奈、無事だったか……」
一体誰が助けてくれたんだ? 店の中に目をやると、テーブルにいる奴が銃を構えていた
片手には酒が入ったグラス、そしてもう片方に銃を構えた女
「保安官、あんた……」
「しずかにお酒が飲みたいだけですよ、私は」
にやっと笑うと、目で狙わずに、手だけで狙いをつけてP C Sのやつらを片付けていく
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/08(木) 22:00:32.89 ID:oKZRvqT40
今は普段の時はお父さんで今は緊張で菓子を思い出して「パパ」と言ってしまったにしよう(提案)
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:04:26.51 ID:NwCYZcgP0
シリンダーを開け、薬莢を地面に落としてから弾丸を補充していく
それも酒を飲みながら、ゆっくりとだ
それもそのはず、もう残るのは幹部三人だけだからだ
「う、卯月ちゃんどうしよう」
「えっと、響子ちゃんお願いします」
「わ、私? ……が、頑張りますっ!」
何やら三人でひそひそとやっているようだが……
「さぁ……だれが私の相手をしてくれるんですか?」
カウボーイハットを銃口で押し上げ、保安官がにやりと笑った
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:12:57.09 ID:NwCYZcgP0
「わ、私が相手です!」
3の五十嵐が包丁を持って接近戦をしかける
「お料理(意味深)得意なんですっ」
可愛らしい声で意味深なことを言いながら、保安官に突撃し、その体に包丁が刺さ……らなかった
革のジャケットだけを上手く刺させて、包丁を絡めとった後は強烈な蹴りをお見舞いした
五十嵐がすっとび、壁にぶつかることでようやく止まったようだ
「きゅう……」
五十嵐は目を回している、これでしばらくは意識は回復しないだろう
残るは1と2、こいつらは厄介だが、もしかしたらこの保安官なら……
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:19:06.66 ID:NwCYZcgP0
「行くよ、卯月ちゃん!」
「はい、美穂ちゃん!」
二人の声が重なり、保安官の右と左に分かれた
これは左右からの挟撃か。いくら保安官が凄腕と言っても2人同時にはきついのではないか
「さぁ、私たちに泣いて謝っt……謝れ!」
「そうです、謝るのは誰だってできます」
保安官を中心に綺麗に右左から銃を構えた二人が、引き金に手をかける
「お酒はこぼすのだけは避けないと……」
保安官が何を思ったのか、酒の入ったグラスを空中に投げた
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:24:43.18 ID:NwCYZcgP0
二人が同時に引き金を引く前に
二丁の銃を構えた保安官のほうが早かった
「ばぁん♪」
二丁同時に放たれた弾丸が、二人の銃を同時に落とした
「おっと、お酒もちゃんとキャッチしないと……」
銃をしまい、落ちてくるグラスを無事にキャッチできたようだ
「逃げるなら今のうちですよ? 今度はチーズみたいに穴だらけになっても知りませんから」
椅子に座り、酒をグラスに注ぎながら言う保安官の目は笑ってはいなかった
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:31:39.99 ID:NwCYZcgP0
保安官の言葉を聞いて、P C Sのやつらが逃げ出していく
「んー……お仕事の後の一杯は格別ですね」
ぐいっとグラスを傾け、ご機嫌そうに息を吐いた
「すまない、助かった。今日は俺の奢りだ」
「あら、いいんですか? じゃあお言葉に甘えさせてもらいます」
仁奈も助けてくれた保安官を気に入ったようだ、膝の上に座りにこりとほほ笑んでいる
「おねーさん、ありがとうですよ」
「たまたまですよ、たまたま」
仁奈の頭を撫でる保安官の目は優しく、頬を赤く染めた表情はとても魅力的に見えた
おしまい
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2018/02/08(木) 22:32:10.12 ID:NwCYZcgP0
読んでくれた方に感謝を
今日はこれでおしまいです
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2018/02/08(木) 23:51:37.99 ID:wbK70tRN0
乙
悪役が悪役出来てなくてかわいい。
というかこれでガチャイベントしてくれたら4桁万円突っ込む自信あり。
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/09(金) 19:20:11.39 ID:jnPtC4TS0
前スレの
>>1000
は叶えられない?
泡姫はアウトすぎる?
51 :
1です
[saga]:2018/02/09(金) 20:31:59.84 ID:x304zUcB0
>>50
Rのほうなら書きたいと思いますが、こっちの板だと止めておきたいと思います
その単語でイメージが強く、誤魔化しがきかないないのでごめんなさい……
それでは再開します、では
>>54
の楓さんどうぞー
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/09(金) 20:32:20.63 ID:hG4gF4uPO
ギャンブラー
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2018/02/09(金) 20:32:56.22 ID:p11/mJ/co
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