モバP「少しの愚痴を好みのドリンクに添えて」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:06:40.92 ID:VUZXUvbn0

ガヤガヤ

ありす「お疲れ様でした。」

モブ「あー、お疲れありすちゃん。今日もかわいかったよー。」

ありす「ありすじゃなく...いいえなんでもありません。失礼します。」

最近、どの現場に行っても名前でからかわれることが増えました。

それだけ親しく思っていただけているのかもしれませんが、正直気分はよくないです。

重い気分を引きずりながら事務所まで一人で歩いて帰ります。

Pさんは心配してたけどもう子供じゃないんだから一人で帰ることぐらいできます。と言ったら複雑そうな顔をしていました。

...なんだか少しむしゃくしゃします。こういう時はいつものところに寄るに限ります。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1517159200
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:07:15.72 ID:VUZXUvbn0
その前にPさんに連絡をしなければ。

ありす「もしもしPさんですか?」

モバP(以下P表記)『んー、ありすか。どうした?迎えに行ってほしいとか?』

ありす「橘です。少しいつものところに寄って行くので事務所につくのが遅れます。」

P『そうかー、分かった。こっちからあいつにありすが行くことを伝えておくよ。まぁストレス発散は大事だもんなー。酒だけは飲むなよ?』

ありす「大丈夫です。ありがとうございます。6時までには帰ります。」

P『了解。じゃあまた後で。』ガチャ

そんなこんなで電話しているうちに目的地についてしまいました。
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:08:04.35 ID:VUZXUvbn0
【Bar p】

事務所の裏にあるバーでうちの事務所のアイドルがよく利用する雰囲気のいいお店です。

マスターのpさんもとってもいい人でいつも話を親身になって聞いてくれます。

ただし要予約制でPさん経由で伝えないとお店は開きません。

カランカラン

p「いらっしゃい。ああ、橘君。Pから話は聞いていますよ。今日はどうします?」

ありす「いつものでお願いします。」

p「特濃イチゴミルクブレンドだね。少し時間をいただくよ。」

この人がうわさのpさんです。口ひげを蓄えている以外はPさんにそっくりです。

聞いたところによるとPさんの親戚だそうで、よくPさんと飲みに行く仲だそうです。
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:08:36.05 ID:VUZXUvbn0
p「それで...?今日はどうしたんだい?仕事関係の悩みかい?」

ありす「そうなんですよ、じつは○○という番組のディレクターが...」

コポコポコポコポ...

p「ふむぅ..それは大変だったねぇ...橘君...」

ありす「わ゛だじの゛ごどわ゛がっでぐれ゛る゛の゛ばマ゛ズダーぐら゛い゛でずよぉ...」

p「こらこら、アイドルがしちゃあいけない顔してるよ。といってもここにはパパラッチも新聞記者も来ないから安心していいが...」

ありす「ふみゅうぅぅ...」

p「おかしいなぁ...イチゴミルクしか飲んでいないはずなんだが...」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:09:17.15 ID:VUZXUvbn0
ありす「はっ!?お恥ずかしいところを見せました!」

p「いいんだよ。このお店はアイドル達のストレスをため込まないようにするための場所なんだから。」


ありす「ありがとうございます。...ところで今何時ですか?」

p「5時50分ぐらいかな?」

ありす「いけない!戻らなきゃ...ありがとうございましたマスター。それでお代は...」

p「ん...いつも通りもうもらってるから大丈夫。」

ありす「ご迷惑をおかけします。」

p「いいっていいって。ほら、早くいかないとPに怒られるよ。」

ありす「そうでした。それでは失礼します。」

カランカラン...
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:09:43.98 ID:VUZXUvbn0
p(ふぅ...)

p「...もう行ったかな?」

ビリッ!

P「痛っつ...付け髭すると肌荒れるからなぁ...おっと、早く着替えて戻らなありすにばれる。」


きゃぴるるーん!めたもるふぉーぜ!make up!P!

説明しよう!メタモルフォーゼ make up Pとはプロデューサーなら誰しも使える早着替え術である。

朝早くからアイドルの子たちの送迎だけど前日に飲み会があっていつもより寝坊してしまった時!

お風呂から上がっていざ寝るぞ!という気持ちになったときに悪魔から電話がかかってきて事務所に戻って作業をしなくなければならなくなった時!

そんな時にプロデューサーたちはこの魔法を使うのだ!

P「今日も元気にプロデュース!PPヘッドでみんなをメロメロ!キュアプロデュース!」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:10:20.28 ID:VUZXUvbn0
P 「さて。ここをこうしてこうやって。」

バタン

ちひろ「あら、Pさんもう帰ってきたんですね。」

P「まあ直通の隠し扉ありますしねぇ。」

ちひろ「それでどうですかありすちゃんは。」

P「相当ため込んでましたね...まぁ子供のころからこういう世界にいるとやっぱり苦労は絶えないですよね。」

ちひろ「本人は隠してるつもりでもやっぱり心労はたまるんでしょうねぇ...」

P「まぁ今度遊園地にでも連れていきます。ありすもたまには遊びたいと思いますし。」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:11:00.37 ID:VUZXUvbn0
ガチャ

ちひろ「っと、噂をしたらありすちゃんじゃないですか?」

ありす「ただいま戻りました。」

P「ありすお疲れさん。」

ありす「橘です。今日も私は完璧でした。ほめてください。」フンス

P「ありすはさすがだなー。よく頑張った。」ナデナデ

ありす「撫でようとしないでください。私は大人なので撫でられて喜びません!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:11:27.22 ID:VUZXUvbn0
P「そうかー。来週のオフの日にありすと一緒に遊園地行こうと思ってたけど大人なありすは遊園地楽しめないかもしれないからやめにするか...」

ありす「それとこれとは話が別です。最近の遊園地は大人でも楽しめるようアトラクションも凝っていると聞きます。つまり大人でも楽しめるんです。」

ありす「よってPさんは来週のオフの日に私と遊園地に行く義務があります。」

ちひろ(なんでPさんにいきなり義務が発生しているのかわからないけどありすちゃんがかわいいことはわかった。)

P(同意ですよちひろさん。)

ちひろ(脳内に直接話しかけないでください。スタドリ買わせますよ?)

P(すいませんでした)

ありす「何二人して黙ってるんですか」

P「いや、ありすは可愛いなって。」

ありす「むぅ。ごまかされてる気がします。」

P「あはは。そんなことはないよ。さてそろそろ遅いし。送るよありす。」

ありす「ありがとうございます。それではちひろさん。さようなら。」

ちひろ「はいさようなら。」

√15おわおわり
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/29(月) 02:12:21.70 ID:VUZXUvbn0
このアイドルでやってくれとかあったらかきます。ではおやすみなさい。
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